JP3158168U - ゴルフクラブ保温カバーおよびゴルフクラブ加温システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフクラブを加温および保温するゴルフクラブ加温システムを提供する。【解決手段】ゴルフクラブ加温装置が、通電されると発熱する面状ヒータ3、電池を内蔵する電池パック4、および面状ヒータ3と電池パック4とを接続する電源ケーブル5を含む。面状ヒータ3は、キャディバッグ1の内側面のシャフト部102の近傍に垂下される。シャフト部102が発熱した面状ヒータ3によって、直接に、および間接的に加温される。ゴルフクラブ100のグリップ部101やヘッド部103はシャフト部102を介して加温される。加温されたゴルフクラブ100ヘッド部103や、キャディバッグ1の内部の空気は、ゴルフクラブ保温カバー20aによって保温される。【選択図】図1

Description

本考案は、キャディバッグに収容されたゴルフクラブを保温するゴルフクラブ保温カバー、およびゴルフクラブ加温装置とゴルフクラブ保温カバーとを備えたゴルフクラブ加温システムに関する。
ゴルフは、競技者がゴルフクラブで静止したボールを打ち、いかに少ない打数でボールをホールに入れられるかを競う球技であり、屋外で行われる。
図7は、ゴルフクラブ100を示す説明図である。図7に示すように、ゴルフクラブ100は、競技者が把持するグリップ部101、ボールを打つヘッド部103およびグリップ部101とヘッド部103とを接続するシャフト部102からなり、不使用時にはキャディバッグに収容される。
競技者は、グリップ部101およびシャフト部102を介してヘッド部103を用いてボールを打ち、ボールを所望の位置で停止させるべく競技を行うのであるが、気温によってボールの飛距離は異なる。
具体的には、シャフト部102やヘッド部103は金属や樹脂等で製作されており、冬季等の外気温が低下している場合には、キャディバッグの内部の温度も低下し、ゴルフクラブの各部の温度も低下する。そうすると、シャフト部102のしなり度合いや、ヘッド部103の反発度合いが異なり、夏季等の競技時とボールの飛距離が異なるのである。
特許文献1には、ゴルフクラブのグリップ部分を覆う防水性を有する素材および保温性を有する素材からなるゴルフバッグが記載されている。
また、特許文献2には、グリップ部101を暖めるゴルフバッグが記載されている。
特開2006−61462号公報(段落0007−0012、図1,図5) 実開平5−68569号公報(段落0007−0008、図1)
特許文献1の図1に記載されているゴルフバッグでは、ゴルフクラブのシャフト部が覆われないので、当該シャフト部を保温することができない。また、特許文献1の図5に記載されているゴルフバッグは、開口部が底部に設けられているので、ゴルフクラブの出し入れに手間がかかるという問題がある。
特許文献2に記載されているゴルフバッグは、ケースの底部に加温用の様々な機器が設置されるように構成されているので、それら機器を設置するための空間を必要とし、ケース自体が大型化し、運搬に手間がかかるという問題がある。また、ケース全体について専用に設計しなければならず、コストがかかる。
そこで、本考案は、低コストでゴルフクラブを保温するゴルフクラブ保温カバー、およびゴルフクラブ加温装置とゴルフクラブ保温カバーとを備えたゴルフクラブ加温システムを提供することを目的とする。
本考案によるゴルフクラブ保温カバーは、ヘッド部が上方になるようにキャディバッグに収容されたゴルフクラブを保温するゴルフクラブ保温カバーであって、キャディバッグの上方に設けられる開口面であって、ゴルフクラブのうち、シャフト部およびグリップ部が出し入れされる開口面を覆う蓋部を備え、蓋部は、ゴルフクラブのシャフト部およびグリップ部をキャディバッグの内部に出し入れ可能なスリットを含むことを特徴とする。
本考案による他の態様のゴルフクラブ保温カバーは、ヘッド部が上方になるようにキャディバッグに収容されたゴルフクラブを保温するゴルフクラブ保温カバーであって、キャディバッグの上方に設けられる開口面であって、ゴルフクラブのうち、シャフト部およびグリップ部が出し入れされる開口面の周囲に巻きつけられる締結部と、締結部に接続され、キャディバッグに収容されたゴルフクラブのヘッド部の上部を覆うカバー部とを備え、カバー部には、上面に当該カバー部によってヘッド部の上部が覆われたゴルフクラブを出し入れするためのスリットが設けられ、当該カバー部は、スリットを閉状態に保持可能なファスナ部を含むことを特徴とする。
