JP3159306B2 - 航走体船種識別装置及びその方法 - Google Patents

航走体船種識別装置及びその方法

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JP3159306B2
JP3159306B2 JP35874598A JP35874598A JP3159306B2 JP 3159306 B2 JP3159306 B2 JP 3159306B2 JP 35874598 A JP35874598 A JP 35874598A JP 35874598 A JP35874598 A JP 35874598A JP 3159306 B2 JP3159306 B2 JP 3159306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航走体が発生させ
た水中(海中を含む)を伝わる船体音響信号からその航
走体特有の雑音信号についての特徴を内包する符号化信
号の符号列に変換し、この符号列の符号化信号を誤差逆
伝播学習による多層構造のニューラルネットワークの入
力データとしてニューラルネットワーク演算処理をする
ことにより、航走体の船種を自動識別するようにした航
走体船種識別装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水上或いは水中を航行する船体の雑音源
は、機械雑音、プロペラ雑音そして流体力学的雑音から
なっている。例えば図12は船体が発生させる船体音響
信号の一例の周波数−パワースペクトラム解析図を示し
ており、○印のイはプロペラに起因するプロペラ雑音の
もの、○印のロはエンジンに起因する機械雑音のもの、
○印のハは冷凍機やクーラに起因する機械雑音のもので
ある。
【0003】また船体に装着されるプロペラ、すなわち
スクリューの型は、その船種によって定まっており、そ
のスクリューの形状も約20種類である。
【0004】従来の航走体が発生させる船体音響信号を
受信し、その音響信号から航走体の船種を識別する手法
は、航走体の放射雑音、すなわち流体力学的雑音を除い
た機械雑音、プロペラ雑音を基にした航走体の放射雑音
をFFT(高速フーリエ変換)処理し、ローファーグラ
ムを作成することにより、長期間特別の訓練を受けた経
験豊富な人間がその音紋を見て航走体の船種を識別して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような長期間特別の訓練を受けた人間が識別しても、そ
の時の体調や環境によって、或いはローファーグラムの
波形によって、船種の識別に誤りを生じることがある。
【0006】また水中に設置された装置に対し、その接
近してくる航走体の船種を自動識別し、予め定められた
船種に対してだけ当該装置から信号を出力したいことが
望まれる場合が存在する。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
る。そして出願人は、航走体の放射雑音が機械雑音やプ
ロペラ雑音で構成され、エンジン、減速機、発電機、各
種のポンプ等の回転ムラが原因となって発生する機械雑
音は、船の速度が変化すると音圧や周波数が変わること
や、プロペラ雑音はキャビテーションによるものとプロ
ペラの振動特性によるものとがあり、キャビテーション
雑音は連続周波数成分スペクトラムとなり、航走深度が
浅く、速度が増すほど音圧レベルが大きくなるのに対
し、プロペラの形状と材質によって定まる振動特性に起
因する雑音は、特定周波数成分スペクトラムを持ち、プ
ロペラの回転数が増減しても、周波数分布は変化しない
ことなどの既知事項に加え、その周波数スペクトラム分
布が船種によりほぼ一定していること、そして航走速度
の増減による雑音源の変化は、雑音源音圧の増減として
現れ、周波数スペクトラム分布における幾つかの極大値
のパワースペクトラムの増減を生じること、しかしなが
ら周波数スペクトラム分布における、各種雑音の周波数
帯域は変化しないことを実験によって確認した。
