JP3157466U - サトウキビの脱葉鎌 - Google Patents
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Description
充分伸びて背丈の高いサトウキビの場合は、そのような作業で問題はないが、生育初期の背丈の低い茎の場合は、柄を引き下ろそうとすると、柄の下端が地面に当たってしまって、それ以上、脱葉刃を下降させることが不可能となる。従って、背丈の高いサトウキビの場合でも、柄が地面に当たると、それ以上、脱葉鎌が下降不能となるので、茎の下側は、脱葉不可能となる。
本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、在来のサトウキビ脱葉鎌における柄の下端が地面に接するような、サトウキビの低い部分の下葉でも確実に脱葉可能な脱葉鎌を実現することにある。
このように、サトウキビの立っている茎を挟むような一対の脱葉刃を有する二股状ブレードの基端側が柄の下端側に取付け固定されているため、柄の下端より下側に障害物が存在せず、一対の脱葉刃の間にサトウキビの茎を挟んだ状態で、柄を下向きに押し下げるような操作をするだけで、一対の脱葉刃の下向きの刃先によって、茎の地面寄りの下端まで楽に脱葉できる。従って、生育初期の背丈の低い茎の脱葉に好適である。
前記の二股状ブレードの基端側を前記柄に対し支軸を中心に回動可能に支持することによって、二股状ブレードを180反転させて刃先を上向きにし、又は二股状ブレードを90度回動させて柄と同じ向きに揃えることが可能であり、かつそれぞれの位置で、二股状ブレードが回動しないようにロックする固定手段を有していることを特徴とする脱葉鎌である。
また、二股状ブレードを90度回動させて柄と同じ向きに揃えると一直線状になるので、柄を水平に持てば、林立したサトウキビの奥まった位置まで脱葉刃を伸ばして、奥まった位置のサトウキビを脱葉することもできる。しかも、柄が下降操作の邪魔にならないので、生育初期の低い茎の地面近くまで脱葉できる。
さらに、二股状ブレードが回動しないように各位置でロックする固定手段を有しているので、作業性が良い。
前記の脱葉刃の基端側を前記柄に対し着脱することによって、二股状ブレードを180反転させて刃先を上向きにし、又は二股状ブレードを90度回動させて柄と同じ向きに揃えることが可能であり、かつそれぞれの位置で、二股状ブレードが安定するようにロックする固定手段を有していることを特徴とする脱葉鎌である。
また、二股状ブレードを90度回動させて柄と同じ向きに揃えると一直線状になるので、柄を水平に持てば、林立したサトウキビの奥まった位置まで脱葉刃を伸ばして、奥まった位置のサトウキビを脱葉することもできる。しかも、柄が下降操作の邪魔にならないので、生育初期の低い茎の地面近くまで脱葉できる。
さらに、二股状ブレードが安定するように各位置でロックする固定手段を有しているので、作業がし易い。
このように、請求項2または請求項3に記載の固定手段は、柄の下端側と二股状ブレードの取付け鈑部に留め具の挿入孔を開けて、それぞれの位置で、留め具を挿入することによって、二股状ブレードを安定よく固定する構造であるため、脱葉作業時に二股状ブレードがガタついたりして、円滑な作業を阻害するような恐れはない。
また、二股状ブレードを90度回動させて柄と同じ向きに揃えると一直線状になるので、柄を水平に持てば、林立したサトウキビの奥まった位置まで脱葉刃を伸ばして、奥まった位置のサトウキビを脱葉することもできる。しかも、柄が下降操作の邪魔にならないので、生育初期の低い茎の地面近くまで脱葉できる。
さらに、二股状ブレードが回動しないように各位置でロックする固定手段を有しているので、作業性が良い。
