JP3160048U - 気管内管固定器 - Google Patents

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雅▲ウン▼ 張
雅▲うん▼ 張
千慧 楊
千慧 楊
玉珍 林
玉珍 林
海玲 盧
海玲 盧
翰平 王
翰平 王
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財団法人台湾基督長老教会馬偕記念社会事業基金会馬偕記念医院
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Abstract

【課題】気管内管を効率的に迅速に固定できる気管内管固定器を提供する。【解決手段】気管内管固定器は、可調式固定挟みと、固定ベルトと、を含む。可調式固定挟みは、第1挟持ユニット及び第2挟持ユニットと、調整ユニットと、噛み込み防止構造と、を含む。第1挟持ユニットは、第1挟持部を有し、第2挟持ユニットは、第2挟持部を有し、第1挟持部及び第2挟持部は、突合せて気管内管を保持し、調整ユニットは、弾性部材を含み、第1挟持ユニット及び第2挟持ユニットの間に連結し、第1挟持部及び第2挟持部間の弾性の突合せを調整する。噛み込み防止構造は、第1挟持部の一側に形成され、且つ気管内管収容部を有し、気管内管を貼付し覆うことができ、気管内管を保護する。固定ベルトの両端は、それぞれ第1挟持ユニットの両側に結合する。【選択図】図2

Description

本考案は、医療器材補助固定装置に関し、特に気管内管固定器に関する。
医学において、気管挿入管(Endotracheal Intubation)の目的は、プラスチックの気管内管を傷疾患口中から気管中に直接挿入し、呼吸器を利用し、酸素ガスを直接傷疾患の気管(肺)中に送ることである。呼吸路を維持し、異物が肺部に吸入されることを予防する以外に、高濃度の酸素ガスを提供し、病人の呼吸に費やす労力を減少することができ、更に、気管内管を経由し、特定の薬物を投与することができる。管の挿入を行なう際に、病人の意識が良好でなく(GCS<9)、呼吸路が塞がれていることが懸念される時、心臓又は呼吸機能停止時、呼吸衰退、肺膨張、慢性呼吸路障害等は、何れも気管挿入管を行なう必要がある可能性がある。
疾患に気管内管を挿入後、従来の固定方式は、気管内管固定位置に白色の切った布テープを貼りマークとし、人工気道(oral airway)噛み込み予防管を設置し、白綿糸を使用し固結びで気管内管を固定し、綿糸両側が直交し、両耳に被せられ、1本約15cmの長さに切った綿糸が両耳に被せた綿糸を通過し、頭部上方で固結びされ、両側の口角に2×2cmのガーゼを置き、受圧部位の皮が破れることを予防する。この種の綿糸を利用した固定方式は、容易に問題が発生し、固定する縛り方により受圧部位が異なり、緩すぎ又はきつすぎ、解くことができなくなったり、きつく締めすぎて病人を圧迫し不快にさせ、口角が傷ついたりし易い。綿糸の固定が緩すぎ、又は白色の切った布テープの粘着液が清潔に洗浄されてなく、患者の唾液が過度に綿糸を湿らせる等は、何れも綿糸と気管内管の摩擦固定効果を低減し管路を滑り抜けさせ、患者の唾液が過度に口角を湿らせ両側のガーゼを度々交換する必要を生じ、清潔及び美観を保持する為に医療コストの浪費を増加する。また、白い切った布テープでマークした箇所は、常に毎日白い切った布テープを交換することにより、マークの固定箇所の数字が消失し、看護師が気管内管の固定位置が誤っていないかを判別し難い。人工気道の設置は、患者が管を噛むことを予防し、酸素ガスが気管内管から供給できなくなることを防止し、呼吸通路を維持し、口腔看護する時、毎日受圧部位を交換し、患者が長時間の放置により口腔内部の複数個所に潰瘍を招き易く、病人が傷口の痛みに耐えられないことで、ヒステリーを起こし、情緒不安定に陥り易く、病人が管を抜いたり、滑り抜けたりする。