JP3159578U - 携帯用歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】使用感及び歯磨き効率を高く維持しつつ携帯時にかさばらない携帯用歯ブラシを提供する。【解決手段】ブラシ毛23が植設されたヘッド部25と、先端にヘッド部が取り付けられた棒状の支持棒部27と、を有してなる歯ブラシ本体21と、内部空間を有する中空の把持部31であって、支持棒部の基端が該内部空間に収容されると共にヘッド部が突出した状態で支持棒部をスライド可能に貫通させる貫通孔を有する把持部と、支持棒部が貫通孔に対する少なくともいずれかのスライド位置において貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆う、把持部に着脱自在に取り付けられるキャップ部61とを備えてなる。【選択図】図2
Description
本考案は、携帯用歯ブラシに関し、より詳細には、歯磨きに使用する時は十分な長さとすると共に、歯磨きに使用しない時は長さを短くすることができることで、歯磨きしやすく(十分な長さとする)かつ携帯時にかさばらない(長さを短くする)携帯用歯ブラシに関する。
歯周病、虫歯及び口臭の防止等のため、外出先における歯磨きに使用する携帯用歯ブラシは様々なものが提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、外出先で使用される携帯用歯ブラシにおいては「外出先などでは水を十分使用できないようなケ−スが多く、そのような場合には、使用後にブラシ毛4を十分に洗浄できず、衛生上の問題があるという課題」(特許文献1、発明の詳細な説明中、段落番号0003)に鑑みてなされたものであり、具体的には「携帯用歯ブラシを中空体からなる握り部20とキャップとで構成し、表面にブラシ17を植設したブラシ本体15を握り部20の先端部に形成したブラシ支持部13の先端の突起18に着脱自在に取り付ける構成により、歯ブラシを使い捨て可能にする一方、握り部20の内部にスペア用ブラシ本体15を収納する構成により、複数回の使用を可能にした。」(特許文献1、要約の解決手段)ものが開示されている。
特許文献1には、外出先で使用される携帯用歯ブラシにおいては「外出先などでは水を十分使用できないようなケ−スが多く、そのような場合には、使用後にブラシ毛4を十分に洗浄できず、衛生上の問題があるという課題」(特許文献1、発明の詳細な説明中、段落番号0003)に鑑みてなされたものであり、具体的には「携帯用歯ブラシを中空体からなる握り部20とキャップとで構成し、表面にブラシ17を植設したブラシ本体15を握り部20の先端部に形成したブラシ支持部13の先端の突起18に着脱自在に取り付ける構成により、歯ブラシを使い捨て可能にする一方、握り部20の内部にスペア用ブラシ本体15を収納する構成により、複数回の使用を可能にした。」(特許文献1、要約の解決手段)ものが開示されている。
このような特許文献1の「携帯用歯ブラシは、ブラシ本体が携帯用歯ブラシの本体に対して着脱自在な構成であることから、ブラシ本体を使い捨て方式にして、つまり使用済みのブラシ本体を携帯用歯ブラシの本体から簡単に取り外して捨ててしまうことができるので、衛生上の課題を解決できる。また、ブラシ支持部13はキャップ30でカバ−されているから携帯用歯ブラシを清潔状態を保持でき、しかも全体形状が偏平な小判型でコンパクトな形状であるから、たとえば衣服のポケットなどに挿入し、ポケットの縁部などにフック31を引っかけて携行することができる。さらに、握り部20の内部に形成されている収納スペ−ス29内にスペア用の複数個のブラシ本体15が納められているので、複数回の使用が可能である。」(特許文献1、発明の詳細な説明中、段落番号0007)。
特許文献1の携帯用歯ブラシによれば、使用後にブラシ毛4を十分に洗浄できないような場合であっても、ブラシ本体を使い捨て方式にすることで衛生上の課題を解決することができるが、握り部20とその先端部に形成したブラシ支持部13とは一体形成されており、これらがなす長さが長いことから、特許文献1の携帯用歯ブラシの携帯性を低下(握り部20とブラシ支持部13とを含む部分が長さが長く、かさばるため携帯時に邪魔になる。)させる問題を生じ得る。
一方、携帯用歯ブラシの使用者が手で把持する握り部20と、ブラシ本体15を支持するブラシ支持部13と、は携帯用歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を一定の水準に保つためには、あまり短くすることはできない。
そこで、本考案では、使用感及び歯磨き効率を高く維持しつつ携帯時にかさばらない携帯用歯ブラシを提供することを目的とする。
一方、携帯用歯ブラシの使用者が手で把持する握り部20と、ブラシ本体15を支持するブラシ支持部13と、は携帯用歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を一定の水準に保つためには、あまり短くすることはできない。
そこで、本考案では、使用感及び歯磨き効率を高く維持しつつ携帯時にかさばらない携帯用歯ブラシを提供することを目的とする。
本考案の携帯用歯ブラシ(以下、「本歯ブラシ」という。)は、ブラシ毛が植設されたヘッド部と、先端にヘッド部が取り付けられた棒状の支持棒部と、を有してなる歯ブラシ本体と、内部空間を有する中空の把持部であって、支持棒部の基端が該内部空間に収容されると共にヘッド部が突出した状態で支持棒部をスライド可能に貫通させる貫通孔を有する把持部と、支持棒部が貫通孔に対する少なくともいずれかのスライド位置において貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆う、把持部に着脱自在に取り付けられるキャップ部と、を備えてなる、携帯用歯ブラシである。
本歯ブラシは、歯ブラシ本体と、把持部と、キャップ部と、を備えてなる。
歯ブラシ本体は、ブラシ毛が植設されたヘッド部と、先端にヘッド部が取り付けられた棒状の支持棒部と、を有してなる。
把持部は、内部空間を有する中空のものであり、歯ブラシ本体の支持棒部を貫通させる貫通孔を有する。把持部が有する貫通孔は、歯ブラシ本体の支持棒部の基端(ヘッド部が取り付けられた端とは反対の端)が把持部の該内部空間に収容されると共に歯ブラシ本体のヘッド部が突出した状態で支持棒部をスライド可能に貫通させる。
