JP3158881U - 冷媒配管におけるy字分岐管のユニット化構造 - Google Patents
冷媒配管におけるy字分岐管のユニット化構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】配管スケルトンに基づいて、Y字分岐管をユニット化して完成させ、現場加工作業を行なわなくて済むようにして、配管作業の能率を大幅に短縮すること。
【解決手段】Y字分岐管の本体(1)の本管入口部(1A)に対して、所定口径の入口側本管(2)が連結、蝋付けされ、前記本体(1)の本管出口部(1B)に、所定口径の出口側本管(3)が連結、蝋付けされ、前記本体(1)の枝管出口部(1B)に、所定口径の出口側枝管(4)が連結、蝋付けされ、前記本体(1)を含む入口側本管(2)、出口側本管(3)及び出口側枝管(4)の少なくとも一部が保温材(5)によって囲繞されている。
【選択図】図1
【解決手段】Y字分岐管の本体(1)の本管入口部(1A)に対して、所定口径の入口側本管(2)が連結、蝋付けされ、前記本体(1)の本管出口部(1B)に、所定口径の出口側本管(3)が連結、蝋付けされ、前記本体(1)の枝管出口部(1B)に、所定口径の出口側枝管(4)が連結、蝋付けされ、前記本体(1)を含む入口側本管(2)、出口側本管(3)及び出口側枝管(4)の少なくとも一部が保温材(5)によって囲繞されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造に関する。
空調設備の配管として、室外ユニットと室内ユニットとを冷媒配管で連結するが、複数の室内ユニットに対して順次連結するために、分岐管、例えばY字形状管(図中三角形で示す)、T字形状管等が多数用いられる。こうした分岐管は、最初の室内ユニットから末端の室内ユニットに移行するに際して、本管及び枝管共に暫時口径を減少させるものであるが、分岐管自体の形状(Y字或いはT字)は変わらない。こうした分岐配管は、室外ユニットと室内ユニットとを循環させるガス冷媒配管と液冷媒配管ともに同じものが用いられる。
図3は、図2(本考案の実施例)において三角形で示すY字分岐管の構造であり、従来においては、次のように構成されている。
本管入口管部21は、口径が段階的に三段階に別れるように拡径により構成され、端部21aは大径部に、続いて中径部21b、そして小径部21cが続き、Y字管20の端部に接続されている。同様に、他方のニ叉路側においても、本管出口部22及び分岐管出口部23も、三段階に拡径された構造、即ち、端部22a、23aは小径部に、続いて中径部22b、23b、そして大径部22c、23cとなっている。
本管入口管部21は、口径が段階的に三段階に別れるように拡径により構成され、端部21aは大径部に、続いて中径部21b、そして小径部21cが続き、Y字管20の端部に接続されている。同様に、他方のニ叉路側においても、本管出口部22及び分岐管出口部23も、三段階に拡径された構造、即ち、端部22a、23aは小径部に、続いて中径部22b、23b、そして大径部22c、23cとなっている。
こうした従来のY字管は、既製品であって、三段階の拡径構造備えることで、各社規定の室内ユニットに対応する冷媒配管に適応するべく、現場において所定径の部位、即ち、中径部21b、小径部21cで切断をして(端部21aは切断不要)、対応する口径の管を接続し、蝋付けするようにしていた。
更に、分岐管と室内ユニット側の管とを接続した後に、保温材によって周囲を囲繞することで完成していたものである。
更に、分岐管と室内ユニット側の管とを接続した後に、保温材によって周囲を囲繞することで完成していたものである。
こうした冷媒配管として、Y字形の接続管を用いる技術としては、例えば、次の文献を挙げることができる。
特開2005−345100 特開2005−337534
従来のY字形の分岐管は、上述したように、敷設工事現場において、敷設の室内ユニットに適合する口径部位において切断をし、接続のための蝋付け作業を行なうことになるが、こうした現場は狭く、作業性が悪いために作業能率が上がらないという問題があった。
また、室内ユニットは、通常、4〜5メートル程度の間隔で設けられるものであるので、例えば、15メートルX60メートルの建屋(事務所乃至工場)では、60〜70台程度が敷設されることになり、略同数の分岐管が使用されることになるので、個々の分岐管の連結及び保温材によるラッキング加工に多大の労力と時間(1セットで2時間以上)を要することになる。
本考案は、かかる問題点に鑑み、配管スケルトンに基づいて、Y字分岐管をユニット化して完成させ、現場加工作業を行なわなくて済むようにして、配管作業の能率を大幅に短縮することを目的とする。
