JP3157617U - マイクの除菌脱臭器 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクの除菌脱臭を効率よく行う。特にカラオケマイクに対して使用する場合でも所望の作用を得られ、時間的な無駄も省けるようにする。【解決手段】マイク21を立てて収容する収容空間31を有した筐体32内に、紫外線を照射する紫外線ランプ34を備えたマイクの除菌脱臭器11であって、前記紫外線ランプ34としてオゾン化波長と強殺菌波長の紫外線を主に出す紫外線ランプを用いるとともに、筐体32の開口部32aに、収容空間31を閉鎖する開閉可能な蓋部を備える。さらに紫外線ランプ34よりもマイク側であってマイクヘッド22とマイクボディ23の間の位置に、紫外線を遮蔽する遮蔽部38が設けられ、紫外線ランプ34の周囲空間と、マイ21における遮蔽部38よりもマイク21側の部位の周囲空間との間に、これらを連通する通気路39を形成してマイクの除菌脱臭器11を構成する。【選択図】図2

Description

この考案は、たとえばカラオケ等で用いられるマイクを除菌脱臭するための除菌脱臭器に関する。
このような装置としては紫外線ランプを用いたものが知られており、たとえば下記特許文献1に開示されたものがある。この装置は、前面に開口を有する箱状の殺菌装置本体の中に、マイクを起立姿勢で掛ける載置部と、殺菌手段としての紫外線殺菌ランプが備えられている。紫外線殺菌ランプは、殺菌装置本体の天井面と、下部の後面に備えられ、それぞれマイクヘッドとマイクボディに対して殺菌作用をするように構成されている。また、殺菌装置本体の前面の開口部には、開口部を閉じる扉体が設けられている。
このような構成の殺菌装置では、紫外線殺菌ランプが発生する紫外線によってマイクの全体が殺菌される。紫外線殺菌ランプとして、殺菌をする紫外線のほかにオゾン生成をする紫外線を照射するものを使用すれば、オゾンによって空気殺菌や脱臭もできると記載されている。
特開平7−111691号公報
しかしながら、主として殺菌をする約254nmの波長の紫外線は、約185nmの波長の紫外線が生成したオゾンを分解する作用も有する。
このため、生成されたオゾンが分解され、低濃度のオゾンしか得られないという難点がある。このため、作用効率が悪く、次々に使用されるカラオケマイクの場合に対応しきれない場合がある。しかも、これまでの装置は殺菌脱臭作用しか有しないものであるため、この点からも効率が悪かった。
そこで、この考案は、除菌脱臭が効率よく行え、特にカラオケマイクに対して使用する場合に時間的な無駄も省けるようにすることを主たる目的とする。
そのための手段は、マイクを収容する収容空間を有した筐体内に紫外線を照射する紫外線ランプを備えたマイクの除菌脱臭器であって、前記紫外線ランプとしてオゾン化波長と強殺菌波長の紫外線を主に出す紫外線ランプを用いるとともに、前記筐体におけるマイク出し入れ用の開口部に、前記収容空間を閉鎖する開閉可能な蓋部が備えられ、前記紫外線ランプよりもマイク側の位置に、前記強殺菌波長の紫外線を遮蔽する遮蔽部が設けられ、前記紫外線ランプの周囲空間と、前記マイクにおける前記遮蔽部よりもマイク側の部位の周囲空間との間に、これらを連通する通気路が形成されたマイクの除菌脱臭器である。
紫外線ランプから照射されたオゾン化波長の紫外線はオゾンを生成し、このオゾンは紫外線ランプ周辺から収容空間内のマイクに向けて移動しながら収容空間内の空気やマイクに対してオゾンの作用を及ぼす。また、強殺菌波長の紫外線は収容空間に照射されて主として殺菌をする。このとき、強殺菌波長の紫外線は、遮蔽部によって遮られ、オゾン化波長の紫外線によって生成されたオゾンが分解されるのを抑える。このため、オゾンは通気路を通ってマイクの表面に接し、作用をする。
前記収容空間は、マイクヘッドを上にした起立姿勢で前記マイクを収容する形状であるとよい。生成したオゾンが降下してマイク全体に作用をする。
前記遮蔽部は、前記マイクと交差するように設けられるとよい。マイクにおける遮蔽部よりも紫外線ランプ側では主として強殺菌波長の紫外線によって直接殺菌作用がなされ、遮蔽部よりも反紫外線ランプ側では、通気路を通って移動するオゾンによる作用がなされる。たとえば、遮蔽部を、前記マイクのマイクヘッドとこれより下のマイクボディとの間の位置に設けると、二種類の紫外線を有効に利用できる。
