JP3159868U - うちわ - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンサート等の各種イベントにおけるグッズとして、うちわとともにペンライトが用いられているが、これらを個別に用意して携帯しなければならなかった。そこで、携帯に便利で、取り扱いに優れるとともに、ペンライト機能を備え、従来にない変化に富んだ使用形態を可能とし、ファッション性にも優れたうちわを提案する。【解決手段】 扇部1と柄4とを別体として形成し、扇部1の要と柄4の一端とを着脱自在とし、柄4の他端にストラップ5を設け、柄4を棒状発光体で形成する。【選択図】 図1
Description
この考案はうちわ、特にコンサート等の各種イベントで用いるうちわに関するものである。
うちわは、夏場に涼をとるための生活道具としての用途の他、扇面に商品の図柄や店舗の名入れ等を施して配布するなどの広告・販促の商業的用途に広く使われてきた。その材質は、古来からの竹と紙によるものの他、生産性に優れた樹脂製のもの(ポリうちわ)が多く用いられている。
一方、うちわは、近年ではコンサートを始めとする各種イベントにおけるグッズとして用いられている。各種イベントにおいてうちわを携帯する場合、柄を含む全長が長いためにバッグから柄が突出するなど携帯に不適であり、使用中は手が塞がり、コンサート会場等の人混みの中で取り扱いも不便であった。そこで、出願人は、特許文献1に示す先の出願で、扇部と柄とを別体として形成し、扇部の要と柄の一端とを着脱自在とすることで、携帯に便利で取り扱いに優れたうちわを提案した。
また、コンサートや夜間のイベントでは、会場の雰囲気を盛り上げるために、棒状発光体であるペンライト(ライトスティック)が用いられ、こうしたペンライトとして、LEDを光源とするLED電池式のものと、二液混合の化学発光体のものがある。LED電池式のペンライトは、押しボタンスイッチを押すごとに発光パターンや発光色(マルチカラー)を可変としたものもが使用されている。化学発光体のペンライトは、光透過材で筒状に形成した本体内に、混合して発光作用を生じる二液をアンプル内に封入したもので、使用時に折り曲げ振るなどして二液を混合させて発光させ、所定時間後に発光が停止したら廃棄する使い捨て式である。
このように、コンサート等の各種イベントにおけるグッズとして、うちわとともにペンライトが用いられているが、これらを個別に用意して携帯しなければならず、上記のように、従来のうちわは、携帯に不適であるとともに取り扱いも不便であった。
この考案は、これらの課題を解決することを目的とするもので、携帯に便利で、不要の時に手が塞がることがなく、取り扱いに優れるとともに、ペンライト機能を備え、従来にない変化に富んだ使用形態を可能とし、ファッション性にも優れたうちわを提案することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、この考案のうちわは、扇部1と柄4とを別体として形成し、扇部1の要と柄4の一端とを着脱自在とし、柄4の他端にストラップ5を設け、柄4を棒状発光体で形成するものである。
また、LEDを光源とするLED電池式の棒状発光体で柄4を形成し、又は、柄本体44を光透過材で筒状に形成し、二液混合の化学発光体45を柄本体44内に収納して発光させる棒状発光体で柄4を形成するものである。
また、上記のうちわにおいて、扇部1の要と柄4の一端との着脱機構を樹脂バックルで形成するものである。
この考案のうちわは、扇部1の要と柄4の一端とを着脱自在とし、柄4を棒状発光体で形成したので、コンサートや夜間のイベントにおいて、柄4をペンライトとして使用することができる。したがって、従来のペンライトは不要であり、別に用意して携帯する必要がない。このように、ペンライト機能を備えるとともに、柄4を発光させることで極めて印象的で注意を引き、従来にない変化に富んだ使用形態が可能であり、面白味に富んでファッション性にも優れるものである。
また、LEDを光源とするLED電池式の棒状発光体で柄4を形成すれば、点灯、フラッシュ等の発光パターンや発光色を可変とすることができ、電池の交換で永続使用が可能である。化学発光体45を柄本体44内に収納して発光させる棒状発光体で柄4を形成すれば、発光色が異なる任意の化学発光体45を選択、取り替えて使用することができ、うちわの製作コストが安価である。
また、この考案のうちわは、扇部1と柄4とを分離して収納することができ、バッグから柄4が突出することがなく、携帯に便利である。さらに、柄4の他端にストラップ5を設けたので、うちわを首に掛けたり、ズボンのベルトループに通したりするなどして不要の時に手が塞がることがなく、各種イベントの人混みの中で落としたりすることもなく、取り扱いに優れるものである。
また、扇部1の要と柄4の一端との着脱機構を樹脂バックルで形成することで、汎用品の樹脂バックルの適用で製作コストの低減を図ることができるとともに、扇部1と柄4との着脱も容易である。
以下にこの考案の実施形態について、図面を用いて具体的に説明する。
図1、2は、この考案の第1実施例である。このうちわは、コンサート等の各種イベントで用いる樹脂製のうちわで、図1に示すように、扇部1と柄4とが別体で形成され、扇部1と柄4との着脱機構に樹脂バックルが用いられている。樹脂バックルは、扇部1の要に形成した雌バックル体2と、柄4の一端に設けた雄バックル体3とで一対の汎用品で、筒状の雌バックル体2に雄バックル体3を挿入し、雄バックル体3の弾性片31を雌バックル体2の側部の窓孔21に係止させて両体2、3を結合させる一般的な構造である。柄4の他端にはストラップ5の締結具51が取り付けられ、ストラップ5は、同じく雌バックル体6、雄バックル体7とで一対の樹脂バックルにより長さ調節且つ締結自在とされている。
