JP3161814U - 口角保護貼付体 - Google Patents
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Abstract
【課題】歯科治療や日常生活の際に、口角の保護が十分に行なえ、十分に開口ができ、剥がれにくく、邪魔になりにくく、使用しやすい口角保護貼付体を提供する。【解決手段】口角保護貼付体1は、基材3と粘着剤層5からなる。基材3は、口角7の上に沿った横U字状の形状を有し、開口に伴い口角7へ働く引っ張り力に耐えられる強度を有し、シート状をなす。基材3は、全方向に30〜150%の形態復元性のある伸張性を有する。基材3は、左右別になっており、前記横U字状の形状は、全体が丸みを帯びた帯状に形成されている。基材3の色調は肌色である。この基材3の裏面には粘着剤層5が設けられる。【選択図】図1
Description
この考案は、口角の保護を行なうための口角保護貼付体に関し、特に、歯科治療の際などに口角を保護して肉体的、精神的な苦痛を少なくする口角保護貼付体に関にする。
近年、歯科治療はより緻密になり、臼歯部などに精密な治療を行うため、長い時間、大開口を患者に強いる機会が多くなっている。その際に図5(A)(B)に示すように、切削の角度によっては切削器具などが口角に強く食い込んだり、切削治療において頬粘膜などを傷つけぬようにデンタルミラーなどで口角を強く引っ張ってしまったりするケースが多々生じている。さらに、根管治療の際に、歯科医師の手指が、口角を過剰に広げてしまうケースもある。また、治療時に術者が目視確認のためデンタルミラーや手で口角を引っ張るケースもある(図5(A)参照)。
それらのことにより、患者の口角が損傷され、出血や鋭い痛みが生じることが多々ある。
それらのことにより、患者の口角が損傷され、出血や鋭い痛みが生じることが多々ある。
また、それらの損傷は治癒に長い場合は数週間に及び、その間患者は肉体的・精神的に大変な苦痛を覚える事になる。また、治癒する前は疼痛のため歯科治療を受けることもできない状況になり、診療計画に支障が生じたり、またそうなるのではないかと次の歯科治療に対する患者の心理的恐怖を惹起させてしまう場合もある。
以上のように、口角に特に異常を有しない患者の場合でも、問題が生じうるが、口角に皮膚疾患などの異常を有する患者の場合には、問題はより深刻である。例えば、鉄欠乏性貧血(プルマービンソン症候群、図6参照)・悪性貧血・口角びらん症などの疾病由来の口角炎が生じている場合は、疼痛のため開口することが困難となる。そのような場合、大開口が必要となる歯科治療を施すこと自体が困難となる。
よって、歯科医師が口角の損傷を恐れて、口角に付加をかけないように治療を行おうとすると、処置部の十分な目視や治療器具を処置部に的確にあてがう事ができず、その結果的確な歯科処置ができなかったり、頬粘膜などを切削器具により損傷させてしまうなどの事故が生じてしまう可能性がある。
通常、こういった場合の対処法としては、口角に表面麻酔剤を塗布したり、クリームを塗るなどの対応がよく見受けられるが、十分ではなく、一時的な疼痛の緩和に過ぎない。
以上の歯科治療の際の問題に限らず、口角に炎症を生じていると、日常生活においても発語や食事などによる開口時に疼痛を生じさせ、炎症や口角の裂開の治癒が遅れ肉体的,精神的な苦痛をもたらす。
以上の歯科治療の際の問題に限らず、口角に炎症を生じていると、日常生活においても発語や食事などによる開口時に疼痛を生じさせ、炎症や口角の裂開の治癒が遅れ肉体的,精神的な苦痛をもたらす。
対処法としては、口角に絆創膏を貼付するなどの対応がよく見受けられるが、これらは単に傷口の保護としての意味合いが強い。また、絆創膏は、開口に伴い口角へ働く力を制限する機能もあるが、直線的な形状を有するために、一方向のみの制限になってしまうため、かえって十分に開口ができず、剥がれやすい。剥がれると、審美的にも良くない。
なお、特許文献1には、歯科医療などの際に、唇および頬を拡張するための拡張器が提案される。この拡張器は、大小2つの円形の引張りフレームを同心に配し、これらの引張りフレームの間をフィルムで接続した構造を備える。小さい円形の引張りフレームの内側に、口腔が目視される。
