JP3158206B2 - テープ状物または紐状物等を巻いたロール体の保持装置及び陳列装置 - Google Patents

テープ状物または紐状物等を巻いたロール体の保持装置及び陳列装置

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JP3158206B2
JP3158206B2 JP20089097A JP20089097A JP3158206B2 JP 3158206 B2 JP3158206 B2 JP 3158206B2 JP 20089097 A JP20089097 A JP 20089097A JP 20089097 A JP20089097 A JP 20089097A JP 3158206 B2 JP3158206 B2 JP 3158206B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、髪飾りと
したり、帽子に巻いたり、贈答の包装に用いられるリボ
ンのようなテープ状物または紐状物等を巻いたロール体
の保持装置及び陳列装置に関するものである。更に詳し
くは、テープ状物や紐状物を繰り出すときに必要以上に
繰り出されることを防止し、テープ状物や紐状物を効率
的に陳列でき、訴求効果を高めることができるテープ状
物または紐状物等を巻いたロール体の保持装置及び陳列
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、テープ状物や紐状物(以下、リ
ボンと略す場合がある。)は色、材質、太さの異なった
ものが種々売られており、店員はリボンを必要な長さに
切り販売している。リボンの種類は多種にわたるため、
その陳列方法はリボンをロール状に巻いたロール体をそ
のまま商品陳列棚に重ねて並べるか、または、ロール体
の巻芯部に紐や針金を通し、吊して並べている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の方法には、次のような課題があった。すなわ
ち、リボンがロール状に巻き取られた状態で商品陳列棚
に重ねて陳列する方法は、どこにどの種類のリボンがあ
るのかわかりくく、消費者は気に入ったリボンを探すま
で時間がかかる。また、探すときは、リボンを引き出し
て手にとって確認し、その後はリボンを巻取らずにその
まま収納棚へ戻すので、収納棚にはリボンが散乱してし
まう。
【0004】また、リボンはロール状に巻取られ収納棚
に重ねて収納されているので、目につきにくく訴求効果
に乏しい。そのため、消費者の購買意欲を喚起させるよ
うな効果が十分ではなかった。
【0005】これに対して、ロール体の巻芯部に紐等を
通して吊す方法は、各ロール体を一度に見ることができ
るので、気に入ったものを探しやすく、訴求効果は高め
られる。しかし、リボンを引っぱるとロール体が慣性で
回転しやすく、必要以上にリボンが繰り出されるので巻
きもどすのに手間がかかっていた。さらに、巻芯部と紐
が固定されていないため、リボンを引っぱる度にロール
体が紐に沿って移動し、リボンが偏って見栄えが悪かっ
た。また、ロール体はその巻芯部に紐を通してあるので
吊下部から簡単には外せない。そのため、特定のリボン
を交換するときは他のリボンをいちいち外さなくてはな
らない場合があり、手間がかかっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、上記課題を解消するも
ので、リボンのロール体を吊り下げて陳列した場合、ロ
ール体からリボンを引っぱったときに必要以上に繰り出
されることが防止でき、これによってリボンを巻きもど
すために手間のかからないテープ状物または紐状物等を
巻いたロール体の保持装置及び陳列装置を提供すること
である。また、本発明の他の目的は、ロール体を見やす
く効率的に陳列でき、訴求効果を高めることができ、消
費者の購買意欲を喚起させるテープ状物または紐状物等
を巻いたロール体の保持装置及び陳列装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、ロール体の巻芯部を回転可能に保持する
ール保持体と、ロール体を押圧する押圧部材と、吊下部
に吊り下げるための吊下部材と、を備え、ロール保持体
は、所要の弾性を有するプラスチック板で下側の間隔が
狭まるように形成され、ロール体の両側を挟み込み所要
の強さでロール体を保持する縦部材を有し、上記縦部材
の両先端部には、係止部材がそれぞれ内側へ相対するよ
う突出して設けられており、この係止部材によってロー