柄4は、LEDを光源とするLED電池式の棒状発光体で形成されている。柄4の基部に押しボタンスイッチ41が設けられ、その上方にボタン型電池の交換のための蓋42が形成され、さらに上方に光透過材で筒状に形成した発光部43が設けられている。この棒状発光体は、押しボタンスイッチ41を押すごとに、点灯、フラッシュ等に順次切り替わるように発光パターンが可変とされている。
扇部1と柄4の着脱方法を図2に示す。柄4の一端の雄バックル体3を雌バックル体2に挿入すると、弾性片31が窓孔21から突出して係止され、扇部1と柄4が容易に離脱することなく一体に結合される。図に示すように、窓孔21から突出した弾性片31を側方から押し込めば係止が解除され、柄4を引き抜いて扇部1と柄4とが分離される。
図3は、この考案の第2実施例である。このうちわは、前例と同様に、扇部1と柄4との着脱機構に樹脂バックルを用いて着脱自在とされ、さらに、柄4の他端に設けた雌バックル体8と、ストラップ5に設けた雄バックル体9の一対の樹脂バックルにより、柄4の他端とストラップ5とが着脱自在とされている。
このうちわは、柄4とストラップ5が着脱自在であるから、長さが異なるストラップ5を用意し、用途に応じて交換して使い分けることができ、扇部1、柄4、ストラップ5を分離し、発光パターンや発光色が異なるLED電池式の棒状発光体で形成した柄4に取り替えることもできる。また、柄4を取り外し、ストラップ5の雄バックル体9を雌バックル体2に挿入し、扇部1とストラップ5を直結した使い方も可能とされている。
図4、5は、この考案の第3実施例である。このうちわも、扇部1と柄4との着脱機構に樹脂バックルを用いて着脱自在とされ、柄4の他端にはストラップ5の締結具51が取り付けられている。柄本体44は、透明又は半透明の光透過材で筒状に形成され、柄本体44の一端に雄バックル体3が取り付けられ、他端の開口に締結具51の突縁52が挿脱自在とされ、柄本体44とストラップ5は分離可能とされている。
図4に示すように、柄本体44とストラップ5を分離した状態で、二液混合の化学発光体45を柄本体44内に収納可能とされている。化学発光体45を使用時に折り曲げ振るなどして二液を混合させて発光させ、これを柄本体44内に収納して柄4を発光させる。発光が停止した化学発光体45は、柄本体44とストラップ5を分離し、取り出して廃棄し、新たな化学発光体45を収納すれば、柄4を再び発光させることができる。
以上、実施例の構成を説明したが、この考案のうちわは、扇部1と柄4を分離して柄4をペンライトとして使用することができるとともに、柄4を発光させることで極めて印象的で注意を引き、従来にない変化に富んだ使用形態が可能であり、面白味に富んでファッション性にも優れるので、コンサートやスポーツ観戦、夜間の各種イベントにおけるグッズとして用いて有益である。
1 扇部
4 柄
44 柄本体
5 ストラップ
4 柄
44 柄本体
5 ストラップ
Claims (4)
- 扇部1と柄4とを別体として形成し、扇部1の要と柄4の一端とを着脱自在とし、柄4の他端にストラップ5を設け、柄4を棒状発光体で形成したうちわ。
- LEDを光源とするLED電池式の棒状発光体で柄4を形成した請求項1に記載のうちわ。
- 柄本体44を光透過材で筒状に形成し、二液混合の化学発光体45を柄本体44内に収納して発光させる棒状発光体で柄4を形成した請求項1に記載のうちわ。
- 扇部1の要と柄4の一端との着脱機構を樹脂バックルで形成した請求項1、2又は3に記載のうちわ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010001829U JP3159868U (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | うちわ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010001829U JP3159868U (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | うちわ |
Publications (1)
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JP3159868U true JP3159868U (ja) | 2010-06-03 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3159868U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4778104B1 (ja) * | 2010-08-10 | 2011-09-21 | みはる 渡部 | うちわの柄のカバー |
-
2010
- 2010-03-19 JP JP2010001829U patent/JP3159868U/ja not_active Expired - Fee Related
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