【0008】本発明は、これらの事実に着目し、誤差逆
伝播学習による多層構造ニューラルネットワーク演算処
理で航走体の船種を識別するに当たって、船体音響信号
からその船種に特有の雑音信号についての特徴を内包す
る符号化信号の符号列を生成し、そしてこの符号列の符
号化信号を入力データとしてニューラルネットワーク演
算を行い、航走体の船種を自動識別するようにした航走
体船種識別装置及びその方法を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明の航走体船種識別装置は形状と材質によっ
て定まるプロペラの振動特性に起因する雑音を含む航走
体自体が独自に発生させる船体音響信号を受信し、その
音響信号から航走体の船種を識別する航走体船種識別装
置において、船体音響信号を受信する音響信号受波器
と、音響信号受波器が受信した音響信号を周波数分析す
るFFT処理手段と、FFT処理手段で処理された周波
数分析データを格納するメモリと、メモリから予め定め
られた所定周波数帯域の周波数分析データを読み出し、
各周波数に対するパワーを計算するパワースペクトラム
計算手段と、当該所定周波数帯域のパワースペクトラム
の全エネルギーを求める全エネルギー演算手段と当該所
定周波数帯域をN分割した所定周波数幅毎のパワースペ
クトラムのエネルギーを求める所定周波数幅エネルギー
演算手段とを備え、当該所定周波数帯域のパワースペク
トラムの全エネルギーと当該所定周波数帯域をN分割し
た所定周波数幅毎のパワースペクトラムのエネルギーと
から、所定周波数幅毎のエネルギー百分率値を求め、当
該エネルギー百分率値に基づいた符号列を生成する符号
化手段と、符号化手段によって生成された符号列の符号
化パターンを入力データとして、ニューラルネットワー
ク演算処理を行い航走体の船種を出力するニューラルネ
ットワーク処理手段とを備え、音響信号受波器が受信し
た航走体自体が独自に発生させる音響信号から航走体の
船種を自動識別するようにしたことを特徴としている。
【0010】上記符号化手段は、エネルギー百分率値を
予め定められた有効桁の数値にし、この有効桁の数値の
符号列を生成する場合や、上記符号化手段にエネルギー
百分率値を予め定められたしき値と比較する比較部を備
え、上記エネルギー百分率値を2値化し符号列を生成す
る場合が含まれる。
【0011】そして本発明の航走体船種識別方法は形状
と材質によって定まるプロペラの振動特性に起因する雑
音を含む航走体自体が独自に発生させる船体音響信号を
受信し、その音響信号から航走体の船種を識別する航走
体船種識別方法において、受信された航走体の船体音響
信号を基に、FFT処理手段で周波数分析を行い、FF
T処理手段で処理された周波数の内の予め定められた所
定周波数帯域の各周波数に対するパワーを計算し、当該
所定周波数帯域をN個の所定周波数幅に分割し、所定周
波数幅のパワースペクトラムのエネルギーを求めると共
に、当該所定周波数帯域のパワースペクトラムの全エネ
ルギーを求め、当該所定周波数帯域のパワースペクトラ
ムの全エネルギーに対する当該所定周波数幅のパワース
ペクトラムのエネルギーの割合を示すエネルギー百分率
値を当該所定周波数幅毎に求め、当該エネルギー百分率
値に基づいた符号列を生成し、生成された符号列の符号
化パターンを入力データとしてニューラルネットワーク
処理手段で航走体の船種を識別するニューラルネットワ
ーク演算処理を行い、音響信号受波器が受信した航走体
自体が独自に発生させる音響信号から航走体の船種を自
動識別するようにしたことを特徴としている。
【0012】受信された航走体の船体音響信号を基に、
予め定められた所定周波数帯域で、当該航走体特有の放
射雑音についての特徴を内包する符号化信号の符号列が
生成される。この符号列の符号化信号を入力データとし
て、予め学習されているニューラルネットワーク処理手
段を用いニューラルネットワーク演算を行うことによ
り、上記の特有の放射雑音に基づいた航走体の船種が自
動識別される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る航走体船種識