本考案にかかる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造は、上記目的を達成するために、空調設備における室内ユニットに対するガス冷媒配管又は液冷媒配管として用いる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造であって、配管スケルトンによって選定されたY字分岐管の本体1の本管入口部1Aに対して、配管スケルトンによって選定された所定口径の入口側本管2が連結、蝋付けされ、前記本体1の本管出口部1Bに、配管スケルトンによって選定された所定口径の出口側本管3が連結、蝋付けされ、前記本体1の枝管出口部1Bに、配管スケルトンによって選定された所定口径の出口側枝管4が連結、蝋付けされ、前記本体1を含む入口側本管2、出口側本管3及び出口側枝管4の少なくとも一部が保温材5によって囲繞されていることを特徴とする。
本考案にかかるY字分岐管は既製品でよいが、格別に設計されたものも含まれる。また、Y字分岐管の語彙は、通称として用いるもので、h字形,T字形、その他の類似する形状を含み、要するに三叉路を形成するものが含まれる。
更に、配管スケルトンとは、実際の敷設の設計図で、室内ユニットの機種(容量)は勿論、分岐台数等も分かるものを差す。そして、保温材としては、発泡スチロール(架橋ポリエチレン)のほか、当業界で用い得る保温機能を有する素材は全て含まれる。
更に、配管スケルトンとは、実際の敷設の設計図で、室内ユニットの機種(容量)は勿論、分岐台数等も分かるものを差す。そして、保温材としては、発泡スチロール(架橋ポリエチレン)のほか、当業界で用い得る保温機能を有する素材は全て含まれる。
本考案にかかる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造によれば、配管スケルトンにより予め決定され、選定されたY字分岐管の本体に対して、規定口径の枝管及び本管を、所定の長さのものとして連結、蝋付けし、且つ、周囲を保温材で囲繞することでユニット化させているので、これを現場に持ち込むだけで、従来行なわれていた狭い現場での配管切断、拡径作業、連結、蝋付け作業、ラッキング加工が一切不要であり、配管作業を短縮して能率アップを図り、以って、大幅なコストダウンを図ることができるに到った。
本考案にかかる其の他の利点は、以下の説明から明らかとなろう。
本考案にかかる其の他の利点は、以下の説明から明らかとなろう。
本考案にかかる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造の実施に際しては、前記入口側本管2の端部から出口側本管3又は出口側枝管4の端部までが、1.3メートル乃至1.7メートルの長さに構成されていることが好ましい。
このような全体長さのユニット化にすることで、所定間隔で隣接する室内ユニット間の接続作業の能率アップが期待できる。また、現場への輸送に際しても、好都合である。
このような全体長さのユニット化にすることで、所定間隔で隣接する室内ユニット間の接続作業の能率アップが期待できる。また、現場への輸送に際しても、好都合である。
また、前記保温材5が、発泡材5Aとその上に囲繞されるテープ5Bとから構成されているのが好ましい。
このような保温材5を用いることで、分岐管を含む冷媒配管の保温が確実に図れると共に輸送に際しても配管の保護の役割も果たすことができる。
このような保温材5を用いることで、分岐管を含む冷媒配管の保温が確実に図れると共に輸送に際しても配管の保護の役割も果たすことができる。
本考案にかかる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造の好適実施例について、図面に基づいて以下詳述する。
図1は、空調設備における室内ユニットに対するガス冷媒配管又は液冷媒配管(ここでは液冷配管を例とする)として用いる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造を示す正面図であって、室外ユニットから複数の室内ユニットに対して暫時分岐、分流するためのY字分岐管が用いられる。
図1は、空調設備における室内ユニットに対するガス冷媒配管又は液冷媒配管(ここでは液冷配管を例とする)として用いる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造を示す正面図であって、室外ユニットから複数の室内ユニットに対して暫時分岐、分流するためのY字分岐管が用いられる。
