JP3160136U - 浴槽装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】麦飯石による効能を有する浴槽において、麦飯石の手入れを簡単でき、且つ弱酸性の湯を弱アルカリ性に短時間で変化させる。【解決手段】麦飯石の側壁3を有する浴槽2と、該側壁に開設した孔31から圧力空気を噴射可能な圧力空気噴射装置4とからなる浴槽装置。浴槽の壁面を構成する麦飯石から湯に溶出するミネラル成分によって、及び、麦飯石が発する遠赤外線によって、疲労回復、温熱効果を得ることができる。又、浴槽に吹き込まれる圧力空気が気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることもできる。麦飯石と気泡流の相乗効果により、弱酸性の湯が短時間で弱アルカリ性に短時間で変化させる。【選択図】図1
Description
本考案は、麦飯石と気泡流の効能を付与できる浴槽装置に関するものである。
麦飯石を収容した通水性の容器を浴槽に沈めて、麦飯石から溶出するミネラル成分によって、及び、麦飯石が発する遠赤外線によって、疲労回復、温熱効果を得ることが行われている(特許文献1)。
又、浴槽に圧力空気を吹き込んで、気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることも行われている。
又、麦飯石には、分子レベルで物質を吸着する働きがあり、水に入れると、残留塩素や雑菌等の不純物を吸い取り、水を清浄化する作用があることも知られている。
又、麦飯石は物理吸着のみならず、化学吸着力がある。即ち、残留塩素や臭いの素を吸い取って、さらに分解する能力を有している。物理吸着と化学吸着の2種類の吸着作用が麦飯石の強みである。
又、浴槽に圧力空気を吹き込んで、気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることも行われている。
又、麦飯石には、分子レベルで物質を吸着する働きがあり、水に入れると、残留塩素や雑菌等の不純物を吸い取り、水を清浄化する作用があることも知られている。
又、麦飯石は物理吸着のみならず、化学吸着力がある。即ち、残留塩素や臭いの素を吸い取って、さらに分解する能力を有している。物理吸着と化学吸着の2種類の吸着作用が麦飯石の強みである。
麦飯石に浴槽中の不純物が吸着されるということは、定期的に麦飯石を洗浄して表面を綺麗にしておく必要がある。ところがこの作業が面倒であるため怠り勝ちとなり、麦飯石の効能を十分に発揮させないまま使用していることが多い。
他方、浴槽の湯は、弱アルカリ性の方が湯冷めし難い。水道水のpHは市町村によって異なるが、基準値は、5.8以上、8.6以下であり、弱酸性のところも多い。
麦飯石が水質の調節効果があることが知られており、出願人は、pH6.8の水2リットルに小石状の麦飯石を沈め、pH7.2になるまでの時間を計ったところ約6時間を要した。これでは時間が掛かりすぎて、弱酸性の水を弱アルカリ性に変えて入浴するのは実際的ではない。
麦飯石が水質の調節効果があることが知られており、出願人は、pH6.8の水2リットルに小石状の麦飯石を沈め、pH7.2になるまでの時間を計ったところ約6時間を要した。これでは時間が掛かりすぎて、弱酸性の水を弱アルカリ性に変えて入浴するのは実際的ではない。
本考案は、麦飯石による効能を有する浴槽において、麦飯石の手入れを簡単に行うことのできる、浴槽を明らかにするものである。
更に、浴槽に圧力空気を吹き込んで、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を奏すること及び、麦飯石と気泡流の相乗効果により、弱酸性の湯を弱アルカリ性に短時間で変化させることにより、手軽に弱アルカリ性の湯に浸かることのできる、浴槽装置を明らかにするものである。
更に、浴槽に圧力空気を吹き込んで、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を奏すること及び、麦飯石と気泡流の相乗効果により、弱酸性の湯を弱アルカリ性に短時間で変化させることにより、手軽に弱アルカリ性の湯に浸かることのできる、浴槽装置を明らかにするものである。
請求項1の浴槽装置は、麦飯石の側壁(3)を有する浴槽(2)と、該側壁に開設した孔(31)から圧力空気を噴射可能な圧力空気噴射装置(4)とからなる。
請求項2は、請求項1の浴槽装置において、麦飯石の側壁(3)に開設した孔(31)に圧力空気噴射装置(4)の一部を成す圧力空気送給管(42)を繋いでいる。