前記遮蔽部が、遮光性を有する材料で構成され、前記通気路が、前記遮蔽部における前記マイクの周囲に対応する部位に形成される切欠で構成されたマイクの除菌脱臭器であるもよい。遮光部に特殊なフィルタを用いる必要はなく、アルミ板等で構成できるので、安価に製造できる。
前記遮蔽部が、遮光性を有する材料で構成されるとともに、該遮蔽部が、収容された前記マイクと前記紫外線ランプとの間を遮るように設けられて、前記マイクに対する紫外線の直接の照射が阻止されたマイクの除菌脱臭器であるもよい。マイクに紫外線が直接当たらないので、紫外線に弱い部品があったとしてもその劣化を回避できる。
この場合には、前記遮蔽部が、前記マイクを収容したときにマイクを受けるマイク受けと兼用であるとともに、該マイク受けが、マイクの収容時に変位可能に設けられ、該マイク受けには、マイクの収容による変位を検知するマイク検出スイッチが設けられるとともに、該マイク検出スイッチがマイクを検出したときに前記紫外線を点灯するように制御されるとよい。遮蔽部が紫外線ランプからの紫外線がマイクに当たることはもちろん、前記蓋部を開けたときに紫外線ランプが見えることを防止でき、その上で、マイクが収容されているとき以外は紫外線ランプが点灯しないので、二重に安全性を図ることができる。
前記収容空間に、マイクを充電する充電器が備えられたマイクの除菌脱臭器であるもよい。除菌脱臭をしながら充電器による充電ができる。
この場合には、既存のマイク充電器に接続する接続部が設けられるとともに、
該接続部と前記紫外線ランプが電気的に接続されるとよい。既存のマイク充電器から紫外線ランプ点灯のための電力を得られる。
前記筐体の上下に、外部との空気の流通を図る通気部が設けられたマイクの除菌脱臭器であるとよい。紫外線ランプの点灯により、外部から入った空気中の酸素がオゾン化されるなど作用を受けて除菌脱臭作用をした後に外部に排出され、新たにまた外部から空気が入るので、除菌脱臭作用を確保できる。
以上のように、この考案によれば、オゾン化波長の紫外線と強殺菌波長の紫外線とを共に活かした効率の良い除菌脱臭作用が行える。このため、短時間で所期の目的を達成でき、次々に使用されるカラオケマイクを対象とした場合でも、十分な効果が期待できる。
また、充電器を備えることによって、マイクの除菌脱臭機能のほかに、充電機能も有することになり、除菌脱臭と充電を同時に行うことができて時間の面でも効率がよい。
マイクの除菌脱臭器の正面図。 マイクの除菌脱臭器の内部を示す正面図。 マイクの除菌脱臭器の縦断面図。 他の例に係るマイクの除菌脱臭器の縦断面図。 他の例に係るマイクの除菌脱臭器の内部を示す一部破断正面図。 他の例に係るマイクの除菌脱臭器の内部を示す一部破断正面図。 他の例に係るマイクの除菌脱臭器の内部を示す平面図。 図7のマイク除菌脱臭器の内部構造を示す縦断面図。 図7のマイク除菌脱臭器の電気配線図。
この考案を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、マイクの除菌脱臭器11(以下、「除菌脱臭器」という。)の正面図、図2はその内部状態を示す正面図、図3は縦断面図である。
これらの図に示すように除菌脱臭器11は、マイク21収容する収容空間31を有した筐体32と、前記収容空間31を閉鎖すべく前面の開口部32aに取り付けられる開閉可能な蓋部33を有する。
前記収容空間31はマイクヘッド22を上にした起立姿勢でマイク21を収容する縦長形態で、マイク21を並べて2本収容可能な幅を有する。
そして、収容したマイク21のマイクヘッド22よりも上方となる部分に、マイク21に対して紫外線を照射する棒状の紫外線ランプ34が筐体32の幅方向に延びるように寝かせた状態で備えられる。紫外線ランプ34への給電はアダプタ(図示せず)を接続するなどして適宜行われる。
紫外線ランプ34には、所定波長の紫外線を照射する冷陰極型低圧水銀ランプを用いる。所定の波長とは、酸素からオゾンを生成するオゾン化効率の良い185nmの波長と、殺菌効率の高い254nmの波長をいい、これら2種類の紫外線を主に出すものを用いる。このような紫外線ランプ34は長寿命で消費電力が少ない。また、管長を70mmから35mmなどと、超小型にすることもできる。
この紫外線ランプ34の上側には、断面円弧状を描く反射板35が備えられ、照射された紫外線を効果的にマイク21のマイクヘッド22に向けて反射する。