ル体の巻芯部を回転可能に保持するようにしたことを特
徴とする、テープ状物または紐状物等を巻いたロール体
の保持装置である。
【0008】第2の発明にあっては、押圧部材にロール
体の巻回物を挿通するための挿通部が設けてあることを
特徴とする、第の発明に係るテープ状物または紐状物
等を巻いたロール体の保持装置である。
【0009】第3の発明にあっては、ロール体の巻芯部
を回転可能に受ける受部材を設けたロール保持体と、ロ
ール体を押圧する押圧部材と、吊下部に吊り下げるため
の吊下部材と、を備えており、上記押圧部材には、ロー
ル体の巻回物を挿通するための挿通部が設けてあるとを
特徴とする、テープ状物または紐状物等を巻いたロール
体の保持装置である。
【0010】第4の発明にあっては、吊下部材が吊下部
と着脱可能に設けられていることを特徴とする、第1、
2または第の発明に係るテープ状物または紐状物等を
巻いたロール体の保持装置である。
【0011】第5の発明にあっては、押圧部材が複数設
けてあることを特徴とする、第1、2、3または第
発明に係るテープ状物または紐状物等を巻いたロール体
の保持装置である。
【0012】第6の発明にあっては、少なくとも押圧部
材が透視性を有する材料から形成されていることを特徴
とする、第1、2、3、4または第5の発明に係るテー
プ状物または紐状物等を巻いたロール体の保持装置であ
る。
【0013】第7の発明にあっては、第1、2、3、
4、5または第6の発明に係るテープ状物または紐状物
等を巻いたロール体の保持装置に、ロール体が保持され
ていることを特徴とする、テープ状物または紐状物等を
巻いたロール体付の保持装置である。
【0014】第8の発明にあっては、複数の支柱と、上
記支柱間に架設された複数の吊下部と、を含む陳列装置
主体を有し、上記陳列装置主体はキャスターを備えてお
り、上記吊下部には、第7の発明に係る所要数の保持装
置が吊り下げられることを特徴とする、テープ状物また
は紐状物等を巻いたロール体の陳列装置である。
【0015】本発明にいう「ロール体」とは、テープ
状、紐状物をロール状にしたものの他、巻芯やリールに
巻回したものを含む概念である。
【0016】(作 用) まず、ロール保持体にロール体を保持させることで、保
持装置にロール体を取り付ける。そうすることで、リボ
ンを巻いたロール体がロール保持体によって回転可能に
保持され、押圧部材や縦部材によりロール体の回転が制
動される。そのため、ロール体からリボンを引っぱった
ときに、回転したロール体が自重による慣性で回転しす
ぎない。したがって、リボンが必要以上に繰り出される
ことがなく、リボンを巻きもどすための手間もかからな
い。
【0017】保持装置は、吊下部材によって、例えば架
け渡された吊線等の吊下部に吊り下げることができる。
これにより、色、材質、太さの異なった種々のリボンを
効率的に陳列でき、購買者は全体を一度に見て選択でき
るので、従来の棚置きの場合と相違して、リボンをいち
いち手にとって確認する必要がない。
【0018】また、吊下部材によって吊り下げた場合
は、リボンが消費者の立っている方へ垂れ下がるように
すると、消費者の目につきやすく、どこにどの種類のリ
ボンがあるのか分かりやすい。そのため、気に入ったリ
ボンを探すのに手間がかからない。また、従来の棚置き
の場合と相違して、リボンをロール体からいちいち引き
出して確認する必要がないので、リボンが散乱すること
もない。さらに、吊下部材が着脱可能に設けられている
ものにあっては、リボンの交換及び置き換えが容易であ
ることから、色とりどりのリボンを自由に並べて吊り下
げることで、高い訴求効果が期待ができる。
【0019】保持装置に押圧部材が設けられているもの
にあっては、リボンと押圧部材の摩擦力によりロール体
の回転を制動することができる。
【0020】保持装置に押圧部材が複数設けてあるもの
にあっては、リボンと押圧部材との接触面積が広くなる
ので、摩擦力が大きくなり、より高い制動効果が得られ
る。
【0021】ところで、単にロール体を押圧部材で押圧
する方法は、いわば線接触である摩擦力を利用してい
る。これに対し、押圧部材にロール体の巻回物を挿通す
るための挿通部が設けてあるものは、挿通部に巻回物を
挿通することで、いわば面接触である摩擦力を利用して
いる。そのため、押圧部材にロール体の巻回物を挿通す
るための挿通部が設けてあるものは、巻回物と押圧部材
がより広い面積で接触し、摩擦力が大きく、より高い制
動効果が得られる。したがって、押圧部材と接触面積が