本考案によるゴルフクラブ加温システムは、ヘッド部が上方になるようにキャディバッグに収容されたゴルフクラブを加温するゴルフクラブ加温装置であって、面状に成型され、電力が供給されると発熱する発熱ヒータと、発熱ヒータに電力を供給する電池を収納する電池パックと、発熱ヒータと電池パックとを接続する電源ケーブルとを備え、発熱ヒータは、キャディバッグに収容されたゴルフクラブのシャフト部の近傍に位置するように、電源ケーブルによって垂下されることを特徴とするゴルフクラブ加温装置と、ヘッド部が上方になるようにキャディバッグに収容されたゴルフクラブを保温するゴルフクラブ保温カバーであって、キャディバッグの上方に設けられる開口面であって、ゴルフクラブのうち、シャフト部およびグリップ部が出し入れされる開口面を覆う蓋部を備え、蓋部は、ゴルフクラブのシャフト部およびグリップ部をキャディバッグの内部に出し入れ可能なスリットを含むことを特徴とするゴルフクラブ保温カバー、またはキャディバッグの上方に設けられる開口面であって、ゴルフクラブのうち、シャフト部およびグリップ部が出し入れされる開口面の周囲に巻きつけられる締結部と、締結部に接続され、キャディバッグに収容されたゴルフクラブのヘッド部の上部を覆うカバー部とを備え、カバー部には、上面に当該カバー部によってヘッド部の上部が覆われたゴルフクラブを出し入れするためのスリットが設けられ、当該カバー部は、スリットを閉状態に保持可能なファスナ部を含むことを特徴とするゴルフクラブ保温カバーとを備えたことを特徴とする。
本考案によれば、ゴルフクラブを加温または保温することができる。つまり、外気温や季節に関わらずゴルフクラブを適切な温度に維持することができる。そして、使用者に、外気温や季節に左右されず、安定して競技を行わせることができる。
本考案の実施の形態のゴルフクラブ加温システムの構成例を示す説明図である。 面状ヒータの構成を示す説明図である。 面状ヒータの垂直断面図である。 第1の実施の形態のゴルフクラブ保温カバーの例を示す外観斜視図である。 ゴルフクラブ保温カバーの垂直断面図である。 第2の実施の形態のゴルフクラブ保温カバーの例を示す外観斜視図である。 ゴルフクラブを示す説明図である。
実施の形態1.
本考案の第1の実施の形態のゴルフクラブ加温システムについて説明する。図1は、本考案の第1の実施の形態のゴルフクラブ加温システムの構成例を示す説明図である。図1に示すように、本考案の第1の実施の形態のゴルフクラブ加温システムは、ゴルフクラブ加温装置10およびゴルフクラブ保温カバー20aを含む。また、ゴルフクラブ加温装置10は、通電されると発熱する面状ヒータ3、電池を内蔵する電池パック4、および面状ヒータ3と電池パック4とを接続する電源ケーブル5を含み、既存のキャディバッグ1に設置されている。
図1に示すように、面状ヒータ3と電池パック4とは、キャディバッグ1の上側の開口面を通された電源ケーブル5によって接続される。ゴルフクラブ加温装置10の面状ヒータ3は、電源ケーブル5によって、キャディバッグ1の内部におけるゴルフクラブ100のシャフト部102の近傍に位置するように垂下される。また、ゴルフクラブ加温装置10の電池パック4は、キャディバッグ1の外部に設置される。
電源ケーブル5は、キャディバッグ1の内側面に沿うように設置される。なお、面状ヒータ3および電源ケーブル5は、ゴルフクラブ100のキャディバッグ1への出し入れに伴ってゴルフクラブ100と擦れあうので、耐摩耗性を有することが望ましい。
電池パック4は、例えば、4〜8個程度の乾電池を収容可能である。そして、電池パック4には、面状ヒータ3への電力供給を開始および停止するスイッチが設けられ、当該スイッチがオン状態になったときに収容している乾電池からの電力供給を開始し、当該スイッチがオフ状態になったときに収容している乾電池からの電力供給を停止するように構成されていてもよい。
図2は、面状ヒータ3の構成を示す説明図である。図2に示すように、面状ヒータ3は、発熱ヒータ33、当該発熱ヒータ33を覆うヒータ保護部32a,32b、および当該ヒータ保護部32a,32bを覆う防水性素材部31a,31bを含む。
図2に示すように発熱ヒータ33の一方の面は、ヒータ保護部32aによって覆われている。そして、当該ヒータ保護部32aは、防水性素材部31aによって覆われている。また、図2に示すように発熱ヒータ33の他方の面は、ヒータ保護部32bによって覆われている。そして、当該ヒータ保護部32bは、防水性素材部31bによって覆われている。