また、看護人員が口腔の看護及び気管内に約30分間の時間を浪費し、この状況でその他の患者が看護人員を読んだ時、待ち切れず、又は起こって自ら管路を抜いてしまう。気管内管を挿入した患者は、自ら気管内管を抜くか気管内管が思わず脱落する等の非計画的な気管内管が抜ける(unplanned extubation)時、上呼吸道の損失、気管支痙攣及び腸道の内容物の吸入を含む深刻な呼吸道合併症を招く可能性がある。気管内管の脱離により、呼吸衰退、酸欠、更には、死亡を招く可能性がある。同時に、緊急の再挿入管は、しばしば院内感染性肺炎の発生を引き起こす。従って、有効な固定気管内管の装置を開発することは、重要な課題である。
特開2003−24444号公報
医療看護人員が時に容易に脱落することを回避する為、綿糸をきつく縛り、患者に不快感を生じさせることを解決し、且つ綿糸による受圧箇所に口角が傷むか耳の後ろに皮が破れる状況が出現し、または、気管内管を放置した後に唾液により綿糸が湿り易くなった後、気管内管の固定効果が悪くなり、滑り抜け易くなり、更に、患者が情緒不安定になり気管内管を噛む状況が発生し、酸欠を起こす。また、口腔看護の過程及び気管内管固定糸の交換も看護人員に多くの時間を浪費する。且つ気管内管は、病人に呼吸道を維持する重要工具であり、一旦想定外の脱落が発生したら、管を再挿入する作業を増加する必要がある以外に、病人の入院日数を延長させる可能性、更には、死亡を招く可能性があり、気管内管を如何に効率的に固定するかが実際に解決すべき問題となっている。
従って、本考案の目的は、気管内管を効率的に迅速に固定できる気管内管固定器を提供することである。
本考案が従来技術の問題を解決する為に採用する技術手段は、気管内管固定器であり、第1挟持ユニット及び第2挟持ユニットと、調整ユニットと、噛み込み防止構造と、を含む可調式固定挟みと、固定ベルトと、を含み、該第1挟持ユニットは、第1挟持部を有し、該第2挟持ユニットは、第2挟持部を有し、該第1挟持部及び該第2挟持部は、突合せて気管内管を保持し、該調整ユニットは、弾性部材を含み、該第1挟持ユニット及び第2挟持ユニットの間に連結し、該第1挟持部及び第2挟持部間の弾性の突合せを調整し、該噛み込み防止構造は、該第1挟持部の一側に形成され、且つ気管内管収容部を有し、該気管内管を貼付し覆うことができ、該気管内管を保護し、該固定ベルトの両端は、それぞれ該第1挟持ユニットの両側に結合する。
本考案は下記の特徴を有する。
(1)可調式固定挟みと、固定ベルトと、を含み、
該可調式固定挟みは、第1挟持ユニット及び第2挟持ユニットと、調整ユニットと、噛み込み防止構造と、を含み、
該第1挟持ユニットは、第1挟持部を有し、該第2挟持ユニットは、第2挟持部を有し、該第1挟持部及び該第2挟持部は、突合せて気管内管を保持し、
該調整ユニットは、弾性部材を含み、該第1挟持ユニット及び第2挟持ユニットの間に連結し、該第1挟持部及び第2挟持部間の弾性の突合せを調整し、
該噛み込み防止構造は、該第1挟持部の一側に形成され、且つ気管内管収容部を有し、該気管内管を貼付し覆うことができ、該気管内管を保護し、
該固定ベルトの両端は、それぞれ該第1挟持ユニットの両側に結合する気管内管固定器。
(2)前記調整ユニットは、押圧式バネ調整ユニットであり、押圧ロッドと該弾性部材を含み、該押圧ロッドの一端は、該第2挟持ユニットに固定され、該押圧ロッドの他端が該第1挟持ユニットの孔に貫通し、且つ該押圧ロッドの他端は、押圧レバーを形成し、該弾性部材を該押圧レバーと第1挟持ユニットの間に介させる(1)に記載の気管内管固定器。
