JP3161919U - タモ網枠およびこれを用いたタモ網 - Google Patents

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【課題】簡単な構成でありながら、従来のタモ網と同様の掬い揚げ動作をするだけで、魚をタモ網枠にぶつけずに掬い上げ易くし、魚の取り逃がしを減少させることができるタモ網枠およびこれを用いたタモ網を提供する。【解決手段】本タモ網枠1は、魚類を掬うためのタモ網枠1であって、袋状の網地11を取り付ける枠体12の少なくとも先端側が前記網地11の上方側に曲げられている。また、本タモ網2は、タモ網枠1にタモ網用握り柄3を取り付けてなる。【選択図】図1

Description

本考案は、魚類を掬うためのタモ網枠およびこれを用いたタモ網に関するものである。
従来、魚釣りをする人は、魚を近くまで引き寄せた後、タモ網で掬い揚げるのが一般的である。特に、防波堤や磯場等では、足場から水面までの距離が相当離れているため、数メートルもある長い握り柄のタモ網が使用されている。しかし、タモ網は、片手に釣り竿を持ちながら、もう片方の手で操作しなければならないため、重くて操作しにくく、思うように魚を掬い揚げる動作ができないという問題がある。
また、水面近くまで引き寄せた魚は、水面に顔を出した際、つまりタモ網で掬い揚げる間際に激しく暴れて抵抗する。このとき従来のタモ網を使って防波堤等の高い位置から魚を掬おうとした場合、図5に示すように、魚を寄せる方向に対してタモ網枠の傾斜が急角度になってしまう。このため、魚が暴れた際にタモ網枠の先端にぶつかり易く、その衝撃で針が外れたり、糸が切れることが多い。しかもタモ網枠の先端にぶつかった魚は網地の内側ではなく、外側に逃げやすい状況であるため、取り逃がしてしまう。
以上のような課題に対し、魚をより確実に掬い揚げるためのタモ網が提案されている。例えば、実開平6−86462号公報に記載のくび振り玉網は、玉網と竿との接合部に簡単なヒンジを設け、竿の端部に設けたボタンを押したとき、バネの力で首を振るようになっている(特許文献1)。
実開平6−86462号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の玉網は、首振り機構が複雑であり、複数の細かい部品によって構成されている。このため、組み立てに手間がかかる上、故障しやすく、総重量やコストも増大してしまうという実用上、根本的な欠陥がある。
また、上記特許文献1に記載の玉網を使用する場合、片手に釣り竿を持ちつつ、もう片方の手で玉網を持ちながらボタンを操作する必要がある。このため、タイミングよく首振りさせるには、相当の熟練を要する上、タイミングを誤ると、却ってタモ網枠が魚に衝突してしまい、針が外れたり、糸が切れて取り逃がしてしまうおそれもある。
本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであって、簡単な構成でありながら、従来のタモ網と同様の掬い揚げ動作をするだけで、魚をタモ網枠にぶつけずに掬い上げ易くし、魚の取り逃がしを減少させることができるタモ網枠およびこれを用いたタモ網を提供することを目的としている。
本考案に係るタモ網枠は、魚類を掬うためのタモ網枠であって、袋状の網地を取り付ける枠体の少なくとも先端側が前記網地の上方側に曲げられている。
また、本考案の一態様として、前記枠体は、側面視で略直線状に形成された基端側に対し、先端側が前記網地の上方側に湾曲状に形成されていてもよい。
さらに、本考案の一態様として、前記枠体の先端側の曲げられた部分は、前記枠体の基端側に対して10°〜30°の角度で曲げられているのが好ましい。
また、本考案に係るタモ網は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のタモ網枠にタモ網用握り柄を取り付けてなるものである。
本考案によれば、簡単な構成でありながら、従来のタモ網と同様の掬い揚げ動作をするだけで、魚をタモ網枠にぶつけずに掬い上げ易くし、魚の取り逃がしを減少させることができる。
本考案に係るタモ網枠およびタモ網の一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態のタモ網枠を示す側面図である。 本考案に係るタモ網枠の他の実施形態を示す斜視図である。 本実施形態のタモ網枠を用いたタモ網で魚を掬う様子を示す側面図である。 従来のタモ網で魚を掬う様子を示す側面図である。
以下、本考案に係るタモ網枠1およびこれを用いたタモ網2の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案において、タモ網枠1は、網地11を取り付けてある状態および網地11を取り付けていない状態の双方を含む概念である。つまり、取引上、網地11を取り付けずに製造販売する場合と網地11を取り付けて製造販売する場合があるため、本考案ではいずれの場合も含む概念である。また、タモ網2は、タモ網枠1とタモ網用握り柄3とが着脱自在のもの、および一体化されているものの双方を含む概念である。
図1および図2に示すように、本実施形態のタモ網枠1は、魚類を掬うためのものであり、主として、袋状の網地11を取り付ける枠体12と、タモ網用握り柄3に接続される接続部13とから構成されている。以下、各構成部について詳細に説明する。
枠体12は、魚類を捕獲するための網地11を取り付けるためのものである。本実施形態において、枠体12は、チタンやステンレス、アルミニウム、鉄、プラスチック、木材等の軽量で適度な強度を備えた材料によって略円環状に形成されている。また、必要に応じて防錆処理や劣化防止用のコーティングがされている。なお、枠体12の材質は例示されたものに限定されるものではなく、適宜変更使用することができる。また、図2に示すように、枠体12の基端側は、側面視で略直線状に形成されている一方、枠体12の先端側は、網地11の上方側に曲げられている。
