JP3159594U - リール電動化用連結具及びそれを備えた魚釣用リール - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡素な構造で既存の手動式の魚釣用リールに装着することができ、必要に応じて電動機と連結して釣糸の巻き取りを電動化することができる汎用性、使用性、省資源性に優れたリール電動化用連結具の提供。【解決手段】手動でハンドルを回転させて釣糸の巻き取りを行う魚釣用手動リールに装着されるリール電動化用連結具であって、ハンドルに固定される固定部と、固定部に形設されハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結される連結部と、を備えている。【選択図】図2
Description
本考案は、既存の魚釣用手動リールに簡便に装着して釣糸の巻き取りを電動化することができるリール電動化用連結具及びそれを備えた魚釣用リールに関するものである。
従来、一般的に使用されている魚釣用リールは、(特許文献1)のように手動でハンドルを回すことによってスプールに釣糸を巻き取るものであるため、魚が掛かった状態で釣糸を巻き取るには大きな力が必要であり、使用者の負担が大きく、長時間の使用には不向きで、釣果に悪影響を及ぼすことがあり、使用性に欠けるという問題点を有している。
そこで、最近では(特許文献2)のように電動モータを内蔵することにより、釣糸の巻き取りを省力化した魚釣り用電動リールが開発されている。
そこで、最近では(特許文献2)のように電動モータを内蔵することにより、釣糸の巻き取りを省力化した魚釣り用電動リールが開発されている。
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)電動式のリールは、釣糸の巻き取り時には力が不要だが、手動式のリールに比べて大型で質量が重いため、釣竿を上げ下げする際の負担が増加し、取扱い性に欠けるという課題を有していた。
(2)また、電動式のリールを使用するためには、リール全体の買い換えが必要であり、手動式のリールが無駄になるだけでなく、魚の種類や釣り方などに応じて、ドラグ力や糸巻き量などが異なる複数種類の電動リールを改めて用意しなければならず、省資源性に欠けるという課題を有していた。
(1)電動式のリールは、釣糸の巻き取り時には力が不要だが、手動式のリールに比べて大型で質量が重いため、釣竿を上げ下げする際の負担が増加し、取扱い性に欠けるという課題を有していた。
(2)また、電動式のリールを使用するためには、リール全体の買い換えが必要であり、手動式のリールが無駄になるだけでなく、魚の種類や釣り方などに応じて、ドラグ力や糸巻き量などが異なる複数種類の電動リールを改めて用意しなければならず、省資源性に欠けるという課題を有していた。
本考案は上記従来の課題を解決するもので、極めて簡素な構造で既存の手動式の魚釣用リールに装着することができ、必要に応じて電動機と連結して釣糸の巻き取りを電動化することができる汎用性、使用性、省資源性に優れたリール電動化用連結具の提供及び釣糸の巻き取りを行う時だけ電動機と簡便に連結することができ、リール本体が大型化、重量化することがなく、持ち運びや操作が容易で、コンパクト性、省力性、操作性に優れる魚釣用リールの提供を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために本考案のリール電動化用連結具及びそれを備えた魚釣用リールは、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載のリール電動化用連結具は、手動でハンドルを回転させて釣糸の巻き取りを行う魚釣用手動リールに装着されるリール電動化用連結具であって、前記ハンドルに固定される固定部と、前記固定部に形設され前記ハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結される連結部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)ハンドルに固定される固定部と、固定部に形設されハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結される連結部を有するので、既存の魚釣用手動リールに装着することができ、連結部に電動機の出力軸を連結して駆動することによって電動でハンドルの回転軸を回転させ、釣糸を短時間で巻き取ることができ、省力性に優れる。
(2)連結部が、電動機の出力軸と着脱自在に連結されるので、釣糸を巻き取る時に必要に応じてリールと電動機を連結して使用することができ、取扱い性に優れる。
(3)魚釣用手動リールに装着して簡便に電動化を図ることができ、既存の魚釣用手動リールを買い換えることなく有効に利用することができ、汎用性、省資源性に優れる。
本考案の請求項1に記載のリール電動化用連結具は、手動でハンドルを回転させて釣糸の巻き取りを行う魚釣用手動リールに装着されるリール電動化用連結具であって、前記ハンドルに固定される固定部と、前記固定部に形設され前記ハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結される連結部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)ハンドルに固定される固定部と、固定部に形設されハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結される連結部を有するので、既存の魚釣用手動リールに装着することができ、連結部に電動機の出力軸を連結して駆動することによって電動でハンドルの回転軸を回転させ、釣糸を短時間で巻き取ることができ、省力性に優れる。