キャップ部は、把持部に着脱自在に取り付けられ、把持部に取り付けられた状態において把持部の前記貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆う。なお、把持部に取り付けられたキャップ部は、支持棒部が該貫通孔に対する少なくともいずれか(少なくとも1)のスライド位置において該貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆うことができるものであればよく、支持棒部が該貫通孔に対する2以上のスライド位置において該貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆うことができるものである必要はない(無論、支持棒部が該貫通孔に対する2以上のスライド位置において該貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆うことができるものであってもよい。)。
かかる本歯ブラシによれば、携帯時には支持棒部が把持部の該内部空間にできる限り収容されるように(支持棒部が該貫通孔から突出する長さができるだけ小さくなるように引っ込める)該貫通孔に対して支持棒部をスライドさせた状態でキャップ部を把持部に取り付け、貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分をキャップ部によって覆う。そして、本歯ブラシを用いて歯磨きする時には、キャップ部を把持部から取り外し、ヘッド部ができるかぎり突出するように(支持棒部が該貫通孔から突出する長さができるだけ大きくなるように引き出す)該貫通孔に対して支持棒部をスライドさせた状態で歯磨きをすればよい。このように歯磨きに本歯ブラシを使用する際には、ヘッド部及び支持棒部を該貫通孔から突出させることで本歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を向上させると共に、本歯ブラシを携帯する際には、支持棒部が該貫通孔から突出する長さを小さくするように支持棒部を引っ込めた状態でキャップ部を把持部に取り付けることでかさばらずコンパクトな状態で携帯できるので、本歯ブラシは、使用感及び歯磨き効率を高く維持しつつ携帯時にかさばらない携帯用歯ブラシである。
歯ブラシ本体は、ブラシ毛が植設されたヘッド部と、先端にヘッド部が取り付けられた棒状の支持棒部と、を有してなる。
把持部は、内部空間を有する中空のものであり、歯ブラシ本体の支持棒部を貫通させる貫通孔を有する。把持部が有する貫通孔は、歯ブラシ本体の支持棒部の基端(ヘッド部が取り付けられた端とは反対の端)が把持部の該内部空間に収容されると共に歯ブラシ本体のヘッド部が突出した状態で支持棒部をスライド可能に貫通させる。
キャップ部は、把持部に着脱自在に取り付けられ、把持部に取り付けられた状態において把持部の前記貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆う。なお、把持部に取り付けられたキャップ部は、支持棒部が該貫通孔に対する少なくともいずれか(少なくとも1)のスライド位置において該貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆うことができるものであればよく、支持棒部が該貫通孔に対する2以上のスライド位置において該貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆うことができるものである必要はない(無論、支持棒部が該貫通孔に対する2以上のスライド位置において該貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆うことができるものであってもよい。)。
かかる本歯ブラシによれば、携帯時には支持棒部が把持部の該内部空間にできる限り収容されるように(支持棒部が該貫通孔から突出する長さができるだけ小さくなるように引っ込める)該貫通孔に対して支持棒部をスライドさせた状態でキャップ部を把持部に取り付け、貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分をキャップ部によって覆う。そして、本歯ブラシを用いて歯磨きする時には、キャップ部を把持部から取り外し、ヘッド部ができるかぎり突出するように(支持棒部が該貫通孔から突出する長さができるだけ大きくなるように引き出す)該貫通孔に対して支持棒部をスライドさせた状態で歯磨きをすればよい。このように歯磨きに本歯ブラシを使用する際には、ヘッド部及び支持棒部を該貫通孔から突出させることで本歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を向上させると共に、本歯ブラシを携帯する際には、支持棒部が該貫通孔から突出する長さを小さくするように支持棒部を引っ込めた状態でキャップ部を把持部に取り付けることでかさばらずコンパクトな状態で携帯できるので、本歯ブラシは、使用感及び歯磨き効率を高く維持しつつ携帯時にかさばらない携帯用歯ブラシである。
本歯ブラシにおいては、支持棒部が貫通孔に対する所定のスライド位置において、支持棒部が把持部に対して固定されるもの(以下、「スライド固定本歯ブラシ」という。)であってもよい。
こうすることで本歯ブラシを使用する際、本歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を向上させることができる支持棒部の貫通孔に対するスライド位置(前記所定のスライド位置。通常、支持棒部を該貫通孔から最も突出させたスライド位置である。)において支持棒部を把持部に対して固定することができるので、本歯ブラシを用いて歯磨きする時に該スライド位置を保持することができ、本歯ブラシを用いた歯磨きにおける使用感や歯磨きの効率を向上させた状態を保持することができる。
こうすることで本歯ブラシを使用する際、本歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を向上させることができる支持棒部の貫通孔に対するスライド位置(前記所定のスライド位置。通常、支持棒部を該貫通孔から最も突出させたスライド位置である。)において支持棒部を把持部に対して固定することができるので、本歯ブラシを用いて歯磨きする時に該スライド位置を保持することができ、本歯ブラシを用いた歯磨きにおける使用感や歯磨きの効率を向上させた状態を保持することができる。
スライド固定本歯ブラシにおいては、支持棒部が、先端方向に向かって幅が先細りとなる先細部分を有してなり、前記所定のスライド位置において、貫通孔の内面が先細部分に当接し、先細部分が貫通孔に対してさらに先端方向に移動することを禁止するものであってもよい。
