JP3158086U - 遺体冷却装置 - Google Patents

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泉 原
泉 原
啓二 有田
啓二 有田
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株式会社公栄電子
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Abstract

【課題】遺体の冷却を行う遺体冷却装置において、軽量で高性能な可搬型の遺体冷却装置を提供する。【解決手段】連結された保冷槽本体5、6内の空気は、冷気送風ファン3によって吸気される。吸気された空気はスターリング冷凍機1のヒートシンクによって冷却され、冷気ダクト内の上部の送風口より遺体の足元に送出される。柩反対側の頭部より流出した冷気は吸気ファン3に吸気され、冷凍機1によってまた保冷槽内に送風される。保冷部の筺体フレームはアルミ材とし、断熱壁材にはポリカーボネートを使用し軽量化を図る。又、内部の湿度を最適に保持するため、冷却装置部内に水タンクを設け、水タンク内の超音波発振機により水を霧状にして発生させ、湿度センサーで遺体保存の最適湿度70%を保つようにコントロールする。【選択図】図1

Description

本考案は、遺体を収容した柩を長期間の冷却保存ができることを可能にし、遺体の腐敗や死臭の発生を防止する冷却装置に関するものである。
従来、遺体を冷却保存する方法としては、柩の中にドライアイスや保冷剤を入れ遺体の冷却を行っていた。しかし、ドライアイスを使用した場合、ドライアイスによって遺体の一部が凍結したり、空気中の水分が柩内で結露していた。また、現在の温暖化防止の観点から二酸化炭素の塊であるドライアイスを使用する事は、世界的な環境の流れから見ると好ましくない。また、保冷剤等も頻繁に交換しなければならず、交換を怠るとすぐに遺体の腐敗を招くことになる。
以上のような問題を解決するために、遺体を電気的に冷却する冷却装置が使用されている。これらの冷却装置としては、ベルチェ素子を利用し柩の内部や遺体の一部を冷却する方式や、コンプレッサーを用いて柩内を冷却する方式等が知られている。
しかし、ベルチェ素子を用いた冷却では能力が低いため、遺体の火葬までに、腐敗が促進し死臭を放つことがあった。また、葬儀等で遺体を冷却安置する場合、冷却装置そのものが重量的に重く、数人で持ち運びや移動をしなければならず、また、一度設置すると簡単に移動ができない状況にあり、使用を制限されていた。
特開平9−285507 特願平4−194771 特願平7−78190 特願平8−120813 特願平11−30847 特開2001−327403
本考案は上記のような事情を鑑み、小型で高性能なスターリングクーラーを用いて、軽量で移動が容易な且つ低消費電力の遺体冷却装置を提供する事を課題とする。
本考案では、上記の課題を解決するために、冷却装置にツインバード工業株式会社製のフリーピストン方式のスターリング冷凍機を用いて、冷却部分の小型化をはかり、遺体そのものではなく、柩ごと収納するようにした。保冷部には筐体フレームに軽量且つ強度を保つためアルミフレームで構成し、さらに保冷部の断熱壁材には軽量で熱伝導率の低い、ポリカーボネイト樹脂を用いて軽量化を可能にした。
さらに、請求項2記載のように保冷部本体を分割して、女性一人でも移動ができるように着脱方式とした。分割方式にした事で保冷部1つの重量が20kg以下となり、また、冷却装置部も連結式になっているため葬儀のさいに女性一人でも持ち運びが可能となった。
また、腐敗促進を抑制するためマイナスイオン発生器を設け、冷気にマイナスイオンを混在させている。