(2)連結部が、電動機の出力軸と着脱自在に連結されるので、釣糸を巻き取る時に必要に応じてリールと電動機を連結して使用することができ、取扱い性に優れる。
(3)魚釣用手動リールに装着して簡便に電動化を図ることができ、既存の魚釣用手動リールを買い換えることなく有効に利用することができ、汎用性、省資源性に優れる。
ここで、固定部の材質としては、適度な剛性を有していればよい。具体的には、アルミニウムやステンレス等の金属が好適に用いられるが、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンなどの合成樹脂を用いてもよい。また、固定部はハンドルに固定できるものであればよく、その形状は、ハンドルの形状に合わせて、適宜、選択することができる。
尚、固定部とハンドルとの固定方法は、固定部及びハンドルの材質や形状などに応じて、螺子止め、接着、溶着、溶接、嵌合などの方法から、適宜、選択することができる。固定部とハンドルを着脱自在に固定した場合、1つのリール電動化用連結具を複数の魚釣用リールに付け替えて使用することができる。
電動機としては、電気で回転するモータを備えていればよいが、乾電池などのバッテリーで駆動できるものが好ましい。特に、電動機を内蔵した小型の電動ドライバ等を好適に用いることができる。
連結部は、電動機の出力軸の先端と連結できるものであればよく、その形状は、出力軸の先端形状に合わせて、適宜、選択することができる。電動ドライバを使用する場合、ドライバビットの根元部の形状に合わせて、角柱状や六角柱状などに形成すればよい。
尚、魚釣用手動リールは、手動式のリールであればよく、従来のベイトリール(両軸リール)、スピニングリール、太鼓型リール等を用いることができる。
尚、固定部とハンドルとの固定方法は、固定部及びハンドルの材質や形状などに応じて、螺子止め、接着、溶着、溶接、嵌合などの方法から、適宜、選択することができる。固定部とハンドルを着脱自在に固定した場合、1つのリール電動化用連結具を複数の魚釣用リールに付け替えて使用することができる。
電動機としては、電気で回転するモータを備えていればよいが、乾電池などのバッテリーで駆動できるものが好ましい。特に、電動機を内蔵した小型の電動ドライバ等を好適に用いることができる。
連結部は、電動機の出力軸の先端と連結できるものであればよく、その形状は、出力軸の先端形状に合わせて、適宜、選択することができる。電動ドライバを使用する場合、ドライバビットの根元部の形状に合わせて、角柱状や六角柱状などに形成すればよい。
尚、魚釣用手動リールは、手動式のリールであればよく、従来のベイトリール(両軸リール)、スピニングリール、太鼓型リール等を用いることができる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のリール電動化用連結具であって、前記連結部が、前記電動機の前記出力軸の端部に形設された嵌合部に嵌着される嵌着部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)連結部が、電動機の出力軸の端部に形設された嵌合部に嵌着される嵌着部を有することにより、嵌着部を電動機の嵌合部に嵌着するだけで、簡便に連結部と電動機の出力軸を連結することができ、電動機の動力を連結部に確実に伝達してハンドルを回転させることができ、電動機の連結作業性、連結の確実性に優れる。
ここで、連結部の嵌着部と出力軸の端部の嵌合部とは、互いに嵌合できる形状であればよい。特に、凹状部に凸状部を差し込むだけで嵌合するものは、簡便に挿抜することができ、着脱作業性に優れる。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)連結部が、電動機の出力軸の端部に形設された嵌合部に嵌着される嵌着部を有することにより、嵌着部を電動機の嵌合部に嵌着するだけで、簡便に連結部と電動機の出力軸を連結することができ、電動機の動力を連結部に確実に伝達してハンドルを回転させることができ、電動機の連結作業性、連結の確実性に優れる。
ここで、連結部の嵌着部と出力軸の端部の嵌合部とは、互いに嵌合できる形状であればよい。特に、凹状部に凸状部を差し込むだけで嵌合するものは、簡便に挿抜することができ、着脱作業性に優れる。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載のリール電動化用連結具であって、前記固定部が、前記釣糸を巻き取る時の前記ハンドルの回転方向と反対側の側部に係合する係合部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)固定部が釣糸を巻き取る時のハンドルの回転方向と反対側の側部に係合する係合部を有することにより、連結部と電動機の出力軸を連結し、電動機で連結部を回転させた時に、係合部がハンドルの回転方向と反対側の側部をハンドルの回転方向に押圧してハンドルを回転させることができるので、基部とハンドルとを別途、固定手段で固定する必要がなく、ハンドルと基部を簡便に着脱することができ、着脱作業性に優れる。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)固定部が釣糸を巻き取る時のハンドルの回転方向と反対側の側部に係合する係合部を有することにより、連結部と電動機の出力軸を連結し、電動機で連結部を回転させた時に、係合部がハンドルの回転方向と反対側の側部をハンドルの回転方向に押圧してハンドルを回転させることができるので、基部とハンドルとを別途、固定手段で固定する必要がなく、ハンドルと基部を簡便に着脱することができ、着脱作業性に優れる。