小さく押圧しにくい、断面形状が丸い紐状物に特に適し
ている。なお、テープ状物にも同様に使用可能で、どち
らにも兼用することができる。
【0022】少なくとも押圧部材が透視性を有する材料
から形成されているものにあっては、リボンが押圧部材
により押圧され隠れても、リボンの色が透けて見え、よ
り高い訴求効果が期待ができる。
【0023】陳列装置にあっては、複数の支柱が設けら
れ、その支柱間にさらに複数の吊下部が設けてある。そ
のため、リボンを吊り下げる箇所が多数設けられるの
で、効率的にリボンを陳列することができ、高い訴求効
果が期待できる。また、陳列装置の支柱の下部にキャス
ターが設けられているので、簡単に陳列場所を移動する
ことができ、店内の模様替えにも手間がかからない。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る保持装置の
第1の実施の形態を示す説明図である。符号H1はリボ
ンロール体を保持する保持装置で、透視性及び所要の弾
性を有するプラスチック板で形成されている。保持装置
H1は、ほぼ縦「コ」状のロール保持体1を備えてお
り、その縦部材11、11は下側の間隔が狭るように
形成されている。そのため、縦部材11、11を外方向
に引っぱると、縦部材11、11を並行に形成した場合
と比べて、内側へ戻ろうとする弾性力がより強く働くの
で、所要の強さでリボンロール体を保持することができ
る。縦部材11、11の両先端部には、受部材である係
止部材12、12がそれぞれ内側へ相対するよう突出し
て設けられている。この係止部材12、12によってリ
ボンロール体の巻芯部を回転可能に受けている。なお、
縦部材11、11、横部材111、及び係止部材12、
12は一体となっている。
【0025】また、ロール保持体1の上部中央には、ロ
ール体の回転を制動する制動手段である押圧部材13が
設けられている。押圧部材13は弾性を有し下方へ湾曲
され、その先端はリボンの外周面を押圧しやすいように
やや上向きに曲がっている。さらに、ロール保持体1の
上部中央には、吊下部に着脱可能な吊下部材であるフッ
ク14が設けられている。フック14は本実施の形態で
は押圧部材13と略同様な幅に形成されており、リボン
ロール体2がフック14を中心として回動するのを防い
でいる。
【0026】なお、保持装置H1は、幅12mm、厚さ1
mmで、ロール保持体1の縦部材11、11の長さが50
mm、縦部材11、11を繋ぎ合わせている横部材111
の長さが30mm、フック14の高さは30mmである。ま
た、押圧部材13の先端から係止部材12、12までの
距離は10mm程度である。保持装置H1の各構成部材
は、上記に示した寸法に限定するものではない。したが
って、各構成部材の長さを変えることで、保持装置H1
は様々なサイズのリボンロール体に適応できる。
【0027】(作 用) 図2は図1に示した保持装置の使用状態説明図、図3は
図2における縦断面図である。
【0028】図1、図2及び図3を参照して本発明の実
施の形態の作用を説明する。リール21にリボン22を
巻いたリボンロール体2は、リボンロール体2の巻芯部
23と回転可能に受ける受部材である係止部材12を設
けたロール保持体1によって保持されるようにする。そ
うすると、リボンロール体2を弾性的に押圧する押圧部
材13により回転を制動される。また、リボン22の量
が少なくなりその直径が小さくなっても、押圧部材13
は追従して押圧するように構成してあるので、図3に示
すようにリボンロール体2の回転を最後まで制動でき
る。
【0029】したがって、リボンロール体2の巻芯部2
3に紐3を通して吊す場合と相違して、リボンロール体
2からリボン22を引っぱったときに、回転したリボン
ロール体2が自重による慣性で回転しすぎて、リボン2
2が必要以上に繰り出されることがなく、リボン22を
巻きもどすために手間がかからない。なお、リボンロー
ル体2と保持装置H1は、図2とは逆に、押圧部材13
がリボン22の垂れ下がっていない方を押圧するように
取り付けることもできる。
【0030】保持装置H1は、吊下部材であるフック1
4によって、吊下部である紐3に吊り下げることができ
る。これにより、色、材質、太さの異なった種々のリボ
ンロール体2を何本も効率的に吊り下げて陳列すること
ができ、購買者は全体を一度に見てリボン22を選択で
きる。そのため、従来の棚置きの場合と相違して、いち
いちリボンロール体2を手に取る必要がないので、リボ
ンロール体2が散乱することがない。
【0031】また、フック14は、紐3から簡単に取り
