JP3159199B2 - 伝播データの計算方法 - Google Patents

伝播データの計算方法

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JP3159199B2 JP04768799A JP4768799A JP3159199B2 JP 3159199 B2 JP3159199 B2 JP 3159199B2 JP 04768799 A JP04768799 A JP 04768799A JP 4768799 A JP4768799 A JP 4768799A JP 3159199 B2 JP3159199 B2 JP 3159199B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソナー等におけ
る振動波の伝播や反射の計算に用いる水中音場の特性を
示す伝播データの計算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている海中音波伝播の
計算方法として、幾つかのものが知られている。図8
は、従来技術の海中音波伝播の計算方法の一例を示す模
式図である。
【0003】図8は、予め伝播データを求めたい解析深
度を設定し、音源101からの音線のトラッキングによ
り伝播経路に沿って伝播データを計算し、音線が解析深
度に達した各サンプル点102、102・・・でこの伝
播データを出力していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの図8
に示す技術では、所望の解析深度と音線とが交差する点
の距離は等間隔ではない。即ち、伝播データが出力され
る位置は、等間隔でない特定の位置に限定される。この
ため、音場内の任意位置の伝播データを効率的に出力す
ることはできない。
【0005】また、異なる音線群の音線が所望の解析深
度の同じ距離に到達するとは限らないため、任意位置に
おける伝播時間の異なるデータ(即ち、異なる音線群の
データ)を出力することができない。
【0006】図9は、従来の海中音波伝播の計算方法の
他の例を示す模式図である。この方法では、予め全音場
内を等間隔のグリッド201によって複数の領域20
2、202・・・に分割し、音線203、203・・・
の経路上の伝播損失値を細かく刻んで計算していき、1
つの領域202内を通過する全音線の全伝播損失値の合
計している。即ち、1つの領域202内の全音線20
3、203・・・全計算点の伝播損失値の合計を、この
領域202の伝播損失値として出力していた。
【0007】しかしながらこの図9に技術では、各領域
202、202・・・をこの中に含まれる時間要素の異
なる全ての伝播データに対応づけているので、各領域2
02、202・・・を特定の伝播時間に限定できない。
このため、各領域202、202・・・における伝播時
間を計算できないという問題点があった。
【0008】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、音場内の任意位置の伝播データを効率的に出
力することができ、音場内の所定の領域における伝播時
間を計算することができる伝播データの計算方法を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、所定の伝播
媒体を等間隔で平行に並ぶ複数の第1の境界と当該複数
の第1の境界の各々とは直交し等間隔で平行に並ぶ複数
の第2の境界とからなる格子によって分割される複数の
領域に分割し、前記複数の領域における前記複数の第1
または複数の第2の境界の何れか一方の相互間を所定の
比率で分割する第3の境界上の所定の相対位置の各々に
標本点を設け、波源から所定角度毎に輻射される振動波
の伝播経路の各々と前記第3の境界との交点の各々の伝
播データを求め、前記第3の境界上で隣接する2つの前
記交点の伝播データに基づいて当該2つの交点に挟まれ
た前記標本点における伝播データを求めることを特徴と
する。また、請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の伝播データの計算方法では、前記所定の伝播
媒体は水であり、前記複数の第1の境界と複数の前記第
3の境界または前記複数の第2の境界と複数の前記第3