請求項4に記載の考案は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のリール電動化用連結具であって、前記固定部が、基部と、前記基部に穿設された固定孔と、を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)固定部が、基部と、基部に穿設された固定孔を有するので、基部の固定孔に固定螺子を挿通し、ハンドルに形設した雌螺子部に螺着することにより、固定部をハンドルに確実かつ強固に固定することができ、電動機を駆動した時に、固定部がハンドルから外れることがなく、安全性、動力伝達の確実性、動作の安定性に優れる。
(2)固定部を螺子止めしてハンドルと固定するので、ハンドルへの着脱、交換が容易で、メンテナンス性に優れる。
ここで、固定孔の数、大きさ、位置等は、ハンドルの形状や大きさ等に応じて、適宜、選択することができる。
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)固定部が、基部と、基部に穿設された固定孔を有するので、基部の固定孔に固定螺子を挿通し、ハンドルに形設した雌螺子部に螺着することにより、固定部をハンドルに確実かつ強固に固定することができ、電動機を駆動した時に、固定部がハンドルから外れることがなく、安全性、動力伝達の確実性、動作の安定性に優れる。
(2)固定部を螺子止めしてハンドルと固定するので、ハンドルへの着脱、交換が容易で、メンテナンス性に優れる。
ここで、固定孔の数、大きさ、位置等は、ハンドルの形状や大きさ等に応じて、適宜、選択することができる。
請求項5に記載の考案は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載のリール電動化用連結具であって、前記固定部が、前記ハンドルの前記回転軸の端部に嵌合される固定嵌合部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)固定部が、ハンドルの回転軸の端部に嵌合される固定嵌合部を有することにより、回転軸の端部に固定嵌合部を嵌合させるだけで、回転軸に固定部を簡便に固定することができるので、特別な固定手段で固定する必要がなく、ハンドルと固定部を容易に着脱することができ、着脱作業性に優れる。
(2)固定部が、係合部や固定孔を有する場合は、係合部による係合や螺子止めを併用することにより、固定部とハンドルとの固定を確実かつ強固に行うことができ、固定の安定性、動力伝達の確実性に優れる。
(3)ハンドルの形態に応じて、固定嵌合部、係合部、固定孔の中から、適切な固定手段を選択することができ、汎用性、使用性に優れる。
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)固定部が、ハンドルの回転軸の端部に嵌合される固定嵌合部を有することにより、回転軸の端部に固定嵌合部を嵌合させるだけで、回転軸に固定部を簡便に固定することができるので、特別な固定手段で固定する必要がなく、ハンドルと固定部を容易に着脱することができ、着脱作業性に優れる。
(2)固定部が、係合部や固定孔を有する場合は、係合部による係合や螺子止めを併用することにより、固定部とハンドルとの固定を確実かつ強固に行うことができ、固定の安定性、動力伝達の確実性に優れる。
(3)ハンドルの形態に応じて、固定嵌合部、係合部、固定孔の中から、適切な固定手段を選択することができ、汎用性、使用性に優れる。
ここで、固定嵌合部は、回転軸の端部に嵌合できるものであればよく、その形状は、回転軸の端部の形状に合わせて、適宜、選択することができる。一般的には回転軸の端部はハンドルの基部に貫設されており、その端部がハンドルの基部から突出しているので、簡便に固定嵌合部を嵌合させることができる。
本考案の請求項6に記載の魚釣用リールは、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載のリール電動化用連結具が前記ハンドルに装着された構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)リール電動化用連結具がハンドルに装着されていることにより、電動機の出力軸をリール電動化用連結具の連結部に簡便に連結することができ、電動でハンドルを回転させて釣糸を短時間で巻き取ることが可能で、使用者の負担を軽減でき、省力性に優れる。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)リール電動化用連結具がハンドルに装着されていることにより、電動機の出力軸をリール電動化用連結具の連結部に簡便に連結することができ、電動でハンドルを回転させて釣糸を短時間で巻き取ることが可能で、使用者の負担を軽減でき、省力性に優れる。
以上のように、本考案のリール電動化用連結具及びそれを備えた魚釣用リールによれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の考案によれば、以下のような効果を有する。
(1)既存の魚釣用手動リールに装着することにより、簡便に電動機と連結することができ、人力によらず、電動で釣糸の巻き取りを行うことを可能とする省力性、汎用性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
請求項1に記載の考案によれば、以下のような効果を有する。
(1)既存の魚釣用手動リールに装着することにより、簡便に電動機と連結することができ、人力によらず、電動で釣糸の巻き取りを行うことを可能とする省力性、汎用性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。(1)既存の電動機の出力軸に形設された嵌合部と嵌着することにより、電動機の動力を魚釣用手動リールの回転軸に確実に伝達して回転させることができる電動機の連結作業性、連結の確実性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)電動機を駆動して連結部を回転させる際に、係合部をハンドルの側部に係合させてハンドルを確実に回転させることができると共に、基部とハンドルとを別途、固定手段で固定する必要がなく、ハンドルとの着脱を簡便に行うことができる動力伝達の確実性、着脱作業性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
