JP3160437U - インジェクションタンク - Google Patents
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Abstract
Description
この従来技術として、医療用の可撓性細管の接続も可能で、良好な噴霧状態を容易に得られ、噴霧量も制御も可能な、小型の噴霧器用気液粗混合装置が知られている(特許文献1を参照)。
この公知技術は、一定圧を加圧保持可能な液タンクの気相部に送気圧力管が挿入され、もう1本の液流出細管を液タンクの液相部に挿入し、更にもう1本の気体流出細管を送気圧力管の途中と液流出細管の下端に接続して合流させ、前記送気圧力管と液流出細管とを連結した1本の気液粗混合細管とした構造により、噴霧器用気液粗混合装置としたものである。
この公知技術は、一端にノズルが設けられ他端が閉塞し、吹き出し口がノズルに向かうエア吹出管が内部に内挿された筒状部を有するスプレーガンと、吹付塗材が収容され上端部には高圧エアが供給される高圧エア供給部が形成され、下端部がスプレーガンの筒状部と連通し、筒状部内に吹付塗材を供給するための吹付塗材供給用カップと、前記スプレーガンのエア吹出管及び吹付塗材供給用カップの高圧エア供給部と、所定圧力の高圧エアがあらかじめ充填された高圧エア供給缶とを着脱自在に接続するエア供給管接続部を有するものである。
これら何れの公知技術も、圧力気体により液体を混合気体で吹き出す噴霧装置であって、液体と液体又は気体と液体を混合して、液体混合流体又は気液混合流体を吹き出すインジェクション装置ではなかった。
前記インジェクションタンクを直列に複数個配置したものである。
前記インジェクションタンク内に流体吹出ノズルを並列に複数個配置したものである。
前記流体吹出ノズルに高圧供給管から供給される高圧流体は、液体又は気体である。
前記流体吹出ノズルに高圧供給管から供給される高圧流体は、液体又は気体である。
本考案のインジェクションタンクは、高い位置にある配管に圧縮流体を送る場合、配管内圧力減圧により別途コンプレッサーなどの機器類により圧力を維持する必要があったが、高圧供給配管の流体吹出ノズルの流れにより、負圧が発生して外付けタンクから吸引される流れと合流し、必要量が流れ、圧力の消費も少なく、管内抵抗による減圧にも圧力が補充される。
図1に示すように、液体タンク1は、高圧に耐えられる気密構造となっている円筒形の剛性容器から成り、殺虫剤等の薬用液体を注入する液体注入口2を上部に備え、前記液体タンク1の圧力を測定するプレッシャーゲージ3を側壁に備える。
前記高圧流体注入口9には高圧流体ポンプ(図示せず)からの圧力流体を供給する高圧供給管23が接続され、前記高圧流体流出口10には散布供給管24を介してスプリンクラー(図示せず)等が接続される。
また、前記ノズル管5の後筒部7の大口径筒部18側に前記液体タンク1の液中に開口する液体取出口13を開口する。
前記前筒部6側と前記後筒部7側とを接続するノズル本体8の前記後筒部7の大口径筒部18内に後述する負圧発生室14を備える。
前記負圧発生室14には、前記後筒部7の大口径筒部18に開口された液体取出口13を望ませ、発生する負圧により前記液体タンク1内の薬用液体を吸引させる。
図1に示すように、液体タンク1にはあらかじめ殺虫剤等の薬用液体が密封充填され、高圧流体ポンプ(図示せず)から高圧供給管23を介して前記高圧流体注入口9から高圧流体が流体吹出ノズル4に圧送される。
この高圧流体は殺虫剤散布のための液体、すなわち水であって、図2に示すように、前記流体吹出ノズル4の前筒部6の大口径筒部15に入り、矢印で示すように、一方は直進してノズル本体8の貫通孔21へ向かい、他方は分岐して高圧供給口11から高圧上流配管12を経て、前記液体タンク1の液面上部に至り、前記液体タンク1の液面又は液体タンク1全体を加圧し、スプリンクラー(図示せず)等が接続される散布供給管24のコック栓を開放すると、直進した高圧流体はノズル本体8の貫通孔21を経て、先端管22から後筒部7の小口径筒部19へ向かって吹出す。
この吹出された高圧流体は、前記先端管22と前記テーパー部20の周囲との間の負圧発生室14に負圧を発生させ、前記液体タンク1内の薬用液体が液体取出口13から前記負圧発生室14に吸引される。
