JP3160259U - スプレー容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に、且つ的確に、吸水管に液体貯水部を形成することができ、容器を深く傾斜、もしくは上下反転しても適量の液体を噴霧することができるスプレー容器を提供する。【解決手段】液体Wを収容する容器本体2と、容器本体2の上部に装着されるスプレーヘッド部4と、スプレーヘッド部から容器本体2内に連通する吸水管10とを備えるスプレー容器1である。吸水管10が、螺旋状に型付けされて液体貯水部11を形成していることを特徴とする。また吸水管10が、テーパー状の螺旋形状に型付けされていることが好ましい。【選択図】図1
Description
本考案は、容器内に収容された液体を噴霧するスプレー容器に関し、特に、容器を深く傾斜、もしくは上下反転しても確実に適量の液体を噴霧することができるスプレー容器に関する。
加圧式スプレーではなく、スプレーヘッドのレバーを操作することで容器内の液体を噴霧させることができるポンプ式のスプレー容器は、今日、一般に広く使用されている。かかる容器の内部には、下端より液体を吸水してスプレーヘッドへ吸い上げるチューブ状の吸水管が具備されている。
しかし、一般的なレバー操作型のポンプ式スプレー容器は、上下反転した状態で使用すると吸水管の先端が液体の水面上に突出してしまい、レバーを操作しても液体を連続的に噴霧させることができないという欠点がある。また、上下反転しなくとも、液体が少なくない状態で容器を深く傾斜させると吸水管の先端が水面上に出してしまい、液体を噴霧させることができない。
これらの問題に対し、スプレー容器を上下逆さまにしたり、スプレー容器を水平又はそれ以上に深く傾斜させても容器内部の液体を噴射することが出来るレバー操作型スプレーが報告されている(例えば特許文献1参照)。
上掲特許文献1には、スプレー容器内の液体吸い上げ管に、吸い上げた液体を溜めておくためのタンクを設けるか、又は液体の吸い上げ管の途中に太い径の管を設けたものである。
上掲特許文献1には、スプレー容器内の液体吸い上げ管に、吸い上げた液体を溜めておくためのタンクを設けるか、又は液体の吸い上げ管の途中に太い径の管を設けたものである。
しかしながら、上掲特許文献1に記載された逆さまでも噴射出来るスプレーにおいては、液体の吸い上げ管の途中にタンクまたは太い径の管を設ける構造であるため、製造や加工が複雑になるとともに、貯水する液体の量の微調整が困難になるという欠点があった。
そこで本考案の目的は上記問題点を解消して、容易に、かつ的確に、吸水管に液体貯水部を形成することができ、容器を深く傾斜、もしくは上下反転しても適量の液体を噴霧することができるポンプ式のスプレー容器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案のスプレー容器は、液体を収容する容器本体と、該容器本体の上部に装着されるスプレーヘッド部と、該スプレーヘッド部から前記容器本体内に連通する吸水管とを備えるスプレー容器において、前記吸水管が螺旋状に型付けされて液体貯水部を形成していることを特徴とする。
本考案においては、前記吸水管がテーパー状の螺旋形状に型付けされていることが好ましい。
また、前記液体貯水部は7〜10mlの貯水量を有することが好ましい。
さらに、前記吸水管の先端部に重錘を装着することが好ましい。
本考案によれば、吸水管が螺旋状に型付けされて液体貯水部を形成しているので、例えば、汎用の熱可塑性樹脂からなる吸水管を加熱した部材に巻回するだけで、容易に液体貯水部を形成することができる。また、巻回する回数や径の大きさ、更には加熱部材の形状等を調整することにより、貯水する液体の量の微調整が可能になる。
また、吸水管の先端部に重錘を装着することで、先端部が常に容器の底部に配設されて最後まで効率よく吸水することができる。
以下、本考案におけるスプレー容器の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図示するスプレー容器1は、液体Wを収容する容器本体2と、容器本体2の上部に装着されるスプレーヘッド部4と、スプレーヘッド部4から容器本体2内に連通する吸水管10とを備える。
図示するスプレー容器1は、液体Wを収容する容器本体2と、容器本体2の上部に装着されるスプレーヘッド部4と、スプレーヘッド部4から容器本体2内に連通する吸水管10とを備える。
容器本体2の材質は、樹脂、ガラス、金属等からなり、適宜形状を有している。また、容器本体2の内部には、洗浄剤、殺菌剤、防カビ剤、消臭剤、口臭剤、化粧水等の各種液体が収容される。
容器本体2の上部には、取り付けキャップ3を介してスプレーヘッド部4が着脱自在に装着されている。また、スプレーヘッド部4の先方下部にはレバー6が具備されており、かかるレバー6を操作することで、スプレーヘッド部4先端のノズルヘッド5から容器本体2内の液体Wを噴霧させることができる。尚、スプレーヘッド部4自体はポンプ式スプレーとして既知のものを適宜選定することができる。
容器本体2の内部には、スプレーヘッド部4から連通する吸水管10が導入されている。かかる吸水管10は細筒状の合成樹脂チューブからなり、上端はスプレーヘッド部4に着脱自在に接続され、下端は容器本体2の底部に配置されている。