(1)電動機を駆動して連結部を回転させる際に、係合部をハンドルの側部に係合させてハンドルを確実に回転させることができると共に、基部とハンドルとを別途、固定手段で固定する必要がなく、ハンドルとの着脱を簡便に行うことができる動力伝達の確実性、着脱作業性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
請求項4に記載の考案によれば、請求項1乃至3の内いずれか1項の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)螺子止めによってハンドルに強固に固定することができ、電動機の動力を確実に回転軸に伝達して回転させることができると共に、ハンドルとの着脱が容易で、動力伝達の確実性、着脱作業性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
(1)螺子止めによってハンドルに強固に固定することができ、電動機の動力を確実に回転軸に伝達して回転させることができると共に、ハンドルとの着脱が容易で、動力伝達の確実性、着脱作業性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項1乃至4の内いずれか1項の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)回転軸の端部に固定嵌合部を嵌合させるだけで、ハンドルに装着することができ、着脱や交換が容易で、着脱作業性、メンテナンス性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
(1)回転軸の端部に固定嵌合部を嵌合させるだけで、ハンドルに装着することができ、着脱や交換が容易で、着脱作業性、メンテナンス性に優れたリール電動化用連結具を提供することができる。
請求項6に記載の考案によれば、以下のような効果を有する。
(1)ハンドルに固定されたリール電動化用連結具を介して、必要に応じて、簡便に電動機と連結することができ、電動機の動力を回転軸に確実に伝達して回転させ、釣糸を短時間で巻き取ることができる省力性、動力伝達の確実性、動作の安定性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
(1)ハンドルに固定されたリール電動化用連結具を介して、必要に応じて、簡便に電動機と連結することができ、電動機の動力を回転軸に確実に伝達して回転させ、釣糸を短時間で巻き取ることができる省力性、動力伝達の確実性、動作の安定性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
以下、本考案の実施の形態におけるリール電動化用連結具及びそれを備えた魚釣用リールについて、以下図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は実施の形態1におけるリール電動化用連結具の斜視図であり、図1(b)は実施の形態1におけるリール電動化用連結具の側面図である。
図1中、1は手動でハンドルを回転させて釣糸の巻き取りを行う魚釣用手動リールに装着される実施の形態1におけるリール電動化用連結具、2はリール電動化用連結具1の固定部、3は平板状に形成された固定部2の基部、3aは基部3の側部に延設され後述する魚釣用手動リールのハンドルの回転方向と反対側の側部に係合する固定部2の略L字型の係合部、4は基部3の上面に突設された固定部2の連結部支持部、4aは連結部支持部4の基板3側に形設された中空部、5は固定部2に形設され後述する魚釣用手動リールのハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結されるリール電動化用連結具1の連結部、6は固定部2の連結部支持部4で支持され後述する電動機の出力軸の端部に形設された嵌合部に嵌着される連結部5の六角ボルト状の嵌着部である。
(実施の形態1)
図1(a)は実施の形態1におけるリール電動化用連結具の斜視図であり、図1(b)は実施の形態1におけるリール電動化用連結具の側面図である。
図1中、1は手動でハンドルを回転させて釣糸の巻き取りを行う魚釣用手動リールに装着される実施の形態1におけるリール電動化用連結具、2はリール電動化用連結具1の固定部、3は平板状に形成された固定部2の基部、3aは基部3の側部に延設され後述する魚釣用手動リールのハンドルの回転方向と反対側の側部に係合する固定部2の略L字型の係合部、4は基部3の上面に突設された固定部2の連結部支持部、4aは連結部支持部4の基板3側に形設された中空部、5は固定部2に形設され後述する魚釣用手動リールのハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結されるリール電動化用連結具1の連結部、6は固定部2の連結部支持部4で支持され後述する電動機の出力軸の端部に形設された嵌合部に嵌着される連結部5の六角ボルト状の嵌着部である。
以上のように形成された実施の形態1におけるリール電動化用連結具の使用方法について説明する。
図2は実施の形態1におけるリール電動化用連結具の装着方法を示す斜視図であり、図3は実施の形態1におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールを示す斜視図である。