の境界とは水面からの深度を等間隔に分割することを特
徴とする。また、請求項3に記載の発明にあっては、請
求項1または請求項2の何れかに記載の伝播データの計
算方法では、前記波源は複数の方位に音線群を輻射し、
前記2つの交点にかかる前記振動波の伝播経路が互いに
同一の前記音線群に属する場合に当該2つの交点に挟ま
れた前記標本点における伝播データを求めることを特徴
とする。また、請求項4に記載の発明にあっては、所定
の伝播媒体を等間隔で平行に並ぶ複数の第1の境界と当
該複数の第1の境界の各々とは直交し等間隔で平行に並
ぶ複数の第2の境界とからなる格子によって分割される
複数の領域に分割し、前記複数の領域における前記複数
の第1の境界の相互間を所定の比率で分割する第3の境
界と前記複数の第2の境界の相互間を所定の比率で分割
する第4の境界との交点の各々または当該第3の境界と
当該第3の境界に交差する反射境界との交点の各々に標
本点を設け、波源から所定角度毎に輻射される振動波の
伝播経路の各々と前記第4の境界との交点の各々または
前記反射境界における反射点の各々の伝播データを求
め、前記第3の境界上で隣接する2つの前記交点の伝播
データに基づいて当該2つの交点に挟まれた前記標本点
における伝播データを求めまたは前記反射境界上で隣接
する2つの前記反射点の伝播データに基づいて当該2つ
の反射点に挟まれた前記標本点における伝播データを求
めることを特徴とする。また、請求項5に記載の発明に
あっては、請求項4に記載の伝播データの計算方法で
は、前記所定の伝播媒体は水であるとともに前記反射境
界は水面または水底であり、前記複数の第1の境界と複
数の前記第4の境界とは水面からの深度を等間隔に分割
することを特徴とする。また、請求項6に記載の発明に
あっては、請求項4または請求項5の何れかに記載の伝
播データの計算方法では、前記波源は複数の方位に音線
群を輻射し、前記2つの交点にかかる前記振動波の伝播
経路が互いに同一の前記音線群に属しあるいは前記2つ
の反射点にかかる前記振動波の伝播経路が互いに同一の
前記音線群に属する場合に当該2つの交点あるいは当該
2つの反射点に挟まれた前記標本点における伝播データ
を求めることを特徴とする。また、請求項7に記載の発
明にあっては、請求項4ないし請求項6の何れかに記載
の伝播データの計算方法では、前記2つの交点の内の第
1の交点における伝播データの値をCならびに第2の交
点における伝播データの値をDとし、前記第1の交点か
ら前記2つの交点に挟まれた標本点までの線分長をcな
らびに前記第2の交点から前記2つの交点に挟まれた標
本点までの線分長をdとし、前記2つの交点に挟まれた
標本点における伝播データの値をD+c・(D−C)/
(c+d)として求めることを特徴とする。また、請求
項8に記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項7
までの何れかに記載の伝播データの計算方法では、前記
2つの交点の内の第1の交点における伝播データの値を
Aならびに第2の交点における伝播データの値をBと
し、前記第1の交点から前記2つの交点に挟まれた標本
点までの線分長をaならびに前記第2の交点から前記2
つの交点に挟まれた標本点までの線分長をbとし、前記
2つの交点に挟まれた標本点における伝播データの値を
B+a・(B−A)/(a+b)として求めることを特
徴とする。また、請求項9に記載の発明にあっては、請
求項1ないし請求項8までの何れかに記載の伝播データ
の計算方法では、前記複数の標本点の各々において求め
た前記伝播データをデータ列として出力することを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について説明す
る。図1は、本発明の一実施の形態にかかる伝播データ
の計算方法における原理的な処理の流れを示す模式図で
ある。この図に示すステップSt1の計算条件設定部分
では、海中音波伝播の計算に必要となる海中の温度分
布、海面条件、海底条件および音源位置等の諸条件を入
力設定する。
【0011】ステップSt2のサンプル点形成部分で
は、サンプル点形成する。図2は、このサンプル点の形
成を説明するための模式図である。この図に示すよう
に、計算対象となる海中音場を、距離・深度ともに等間
隔のグリッド3によって複数の領域4、4・・・に分割