そして、面状ヒータ3は、前後左右の端部から5〜7mm程度の範囲で各部が接着されている。なお、面状ヒータ3は、電力供給されると、一方の面および他方の面の両方の面が発熱する。
図2に示す例では、面状ヒータ3は、上面と下面とを有する平面状の四角形に成型されているが、円形や楕円形等の他の形状に成型されていてもよい。
図3は、面状ヒータ3の垂直断面図である。図3に示すように、発熱ヒータ33の一方の面はヒータ保護部32aを介して防水性素材部31aで覆われ、発熱ヒータ33の他方の面はヒータ保護部32bを介して防水性素材部31bで覆われている。そして、面状ヒータ3の両面(一方の面および他方の面)が発熱ヒータ33によって熱せられる。
防水性素材部31a,31bの素材は、キャディバッグ1に収納されたゴルフクラブ100が雨等で濡れていた場合であっても、水を面状ヒータ3の内部に侵入させない防水性を有する素材である。具体的には、例えば、防水ナイロン等である。
ヒータ保護部32a,32bの素材は、キャディバッグ1にゴルフクラブ100が出し入れされる際の衝撃を吸収して、発熱ヒータ33の破損を防止する衝撃吸収性を有する素材である。また、発熱ヒータ33に接するので、耐熱性も有する。具体的には、例えば、シリコンゴム等である。
面状ヒータ3の発熱ヒータ33は、電源ケーブル5を介して電池パック4から所定の電力(例えば、4〜8個程度の乾電池によって供給される電力)が供給されると、例えば、表面温度が40℃程度になるまで発熱する。面状ヒータ33によって発せられた熱は、ヒータ保護部32a,32bおよび防水性素材部31a,32bを介してキャディバッグ1に収容されているゴルフクラブ100のシャフト部102に伝えられ、シャフト部102を加温する。つまり、面状ヒータ3の近傍のシャフト部102を加温する。
シャフト部102に伝えられた熱は、当該シャフト部102を介してグリップ部101に伝えられ、グリップ部101を加温する。また、シャフト部102に伝えられた熱は、当該シャフト部102を介してヘッド部103に伝えられ、ヘッド部103を加温する。
また、面状ヒータ3は、発熱によって、キャディバッグ1の内部の空気を加温し、内部温度を外気温より4〜6℃上昇させ、ゴルフクラブ100の全体を間接的に加温する。
次に、ゴルフクラブ保温カバー20aについて、図面を参照して説明する。図4は、ゴルフクラブ保温カバー20aの例を示す外観斜視図である。図4に示すように、ゴルフクラブ保温カバー20aは、キャディバッグ1の開口面(具体的には、キャディバッグ1の上部に設けられ、ゴルフクラブ100(より具体的には、ゴルフクラブ100のシャフト部102およびグリップ部101)を出し入れするために筺体によって覆われていない面)を覆う蓋状の成型品である。
図4に示すように、保温カバー20aは、蓋部15と締結部11とを含む。蓋部15は、市販のキャディバッグ1の開口面の形状に対応可能な形状に成型されている。そして、蓋部15には、ゴルフクラブ100(具体的には、ゴルフクラブ100のシャフト部102およびグリップ部101)が出し入れされるためのスリットである長スリット12a〜12cが設けられている。図4に示す例では、3本の長スリット12a〜12cが設けられているが、長スリットの数は3本に限られず、他の本数であってもよい。なお、長スリット12a,12cの長さは、例えば、70mm程度であり、長スリット12bの長さは、例えば、100mm程度である。
また、図4に示す例では、各長スリット12a〜12cを介したゴルフクラブ100の出し入れを容易にするために、各長スリット12a〜12cに交差し、各長スリット12a〜12cよりも短い(例えば、15〜20mm)スリットである短スリット13a〜13nが設けられている。図4に示す例では、蓋部15には、長スリット12aに交差する短スリット13a〜13dが設けられ、長スリット12bに交差する短スリット13e〜13jが設けられ、長スリット12cに交差する短スリット13k〜13nが設けられている。
なお、図4に示す例では、ゴルフ競技の規則にもとづいて14本以下の本数のゴルフクラブ100が用いられることを想定して14本の短スリット13a〜13nが設けられているが、短スリットの数は14本に限られず、他の本数であってもよい。長スリット12aと各短スリット13a〜13dとが交差する場所、長スリット12bと各短スリット13e〜13jとが交差する場所、および長スリット12cと各短スリット13k〜13nとが交差する場所は、例えば、キャディバッグ1の内部において各ゴルフクラブ100を収納するための仕切りにそれぞれ対応する場所である。そのように構成された場合には、各長スリット12a〜12cと各短スリット13a〜13nとが交差する場所を目印にして、使用者がゴルフクラブ100を容易にキャディバッグ1に収容することができる。