別装置の一実施例構成を示している。
【0014】同図において、水面上又は水面下を航走す
る航走体の船体音響信号が、例えばハイドロフォン等の
音響信号受波器1で受信される。音響信号受波器1で受
信された音響信号はA/D変換器でディジタル化された
うえで、FFT処理手段2に入力され周波数分析され
る。このFFT処理手段2はディジタルで処理される従
来の公知のものが用いられており、その結果の周波数分
析データがメモリ3に格納される。ここではFFT処理
手段2がディジタルのもので説明したが、音響信号受波
器1で受信された音響信号をアナログのFFT処理手段
2で処理し、ディジタル化して当該メモリ3に格納する
ようになっていてもよい。
【0015】パワースペクトラム計算手段4は、メモリ
3から予め定められた所定周波数帯域の周波数分析デー
タを、低い周波数側から高い周波数の順に読み出し、各
周波数f(i)に対するパワースペクトラムP(i)を
計算する。
【0016】符号化手段5は、所定周波数幅エネルギー
演算部7、メモリ8、積算部9、割算部10を備え、メ
モリ3から読み出されパワースペクトラム計算手段4で
計算された上記所定周波数帯域のパワースペクトラムに
ついて、当該所定周波数帯域をN分割した所定周波数幅
毎のパワースペクトラムのエネルギーと当該所定周波数
帯域のパワースペクトラムの全エネルギーとから、当該
所定周波数幅毎にその割合を表すエネルギー百分率値
(以下「符号化信号百分率値」という)を求め、当該符
号化信号百分率値に基づいた符号列を生成する。
【0017】すなわち、所定周波数幅エネルギー演算部
7は、パワースペクトラム計算手段4から入力されるパ
ワースペクトラムP(i)を基に、N分割された所定周
波数幅W毎のパワースペクトラムのエネルギーΣP(C
i)を求める。
【0018】つまり、所定周波数幅エネルギー演算部7
は、パワースペクトラム計算手段4が順に出力する最も
低い周波数のパワースペクトラムから上記所定周波数幅
Wの周波数のパワースペクトラムまでのエネルギーΣP
(C1)を演算によって求める。
【0019】この所定周波数幅WのエネルギーΣP(C
1)は、メモリ8に格納されると共に積算部9に入力さ
れる。積算部では入力してくる当該所定周波数幅Wの
エネルギーΣP(Ci)を積算するが、この場合最初で
あるので、0にこの所定周波数幅WのエネルギーΣP
(C1)が積算され、積算部はΣP(C1)を積算す
る。
【0020】この繰り返しが、上記の予め定められた所
定周波数帯域について実行され、最後の所定周波数幅W
のエネルギーΣP(CN)が所定周波数幅エネルギー演
算部7によって求められ、メモリ8に格納されると共に
積算部9で積算されたとき、メモリ8には所定周波数幅
エネルギー演算部7で求められたN個の所定周波数幅W
のエネルギーΣP(Ci)が所定の順にそれぞれ格納さ
れており、また積算部9には上記所定周波数帯域につい
ての全エネルギーΣPが求められている。
【0021】割算部10は、積算部9の上記全エネルギ
ーΣPのデータと、例えば低い周波数側から順にメモリ
8から読み出される上記予め定められた所定周波数幅W
のエネルギーΣP(Ci)のデータとから、所定周波数
幅毎の符号化信号百分率(エネルギー比)値ΣP(C
i)/ΣPを求める演算を行う。このとき符号化信号百
分率値を求めるに当たって、当該割算部10は予め定め
られた有効桁の数値を出力するようになっている。例え
ば上記有効桁が1のとき、符号化信号百分率値が、例え
ば0.00から0.01%未満までは「0」、0.01
%から0.02%未満までは「1」、0.02%から
0.03%未満までは「2」、……、0.09%から
0.10%未満までは「9」の如く出力する。このよう
にして符号化信号百分率値に基づいた符号列が生成され
る。
【0022】すなわち割算部15は、積算部9からの上
記全エネルギーΣPのデータとメモリ8からの周波数の
最も低い所定周波数幅Wの上記エネルギーΣP(C1)
のデータとを読み出し、符号化信号百分率値を求め、上