し、計算された伝播データが格納保存されるサンプル点
5、5・・・をこの領域内に形成する。
【0012】このサンプル点5、5・・・は、各領域
4、4・・・中の距離分割線1、1・・・と深度分割線
2、2・・・との交点、および海面6と距離分割線1、
1・・・との交点、そして海底7と距離分割線1、1・
・・との交点の各々の位置に形成される。
【0013】ステップSt3の伝播データ計算部分はス
テップSt4の音線トラッキング部分とステップSt5
の伝播データ補間部分とからなる。音線トラッキング部
分(ステップSt4)では、任意の放射角度の間隔で順
次音源9からの音線10、10・・・(図2参照)のト
ラッキングを行う。
【0014】このトラッキングは1本の音線経路を計算
するとともに、音線経路に沿った伝播損失、伝播時間、
伝播経路長および伝播角度等といった伝播データを逐次
計算し、一時的に格納保存する。
【0015】伝播データ補間部分(ステップSt5)で
は、距離に対応した補間計算によってサンプル点の伝播
データを求め格納保存する。図3ないし図5は、この伝
播データ補間部分における処理を説明する模式図であ
る。
【0016】図3に示すように本実施の形態では、各々
音線10、10・・・からなる音線群10a、10bの
それぞれが、サンプル点5に対して補間する(詳細につ
いては後述する)。
【0017】伝播データの補間は、図4に示すように、
1本の音線をトラッキングした際に、同一音線群内で互
いに隣り合う2本の音線10−nと音線10−n+1
の間にサンプル点5が挟まれた場合、このサンプル点5
と同一深度の深度分割線2と2本の音線10−nあるい
は10−n+1とが交差する交点11−nあるいは11
−n+1の伝播データに基づいて、距離に対応した補間
計算によってサンプル点5の伝播データを求め、格納保
存する。
【0018】海底7上のサンプル点5が2本の音線10
−nと音線10−n+1との間に挟まれた場合、図5に
示すように、2本の音線10−nあるいは10−n+1
の反射点21−nあるいは21−n+1の伝播データに
基づいて、距離に対応した補間計算によってサンプル点
5の伝播データを求める。図示しないが海面6上の場合
も同様である。
【0019】本実施の形態では、音線トラッキング部分
の処理と伝播データ補間部分の処理とを繰り返すことに
よって音線経路および経路上の伝播データの計算を行
い、補間処理によって各サンプル点5、5・・・の伝播
データを計算して格納保存する。また音線トラッキング
部分においては、一時的に格納保存された各音線経路上
の伝播データを削除する。
【0020】ステップSt6の伝播データ出力部分(図
1参照)では、海中音場内の各サンプル点5、5・・・
の伝播データをファイルに出力して表示し、または残響
計算等の他の海中音場計算処理に伝播データを供給す
る。
【0021】以下に、本実施の形態の処理について詳細
に説明する。図6は、本実施の形態における全体の処理
の流れを示すフローチャートである。本実施の形態では
まず、計算条件設定部分の処理として、海中音波伝播の
計算に必要となる計算条件が入力設定される(ステップ
Sa1)。この計算条件とは、上述のように例えば海中
の温度分布、海面の反射損失、海底の深度および反射損
失、音源の深度、計算する音線放射角の範囲および間
隔、距離分割線および深度分割線の間隔等である。
【0022】次にサンプル点形成部分の処理として、設
定された計算条件中の距離分割線および深度分割線の間
隔ならびに海底の深度等の条件に基づき、計算対象とな
る海中音場をグリッドによって分割し(ステップSa
2)、各領域中に伝播データのサンプル点を設定する
(ステップSa3)。
【0023】これらの処理によって、図2で説明した通
り海中音場が等間隔のグリッドによって分割され、グリ
ッドの中心および海面あるいは海底と距離分割線との交
差点がサンプル点として設定される。
【0024】伝播データ計算部分の処理では、上述の計
算条件中の海中の温度分布、海面の反射損失、海底の反
射損失、音源の深度、計算する音線放射角の範囲および
間隔等の条件に基づき、音線のトラッキングによって音
線経路に沿った伝播データを計算する。さらにこの伝播
データから前記サンプル点における伝播データが補間計
算されて格納保存される。
【0025】この伝播データ計算部分の処理は、上述の
