JP3160797U - パックマスク包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】男女2人で利用されることが多いレジャーホテルやレジャー旅館等の施設において、お土産程度の意味しかなかったものを男女共に有効利用し、潤った実感と同時に顔肌をお手入れしたという充実感が得られるようにし、しかも、同伴型の宿泊施設の経営者をして他の同様の宿泊施設との区別が大いに主張できるようにしたパックマスク包装体を提供する。【解決手段】パックマスク包装体1は、保湿成分などパック用成分2を付着させた顔面マスク3の複数個を一つの袋4に同封してなることを特徴とし、一つの袋4から複数個(少なくとも2個)の顔面マスクが出てくれば、男性の使用をも促すことのできるほか、互いに相手の顔面にパックがし合えて、より緊密さや互いの気持ちを高揚させる機能もある。【選択図】図2
Description
本考案は、特に、同伴型の宿泊施設(レジャーホテル・レジャー旅館等)にて好適に使用できるパックマスク包装体に関するものである。
顔肌が乾燥していると、メイクのりが悪くなる傾向にある。乾燥肌の角質が厚くなっているためで、せっかくセラミド入り美容液をつけても充分に浸透してくれないことから、パックが必要になる。パックは潤った実感はもちろんあると同時に、メンタル面でも顔肌をお手入れした充実感が得られるアイテムである。パックにはパック用成分を直に顔面に塗布するタイプと、パック用成分を付着させた顔面マスクを使用するタイプとがあり、後者の方が使用上便利である。すなわち、パック用成分を付着させた顔面マスクは、これを折り畳んで個々に封緘している(特開2009−096470号公報)ため、袋を開口して折り畳まれている顔面マスクを取り出して展開し、顔面に乗せるだけで使用できるからである。この袋に封緘したパックマスクは、レジャーホテルやレジャー旅館等の同伴型の宿泊施設には、洗面用具などとともにアメニティグッズの一つとして備えられている。
特開2009−096470号公報
しかしながら、パック用成分を付着させた顔面マスクを個々に封緘したものは、男女2人で利用されることが多い同伴型の宿泊施設では、女性のみが使用し、男性は使用しない(使用する人もいる)ことが多いから、たとえ、アメニティグッズの一つとして個々に封緘したものを2袋を備えておいたとしても男女共に使用されず、女性のみが使用し、残った一つはせいぜい女性の「お土産」程度の意味しかないと言えた。
本考案は、上記の点に鑑み案出したもので、その目的とするところは、男女2人で利用されることが多いレジャーホテルやレジャー旅館等の施設において、お土産程度の意味しかなかったものを男女共に有効利用し、潤った実感と同時に顔肌をお手入れしたという充実感が得られるようにし、しかも、同伴型の宿泊施設の経営者をして他の同様の宿泊施設との区別できるようにしたパックマスク包装体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案に係るパックマスク包装体は、保湿成分などパック用成分を付着させた顔面マスクの複数個を一つの袋に同封してなることを特徴とし、袋を破いて開口すると、複数個の顔面マスクが同時に出てくるように構成した。
また、請求項2に記載のパックマスク包装体は、前記複数個の顔面マスクが、大きさを等しくするか、異ならせた2個であることを特徴とし、レジャーホテルやレジャー旅館等の施設では、利用者が1人や3人以上よりも男女2人で利用されることの方が多いであろうことからそれを満足するように構成した。
さらに、請求項3に記載のパックマスク包装体は、前記複数個の顔面マスクが、異なる形状又は色彩であることを特徴とし、大きさも含めた形状や色彩に変化を持たせて男女で使い分けできるように構成した。
本考案によれば、袋を破いて開口すると、一つの袋に同封されている複数個の顔面マスクが出てくることから男女2人が利用しているレジャーホテルでは男女が共に使用することができる。パックはそもそも顔面の皮膚呼吸を制限するもので、ホテル利用の短い期間中に同一人が2回も使用することは顔皮膚にとってよろしくないし、一つを使用し、残った一つを袋の口を再度閉じで持ち帰ることは保湿成分などパック用成分の効能が減殺されてしまい好ましくないからである。一つの袋から複数個(少なくとも2個)の顔面マスクが出てくれば、男性の使用をも促すことのできるほか、互いに相手の顔面にパックがし合えて、より緊密さや互いの気持ちを高揚させる機能もある。しかも、同伴型の宿泊施設の経営者をして、他の同様のレジャーホテルと区別が大いに主張できるなど各種の優れた効果を奏する。
また、請求項2の考案によれば、レジャーホテルやレジャー旅館等の施設では、利用者が3人以上より、男女2人で利用されることの方が多いことから、顔面マスクは大きさの同じものか異なるものかは別にして2個あれば満足できるという優れた効果を奏する。
さらに、請求項3の考案によれば、複数個の顔面マスクはその大きさも含めて形状や色彩に変化を持たせて使い分けでき、利用者の多くの要望に対応できるという優れた効果を奏する。
次に、本考案の実施の最良の態様を図面に基いて説明する。図1は本願包装体の一部切欠斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は本願包装体を開口して取り出した顔面マスクを展開した状態を示す説明図である。
本願包装体1は、図1の如く、保湿成分などパック用成分(点模様で示す)2を付着させた顔面マスク3の2個(3個以上もある)を一つの袋4に同封してなる。本願包装体1に使用する袋4の材質は、印刷可能な材料(例えば、紙類、印刷特性を有するフィルム)と、防水性能を有するフィルム(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)との積層材料(シート)が利用されることとなる。勿論、印刷特性と防水性能を同時に備えるプラスチックシートがあればそれによることもある。