記説明の有効桁の数値を出力する。この有効桁の数値
は、後に説明する誤差逆伝播学習法によって学習された
ニューラルネットワーク処理手段6の♯1入力端子に入
力データとして入力される。
【0023】同様にして、割算部10は次に低い予め定
められた所定周波数幅WのエネルギーΣP(C2)のデ
ータをメモリ8から読み出し、その符号化信号百分率値
を求め、上記説明の有効桁の数値を出力する。この有効
桁の数値は、ニューラルネットワーク処理手段6の♯2
入力端子に入力データとして入力される。
【0024】符号化手段5は、以下同様にして残りのN
−2回、上記所定周波数帯域にわたって繰り返すことに
より、符号化信号百分率値に基づいた符号列を生成する
ことができる。この有効桁数が1桁の符号化信号百分率
値の符号列の一例が図3(I)に示されている(図3
(II)の所定周波数幅−符号化信号百分率図には1対
1で必ずしも対応していない)。
【0025】そして符号化手段5によって生成された符
号列の有効桁数の符号化信号百分率値が、ニューラルネ
ットワーク演算処理を行い航走体の船種を識別するニュ
ーラルネットワーク処理手段6の♯1ないし♯N入力端
子にそれぞれ入力データとして入力される。
【0026】ニューラルネットワーク処理手段6は、従
来からの公知のものが用いられ、上記符号化手段5から
入力される符号列の符号化信号百分率値の数に対応した
数の♯1ないし♯N入力端子を備え、予め学習させてお
いた誤差逆伝播学習による多層構造のニューラルネット
ワークを有している。そして上記符号化手段5から入力
される符号化信号百分率値の有効桁の数値の入力データ
を基にニューラルネットワーク演算を行い、船種指定の
識別信号を出力するようになっている。
【0027】図2は本発明に用いられるニューラルネッ
トワーク処理手段の一実施例構成を示している。
【0028】同図において、ニューラルネットワーク処
理手段6は、♯1ないし♯NのN個の入力端子を備えた
入力ユニット21、船種1ないし船種7を出力する7個
の出力ユニット22及び隠れユニットである16個の中
間ユニット23の3層構造のニューラルネットワークで
構成されている。ただし入力ユニット21から出力ユニ
ット22へリンクのみであり、逆リンクは存在しない。
各リンクの重みは、予め学習をさせ決定しておかれる。
その学習のさせ方は従来の手法で行われるので、その説
明は省略する。
【0029】このように構成されている本発明の航走体
船種識別装置及びその方法におけるニューラルネット入
力データの符号化と当該入力データを入力とする船種識
別のの具体例を次に説明する。
【0030】図4は船種識別の一実施例説明図を示して
いる。
【0031】同図において、その(I)は音響信号受波
器1で検出される航走体の船体音響信号である。この船
体音響信号の或る時点T1での音響信号に対しFFT処
理手段2でFFT処理がなされ、その周波数分析データ
から所定周波数帯域F0 HzないしF1 (F1 >F0
Hzの同図(II)で示されたパワースペクトラムが得
られる。
【0032】このパワースペクトラムに対し、所定周波
数帯域F0 HzないしF1 HzをN分割(Nカラム)し
た所定周波数幅W=(F1 −F0 )/N Hz幅毎に、
上記説明の符号化信号百分率値ΣP(Ci)/ΣPが求
められ、同図(III)図示のような個の符号化信号
百分率値ΣP(Ci)/ΣPの有効桁の数値の符号列
(一部分表示)が生成される。
【0033】この符号列のN個の有効桁の数値が、図2
に示されたニューラルネットワーク処理手段6の対応し
た♯1ないし♯N入力ユニット21に入力データとして
入力される。予め学習させておいた誤差逆伝播学習によ
る3層構造のニューラルネットワークでそのニューラル
ネットワーク演算が行われることにより、船種指定の識
別信号を表す「1」をニューラルネットワーク処理手段
6は出力する。すなわち出力ユニット22から(IV)
図示の如きパターンが出力される。これにより音響信号
受波器1で検出された航走体の船体音響信号から船種1
が識別され、「A船」と判定される。
【0034】図5,図6は船種を異にする船種識別の他