また、蓋部15には、短スリット13a〜13nが設けられる代わりに、または短スリット13a〜13nとともに、ゴルフクラブ100の出し入れを容易にするための穴が設けられていてもよい。
蓋部15において、各長スリット12a〜12cと各短スリット13a〜13nには、ゴルフクラブ100の出し入れ等による摩耗等によるスリット幅の拡大やスリット長が長くなることを防ぐために、各スリットに沿って補強処理がなされている。具体的には、例えば、蓋部15の表面と裏面とが各スリットに沿って糸で縫いつけられている。
締結部11は、蓋部15がキャディバッグ1の開口面を覆うために、当該開口面の周囲に巻きつけられる15mm程度の幅の帯状体である。そして、締結部11には、当該締結部11の長さをキャディバッグ1の開口面の周囲の長さに応じた長さに固定するための面ファスナ14a,14bが設けられている。
締結部11は、蓋部15がキャディバッグ1の開口面を覆うように、使用者によってキャディバッグ1の開口面の周囲(キャディバッグ1の上端部の近傍)に巻きつけられ、面ファスナ14a,14bによって巻きつけの強さを調節される。
図5は、ゴルフクラブ保温カバー20aの垂直断面図である。図5に示すように、ゴルフクラブ保温カバー20aは、断熱性ゴム25と、当該断熱性ゴム25の両面をそれぞれ覆う布26a,26bとを含み、例えば、10mm程度の厚さである。
断熱性ゴム25は、断熱機能と防水機能とを有する。布26a,26bは、伸縮性を有し、例えば、ウールとナイロンとからなる。
以上に述べたように、本実施の形態によれば、面状ヒータ3が発熱することにより、ゴルフクラブ100のシャフト部102を直接的に、および間接的に加温することができる。つまり、外気温や季節に関わらずゴルフクラブ100を所定の範囲内の温度に維持することができる。そして、使用者が、外気温や季節に左右されず、安定した競技を行うことができる。
また、発熱ヒータ33が、ヒータ保護部32a,32b、および当該ヒータ保護部32a,32bを覆う防水性素材部31a,31bで保護されるように構成されているので、屋外競技中における発熱ヒータ33の破損を防ぐことができる。
また、発熱ヒータ33が、乾電池から供給された電力にもとづいて発熱するように構成されているので、大型の蓄電池を用いた場合に比べ、ゴルフクラブ加温装置10全体を軽量化することができる。そして、ゴルフクラブ加温装置10が設置されたキャディバッグ1の運搬を容易にし、使用者がゴルフ競技に集中することができる。また、既存のキャディバッグ1を利用可能であるので、低コストでゴルフクラブ100を加温することができる。
ゴルフクラブ保温カバー20aが、ゴルフクラブ100のシャフト部102およびグリップ部101の上部を覆うので、雨天時にはゴルフクラブ100のシャフト部102およびグリップ部101の濡れを防ぐことができる。また、寒冷時にはシャフト部102やグリップ部101の温度低下を防ぐことができる。特に、強風時におけるヘッド部103の温度低下によるシャフト部102およびグリップ部101の温度低下の防止に効果的である。
また、ゴルフクラブ保温カバー20aの蓋部15に、ゴルフ競技中にゴルフクラブ100を出し入れするための長スリット12a〜12cおよび短スリット13a〜13nが設けられているので、使用者による迅速なゴルフクラブ100の出し入れを可能にし、使用者をゴルフ競技に集中させることができる。
さらに、ゴルフクラブ保温カバー20aがゴルフクラブ100のシャフト部102およびグリップ部101の上部を覆うので、キャディバッグ1の開口面から流入する外気によるゴルフクラブ100のシャフト部102およびグリップ部101の温度低下を防ぐことができる。また、ゴルフクラブ保温カバー20aの蓋部15に設けられた長スリット12a〜12cおよび短スリット13a〜13nから面状ヒータ3によって暖められて上昇した空気が漏れ出るので、雨などによって濡れたゴルフクラブ100が収容された場合には、キャディバッグ1の内部の湿った空気が外部に排出され、濡れたシャフト部102やグリップ部101を乾燥させることができる。
また、ゴルフクラブ100のヘッド部103は、ゴルフクラブ保温カバー20aの蓋部15に覆われていないので、使用者は使用を欲するゴルフクラブを容易かつ迅速に識別し、ゴルフ競技に集中することができる。
実施の形態2.