また、特に、吸水管10には、螺旋状に型付けされて形成された液体貯水部11が設けられている。この液体貯水部11は、吸水管10の略中間部分に形成されている。従来の直線状の熱可塑性樹脂の吸水管10を加熱部材(図示せず)に巻回させることで容易に螺旋状に形成することができる。さらに、吸水管10は、スプレーヘッド部4に着脱自在に装着することで、加工が容易になるとともに、個別に販売することができ、如何なるスプレー容器にも装着することが可能となる。
液体貯水部11は、吸水管10の先端12より吸水した液体Wを一定の量で貯水するものであり、例えば、図3に示すように、スプレー容器1を上下反転させ、吸水管10の先端を液体Wの上面に突出させた状態でも、レバー6を操作すれば、液体貯水部11に貯水された適宜量の液体Wを噴霧させることができる。そのため、トイレ便器の縁の底面、または浴槽の天井等に液体Wを噴霧する際、スプレー容器1を深く傾斜したり上下反転させたりしても、液体貯水部11内にある適宜量の液体を吹き付けることができる。
また、容器本体2の形状は、通常、図2の(a)に示すように、底部に向かって広がった形状である。かかる容器本体2に対しては、その形状に合せて液体貯水部11をテーパー状の螺旋形状を形成することが好ましい。例えば、直状の熱可塑性樹脂吸水管10を円錐状の加熱部材に巻回させることにより、容易に、且つ的確にテーパー状で螺旋形状の液体貯水部11を形成することができる。
また、液体貯水部11は、容器本体2の形状や透明容器本体を用いたとき美的外観等の点から図2の(b)に示すように、適宜幅dを有するコイルバネ状の螺旋形状に形成してもよい。さらに、液体貯水部11を、図2の(c)に示すように、小径状の螺旋形状に形成してもよい。この際、液体貯水部11の適量貯水量を確保するために、液体貯水部11の幅d´をやや広く形成することが好ましい。
液体貯水部11は、好ましくは7〜10mlの貯水量を有するように形成する。液体貯水部11の貯水量を7〜10mlとなるように形成することで、スプレー容器1を上下反転させたり、深く傾斜させたりして使用しても、例えばトイレ便器の縁の底面や浴槽の天井等を掃除する際に必要とする適量の液体Wを噴霧させることができる。
さらに、吸水管10の先端部12に、重錘13を装着することが好ましい。吸水管10の先端部12に重錘13を装着することで、吸水管10の先端部12が常に容器本体2の底面に配置され、液体Wを最後まで無駄なく利用できる。なお、重錘13は、液体Wの種類にもよるがステンレスやアルミ等の防錆性を有する素材で形成することが好ましい。
また、本考案のスプレー容器1は、レバー6を操作して液体を噴霧する様式のスプレー容器を示すがこれに限らず、ボタンを押して液体を噴霧するプッシュ式タイプのスプレー容器であっても、同様の効果を発揮できることは言うまでもない。
1 スプレー容器
2 容器本体
3 取り付けキャップ
4 スプレーヘッド部
5 ノズルヘッド
6 レバー
10 吸水管
11 液体貯水部
12 先端
13 重錘
W 液体
2 容器本体
3 取り付けキャップ
4 スプレーヘッド部
5 ノズルヘッド
6 レバー
10 吸水管
11 液体貯水部
12 先端
13 重錘
W 液体
Claims (4)
- 液体を収容する容器本体と、該容器本体の上部に装着されるスプレーヘッド部と、該スプレーヘッド部から前記容器本体内に連通する吸水管とを備えるスプレー容器において、
前記吸水管が螺旋状に型付けされて液体貯水部を形成していることを特徴とするスプレー容器。 - 前記吸水管がテーパー状の螺旋形状に型付けされている請求項1記載のスプレー容器。
- 前記液体貯水部が7〜10mlの貯水量を有する請求項1または2記載のスプレー容器。
- 前記吸水管の先端部に重錘を装着した請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載のスプレー容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002361U JP3160259U (ja) | 2010-04-08 | 2010-04-08 | スプレー容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002361U JP3160259U (ja) | 2010-04-08 | 2010-04-08 | スプレー容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3160259U true JP3160259U (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=54863459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010002361U Expired - Fee Related JP3160259U (ja) | 2010-04-08 | 2010-04-08 | スプレー容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160259U (ja) |
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2010
- 2010-04-08 JP JP2010002361U patent/JP3160259U/ja not_active Expired - Fee Related
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