JP3157585U - ゴルフティー - Google Patents
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Abstract
【課題】接続ロープとティーとの接続が簡単なゴルフティーを提供する。【解決手段】ティーと接続ロープとを具備する。ティーは、釘形脚と台座部を具備し、台座部は前記釘形脚の上端に設けられ、台座部の頂部に凹溝が設けられ、台座部の一側に接続溝が設けられ、接続溝と前記凹溝とが通じ、接続溝は開口部、通路部及び固定部を含み、開口部は台座部の頂部まで延伸し、通路部は開口部の下方にあり、通路部の幅は開口部の幅より小さく、固定部は前記通路部の下方にある。接続ロープは、接続溝の前記開口部および通路部を通じて固定部に導入されることによって固定部に挿通状態で係止される一端部を有し、一端部は固定部に係止された状態を固定するためのストッパーを有する。【選択図】図1
Description
本考案は接続線を具備するゴルフティーに関し、特に接続ロープを取り付けてティーが紛失するのを防止することができるゴルフティーに関する。
生活水準の向上に伴い、人々はますます余暇を重視するようになって、ゴルフも盛んになっている。正規のゴルフでは、第一打スタートのスイングでティーショットをするとき、ゴルフボールを位置決めするのに便利で、地面より高めの形を提供し、正確なショットの形成に必要なルートや距離に便利なように、何れもショット専用のティーを使用し、つまりティー下部の釘形脚を芝生に挿し込み、スイングしてショットするのに都合が良いように、ティー上部の台座部にゴルフボールを位置決めして載置する。
また、ティーに接続ロープの一端が接続されたものが知られている。前記接続ロープの他端は別のティーに接続され、使用の際に2つのティーが地面に挿される。ティーがショットによってティーが弾き飛ばされても、接続ロープによってその飛距離が制限され、ティーが紛失することで買い直しするのに必要な経費を節減する。
従来の接続ロープとティーの接続方法では、ティーに挿通孔を設けて、接続ロープの一端を前記挿通孔に挿通して結び目を作り、外径が大きめのストッパーを形成する必要があり、それによって接続ロープの一端をティーに固定させることができる。しかし接続ロープは挿通孔を挿通させるのが相当困難であることから、その操作に手間が掛かり、生産速度が緩慢になり、コストが増加することとなる。特許文献1で「調節可能なゴルフティー」を開示しているが、上記接続ロープの挿通が不便な問題が存在する。
そこで、本考案人は上記の欠点が改善可能と考え、特に研究に専念する共に併せて学術理論を運用して、合理的設計で上記の欠点を効果的に改善する本考案を提案するものである。
本考案の主な目的は、接続ロープとティーの接続を速やかに完成させることができ、その組立が簡単容易で、しかも堅固に接続でき、生産速度を加速することができ、コスト削減効果のあるゴルフティーを提供することにある。
上記の目的を達するために、本考案は、ティーと接続ロープとを具備するゴルフティーであって、前記ティーは、釘形脚と台座部を具備し、前記台座部は前記釘形脚の上端に設けられ、前記台座部の頂部に凹溝が設けられ、前記台座部の一側に接続溝が設けられ、前記接続溝と前記凹溝とが通じ、前記接続溝は開口部、通路部及び固定部を含み、前記開口部は前記台座部の頂部まで延伸し、前記通路部は前記開口部の下方にあり、前記通路部の幅は前記開口部の幅より小さく、前記固定部は前記通路部の下方にあり、前記接続ロープは、前記接続溝の前記開口部および前記通路部を通じて前記固定部に導入されることによって前記固定部に挿通状態で係止される一端部を有し、前記一端部は前記固定部に係止された状態を固定するためのストッパーを有するゴルフティーを提供する。
本考案は以下の効果を有する。ティーの台座部の頂部に開口した開口部を有する接続溝を設けたので、前記接続溝の開口部から接続ロープを固体部内に導入して係止させることができ、それにより接続ロープとティーの接続を速やかに完成させ、組立が簡単容易でしかも堅固に接続することができ、生産速度を加速することができると共に自動化生産するのに都合よく、コスト削減を図ることができる。
本考案では、前記固定部の下方に設けられた弾性部によって前記通路部が適度な弾性で収縮して密着するので、接続ロープが前記接続溝から上方に脱離するのをより効果的に防止できる。