ように音線トラッキング部分の処理と伝播データ補間部
分とからなる。即ち、まず音線トラッキング部分で1本
の音線経路を計算する。この計算された経路に沿って、
伝播損失、伝播時間、伝播経路長および伝播角度を計算
し(ステップSa4)、この伝播データを一時的に格納
保存する(ステップSa5)。
【0026】この後、上述の音線放射角の間隔で音線放
射角が隣り合う音線のトラッキングが同様にして行わ
れ、伝播データが一時的に格納保存される。そしてこの
互いに隣り合う音線が同一の音線群内に存在するか否か
を確認する(ステップSa6)とともに、これら互いに
隣り合う音線の経路間にサンプル点が存在するか否かを
確認し(ステップSa7)、同一の音線群内に存在しな
いかあるいはサンプル点が存在しない場合にはステップ
Sa4の処理に戻って更に次に隣接する音線経路の伝播
データを計算する。
【0027】なおこの音線群とは、図3にも示した通
り、音の進行方向や海面および海底との反射回数が同一
であり、且つ伝播時間および伝播経路の差異の小さな音
線の集合である。
【0028】一方、2本の音線が同一の音線群内に存在
し、且つ2本の音線の経路間にサンプル点が存在する場
合には、伝播データ補間部分による処理において、2本
の音線の伝播データに基づき、距離に対応した補間計算
によってサンプル点の伝播データを求める(ステップS
a8)。
【0029】この距離に対応した補間計算として、例え
ば直線補間計算がある。この場合図4に示す通り、各
4、4・・・の中心にあるサンプル点5に関しては、そ
のサンプル点5と同一深度の深度分割線2と2本の音線
10−n、10−n+1との交点11−n、11
−n+1の伝播データから、次式によりサンプル点5の
伝播データV5Aが計算される。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、V11−n+1は交点11
−n+1の値、V11−nは交点11−nの値、交点1
−n+1はサンプル点5と同一深度の深度分割線2と
1本目の音線10−n+1との交差点、交点11−n
サンプル点5と同一深度の深度分割線2と2本目の音線
10−nとの交差点、aは交点11−n+1からサンプ
ル点5までの距離、そしてbは交点11−nからサンプ
ル点5までの距離である。
【0032】一方、海面および海底上にあるサンプル点
に関しては図5に示す通りであり、2本の音線1
−n、10−n+1の反射点の伝播データから次式に
よりサンプル点5の伝播データが計算される。
【0033】
【数2】
【0034】ここで、V21−n+1は反射点21
−n+1の値、V21−nは反射点21 −nの値、反射
点21−n+1は1本目の音線10−n+1の反射点、
反射点21−nは2本目の音線10−nの反射点、cは
反射点21−n+1からサンプル点5までの距離、dは
反射点21−nからサンプル点5までの距離である。
【0035】このようにして、図3に示す様に同一のサ
ンプル点が異なる音線群の異なる音線対に挟まれる場
合、補間計算により得られたサンプル点のデータは格納
保存されるとともに、音線のトラッキングにおいて一時
的に格納保存されたデータは消去される(ステップSa
9)。
【0036】こうした音線トラッキングおよび補間計算
の処理が、上述の音線放射角の範囲全て終了するまで
(ステップSa10)、ステップSa4に戻って繰り返
し実行される。
【0037】そして、伝播データ計算部分で格納保存さ
れた伝播データは、伝播データ出力部分(ステップSt
6、図6参照)の処理によって、海中音場内の各サンプ
ル点の伝播データとして出力される(ステップSa1
1)。この伝播データは、所定の形式のデータ列として
出力され、補間データの存在しないサンプル点の位置に
は、空データが挿入される。
【0038】図7は、ステップSa11で出力される各
サンプル点のデータの様子を示す模式図であり、距離方
向に3分割、深度方向に3分割して合計9点のサンプリ
ング点がある場合の例である。この図に示す例では、
(距離D、深度D)=(1、1)および(1、3)
の点では2本の音線に挟まれず、補間データはない。一
方(距離D、深度D)=(3、1)および(3、
2)の点では2つの音線群が通過しており、伝播時間の
異なる2つの補間データが保存されている。
【0039】こうして最終的に出力されるデータファイ