以上のように、表面麻酔剤などを塗布することは一時的な疼痛の緩和に過ぎず、口角の保護そのものはできない。また、口角に絆創膏を貼付することは、開口に伴い口角へ働く力を、一方向のみ制限することになってしまうため、十分に開口ができず、剥がれやすく審美的にも良くない。また、上記特許文献1は、歯科治療においては、引張りフレームそのものが邪魔になりやすく、日常生活においては、使用しがたい。
この考案は、以上の問題点を解決するために、口角の保護が十分に行なえ、十分に開口ができ、剥がれにくく、歯科治療において邪魔になりにくく、日常生活においても、使用しやすい口角保護貼付体を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一考案は、口角の上に沿った横U字状の形状を有し、開口に伴い口角へ働く引っ張り力に耐えられる強度を有するシート状の基材と、この基材の裏面に設けられた粘着剤層と、を備えたことを特徴とする口角保護貼付体である。
第二考案は、さらに、前記基材は、全方向に30〜150%の形態復元性のある伸張性を有することを特徴とする口角保護貼付体である。
第三考案は、さらに、前記基材は、左右別になっており、前記横U字状の形状は、全体が丸みを帯びた帯状に形成されていることを特徴とする口角保護貼付体である。
第四考案は、さらに、前記基材は、色調が肌色または透明になっており、上下対称で左右共用となっていることを特徴とする口角保護貼付体である。
第二考案は、さらに、前記基材は、全方向に30〜150%の形態復元性のある伸張性を有することを特徴とする口角保護貼付体である。
第三考案は、さらに、前記基材は、左右別になっており、前記横U字状の形状は、全体が丸みを帯びた帯状に形成されていることを特徴とする口角保護貼付体である。
第四考案は、さらに、前記基材は、色調が肌色または透明になっており、上下対称で左右共用となっていることを特徴とする口角保護貼付体である。
第一、第二、第三、または第四考案によれば、口角保護貼付体が口角の上に沿って貼付けられる横U字状の形状を有することから、口角の保護そのものが行なわれる。
すなわち、開口に伴い、口角は大きく変形する。この変形により、口角へは引っ張り力が働く。この引っ張り力は、開口した口角の形、すなわち横U字状の形に沿って働く。そして、変形が口角の皮膚組織の限度を超えるときに、皮膚組織が損傷され、出血や痛みが生じる。
すなわち、開口に伴い、口角は大きく変形する。この変形により、口角へは引っ張り力が働く。この引っ張り力は、開口した口角の形、すなわち横U字状の形に沿って働く。そして、変形が口角の皮膚組織の限度を超えるときに、皮膚組織が損傷され、出血や痛みが生じる。
ところが、この考案の口角保護貼付体は、口角の横U字状の形に沿って貼付け得る形状を有するので、引っ張り力に耐えて制限することで、皮膚組織の変形限度を超えることを防止できる。よって、口角の保護そのものが行なわれる。
また、引っ張り力の制限は、U字状の全域において行なわれ、各点のU字の接線方向の引っ張り力に対して行なわれる。よって、誤った方向への制限にはならないので、十分に開口ができる。また、剥がれ難い。剥がれにくいので審美的にも良い。
また、従来の引張りフレームのように固いものを用いないので邪魔になりにくい。このため、さらに、日常生活においても、使用しやすい。
また、引っ張り力の制限は、U字状の全域において行なわれ、各点のU字の接線方向の引っ張り力に対して行なわれる。よって、誤った方向への制限にはならないので、十分に開口ができる。また、剥がれ難い。剥がれにくいので審美的にも良い。
また、従来の引張りフレームのように固いものを用いないので邪魔になりにくい。このため、さらに、日常生活においても、使用しやすい。
第二、第三、または第四考案によれば、さらに、口角保護貼付体が全方向に30〜150%の形態復元性のある伸張性を有することから、その患者が耐えられる口角の皮膚組織の変形限度に応じた伸縮性を選ぶことにより、口角の適切な保護が行なわれる。
第三、または第四考案によれば、さらに、口角保護貼付体が左右別になっていることから、上下の唇に適する形状を採用できる。また、横U字状の形状は全体が丸みを帯びた帯状に形成されていることから、角張った形状を排し、剥がれにくい。
第四考案によれば、さらに、色調が肌色または透明になっていることから、日常生活において使用しやすい。また、上下対称で左右共用となっていることから、経済的である。