歯ブラシ本体の支持棒部は、先端方向(ヘッド部に向かう方向)に向かって幅(支持棒部の長手方向に対して垂直方向に沿った寸法)が減少(先細り)する先細部分を通常有しており、このため、前記所定のスライド位置(本歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を向上させることができるスライド位置)において、この先細部分に貫通孔の内面が当接することで、この先細部分が貫通孔に対してさらに先端方向(ヘッド部方向)に移動することを簡単な構成により確実に禁止し、前記所定のスライド位置において支持棒部を把持部に対して確実に固定することができる。
歯ブラシ本体の支持棒部は、先端方向(ヘッド部に向かう方向)に向かって幅(支持棒部の長手方向に対して垂直方向に沿った寸法)が減少(先細り)する先細部分を通常有しており、このため、前記所定のスライド位置(本歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を向上させることができるスライド位置)において、この先細部分に貫通孔の内面が当接することで、この先細部分が貫通孔に対してさらに先端方向(ヘッド部方向)に移動することを簡単な構成により確実に禁止し、前記所定のスライド位置において支持棒部を把持部に対して確実に固定することができる。
スライド固定本歯ブラシにおいては、前記所定のスライド位置において、貫通孔の内面が支持棒部の外面に面接触するものであってもよい。
本歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を向上させる前記所定のスライド位置において、貫通孔の内面が支持棒部の外面に面接触することにより、支持棒部が把持部に対して固定されるようにすれば、貫通孔の内面が支持棒部の外面に点接触や線接触することで支持棒部が把持部に対して固定される場合に比し、把持部の貫通孔に対して支持棒部がぐらつくことを防止又は減少させ支持棒部を把持部に対して確実に固定することで、本歯ブラシの信頼性や本歯ブラシを用いた歯磨きにおける使用感や歯磨きの効率を一層向上させることができる。
本歯ブラシの使用感や歯磨きの効率を向上させる前記所定のスライド位置において、貫通孔の内面が支持棒部の外面に面接触することにより、支持棒部が把持部に対して固定されるようにすれば、貫通孔の内面が支持棒部の外面に点接触や線接触することで支持棒部が把持部に対して固定される場合に比し、把持部の貫通孔に対して支持棒部がぐらつくことを防止又は減少させ支持棒部を把持部に対して確実に固定することで、本歯ブラシの信頼性や本歯ブラシを用いた歯磨きにおける使用感や歯磨きの効率を一層向上させることができる。
本歯ブラシにおいては、把持部が、貫通孔の内面を形成し支持棒部に貫脱可能なスリーブと、支持棒部が貫通したスリーブを着脱自在に内嵌する嵌入孔を有する本体部と、を含んでなり、嵌入孔からスリーブを取り外した状態において、支持棒部が嵌入孔から抜き取り可能なもの(以下、「スリーブ使用本歯ブラシ」という。)であってもよい。
本歯ブラシの歯ブラシ本体(とりわけヘッド部に植毛されたブラシ毛)は、本歯ブラシが歯磨きに使用されることで傷むので、必要に応じて交換できるようにしてもよい。本歯ブラシにおいて歯ブラシ本体を交換可能に構成する方法は種々存するが、把持部を、嵌入孔を有する本体部と、該嵌入孔に着脱自在で貫通孔の内面を形成するスリーブと、を含んで構成し、スリーブは支持棒部を貫脱(支持棒部を貫入したり、貫入した支持棒部を抜き取る)可能なものとし、支持棒部が貫通したスリーブを本体部の嵌入孔は着脱自在に内嵌する。そうすれば支持棒部が貫通したスリーブを嵌入孔から取り外した状態において、支持棒部を嵌入孔から抜き取り可能(支持棒部が貫通するスリーブ内面(貫通孔の内面)よりも嵌入孔は大きいので支持棒部は嵌入孔に容易に抜き取ったり嵌入することができる。)に形成することは容易に行うことができるので、歯ブラシ本体を把持部から取り外したり把持部に取り付けたりを自由に行うことができ、本歯ブラシにおいて歯ブラシ本体を容易に交換することができる。
本歯ブラシの歯ブラシ本体(とりわけヘッド部に植毛されたブラシ毛)は、本歯ブラシが歯磨きに使用されることで傷むので、必要に応じて交換できるようにしてもよい。本歯ブラシにおいて歯ブラシ本体を交換可能に構成する方法は種々存するが、把持部を、嵌入孔を有する本体部と、該嵌入孔に着脱自在で貫通孔の内面を形成するスリーブと、を含んで構成し、スリーブは支持棒部を貫脱(支持棒部を貫入したり、貫入した支持棒部を抜き取る)可能なものとし、支持棒部が貫通したスリーブを本体部の嵌入孔は着脱自在に内嵌する。そうすれば支持棒部が貫通したスリーブを嵌入孔から取り外した状態において、支持棒部を嵌入孔から抜き取り可能(支持棒部が貫通するスリーブ内面(貫通孔の内面)よりも嵌入孔は大きいので支持棒部は嵌入孔に容易に抜き取ったり嵌入することができる。)に形成することは容易に行うことができるので、歯ブラシ本体を把持部から取り外したり把持部に取り付けたりを自由に行うことができ、本歯ブラシにおいて歯ブラシ本体を容易に交換することができる。
スリーブ使用本歯ブラシにおいて、スリーブが、スリーブに貫入される支持棒部が連続する方向に形成された分断部分を少なくとも1以上有するものであってもよい。
スリーブ使用本歯ブラシにおいて、支持棒部を貫脱可能なスリーブにするためには、スリーブを十分な柔軟性を有する材質(例えば、ゴムや樹脂)によって形成したり、スリーブに貫入される支持棒部が連続する方向に形成された分断部分を少なくとも1以上(例えば、分断部分が1であればスリーブは1ピースであるが、分断部分が2であればスリーブは2ピースとなる。分断部分が3以上であってもよい。)有するようにしてもよい。こうすることで分断部分を拡げることで、スリーブに支持棒部を容易に貫脱(支持棒部を貫入したり、貫入した支持棒部を抜き取る)可能にすることができる。
スリーブ使用本歯ブラシにおいて、支持棒部を貫脱可能なスリーブにするためには、スリーブを十分な柔軟性を有する材質(例えば、ゴムや樹脂)によって形成したり、スリーブに貫入される支持棒部が連続する方向に形成された分断部分を少なくとも1以上(例えば、分断部分が1であればスリーブは1ピースであるが、分断部分が2であればスリーブは2ピースとなる。分断部分が3以上であってもよい。)有するようにしてもよい。こうすることで分断部分を拡げることで、スリーブに支持棒部を容易に貫脱(支持棒部を貫入したり、貫入した支持棒部を抜き取る)可能にすることができる。