(3)前記弾性部材は、バネである請求項1に記載の気管内管固定器。
(4)前記噛み込み防止構造の上表面の歯固定箇所に少なくとも1つの記号をマークする(1)に記載の気管内管固定器。
(5)前記気管内管収容部は、上下に該気管内管を覆う(1)に記載の気管内管固定器。
(6)前記固定ベルトは、シリコン質外層を有する(1)に記載の気管内管固定器。
(7)前記固定ベルトは、不織布を有する(1)に記載の気管内管固定器。
(8)前記固定ベルトは、綿質内層を有する(1)に記載の気管内管固定器。
(9)前記固定ベルトは、該第1挟持ユニット両側の結合箇所に面ファスナーを有する(1)に記載の気管内管固定器。
(10)前記第1挟持ユニット、前記第2挟持ユニット及び前記噛み込み防止構造は、シリコン質外層を有する(1)に記載の気管内管固定器。
(11)前記第1挟持ユニット、前記第2挟持ユニット及び前記噛み込み防止構造の材質は、プラスチック材質である(1)に記載の気管内管固定器。
(12)前記プラスチック材質は、ポリプロピレン(Polypropylene, PP)、ABS樹脂(acrylonitrile butadiene styrene, ABS)またはポリカーボネート (Polycarbonate, PC)のプラスチック材質である(11)に記載の気管内管固定器。
(13)前記噛み込み防止構造は、透明又は半透明を呈する(10)又は(11)に記載の気管内管固定器。
(14)前記可調式固定挟みは、第1パッド及び第2パッドを含み、且つ該第1パッド及び第2パッドは、それぞれ該第1挟持部及び第2挟持部に装着される(1)に記載の気管内管固定器。
(15)前記噛み込み防止構造は、透明又は半透明を呈し、且つ該第1パッドの上表面の歯固定箇所に少なくとも1つの記号をマークし、該記号を該噛み込み防止構造上に見えるようにする(14)に記載の気管内管固定器。
本考案が採用する手段は、気管内管の大きさの違いに応じることができ、綿糸の固定方式も分かり易く、気管内管を効率的に固定し、噛み込み防止機能を有し、患者の口腔及び耳の後ろの皮が破れることの発生率を改善でき、臨床操作で可用性を有する。また、押圧式バネ調整ユニットの設計により、片手で操作を行なうことができ、相当便利であり、看護人員と時間を減少し、標準プロセスに適合し、非計画的な気管内管の抜け又は脱落を回避し、各気管内管を使用する患者に適合する。同時に、本考案の利点は、下記3つの方面から見ることができる。
(1)患者に対する影響
口腔の粘膜の傷及び口腔潰瘍の発生を低減する。気管内管固定器の使用により、より良好な隔絶保護の効果を提供し、患者の口腔潰瘍の状況を改善させ、不要な口腔粘膜の損傷を減少又は予防し、多くの痛み不快感を軽減し、快適感を促進する。
(2)看護人員に対する影響
気管内管固定器を経由し、片手操作の使用を可能にし、看護人員が患者を看護する便利性を増加する。患者又は家族の看護サービス品質に対する満足度を増加し、看護人員の業務多忙中、又は人員の少ない夜間において、看護人員の仕事量を低減し、患者の生命の安全を確保する。
(3)拡張性
臨床への設計を介して、気管内管固定器の使用は、患者の快適性を増加し、口腔粘膜の破損を低減し、患者又は家族の看護サービス品質に対する満足度を向上し、更に便利性を増加した物品を看護に提供する。
本考案の気管内管固定器の可調式固定挟みの分解図である。 本考案の気管内管固定器の好適実施例の立体図である。 本考案の気管内管固定器の好適実施例の局部拡大立体図である。 本考案の気管内管固定器が気管内管を挟持した立体図である。 図4の他の視角の立体図である。 本考案の気管内管固定器の使用説明図である。