第三、または第四考案によれば、さらに、口角保護貼付体が左右別になっていることから、上下の唇に適する形状を採用できる。また、横U字状の形状は全体が丸みを帯びた帯状に形成されていることから、角張った形状を排し、剥がれにくい。
第四考案によれば、さらに、色調が肌色または透明になっていることから、日常生活において使用しやすい。また、上下対称で左右共用となっていることから、経済的である。
この考案の一実施形態を、図1及び図2に示す。この口角保護貼付体1は歯科治療用である。
(全体概略)
口角保護貼付体1は、基材3と粘着剤層5からなる。基材3は、口角7の上に沿った横U字状の形状を有し、開口に伴い口角7へ働く引っ張り力に耐えられる強度を有し、シート状をなす。基材3は、全方向に90%の形態復元性のある伸張性を有する。基材3は、左右別になっており、横U字状の形状は、全体が丸みを帯びた帯状に形成されている。基材3の色調は肌色である。この基材3の裏面には粘着剤層5が設けられる。
(全体概略)
口角保護貼付体1は、基材3と粘着剤層5からなる。基材3は、口角7の上に沿った横U字状の形状を有し、開口に伴い口角7へ働く引っ張り力に耐えられる強度を有し、シート状をなす。基材3は、全方向に90%の形態復元性のある伸張性を有する。基材3は、左右別になっており、横U字状の形状は、全体が丸みを帯びた帯状に形成されている。基材3の色調は肌色である。この基材3の裏面には粘着剤層5が設けられる。
(基材3など)
図1(A)の右側に示すように、口角保護貼付体1の横U字状の形状は、最大外形が、約横51mm×縦55mmである。横U字状の上下の形状は、上下の唇9に適する形状とするために、上側の帯状の幅は20mm、下側の帯状の幅は25mmである。横U字状の内周を構成する小さな横U字状の左右の長さは25mmであり、よって、この小さな横U字状の右端すなわちU字の谷11は、口角保護貼付体1のほぼ中央に位置する。この小さな横U字状の左端の開きは17mmである。
もっとも、これらの寸法は、患者の体型に合わせて適宜設定される。
図1(A)の右側に示すように、口角保護貼付体1の横U字状の形状は、最大外形が、約横51mm×縦55mmである。横U字状の上下の形状は、上下の唇9に適する形状とするために、上側の帯状の幅は20mm、下側の帯状の幅は25mmである。横U字状の内周を構成する小さな横U字状の左右の長さは25mmであり、よって、この小さな横U字状の右端すなわちU字の谷11は、口角保護貼付体1のほぼ中央に位置する。この小さな横U字状の左端の開きは17mmである。
もっとも、これらの寸法は、患者の体型に合わせて適宜設定される。
基材3には、塩化ビニルフィルム、ポリウレタンフィルム,ポリ塩化ビニルフィルム,ポリアミドフィルム,ポリ塩化ビニリデンフィルム,またはエチレンビニルアセテートフィルムなどのフィルム類の単独またはそれらの積層シートが好適に使用できる。
口角保護貼付体1は、貼付箇所の皮膚呼吸を妨げないように、貫通した通気孔13が、ほぼ均一に且つ全面にわたって多数設けられている。これら通気孔13は、患部の皮膚呼吸を妨げず、且つ口角保護貼付体1の強度に問題がない程度に設けられており、その大きさと個数は任意である。口角保護貼付体1自体も適度の透湿性を有し、これによっても貼着部のむれを防止することができる。
(粘着剤層5)
基材3の皮膚接着面には、粘着剤が塗布され粘着剤層5を構成している。その粘着剤層5の表面には剥離シート15が貼着されている。この粘着剤は、天然ゴム系,合成ゴム系,アクリル系,シリコーン系のものなどが好適に使用できる。また、アクリル系の粘着剤を使用すると皮膚に対する刺激が少なくて好ましい。
基材3の皮膚接着面には、粘着剤が塗布され粘着剤層5を構成している。その粘着剤層5の表面には剥離シート15が貼着されている。この粘着剤は、天然ゴム系,合成ゴム系,アクリル系,シリコーン系のものなどが好適に使用できる。また、アクリル系の粘着剤を使用すると皮膚に対する刺激が少なくて好ましい。
(使用法)
使用時には、口角保護貼付体1は、剥離シート15が剥がされ、口角7を中心とした口唇を含む周囲の皮膚に貼付される。
使用時には、口角保護貼付体1は、剥離シート15が剥がされ、口角7を中心とした口唇を含む周囲の皮膚に貼付される。
(実施形態の作用効果)
(A)以上の実施形態によれば、口角保護貼付体1が口角7の上に沿って貼付けられる横U字状の形状を有することから、口角7の保護そのものが行なわれる。
