JP3158935U - オーブン装置の遠赤外線発生装置 - Google Patents

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小川 啓司
啓司 小川
達朗 西江
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Abstract

【課題】遠赤外線発生部材の熱膨張による歪み変形およびこれに起因するコーティング材の剥離発生を極力最小限に抑え、脱着が留めネジを使わずに容易に行えるようにする。【解決手段】炉内天井面で並設し且つ熱源3を内装して成る下部開口の複数の枠体2を備え、各枠体2に対応して複数設けた遠赤外線発生部材6の両側を掛架保持するよう各枠体2の下部開口縁両側に互いに内向きとなして設けた支持片4を設ける。遠赤外線発生部材6の中央には下方に向けて断面略コ字型に折曲突設することで遠赤外線放射面部7を形成し、該遠赤外線放射面部7に熱源3からの輻射熱が通過可能とするよう当該熱源3が枠体2内部で並列配置した位置に対応して複数の開口部8を並設する。支持片4には遠赤外線発生部材6を枠体2の下部開口側から挿入可能となるよう当該支持片4を長手方向に沿って一部切除して成る挿入開放部5を形成する。【選択図】図2

Description

本考案は、製菓、製パン、ピザ等の被加工物に対しての調理焼成加工等において、炉内での上部熱源からの熱線に遠赤外線を付与することで炉内の蓄熱性を高め、これによって被加工物に対する焼成効率を向上させると同時に焼きムラを解消可能としたオーブン装置の遠赤外線発生装置に関する。
従来から、製菓、製パン、ピザ等の調理、焼成加工には熱源からの熱線に遠赤外線を付与するための遠赤外線発生部材を備えたオーブン装置が使用されている。例えば本出願人自身が提案した特許文献1に開示されているように、炉内の熱板上に置かれた被加工物に対し、炉内両側において上方に向けられている熱源からの輻射熱を炉内の天井面に配設した反射機構によって乱反射させて熱板上に拡散放射して加熱処理を行ない、熱板下方に配置した熱源によって熱板自体を加熱すると共に、両熱源からの熱線に遠赤外線を付与するよう炉内両側の熱源の上方で近接乃至離隔自在に配置可能にした遠赤外線発生部材を備えたオーブン装置がある。
ただ、このように遠赤外線発生部材を炉内両側の熱源箇所に配置した場合には、遠赤外線を付与した熱線が熱板上の被加工物に対して上側水平方向から照射され、且つ遠赤外線発生部材自体の面積も炉内の高さに応じて横長帯板状となった1枚のプレートの面積に限られるから、熱板上で隣接した複数の被加工物全体に熱が行き渡らない虞がある。
このため、上記した従来のように炉内両側に遠赤外線発生部材を備えた熱源を設け、且つ炉内の天井面に反射機構を設ける代わりに、例えばニクロム線ヒータ等の熱源を炉内天井面全体に組み込むことで所謂上火による構成とし、さらに熱源が露出しないように当該熱源の表面を保護網で覆い、当該保護網に、遠赤外線発生材をコーティングしたパンチング板によって形成した平面状の1枚の遠赤外線発生部材を複数の留めネジで締結固定したオーブン装置が提案されている。
特開2009−296957号公報
しかしながら、従来のパンチング板によって形成した平面状の遠赤外線発生部材は天井面の熱源(上火)全体を覆う一枚板によって形成されていると、熱膨張によって当該遠赤外線発生部材に面積に略比例した歪み変形が発生し、遠赤外線発生可能なコーティング材が剥離する虞がある。また、遠赤外線発生部材は平面状であるために熱反射が一定であるから、遠赤外線を下方に向けて効率良く乱反射させることができない。さらに、遠赤外線発生部材のコーティング材が部分的に剥離した場合、その一部の修理は困難であり、遠赤外線発生部材全体を保護網から取り外さなければならず、遠赤外線発生部材自体の取替作業が非常に面倒である。
