JP3157734U - マスク内側装着用フイルター - Google Patents

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Abstract

【課題】鼻及び口周辺の気密性が充分確保できるマスク内側装着用フイルターを提供する。【解決手段】鼻及び口を覆う部分の左右対称略台形二枚の台形底辺部を加熱・加圧溶融にて接合し緩やかな立体フイルターを形成する。フイルター下端辺を除く3辺に連続一体型の略逆U字型低圧空気入りの断面が円形、又は、半円形チューブを装着する。チューブ内に封入された低圧空気が、マスク装着時、顔面形状に常に即応すべく、チューブ内の空気移動が生じ、顔面凸部の空気は凹部へと移動し、その結果、顔面へのフイルター周辺端部に形成されたチューブが鼻及び口周辺に平均圧状態で密着する。【選択図】図1

Description

本考案は顔表面の凹凸に常に密着する略逆U字型低圧空気入りチューブ装着フイルターに関する。
これ迄多種多様の抗菌マスクは提供されているが、マスクのフイルター部分の構造は高密度不織布の開発により抗菌、濾過性能共に向上しているが、依然としてウイルス拡散による、インフルエンザの流行には充分対処できるマスクが安価で提供されていない現状である、現在普及しているマスクの多くは保菌者のクシャミや咳によるウイルス拡散防止には若干の効果は期待できるものの、健常者がウイルスの拡散浮遊空間内に停滞もしくは通過した際、呼吸をする限り、安価にて提供されているマスクではウイルスブロックは不可能にちかい構造である、超立体構造・四層フイルター等や小顔用・子供用・婦人用等多種多様の物はあるが、気密性を上げる為にマスク上辺への可撓体の取り付けや帯状弾性部材の取り付けが考案されているものの、マスク横縁辺は無防備状態の物が多く、ウイルス、花粉等のブロックは充分とは言えない、呼吸息の排出時マスク内はプラス気圧となり、この時点でのウイルス等の侵入は無い、従ってマスク横辺の隙間は問題ではないが、吸入時のマスク内気圧はマイナス気圧となり、顔面への密着機能が存在しないマスク横縁部の弓状隙間が外気の流入個所となり、ウイルス及び花粉の通過が容易な構造といえる。この事からマスクとしての機能は達成されていない、現存するマスクの多くは高密度不織布マスクでありながらウイルス防護性能が充分発揮されていない。
特開2005−328937 特開平9−149946 実用新案登録第3129053
上記の特許文献1及び特許文献2のマスクは立体形成による気密強化を図っているが顔には丸顔、長顔や鼻の高低、耳位置が目尻線より上付きや下付き等、千差万別であり、立体形成で全ての顔に対応可能とは言えず又特許文献3の場合はマスク周辺の気密性を高める為にマスク上辺への可撓体の取り付けや帯状弾性部材の取り付け等、施されているが、横縁の密着性は特許文献1特許文献2同様考慮されず同マスクで気密性を上げるには耳掛け紐をきつくする方法しか無いが、マスク横縁辺の長さと耳の付け根(上下)の長さの違いから紐をきつくすると却ってマスク横縁と顔面との間にできる弓型の隙間が大きくなるという現象が生じ、マスクの気密性能を下げる結果となる。
前記の課題を解決するために本考案はマスク本体内側に装着するフイルター(図1)で、鼻及び口を覆う部分の左右対称略台形二枚の台形底辺部を加熱・加圧溶融する中心接合により緩やかな立体フイルターを形成し同フイルター端3辺(左右端辺及び上端辺)に連続一体型請求項1又は請求項3記載の略逆U字型低圧空気入りの断面が円形又は半円形チューブを装着し、封入された低圧空気が、マスク装着時顔面形状に常に即応すべく、チューブ内の空気移動が生じ、顔面凸部の空気は凹部(フイルター上辺部)へと移動して、その結果、顔面へのフイルター周辺端部の密着圧は平均化し、フイルター周囲部の気密が保持される、特徴を持ったマスク本体の内側装着用フイルターである。
請求項3フイルター端辺の略逆U字型低圧空気チューブへの空気圧任意調整型とする為に、(図2)逆止弁付き空気圧調整可能な、吹きこみ口付きチューブの装着により、より多種多様の顔面への対応を可能にする。
請求項2記載のマスク内側装着用(図4)又は(図5)のフイルターを不織布マスク本体の内側に接着又は加熱・加圧溶融接合形成し、一体形成した二重濾過方式マスク装着時の透視図(図3)である。
請求項1及び請求項2のフイルター部下辺(下顎の接する辺)への、低圧空気入りチューブの不延設は、マスク下辺は既製のマスク装着時でも下顎位置に対し耳位置が高い為に耳掛け部の引っ張りも強く且つ安定した気密状態が充分確保される為不用とした。
本考案のマスク内側装着用フイルターを既存マスクへの装着により二重濾過及び抗菌対策が万全となり、クシャミ・咳等による、ウイルス菌の拡散が防止できると共に、ウイルス菌の浮遊域での停滞及び通過に際しても、充分な感染予防が可能である。
多種多様の顔面変化(表情)にもチューブ内に封入された低圧空気の凸面から凹面へ或いはフイルター上辺部(両眼の下部)への速やかな移動により、顔面への密着圧が常に平均化され気密性が保たれ、又装着時の締め付け感も少なく、マスクを取り外し時の着用跡も顔面に残跡として残らない。
マスクと顔面の間に位置する略逆U字型断面円形低圧空気入りチューブ付きフイルター(図5)の装着で、鼻口周辺の空間容積も大きく確保され、呼吸時の息苦しさ、圧迫感も減少し又女性の装着時口紅フイルターへの付着等も減少し、眼鏡の曇りも解消されます、備蓄中の既存の不織布マスク(図6)やガーゼマスクとの併用も可能となり安価での提供も可能となります、不衛生になりやすい時、容易に交換ができる製品の提供である。
マスク本体内側装着用フイルター内面図(略逆U字型低圧空気封入チューブ付き) マスク本体内側装着用フイルター内面図(略逆U字型低圧空気調整用逆止弁付きチューブ付き) フイルター一体型二重濾過方式マスク正面透視図 略逆U字型低圧空気封入式半円形(断面図)チューブのフイルター端辺接合部への横断面図(点線表示個所はフイルター上辺部チューブ表示) 略逆U字型低圧空気封入式円形(断面図)チューブのフイルター端辺接合部横断面図(点線表示個所はフイルター上辺部チューブ表示) マスク本体内側に高気密フイルター二重装着時の側面透視図