すなわち、図1(B)、図2に示すように、開口に伴い、口角7は大きく変形する。この変形により、口角7へは引っ張り力が働く。この引っ張り力は、開口した口角7の形、すなわち横U字状の形に沿って働く。つまり、図1(B)の引っ張り力の分布に示すように、各点の引っ張り力を表すベクトル(図中の矢印)は、開口した口角7の形である横U字状の形に沿って、順に列ぶ。また、列んだベクトルは、口角7の中心である横U字の谷11に、近いほど大きい。
(A)以上の実施形態によれば、口角保護貼付体1が口角7の上に沿って貼付けられる横U字状の形状を有することから、口角7の保護そのものが行なわれる。
すなわち、図1(B)、図2に示すように、開口に伴い、口角7は大きく変形する。この変形により、口角7へは引っ張り力が働く。この引っ張り力は、開口した口角7の形、すなわち横U字状の形に沿って働く。つまり、図1(B)の引っ張り力の分布に示すように、各点の引っ張り力を表すベクトル(図中の矢印)は、開口した口角7の形である横U字状の形に沿って、順に列ぶ。また、列んだベクトルは、口角7の中心である横U字の谷11に、近いほど大きい。
そして、変形すなわち引っ張り力が、口角7の皮膚組織の限度を超えるときに、皮膚組織が損傷され、出血や痛みが生じる。
ところが、この考案の口角保護貼付体1は、口角7の横U字状の形に沿って貼付け得る形状を有するので、引っ張り力に耐えて制限することで、皮膚組織の変形限度を超えることを防止できる。よって、口角7の保護そのものが行なわれる。
ところが、この考案の口角保護貼付体1は、口角7の横U字状の形に沿って貼付け得る形状を有するので、引っ張り力に耐えて制限することで、皮膚組織の変形限度を超えることを防止できる。よって、口角7の保護そのものが行なわれる。
(B)換言すると、口角保護貼付体1を治療しようとする歯牙側の口唇周囲の皮膚に貼付することにより、貼付箇所周辺の皮膚張力が向上し、口角7に引裂力が集中することを防ぎ、口角部を保護する。
つまり、口角保護貼付体1を口角周囲の皮膚に貼付することにより、口角7に集中する応力を分散させこれにより、口角7の裂傷などの損傷を防ぐことができる。既に口角炎を生じている場合は炎症部の保護効果並びに開口時における疼痛を軽減させることができる。
つまり、口角保護貼付体1を口角周囲の皮膚に貼付することにより、口角7に集中する応力を分散させこれにより、口角7の裂傷などの損傷を防ぐことができる。既に口角炎を生じている場合は炎症部の保護効果並びに開口時における疼痛を軽減させることができる。
そして、口角保護貼付体1を用いた口角部の保護は、上記のとおり簡単に行うことができるため、時間的にも歯科診療治療の妨げとならず、疼痛による診療の中断や受診抑制が激減するという大きな効果を奏する。また、患者の肉体的,精神的,且つ経済的負担が非常に少なくて済むという大きな効果を奏する。
実際に、発明者の経営する歯科医院にて歯科治療時において、約100名の患者に本発明品を使用したところ効果は絶大であり、今まで治療の度に口角炎を生じていた患者も全く口角炎が生じなくなった。同様に、口角炎を有する患者に使用した場合100%が疼痛が激減したとの感想を得た。
(C)さらに、口角保護貼付体1を用いた口角部の保護は、上記のとおり簡単に行うことができるため、患者自身が自分で装着することができ、口角部の疼痛のため発語や食事が制限されにくいという大きな効果を奏する。
(D)また、引っ張り力の制限は、U字状の全域において行なわれ、各点のU字の接線方向の引っ張り力に対して行なわれる(図1(B)参照)。よって、誤った方向への制限にはならないので、十分に開口ができる。また、剥がれ難い。剥がれにくいので審美的にも良い。
(D)また、引っ張り力の制限は、U字状の全域において行なわれ、各点のU字の接線方向の引っ張り力に対して行なわれる(図1(B)参照)。よって、誤った方向への制限にはならないので、十分に開口ができる。また、剥がれ難い。剥がれにくいので審美的にも良い。
(E)また、従来の引張りフレームのように固いものを用いないので邪魔になりにくい。このため、さらに、日常生活においても、使用しやすい。
(F)さらに、口角保護貼付体1が全方向に30〜150%の形態復元性のある伸張性を有することから、その患者が耐えられる口角7の皮膚組織の変形限度に応じた伸縮性を選ぶことにより、口角7の適切な保護が行なわれる。例えば、口角炎を有する患者に対しては、低い%の形態復元性のある伸張性を有するものを使用することで、無理のない適切な歯科治療が行える。