本考案の第2の実施の形態のゴルフクラブ加温システムについて説明する。本考案の第2の実施の形態のゴルフクラブ加温システムは、第1の実施の形態のゴルフクラブ保温カバー20aに代えて、ゴルフクラブ保温カバー20bを用いる点が異なる。
図6は、ゴルフクラブ保温カバー20bの例を示す外観斜視図である。図6に示すように、ゴルフクラブ保温カバー20bは、キャディバッグ1に収納されているゴルフクラブ100の上部(具体的には、キャディバッグ1の開口面から突出する部分であるゴルフクラブ1のヘッド部103)を覆う袋状の形状に成型され、切りこみ24が設けられた開口部が下方になるようにゴルフクラブ100の上部に設置される。
そして、図6に示すようにゴルフクラブ保温カバー20bは、ゴルフの競技中にゴルフクラブ100を出し入れするための開閉部21と、キャディバッグ1の開口面の周囲(キャディバッグ1の上端部の近傍)に巻きつけられる締結部22とを含む。なお、ゴルフクラブ保温カバー20bの素材は、図5に示すゴルフクラブ保温カバー20aの素材と同様なため、説明を省略する。
ゴルフクラブ保温カバー20bの開閉部21は、通常時では閉状態(つまり、ゴルフクラブ保温カバー20bの内部の空気が外部に流出したり、外部の空気が内部に流入したりすることが困難な状態)になるように成型されたスリットである。そして、ゴルフの競技中にゴルフクラブ100がキャディバッグ1に出し入れされる場合に、使用者によって開状態にされる。
そして、開閉部21には、ファスナ23が設置されている。ファスナ23は、例えば、面ファスナや線ファスナである。図6に示す例ではファスナ23は線ファスナである。そして、使用者によって、ファスナ23に開閉操作が行われる。使用者によって、ファスナ23に閉操作がなされると、ゴルフクラブ保温カバー20bの内部の空気の開閉部21のスリットを通じた外部への流出や、外部の空気の内部への流入が遮断される。
また、締結部22は、ゴルフクラブ保温カバー20bにおける開口部であって、当該開口部に設けられた切りこみ24の端部に設置されている。具体的には、締結部22は、例えば、面ファスナによって実現される。
そして、締結部22は、使用者によって、キャディバッグ1の開口面の周囲(キャディバッグ1の上端部の近傍)に巻きつけられ、面ファスナによって締結される。
以上に述べたように、本実施の形態によれば、面状ヒータ3が発熱することにより、ゴルフクラブ100のシャフト部102を直接的に、および間接的に加温することができる。つまり、外気温や季節に関わらずゴルフクラブ100を所定の範囲内の温度に維持することができる。そして、使用者が、外気温や季節に左右されず、安定した競技を行うことができる。
また、発熱ヒータ33が、ヒータ保護部32a,32b、および当該ヒータ保護部32a,32bを覆う防水性素材部31a,31bで保護されるように構成されているので、屋外競技中の発熱ヒータ33の破損を防ぐことができる。
また、発熱ヒータ33が、乾電池から供給された電力にもとづいて発熱するように構成されているので、大型の蓄電池を用いた場合に比べ、ゴルフクラブ加温装置10全体を軽量化することができる。そして、ゴルフクラブ加温装置10が設置されたキャディバッグ1の運搬を容易にし、使用者がゴルフ競技に集中することができる。また、既存のキャディバッグ1を利用可能であるので、低コストでゴルフクラブ100を加温することができる。
ゴルフクラブ保温カバー20bが、ゴルフクラブ100の上部を覆うので、雨天時にはゴルフクラブ100の濡れを防ぐことができる。また、寒冷時にはゴルフクラブ100のヘッド部103の温度低下を防ぎ、ヘッド部103の温度低下によるシャフト部102やグリップ部101の温度低下を防ぐことができる。特に、強風時におけるヘッド部103の温度低下の防止に効果的である。
また、ゴルフクラブ保温カバー20bが、複数のゴルフクラブ100のヘッド部103を覆うように構成されているので、運搬中などに、複数のゴルフクラブ100が互いに接触することによる破損(傷の発生等)を防ぐことができる。特に、ゴルフクラブ保温カバー20bが、複数のゴルフクラブ100の各ヘッド部103の移動を制限するように構成されている場合(具体的には、例えば、ゴルフクラブ保温カバー20bの内面が複数のゴルフクラブ100の各ヘッド部103の移動を制限可能な程度に強く当該ヘッド部103に接するように構成されている場合)には、この効果は顕著である。