スリーブ使用本歯ブラシにおいて、把持部が、スリーブを前記内部空間から抜き取ることができる前記内部空間と外部空間とを連通させる連通口を有してなるもの(以下、「連通口保有本歯ブラシ」という。)であってもよい。
把持部が、貫通孔の内面を形成し支持棒部に貫脱可能なスリーブと、支持棒部が貫通したスリーブを着脱自在に内嵌する嵌入孔を有する本体部と、を含んでなり、嵌入孔からスリーブを取り外すことができるようにする際には、嵌入孔からスリーブが不意に脱落することを防止するため、嵌入孔からスリーブを外方(外部空間側)に向かって外すことができるようにするよりも、嵌入孔からスリーブを内方(前記内部空間側)に向かって外すことができるようにする方が安全性が高い場合が多い。このように嵌入孔からスリーブを内方(前記内部空間側)に向かって外すようにすれば、嵌入孔から外したスリーブを前記内部空間から抜き取ったり、再びスリーブを前記内部空間を経由して嵌入孔に内嵌したりするために、スリーブを前記内部空間から抜き取ることができる前記内部空間と外部空間とを連通させる連通口を把持部が有するようにしてもよい。
把持部が、貫通孔の内面を形成し支持棒部に貫脱可能なスリーブと、支持棒部が貫通したスリーブを着脱自在に内嵌する嵌入孔を有する本体部と、を含んでなり、嵌入孔からスリーブを取り外すことができるようにする際には、嵌入孔からスリーブが不意に脱落することを防止するため、嵌入孔からスリーブを外方(外部空間側)に向かって外すことができるようにするよりも、嵌入孔からスリーブを内方(前記内部空間側)に向かって外すことができるようにする方が安全性が高い場合が多い。このように嵌入孔からスリーブを内方(前記内部空間側)に向かって外すようにすれば、嵌入孔から外したスリーブを前記内部空間から抜き取ったり、再びスリーブを前記内部空間を経由して嵌入孔に内嵌したりするために、スリーブを前記内部空間から抜き取ることができる前記内部空間と外部空間とを連通させる連通口を把持部が有するようにしてもよい。
連通口保有本歯ブラシの場合、連通口に着脱自在な開閉蓋を把持部が有するものであってもよい。
前記内部空間と前記外部空間とを連通させる連通口は、前述の如く、嵌入孔から外したスリーブを前記内部空間から前記外部空間へ抜き取ったり、再びスリーブを前記外部空間から前記内部空間を経由して嵌入孔に内嵌する際に、前記内部空間と前記外部空間とを連通させるために要するが、それ以外は必要ない。このため必要に応じて連通口を開閉することができる連通口に着脱自在な開閉蓋を把持部が有するようにしてもよい。
前記内部空間と前記外部空間とを連通させる連通口は、前述の如く、嵌入孔から外したスリーブを前記内部空間から前記外部空間へ抜き取ったり、再びスリーブを前記外部空間から前記内部空間を経由して嵌入孔に内嵌する際に、前記内部空間と前記外部空間とを連通させるために要するが、それ以外は必要ない。このため必要に応じて連通口を開閉することができる連通口に着脱自在な開閉蓋を把持部が有するようにしてもよい。
本歯ブラシにおいては、把持部とキャップ部とのいずれか一方の外周面に形成された雄ネジ部と、いずれか他方の内周面に形成された雌ネジ部と、が互いに螺合することで、把持部にキャップ部が着脱自在に取り付けられるものであってもよい。
こうすることで、外周面に形成された雄ネジ部と、内周面に形成された雌ネジ部と、が互いに螺合することで、把持部にキャップ部が着脱自在に取り付けられるので、把持部にキャップ部を容易かつ確実に着脱自在に取り付けることができる。なお、把持部の外周面に雄ネジ部が形成される場合であれば、キャップ部の内周面に雌ネジ部が形成され(前記いずれか一方が把持部であり、前記いずれか他方がキャップ部である。)、キャップ部の外周面に雄ネジ部が形成される場合であれば、把持部の内周面に雌ネジ部が形成される(前記いずれか一方がキャップ部であり、前記いずれか他方が把持部である。)。
こうすることで、外周面に形成された雄ネジ部と、内周面に形成された雌ネジ部と、が互いに螺合することで、把持部にキャップ部が着脱自在に取り付けられるので、把持部にキャップ部を容易かつ確実に着脱自在に取り付けることができる。なお、把持部の外周面に雄ネジ部が形成される場合であれば、キャップ部の内周面に雌ネジ部が形成され(前記いずれか一方が把持部であり、前記いずれか他方がキャップ部である。)、キャップ部の外周面に雄ネジ部が形成される場合であれば、把持部の内周面に雌ネジ部が形成される(前記いずれか一方がキャップ部であり、前記いずれか他方が把持部である。)。
本考案の実施の形態を図面を参照して詳述するが、本考案はこれに限定されるものではない。
図1は、本考案の一実施形態の携帯用歯ブラシ(本歯ブラシ)11を示す図(詳しくは、図1(a)は平面図であり、図1(b)は正面図(図1(a)中の矢印G方向から見たところを示している。)である。)であり、図2は図1(b)のD−D断面図であり、図3は後述するブッシュ41(ブッシュ41a、41b)を示す図(詳しくは、図3(a)は正面図であり、図3(b)は左側面図(図3(a)中の矢印E方向から見たところを示している。)であり、図3(c)は右側面図(図3(a)中の矢印F方向から見たところを示している。)である。)であり、図4は後述するキャップ部61及びプラグ51を取り外したところを示す図(図1(b)の矢印Y方向から見たところを示している。)であり、図5は後述するキャップ部61及びプラグ51を取り外したところを示す断面図(図2と同様の断面を示している。)であり、図6は図5の一部拡大断面図(図2も同様の状態)であり、そして図7は図6の断面図(詳しくは、図7(a)は図6のA−A断面図であり、図7(b)は図6のB−B断面図である。)である。図1乃至図7を参照して、本歯ブラシ11について説明する。なお、図7(b)が示す図6のB−B断面は、一対のブッシュ41a、41bの合わせ目49に丁度沿っているので、図7(b)においてはブッシュ41bは断面となっていない。
本歯ブラシ11は、大まかには、歯ブラシ本体21と、把持部31と、キャップ部61と、を備えてなる。
本歯ブラシ11は、大まかには、歯ブラシ本体21と、把持部31と、キャップ部61と、を備えてなる。
歯ブラシ本体21は、多数の毛によって構成されたブラシ毛23と、ブラシ毛23が植設されたヘッド部25と、先端にヘッド部25が取り付けられた棒状の支持棒部27と、を有してなる。なお、ここではヘッド部25と支持棒部27とは樹脂材料によって一体に形成されている。なお、以上のような歯ブラシ本体21の構成は、通常市販の歯ブラシと同様のものである。
