JP3160339U - 旅行カバン - Google Patents
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Abstract
【課題】搭乗手続きのカウンタでの重量計測で旅行カバンが制限重量を超える不都合を事前に回避できる旅行カバンを提供する。【解決手段】本旅行カバン1は、旅行カバン1の取っ手3または取手取付け部6または取っ手ロック部『またはローラ4の付け根部』に設けられ、取っ手3により旅行カバン1が持ち上げられたとき、『又は旅行カバンがローラ4を下にして立てられたとき、』旅行カバン1の重量を計測する重量測定装置と、重量測定装置によって計測された重量を表示する表示部7とを有して構成される。【選択図】図1
Description
本考案は、全体の重量を直ちに知ることが出来る秤りを内蔵した旅行カバンに関する。
従来の旅行カバンの便利な構造としては、作り付けのローラを備え、手で容易に押したり引いたり出来、取手から手を放したときなどにローラが固定されて少々の振動や外力では動き出さない構造のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、カバン本体に伸縮性を持たせたて、収納する荷物が少ないときはカバン本体を縮め、収納する荷物が多いときはカバン本体を伸ばして使用するものなども実用化されている。このように、従来の旅行カバンは、カバンそのものの取り扱いの便利さを考慮したものが多い。
ところで、海外旅行など、飛行機に乗る場合、手荷物とは別に、搭乗手続きのカウンタで飛行機に預ける大型の旅行カバンなどには、個数や重量に制限が設けられている。
しかし、旅先ではもちろんのこと、旅行に出かける前の一般の家庭においても、大型の旅行カバンを中身ごと重量を計る秤りなどはない。
しかし、旅先ではもちろんのこと、旅行に出かける前の一般の家庭においても、大型の旅行カバンを中身ごと重量を計る秤りなどはない。
したがって、旅行カバンには概ねの見当で荷物を詰め込み、搭乗手続きのカウンタで重量を計測してもらう以外に飛行機に預け入れる自分の荷物の重量を知る方法がない。
このため搭乗手続きとる段になってはじめて制限重量を超えていることが分かり、追加料金を徴収されたり、場合によっては搭乗を拒否されるというような不具合が生じるという課題があった。
このため搭乗手続きとる段になってはじめて制限重量を超えていることが分かり、追加料金を徴収されたり、場合によっては搭乗を拒否されるというような不具合が生じるという課題があった。
本考案は、以上のような課題を解決するために考案されたものであり、本考案の旅行カバンは、旅行カバンの取っ手または取手取付け部または取っ手ロック部またはローラの付け根部に設けられ、取っ手により旅行カバンが持ち上げられたとき、又は旅行カバンがローラを下にして立てられたとき、旅行カバンの重量を計測する重量測定装置と、この重量測定装置によって計測された重量を表示する表示部と、を有して構成される。
本考案によれば、旅行カバンの取っ手を持ち上げただけで、荷物を収納した状態の旅行カバンの重量を旅行カバンに取り付けられている表示装置で読み取ることが出来る。
これにより、旅行カバンの重量を確認しながら制限重量以内となるように適正な荷物を旅行カバンに詰め込むことが容易にでき、したがって、搭乗手続きのカウンタでの計測で旅行カバンの重量が制限を超えて追加料金を徴収される又は搭乗を拒否されるという不都合なことが無く、安心して旅行を楽しむことが出来るようになる。
これにより、旅行カバンの重量を確認しながら制限重量以内となるように適正な荷物を旅行カバンに詰め込むことが容易にでき、したがって、搭乗手続きのカウンタでの計測で旅行カバンの重量が制限を超えて追加料金を徴収される又は搭乗を拒否されるという不都合なことが無く、安心して旅行を楽しむことが出来るようになる。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本考案の実施例1に係る旅行カバンの外観構成を示す図である。図1に示すように、実施例1に係る旅行カバン1は、直方体の角ごとに丸味を持たせた形状のカバン本体2を有する。
図1は、本考案の実施例1に係る旅行カバンの外観構成を示す図である。図1に示すように、実施例1に係る旅行カバン1は、直方体の角ごとに丸味を持たせた形状のカバン本体2を有する。
カバン本体2には、このカバン本体2を横長な状態で手に持って運ぶための第1の取っ手3と、カバン本体2を縦長な状態に立てて押して運ぶための4個のローラ4と、これら4個のローラ4を活用しながらカバン本体2を押したり引いたりして運ぶための伸縮自在な第2の取っ手5が設けられている。