ルは、海中音場内の伝播損失の分布を示す表示や、海中
の任意深度の伝播損失変化を示す表示等に利用すること
ができる。また、海中の任意位置で受波される波形の時
間変化の計算にも利用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、所定の伝播媒体を等間隔で平行に並ぶ複数の第1の
境界と複数の第1の境界の各々とは直交し等間隔で平行
に並ぶ複数の第2の境界とからなる格子によって分割さ
れる複数の領域に分割し、複数の領域における複数の第
1または複数の第2の境界の何れか一方の相互間を所定
の比率で分割する第3の境界上の所定の相対位置の各々
に標本点を設け、波源から所定角度毎に輻射される振動
波の伝播経路の各々と第3の境界との交点の各々の伝播
データを求め、第3の境界上で隣接する2つの交点の伝
播データに基づいて2つの交点に挟まれた標本点におけ
る伝播データを求めることを特徴とするので、音場内の
任意位置の伝播データを効率的に出力することができ、
音場内の所定の領域における伝播時間を計算することが
できる伝播データの計算方法が実現可能であるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる伝播データの計
算方法における原理的な処理の流れを示す模式図であ
る。
【図2】同実施の形態におけるサンプル点の形成を説明
するための模式図である。
【図3】同実施の形態の伝播データ補間部分における処
理を説明する模式図である。
【図4】同実施の形態の伝播データ補間部分における処
理を説明する模式図である。
【図5】同実施の形態の伝播データ補間部分における処
理を説明する模式図である。
【図6】本実施の形態における全体の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図7】同実施の形態のステップSa11で出力される
各サンプル点のデータの様子を示す模式図である。
【図8】従来技術の海中音波伝播の計算方法の一例を示
す模式図である。
【図9】従来の海中音波伝播の計算方法の他の例を示す
模式図である。
【符号の説明】 1、1・・・ 距離分割線(第3の境界) 2、2・・・ 深度分割線(第4の境界) 3 グリッド(格子) 4、4・・・ 領域 5、5・・・ サンプル点(標本点) 6 海面(反射境界) 7 海底(反射境界) 9 音源(波源) 10、10−n、10−n+1 音線(伝播経路) 10a、10b 音線群 11−n、11−n+1 交点 21−n、21−n+1 反射点 101 音源 102、102・・・ サンプル点 201 グリッド 202、202・・・ 領域 203、203・・・ 音線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−264958(JP,A) 特開 平7−20230(JP,A) 特開 平3−163386(JP,A) 特許2775096(JP,B2) 特許2723813(JP,B2) 特許2845689(JP,B2) 特許2696591(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/80 - 3/86 G01S 5/18 - 5/30 G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝播媒体を等間隔で平行に並ぶ複
    数の第1の境界と当該複数の第1の境界の各々とは直交
    し等間隔で平行に並ぶ複数の第2の境界とからなる格子
    (3)によって分割される複数の領域(4、4・・・)
    に分割し、 前記複数の領域における前記複数の第1または複数の第
    2の境界の何れか一方の相互間を所定の比率で分割する
    第3の境界(1、1・・・、2、2・・・)上の所定の
    相対位置の各々に標本点(5、5・・・)を設け、 波源(9)から所定角度毎に輻射される振動波の伝播経
    路(10、10・・・、10−n、10−n+1)の各
    々と前記第3の境界との交点(11−n、1
    −n+1)の各々の伝播データを求め、 前記第3の境界上で隣接する2つの前記交点の伝播デー
    タに基づいて当該2つの交点に挟まれた前記標本点にお
    ける伝播データを求めることを特徴とする伝播データの