棒状の支持棒部27は、上底の半径r1及び下底の半径r2である直円錐台形状をした円錐台部分27a(但し、r1<r2)と、円錐台部分27aの上底(径が小さい半径r1側)とヘッド部25とを連結する連結部分27bと、を一体に備えている。なお、連結部分27bは、円錐台部分27aが形成する円錐台の軸に所定の角度(ここでは約20度)で交わる直線を軸とする円柱形状を有している。以下、円錐台部分27aが形成する(直)円錐台の軸(該円錐台の上底がなす円形の中心と、該円錐台の下底がなす円形の中心と、を結んだ線分をいう。)を含む仮想上の直線を基準直線といい、直線L(図中、点線)として示す。
棒状の支持棒部27は、上底の半径r1及び下底の半径r2である直円錐台形状をした円錐台部分27a(但し、r1<r2)と、円錐台部分27aの上底(径が小さい半径r1側)とヘッド部25とを連結する連結部分27bと、を一体に備えている。なお、連結部分27bは、円錐台部分27aが形成する円錐台の軸に所定の角度(ここでは約20度)で交わる直線を軸とする円柱形状を有している。以下、円錐台部分27aが形成する(直)円錐台の軸(該円錐台の上底がなす円形の中心と、該円錐台の下底がなす円形の中心と、を結んだ線分をいう。)を含む仮想上の直線を基準直線といい、直線L(図中、点線)として示す。
把持部31は、把持本体部33と、ブッシュ41と、プラグ51と、を有してなる。
ブッシュ41は、両端が開放された中空の筒状部材を直線Lを含む平面にて切断したような形状の一対のブッシュ41a、41b(いずれも柔軟性を有する樹脂材料により形成される)からなる。該筒状部材の外面は、直線Lを軸とする半径rba1の直円柱の側面と同様の面である大外周部と、直線Lを軸とする半径rba2の直円柱の側面と同様の面である小外周部と、を有している(なお、rba1>rba2)。そして、該筒状部材の内面(内部空間を規定する面)は、直線Lを軸とする半径rbb1の直円柱の側面と同様の面である大内周部(大外周部の内面を形成している)と、直線Lを軸とする(直)円錐台の側面と同様の面である小内周部(主として小外周部の内面を形成している)と、を有している。小内周部が側面を形成する(直)円錐台は、上底の半径rbb2a及び下底の半径rbb2bであり(なお、rbb2a<rbb2b。半径rbb2bの下底が大内周部側に存している。rbb2b<rba2。rbb1>rbb2b。rbb1<rba1)、小内周部は円錐台部分27aを内嵌することができる(r1<rbb2a<rbb2b<r2)と共に、円錐台部分27aの所定部分は小内周部の略全面にぴったり当接することができる形状にされている(円錐台部分27aの該所定部分は、上底の半径rbb2a及び下底の半径rbb2bの直線Lを軸とする(直)円錐台形状(小内周部と略同じ形状)をしている。)。このような両端が開放された中空の該筒状部材を直線Lを含む平面にて切断して得られる一方がブッシュ41aであり他方がブッシュ41bであるので、ブッシュ41aとブッシュ41bとを該平面にて組み合わせると該筒状部材を形成することができる。
図1、図2、図4〜図7における状態では、ブッシュ41aとブッシュ41bとを該平面にて組み合わせ該筒状部材を形成した状態でブッシュ41は把持本体部33の内部空間に配設されている。なお、ブッシュ41aとブッシュ41bとが合わさった状態の理解を容易にするため、図6及び図7においてはブッシュ41aとブッシュ41bとの合わせ目49を拡大して図示している。
図1、図2、図4〜図7における状態では、ブッシュ41aとブッシュ41bとを該平面にて組み合わせ該筒状部材を形成した状態でブッシュ41は把持本体部33の内部空間に配設されている。なお、ブッシュ41aとブッシュ41bとが合わさった状態の理解を容易にするため、図6及び図7においてはブッシュ41aとブッシュ41bとの合わせ目49を拡大して図示している。
把持本体部33は、両端が開放された中空の筒状部材(ここではアルミニウム製)であり、組み合わされた一対のブッシュ41a、41bを収容する内部空間を有している。具体的には、把持本体部33の該内部空間は、直線Lを軸とする半径rba1の大直円柱部分(大外周部を収容する)と、直線Lを軸とする半径rba2の小直円柱部分(小外周部を収容する)と、を有している。また、把持本体部33の外面は、直線Lを軸とする半径r5の直円柱の側面と同様の外周面を構成している(但し、r5>rba1)。把持本体部33の一端側(直線Lに沿った両端のうち小直円柱部分が形成されている側)の外周面(半径はr5よりもやや小さくされている)には、直線Lを中心とする雄ねじ部分34a(後述のキャップ部61の内周面に螺設された雌ねじ部分61bと螺合する)が形成されている。把持本体部33の他端側(直線Lに沿った両端のうち大直円柱部分が形成されている側)の内周面には、直線Lを中心とする雌ねじ部分34b(後述のプラグ本体53の外周面に螺設された雄ねじ部分53bと螺合する)が形成されている。
プラグ51は、把持本体部33と同じ材質(ここではアルミニウム)で一体に形成されており、詳しくは、直線Lを軸とする中空の直円柱形状をなすプラグ本体53と、直線Lを軸とする半径r5の円盤状(高さの小さな直円柱状)をなし、プラグ本体53の底の開口を塞ぐようにプラグ本体53に取り付けられたプラグ蓋部55と、を一体に有してなる。プラグ本体53の外周面には、把持本体部33の雌ねじ部分34bに螺合する雄ねじ部分53bが螺刻されている。
キャップ部61は、直線Lを軸とする中空の半径r5の直円柱形状をなす有蓋無底(一端が開放され他端は閉じられている)の形状をなしており、開放された端部近傍の内周面には、把持本体部33の雄ねじ部分34aに螺合する雌ねじ部分61bが螺刻されている。
以上のような本歯ブラシ11は、図2に示すように、歯ブラシ本体21の支持棒部27の円錐台部分27aを下底(半径r2)側から把持本体部33の内部空間に挿入し、さらにブッシュ41aとブッシュ41bとを把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口から把持本体部33の内部空間に挿入し、ブッシュ41の小内周部に円錐台部分27aを内嵌した状態になるようにブッシュ41aとブッシュ41bとを組み合わせる。