このようにして、高圧流体に薬用液体が吸引されることにより両者が混合され、前記後筒部7の前記小口径筒部19から混合流体となって高圧流体流出口10から散布供給管24を介してスプリンクラー(図示せず)に供給され、散布される。
なお、高圧流体として液体、すなわち水の例を説明したが、気体、すなわち圧縮空気の場合にはあらかじめ希釈した殺虫剤を液体タンク1に充填して同様にして散布することができるし、液体タンク1に水又は消火用液剤を充填して散布することにより消火用インジェクションタンクとすることもできる。
図3に示すように、本考案のインジェクションタンクを直列配置することができる。
この場合には、前置きの流体吹出ノズル4の高圧流体注入口9と後置きの流体吹出ノズル4の高圧流体流出口10を直接接続することにより、多段に接続することができる。こうすることにより、液体タンク1内の薬用液体の使用量を増加させることができる。
また、図4に示すように、本考案のインジェクションタンク内に流体吹出ノズル4を並列配置することができる。
この場合には、液体タンク1を横長の大容量1基とし、液体タンク1内に流体吹出ノズル4を並列配置する。このことにより、複数個所への液体タンク1内の薬用液体の分配を均等に行うことができる。
図5に示すように、液体タンク1は、高圧に耐えられる気密構造となっている円筒形の剛性容器から成り、殺虫剤等の薬用液体を注入する液体注入口2を上部に備え、前記液体タンク1の圧力を測定するプレッシャーゲージ3を上部に備える。
前記高圧流体注入口9には高圧流体ポンプ(図示せず)からの圧力流体を供給する高圧供給管23が接続され、前記高圧流体流出口10には散布供給管24を介してスプリンクラー(図示せず)等が接続される。
また、前記ノズル管5の後筒部7の大口径筒部18側に前記液体タンク1の液中に連通する下流配管26に接続される液体取出口13を開口する。
前記前筒部6側と前記後筒部7側とを接続するノズル本体8の前記後筒部7の大口径筒部18内に後述する負圧発生室14を備える。
前記負圧発生室14には、前記後筒部7の大口径筒部18に開口された液体取出口13を望ませ、発生する負圧により前記液体タンク1内の薬用液体を吸引させる。
このようにして、高圧流体に薬用液体が吸引されることにより両者が混合され、前記後筒部7の前記小口径筒部19から混合流体となって高圧流体流出口10から散布供給管24を介してスプリンクラー(図示せず)に供給され、散布される。
図5に示すように、液体タンク1にはあらかじめ殺虫剤等の薬用液体が密封充填され、高圧流体ポンプ(図示せず)から高圧供給管23を介して前記高圧流体注入口9から高圧流体が流体吹出ノズル4に圧送される。
この高圧流体は殺虫剤散布のための液体、すなわち水であって、図6に示すように、前記流体吹出ノズル4の前筒部6の大口径筒部15に入り、矢印で示すように、一方は直進してノズル本体8の貫通孔21へ向かい、他方は分岐して高圧供給口11から高圧上流配管12を経て、前記液体タンク1の液面上部に至り、前記液体タンク1の液面又は液体タンク1全体を加圧し、スプリンクラー(図示せず)等が接続される散布供給管24のコック栓を開放すると、直進した高圧流体はノズル本体8の貫通孔21を経て、先端管22から後筒部7の小口径筒部19へ向かって吹出す。
この吹出された高圧流体は、前記先端管22と前記テーパー部20の周囲との間の負圧発生室14に負圧を発生させ、前記液体タンク1内の薬用液体が液体取出口13から前記負圧発生室14に吸引される。
このようにして、高圧流体に薬用液体が吸引されることにより両者が混合され、前記後筒部7の前記小口径筒部19から混合流体となって高圧流体流出口10から散布供給管24を介してスプリンクラー(図示せず)に供給され、散布される。
なお、高圧流体として液体、すなわち水の例を説明したが、気体、すなわち圧縮空気の場合にはあらかじめ希釈した殺虫剤を液体タンク1に充填して同様にして散布することができるし、液体タンク1に水又は消火用薬液を充填して散布することにより消火用インジェクションタンクとすることもできる。
2 液体注入口
3 プレッシャーゲージ
4 流体吹出ノズル
5 ノズル管本体
6 前筒部
7 後筒部
8 ノズル本体
9 高圧流体注入口
10 高圧流体流出口
11 高圧供給口
12 高圧上流配管
13 液体取出口
14 負圧発生室
15 大口径筒部
16 小口径筒部
17 絞り部
18 大口径筒部
19 小口径筒部
20 テーパー部