本考案の接続ロープの両端のストッパー(線の端)は自動ホット・メルト成型の利用が可能で、上から下へ自動的に治具で挿し込み線を挟持するので、生産速度を一層速めることができ、コスト削減効果がある。
本考案の特徴や技術内容を一層理解できるよう、以下に本考案に関する詳細説明と添付図面を参照するが、添付図面は参考と説明用に供するに過ぎず、本考案に制限を課すものではない。
[実施例1]
本考案は接続線を具備するゴルフティーを提供する。図1から図7は本考案の実施例1であり、前記接続線を具備するゴルフティーは2つのティー1と接続ロープ2(図3参照)を含み、前記2つのティー1はプラスチックやその他の材料で製造される。前記2つのティー1の構造はほぼ同様で、その相違は前記2つのティー1は高さが異なり、高めのティー1(図4、図5に示す第1ティー)は長いクラブでのショット用で、低めのティー1(図6、図7に示す第2ティー)は短いクラブでのショット用である。前記2つのティー1は釘形脚11と台座部12を備え、前記釘形脚11は円柱状の棒で、その下端は逆円錐部111とされ、芝生に挿し込める。前記釘形脚11の外縁には間隔を置いて複数の標示線112が設けられ、高さの表示記号とすることができる。
本考案は接続線を具備するゴルフティーを提供する。図1から図7は本考案の実施例1であり、前記接続線を具備するゴルフティーは2つのティー1と接続ロープ2(図3参照)を含み、前記2つのティー1はプラスチックやその他の材料で製造される。前記2つのティー1の構造はほぼ同様で、その相違は前記2つのティー1は高さが異なり、高めのティー1(図4、図5に示す第1ティー)は長いクラブでのショット用で、低めのティー1(図6、図7に示す第2ティー)は短いクラブでのショット用である。前記2つのティー1は釘形脚11と台座部12を備え、前記釘形脚11は円柱状の棒で、その下端は逆円錐部111とされ、芝生に挿し込める。前記釘形脚11の外縁には間隔を置いて複数の標示線112が設けられ、高さの表示記号とすることができる。
前記台座部12は前記釘形脚11の上端に設けられ、ゴルフボール3を載置することができる。前記台座部12は一体成型で前記釘形脚11の上端に設けられるが、前記台座部12は組合せる方法で前記釘形脚11の上端に接続することもできる。前記台座部12と釘形脚11は一種類又は多種類の材料で製造することができ、本実施例では、釘形脚11はポリカーボネート(PC)の様な硬めの樹脂で、台座部12はポリウレタンの様な軟らかめの樹脂(PU)で製造する。前記台座部12の外径は下から上に次第に大きくなる錐体状に形成される。前記台座部12の頂部には凹溝121が設けられ、前記凹溝121は前記台座部12内部に適度な深さに窪む。高めのティー1(図4、図5参照)においては、前記台座部12の頂部の凹溝121の周縁にさらに複数の支持部122が突設されている。複数の支持部122はそれぞれプレート状で、前記複数の支持部122はゴルフボール3を支持するのに都合よい様に間隔を置いて台座部12頂部に設置される。また前記複数の支持部122は省略することもできる(図8参照)。
前記台座部12の一側には接続溝123が開設され、前記接続溝123は台座部12の外縁から台座部12の内縁まで貫通し、つまり接続溝123と凹溝121とは通じている。前記接続溝123は開口部1231、通路部1232、固定部1233及び弾性部1234を含み、開口部1231、通路部1232、固定部1233及び弾性部1234は上から下へ順次設けられる。
前記開口部1231から接続ロープ2を上から下へ前記接続溝123内に導入することができるように、前記開口部1231は台座部12の頂部まで延伸し、前記接続溝123は頂部は開口状を形成する。また、前記接続ロープ2の一端部をガイドして前記接続溝123内に導入できるように、前記開口部1231の両側には斜角1236が設けられている。前記通路部1232は前記開口部1231の下方にある直線型の溝孔であり、前記通路部1232の幅は前記開口部1231の幅より小さく、前記通路部1232の溝において対向する端面どうしが、弾性部1234によって適度な弾性で密着する。前記固定部1233は前記通路部1232の下方にある。前記固定部1233は円形(図4、図6参照)、方形又はその他の形状の溝孔であり、接続ロープ2の一端部を挿通状態で係止することができる。前記弾性部1234は前記固定部1233の下方にあるU字型の溝孔であり、前記接続溝123に適度な弾性を提供することができ、前記通路部1232の対向する端面どうしを弾性で密着させ、接続ロープ2が前記接続溝123から上方に脱離するのを防止する。
