JP3159612U - 傘 - Google Patents

Abstract

【課題】風の強い日にも安心して使える、利便性の高い傘を提供する。【解決手段】傘布に紫外線遮断効果の高い合成繊維布を用い、傘布の一部を瓦葺状に上布と下布を重ねて、通風機能を持たせる。【選択図】図１

Description

本考案は、晴雨に限らず使用でき、雨天時に雨とともに強風が下から吹き上げても傘骨が反転したり、傘布がパラシュート状に変形することがないように風抜け経路を設け、しかも晴天時の日傘として紫外線の遮断効果の高い傘を提供するものである。

従来の傘は、骨部材に取り付けた布部材が通気性の無い状態で固定されていて、傘布部材が瓦葺状に二重に重なって通風構造を持たせタイプの傘は無かった。

雨傘としては上から降る雨に対して体が濡れないように雨よけとして使用するものがほとんどであり、その構造上、風に対する対策は施されていなく、豪雨、台風、強風時にも使用できるような傘は無かった。

本考案は、傘布部材の一部分を瓦葺状に重ねて二重構造とし、傘布の内側から外側に空気が抜ける構造を持たせるとともに傘布の外側から内側に雨が流れこまないようにしたので、あらゆる状況下、例えば強風時に傘を飛ばされたり、骨がひっくり返ったり、折れたりするのを防ぐことができ、また晴天時には日除けとして紫外線遮断効果の高い傘を提供するものである。

雨の日は晴天時に比べて天候的に暗く、しかも雨に濡れやいため、外出しにくいものである。そして強風下や台風豪雨には風のため傘の骨が折れたりひっくり返ったりすることもあるが、傘布部材の一部を瓦葺状に二重として通風構造にしたことにより下からの突風にも耐ええるので安心して使用できるようにしたものである。加えて紫外線遮断効果を傘布に持たせることで、その意外性と利便性から台風や豪雨の日に限らず、晴れの日にも使用する楽しみと、見た人にも衝撃と興味と驚きを提供することができる。

本考案の傘を示す斜視図である。 同傘の瓦葺状構造部分を示す部分拡大図である。 同瓦葺状構造部分を傘の内側から見た部分拡大図である。

以下、図をもって本考案を詳しく説明する
図１に示す傘の体の図において、１は傘本体であり、これは複数本の傘骨２間に撥水処理を施したポリエステル布からなる傘布３が張り渡されたものである。本考案の傘の特徴は、この傘布の一部、図２では３つおきに傘布を上布４と下布５に２分割して瓦葺状に重ねたことにある。

図２中、６は上布４の下端であり、これは下布５とは縫い合わせていなく、若干の弛みをもたせるのが好ましい。７は下布５の上端で上布の下端同様上布４とは縫い合わせていなく、若干の弛みをもたせるのが好ましい。図３は傘を内側から見た図であり、下布５の上端７は傘の下側から傘内側に入る込む強風を逃がすための風の入り口となり、上布４の下端６は風の出口となって、傘内側の風の一部を逃がすものである。

この風の逃がし経路を傘布の一部に作ることで、突風が傘布を下から吹き上げても傘骨の破損や傘布がパラシュート状に変形することがないようにできる。

本考案の傘は、雨天時の台風、豪雨、雪、紫外線から身を守る為の傘として広く適応ができ、かつ晴天時の日除け傘としても便利に利用可能である

１ 傘本体
２ 傘骨
３ 傘布
４ 上布
５ 下布
６ 上布の下端
７ 下布の上端

Claims (1)

1. 骨部材に取り付けた傘布として紫外線遮断効果の高い合成繊維布を用い、一部の傘布は瓦葺状に上布と下布を重ねて下布の上端を風の入り口に、上布の下端を風の出口として通風機能を持たせたことを特徴とする傘。
   

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