の実施例説明図を示しており、図4と同様の説明図であ
る。
【0035】図5,図6において、その(I)は音響信
号受波器1で検出される航走体の船体音響信号、同図
(II)はその或る時点の周波数パワースペクトラム、
同図(III)は符号化手段5で生成されニューラルネ
ットワーク処理手段6に入力される符号化信号百分率値
の有効桁の数値の符号列、同図(IV)はニューラルネ
ットワーク処理手段6の出力パターンをそれぞれ示して
おり、図5では船種2をニューラルネットワーク処理手
段6は識別し、「B船」と判定する。図6では船種7を
ニューラルネットワーク処理手段6は識別し、「G船」
と判定する。当該船種2,船種7の識別の手順は図4の
場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0036】図7は符号化手段の他の実施例構成を示し
ている。
【0037】同図において、図1に示された符号化手段
5と同じものは同じ符号が付されており、図7の符号化
手段5は割算部10とニューラルネットワーク処理手段
6との間に比較部11が設けられている点に特徴を有し
ている。
【0038】すなわち比較部11には、予め定められた
しきい値が入力されており、当該比較部11でこのしき
い値と割算部10から入力されてくる上記所定周波数幅
毎の符号化信号百分率値ΣP(Ci)/ΣPとが比較さ
れる。こきときの符号化信号百分率値ΣP(Ci)/Σ
Pは、図1の割算部10の出力とは異なり、符号化信号
百分率値そのものの割算値である。
【0039】当該比較部11は、上記所定周波数幅毎の
上記符号化信号百分率値ΣP(Ci)/ΣPとしきい値
とを比較する。この符号化信号百分率値ΣP(Ci)/
ΣPが予め定められたしきい値より大きいとき、例えば
「1」、この符号化信号百分率値ΣP(Ci)/ΣPが
予め定められたしきい値より小さいとき、「0」の如く
符号化する。つまり上記所定周波数幅毎の符号化信号百
分率値ΣP(Ci)/ΣPがその大きさに応じて2値化
信号に変換される。この2値化信号は、上記説明の誤差
逆伝播学習法によって学習されたニューラルネットワー
ク処理手段6の♯i入力ユニット21に入力データとし
て入力される。
【0040】割算部10以降の動作を簡単に説明する
と、割算部10は、積算部9からの上記全エネルギーΣ
Pのデータとメモリ8からの周波数の最も低い所定周波
数幅Wの上記エネルギーΣP(C1)のデータとを読み
出し、符号化信号百分率値ΣP(C1)/ΣPを求め、
当該符号化信号百分率値ΣP(C1)/ΣPを比較部1
1に送出する。比較部11は、上記しきい値と当該符号
化信号百分率値ΣP(C1)/ΣPとを比較し、この符
号化信号百分率値ΣP(C1)/ΣPの大小に応じて
「1」又は「0」の2値化信号に変換する。この2値化
信号はニューラルネットワーク処理手段6の♯1入力ユ
ニット21に入力データとして入力される。
【0041】同様にして、割算部10は次に低い予め定
められた所定周波数幅WのエネルギーΣP(C2)のデ
ータをメモリ8から読み出し、その符号化信号百分率値
ΣP(C2)/ΣPを求め、比較部11はこの符号化信
号百分率値ΣP(C2)/ΣPと上記しきい値と比較
し、2値化信号に変換する。この2値化信号はニューラ
ルネットワーク処理手段6の♯2ユニット21に入力デ
ータとして入力される。
【0042】符号化手段5は、以下同様の処理を繰り返
すことにより、上記所定周波数帯域についての符号化信
号百分率値に基づいた2値化符号列を生成することがで
きる。符号化手段5によって生成された符号列の2値化
信号が、ニューラルネットワーク演算処理を行い航走体
の船種を識別するニューラルネットワーク処理手段6の
♯1ないし♯N入力ユニット21にそれぞれ入力データ
として入力される。この2値化符号列の一例が図8
(I)に示されている(図8(II)の所定周波数幅−
符号化信号百分率図には必ずしも1対1で対応していな
い)。
【0043】このときニューラルネットワーク処理手段
6も、従来からの公知のものが用いられ、上記符号化手