第1の取っ手3は両端部をループ状に形成されている。また、カバン本体2には上下に回動自在な左右2個の環状の取手取付け部6が設けられている。
第1の取っ手3はループ状の端部により、2個の取手取付け部6に差し渡されて取手取付け部6に緩やかに取り付けられている。また、第1の取っ手3には、図1上方の一部拡大上面図に示すように、液晶表示装置から成る表示部7を備えている。
第1の取っ手3はループ状の端部により、2個の取手取付け部6に差し渡されて取手取付け部6に緩やかに取り付けられている。また、第1の取っ手3には、図1上方の一部拡大上面図に示すように、液晶表示装置から成る表示部7を備えている。
人が第1の取っ手3を手に取って旅行カバン1を持ち上げると、第1の取っ手3の端部が取手取付け部6を、矢印a及びbで示すように、中央部方向に引く状態となる。これにより、第1の取っ手3の端部と係合している取手取付け部6の環状の内側が第1の取っ手3の端部のループ状の内側により押圧される。
また、この反作用として、第1の取っ手3の端部のループ状の内側は、取手取付け部6の環状の内側により押圧される。この第1の取っ手3の一方の端部のループ状の内側の、取手取付け部6により押圧される部分に、特には図示しないが、圧電素子が設けられている。
そして、圧電素子と取手取付け部6の環状の内側との間には、圧電素子を破壊しない程度に取手取付け部6からの押圧力を圧電素子に伝達する圧力伝達部材が配置されている。なお、この圧力伝達部材は、第1の取っ手3側に設けてもよく、又は取手取付け部6側に設けるようにしてもよい。
また、第1の取っ手3には、表示部7と、圧電素子の他に、特には図示しないが、電力供給装置と、例えば電子チップ化されて、圧電素子と表示部7と電力供給装置とに配線で接続された演算装置が設けられている。
演算装置は、圧電素子の出力電圧を重量値に換算する換算部と、この換算部で算出された重量値を表示装置7に出力する重量値出力部とを備えている。表示部7は、例として図1に示すように、10Kgから10Kg置きに50Kgまでの目盛りが予め表示されている。また、その目盛り沿ってスライド式指針8が表示されている。
スライド式指針8は、左右に移動して、重量値出力部から供給される重量値に一致する目盛りを指し示すようになっている。
尚、図1には、旅行カバン1の形態をローラ4のついた状態で示しているが、これに限ることなく、ローラ4の無い、単なる手提げ式の旅行カバンにも、実施例1の考案を適用することができる。
尚、図1には、旅行カバン1の形態をローラ4のついた状態で示しているが、これに限ることなく、ローラ4の無い、単なる手提げ式の旅行カバンにも、実施例1の考案を適用することができる。
図2(a) は本考案の実施例2に係る旅行カバンの外観構成を示す正面図、(b) はその側面図である。本例の旅行カバン10においては、同図(a) の上の一部拡大上面図、又は同図(a) の右の一部拡大正面図に示すように、表示部3が第2の取っ手5とカバン本体2の正面とに配置されている。
なお、本例の表示部3は、同図(a) のように第2の取っ手5とカバン本体2の正面の両方に配置してもよく、又はいずれか一方のみに配置するようにしてもよい。
第2の取っ手5は、シャフト9がカバン本体2に対して、例えば3段階に伸縮する。3段階それぞれの位置にはロック装置がある。ロック装置のロックと解除は第2の取っ手5の不図示のボタンで操作可能である。
第2の取っ手5は、シャフト9がカバン本体2に対して、例えば3段階に伸縮する。3段階それぞれの位置にはロック装置がある。ロック装置のロックと解除は第2の取っ手5の不図示のボタンで操作可能である。
シャフト9が最も縮んだ状態のロック位置には、シャフト9とカバン本体2とのロック係合部に、実施例1で説明したと同様の構成の圧電素子、電力供給装置、電子チップ化された演算装置等が設けられている。
これにより、シャフト9が最も縮んだ状態で、人が第2の取っ手5を手にとって旅行カバン10を持ち上げると、ロック位置の圧電素子及び演算装置により旅行カバン10の重量が検知され、その重量が表示部3に表示される。
尚、シャフト9が最も縮んだ状態のロック位置だけでなく、シャフト9が伸縮する各段のロック位置にそれぞれ圧電素子を設け、これらの圧電素子を、任意の位置に設けられた電力供給装置と演算装置に接続するようにしてもよい。
上記の実施例2では、図2の構成において、重量値出力部の圧電素子をシャフト9のロック位置に設けるようにしたが、この実施例3では、図2の構成において、重量値出力部の圧電素子をローラ4の付け根部に設ける。