請求項3は、請求項1の浴槽装置において、浴槽(2)は、側壁は内外二重構造で、内側の側壁(3)が麦飯石にて形成され、内側の麦飯石の側壁(3)と外側壁(21)との間に浴槽内エアー配管(43)がなされ、該浴槽内エアー配管(43)を通じて供給された圧力空気を麦飯石の側壁(3)の孔(31)から浴槽内へ噴射可能である。
請求項1の浴槽装置は、浴槽(2)の壁面を構成する麦飯石から湯に溶出するミネラル成分によって、及び、麦飯石が発する遠赤外線によって、疲労回復、温熱効果を得ることができる。
又、浴槽(2)に吹き込まれる圧力空気が気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることもできる。
又、浴槽(2)に吹き込まれる圧力空気が気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることもできる。
浴槽(2)の内壁面を洗うことが、麦飯石の壁を洗うことになり、従来の麦飯石を収容した通水性容器を浴槽に沈めた場合の様に、浴槽と別個に麦飯石を洗う手間を省くことができる。
又、四方の壁を麦飯石で形成した簡易実験用小型の容器に、pH6.8の水2リットルを入れ、チューブにより水中に圧力空気を連続して吹き込んだところ、pH7.2に達するのに30分を要しただけであった。
これは、気泡流によって水が撹拌されて、水か麦飯石に接する機会が増えて、反応が急速に進むためと考えられる。
従って、弱酸性の湯を弱アルカリ性の湯に変えることに長時間を要する問題は解決できる。
弱アルカリ性の湯は、保温性に優れ、湯冷めし難い効果を奏する。
気泡流によって水が撹拌されて、水が麦飯石に接する機会が増えることは、残留塩素や雑菌等の不純物を吸い取る働きをより活発にして、水を清浄化する作用を向上させることができる。
これは、気泡流によって水が撹拌されて、水か麦飯石に接する機会が増えて、反応が急速に進むためと考えられる。
従って、弱酸性の湯を弱アルカリ性の湯に変えることに長時間を要する問題は解決できる。
弱アルカリ性の湯は、保温性に優れ、湯冷めし難い効果を奏する。
気泡流によって水が撹拌されて、水が麦飯石に接する機会が増えることは、残留塩素や雑菌等の不純物を吸い取る働きをより活発にして、水を清浄化する作用を向上させることができる。
請求項2の浴槽装置は、浴槽の側壁(3)を麦飯石で形成し、該側壁(3)に圧力空気噴射管(42)を繋ぐだけでよいから、構成を簡素化できる。
請求項3の浴槽装置は、既存の浴槽の側壁を外壁とし、麦飯石で形成した側壁(3)を内壁として、該外壁より内側に配備し、外壁と内壁の間に浴槽内エアー配管(43)を施し、該浴槽内エアー配管(43)に圧力空気噴射装置(4)の一部を成す圧力空気送給管(42)を接続すればよいので、既存の浴槽を浴槽装置の一部に使用することができる。
[第1実施例]
図1、図2に示す如く、浴槽装置(1)は浴槽(2)と圧力空気噴射装置(4)とからなる。
上面開口の略直方体の浴槽(2)の四方の側壁は、外側壁(21)と内側壁(20)の二重構造となっている。
上記浴槽(2)の外側壁(21)と底壁(22)の材質は、浴槽としての耐久性があれば、材質は檜、ステンレス、琺瑯、強化プラスチック等、種類は問わない。
図1、図2に示す如く、浴槽装置(1)は浴槽(2)と圧力空気噴射装置(4)とからなる。
上面開口の略直方体の浴槽(2)の四方の側壁は、外側壁(21)と内側壁(20)の二重構造となっている。
上記浴槽(2)の外側壁(21)と底壁(22)の材質は、浴槽としての耐久性があれば、材質は檜、ステンレス、琺瑯、強化プラスチック等、種類は問わない。
内側壁(20)は、麦飯石で形成された側壁(3)であり、厚みは1.5cm程度である。
上記麦飯石の側壁(3)には、多数の孔(31)が開設されている。
実施例の孔(31)は、直径約2cmで、縦横4〜5cmピッチで規則的に開設されているる。
上記麦飯石の側壁(3)には、多数の孔(31)が開設されている。
実施例の孔(31)は、直径約2cmで、縦横4〜5cmピッチで規則的に開設されているる。
上記浴槽(2)に圧力空気噴射装置(4)が連繋される。
圧力空気噴射装置(4)は、浴槽(2)の外に位置するコンプレッサー(41)と、浴槽(2)内に配備される浴槽内エアー配管(43)と、コンプレッサー(41)と浴槽内エアー配管(43)を接続する圧力空気送給管(42)とによって構成される。