段5から入力される符号列の2値化信号数に対応した数
の♯1ないし♯N入力端子、すなわち♯1ないし♯N入
力ユニット21を備え、予め学習させておいた誤差逆伝
播学習による多層構造のニューラルネットワークを有し
ている。そして上記符号化手段5から入力される2値化
信号パターンの入力データを基にニューラルネットワー
ク演算を行い、船種指定の識別信号を出力するようにな
っている。
【0044】図9は図7の符号化手段を用いた船種識別
の一実施例説明図を示している。
【0045】同図において、その(I)は音響信号受波
器1で検出される航走体の船体音響信号である。この船
体音響信号の或る時点T1での音響信号に対しFFT処
理手段2でFFT処理がなされ、その周波数分析データ
から所定周波数帯域F0 HzないしF1 Hzの同図(I
I)で示されたパワースペクトラムが得られる。
【0046】このパワースペクトラムに対し、所定周波
数帯域F0 HzないしF1 HzをN分割(Nカラム)し
た所定周波数幅W=(F1 −F0 )/N Hz幅毎に、
上記説明の符号化信号百分率値ΣP(Ci)/ΣPが求
められ、同図(III)図示のようなN個の符号化信号
百分率値ΣP(Ci)/ΣPの2値化信号の符号列(一
部分表示)が生成される。
【0047】この符号列のN個の2値化信号が、図2に
示されたニューラルネットワーク処理手段6の対応した
♯1ないし♯N入力ユニット21に入力データとして入
力される。予め学習させておいた誤差逆伝播学習による
3層構造のニューラルネットワークでそのニューラルネ
ットワーク演算が行われることにより、船種指定の識別
信号を表す「1」をニューラルネットワーク処理手段6
は出力する。すなわち出力ユニット22から(IV)図
示の如きパターンが出力される。これにより音響信号受
波器1で検出された航走体の船体音響信号から船種1が
識別され、「A船」と判定される。
【0048】図10,図11は船種を異にする船種識別
の他の実施例説明図を示しており、図9と同様の説明図
である。
【0049】図10,図11において、その(I)は音
響信号受波器1で検出される航走体の船体音響信号、同
図(II)はその或る時点の周波数パワースペクトラ
ム、同図(III)は符号化手段5で生成されニューラ
ルネットワーク処理手段6に入力される符号化信号百分
率値の2値化符号列、同図(IV)はニューラルネット
ワーク処理手段6の出力パターンをそれぞれ示してお
り、図10では船種2をニューラルネットワーク処理手
段6は識別し、「B船」と判定する。図11では船種7
をニューラルネットワーク処理手段6は識別し、「G
船」と判定する。当該船種2,船種7の識別の手順は図
9の場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0050】なお上記説明では船種1ないし船種7をす
べて特定するようにして説明したが、例えばその内の船
種7を「該当船種なし」のように、ニューラルネットワ
ーク処理手段6を予め学習させておくことによって、船
種識別の対象航走体と対象外航走体との識別もでき、識
別率を向上させることができる。この処理はニューラル
ネットワーク処理手段6の学習のさせ方如何による。
【0051】またこれらの一連の船種識別の処理は、当
該船種識別処理に要する時間S毎に繰り返される。そし
て時間S毎に識別され出力される船種を基に、例えば所
定時間内で最も多くの回数出力さた船種を選んだり、或
いは出力された船種が所定以上の確率のものを選んだ
り、予め定められた回数連続して同じ船種を識別したと
きその船種を選ぶ等の識別向上処理手段を設けることに
より、船種識別の識別率を向上させることができる。
【0052】このように人間に代わり、音響信号受波器
1が受信した音響信号から航走体の船種を自動識別でき
るので、本発明に係る航走体船種識別装置又はその方法
を備えた装置を予め水中に設置しておけば、当該装置に
対し、その接近してくる航走体の船種を自動識別し、予
め定められた対象船種に限り当該装置から信号を出力さ
せることができる。また更に当該装置に接近してくる航