しかも、保護網に対し1枚の遠赤外線発生部材を複数の留めネジで締結固定してあるから、これら留めネジを全て外さなければ保護網から遠赤外線発生部材が外れず、これもまた面倒な作業となる。これに加えて、被加工物焼成時の加熱による遠赤外線発生部材の膨張や被加工物焼成後の自然冷却による遠赤外線発生部材の収縮を何度も繰り返すことで留めネジが緩んでしまい、保護網に対しぐらついた状態となると同時に留めネジの経年変化による劣化で、当該留めネジが被加工物上に落下し、混入してしまうというリスクも伴うという問題点を有していた。
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、遠赤外線発生部材の熱膨張による歪み変形およびこれに起因する遠赤外線発生可能なコーティング材の剥離発生を極力最小限に抑えることができ、遠赤外線発生部材からの遠赤外線を下方に向けて効率良く乱反射させることで遠赤外線効率を高めて被加工物の焼きムラを防止することができ、遠赤外線発生部材の取替作業において当該遠赤外線発生部材の脱着が留めネジを使わずに容易に行えるものとしたオーブン装置の遠赤外線発生装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本考案にあっては、炉内天井面に配した熱源3からの熱線に遠赤外線を付与するよう当該熱源3の下方で遠赤外線発生部材6を配置したオーブン装置1の遠赤外線発生装置であって、炉内天井面で並設され且つ熱源3を内装して成る下部開口の複数の枠体2を備え、各枠体2に対応して複数設けられた遠赤外線発生部材6の両側が掛架保持されるよう各枠体2の下部開口縁両側に互いに内向きとなして設けられた支持片4を設けたものである。
遠赤外線発生部材6の中央には下方に向けて断面略コ字型に折曲突設することで遠赤外線放射面部7が形成され、該遠赤外線放射面部7に、熱源3からの輻射熱を通過させるよう当該熱源3が枠体2内部で並列配置されている位置に対応して複数の開口部8が配設されて成るものとできる。
支持片4には遠赤外線発生部材6を枠体2の下部開口側から挿入可能となるよう当該支持片4を長手方向に沿って一部切除して成る挿入開放部5を形成したものとできる。
以上のように構成された本考案に係るオーブン装置1の遠赤外線発生装置にあって、遠赤外線発生部材6は枠体2の下部開口縁両側における支持片4に当該遠赤外線発生部材6の両側が掛架保持されることで、熱源3からの輻射熱によって加熱された遠赤外線発生部材6から遠赤外線を下方に向けて放射させる。
遠赤外線発生部材6の遠赤外線放射面部7は、各枠体2に遠赤外線発生部材6が掛架保持された際には、各遠赤外線発生部材6を凹凸状となして隣接した状態にさせる。また、遠赤外線放射面部7に配設した開口部8は熱源3からの輻射熱を通過させることで、遠赤外線発生部材6の下面を上面と同様に効率良く加熱させる。
支持片4の挿入開放部5は、遠赤外線発生部材6を枠体2の下部開口側から当該枠体2内部へスライド挿入させることで、支持片4に各遠赤外線発生部材6の両側を掛架保持させる。
本考案によれば、遠赤外線発生部材6の熱膨張による歪み変形およびこれに起因する遠赤外線発生可能なコーティング材の剥離発生を極力最小限に抑えることができる。また、遠赤外線発生部材6からの遠赤外線を下方に向けて効率良く乱反射させることで、遠赤外線効率を高めて被加工物Wの焼きムラを防止することができ、遠赤外線発生部材6の取替作業において当該遠赤外線発生部材6の脱着が留めネジを使わずに容易に行えるという多大な効果を奏する。
すなわち、これは本考案が、炉内天井面で並設され且つ熱源3を内装して成る下部開口の複数の枠体2を備え、各枠体2に対応して複数設けられた遠赤外線発生部材6の両側が掛架保持されるよう各枠体2の下部開口縁両側に互いに内向きとなして設けられた支持片4を設けたからであり、これにより、各枠体2の支持片4に各遠赤外線発生部材6を滑らすようにして載せるだけで容易に取り付けることができ、従来のような面倒な留めネジ及びその取り付け作業が不要となる。
このように、遠赤外線発生部材6の脱着が留めネジを使わずに容易に行えるため、各枠体2内部の熱源3の点検や補修等が迅速且つスムーズに行える。さらには複数の遠赤外線発生部材6のうちの一部が損傷した場合でも、当該損傷した一部の遠赤外線発生部材6だけを交換するだけで良いので、遠赤外線発生部材6の保守交換作業も迅速且つスムーズに行える。