特定の工事現場の配管スケルトン(各室内ユニットの容量等が判明)によって選定されたY字分岐管の本体1(約60ミリ程度)の本管入口部1A、即ち、冷媒の流れの上手側に対して、配管スケルトンによって選定された所定口径の入口側本管2が連結、蝋付けされている。この際、所定の冶具による拡径作業が行なわれる。尚、ガス冷媒配管に際しては、冷媒流れが逆向きとなるので、入口側、出口側の呼称は逆となる。
そして、前記本体1の本管出口部1B(冷媒流れ下手側)に、配管スケルトンによって選定された所定口径の出口側本管3が連結、蝋付けされている。更に、前記本体1の枝管出口部1C(冷媒流れ下手側)に、配管スケルトンによって選定された所定口径の出口側枝管4が連結、蝋付けされる。
また、図中、仮想線で示すように、前記本体1を含む入口側本管2、出口側本管3及び出口側枝管4の大部分が保温材5によって囲繞されている。この保温材は、ここでは、発泡スチロールの発泡材5A(半割の合わせ成型体)と、テープ5Bとで構成されている。勿論、保温材5は、全長に亘って囲繞されていなくても、少なくとも一部覆われていればよい。
また、図中、仮想線で示すように、前記本体1を含む入口側本管2、出口側本管3及び出口側枝管4の大部分が保温材5によって囲繞されている。この保温材は、ここでは、発泡スチロールの発泡材5A(半割の合わせ成型体)と、テープ5Bとで構成されている。勿論、保温材5は、全長に亘って囲繞されていなくても、少なくとも一部覆われていればよい。
更に、この実施例では、前記入口側本管2の端部から出口側本管3又は出口側枝管4の端部までが、1.5メートルの長さに構成されている。図1は、Y字分岐管の本体1(約60ミリ程度)とのバランスから、各管は途中破断で示している。また、この全体長さについては、現実としては、1.3メートル乃至1.7メートル程度であるのが工事を行なう上で好ましい。
図2は、配管スケルトンの一例を示す平面図である。この図において、四角の中に六角形を内接図示したものが一基の室内ユニット6を示し、その近傍の三角形がY字分岐管の本体1を示す。この室内ユニット6は、冷媒流れの方向において、約5メートル間隔で設置されている。この図示においては、建物の長手方向は図示省略しているが、約60メートル程度で、幅は15メートル程度のものであるので、結果として、Y字分岐管の本体1は約60〜70個用いられることになり、狭い空間での設置作業は多大の労力と時間を要するのであるが、本考案のユニット化構造によって、現場での作業の能率が大幅に改善される。
本考案にかかる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造は、室内ユニットの近傍に敷設されるY字分岐管を、工場完成のユニット化したものを現場に持ち込むことで容易に成し得るので、ビル、工場等の建屋等、その適用範囲は広い。
1:Y字分岐管の本体
1A:本管入口部
1B:本管出口部
1C:枝管出口部
2:入口側本管
3:出口側本管
4:出口側枝管
5:保温材
1A:本管入口部
1B:本管出口部
1C:枝管出口部
2:入口側本管
3:出口側本管
4:出口側枝管
5:保温材
Claims (3)
- 空調設備における室内ユニットに対するガス冷媒配管又は液冷媒配管として用いる冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造であって、
配管スケルトンによって選定されたY字分岐管の本体(1)の本管入口部(1A)に対して、配管スケルトンによって選定された所定口径の入口側本管(2)が連結、蝋付けされ、
前記本体(1)の本管出口部(1B)に、配管スケルトンによって選定された所定口径の出口側本管(3)が連結、蝋付けされ、
前記本体(1)の枝管出口部(1C)に、配管スケルトンによって選定された所定口径の出口側枝管(4)が連結、蝋付けされ、
前記本体(1)を含む入口側本管(2)、出口側本管(3)及び出口側枝管(4)の少なくとも一部が保温材(5)によって囲繞されている、
ことを特徴とする冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造。 - 前記入口側本管(2)の端部から出口側本管(3)又は出口側枝管(4)の端部までが、1.3メートル乃至1.7メートルの長さに構成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造。
- 前記保温材(5)が、発泡材(5A)とその上に囲繞されるテープ(5B)とから構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷媒配管におけるY字分岐管のユニット化構造。
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