圧力空気噴射装置(4)は、浴槽(2)の外に位置するコンプレッサー(41)と、浴槽(2)内に配備される浴槽内エアー配管(43)と、コンプレッサー(41)と浴槽内エアー配管(43)を接続する圧力空気送給管(42)とによって構成される。
浴槽内エアー配管(43)は、前記麦飯石の側壁(3)と浴槽(2)の外側壁(21)との間に配備される。実施例では1本の管を蛇行させて、四方の麦飯石の側壁(3)に沿う様に配設されている。
浴槽内エアー配管(43)の周面には多数の小孔(図示せず)が開設されている。
浴槽内エアー配管(43)の周面には多数の小孔(図示せず)が開設されている。
上記浴槽(2)内の湯に浸かると、麦飯石の側壁(3)から湯に溶出するミネラル成分によって、及び、麦飯石が発する遠赤外線によって、疲労回復、温熱効果を得ることができる。
又、コンプレッサー(41)を運転すると、浴槽内エアー配管(43)の周面の多数の小孔から圧力空気が噴射され、麦飯石の側壁(3)の孔(31)から浴槽(2)に流出して、気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることもできる。
又、コンプレッサー(41)を運転すると、浴槽内エアー配管(43)の周面の多数の小孔から圧力空気が噴射され、麦飯石の側壁(3)の孔(31)から浴槽(2)に流出して、気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることもできる。
一般的に、浴槽(2)は毎日掃除され、特に湯垢のこびりつく浴槽(2)の内側壁(20)は洗剤等で重点的に洗い流される。浴槽(2)の内側壁(20)、即ち、麦飯石の側壁(3)は毎日、綺麗に掃除されることになる。
浴槽(2)の掃除が、直接麦飯石の側壁(3)を掃除することになる。このため、従来の麦飯石を収容した通水性容器を浴槽に沈めた場合の様に、浴槽と別個に麦飯石を洗う手間を省くことができる。
浴槽(2)の掃除が、直接麦飯石の側壁(3)を掃除することになる。このため、従来の麦飯石を収容した通水性容器を浴槽に沈めた場合の様に、浴槽と別個に麦飯石を洗う手間を省くことができる。
[第2実施例]
図3は本考案の第2実施例を示している。
前記第1実施例の浴槽(2)の側壁が二重構造であったのに対し、第2実施例の略直方体の浴槽(2)の側壁(3)は一重構造であり、麦飯石で形成されている。
浴槽(2)の底壁(22)は必ずしも麦飯石である必要はない。
図3は本考案の第2実施例を示している。
前記第1実施例の浴槽(2)の側壁が二重構造であったのに対し、第2実施例の略直方体の浴槽(2)の側壁(3)は一重構造であり、麦飯石で形成されている。
浴槽(2)の底壁(22)は必ずしも麦飯石である必要はない。
浴槽(2)の1又は複数の側壁(3)に圧力空気噴射装置(4)が連繋される。
圧力空気噴射装置(4)は、コンプレッサー(41)と、浴槽(2)の側壁(3)に開設された複数の孔(31)どうしを繋ぐヘッダー配管(44)と、コンプレッサー(41)をヘッダー配管(44)に接続する圧力空気送給管(42)とによって構成される。
圧力空気噴射装置(4)は、コンプレッサー(41)と、浴槽(2)の側壁(3)に開設された複数の孔(31)どうしを繋ぐヘッダー配管(44)と、コンプレッサー(41)をヘッダー配管(44)に接続する圧力空気送給管(42)とによって構成される。
第2実施例の浴槽装置も、第1実施例と同様にして、麦飯石の側壁(3)から湯に溶出するミネラル成分によって、及び、麦飯石が発する遠赤外線によって、疲労回復、温熱効果を得ることができる。
又、コンプレッサー(41)を運転すると、ヘッダー配管(44)から浴槽内へ送られた圧力空気が気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることもできる。
又、コンプレッサー(41)を運転すると、ヘッダー配管(44)から浴槽内へ送られた圧力空気が気泡流を発生させ、気泡流によるマッサージ効果と、気泡が破裂する時に発する超音波によるマッサージ効果を得ることもできる。
実験例
従来型の浴槽と本考案の浴槽に、5人の被験者に浸かってもらい、感想を求めた。
以下の「結果」は5人の平均値である。
[従来の浴槽]
条件
浴槽:夫々内面の横長さ90cm、奥行き70cm、高さ55cm。
容量は約350リットル。200リットルの湯を入れ、湯温を40°を保った。
結果:暖まってきたと感じるまでに約30分を要した。
湯から出て約1時間で寒さを感じた。
[比較例の浴槽]
条件
浴槽:上記従来型の浴槽の4方の内面に対向して4枚の麦飯石を配備した。
浴槽の長手方向に沿う内面に対向する板は、横長さ80cm、高さ30cm、 厚み2cmである。残り2枚の板は、横長さ60cm、高さ30cmである。