上述のように、本考案による遺体冷却装置によって、保冷装置全体の重量の軽量化を図ることができる。また、断熱壁材に断熱効果が高く強度の高いポリカーボネイト樹脂を使用することによって、保冷部を分割着脱方式にしても十分強度を保つことができる。また、葬儀の際に葬儀社職員が一人で斎場に持ち運びができ斎場で組立てが可能となった。
本考案の遺体冷却装置の全体平面図である。 本考案の側面図である。 本考案のA矢視図である。 本考案のB矢視図である。
保冷装置を分割方式にし、連結部分には気密度を図るためシリコン系のシールを設けて冷気の漏洩がないようにする。
保冷装置本体を着脱方式にすることによって装置の軽量化を図ることができ、自在に移動が可能になった。
以下に図面に従って実施例を説明する。連結された保冷槽本体5、6内の空気は、冷気送風ファン3によって吸気される。吸気された空気はスターリング冷凍機1のヒートシンクによって冷却され、冷気ダクト内の上部の送風口より遺体の足元に送出される。送出された冷気は図1の矢印のように流れ、柩反対側の頭部より流出した冷気は吸気ファン3に吸気され、冷凍機1によってまた保冷槽内に送風される。この循環によって保冷槽内は次第に冷却され、約1〜2時間で設定された温度4〜7℃に冷却される。
この4〜7℃という温度は遺体の腐敗を促進する細菌の繁殖抑制温度であり、また、体内微生物の活性抑制温度でもある。
この温度帯域に冷却することによって、内蔵の消化酵素も至適温度外になり、消化酵素による自己融解を抑制することができる。
さらに、内部の湿度を最適に保持するため、冷却装置部内に水タンク22を設け、水タンク内の超音波発振機23により水を霧状にして発生させ、湿度センサー21で遺体保存の最適湿度70%を保つようにコントロールされる。
いったん冷却された槽内は温度センサー18及び温度コントローラーによって、常時一定の温度に保たれ数日間保冷される。
本説明では省略しているが、移動の際にはバッテリーを内蔵して装置を稼動させ冷却を継続する事もできる。
保冷槽本体部5、6は2分割もしくは必要に応じて任意に分割できる。分割数が多いほど1つあたりの重量は軽くなり、持ち運びが自在になる。
2分割の場合で1つあたりの重量は20kg弱となり、葬儀社の女性職員でも持ち運びができる。重量的に考慮すると保冷槽本体部は2〜3分割が最良と思われる。
保冷槽本体5、6の連結部は筐体のアルミフレーム部にシリコン系のパッキンを設け、連結用ファスナー7によって強力に締め付けられる。
アルミフレームの連結する面は互いに雄と雌になっており、これにより気密性を保って連結され冷気の漏洩はない。
冷却部の内部には消臭及び腐敗防止用のマイナスイオン発生器20が設けられており、保冷槽内部に常時マイナスイオンを送出する。これにより遺体の消臭及び腐敗抑制が行われ、死臭の低減をはかれる。
1 スターリング冷凍機
2 ヒートシンク
3 吸気ファン
4 冷気送風口
5 保冷部本体1
6 保冷部本体2
7 本体連結用ファスナー
8 棺収納用ローラー
9 棺投入部
10 本体フレーム
11 冷気送風用ダクト
12 冷却装置部フレーム
13 断熱壁材
14 吸気ファン用開口部
15 断熱壁材
16 棺
17 カバー
18 温度センサー
19 排気ファン
20 マイナスイオン発生装置
21 湿度センサー
22 水タンク
23 超音波発信器

Claims (3)

  1. 柩を収納する保冷部本体の筐体部材等に、軽量で且つ強度を保つアルミ複合材等を用いてフレームを構成し、断熱壁材には軽量で且つ熱伝導率の低い樹脂等を用いて本体部を構成したことを特徴とした遺体冷却装置。
  2. 保冷槽本体部を2もしくは任意に分割し、着脱可能な可搬型としたことを特徴とした請求項1記載の遺体冷却装置。
  3. 腐敗抑制及び死臭の低減をはかるため、マイナスイオン発生器を設け、保冷部本体内に常時マイナスイオンを発生させる事を特徴とした請求項1記載の遺体冷却装置。
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