図2中、30は実施の形態1におけるリール電動化用連結具1が装着される既存の魚釣用手動リール、31は魚釣用手動リール30のリール本体、32はリール本体31に回動自在に保持されたスプール、33はスプール32に巻回しされた釣糸、34はスプール32を回転させるための魚釣用手動リール30のハンドル、34aは長手方向中央部で回転軸35に固定されたハンドル34のアーム部、34bはアーム部34aの両端に回動自在に配設され手動でアーム部34aを回転させるためのハンドル34の把手部、35はハンドル34のアーム部34aに貫設された回転軸、36はアーム部34aから突出した回転軸35の端部をアーム部34aに固定する六角ナット状の回転軸固定部である。
図3中、30Aは魚釣用手動リール30のハンドル34にリール電動化用連結具1が装着されて得られる実施の形態1におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールである。
尚、本実施の形態では、魚釣用手動リール30としてベイトリール(両軸リール)を用いたが、魚釣用手動リールの形態は、これに限定されるものではなく、スピニングリールや太鼓型リール等の既存(従来公知)の手動リールを用いることできる。
図2は実施の形態1におけるリール電動化用連結具の装着方法を示す斜視図であり、図3は実施の形態1におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールを示す斜視図である。
図2中、30は実施の形態1におけるリール電動化用連結具1が装着される既存の魚釣用手動リール、31は魚釣用手動リール30のリール本体、32はリール本体31に回動自在に保持されたスプール、33はスプール32に巻回しされた釣糸、34はスプール32を回転させるための魚釣用手動リール30のハンドル、34aは長手方向中央部で回転軸35に固定されたハンドル34のアーム部、34bはアーム部34aの両端に回動自在に配設され手動でアーム部34aを回転させるためのハンドル34の把手部、35はハンドル34のアーム部34aに貫設された回転軸、36はアーム部34aから突出した回転軸35の端部をアーム部34aに固定する六角ナット状の回転軸固定部である。
図3中、30Aは魚釣用手動リール30のハンドル34にリール電動化用連結具1が装着されて得られる実施の形態1におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールである。
尚、本実施の形態では、魚釣用手動リール30としてベイトリール(両軸リール)を用いたが、魚釣用手動リールの形態は、これに限定されるものではなく、スピニングリールや太鼓型リール等の既存(従来公知)の手動リールを用いることできる。
図2において、魚釣用手動リール30のハンドル34にリール電動化用連結具1を装着するには、リール電動化用連結具1の固定部2の係合部3aがハンドル34のアーム部34aに当たらない位置で、固定部3の連結部支持部4の中空部4a(図1(b)参照)に回転軸35の端部に固設された回転軸固定部36を挿入し、固定部2の基部3の裏面をアーム部34aの表面に当接させる。その後、リール電動化用連結具1を釣糸33を巻き取る時のハンドル34の回転方向(ハンドル34側から回転軸35を見て右回り)に回転させ、係合部3aをハンドル34の側部に係合させることにより、図3の装着状態となる。
以上のように形成された実施の形態1におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールの使用方法について説明する。
図4は実施の形態1におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールの使用方法を示す斜視図である。
図4中、40は実施の形態1におけるリール電動化用連結具1を備えた魚釣用リール30Aのハンドル34を電動で回転させるための電動機を内蔵した小型の電動ドライバ、41は電動ドライバ40の出力軸の端部に形設されリール電動化用連結具1の連結部5の嵌着部6(図3参照)が嵌着される嵌合部である。
釣糸33を巻き取る際に、図4に示すように、リール電動化用連結具1の連結部5の嵌着部6(図3参照)を電動ドライバ40の嵌合部41に嵌着し、電動ドライバ40を駆動することにより、リール電動化用連結具1の固定部2の係合部3aがハンドル34の回転方向と反対側のアーム部34aの側部をハンドル34の回転方向に押圧するようにしてハンドル34を回転させることができる。
図4は実施の形態1におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールの使用方法を示す斜視図である。
図4中、40は実施の形態1におけるリール電動化用連結具1を備えた魚釣用リール30Aのハンドル34を電動で回転させるための電動機を内蔵した小型の電動ドライバ、41は電動ドライバ40の出力軸の端部に形設されリール電動化用連結具1の連結部5の嵌着部6(図3参照)が嵌着される嵌合部である。
釣糸33を巻き取る際に、図4に示すように、リール電動化用連結具1の連結部5の嵌着部6(図3参照)を電動ドライバ40の嵌合部41に嵌着し、電動ドライバ40を駆動することにより、リール電動化用連結具1の固定部2の係合部3aがハンドル34の回転方向と反対側のアーム部34aの側部をハンドル34の回転方向に押圧するようにしてハンドル34を回転させることができる。
尚、本実施の形態では、電動機として電動ドライバ40を使用したので、電動ドライバ40の嵌合部41に嵌着されるドライバビットの根元部の形状に合わせて、連結部5に六角柱状の嵌着部6(図3参照)を形設したが、連結部5の形状はこれに限定されるものではなく、使用する電動機の出力軸の先端形状に合わせて、適宜、選択することができる。