また、これら紫外線ランプ34と反射板35の開口部32a側の前面には、これらを隠蔽する隠蔽板36が備えられる。隠蔽板36は、適宜の金属板で構成され、紫外線ランプ34からの紫外線を遮る。この隠蔽板36の存在によって、紫外線ランプ34の光が直接目に入らないようにできる。
前記収容空間31内の背面には、マイク21を引っ掛ける周知のホルダ37が固定され、マイク21のマイクボディ23の上部を保持する。また、筐体32の底面には、マイク21の下端から延びるコード24を外部に出すための溝穴32bが形成される。溝穴32bは、前記開口部32aに連通する直線状で、コード24の径よりも幅広に形成され、十分な通気を可能にするものであり、外部との空気の流通を図る機能を果たすものである。除菌脱臭する対象であるマイク21がワイヤレスタイプのマイクである場合には、前記溝穴32bを省略したり、単なる通気のための孔を形成したりすることができる。前記溝穴32bに対応して、筐体32の上端面にも、外部との空気の流通を図る通気孔32cが形成されている。なお、これら通気のための孔(通気部)は、前記蓋部と筐体との間に隙間を設けることで構成してもよい。
そして、前記紫外線ランプ34よりもマイク21側の位置に、前記強殺菌波長の紫外線を遮蔽する遮蔽部38が設けられる。この例における遮蔽部38は、アルミ等の金属板で形成され、紫外線のすべてを遮る。遮蔽部38を設ける位置はマイク21と交差する位置であるとよく、より詳しくは、マイク21のマイクヘッド22とこれより下のマイクボディ23との間である。遮蔽部38が強殺菌波長の紫外線のみを遮蔽するフィルタである場合には、遮蔽部38は紫外線ランプ34とマイク21の間を仕切るように設けられる。
この遮蔽部38には、紫外線ランプ34の周囲空間と、マイク21における前記遮蔽部38よりもマイク側の部位の周囲空間を連通する通気路39が形成されている。この通気路39は、板材からなる遮蔽部38におけるマイク21の周囲に対応する部位に形成される切欠38aで構成される。切欠38aは、通気部39の十分な通気を可能とするとともに、ホルダ37に対してマイク21を着脱可能にする形態である。
前記蓋部33は、開口部32aを塞ぐ方形板状に形成され、筐体32の一側に形成された軸受部32cに一側が枢着される。このほか、たとえば上下方向にスライドする蓋部や筐体32に一体成形された蓋部などであるもよい。
このように構成された除菌脱臭器11は、図示しないカラオケ機器のキャビネットや壁面等に対して適宜の手段で固定されるなどして使用される。カラオケ機器のキャビネットに固定する場合には、既存のマイクホルダを不要とすることができる。また、図4に示したよう、既存のマイクボルダ41を利用すべく、筐体32の背面における前記ホルダ37を形成した位置に、既存のマイクホルダ41を通す孔部32eを設けて、除菌脱臭器11を構成することもできる。既存のマイクホルダ41を有するキャビネット等42に対しては、ねじ部材43等の適宜の手段で固定できる。
使用に際しては、収容空間31にマイク21を収容し、通電して紫外線ランプ34を点灯すると、紫外線の照射により、収容空間31内の空気は除菌脱臭されるとともに、オゾン化される。すなわち、波長254nmの紫外線が殺菌・除菌を行うとともに、波長185nmの紫外線がオゾンを生成する。
このため、収容空間31内の空気と、マイク21における紫外線が直接当たるマイクヘッド22側の部分が浄化される。また、生成されたオゾンは空気よりも重いので、マイクヘッド22と通気路39を通って、遮蔽部38よりも下に移動する。そして、遮蔽部38より下方では、オゾンが空気中の細菌を死滅させ、悪臭成分を分解して除菌脱臭をマイクボディ23と空気に対して行う。このとき、遮蔽部38の下に移動したオゾンは、紫外線ランプ34からの紫外線が遮蔽部38で遮られるので、徐々に分解される以外には分解されることを抑制し、強い酸化力を維持する。このため、前記蓋部33を有することも相俟って、オゾン濃度を必要な程度に高めることができ、オゾンによる高い除菌脱臭効果が得られる。マイク21はマイクヘッド22を上にした起立姿勢で収容されるので、マイク21全体が除菌脱臭作用を受ける。
収容空間31内の浄化された空気は、筐体32底面の溝穴32bを通って流出し、外部の空気に除菌脱臭作用を施す。