(F)さらに、口角保護貼付体1が全方向に30〜150%の形態復元性のある伸張性を有することから、その患者が耐えられる口角7の皮膚組織の変形限度に応じた伸縮性を選ぶことにより、口角7の適切な保護が行なわれる。例えば、口角炎を有する患者に対しては、低い%の形態復元性のある伸張性を有するものを使用することで、無理のない適切な歯科治療が行える。
(G)さらに、口角保護貼付体1が左右別になっていることから、上下の唇9に適する形状を採用できる。また、横U字状の形状は全体が丸みを帯びた帯状に形成されていることから、角の形状を排し、剥がれにくい。
(H)さらに、色調が肌色または透明になっていることから、日常生活において使用しやすい。すなわち、口角保護貼付体1は外観上目立ちにくいため審美上の制限が少なく、終日装着可能という大きな効果を奏する。
(H)さらに、色調が肌色または透明になっていることから、日常生活において使用しやすい。すなわち、口角保護貼付体1は外観上目立ちにくいため審美上の制限が少なく、終日装着可能という大きな効果を奏する。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、基材3自体の透湿性と通気孔13を併せて有するのもであったが、他の実施形態では、基材3自体に透湿性を持たせた場合は、通気孔13は必ずしも必要とはしない。
以上の実施形態では、基材3自体の透湿性と通気孔13を併せて有するのもであったが、他の実施形態では、基材3自体に透湿性を持たせた場合は、通気孔13は必ずしも必要とはしない。
また、以上の実施形態では、口角保護貼付体1の最大外形は、約横51mm×縦55mmと大きくし唇9のおおくの部分を覆うものとしたが、他の実施形態では、唇9のほとんどの部分を覆わない小さなものとすることもできる。日常用の口角保護貼付体1の場合などである。
この日常用のものを図3に示す。すなわち、口角保護貼付体1の外形は、使用者の体型に合わせて適宜設定され、大・中・小の3つのサイズがある。このうち大は約40mm×30mm、中は約35mm×25mm、小は約30mm×20mmである。
さらに、以上の実施形態では、口角保護貼付体1が左右別になっていて、しかも、上下の唇9に適する形状を採用するために、横U字状は上下非対称であった。しかし、他の実施形態では、図3に示すように、横U字状の形状を上下対称にすることができる。よって図のように、上下の帯状の幅は同じである。そして、大は約15mm、中は約13mm、小は約10mmである。上下対称であることから、左右共用となり、製造以上も、使用の上でも経済的である。
さらに、以上の実施形態では、口角保護貼付体1が左右別になっていて、しかも、上下の唇9に適する形状を採用するために、横U字状は上下非対称であった。しかし、他の実施形態では、図3に示すように、横U字状の形状を上下対称にすることができる。よって図のように、上下の帯状の幅は同じである。そして、大は約15mm、中は約13mm、小は約10mmである。上下対称であることから、左右共用となり、製造以上も、使用の上でも経済的である。
このように日常生活において使用すれば、口角7の損傷や炎症により生じる発語や食事時などの開口時の疼痛を、開口による口角部への応力を口唇周囲の皮膚に分散させることにより、開口を過剰に制限する事無く緩和させ、炎症や口角7の裂開の治癒を遅延させず、装用感、審美性を極力損なわないことができる。
1…口角保護貼付体、3…基材、5…粘着剤層、7…口角、9…唇、11…谷、13…通気孔、15…剥離シート。
Claims (4)
- 口角の上に沿った横U字状の形状を有し、開口に伴い口角へ働く引っ張り力に耐えられる強度を有するシート状の基材と、この基材の裏面に設けられた粘着剤層と、を備えたことを特徴とする口角保護貼付体。
- 前記基材は、全方向に30〜150%の形態復元性のある伸張性を有することを特徴とする請求湖1に記載の口角保護貼付体。
- 前記基材は、左右別になっており、前記横U字状の形状は、全体が丸みを帯びた帯状に形成されていることを特徴とする請求湖1に記載の口角保護貼付体。
- 前記基材は、色調が肌色または透明になっており、上下対称で左右共用となっていることを特徴とする請求湖1に記載の口角保護貼付体。
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