前記開口部1231、通路部1232、固定部1233及び弾性部1234の形状は限定されず、適当に変化させることができ、しかも通路部1232と弾性部1234は省略することもでき、前記固定部1233を前記開口部1231の下方に位置させて(図省略)、前記固定部1233が直接開口部1231の下端に接続されてもよい。
前記接続ロープ2の長さや材質には制限が無い。前記接続ロープ2の両端部は前記2つのティー1にそれぞれ接続される。治具4(図16参照)を用いて、前記接続ロープ2の一端部を開口部1231から前記接続溝123内に導入し、通路部1232から前記固定部1233内に導入して係止させる。接続ロープ2を接続溝123内に導入する操作は自動化された方法で行うことができる。前記接続ロープ2の一端部には、外径が前記固定部1233の内径より大きいストッパー21が形成される。このストッパー21は接続ロープ2の一端部が固定部1233に係止された状態を固定して接続ロープ2とティー1が分離するのを防止する。また、図5に示すように、前記接続溝123の内壁に弧状の位置決め溝1235を設けることで、ストッパー21を安定的に前記位置決め溝1235内に位置決めさせることができる。前記接続ロープ2の他端も同様の方法で別のティー1に固定され、前記接続ロープ2と前記2つのティー1の間に接続される。
[実施例2]
[実施例2]
図8、図9で示すように、本実施例の実施例2では、前記接続溝123の固定部1233は方形の溝孔である。
[実施例3、4]
[実施例3、4]
図10、図11、図12及び図13で示すように、本考案の実施例3と実施例4では、前記接続溝123の通路部1232はS字型の溝孔であり、前記通路部1232の幅は前記開口部1231の幅より小さく、前記通路部1232の溝において対向する端面どうしが弾性部1234によって適度な弾性で密着される。これにより、接続ロープ2が前記接続溝123から上方に脱離するのを防止することができる。
[実施例4、5]
[実施例4、5]
図12、図13、図14及び図15で示すように、本考案の実施例4と実施例5では、前記接続溝123の固定部1233の左右は非対称の幅に形成されて、接続ロープ2に好ましい固定効果をもたらす。
[実施例6、7]
[実施例6、7]
図17、図18に示すように、本考案の実施例6と実施例7では、前記接続溝123の通路部1232はS字型の溝孔であり、通路部1232の両側の内壁の凹凸状の溝によって形成される。
また、本考案の接続ロープ2は一端のみをティー1に接続することもでき、前記接続ロープ2の他端はティー杭(図省略)等のその他の装置に接続することができる。本考案の接続線を具備するゴルフティーの製造工程は下記の通りである。
(1)先ず、2つのティー1と接続ロープ2を成型し、前記2つのティー1はそれぞれ釘形脚11と台座部12を備え、前記台座部12の一側には開口部1231、通路部1232、固定部1233及び弾性部1234を含む接続溝123を開設する。
(2)前記接続ロープ2を治具4(図16参照)で挟持した上で、加熱方法で前記接続ロープ2の両端を溶融し、それを大き目のストッパー(線の端)21に形成する。前記ストッパー21の外径は前記固定部1233の内径より大きい。前記接続ロープ2の両端を治具4を使って前記2つのティー1の開口部1231から接続溝123内に導入し、通路部1232から前記固定部1233内に導入して係止させると共に、前記ストッパー21を前記凹溝121内に位置決めして、接続ロープ2の両端を2つのティー1に固定させる。
本考案によれば、ティー1の台座部12の頂部に開口した開口部1231を有する前記接続溝123を設けたので、前記接続溝123の開口部1231から接続ロープ2を固体部1233内に導入して係止させることができ、それにより接続ロープ2とティー1の接続を速やかに完成させ、組立が簡単容易でしかも堅固に接続することができ、生産速度を加速することができると共に自動化生産するのに都合よく、コスト削減を図ることができる。