以上のように実施の形態1におけるリール電動化用連結具は構成されているので、以下の作用を有する。
(1)ハンドルに固定される固定部と、固定部に形設されハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結される連結部を有するので、既存の魚釣用手動リールに装着することができ、連結部に電動機の出力軸を連結して駆動することによって電動でスプールを回転させ、釣糸を短時間で巻き取ることができ、省力性に優れる。
(2)連結部が、電動機の出力軸と着脱自在に連結されるので、釣糸を巻き取る時に必要に応じてリールと電動機を連結して使用することができ、取扱い性に優れる。
(3)魚釣用手動リールに装着して簡便に電動化を図ることができ、既存の魚釣用手動リールを買い換えることなく有効に利用することができ、汎用性、省資源性に優れる。
(4)連結部が、電動機の出力軸の端部に形設された嵌合部に嵌着される嵌着部を有することにより、嵌着部を電動機の嵌合部に嵌着するだけで、簡便に連結部と電動機の出力軸を連結することができ、電動機の動力を連結部に確実に伝達してハンドルを回転させることができ、電動機の連結作業性、連結の確実性に優れる。
(5)固定部が釣糸を巻き取る時のハンドルの回転方向と反対側の側部に係合する係合部を有することにより、連結部と電動機の出力軸を連結し、電動機で連結部を回転させた時に、係合部がハンドルの回転方向と反対側の側部をハンドルの回転方向に押圧してハンドルを回転させることができるので、基部とハンドルとを別途、固定手段で固定する必要がなく、ハンドルと基部を簡便に着脱することができ、着脱作業性に優れる。
(6)嵌着部で嵌合するので、波の荒い時でも嵌着部と電動ドライバの嵌合部が滑ることなく確実に係合でき、回転動作の確実性、安定性に優れる。
(1)ハンドルに固定される固定部と、固定部に形設されハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結される連結部を有するので、既存の魚釣用手動リールに装着することができ、連結部に電動機の出力軸を連結して駆動することによって電動でスプールを回転させ、釣糸を短時間で巻き取ることができ、省力性に優れる。
(2)連結部が、電動機の出力軸と着脱自在に連結されるので、釣糸を巻き取る時に必要に応じてリールと電動機を連結して使用することができ、取扱い性に優れる。
(3)魚釣用手動リールに装着して簡便に電動化を図ることができ、既存の魚釣用手動リールを買い換えることなく有効に利用することができ、汎用性、省資源性に優れる。
(4)連結部が、電動機の出力軸の端部に形設された嵌合部に嵌着される嵌着部を有することにより、嵌着部を電動機の嵌合部に嵌着するだけで、簡便に連結部と電動機の出力軸を連結することができ、電動機の動力を連結部に確実に伝達してハンドルを回転させることができ、電動機の連結作業性、連結の確実性に優れる。
(5)固定部が釣糸を巻き取る時のハンドルの回転方向と反対側の側部に係合する係合部を有することにより、連結部と電動機の出力軸を連結し、電動機で連結部を回転させた時に、係合部がハンドルの回転方向と反対側の側部をハンドルの回転方向に押圧してハンドルを回転させることができるので、基部とハンドルとを別途、固定手段で固定する必要がなく、ハンドルと基部を簡便に着脱することができ、着脱作業性に優れる。
(6)嵌着部で嵌合するので、波の荒い時でも嵌着部と電動ドライバの嵌合部が滑ることなく確実に係合でき、回転動作の確実性、安定性に優れる。
以上のように実施の形態1におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールは構成されているので、以下の作用を有する。
(1)リール電動化用連結具がハンドルに装着されていることにより、電動ドライバ等の電動機の出力軸をリール電動化用連結具の連結部に簡便に連結することができ、電動でハンドルを回転させて釣糸を短時間で巻き取ることが可能で、使用者の負担を軽減でき、省力性に優れる。
(1)リール電動化用連結具がハンドルに装着されていることにより、電動ドライバ等の電動機の出力軸をリール電動化用連結具の連結部に簡便に連結することができ、電動でハンドルを回転させて釣糸を短時間で巻き取ることが可能で、使用者の負担を軽減でき、省力性に優れる。
(実施の形態2)
実施の形態2におけるリール電動化用連結具及びそれを備えた魚釣用リールについて、以下、図面を用いて説明する。尚、実施の形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図5は実施の形態2におけるリール電動化用連結具の斜視図であり、図6は実施の形態2におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールを示す斜視図である。
図5において、実施の形態2におけるリール電動化用連結具1aが実施の形態1と異なるのは、固定部2aの基部3に係合部3aを形設する代わりに、2箇所の固定孔3bが穿設されている点である。
図6において、実施の形態2におけるリール電動化用連結具1aを備えた魚釣用リール30Bが実施の形態1と異なるのは、リール電動化用連結具1aの固定部2aが、基部3の固定孔3b(図5参照)から挿通された固定螺子7によってハンドル34のアーム部34aに固定されている点である。
尚、その他の点については実施の形態1と同様なので説明を省略する。
実施の形態2におけるリール電動化用連結具及びそれを備えた魚釣用リールについて、以下、図面を用いて説明する。尚、実施の形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図5は実施の形態2におけるリール電動化用連結具の斜視図であり、図6は実施の形態2におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールを示す斜視図である。