遠赤外線発生部材6の中央には下方に向けて断面略コ字型に折曲突設することで遠赤外線放射面部7が形成され、該遠赤外線放射面部7に、熱源3からの輻射熱を通過させるよう当該熱源3が枠体2内部で並列配置されている位置に対応して複数の開口部8が配設されて成るので、各枠体2に遠赤外線発生部材6が掛架保持された際には、各遠赤外線発生部材6が凹凸状となって隣接した状態となるから、遠赤外線発生部材6からの遠赤外線を下方に向けて効率良く乱反射させるものとなり、これにより遠赤外線効率が向上し、被加工物Wの焼きムラを防止することができる。
しかも、遠赤外線放射面部7に配設した開口部8は熱源3からの輻射熱を通過させることで遠赤外線発生部材6の下面を上面と同様に効率良く加熱させ、遠赤外線の熱浸透力を向上させることができる。また、遠赤外線発生部材6の中央に遠赤外線放射面部7が存在することで、遠赤外線発生部材6自体の強度も格段に高められ、熱膨張による歪み変形を極力最小限に抑えることができる。さらに、遠赤外線発生部材6の中央の断面略コ字型に折曲突設した遠赤外線放射面部7の形成により、各枠体2内部の熱源3と遠赤外線放射面部7との間の空間が拡がるため、当該空間内に熱が溜まり易い状態となり、これによって炉内全体の蓄熱性が高められる。
支持片4には、遠赤外線発生部材6を枠体2の下部開口側から挿入可能となるよう当該支持片4を長手方向に沿って一部切除して成る挿入開放部5を形成したので、枠体2を炉内天井面から取り外さなくても、遠赤外線発生部材6を枠体2の下部開口側から当該枠体2内部へ容易にスライド挿入して支持片4に掛架配置させることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本考案が限定されるものではない。
本考案を実施するための一形態におけるオーブン装置の概略を示す一部切欠正面図である。 同じくオーブン装置の炉内天井面における遠赤外線発生装置の一例を示す一部を省略した斜視図である。 同じく遠赤外線発生部材の一例を示す斜視図である。 同じく遠赤外線発生部材の取付例を示すもので、(a)は遠赤外線発生部材を挿入開放部を通して枠体内部に挿入している状態の断面図、(b)は挿入後の断面図、(c)は遠赤外線発生部材を遠赤外線発生補助部材と直列となして支持片に掛架保持した状態の断面図である。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明すると、図において示される符号1は、略密閉構造に形成された断熱性のオーブン装置であり、該オーブン装置1は、図1に示すように、前面に付設の開閉扉Sによって開閉され、底部に配した熱板P上にピザ、パン、カステラ、グラタンその他として調理焼成すべき各種の生地材料、素材である被加工物Wが載置されるようになっている。尚、図1で示す符号Vは操作盤である。
そして、このオーブン装置1の炉内天井面には、図2に示すように、下部開口の長尺矩形枠状となった所謂火枠と称する例えば7個〜12個等の複数の枠体2が、それらの長尺側面同士の間隔を例えば約5〜10mm程度だけ離間した状態となって並設されていて、各枠体2は、その長手方向がオーブン装置1の前後方向に向いている。また、各枠体2内部には、操作盤Vの電装基板側からの通電によってジュール熱を発生可能とする導電線として例えばニクロム線等をコイル状に成形して成る複数の熱源3が当該枠体2の長手方向に沿って所定等間隔毎に並列配置されている。熱源3を形成する導電線は、漏電防止のため枠体2に当該導電線が直接触れないよう筒状の碍子10に通され、その状態で各枠体2内に配設されてから操作盤Vに接続されて通電されるようになっている。