そのうえ、接続溝123には、弾性部1234を利用して適度な弾性で収縮し密着させることのできる通路部1232が設けられているので、樹脂を熱成型して冷却すると自然に収縮するという樹脂の弾性原理を利用し、通路部1232の凹凸溝の原理と併せて、接続ロープ2が前記接続溝123から上方に脱離するのを防止できる。
以上の記述は本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の権利保護の範囲を限定するものではなく、従って本考案の明細書及び図面内容を運用して行った等価変化は何れも同様の原理で本考案の権利保護の範囲内に含まれるものとする。
1 ティー
11 釘形脚
111 逆円錐部
112 標示線
12 台座部
121 凹溝
122 支持部
123 接続溝
1231 開口部
1232 通路部
1233 固定部
1234 弾性部
1235 位置決め溝
1236 斜角
2 接続ロープ
21 ストッパー
3 ゴルフボール
4 治具
11 釘形脚
111 逆円錐部
112 標示線
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121 凹溝
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1231 開口部
1232 通路部
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1234 弾性部
1235 位置決め溝
1236 斜角
2 接続ロープ
21 ストッパー
3 ゴルフボール
4 治具
Claims (5)
- ティーと接続ロープとを具備するゴルフティーであって、
前記ティーは、釘形脚と台座部を具備し、前記台座部は前記釘形脚の上端に設けられ、前記台座部の頂部に凹溝が設けられ、前記台座部の一側に接続溝が設けられ、前記接続溝と前記凹溝とが通じ、前記接続溝は開口部、通路部及び固定部を含み、前記開口部は前記台座部の頂部まで延伸し、前記通路部は前記開口部の下方にあり、前記通路部の幅は前記開口部の幅より小さく、前記固定部は前記通路部の下方にあり、
前記接続ロープは、前記接続溝の前記開口部および前記通路部を通じて前記固定部に導入されることによって前記固定部に挿通状態で係止される一端部を有し、前記一端部は前記固定部に係止された状態を固定するためのストッパーを有する
ゴルフティー。 - 前記固定部の下方に、前記通路部を弾性的に収縮し密着させるための弾性部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のゴルフティー。
- 前記接続ロープの前記ストッパーの外径は前記接続溝の前記固定部の内径より大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフティー。
- 前記接続溝の内壁に、前記接続ロープの前記ストッパーを位置決めするための位置決め溝を設け、前記接続溝の前記通路部が直線型又はS字型の溝孔であることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフティー。
- さらに別のティーを設け、前記接続溝の他端を前記別のティーに接続することを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフティー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007636U JP3157585U (ja) | 2009-10-27 | 2009-10-27 | ゴルフティー |
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JP2009007636U JP3157585U (ja) | 2009-10-27 | 2009-10-27 | ゴルフティー |
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JP (1) | JP3157585U (ja) |
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2009
- 2009-10-27 JP JP2009007636U patent/JP3157585U/ja not_active Expired - Fee Related
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