1 マスク本体
2 フイルター部
3 フイルター中央上下接合部の加熱・加圧溶融接合個所
4 フイルターとチューブとの接着又は加熱・加圧溶融接合部
5 逆止弁付き空気吹き込み口
6 略逆U字型低圧空気封入式半円形(断面図)チューブ
7 略逆U字型低圧空気封入式円形(断面図)チューブ
8 略逆U字型低圧空気封入式チューブ本体
本考案は顔表面の凹凸に常に密着する略逆U字型低圧空気入りチューブ装着のマスク内側装着用フイルターに関する。
これ迄多種多様の抗菌マスクは提供されているが、マスクのフイルター部分の構造は高密度不織布の開発により抗菌、濾過性能共に向上しているが、依然としてウイルス拡散による、インフルエンザの流行には充分対処できるマスクが安価で提供されていない現状である、現在普及しているマスクの多くは保菌者のクシャミや咳によるウイルス拡散防止には若干の効果は期待できるものの、健常者がウイルスの拡散浮遊空間内に停滞もしくは通過した際、呼吸をする限り、安価にて提供されているマスクではウイルス吸入防止は不可能にちかい構造である、超立体構造・四層フイルター等や小顔用・子供用・婦人用等多種多様の物はあるが、気密性を上げる為にマスク上辺への可撓体の取り付けや帯状弾性部材の取り付けが考案されていますが、マスク横縁辺は無防備状態の物が多く、ウイルス、花粉等の吸入防止が充分とは言えない、呼吸息排出時のマスク内はプラス気圧となり、この時点でのウイルス等の侵入は無い、従ってマスク横辺の隙間は問題ではないが、吸入時のマスク内気圧はマイナス気圧となり、顔面への密着機能が存在しないマスク横縁部の弓状隙間が外気の流入個所となり、ウイルス及び花粉の通過が容易な構造といえる、この事からマスクとしての機能は達成されていない、現存するマスクの多くは高密度不織布マスクでありながらウイルス防護性能が充分発揮されていない。
特開2005−328937 特開平9−149946 実用新案登録第3129053
上記の特許文献1及び特許文献2のマスクは立体形成による気密強化を図っているが顔には丸顔、長顔や鼻の高低、耳位置が目尻線より上付きや下付き等、千差万別であり、立体形成で全ての顔に対応可能とは言えず又特許文献3の場合はマスク周辺の気密性を高める為にマスク上辺への可撓体の取り付けや帯状弾性部材の取り付け等、施されているが、横縁の密着性は、特許文献1・特許文献2、同様考慮されず同マスクで気密性を上げるには耳掛け紐をきつくする方法しか無いが、マスク横縁辺の長さと耳の付け根の上下の長さの違いから紐をきつくすると却ってマスク横縁と顔面との間にできる弓型の隙間が大きくなるという現象が生じ、マスクの気密性能を下げる結果となる。
前記の課題を解決するために本考案はマスク本体内側に装着するフイルター(図1)である、鼻及び口を覆う部分の左右対称略台形二枚の台形底辺部を加熱・加圧溶融にて接合し緩やかな立体フイルターを形成し、同フイルター下端辺を除く3辺に連続一体型の略逆U字型低圧空気入りの断面が円形、又は、半円形チューブを装着し、同チューブ内に封入された低圧空気が、マスク装着時、顔面形状に常に即応すべく、チューブ内の空気移動が生じ、顔面凸部の空気は凹部へと移動し、その結果、顔面へのフイルター周辺端部に形成されたチューブが鼻及び口周辺に平均圧状態で密着し、フイルター周辺端部の気密性が保持され、ウイルス及び花粉類の侵入を防止しすることができる。
(図2)のマスク内側装着用フイルターは、より多種多様の顔面への対応を可能にする為に略逆U字型低圧空気チューブへの空気圧任意調整型とする方法として、逆止弁付き空気圧調整可能な、吹きこみ口付きチューブ装着を特徴とするマスク内側装着用フイルターである。
(図3)は不織布マスク本体の内側にマスク内側装着用フイルター(図4)又は(図5)を接着又は加熱・加圧溶融接合形成し、一体形成した二重濾過方式マスク装着時の透視図である。
フイルター下端辺部への、低圧空気封入用チューブの不延設は、マスク下辺は既製のマスク装着時でも下顎位置に対し耳位置が高い為に耳掛け部の引っ張りも強く、かつ、安定した気密状態が常時充分確保される為不用とした。
マスク内側装着用フイルターを既存マスクへの二重装着により濾過効果が一層強化され、より抗菌対策が万全となり、クシャミ・咳等による、ウイルス菌の拡散が防止できると共に、ウイルス菌の浮遊域での停滞及び通過に際しても、充分な感染予防が可能である。
多種多様の顔面の表情変化にもチューブ内に封入された低圧空気の凸面から凹面への速やかな移動によりフイルター周辺端部の、顔面への密着圧が常に保たれ、気密性が保持され、又、装着時の締め付け感も少なく、マスクを取り外した時の着用跡も顔面に残跡として残らない特徴を有している。
マスク内側装着用フイルター装備マスクの装着により、鼻口周辺の空間容積も大きく確保され、呼吸時の息苦しさ、圧迫感も減少し、又、女性が装着した時フイルターへの口紅付着等も減少し、眼鏡の曇りも解消されます、備蓄中の既存の不織布マスクやガーゼマスクとの併用(図6)により安価での提供も可能となり、不衛生になりやすい時、速やか、かつ、容易に交換ができる利点を有する製品である。
マスク本体内側装着用フイルター内側正面図(低圧空気封入の略逆U字型チューブ付き) マスク本体内側装着用フイルター内側正面図(低圧空気調整用逆止弁付の略逆U字型チューブ付き) 不織布マスクと(図1)(図2)フイルター接着による一体形成二重濾過方式マスクの顔面装着持の正面透視図 略逆U字型低圧空気封入式半円形(断面図)チューブのフイルター端辺接合部への横断面図(点線表示個所はフイルター上辺部チューブ表示) 略逆U字型低圧空気封入式円形(断面図)チューブのフイルター端辺接合部横断面図(点線表示個所はフイルター上辺部チューブ表示) マスク内側装着用フイルター装備マスクの顔面装着時の側面透視図
1 マスク本体
2 フイルター部
3 フイルター中央上下接合部の加熱・加圧溶融接合個所
4 フイルターとチューブとの接着又は加熱・加圧溶融接合部
5 逆止弁付き空気吹き込み口
6 略逆U字型低圧空気封入式半円形(断面図)チューブ
7 略逆U字型低圧空気封入式円形(断面図)チューブ
8 略逆U字型低圧空気封入式チューブ本体