図5において、実施の形態2におけるリール電動化用連結具1aが実施の形態1と異なるのは、固定部2aの基部3に係合部3aを形設する代わりに、2箇所の固定孔3bが穿設されている点である。
図6において、実施の形態2におけるリール電動化用連結具1aを備えた魚釣用リール30Bが実施の形態1と異なるのは、リール電動化用連結具1aの固定部2aが、基部3の固定孔3b(図5参照)から挿通された固定螺子7によってハンドル34のアーム部34aに固定されている点である。
尚、その他の点については実施の形態1と同様なので説明を省略する。
以上のように実施の形態2におけるリール電動化用連結具は構成されているので、実施の形態1のリール電動化用連結具の(1)乃至(4)の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)固定部が、基部と、基部に穿設された固定孔を有するので、基部の固定孔に固定螺子を挿通し、ハンドルに形設した雌螺子部に螺着することにより、固定部をハンドルに確実かつ強固に固定することができ、電動機を駆動した時に、固定部がハンドルから外れることがなく、安全性、動力伝達の確実性、動作の安定性に優れる。
(2)固定部を螺子止めしてハンドルと固定するので、ハンドルへの着脱、交換が容易で、メンテナンス性に優れる。
(1)固定部が、基部と、基部に穿設された固定孔を有するので、基部の固定孔に固定螺子を挿通し、ハンドルに形設した雌螺子部に螺着することにより、固定部をハンドルに確実かつ強固に固定することができ、電動機を駆動した時に、固定部がハンドルから外れることがなく、安全性、動力伝達の確実性、動作の安定性に優れる。
(2)固定部を螺子止めしてハンドルと固定するので、ハンドルへの着脱、交換が容易で、メンテナンス性に優れる。
以上のように実施の形態2におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールは構成されているので、実施の形態1のリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールの作用と同様の作用を有する。
(実施の形態3)
実施の形態3におけるリール電動化用連結具について、以下、図面を用いて説明する。尚、実施の形態1及び2と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図7(a)は実施の形態3におけるリール電動化用連結具の側面図であり、図7(b)は実施の形態3におけるリール電動化用連結具の底面図である。
図7において、実施の形態3におけるリール電動化用連結具1bが実施の形態1及び2と異なるのは、固定部2bが基部3を備えておらず、連結部支持部4に魚釣用手動リール30のハンドル34の回転軸35の端部の回転軸固定部36(図2参照)に嵌合される六角筒型の固定嵌合部4bが形設されている点である。
固定嵌合部4bの形状はこれに限定されるものではなく、回転軸35の端部形状に合わせて、適宜、選択することができ、簡便に回転軸35の端部に嵌合させることができる。
また、固定部2bには、実施の形態1のリール電動化用連結具1と同様の係合部3aや実施の形態2のリール電動化用連結具1aと同様の固定孔3bを備えた基部3を設けてもよい。
尚、その他の点については実施の形態1と同様なので説明を省略する。
ここで、リール電動化用連結具1bを別途用意する代わりに、魚釣用手動リール30の回転軸35の端部を突出させ、予め四角柱や六角柱などの角柱状や星形の嵌着部を形設したり、回転軸35の端面にプラス状、マイナス状、四角形や六角形などの角筒状、星形などの凹部を形設したりして、電動ドライバ40の嵌合部41やその他の電動機の回転軸などと直接連結できるようにしてもよい。
実施の形態3におけるリール電動化用連結具について、以下、図面を用いて説明する。尚、実施の形態1及び2と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図7(a)は実施の形態3におけるリール電動化用連結具の側面図であり、図7(b)は実施の形態3におけるリール電動化用連結具の底面図である。
図7において、実施の形態3におけるリール電動化用連結具1bが実施の形態1及び2と異なるのは、固定部2bが基部3を備えておらず、連結部支持部4に魚釣用手動リール30のハンドル34の回転軸35の端部の回転軸固定部36(図2参照)に嵌合される六角筒型の固定嵌合部4bが形設されている点である。
固定嵌合部4bの形状はこれに限定されるものではなく、回転軸35の端部形状に合わせて、適宜、選択することができ、簡便に回転軸35の端部に嵌合させることができる。
また、固定部2bには、実施の形態1のリール電動化用連結具1と同様の係合部3aや実施の形態2のリール電動化用連結具1aと同様の固定孔3bを備えた基部3を設けてもよい。
尚、その他の点については実施の形態1と同様なので説明を省略する。
ここで、リール電動化用連結具1bを別途用意する代わりに、魚釣用手動リール30の回転軸35の端部を突出させ、予め四角柱や六角柱などの角柱状や星形の嵌着部を形設したり、回転軸35の端面にプラス状、マイナス状、四角形や六角形などの角筒状、星形などの凹部を形設したりして、電動ドライバ40の嵌合部41やその他の電動機の回転軸などと直接連結できるようにしてもよい。
以上のように実施の形態3におけるリール電動化用連結具は構成されているので、実施の形態1のリール電動化用連結具の(1)乃至(4)の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)固定部が、ハンドルの回転軸の端部に嵌合される固定嵌合部を有することにより、回転軸の端部に固定嵌合部を嵌合させるだけで、回転軸に固定部を簡便に固定することができるので、特別な固定手段で固定する必要がなく、ハンドルと固定部を容易に着脱することができ、着脱作業性に優れる。