走体の正横を検出する装置を設けておけば、対象船種の
航走体が装置の正横を通過する時点に信号を発生させる
こともできる。
【0053】また、図1に示された符号化手段5の各構
成は同図に図示の構成に限られるものではなく、一実施
例を示しているものであり、この構成の符号化手段5と
同等の機能を果たす構成のものであれば、どのような処
理の仕方や回路構成であってもよいことは言うまでもな
い。そして符号化手段5の符号化も、実験によって好成
績を得たものを例示したものであり、上記説明のものに
限られるものではなく、適宜の符号変換のものを採用す
ることができる。
【0054】本発明は船種を自動識別できるので、港湾
において、定期旅客船などが定時運行をしているかどう
かの監視をもすることができ、天候が悪いときには目視
によるとき以上にその監視の効果を発揮する。
【0055】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、受
信された航走体の船体音響信号を基に、当該航走体特有
の放射雑音についての特徴を内包する符号列を生成し、
この符号列の各信号を入力データにして、予め学習され
ているニューラルネットワーク処理手段を用いニューラ
ルネットワーク演算処理を行うようにしたので、航走体
の船種が自動識別される。
【0056】航走体船種の識別に当たって、請求項2の
符号化信号百分率値を予め定められた有効桁の数値に
し、この有効桁の数値の符号列を生成するようにした符
号化手段の場合は、同一船種で更に詳細なものまで識別
できるのに対し、請求項3の符号化信号百分率値を予め
定められたしきい値と比較する比較部を備え、上記符号
化信号百分率値を2値化し符号列を生成するようにした
符号化手段の場合は、大まかな船種を識別できる利点を
有している。
【0057】また所定時間S毎に繰り返され、その識別
され出力される船種の識別個数を基にした識別向上処理
手段を設けることにより、船種識別の識別率を向上させ
ることができる。
【0058】そして音響信号受波器が受信した音響信号
から航走体の船種を自動識別できるので、本発明に係る
航走体船種識別装置又はその方法を備えた装置を予め水
中に設置しておけば、当該装置に対し、その接近してく
る航走体の船種を自動識別し、予め定められた対象船種
の航走体に限り当該装置から信号を出力させることがで
き得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る航走体船種識別装置の一実施例構
成である。
【図2】本発明に用いられるニューラルネットワーク処
理手段の一実施例構成である。
【図3】符号化信号百分率(エネルギー比)を有する航
走体の符号列の一例実施例説明図である。
【図4】船種識別の一実施例説明図である。
【図5】船種を異にする船種識別の他の実施例説明図で
ある。
【図6】船種を異にする船種識別の他の実施例説明図で
ある。
【図7】符号化手段の他の実施例構成である。
【図8】符号化信号百分率(エネルギー比)を有する航
走体の2値化符号列の一例実施例説明図である。
【図9】図7の符号化手段を用いた船種識別の一実施例
説明図である。
【図10】船種を異にする船種識別の他の実施例説明図
である。
【図11】船種を異にする船種識別の他の実施例説明図
である。
【図12】船体が発生させる船体音響信号の一例の周波
数−パワースペクトラム解析図である。
【符号の説明】
1 音響信号受波器 2 FFT処理手段 3 メモリ 4 パワースペクトラム計算手段 5 符号化手段 6 ニューラルネットワーク処理手段 7 所定周波数幅エネルギー演算手段 8 メモリ 9 積算部 10 割算部 11 比較部
フロントページの続き (72)発明者 吉見 邦彦 神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目29番 地の1 株式会社 京三製作所内 (56)参考文献 特開 平8−152472(JP,A) 特開 平8−254995(JP,A) 特開 平8−43188(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 17/00 G06F 15/18 560