図1〜図6を同時に参照し、図1は、本考案の気管内管固定器の可調式固定挟みの分解図であり、図2は、本考案の気管内管固定器の好適実施例の立体図であり、図3は、本考案の気管内管固定器の好適実施例の局部拡大立体図であり、図4は、本考案の気管内管固定器が気管内管を挟持した立体図であり、図5は、図4の他の視角の立体図であり、図6は、本考案の気管内管固定器の使用説明図である。
図1は、本考案の気管内管固定器の可調式固定挟みの分解図である。本考案の実施例中、気管内管固定器100は、可調式固定挟み1及び固定ベルト2を含む(図2参照)。該可調式固定挟み1は、第1挟持ユニット111と第2挟持ユニット112を含み、そのうち、第1挟持ユニット111は、第1挟持部1111を有し、且つ両側に通孔113a,113bを形成し、第2挟持ユニット112は、第2挟持部1121を有する。図3に示すように、第1挟持部1111は、弧面を有し、気管内管の外表面に組み合わさり、第2挟持部1121は、弧面を有し、気管内管の外表面に組み合わさり、該第1挟持部1111は、該第2挟持部1121と突き合わさり、気管内管3を保持することができる(図5参照)。また、可調式固定挟み1は、第1パッド1112と第2パッド1122を含み、且つ該第1パッド1112及び該第2パッド1122は、それぞれ該第1挟持部1111の弧面及び第2挟持部1121の弧面に装着され、且つ該第1パッド1112及び第2パッド1122は、何れも弾性材質であり、好ましくは、医療用のシリカゲル材質である。
本考案の可調式固定挟み1は、調整ユニット12を含み、図1及び図2に示すようである。該調整ユニット12は、押圧式バネ調整ユニットであり、押圧ロッド121及び弾性部材を含み、該弾性部材は、好適には、バネ122である。該押圧ロッド121の一端は、該第2挟持ユニット112に固定され、該押圧ロッド121の他端は、該第1挟持ユニット111の孔114及びバネ122に穿合し、且つ該押圧ロッド121の他端は、押圧レバー123を装着し、該押圧レバー123上にシール125を設け、該シール125は、寸法のマークとして用い、その材質は、これに限定するものではないが、黒色のアルミ印刷ボタン似のシールを含む。該押圧レバー123は、中央通孔を有し、螺子124により押圧レバー123の中央通孔に穿合し、該押圧ロッド121の他端に固定され、該バネ122を該押圧レバー及び第1挟持ユニット111の間に介させる。
本考案の可調式固定挟み1は、噛み込み防止構造13を含み、該噛み込み防止構造13は、該第1挟持ユニット111と一体に成型してなり、第1挟持ユニット111の一側に成型される(図1参照)。該噛み込み防止構造13及び該第1挟持ユニット111の間は、係止板132を有し、患者の口部が弾性部材又はバネ122に接触することを回避する。図4に示すように、該噛み込み防止構造13は、気管内管収容部131を有し、該気管内管収容部131は、弧面を有し、気管内管3の外表面に貼付し覆うことができ、且つ該気管内管収容部131の弧面は、第1挟持部1111の弧面に溶接される。本考案の実施例において、噛み込み防止構造13は、透明又は半透明を呈することができ、且つ第1パッド1112の上表面の歯定位箇所に少なくとも1つの記号133をマークし、該第1パッド1112は、該第1挟持部1111の弧面下方に装着され、該第1パッド1112は、該第1挟持部1111の弧面下方に装着され、該記号は、該噛み込み防止構造13上に見ることができる。本考案の他の実施例中、噛み込み防止構造13の上表面の歯定位箇所に少なくとも1つの記号をマークすることもできる。
図5に示すように、本考案の気管内管固定器100は、可調式固定挟み1と固定ベルト2を含み、気管挿入管を完成させた後、固定気管内管3を挟持することに用い、気管内管3が想定外に脱落するか患者が個人の要因で発生する非計画的な気管内管の抜けを回避する。