外しができる。そのため、リボンロール体2の巻芯部2
3に紐3を通して吊す場合と相違して、リボンロール体
2の交換が容易である。さらに、購買者は買いたいリボ
ン22を選び、保持装置H1ごとレジに持っていくこと
ができ、店員がわざわざはさみを持って陳列場所へ行く
手間が省け、レジで切り売りできる。
【0032】保持装置H1が透視性を有するプラスチッ
ク板で形成されているので、リボンが押圧体13により
押圧され隠れても、リボン22の色が透けて見え、高い
訴求効果が期待ができる。
【0033】リボン22は消費者の立っている方へ垂れ
下がるようにすることができ、消費者の目につきやす
く、どこにどの種類のリボン22があるのか分かりやす
い。そのため、気に入ったリボン22を探すのに手間が
かからなく、従来の棚置きの場合と相違して、リボン2
2をリボンロール体2からいちいち引き出して確認する
必要がないので、リボン22が散乱することもない。ま
た、色とりどりのリボンを並べて吊り下げることで、高
い訴求効果が期待ができ、消費者の購買意欲を喚起させ
る。
【0034】ロール保持体1は、ほぼ縦「コ」状でその
縦部材11、11の下側の間隔が狭るように形成され
いる。そのため、縦部材11、11を外方向に引っぱ
ると内側へ戻ろうとする弾性力が働き、リボンロール体
2の厚みが変わっても保持することができる。したがっ
て、保持装置1は、回転が妨げられない範囲内で種々の
厚みを有するリボンロール体2に対応できる。また、縦
部材11、11は、リボンロール体2の両側を挟み込ん
で保持することによる制動効果も有する。
【0035】フック14を吊り下げる吊下部としては、
例えば、紐、ステンレス製のパイプ、針金、またはゴム
等を使用したものを挙げることができるが、これらに限
定するものではない。
【0036】図4は本発明に係る保持装置の第2の実施
の形態を示す使用状態説明図である。なお、第1の実施
の形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示
している。保持装置H2には、ロール保持体2を挟んで
押圧体13の反対方向に押圧体13と同様の構造及び性
質の押圧体131が設けてある。
【0037】(作 用) 図4を参照して第2の実施の形態の作用を説明する。保
持装置H2は、リール保持体1の横部材111を挟んで
押圧体13の反対方向に更に押圧体131が設けられて
いる。このため、リボン22と押圧体13、131との
接触面積が広くなる。そのため、摩擦力が大きくなり、
より高い制動効果が得られる。また、リボンロール体2
に保持装置H2を取り付ける際、取り付け方向を気にす
る必要がない。
【0038】図5は本発明に係る保持装置の第3の実施
の形態を示す使用状態説明図である。なお、第1の実施
の形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示
している。また、上記第1、2の実施の形態で示してあ
る箇所については、説明を省略し、相異点を主に説明す
る。
【0039】第1、2の実施の形態と異なるところは、
制動手段の構造である。ロール保持体1の上部中央に
は、ロール体の回転を制動する制動手段である押圧部材
132が設けられている。押圧部材132は弾性を有し
下方へ湾曲され、巻回物である紐221を通すための先
部を丸めて筒状とした挿通部である挿通孔133が設け
られている。さらに、ロール保持体1の上部中央には、
吊下部に着脱可能な吊下部材であるフック14が設けら
れている。フック14は本実施の形態では押圧部材13
2と略同様な幅に形成されている。
【0040】(作 用) 上記に示すように、保持装置H3の押圧体132には挿
通孔133が設けられており、巻回物である紐221が
挿通されている。単に紐221を押圧体132で押圧す
る方法は、いわば線接触である摩擦力を利用しているの
に対し、押圧体132の挿通孔133に紐221を挿通
し押圧する方法は、いわば面接触である摩擦力を利用し
ている。そのため、押圧体132の挿通孔133に紐2
21を挿通することで、押圧体132とより広い面積で
接触し、摩擦力が大きく、より高い制動効果が得られ
る。なお、テープ状物にも同様に使用可能で、どちらに
も兼用することができる。
【0041】図6は本発明に係る陳列装置の実施の形態
を示す使用状態説明図である。符号Tは陳列装置であ
る。陳列装置Tは、4本の支柱4を備えており、支柱4
同士は上下2本の連結部材41によって連結され、全体
で直方体の枠構造となっている。支柱4の下部には支持