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状と材質によって定まるプロペラの振
    動特性に起因する雑音を含む航走体自体が独自に発生さ
    せる船体音響信号を受信し、その音響信号から航走体の
    船種を識別する航走体船種識別装置において、 船体音響信号を受信する音響信号受波器と、 音響信号受波器が受信した音響信号を周波数分析するF
    FT処理手段と、 FFT処理手段で処理された周波数分析データを格納す
    るメモリと、 メモリから予め定められた所定周波数帯域の周波数分析
    データを読み出し、各周波数に対するパワーを計算する
    パワースペクトラム計算手段と、当該所定周波数帯域のパワースペクトラムの全エネルギ
    ーを求める全エネルギー演算手段と当該所定周波数帯域
    をN分割した所定周波数幅毎のパワースペクトラムのエ
    ネルギーを求める所定周波数幅エネルギー演算手段とを
    備え、 当該所定周波数帯域のパワースペクトラムの全エ
    ネルギーと当該所定周波数帯域をN分割した所定周波数
    幅毎のパワースペクトラムのエネルギーとから、所定周
    波数幅毎のエネルギー百分率値を求め、当該エネルギー
    百分率値に基づいた符号列を生成する符号化手段と、 符号化手段によって生成された符号列の符号化パターン
    を入力データとして、ニューラルネットワーク演算処理
    を行い航走体の船種を出力するニューラルネットワーク
    処理手段とを備え、音響信号受波器が受信した航走体自
    体が独自に発生させる音響信号から航走体の船種を自動
    識別するようにしたことを特徴とする航走体船種識別装
    置。
  2. 【請求項2】 上記符号化手段は、エネルギー百分率値
    を予め定められた有効桁の数値にし、この有効桁の数値
    の符号列を生成するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の航走体船種識別装置。
  3. 【請求項3】 上記符号化手段は、エネルギー百分率値
    を予め定められたしきい値と比較する比較部を備え、上
    記エネルギー百分率値を2値化し符号列を生成するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の航走体船種識別
    装置。
  4. 【請求項4】 形状と材質によって定まるプロペラの振
    動特性に起因する雑 音を含む航走体自体が独自に発生さ
    せる船体音響信号を受信し、その音響信号から航走体の
    船種を識別する航走体船種識別方法において、 受信された航走体の船体音響信号を基に、FFT処理手
    段で周波数分析を行い、 FFT処理手段で処理された周波数の内の予め定められ
    た所定周波数帯域の各周波数に対するパワーを計算し、 当該所定周波数帯域をN個の所定周波数幅に分割し、所
    定周波数幅のパワースペクトラムのエネルギーを求める
    と共に、当該所定周波数帯域のパワースペクトラムの全
    エネルギーを求め、 当該所定周波数帯域のパワースペクトラムの全エネルギ
    ーに対する当該所定周波数幅のパワースペクトラムのエ
    ネルギーの割合を示すエネルギー百分率値を当該所定周
    波数幅毎に求め、当該エネルギー百分率値に基づいた符
    号列を生成し、 生成された符号列の符号化パターンを入力データとして
    ニューラルネットワーク処理手段で航走体の船種を識別
    するニューラルネットワーク演算処理を行い、 音響信号受波器が受信した航走体自体が独自に発生させ
    る音響信号から航走体の船種を自動識別するようにした
    ことを特徴とする航走体船種識別方法。
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