本考案の実施例において、噛み込み防止構造13は、ポリプロピレン(Polypropylene, PP)、ABS樹脂(acrylonitrile butadiene styrene, ABS)またはポリカーボネート (Polycarbonate, PC)のプラスチック材質であることができ、噛み込み防止構造13は、第1挟持部1111の一側に形成され、噛み込み防止構造13の気管内管収容部131は、上下構造で該気管内管3を覆い、口腔内に位置するものである。噛み込み防止構造13は、気管内管3を覆うことができるだけでなく、気管内管3の固定を補助し、気管内管3が噛まれることを防止する機能を有する。従来技術と比較し、別途人工気道(oral airway)を設置する必要がない。
本考案の実施例が使用する材質について言えば、可調式固定挟み1の第1挟持ユニット111、第2挟持ユニット112表面にシリコン質外層を有し、その内部の主要な材質は、プラスチック材質であり、例えば、ポリプロピレン(Polypropylene, PP)、ABS樹脂(acrylonitrile butadiene styrene, ABS)またはポリカーボネート (Polycarbonate, PC)であることができる。この種の材質設計を利用し、口腔潰瘍を引き起こし難く、耐圧性を高くし、断裂し難く、例えば、重複使用が必要であれば、清潔を徹底する必要があり、不用であれば、捨て、十分便利である。固定ベルト2は、その表面にシリコン質外層を有し、内部に綿質内層を有する。従来技術の綿糸の使用と比較し、二重材質を使用する利点は、より弾性、快適性を有し、且つ皮膚のアレルギー、口角の圧迫及び耳の後ろの皮が破れることが生じ難いということである。また、本考案の他の実施例中、固定ベルト2の表面は、不織布外層を有し、これに限定するものではないが、スウェード材質を含むことができ、面ファスナー(たとえば、マジックテープ(登録商標))構造(図示せず)の該第1挟持ユニット111両側への使用を組み合わせ、迅速に粘着し、固定ベルト2を適当な長さに調整することができる。この種の類似する構造設計は、ここに限定するものではなく、ここでは、一つ一つを列挙しない。
本考案の操作時、人員は、押圧ロッド121の押圧レバー123を施力するだけで、該第1挟持部1111及び第2挟持部1121間の弾性突合せを調整することができ、押圧レバー123を開放した後、該第1挟持部1111及び第2挟持部1121を突き合わせ、気管内管3を挟持させることができ、そのうち、該第1挟持部1111及び第2挟持部1121間の弾性突合せは、口腔外に位置し、口腔内の肌を挟むことを回避することができる。本実施例の構造設計は、片手で押圧ロッド121の押圧レバー123を操作することに適合し、該第1挟持部1111及び第2挟持部1121間の弾性突合せを解除し、気管内管3の位置を調整し、使用上、相当簡単、便利である。第1挟持ユニット111の両側は、それぞれ通孔113a,113bを有し、固定ベルト2の両端にそれぞれ貫通設置し結合させることに用い、環状構造を形成し、使用者の頭部に被せ、構造全体を安定固定する(図6参照)。
図6に示すように、気管内管固定器を被せ設けた気管内管3は、固定ベルト2により患者の頭部に固定され、且つ図に示すように、気管内管固定器の二側の固定ベルトは、それぞれ二段形成され、固定ベルト2が頭部に被せられる時、固定ベルト2の患者頭部への施力を分散でき、気管内管固定器1の患者頭部への固定設置の安定性を向上する。また、本考案の気管内管固定器の使用時、口腔看護を行なうことに便利であり、細菌感染の可能性を低減する。
なお、本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。
100 気管内管固定器