前述のように、紫外線による殺菌・除菌と紫外線によって生成したオゾンによる除菌脱臭を同時に行うので、効果は高い。しかも、その作用は、まず遮蔽部38で遮られたマイクベッド22側の部分という限られたスペースでなされるので、効率が極めてよい。紫外線はマイクヘッド22の通気性を有するヘッドカバーを照射するとともに、オゾンはその内部を通って隅々まで作用を施す。そして、遮蔽部38より上で生成されたオゾンは、遮蔽部38よりも下に移動しても、紫外線ランプ34からの紫外線(波長254nm)によって分解されにくく、除菌脱臭効力を維持できる。
1本の紫外線ランプ34によって高いオゾン濃度を得ることができるので、2種類の波長の紫外線を出す1本の紫外線ランプを単に用いた場合よりも処理能力が高い除菌脱臭器11となる。この結果、短時間で所望の除菌脱臭作用が得られる。
以下、他の例について説明する。この説明において、先の構成と同一又は同等の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図5は、ワイヤレスタイプのマイク21のための除菌脱臭器11の内部構造を示す正面図である。この除菌脱臭器11は、マイク21を保持する前記ホルダ37に代えて、マイク21を充電する充電器51を内部に備える。
すなわち、周知のように、マイク21のマイクボディ23の下端部を差し込むと充電が出来る充電器51を、前記収容空間37内の底部に備えている。充電器51は周知であるため詳しい説明を省略するが、図5の一部に拡大して示すように、マイク21の下端を差し込む差込凹部52の下方に、基板53に対して接離する2本の可動端子54,55を備え、マイク21を差し込んだときにこれらの可動端子54,55がマイク21の下端の端子25,26に押されて基板53の接点53a,53bに接触して通電し、マイク21に対する充電を可能とするものである。充電器51への給電は、紫外線ランプ34への給電と同様に適宜行う。
なお、マイク21がワイヤレスタイプであるために、前記溝穴32bが不要であるが、筐体32の上下には、外部との空気の流通を図る適宜の通気部が形成される。通気部は、孔(穴)で構成するほか、筐体32と蓋部33の間に隙間を設けて構成することもできる。
このような構成の除菌脱臭器11では、マイク21の除菌脱臭とマイク21への充電が同時に行える。このため、休みなしに次々に使用されるカラオケマイクであっても、十分な除菌脱臭とこまめな充電が可能で、前記2つの作業を別々に行う場合に比して、効率がよい。
図6は、図5に示したように充電機能を有した除菌脱臭器11への給電に、既存のマイク充電器61を利用できるようにした除菌脱臭器11である。
すなわち、筐体32内には、マイク21のマイクボディ23の下端を差し込む差込凹部52を備え、この差込凹部52の下方に、下に突出する、この発明の接続部に対応する差込凸部56が形成される。この差込凹部52と差込凸部56との間には、図6に一部拡大して示すように、マイク21を前記差込凹部52に差し込むと降下し、差込凸部56の内部に設けた端子56a,56bに電気的に接続する2本の可動端子54,55が備えられる。
前記差込凸部56の2つの端子56a,56bのうちの一方56aは、差込凸部56の下端面に下端が露出し、他方56bは、差込凸部56の下端面に露出する別の端子56cを間接的に備える。これらの端子56a,56cは、マイク21の下端に設けられる端子25,26と同一の作用をする。そして、前記差込凸部56の端子56a,56b,56cのうち下端に露出する端子56a,56cは、図6に一点鎖線で示したように紫外線ランプ34に電気的に接続される。これによって、前記差込凸部56の端子56a,56cを通じて給電される電力はマイク21と紫外線ランプ34に供給されることになる。
筐体32における底面には、既存のマイク充電器61の差込凹部62に対して前記差込凸部56を差し込んだときに設置して安定させる適宜形状の脚部63が形成される。
このような構成の除菌脱臭器11では、既存のマイク充電器61を無駄にすることなく有効に利用して、前記のような、十分な除菌脱臭とこまめな充電という2つの作業を効率よくできる。
図7、図8は、ワイヤレスタイプのマイク21のための除菌脱臭器11であり、特に、紫外線ランプ34から照射される紫外線が直接マイク21に当たらず、人の目にも入らないようにした例を示す。