次いで、把持本体部33の雌ねじ部分34bにプラグ51の雄ねじ部分53bを螺合させることで把持本体部33にプラグ51を取り付ける。この状態では図2に示すように、プラグ51のプラグ本体53の端面(プラグ蓋部55とは反対側の面)がブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の端面に略当接することで把持本体部33の内部空間においてブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の直線Lに沿った方向の位置が固定される。加えて、この状態では図2に示すように、歯ブラシ本体21の支持棒部27の円錐台部分27a下底(半径r2)がプラグ51のプラグ蓋部55に略当接することで把持本体部33の内部空間において歯ブラシ本体21がプラグ51方向に移動することを規制する。
最後に、キャップ部61の雌ねじ部分61bを把持本体部33の雄ねじ部分34aに螺合させ、キャップ部61を把持本体部33に取り付ける。
このようにして図1及び図2に示す本歯ブラシ11を構成することができる。
次いで、把持本体部33の雌ねじ部分34bにプラグ51の雄ねじ部分53bを螺合させることで把持本体部33にプラグ51を取り付ける。この状態では図2に示すように、プラグ51のプラグ本体53の端面(プラグ蓋部55とは反対側の面)がブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の端面に略当接することで把持本体部33の内部空間においてブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の直線Lに沿った方向の位置が固定される。加えて、この状態では図2に示すように、歯ブラシ本体21の支持棒部27の円錐台部分27a下底(半径r2)がプラグ51のプラグ蓋部55に略当接することで把持本体部33の内部空間において歯ブラシ本体21がプラグ51方向に移動することを規制する。
最後に、キャップ部61の雌ねじ部分61bを把持本体部33の雄ねじ部分34aに螺合させ、キャップ部61を把持本体部33に取り付ける。
このようにして図1及び図2に示す本歯ブラシ11を構成することができる。
図2、図5、図6及び図7に示す本歯ブラシ11においては、ブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の小内周部の内面と、小内周部に内嵌された円錐台部分27aの外面と、の間に隙間71が存する。このためキャップ部61を把持本体部33から取り外した後、歯ブラシ本体21を引っ張ると(図6中、矢印M方向)、ブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の小内周部の内面と、小内周部に内嵌された円錐台部分27aの外面と、が当接するまで(隙間71がなくなるまで)歯ブラシ本体21を引き出す(図6中、矢印M方向)ことができる。
図8は、図6の状態から歯ブラシ本体21を一杯に引き出したところ(図6中、矢印M方向)を示しており、図9は図8の断面図(詳しくは、図9(a)は図8のA−A断面図であり、図9(b)は図8のB−B断面図である。)である。図8及び図9に示した状態では、図6及び図7の状態から歯ブラシ本体21を引き出すことで、ブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の小内周部に内嵌される円錐台部分27aの部分が、図6及び図7の状態のときよりも太い部分(半径r2の下底に近い方向に存する部分)になっており、ブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の小内周部の内面と、小内周部に内嵌された円錐台部分27aの外面と、が当接し、図6及び図7の状態においては存在していた隙間71がなくなっている(図8及び図9において小内周部に内嵌されている円錐台部分27aの部分は、上底の半径rbb2a及び下底の半径rbb2bの直線Lを軸とする(直)円錐台形状(小内周部と略同じ形状)をしている。)。このようにブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の小内周部の内面と、小内周部に内嵌された円錐台部分27aの外面と、が面接触することで、把持部31に対して歯ブラシ本体21がさらに引き出されることを防止すると共に、把持部31に対して歯ブラシ本体21が確実に固定される。
図8及び図9のように把持部31に対して歯ブラシ本体21が固定された状態で、本歯ブラシ11を歯磨きに使用することができ、歯磨の後、ブラシ毛23やヘッド部25を洗浄し、歯ブラシ本体21を引っ込める(図8中、矢印N方向)ことで再び図6及び図7の状態にすることができる。その後、キャップ部61を把持本体部33に取り付け本歯ブラシ11を携帯すればよい。
図8は、図6の状態から歯ブラシ本体21を一杯に引き出したところ(図6中、矢印M方向)を示しており、図9は図8の断面図(詳しくは、図9(a)は図8のA−A断面図であり、図9(b)は図8のB−B断面図である。)である。図8及び図9に示した状態では、図6及び図7の状態から歯ブラシ本体21を引き出すことで、ブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の小内周部に内嵌される円錐台部分27aの部分が、図6及び図7の状態のときよりも太い部分(半径r2の下底に近い方向に存する部分)になっており、ブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の小内周部の内面と、小内周部に内嵌された円錐台部分27aの外面と、が当接し、図6及び図7の状態においては存在していた隙間71がなくなっている(図8及び図9において小内周部に内嵌されている円錐台部分27aの部分は、上底の半径rbb2a及び下底の半径rbb2bの直線Lを軸とする(直)円錐台形状(小内周部と略同じ形状)をしている。)。このようにブッシュ41(ブッシュ41a、41b)の小内周部の内面と、小内周部に内嵌された円錐台部分27aの外面と、が面接触することで、把持部31に対して歯ブラシ本体21がさらに引き出されることを防止すると共に、把持部31に対して歯ブラシ本体21が確実に固定される。
図8及び図9のように把持部31に対して歯ブラシ本体21が固定された状態で、本歯ブラシ11を歯磨きに使用することができ、歯磨の後、ブラシ毛23やヘッド部25を洗浄し、歯ブラシ本体21を引っ込める(図8中、矢印N方向)ことで再び図6及び図7の状態にすることができる。その後、キャップ部61を把持本体部33に取り付け本歯ブラシ11を携帯すればよい。