1 可調式固定挟み
111 第1挟持ユニット
1111 第1挟持部
1112 第1パッド
112 第2挟持ユニット
1121 第2挟持部
1122 第2パッド
113a,113b 通孔
114 孔
12 調整ユニット
121 押圧ロッド
122 バネ
123 押圧レバー
124 螺子
125 シール
13 噛み込み防止構造
131 気管内管収容部
132 係止板
133 記号
2 固定ベルト
3 気管内管

Claims (15)

  1. 可調式固定挟みと、固定ベルトと、を含み、
    該可調式固定挟みは、第1挟持ユニット及び第2挟持ユニットと、調整ユニットと、噛み込み防止構造と、を含み、
    該第1挟持ユニットは、第1挟持部を有し、該第2挟持ユニットは、第2挟持部を有し、該第1挟持部及び該第2挟持部は、突合せて気管内管を保持し、
    該調整ユニットは、弾性部材を含み、該第1挟持ユニット及び第2挟持ユニットの間に連結し、該第1挟持部及び第2挟持部間の弾性の突合せを調整し、
    該噛み込み防止構造は、該第1挟持部の一側に形成され、且つ気管内管収容部を有し、該気管内管を貼付し覆うことができ、該気管内管を保護し、
    該固定ベルトの両端は、それぞれ該第1挟持ユニットの両側に結合する気管内管固定器。
  2. 前記調整ユニットは、押圧式バネ調整ユニットであり、押圧ロッドと該弾性部材を含み、該押圧ロッドの一端は、該第2挟持ユニットに固定され、該押圧ロッドの他端が該第1挟持ユニットの孔に貫通し、且つ該押圧ロッドの他端は、押圧レバーを形成し、該弾性部材を該押圧レバーと第1挟持ユニットの間に介させる請求項1に記載の気管内管固定器。
  3. 前記弾性部材は、バネである請求項1に記載の気管内管固定器。
  4. 前記噛み込み防止構造の上表面の歯固定箇所に少なくとも1つの記号をマークする請求項1に記載の気管内管固定器。
  5. 前記気管内管収容部は、上下に該気管内管を覆う請求項1に記載の気管内管固定器。
  6. 前記固定ベルトは、シリコン質外層を有する請求項1に記載の気管内管固定器。
  7. 前記固定ベルトは、不織布を有する請求項1に記載の気管内管固定器。
  8. 前記固定ベルトは、綿質内層を有する請求項1に記載の気管内管固定器。
  9. 前記固定ベルトは、該第1挟持ユニット両側の結合箇所に面ファスナーを有する請求項1に記載の気管内管固定器。
  10. 前記第1挟持ユニット、前記第2挟持ユニット及び前記噛み込み防止構造は、シリコン質外層を有する請求項1に記載の気管内管固定器。
  11. 前記第1挟持ユニット、前記第2挟持ユニット及び前記噛み込み防止構造の材質は、プラスチック材質である請求項1に記載の気管内管固定器。
  12. 前記プラスチック材質は、ポリプロピレン(Polypropylene, PP)、ABS樹脂(acrylonitrile butadiene styrene, ABS)またはポリカーボネート (Polycarbonate, PC)のプラスチック材質である請求項11に記載の気管内管固定器。
  13. 前記噛み込み防止構造は、透明又は半透明を呈する請求項10又は11に記載の気管内管固定器。
  14. 前記可調式固定挟みは、第1パッド及び第2パッドを含み、且つ該第1パッド及び第2パッドは、それぞれ該第1挟持部及び第2挟持部に装着される請求項1に記載の気管内管固定器。
  15. 前記噛み込み防止構造は、透明又は半透明を呈し、且つ該第1パッドの上表面の歯固定箇所に少なくとも1つの記号をマークし、該記号を該噛み込み防止構造上に見えるようにする請求項14に記載の気管内管固定器。
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