浴槽に200リットルの湯を入れ、湯温を40°を保った。
結果:暖まってきたと感じるまでに約20分を要した。
湯から出て約1.5時間で寒さを感じた。
[本考案の浴槽]
浴槽:上記従来型の浴槽の条件に加え得て、浴槽内面と麦飯石の板との間に配備 した圧力空気噴射ノズルから空気を空気を暗射して、湯に気泡流れを生じ させた。
結果:暖まってきたと感じるまでに約15分を要するだけであった。
湯から出て約3時間程度は暖かく感じた。
従来型の浴槽と本考案の浴槽に、5人の被験者に浸かってもらい、感想を求めた。
以下の「結果」は5人の平均値である。
[従来の浴槽]
条件
浴槽:夫々内面の横長さ90cm、奥行き70cm、高さ55cm。
容量は約350リットル。200リットルの湯を入れ、湯温を40°を保った。
結果:暖まってきたと感じるまでに約30分を要した。
湯から出て約1時間で寒さを感じた。
[比較例の浴槽]
条件
浴槽:上記従来型の浴槽の4方の内面に対向して4枚の麦飯石を配備した。
浴槽の長手方向に沿う内面に対向する板は、横長さ80cm、高さ30cm、 厚み2cmである。残り2枚の板は、横長さ60cm、高さ30cmである。
浴槽に200リットルの湯を入れ、湯温を40°を保った。
結果:暖まってきたと感じるまでに約20分を要した。
湯から出て約1.5時間で寒さを感じた。
[本考案の浴槽]
浴槽:上記従来型の浴槽の条件に加え得て、浴槽内面と麦飯石の板との間に配備 した圧力空気噴射ノズルから空気を空気を暗射して、湯に気泡流れを生じ させた。
結果:暖まってきたと感じるまでに約15分を要するだけであった。
湯から出て約3時間程度は暖かく感じた。
上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、浴槽(2)の四方の内面の全てを麦飯石で形成する必要はなく、1又は複数の面でもよい。
又、麦飯石の側壁(21)は、ベースとなる板にタイル状の麦飯石を並べて接合して形成することもできる。
又、麦飯石の側壁(21)は、ベースとなる板にタイル状の麦飯石を並べて接合して形成することもできる。
1 浴槽装置
2 浴槽
3 側壁
4 圧力空気噴射装置
2 浴槽
3 側壁
4 圧力空気噴射装置
又、四方の壁を麦飯石で形成した簡易実験用小型の容器に、pH6.8の水2リットルを入れ、チューブにより水中に圧力空気を連続して吹き込んだところ、pH7.2に達するのに30分を要しただけであった。
これは、気泡流によって水が撹拌されて、水が麦飯石に接する機会が増えて、反応が急速に進むためと考えられる。
従って、弱酸性の湯を弱アルカリ性の湯に変えることに長時間を要する問題は解決できる。
弱アルカリ性の湯は、保温性に優れ、湯冷めし難い効果を奏する。
気泡流によって水が撹拌されて、水が麦飯石に接する機会が増えることは、残留塩素や雑菌等の不純物を吸い取る働きをより活発にして、水を清浄化する作用を向上させることができる。
これは、気泡流によって水が撹拌されて、水が麦飯石に接する機会が増えて、反応が急速に進むためと考えられる。
従って、弱酸性の湯を弱アルカリ性の湯に変えることに長時間を要する問題は解決できる。
弱アルカリ性の湯は、保温性に優れ、湯冷めし難い効果を奏する。
気泡流によって水が撹拌されて、水が麦飯石に接する機会が増えることは、残留塩素や雑菌等の不純物を吸い取る働きをより活発にして、水を清浄化する作用を向上させることができる。
実験例
従来型の浴槽と本発明の浴槽に、5人の被験者に浸かってもらい、感想を求めた。
以下の「結果」は5人の平均値である。
[従来の浴槽]
条件
浴槽:夫々内面の横長さ90cm、奥行き70cm、高さ55cm。
容量は約350リットル。200リットルの湯を入れ、湯温を40°を保っ
た。
結果:暖まってきたと感じるまでに約30分を要した。
湯から出て約1時間で寒さを感じた。
[比較例の浴槽]
条件
浴槽:上記従来型の浴槽の4方の内面に対向して4枚の麦飯石を配備した。
浴槽の長手方向に沿う内面に対向する板は、横長さ80cm、高さ30cm、厚
み2cmである。残り2枚の板は、横長さ60cm、高さ30cmである。
浴槽に200リットルの湯を入れ、湯温を40°を保った。
結果:暖まってきたと感じるまでに約20分を要した。
湯から出て約1.5時間で寒さを感じた。
[本考案の浴槽]
浴槽:上記従来型の浴槽の条件に加えて、浴槽内面と麦飯石の板との間に配備した
圧力空気噴射ノズルから空気を空気を暗射して、湯に気泡流れを生じさせ
た。