そして、これらの圧電素子を、任意の位置に設けられた電力供給装置と演算装置に接続する。この場合は、ローラ4を下にして旅行カバン10を立てたとき、圧電素子及び演算装置により旅行カバン10の重量が検知され、その重量が表示部3に表示される。
尚、上記の実施例1、2又は3において、旅行カバンの重量を検出する重量測定装置には、圧電素子に限ることなく、例えばバネを用いて、そのバネの変位度や付勢力の変化等から旅行カバンの重量を検出するようにしてもよい。
また、表示部は、液晶表示と限ることなく、変化する旅行カバンの重量を表示できる装置であれば、何を用いてもよい。また、表示部の配置は、旅行カバンに固定して取り付けると限るものではない。
例えば、演算装置と連動するブルートゥース発振装置を旅行カバンに配設し、ブルートゥース受信装置を備え旅行カバンに着脱可能な表示装置を備えるようにしてもよい。また、電力供給装置は不要の場合には、例えば一定時間、重量測定装置が作動しないときなどに、自動的に電源が切れるにようにすることが望ましい。
このように本発明の各実施例によれば、旅行カバンの重量を確認しながら荷物を旅行カバンに詰め込むことができるので、搭乗手続きの際に旅行カバンが制限重量を超えてしまうことがないように自宅でも旅先でも容易に荷造りができる。
したがって、旅行カバンの制限重量オーバーで追加料金を徴収されたり搭乗を拒否されるというような不都合を回避でき、安心して旅行を楽しむことが出来るようになる。
本考案は、搭乗手続きのカウンタでの重量計測で旅行カバンが制限重量を超える不都合を事前に回避できる旅行カバンに利用することができる。
1 旅行カバン
2 カバン本体
3 第1の取っ手
4 ローラ
5 第2の取っ手
6 取手取付け部
7 表示部
8 スライド式指針
9 シャフト
2 カバン本体
3 第1の取っ手
4 ローラ
5 第2の取っ手
6 取手取付け部
7 表示部
8 スライド式指針
9 シャフト
Claims (5)
- 旅行カバンの取っ手または取手取付け部に設けられ、前記取っ手により前記旅行カバンが持ち上げられたとき、該旅行カバンの重量を計測する重量測定装置と、
該重量測定装置によって計測された重量を表示する表示部と、
を有することを特徴とする旅行カバン。 - 数段階に伸縮する取っ手の取手ロック部に設けられ、前記取っ手により前記旅行カバンが持ち上げられたとき、該旅行カバンの重量を計測する重量測定装置と、
該重量測定装置によって計測された重量を表示する表示部と、
を有することを特徴とする旅行カバン。 - ローラを有する旅行カバンであって、
前記ローラの付け根部に設けられ、前記旅行カバンが前記ローラを下にして立てられたとき、該旅行カバンの重量を計測する重量測定装置と、
該重量測定装置によって計測された重量を表示する表示部と、
を有することを特徴とする旅行カバン。 - 前記表示部は、前記取っ手又は前記カバンの側面に内蔵された、又は無線通信可能で前記旅行カバンに対し着脱自在に設けられた表示装置である、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の旅行カバン。
- 前記重量測定装置は、少なくとも圧電素子と、該圧電素子に圧力を伝達する圧力伝達手段と、前記圧電素子の出力電圧を重量値に換算する換算手段と、この換算手段により換算された前記重量値を前記表示装置に出力する重量値出力手段と、を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の旅行カバン。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5270806B1 (ja) * | 2013-01-24 | 2013-08-21 | 礼貴 西村 | キャリーバッグ |
JP2014132747A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-07-17 | Airbus Operation GmbH | ディスプレイを備えたカバン物品及びカバン物品のための通信システム |
CN113741275A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-12-03 | 乐歌人体工学科技股份有限公司 | 减负背包以及减负背包控制方法、控制装置和储存介质 |
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- 2010-02-02 JP JP2010000600U patent/JP3160339U/ja not_active Expired - Fee Related
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