部材42が外方向に張り出してそれぞれ設けられてお
り、陳列装置T全体を支えている。支柱4、4間のう
ち、長手方向には、保持装置Tを吊り下げるための吊下
部であるステンレス製のパイプ44が複数段、等間隔で
設けられている。また、各支持部材42の両下端部に
は、キャスター43がそれぞれ取り付けてある。陳列装
置Tは、高さ約1.5m、横幅約1m、縦幅約0.3m
である。
【0042】なお、パイプ44を取り付けるための支柱
は4本と限定せず、それ以上複数連結して、様々な形態
の陳列装置が形成できる。
【0043】支柱4及び連結部材41は、例えばステン
レス製のパイプ、プラスチック管、紙管、木製の棒等で
あるが、多くの保持装置H1を支え得る強度を有するも
のであれば、それらに限定するものではない。
【0044】吊下部であるステンレス製のパイプ44
は、その他に例えば、紐、針金、またはゴム等を使用し
たものを挙げることができるが、多くの保持装置H1を
支え得る強度を有するものであれば、これらに限定する
ものではない。
【0045】(作 用) 陳列装置Tには、保持装置H1を吊り下げるための複数
のステンレス製のパイプ44が設けてある。そのため、
保持装置H1を吊り下げる箇所が多数設けられるので、
効率的にリボンを陳列することができ、高い訴求効果が
期待できる。さらに、移動可能なキャスター43が設け
られており、簡単に陳列場所を移動することができるの
で、店内の模様替えも手間がかからない。また、陳列装
置Tを複数用いれば、様々な形態で陳列することが可能
となる。
【0046】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)リボンを巻いたロール体がロール保持体によって
回転可能に保持され、押圧部材や縦部材によりロール体
の回転を制動される。そのため、ロール体からリボンを
引っぱったときに、回転したロール体が自重による慣性
で回転しすぎない。したがって、リボンが必要以上に繰
り出されることがなく、リボンを巻きもどすための手間
もかからない。
【0048】(b)保持装置は、吊下部材によって、例
えば架け渡された吊線等の吊下部に吊り下げることがで
きる。これにより、色、材質、太さの異なった種々のリ
ボンを効率的に陳列でき、購買者は全体を一度に見て選
択できるので、従来の棚置きの場合と相違して、リボン
をいちいち手にとって確認する必要がない。
【0049】また、吊下部材によって吊り下げた場合
は、リボンが消費者の立っている方へ垂れ下がるように
すると、消費者の目につきやすく、どこにどの種類のリ
ボンがあるのか分かりやすい。そのため、気に入ったリ
ボンを探すのに手間がかからない。また、従来の棚置き
の場合と相違して、リボンをロール体からいちいち引き
出して確認する必要がないので、リボンが散乱すること
もない。
【0050】(c)吊下部材が着脱可能に設けられてい
るものにあっては、リボンの交換及び置き換えが容易で
あることから、色とりどりのリボンを自由に並べて吊り
下げることで、高い訴求効果が期待ができる。
【0051】(d)保持装置に押圧部材が設けられてい
るものにあっては、リボンと押圧部材の摩擦力によりロ
ール体の回転を制動することができる。
【0052】(e)保持装置に押圧部材が複数設けてあ
るものにあっては、リボンと押圧部材との接触面積が広
くなるので、摩擦力が大きくなり、より高い制動効果が
得られる。
【0053】(f)単にロール体を押圧部材で押圧する
方法は、いわば線接触である摩擦力を利用している。こ
れに対し、押圧部材にロール体の巻回物を挿通するため
の挿通部が設けてあるものは、挿通部に巻回物を挿通す
ることで、いわば面接触である摩擦力を利用している。
そのため、押圧部材にロール体の巻回物を挿通するため
の挿通部が設けてあるものは、巻回物と押圧部材がより
広い面積で接触し、摩擦力が大きく、より高い制動効果
が得られる。したがって、押圧部材と接触面積が小さく
押圧しにくい、断面形状が丸い紐状物に特に適してい
る。なお、テープ状物にも同様に使用可能で、どちらに
も兼用することができる。
【0054】(g)少なくとも押圧部材が透視性を有す
る材料から形成されているものにあっては、リボンが押
圧部材により押圧され隠れても、リボンの色が透けて見
え、より高い訴求効果が期待ができる。
【0055】(h)陳列装置にあっては、複数の支柱が
設けられ、その支柱間にさらに複数の吊下部が設けてあ
る。そのため、リボンを吊り下げる箇所が多数設けられ
るので、効率的にリボンを陳列することができ、高い訴