尚、熱源3はニクロム線等の複数の導電線が各枠体2に亘って側方から所定間隔おきに並列状となって貫通した並列結線となっているか、あるいは各枠体2毎に蛇行状となって貫通した1本の導電線が各枠体2に亘って直列結線となっているかのいずれでも良く、各枠体2内側では導電線自体は例えばコイル状に成形されて熱源3となっている。また、熱源3をとしては、ニクロム線をコイル状に成形する場合に限らず、またニクロム線ヒータの代わりに、ガスバーナ、セラミックヒータその他を使用しても良いことは勿論である。
各枠体2には、その長手方向に沿った下部開口縁両側を互いに内側に折曲するかあるいは下部開口縁両側に帯板材を別体に取り付けるか等することで、左右一対となった支持片4が形成されており、当該支持片4に遠赤外線発生部材6の長手方向に沿った両側が掛架保持されるようにしてある。
遠赤外線発生部材6は、図3に示すように、枠体2の長手方向の長さに対し、後述する例えば遠赤外線発生補助部材9の長さ分だけ短くなっている長方形板材に遠赤外線放射材粒子をコーティングさせることによって形成され、遠赤外線発生部材6の中央部分が長手方向に沿って下方に向けて断面略コ字型に折曲突設されることで遠赤外線放射面部7が形成されている。このとき、遠赤外線放射面部7の横幅長さに比して、1つの枠体2における左右の両支持片4先端縁同士の間の開口幅間隔を若干広くしてあることで、遠赤外線発生部材6が支持片4によって掛架保持された際に、遠赤外線放射面部7だけが枠体2の下部開口から下方側に突出するようになっている。また、遠赤外線放射面部7には、例えばコイル状に成形されている熱源3、すなわちその発熱部分からの輻射熱を通過させるための開口部8が当該熱源3における発熱部分が並列配置されている位置に対応して複数配設されている。
遠赤外線発生部材6の表面に施されている具体的な遠赤外線発生材としては、例えばアルミ合金製の金属基板の下面に、酸化ケイ素、酸化ホウ素、酸化アルミニウム、酸化ナトリウム、酸化チタン等の金属酸化物および希土類酸化物等の遠赤外線放射材粒子をケイ酸ソーダ等をバインダーとして例えば熔射またはホーロー引き等の工法を用いてコーティングするという方法で形成される。
図2および図4に示すように、各枠体2の支持片4には、当該支持片4を長手方向に沿って、いわば一部切除するようにすることで挿入開放部5が形成されている。当該挿入開放部5によって枠体2の前後に支持片4が分断配置されていることで、遠赤外線発生部材6を枠体2の下部開口側から挿入開放部5を通して当該枠体2内部に挿入できるようになっている。
また、各枠体2の後部側には、枠体2の長手方向の長さと遠赤外線発生部材6との差分に相当する長さを有し、且つ遠赤外線発生部材6と同じ断面形状を有する遠赤外線発生補助部材9が支持片4に掛架され、例えば溶接等によって固着されている。尚、挿入開放部5によって分断されている前後両支持片4のうち、前側に位置する支持片4の長さが遠赤外線発生補助部材9の長さと略同じになるようにしてある。遠赤外線発生部材6の全体の長さが枠体2の全体の長さと一致する場合には、挿入開放部5からの挿入ではなく、図1に示すように、枠体2の前側面に支持片4に通じる開口スリット部を設け、該開口スリット部を経て支持片4上にスライド挿入されるようにする。尚、遠赤外線発生部材6の全体長さにかかわらず、遠赤外線発生補助部材9の採否は任意である。
そして、枠体2に遠赤外線発生部材6を取り付ける際には、図4(a)に示すように、遠赤外線発生部材6を挿入開放部5を通して枠体2内部にスライド挿入し、図4(b)に示すように、遠赤外線発生部材6の挿入先端側をいったん遠赤外線発生補助部材9の上に重なるようにスライドさせて載せる。そして、遠赤外線発生部材6の挿入後端側をも挿入開放部5内に挿入し、しかる後、図4(c)に示すように、遠赤外線発生部材6を挿入方向とは反対方向に移動させることで、当該遠赤外線発生部材6は遠赤外線発生補助部材9と直列となって支持片4に掛架保持されるものとしてある。
次に、以上のように構成された形態についての使用の一例について説明すると、枠体2に遠赤外線発生部材6を取り付ける際には、オーブン装置1の開閉扉Sを開けてから、図4(a)に示すように、遠赤外線発生部材6を挿入開放部5を通して枠体2内部にスライド挿入する。