結果:暖まってきたと感じるまでに約15分を要するだけであった。
湯から出て約3時間程度は暖かく感じた。
従来型の浴槽と本発明の浴槽に、5人の被験者に浸かってもらい、感想を求めた。
以下の「結果」は5人の平均値である。
[従来の浴槽]
条件
浴槽:夫々内面の横長さ90cm、奥行き70cm、高さ55cm。
容量は約350リットル。200リットルの湯を入れ、湯温を40°を保っ
た。
結果:暖まってきたと感じるまでに約30分を要した。
湯から出て約1時間で寒さを感じた。
[比較例の浴槽]
条件
浴槽:上記従来型の浴槽の4方の内面に対向して4枚の麦飯石を配備した。
浴槽の長手方向に沿う内面に対向する板は、横長さ80cm、高さ30cm、厚
み2cmである。残り2枚の板は、横長さ60cm、高さ30cmである。
浴槽に200リットルの湯を入れ、湯温を40°を保った。
結果:暖まってきたと感じるまでに約20分を要した。
湯から出て約1.5時間で寒さを感じた。
[本考案の浴槽]
浴槽:上記従来型の浴槽の条件に加えて、浴槽内面と麦飯石の板との間に配備した
圧力空気噴射ノズルから空気を空気を暗射して、湯に気泡流れを生じさせ
た。
結果:暖まってきたと感じるまでに約15分を要するだけであった。
湯から出て約3時間程度は暖かく感じた。
内側壁(20)は、麦飯石で形成された側壁(3)であり、厚みは1.5cm程度である。
上記麦飯石の側壁(3)には、多数の孔(31)が開設されている。
実施例の孔(31)は、直径約2cmで、縦横4〜5cmピッチで規則的に開設されている。
上記麦飯石の側壁(3)には、多数の孔(31)が開設されている。
実施例の孔(31)は、直径約2cmで、縦横4〜5cmピッチで規則的に開設されている。
Claims (3)
- 麦飯石の側壁(3)を有する浴槽(2)と、該側壁に開設した孔(31)から圧力空気を噴射可能な圧力空気噴射装置(4)とからなる、浴槽装置。
- 麦飯石の側壁(3)に開設した孔(31)に圧力空気噴射装置(4)の一部を成す圧力空気噴射管(42)を繋いでいる、請求項1に記載の浴槽装置。
- 浴槽(2)は、側壁(21)は内外二重構造で、内側の側壁(3)が麦飯石にて形成され、措置壁と内壁との間に浴槽内エアー配管(43)がなされ、該浴槽内エアー配管(43)を通じて供給された圧力空気を麦飯石の側壁(3)の孔(31)から浴槽内へ噴射可能な、請求項1に記載の浴槽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009008045U JP3160136U (ja) | 2009-11-11 | 2009-11-11 | 浴槽装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009008045U JP3160136U (ja) | 2009-11-11 | 2009-11-11 | 浴槽装置 |
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JP3160136U true JP3160136U (ja) | 2010-06-17 |
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ID=54863344
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3160136U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108354486A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-08-03 | 叶贝贝 | 一种分腔式结构的且具有造浪涌动效果的水浴装置 |
KR102053566B1 (ko) * | 2019-01-02 | 2019-12-06 | 김영철 | 공기방울을 이용한 목욕장치 |
-
2009
- 2009-11-11 JP JP2009008045U patent/JP3160136U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108354486A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-08-03 | 叶贝贝 | 一种分腔式结构的且具有造浪涌动效果的水浴装置 |
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