21 貫通孔
22 先端管
23 高圧供給管
24 散布供給管
25 上流配管
26 下流配管
Claims (5)
- 液体を収容でき、耐圧気密構造となっている液体タンクと、該液体タンク内の底部に沿って貫通配置された円筒状のノズル管本体の前筒部端に高圧供給管に接続された高圧流体注入口を備えると共にノズル管本体の後筒部端に散布供給管に接続された高圧流体流出口を備え、前記ノズル管本体の前筒部に前記液体タンクの液面上部に連通する高圧上流配管に接続される高圧供給口を開口し、前記ノズル管本体の後筒部に前記液体タンクの液中に開口する液体取出口を開口し、前記前筒部と前記後筒部との間にノズル本体を配置して前記高圧流体注入口側から前記高圧流体流出口側に流通するノズル本体の周囲に負圧発生室を形成し、該負圧発生室に前記液体取出口を臨ませた流体吹出ノズルから成ることを特徴とするインジェクションタンク。
- 前記インジェクションタンクを直列に複数個配置したことを特徴とする請求項1記載のインジェクションタンク。
- 前記インジェクションタンク内に流体吹出ノズルを並列に複数個配置したことを特徴とする請求項1記載のインジェクションタンク。
- 液体を収容でき、耐圧気密構造となっている液体タンクと、該液体タンクに外付け配置された円筒状のノズル管本体の前筒部端に高圧供給管に接続された高圧流体注入口を備えると共にノズル管本体の後筒部端に散布供給管に接続された高圧流体流出口を備え、前記ノズル管本体の前筒部に前記液体タンクの液面上部に連通する上流配管に接続される高圧供給口を開口し、前記ノズル管本体の後筒部に前記液体タンクの液中に連通する下流配管に接続される液体取出口を開口し、前記前筒部と前記後筒部との間にノズル本体を配置して前記高圧流体注入口側から前記高圧流体流出口側に流通するノズル本体の周囲に負圧発生室を形成し、該負圧発生室に前記液体取出口を臨ませた流体吹出ノズルから成ることを特徴とするインジェクションタンク。
- 前記流体吹出ノズルに高圧供給管から供給される高圧流体は、液体又は気体であることを特徴とする請求項1又は4記載のインジェクションタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002504U JP3160437U (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | インジェクションタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002504U JP3160437U (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | インジェクションタンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3160437U true JP3160437U (ja) | 2010-06-24 |
Family
ID=54863612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010002504U Expired - Lifetime JP3160437U (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | インジェクションタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3160437U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7493275B1 (ja) | 2023-03-01 | 2024-05-31 | セブンシーズテクノロジー株式会社 | 混合液微粒子化装置および燃料供給装置 |
-
2010
- 2010-04-13 JP JP2010002504U patent/JP3160437U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7493275B1 (ja) | 2023-03-01 | 2024-05-31 | セブンシーズテクノロジー株式会社 | 混合液微粒子化装置および燃料供給装置 |
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