    計算方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の伝播媒体は水であり、 前記複数の第1の境界と複数の前記第3の境界または前
    記複数の第2の境界と複数の前記第3の境界とは水面か
    らの深度を等間隔に分割することを特徴とする請求項1
    に記載の伝播データの計算方法。
  3. 【請求項3】 前記波源は複数の方位に音線群(10
    a、10b)を輻射し、 前記2つの交点にかかる前記振動波の伝播経路が互いに
    同一の前記音線群に属する場合に当該2つの交点に挟ま
    れた前記標本点における伝播データを求めることを特徴
    とする請求項1または請求項2の何れかに記載の伝播デ
    ータの計算方法。
  4. 【請求項4】 所定の伝播媒体を等間隔で平行に並ぶ複
    数の第1の境界と当該複数の第1の境界の各々とは直交
    し等間隔で平行に並ぶ複数の第2の境界とからなる格子
    によって分割される複数の領域に分割し、 前記複数の領域における前記複数の第1の境界の相互間
    を所定の比率で分割する第3の境界と前記複数の第2の
    境界の相互間を所定の比率で分割する第4の境界との交
    点の各々または当該第3の境界と当該第3の境界に交差
    する反射境界(6、7)との交点の各々に標本点を設
    け、 波源から所定角度毎に輻射される振動波の伝播経路の各
    々と前記第4の境界との交点の各々または前記反射境界
    における反射点(21−n、21−n+1)の各々の伝
    播データを求め、 前記第3の境界上で隣接する2つの前記交点の伝播デー
    タに基づいて当該2つの交点に挟まれた前記標本点にお
    ける伝播データを求めまたは前記反射境界上で隣接する
    2つの前記反射点の伝播データに基づいて当該2つの反
    射点に挟まれた前記標本点における伝播データを求める
    ことを特徴とする伝播データの計算方法。
  5. 【請求項5】 前記所定の伝播媒体は水であるとともに
    前記反射境界は水面または水底であり、 前記複数の第1の境界と複数の前記第4の境界とは水面
    からの深度を等間隔に分割することを特徴とする請求項
    4に記載の伝播データの計算方法。
  6. 【請求項6】 前記波源は複数の方位に音線群を輻射
    し、 前記2つの交点にかかる前記振動波の伝播経路が互いに
    同一の前記音線群に属しあるいは前記2つの反射点にか
    かる前記振動波の伝播経路が互いに同一の前記音線群に
    属する場合に当該2つの交点あるいは当該2つの反射点
    に挟まれた前記標本点における伝播データを求めること
    を特徴とする請求項4または請求項5の何れかに記載の
    伝播データの計算方法。
  7. 【請求項7】 前記2つの交点の内の第1の交点におけ
    る伝播データの値をCならびに第2の交点における伝播
    データの値をDとし、 前記第1の交点から前記2つの交点に挟まれた標本点ま
    での線分長をcならびに前記第2の交点から前記2つの
    交点に挟まれた標本点までの線分長をdとし、 前記2つの交点に挟まれた標本点における伝播データの
    値をD+c・(D−C)/(c+d)として求めること
    を特徴とする請求項4ないし請求項6の何れかに記載の
    伝播データの計算方法。
  8. 【請求項8】 前記2つの交点の内の第1の交点におけ
    る伝播データの値をAならびに第2の交点における伝播
    データの値をBとし、 前記第1の交点から前記2つの交点に挟まれた標本点ま
    での線分長をaならびに前記第2の交点から前記2つの
    交点に挟まれた標本点までの線分長をbとし、 前記2つの交点に挟まれた標本点における伝播データの
    値をB+a・(B−A)/(a+b)として求めること
    を特徴とする請求項1ないし請求項7までの何れかに記
    載の伝播データの計算方法。
  9. 【請求項9】 前記複数の標本点の各々において求めた
    前記伝播データをデータ列として出力することを特徴と
    する請求項1ないし請求項8までの何れかに記載の伝播
    データの計算方法。
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