歯ブラシ本体21を交換するには、キャップ部61及びプラグ51を把持本体部33から取り外した後、図10に示すように、ブッシュ41(ブッシュ41a、41b)を把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口(開口33h)から抜き取り、そして歯ブラシ本体21を図10における矢印K方向に抜き取ればよい。その後、新しい歯ブラシ本体21の支持棒部27の円錐台部分27aを下底(半径r2)側から把持本体部33の内部空間に挿入し、さらにブッシュ41aとブッシュ41bとを把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口33hから把持本体部33の内部空間に挿入し、小内周部に円錐台部分27aを内嵌した状態になるようにブッシュ41aとブッシュ41bとを図2のように組み合わせる。その後、キャップ部61及びプラグ51を把持本体部33に取り付けることで歯ブラシ本体21を交換することができる。
なお、円錐台部分27aが小内周部に内嵌されたブッシュ41(ブッシュ41a、41b)を把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口33hから抜き取ったり再び該開口33hから把持本体部33の内部空間に挿入し小内周部に円錐台部分27aを内嵌する際には、柔軟性を有する樹脂材料により形成されたブッシュ41(ブッシュ41a、41b)を多少変形(弾性変形)させて行えばよい。
なお、円錐台部分27aが小内周部に内嵌されたブッシュ41(ブッシュ41a、41b)を把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口33hから抜き取ったり再び該開口33hから把持本体部33の内部空間に挿入し小内周部に円錐台部分27aを内嵌する際には、柔軟性を有する樹脂材料により形成されたブッシュ41(ブッシュ41a、41b)を多少変形(弾性変形)させて行えばよい。
以上説明したように本歯ブラシ11は、ブラシ毛23が植設されたヘッド部25と、先端にヘッド部25が取り付けられた棒状の支持棒部27と、を有してなる歯ブラシ本体21と、内部空間36を有する中空の把持部31であって、支持棒部27の基端(ここでは半径r2の下底の端)が該内部空間36に収容されると共にヘッド部25が突出した状態で支持棒部27をスライド可能(図6と図8との間でスライド自在である)に貫通させる貫通孔(ここではブッシュ41a、41bが組み合わされて形成されるブッシュ41の小内周部が規定する孔)を有する把持部31と、支持棒部27が貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)に対する少なくともいずれかのスライド位置(ここでは最も引っ込んだ図2のスライド位置)において貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)から突出した歯ブラシ本体21の部分を覆う、把持部31に着脱自在に取り付けられるキャップ部61と、を備えてなる、携帯用歯ブラシである。
本歯ブラシ11においては、支持棒部27が貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)に対する所定のスライド位置(ここでは最も突出した図8及び図9のスライド位置)において、支持棒部27が把持部31に対して固定されるものである。
本歯ブラシ11においては、支持棒部27が、先端方向(ヘッド部25の方向)に向かって幅(ここでは径)が先細りとなる先細部分(ここでは円錐台部分27a)を有してなり、前記所定のスライド位置(ここでは最も突出した図8及び図9のスライド位置)において、貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)の内面(ブッシュ41の小内周部)が先細部分(円錐台部分27a)に当接し、先細部分(円錐台部分27a)が貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)に対してさらに先端方向(ヘッド部25方向)に移動することを禁止するものである。
本歯ブラシ11においては、前記所定のスライド位置(ここでは最も突出した図8及び図9のスライド位置)において、貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)の内面(ブッシュ41の小内周部)が支持棒部27の外面(ここでは先細部分(円錐台部分27a)の外面)に面接触するものである。
本歯ブラシ11においては、支持棒部27が、先端方向(ヘッド部25の方向)に向かって幅(ここでは径)が先細りとなる先細部分(ここでは円錐台部分27a)を有してなり、前記所定のスライド位置(ここでは最も突出した図8及び図9のスライド位置)において、貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)の内面(ブッシュ41の小内周部)が先細部分(円錐台部分27a)に当接し、先細部分(円錐台部分27a)が貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)に対してさらに先端方向(ヘッド部25方向)に移動することを禁止するものである。
本歯ブラシ11においては、前記所定のスライド位置(ここでは最も突出した図8及び図9のスライド位置)において、貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)の内面(ブッシュ41の小内周部)が支持棒部27の外面(ここでは先細部分(円錐台部分27a)の外面)に面接触するものである。
本歯ブラシ11においては、把持部31が、貫通孔(ブッシュ41の小内周部が規定する孔)の内面(ブッシュ41の小内周部)を形成し支持棒部27に貫脱可能なスリーブ(ここではブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)と、支持棒部27が貫通したスリーブ(ブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)を着脱自在に内嵌する嵌入孔(ここでは把持本体部33の内部空間のうち、直線Lを軸とする半径rba2の小直円柱部分)を有する本体部(ここでは把持本体部33)と、を含んでなり、嵌入孔(把持本体部33の内部空間のうち、直線Lを軸とする半径rba2の小直円柱部分である。図10中にて嵌入孔38として示す。)からスリーブ(ブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)を取り外した状態(図10の状態)において、支持棒部27が嵌入孔38から抜き取り可能(図10中、矢印K方向)なものである。