図4(b)に示すように、遠赤外線発生部材6の挿入先端側を、支持片4に掛架固着させてある遠赤外線発生補助部材9の上に重なるように枠体2内部の後端側位置までスライドさせ、遠赤外線発生部材6の挿入後端側をも挿入開放部5内に挿入する。
図4(c)に示すように、遠赤外線発生部材6を挿入方向とは反対方向、すなわちオーブン装置1の前側方向に移動させることで、当該遠赤外線発生部材6は遠赤外線発生補助部材9と直列となって支持片4に掛架保持される。
こうして各枠体2それぞれに遠赤外線発生部材6が掛架保持されることで、熱源3が配されている枠体2の内部空間が半ば閉塞される。
そして、熱板P上にピザ、パン、カステラ、グラタンその他として調理焼成すべき各種の生地材料、素材である被加工物Wが載置され、開閉扉Sが閉められてから操作盤VのスイッチをONにすることで熱源3に通電する。そうすると、遠赤外線放射面部7に配設した開口部8を通して枠体2内部の熱源3からの輻射熱が通過することで、遠赤外線発生部材6の下面は上面と同様に効率良く加熱され、遠赤外線発生部材6から遠赤外線が下方に向けて乱反射状態となって放射される。これにより遠赤外線効率が高められ被加工物Wの焼きムラが防止される。
枠体2から遠赤外線発生部材6を取り外す際には、支持片4によって掛架保持されている遠赤外線発生部材6の遠赤外線放射面部7を上方に押し上げ、遠赤外線発生補助部材9の上に重なるように遠赤外線発生部材6を枠体2の後部側にいったん移動させておき、挿入開放部5から斜め下方向に向けて遠赤外線発生部材6を引き出せば良い。
こうして各枠体2内部の熱源3の点検や補修等、さらには遠赤外線発生部材6の取替作業において、当該遠赤外線発生部材6の脱着が従来のような留めネジを使わずに容易且つ迅速に行われる。
P…熱板 S…開閉扉
W…被加工物 V…操作盤
1…オーブン装置 2…枠体
3…熱源 4…支持片
5…挿入開放部 6…遠赤外線発生部材
7…遠赤外線放射面部 8…開口部
9…遠赤外線発生補助部材 10…碍子

Claims (4)

  1. 炉内天井面に配した熱源からの熱線に遠赤外線を付与するよう当該熱源の下方で遠赤外線発生部材を配置したオーブン装置の遠赤外線発生装置であって、炉内天井面で並設され且つ熱源を内装して成る下部開口の複数の枠体を備え、各枠体に対応して複数設けられた遠赤外線発生部材の両側が掛架保持されるよう各枠体の下部開口縁両側に互いに内向きとなして設けられた支持片を設けたことを特徴とするオーブン装置の遠赤外線発生装置。
  2. 遠赤外線発生部材の中央には下方に向けて断面略コ字型に折曲突設することで遠赤外線放射面部が形成され、該遠赤外線放射面部に、熱源からの輻射熱を通過させるよう当該熱源が枠体内部で並列配置されている位置に対応して複数の開口部が並設されて成る請求項1記載のオーブン装置の遠赤外線発生装置。
  3. 支持片には遠赤外線発生部材を枠体の下部開口側から挿入可能となるよう当該支持片を長手方向に沿って一部切除して成る挿入開放部を形成した請求項1または2記載のオーブン装置の遠赤外線発生装置。
  4. 炉内天井面に配した熱源からの熱線に遠赤外線を付与するよう当該熱源の下方で遠赤外線発生部材を配置したオーブン装置の遠赤外線発生装置であって、炉内天井面で並設され且つ熱源を内装して成る下部開口の複数の枠体を備え、各枠体に対応して複数設けられた遠赤外線発生部材の両側が掛架保持されるよう各枠体の下部開口縁両側に互いに内向きとなして設けられた支持片を設け、遠赤外線発生部材の中央には下方に向けて断面略コ字型に折曲突設することで遠赤外線放射面部が形成され、該遠赤外線放射面部に、熱源からの輻射熱を通過させるよう当該熱源が枠体内部で並列配置されている位置に対応して複数の開口部が並設されて成り、支持片には遠赤外線発生部材を枠体の下部開口側から挿入可能となるよう当該支持片を長手方向に沿って一部切除して成る挿入開放部を形成したことを特徴とするオーブン装置の遠赤外線発生装置。
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