尚、実施の形態3におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールは、実施の形態1又は2のリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールと同様の作用を有するので、説明を省略する。
(1)固定部が、ハンドルの回転軸の端部に嵌合される固定嵌合部を有することにより、回転軸の端部に固定嵌合部を嵌合させるだけで、回転軸に固定部を簡便に固定することができるので、特別な固定手段で固定する必要がなく、ハンドルと固定部を容易に着脱することができ、着脱作業性に優れる。
尚、実施の形態3におけるリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールは、実施の形態1又は2のリール電動化用連結具を備えた魚釣用リールと同様の作用を有するので、説明を省略する。
本考案は、極めて簡素な構造で既存の手動式の魚釣用リールに装着することができ、必要に応じて電動機と連結して釣糸の巻き取りを電動化することができる汎用性、使用性、省資源性に優れたリール電動化用連結具の提供及び釣糸の巻き取りを行う時だけ電動機と簡便に連結することができ、リール本体が大型化、重量化することがなく、持ち運びや操作が容易で、コンパクト性、省力性、操作性に優れる魚釣用リールの提供を行うもので、既存の魚釣用手動リールの有効利用を図ることができる。
1,1a,1b リール電動化用連結具
2,2a 固定部
3 基部
3a 係合部
3b 固定孔
4 連結部支持部
4a 中空部
4b 固定嵌合部
5 連結部
6 嵌着部
7 固定螺子
30 魚釣用手動リール
30A,30B 魚釣用リール
31 リール本体
32 スプール
33 釣糸
34 ハンドル
34a アーム部
34b 把手部
35 回転軸
36 回転軸固定部
40 電動ドライバ(電動機)
41 嵌合部
2,2a 固定部
3 基部
3a 係合部
3b 固定孔
4 連結部支持部
4a 中空部
4b 固定嵌合部
5 連結部
6 嵌着部
7 固定螺子
30 魚釣用手動リール
30A,30B 魚釣用リール
31 リール本体
32 スプール
33 釣糸
34 ハンドル
34a アーム部
34b 把手部
35 回転軸
36 回転軸固定部
40 電動ドライバ(電動機)
41 嵌合部
Claims (6)
- 手動でハンドルを回転させて釣糸の巻き取りを行う魚釣用手動リールに装着されるリール電動化用連結具であって、
前記ハンドルに固定される固定部と、前記固定部に形設され前記ハンドルの回転軸と同軸上に配置されて電動機の出力軸と着脱自在に連結される連結部と、を備えたことを特徴とするリール電動化用連結具。 - 前記連結部が、前記電動機の前記出力軸の端部に形設された嵌合部に嵌着される嵌着部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリール電動化用連結具。
- 前記固定部が、前記釣糸を巻き取る時の前記ハンドルの回転方向と反対側の側部に係合する係合部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のリール電動化用連結具。
- 前記固定部が、基部と、前記基部に穿設された固定孔と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のリール電動化用連結具。
- 前記固定部が、前記ハンドルの前記回転軸の端部に嵌合される固定嵌合部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に記載のリール電動化用連結具。
- 請求項1乃至5の内いずれか1項に記載のリール電動化用連結具がハンドルに装着されたことを特徴とする魚釣用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001427U JP3159594U (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | リール電動化用連結具及びそれを備えた魚釣用リール |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012000079A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Hitoshi Okumoto | 駆動モーター着脱式魚釣り用巻取りリールの使用方法とその装置 |
KR20210144178A (ko) * | 2020-05-21 | 2021-11-30 | 심재훈 | 낚시용 릴 전동장치 |
KR102431606B1 (ko) * | 2022-03-14 | 2022-08-11 | (주)라인디지털 | 릴낚시용 권선장치 |
JP2023022794A (ja) * | 2021-08-03 | 2023-02-15 | 株式会社フェニックス | 魚釣り用リール |
US11991996B2 (en) | 2021-09-06 | 2024-05-28 | Blue Board Ltd. | Fishing reel |
-
2010
- 2010-03-05 JP JP2010001427U patent/JP3159594U/ja not_active Expired - Fee Related
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