本実施形態の枠体12において、先端側の曲げられる位置は、図2に示すように、枠体12の前後ほぼ中央位置を境界として曲げられているが、少なくとも先端側が曲げられていれば、これに限定されるものではない。本考案の効果が得られるのであれば、例えば、枠体12の先端から3分の1の部分のみを曲げる構成にしてもよいし、あるいは枠体12の前後中央位置よりも基端側から先端に向けて徐々に曲げられる構成としてもよい。
また、枠体12の先端側が曲げられる状態は、本考案の効果を奏する範囲で特に限定されるものではないが、極端に折り曲げられると枠体12の材質によっては応力集中により強度が低下するため留意が必要である。このような観点から本実施形態では、枠体12の先端側が緩やかに湾曲状に形成されている。なお、このような構成に限らず、例えば折り曲げ角度を小さくして複数回に折り曲げた形状にしてもよい。また、図3に示すように、枠体12の略中央部に一対のヒンジ14を設け、基端側に対して先端側を所定の角度で固定可能に構成してもよい。
なお、本実施形態において、枠体12の先端側の曲げられた部分は、基端側に対して90°以内の角度で曲げられていればよい。ただし、図2に示すように、略直線状の基端側に対して10°〜30°の角度で曲げられることがより好ましい。この範囲であれば本考案の作用効果が得られやすく、かつ、曲げ加工も容易であり、破断のおそれを小さくできるからである。
接続部13は、タモ網枠1にタモ網用握り柄3を接続するためのものである。本実施形態において、接続部13には、図示しない雄ネジが形成されており、タモ網用握り柄3の先端にある図示しない雌ネジに螺合されるようになっている。なお、本実施形態では、接続部13にタモ網用握り柄3を直接接続しているが、この構成に限定されるものではなく、図示しないジョイント部材を介して接続するようにしてもよい。
つぎに、以上の構成を備えた本実施形態のタモ網枠1およびタモ網2による作用について、図4を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、枠体12に袋状の網地11が取り付けられており、かつ、伸縮自在のタモ網用握り柄3が接続部13に接続されてなるタモ網2を使用する場合について説明する。
本実施形態のタモ網枠1を備えたタモ網2によって、防波堤や磯場等の高い位置から魚を掬い揚げる場合、釣り人は、タモ網用握り柄3を伸長し、タモ網枠1を水面に投入する。このとき、枠体12の基端側が、従来のタモ網枠と同様、略直線状に形成されているため、投入位置の狙いがつけやすく、タモ網枠1をスムーズに魚の近傍に配置する。
つづいて、釣り人は、釣り竿で魚を枠体12の近傍まで手繰り寄せた後、タモ網用握り柄3を持ち上げて掬い揚げる。このとき、図4に示すように、枠体12の先端側が直線状から湾曲されているので、水面に入れると同時に魚体の下側を囲みやすく、また、魚体をタモ網2に手繰り寄せても枠体12の先端にぶつかりにくい。
また、従来のタモ網枠と比較しても枠体12の先端側が、魚体の下側を広範囲に包囲しているため、仮に魚が暴れて枠体12に衝突しても、タモ網2の内方へ逃げ込む確率が高い。さらに、図4に示すように、従来のタモ網枠と比較して、枠体12の先端が魚体に近くなるため、最小限の掬い揚げ動作で魚を捕捉し、スムーズにタモ網2内へ取り込むことができる。
また、本実施形態では、枠体12の先端側が湾曲されているため、曲げ加工による強度の低下が抑制されている。特に、枠体12が中空材料の場合、過度に折り曲げると、当該箇所に負荷が集中し破断するおそれがある。このため、緩やかに湾曲された先端側が、枠体12にかかる負荷を分散し、破断するのを防止する。
以上のような本実施形態のタモ網枠1およびタモ網2によれば、以下のような効果を奏する。
1.簡単な構成でありながら、魚をスムーズかつ容易に掬い揚げることができる。
2.熟練を要せず、従来のタモ網と同様の掬い揚げ動作をするだけで、魚の取り逃がしを減少させることができる。
3.重量やコストの増大を抑制しつつ、魚の捕獲率を向上することができる。
4.強度の低下を最小限に抑えて、枠体12の破損を防止することができる。
なお、本考案に係るタモ網枠1およびタモ網2は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、上述した実施形態では、枠体12が平面視で略円環状に形成されているが、この構成に限定されるものではなく、タモ網2に適した形状であればどのような形状であってもよい。
また、上述した実施形態では、タモ網枠1に対してタモ網用握り柄3が着脱自在に構成されているが、この構成に限定されるものではなく、タモ網枠1とタモ網用握り柄3とが一体的に固定されていてもよい。
1 タモ網枠
2 タモ網
3 タモ網用握り柄
11 網地
12 枠体
13 接続部
14 ヒンジ

Claims (4)

  1. 魚類を掬うためのタモ網枠であって、袋状の網地を取り付ける枠体の少なくとも先端側が前記網地の上方側に曲げられているタモ網枠。
  2. 前記枠体は、側面視で略直線状に形成された基端側に対し、先端側が前記網地の上方側に湾曲状に形成されている請求項1に記載のタモ網枠。
  3. 前記枠体の先端側の曲げられた部分は、前記枠体の基端側に対して10°〜30°の角度で曲げられている請求項1または請求項2に記載のタモ網枠。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のタモ網枠にタモ網用握り柄を取り付けてなるタモ網。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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