すなわち、前記遮蔽部38は前記隠蔽板36の役割も果たすもので、前記遮蔽部38と同様に、遮光性を有するアルミニウム板等の材料で構成されるとともに、遮蔽部38が、収容されたマイク21と紫外線ランプ34との間を遮るように設けられている。また、この例では、遮蔽部38が、マイク21を収容したときにマイク21を受けるマイク受け37aとしての機能も果たし、マイク21が収容状態にある時以外に前記紫外線ランプ34が点灯しないように構成されている。
具体的に説明すると、筐体32は、1本のマイク21を起立状態ではなく、寝かせた状態で収容するように、平面視略縦長長方形で、側面視略横長長方形をなす直方体形状で、上面に、マイク21の出し入れのための開口部32aを有する。この開口部32aの縁には軸受部32dが設けられ、蓋部33を開閉可能に保持する。
そして、マイク21のマイクボディ23部分を支える前記遮蔽部38及び隠蔽板36としての前記マイク受け37aがマイク収容空間31に設けられる。マイク受け37aは、マイクボディ23の長手方向に沿って延びる平面視略長方形状で、幅方向の中間部が樋状に凹んだ形であり、マイク21の下端側に対応する基部側が枢着され(枢着部37b)、遊端側が上下動するように回動可能である。マイク受け37aの長さは、遊端がマイク21のマイクヘッド22とマイクボディ23の間に位置するような長さであり、遊端縁には、下に向けて下がる垂下片37cが形成されている。
マイク受け37aの下における前記垂下片37cより基端側に、前記紫外線ランプ34が保持され、この紫外線ランプ34よりも基部側には、充電池71と、ウエイトスイッチ72が配設されている。この他に、インバータ73等の必要な機器も備えられる。
マイク受け37aは、マイク21が乗ってないときには、遊端側が上がるようにされ、マイク21が乗せられた時には、マイク21の重みでマイク受け37aが傾倒し、前記ウエイトスイッチ72をONするように構成されている。
また、筐体32の底面には、外部との空気の流通を図る通気孔32cが形成され、筐体32の上端部、すなわち前記開口部32aと蓋部33との間には、同様に外部との空気の流通を図る通気部32fが形成されている。この通気部32fの形成は、筐体32の開口部32aの開口縁における前記軸受部32dと反対側の部分に、一段高い段部32gを形成することで行う。すなわち、筐体32と蓋部33の間に形成した隙間が前記通気部32fである。
さらに、筐体32の開口部32aには、蓋部33が閉じられていることを検知するカバースイッチ74が設けられている。
図9に、図7、図8に示した除菌脱臭器11の電気配線図を示す。図9中、73はインバータで、74はカバースイッチ、72はウエイトスイッチ、71は充電池で、75は充電中であることを点灯によって示す発光ダイオード、76は除菌脱臭中であることを点灯によって示す発光ダイオードである。なお、77は充電用アダプタである。
これらの各部はつぎのように制御されている。充電用アダプタ77の端子77aがジャック78に差し込まれると、ウエイトスイッチ72がON状態、すなわちマイク21が収容されている状態のときには、充電中であることを示す発光ダイオード75が点灯し、充電池71が充電される。
そして、充電池71が充電状態である場合において、蓋部33が閉じていればカバースイッチ74がONして、紫外線ランプ34が点灯し、除菌脱臭中であることを示す発光ダイオード76も点灯して、除菌脱臭作用をする。
蓋部33が開放された場合には、カバースイッチ74がOFFし、インバータ73への通電を遮断する。また、ウエイトスイッチ72がOFF状態、すなわちマイク21が収容されていない場合には、紫外線ランプ34は点灯しない。
なお、前記充電池71の消耗を抑えるため、周知のフリッカー回路を組み込むとよい。すなわち、ON状態において、タイマーでセットされた所定間隔で、紫外線ランプ34の点灯と消灯を繰り返す。
このような構成であり、マイク21に紫外線が直接当たらないので、紫外線に弱い部品があったとしてもその劣化を回避できる。また、マイク受け37aが紫外線ランプ34からの紫外線がマイク21に当たることはもちろん、前記蓋部33を開けたときに紫外線ランプ34が見えることを完全に、しかも最も少ない部品点数で防止でき、その上で、マイク21が収容されているとき以外は紫外線ランプ34が点灯しないので、二重に安全性を図ることができる。
なお、マイク21を立てて収容する形態のものとすることもできる。
この考案の構成と、前記一形態の構成との対応において、