また、ゴルフクラブ保温カバー20bの上面にゴルフの競技中にゴルフクラブ100を出し入れするための開閉部21が設けられているので、使用者による迅速なゴルフクラブ100の出し入れを可能にし、使用者を競技に集中させることができる。なお、開閉部21には、ファスナ23が設置されているので、使用者によって適切な開閉操作がなされることにより、迅速なゴルフクラブ100の出し入れを可能にするとともに、上述した雨天時の濡れや寒冷時の温度低下を防ぐこともできる。
さらに、ゴルフクラブ保温カバー20bがゴルフクラブ100の上部を覆うので、面状ヒータ3によって暖められて上昇した空気をゴルフクラブ保温カバー20bの内部に取り入れ、当該暖められた空気によってゴルフクラブ100のヘッド部103を暖めることができる。つまり、ゴルフクラブ加温装置10とゴルフクラブ保温カバー20bとが協働して、ゴルフクラブ100のシャフト部102やヘッド部103、グリップ部101を暖めたり、温度低下を防いだりすることができる。
1 キャディバッグ
3 面状ヒータ
4 電池パック
5 電源ケーブル
10 ゴルフクラブ加温装置
11 締結部
12a,12b,12c 長スリット
13a〜13n 短スリット
14a,14b 面ファスナ
15 蓋部
20a,20b ゴルフクラブ保温カバー
21 開閉部
22 締結部
23 ファスナ
24 切りこみ
25 断熱性ゴム
26a,26b 布
31a,31b 防水性素材部
32a,32b ヒータ保護部
33 発熱ヒータ
100 ゴルフクラブ
101 グリップ部
102 シャフト部
103 ヘッド部

Claims (3)

  1. ヘッド部が上方になるようにキャディバッグに収容されたゴルフクラブを保温するゴルフクラブ保温カバーであって、
    前記キャディバッグの上方に設けられる開口面であって、前記ゴルフクラブのうち、シャフト部およびグリップ部が出し入れされる開口面を覆う蓋部を備え、
    前記蓋部は、前記ゴルフクラブのシャフト部およびグリップ部を前記キャディバッグの内部に出し入れ可能なスリットを含む
    ことを特徴とするゴルフクラブ保温カバー。
  2. ヘッド部が上方になるようにキャディバッグに収容されたゴルフクラブを保温するゴルフクラブ保温カバーであって、
    前記キャディバッグの上方に設けられる開口面であって、前記ゴルフクラブのうち、シャフト部およびグリップ部が出し入れされる開口面の周囲に巻きつけられる締結部と、
    前記締結部に接続され、前記キャディバッグに収容された前記ゴルフクラブの前記ヘッド部の上部を覆うカバー部とを備え、
    前記カバー部には、上面に当該カバー部によって前記ヘッド部の上部が覆われた前記ゴルフクラブを出し入れするためのスリットが設けられ、当該カバー部は、前記スリットを閉状態に保持可能なファスナ部を含む
    ことを特徴とするゴルフクラブ保温カバー。
  3. ヘッド部が上方になるようにキャディバッグに収容されたゴルフクラブを加温するゴルフクラブ加温装置であって、
    面状に成型され、電力が供給されると発熱する発熱ヒータと、
    前記発熱ヒータに電力を供給する電池を収納する電池パックと、
    前記発熱ヒータと前記電池パックとを接続する電源ケーブルとを備え、
    前記発熱ヒータは、前記キャディバッグに収容された前記ゴルフクラブのシャフト部の近傍に位置するように、前記電源ケーブルによって垂下される
    ことを特徴とするゴルフクラブ加温装置と、
    請求項1または請求項2記載のゴルフクラブ保温カバーとを備えた
    ことを特徴とするゴルフクラブ加温システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017086262A (ja) * 2015-11-05 2017-05-25 板橋機械工業株式会社 ゴルフシャフト加温装置

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