Claims (3)

  1. 本考案のフイルター素材は熱可塑性不織布によって形成され、鼻及び口を覆う部分の左右二枚の対称略台形面の底辺を緩やかな弓状に裁断し同底辺(フイルター部中心上下の左右対称線)を加熱・加圧溶融接合し、弱立体的フイルターを形成するが顔面肌とフイルター周辺端部との親和性を良くする為の手段として緩やかな立体形状にした、同フイルター上側縁部(眼下左右斜め部)と左右縦縁部に、低圧空気層を形成できる断面が、円形又は半円形の伸縮機能を有する三辺(略逆U字型)に連続一体形成した、ゴム又は樹脂製チューブ(以後略逆U字型低圧空気入りチューブと記載)を接着又は加熱・加圧溶融接合したマスク内側装着用フイルターである。
  2. 熱可塑性不織布製マスクの内側面に直接断面が、円形又は半円形の略逆U字型低圧空気入りチューブ付きフイルターを接着又は加圧溶融接合した、一体形成マスク。
  3. 略逆U字型低圧空気入りチューブの縦縁部の片側下部先端(顎位置)に逆止弁付き空気吹き込み口を装備し任意に空気圧調整可能なチューブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139893A (ja) * 2009-12-10 2011-07-21 Yamamoto Kogaku Co Ltd マスク
WO2021234939A1 (ja) * 2020-05-22 2021-11-25 SmartProduct株式会社 マスクパッド及びマスク

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