本歯ブラシ11においては、スリーブ(ブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)が、スリーブ(ブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)に貫入される支持棒部27が連続する方向(直線Lに沿った方向)に形成された分断部分(ブッシュ41a、41bの合わせ目49が該当する)を少なくとも1以上(ここでは2)有するものである。
本歯ブラシ11においては、把持部31が、スリーブ(ブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)を前記内部空間36から抜き取ることができる前記内部空間36と外部空間37とを連通させる連通口(把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口。図5中では開口33h。)を有してなる。
また、本歯ブラシ11においては、連通口(把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口33h)に着脱自在な開閉蓋(ここではプラグ51)を把持部31が有するものである。
本歯ブラシ11においては、把持部31とキャップ部61とのいずれか一方(ここでは把持部31)の外周面に形成された雄ネジ部(雄ねじ部分34a)と、いずれか他方(ここではキャップ部61)の内周面に形成された雌ネジ部(雌ねじ部分61b)と、が互いに螺合することで、把持部31にキャップ部61が着脱自在に取り付けられるものである。
本歯ブラシ11においては、スリーブ(ブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)が、スリーブ(ブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)に貫入される支持棒部27が連続する方向(直線Lに沿った方向)に形成された分断部分(ブッシュ41a、41bの合わせ目49が該当する)を少なくとも1以上(ここでは2)有するものである。
本歯ブラシ11においては、把持部31が、スリーブ(ブッシュ41のうち小内周部を内面に有する部分)を前記内部空間36から抜き取ることができる前記内部空間36と外部空間37とを連通させる連通口(把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口。図5中では開口33h。)を有してなる。
また、本歯ブラシ11においては、連通口(把持本体部33の雌ねじ部分34bが形成された開口33h)に着脱自在な開閉蓋(ここではプラグ51)を把持部31が有するものである。
本歯ブラシ11においては、把持部31とキャップ部61とのいずれか一方(ここでは把持部31)の外周面に形成された雄ネジ部(雄ねじ部分34a)と、いずれか他方(ここではキャップ部61)の内周面に形成された雌ネジ部(雌ねじ部分61b)と、が互いに螺合することで、把持部31にキャップ部61が着脱自在に取り付けられるものである。
11 本歯ブラシ
21 歯ブラシ本体
23 ブラシ毛
25 ヘッド部
27 支持棒部
27a 円錐台部分
27b 連結部分
31 把持部
33 把持本体部
33h 開口
34a 雄ねじ部分
34b 雌ねじ部分
36 内部空間
37 外部空間
38 嵌入孔
41、41a、41b ブッシュ
49 合わせ目
51 プラグ
53 プラグ本体
53b 雄ねじ部分
55 プラグ蓋部
61 キャップ部
61b 雌ねじ部分
71 隙間
21 歯ブラシ本体
23 ブラシ毛
25 ヘッド部
27 支持棒部
27a 円錐台部分
27b 連結部分
31 把持部
33 把持本体部
33h 開口
34a 雄ねじ部分
34b 雌ねじ部分
36 内部空間
37 外部空間
38 嵌入孔
41、41a、41b ブッシュ
49 合わせ目
51 プラグ
53 プラグ本体
53b 雄ねじ部分
55 プラグ蓋部
61 キャップ部
61b 雌ねじ部分
71 隙間
Claims (9)
- ブラシ毛が植設されたヘッド部と、先端にヘッド部が取り付けられた棒状の支持棒部と、を有してなる歯ブラシ本体と、
内部空間を有する中空の把持部であって、支持棒部の基端が該内部空間に収容されると共にヘッド部が突出した状態で支持棒部をスライド可能に貫通させる貫通孔を有する把持部と、
支持棒部が貫通孔に対する少なくともいずれかのスライド位置において貫通孔から突出した歯ブラシ本体の部分を覆う、把持部に着脱自在に取り付けられるキャップ部と、を備えてなる、携帯用歯ブラシ。 - 支持棒部が貫通孔に対する所定のスライド位置において、支持棒部が把持部に対して固定されるものである、請求項1に記載の携帯用歯ブラシ。
- 支持棒部が、先端方向に向かって幅が先細りとなる先細部分を有してなり、
前記所定のスライド位置において、貫通孔の内面が先細部分に当接し、先細部分が貫通孔に対してさらに先端方向に移動することを禁止するものである、請求項2に記載の携帯用歯ブラシ。 - 前記所定のスライド位置において、貫通孔の内面が支持棒部の外面に面接触するものである、請求項2又は3に記載の携帯用歯ブラシ。
- 把持部が、貫通孔の内面を形成し支持棒部に貫脱可能なスリーブと、支持棒部が貫通したスリーブを着脱自在に内嵌する嵌入孔を有する本体部と、を含んでなり、
嵌入孔からスリーブを取り外した状態において、支持棒部が嵌入孔から抜き取り可能なものである、請求項1乃至4のいずれか1に記載の携帯用歯ブラシ。 - スリーブが、スリーブに貫入される支持棒部が連続する方向に形成された分断部分を少なくとも1以上有するものである、請求項5に記載の携帯用歯ブラシ。
- 把持部が、スリーブを前記内部空間から抜き取ることができる前記内部空間と外部空間とを連通させる連通口を有してなる、請求項5又は6に記載の携帯用歯ブラシ。
- 連通口に着脱自在な開閉蓋を把持部が有するものである、請求項7に記載の携帯用歯ブラシ。
- 把持部とキャップ部とのいずれか一方の外周面に形成された雄ネジ部と、いずれか他方の内周面に形成された雌ネジ部と、が互いに螺合することで、把持部にキャップ部が着脱自在に取り付けられるものである、請求項1乃至8のいずれか1に記載の携帯用歯ブラシ。
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