前記顔面マスク3は、例えば、不織布、織布、発砲シートのような基材を用いて円形に作り、2つの目出し穴a、aと、1つの鼻出し切り込み線bと、1つの口出し穴cと、周縁に顔面の立体に馴染ませるために放射状の切り込み線dを設けている(図3参照)。そして、パック用成分2を付着させた状態で折り畳まれ、前記袋シートのプラスチックフィルムを内側にして形成した袋中に図1及び図2の如く密封される。
前記パック用成分2は、いわゆる美容液であり、保湿成分であるヒアルロン酸やコラーゲン等に、水や植物エキスなどを配合し、弱酸性、無香料、ノンアルコールに作られている。このパック用成分2は、本願包装体1の密閉効果により顔面マスク3にジックリ浸透することとなる。
前記顔面マスク3は、本願包装体1に2個が同封されているが、その大きさを等しくするか、異ならせるかは自由である。すなわち、袋4内に2個入れたのはレジャーホテルやレジャー旅館等の施設を男女2人で利用することが多く、本願包装体1を開封したら、図3の如く、2個が同時に取り出せるようになっている。ホテル利用者(男女)が、共に顔面に仲良く適用できるようにしている。すなわち、顔面をパックすることは、そもそも顔面の皮膚呼吸を制限(止める)することであり、女性のみがホテル利用の短い期間中に2回も重ねて使用することは皮膚にとってよろしくない上に、残った1つを袋の口を閉じで持ち帰ることは保湿成分などパック用成分2の効能を減殺させてしまうからである。
したがって、1つの袋4から取り出した2個の顔面マスク3、3は、男性の使用をも促すことのできるほか、男女が互いに相手の顔面にパックすると、2人はより緊密化し、互いの気持ちを高揚させることにもなる。勿論、レジャーホテルやレジャー旅館等の施設利用者は男女2人とは限らず、女性のみの3人連れ以上もあることから、顔面マスク3を一つの袋4に3個以上同緘することもあり得る。
前記2個の顔面マスク3は、形状と色彩を異にしても良い。形状について、例えば、一方を円形とし、他方を八角形とする。真円と縦長楕円形でも、直径20cmの円形と直径25cmの円形であってもよい。また、色彩について、例えば、、一方を白色とし、他方をピンク色とする。うすい水色とやや濃い目の水色でも、白色及びピンク色の縞柄とうすい水色とやや濃い目の水色の縞柄であっても良い。勿論、2つの目出し穴a、aと、1つの鼻出し切り込み線bと、1つの口出し穴cと、周縁に顔面の立体に馴染ませるために放射状の切り込み線dを設けることは共通である。
次に、同伴型の宿泊施設(レジャーホテルやレジャー旅館等)内に、洗面用具などと共にアメニティグッズとして常備されている本願包装体1の使用について説明する。まず、男女2人の宿泊者が、風呂あがりに常備されているアメニティグッズの中から摘出した本願包装体1を開封する。本願包装体1には予め2個の顔面マスク3が同封されているために2個が同時に取り出されることとなる。
ホテル利用者、特に、女性は、自分で顔面に適用することは勿論であるが、他の1つは一緒にいる男性の顔面に適用することとなる。すなわち、顔面のパックは、そもそも顔面の皮膚呼吸を止めることであり、短い期間中に2回も重ねて使用することは皮膚にとってよろしくない上に、残った1つを袋の口を閉じで持ち帰ってもパック用成分2の効能を減殺させてしまうからである。したがって、男性もパックをすることが促され、男女が相手の顔面にパックするから仲がより緊密化し、互いの気持ちが高揚することとなる。
パックは男性にとっても有効であり、顔面肌の潤いを知って自分はもちろん、一緒に利用している相手(女性)とともに満足感が得られる。したがって、アメニティグッズとして本願包装体1を備えた本レジャーホテルや本レジャー旅館等の施設を利用したことの喜びは2人にとって必至である。このため、ホテルや旅館経営者にとって他の同様のホテルや旅館との区別が大いに主張できることとなる。
本願包装体1は、同伴型の宿泊施設(レジャーホテル・レジャー旅館等)にて好適に使用できるものであり、このような施設の多い、現在社会において広く利用できるため、産業上の利用性が高いものである。
1 本願包装体
2 パック用成分
3 顔面マスク
4 袋
a 目出し穴
b 鼻出し切り込み線
c 口出し穴
d 放射状の切り込み線
2 パック用成分
3 顔面マスク
4 袋
a 目出し穴
b 鼻出し切り込み線
c 口出し穴
d 放射状の切り込み線
Claims (3)
- 保湿成分などパック用成分を付着させた顔面マスクの複数個を一つの袋に同封してなることを特徴とするパックマスク包装体。
- 保湿成分などパック用成分を付着させた顔面マスクの複数個を一つの袋に同封してなるパックマスク包装体において、前記複数個の顔面マスクが、大きさを等しくするか異ならせた2個であることを特徴とするパックマスク包装体。
- 保湿成分などパック用成分を付着させた顔面マスクの複数個を一つの袋に同封してなるパックマスク包装体において、前記複数個の顔面マスクが、異なる形状又は色彩であることを特徴とするパックマスク包装体。
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JP2010002758U JP3160797U (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | パックマスク包装体 |
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JP2010002758U JP3160797U (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | パックマスク包装体 |
Publications (1)
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2010
- 2010-04-23 JP JP2010002758U patent/JP3160797U/ja not_active Expired - Fee Related
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