求効果が期待できる。また、陳列装置の支柱の下部にキ
ャスターが設けられているので、簡単に陳列場所を移動
することができ、店内の模様替えにも手間がかからな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ状物または紐状物等を巻い
たロール体の保持装置の第1の実施の形態を示す説明図
である。
【図2】図1における使用状態図である。
【図3】図2における縦断面図である。
【図4】本発明に係るテープ状物または紐状物等を巻い
たロール体の保持装置の第2の実施の形態を示す説明図
である。
【図5】本発明に係るテープ状物または紐状物等を巻い
たロール体の保持装置の第3の実施の形態を示す説明図
である。
【図6】本発明に係るテープ状物または紐状物等を巻い
たロール体の陳列装置の実施の形態を示す使用状態説明
図である。
【符号の説明】
H1、H2、H3 保持装置 1 ロール保持体 11 縦部材 111 横部材 12 係止部材 13、131、132 押圧部材 133 挿通孔 14 フック 2 リボンロール体 21 リール 22 リボン 221 紐 23 巻芯部 3 紐 4 支柱 41 連結部材 42 支持部材 43 キャスター 44 パイプ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール体(2)の巻芯部(23)を回転可能に
    保持するロール保持体(1)と、 ロール体(2)を押圧する押圧部材(13,131,132)と、 吊下部に吊り下げるための吊下部材と、 を備え、ロール保持体(1)は、所要の弾性を有するプラスチック
    板で下側の間隔が狭まるように形成され、ロール体(2)
    の両側を挟み込み所要の強さでロール体(2)を保持する
    縦部材(11,11)を有し、 上記縦部材(11,11)の両先端部には、係止部材(12,12)が
    それぞれ内側へ相対するよう突出して設けられており、
    この係止部材(12,12)によってロール体(2)の巻芯部(23)
    を回転可能に保持するようにした ことを特徴とする、 テープ状物または紐状物等を巻いたロール体の保持装
    置。
  2. 【請求項2】 押圧部材(132)にロール体(2)の巻回物を
    挿通するための挿通部が設けてあることを特徴とする、 請求項記載のテープ状物または紐状物等を巻いたロー
    ル体の保持装置。
  3. 【請求項3】 ロール体(2)の巻芯部(23)を回転可能に
    受ける受部材を設けたロール保持体(1)と、 ロール体(2)を押圧する押圧部材(13,131,132)と、 吊下部に吊り下げるための吊下部材と、を備えており、上記押圧部材(132)には、ロール体(2)の巻回物を挿通す
    るための挿通部が設けてある ことを特徴とする、 テープ状物または紐状物等を巻いたロール体の保持装
    置。
  4. 【請求項4】 吊下部材が吊下部と着脱可能に設けられ
    ていることを特徴とする、 請求項1、2または記載のテープ状物または紐状物等
    を巻いたロール体の保持装置。
  5. 【請求項5】 押圧部材が複数設けてあることを特徴と
    する、 請求項1、2、3記載または記載のテープ状物または
    紐状物等を巻いたロール体の保持装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも押圧部材(13,131,132)が透視
    性を有する材料から形成されていることを特徴とする、 請求項1、2、3、4または5記載のテープ状物または
    紐状物等を巻いたロール体の保持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    のテープ状物または紐状物等を巻いたロール体の保持装
    置(H1,H2,H3)に、ロール体(2)が保持されていることを
    特徴とする、 テープ状物または紐状物等を巻いたロール体付の保持装
    置。
  8. 【請求項8】 複数の支柱(4)と、 上記支柱(4)間に架設された複数の吊下部と、を含む陳
    列装置主体を有し、 上記陳列装置主体はキャスター(43)を備えており、 上記吊下部には、請求項7記載の所要数の保持装置(H1,
    H2,H3)が吊り下げられることを特徴とする、 テープ状物または紐状物等を巻いたロール体の陳列装
    置。
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