この考案の通気部は、前記溝穴32b、通気孔32c、通気部32fに対応し、
マイク検出スイッチは、ウエイトスイッチ72に対応するも、
この考案は、前記一形態の構成のみに限定されるものではなく、その他の形態を採用することもできる。
たとえば、蓋部33を閉じると紫外線ランプが点灯し、開けると消灯するように構成するもよい。
また、既存の充電器61に接続する態様は、前述のように既存の充電器61に重ねるようにするのではなく、たとえば既存の充電器61の差込凹部62に入るマイク21の下端部のような形態をした接続部を設けて、これだけが既存の充電器61に接続され、除菌脱臭器11の本体側を単独で壁面にかけたり接地したりできるようにしてもよい。
さらに、マイク21の検出にはその他のセンサを用いることもできる。
11…マイクの除菌脱臭器
21…マイク
22…マイクヘッド
23…マイクボディ
31…収容空間
32…筐体
32a…開口部
32b…溝穴
32c…通気孔
32f…通気部
33…蓋部
34…紫外線ランプ
37a…マイク受け
38…遮蔽部
38a…切欠
39…通気路
51…充電器
56…差込凸部
61…既存のマイク充電器
72…ウエイトスイッチ

Claims (10)

  1. マイクを収容する収容空間を有した筐体内に紫外線を照射する紫外線ランプを備えたマイクの除菌脱臭器であって、
    前記紫外線ランプとしてオゾン化波長と強殺菌波長の紫外線を主に出す紫外線ランプを用いるとともに、
    前記筐体におけるマイク出し入れ用の開口部に、前記収容空間を閉鎖する開閉可能な蓋部が備えられ、
    前記紫外線ランプよりもマイク側の位置に、前記強殺菌波長の紫外線を遮蔽する遮蔽部が設けられ、
    前記紫外線ランプの周囲空間と、前記マイクにおける前記遮蔽部よりもマイク側の部位の周囲空間との間に、これらを連通する通気路が形成された
    マイクの除菌脱臭器。
  2. 前記収容空間が、マイクヘッドを上にした起立姿勢で前記マイクを収容する形状である
    請求項1に記載のマイクの除菌脱臭器。
  3. 前記遮蔽部が、前記マイクと交差するように設けられた
    請求項1または請求項2に記載のマイクの除菌脱臭器。
  4. 前記遮蔽部が、前記マイクのマイクヘッドとこれより下のマイクボディとの間の位置に設けられた
    請求項3に記載のマイクの除菌脱臭器。
  5. 前記遮蔽部が、遮光性を有する材料で構成され、
    前記通気路が、前記遮蔽部における前記マイクの周囲に対応する部位に形成される切欠で構成された
    請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載のマイクの除菌脱臭器。
  6. 前記遮蔽部が、遮光性を有する材料で構成されるとともに、
    該遮蔽部が、収容された前記マイクと前記紫外線ランプとの間を遮るように設けられて、前記マイクに対する紫外線の直接の照射が阻止された
    請求項1または請求項2に記載のマイクの除菌脱臭器。
  7. 前記遮蔽部が、前記マイクを収容したときにマイクを受けるマイク受けと兼用であるとともに、
    該マイク受けが、マイクの収容時に変位可能に設けられ、
    該マイク受けには、マイクの収容による変位を検知するマイク検出スイッチが設けられるとともに、
    該マイク検出スイッチがマイクを検出したときに前記紫外線を点灯するように制御された
    請求項6に記載の
    マイクの除菌脱臭器。
  8. 前記収容空間に、マイクを充電する充電器が備えられた
    請求項1から請求項7のうちのいずれか一項に記載のマイクの除菌脱臭器。
  9. 既存のマイク充電器に接続する接続部が設けられるとともに、
    該接続部と前記紫外線ランプが電気的に接続された
    請求項8に記載のマイクの除菌脱臭器。
  10. 前記筐体の上下に、外部との空気の流通を図る通気部が設けられた
    請求項1から請求項9のうちのいずれか一項に記載のマイクの除菌脱臭器。
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JP7554468B2 (ja) 2020-12-10 2024-09-20 株式会社オーディオテクニカ マイクロホン消毒器

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