また、二股状ブレードを90度回動させて柄と同じ向きに揃えると一直線状になるので、柄を水平に持てば、林立したサトウキビの奥まった位置まで脱葉刃を伸ばして、奥まった位置のサトウキビを脱葉することもできる。しかも、柄が下降操作の邪魔にならないので、生育初期の低い茎の地面近くまで脱葉できる。
さらに、二股状ブレードが安定するように各位置でロックする固定手段を有しているので、作業性がし易い。
二股状ブレードCは、一対の脱葉刃(ブレード)1、2の基端同士を連結して一体化することによって、例えばU字状やV字状、Y字状などの二股状に形成してある。そして、一体化部3の背部から伸びた首部4と一体に上向きL字状の固定鈑5が形成されている。
図2のように、木製の柄Hの下端に、L字状固定鈑5の板厚tとほぼ同じ寸法の隙間Gを形成して、その中にL字状固定鈑5を挿入し、挟んだ状態において、柄HとL字状固定鈑5双方に複数のピン孔を開けて、釘やピン、ボルトナットなどの留め具6、7を挿入し固定してある。両脱葉刃1、2の下端と両脱葉刃1〜2の連結部3の下端が刃eになっているが、茎8の切断用ではないので、鋭いエッジにする必要はない。
従来の脱葉鎌は、柄Hの上端に二股状ブレードCが着いているので、生育初期の低い茎の場合は、柄Hの下端が地面に当たるため、二股状ブレードCを下降させることが出来ないが、本考案の場合は柄Hが上向きになっているので、二股状ブレードCが地面に接するまで下降可能であり、低い茎でも下端の根元まで確実かつ容易に脱葉できる。
こうして確実に固定しておけば、図1、図2の固定式の二股状ブレードCと同様に、サトウキビの根元まで確実に脱葉できる。
このように、柄Hと真っ直ぐの二股状ブレードC3は、柄Hを水平状態に持つと、二股状ブレードC3を遠くまで伸ばせるので、サトウキビが林立している際に、奥まった位置まて二股状ブレードC3を伸ばして、脱葉できる。しかも、二股状ブレードC3を押し下げる際に柄Hが邪魔になることは無いので、地面寄りの根元まで脱葉できる。
その結果、図1、図2の場合と同様に、柄Hの下端に、刃先eを下向きにして二股状ブレードC1を固定した状態となり、柄Hを押し下げて、茎の根元まで脱葉できる。
ピン11、12を一旦抜いて、破線の二股状ブレードC3のように柄Hと一直線状に方向変換してから ピン11、12間の90度位置に破線のピンやボルトナットなどの留め具11’、12’を挿入し固定すると、柄Hを水平に持って、林立するサトウキビの奥まで二股状ブレードC3を伸ばして、奥まった位置の脱葉が可能となる。
サトウキビの茎8を刈り取る場合に比べて、下葉9の脱葉は小さな力で足りるので、図3、図4の各位置(3位置)における二股状ブレードのロックは、必ずしも強固である必要性は少ないが、強固にしたい場合は、柄Hの二股状ブレード取付け部のサイズを大きめにしてピンやボルトナットなどの留め具11〜12の間隔を増大したり、木質を金属製にしたり、木製柄Hの場合は、ピンや釘、ボルトなどの留め具の挿通部に金属製のスリーブ(筒体)を挿入固定しておいて、耐磨耗性を高めておくのがよい。
なお、柄Hの全長は通常の草刈り鎌と同程度でも良いが、奥まった位置の下葉を脱葉する場合は、1m程度まで伸ばして長めにするのが良い。
1・2 一対の脱葉刃
3 一体化部
4 首部
5 上向きL字状の固定鈑
H 柄
6・7 ピン、釘又はボルトナットなどの留め具
8 サトウキビの茎
9 下葉
10 支軸
11・12 ピン、釘又はボルトナットなどの留め具
41・42 取付け鈑部
e 刃先
Claims (4)
- サトウキビの立っている茎を挟むような一対の脱葉刃を有する二股状ブレードの基端側が柄の下端側に取付け固定されており、しかも一対の脱葉刃の刃先が下向きになっていることを特徴とする脱葉鎌。
- サトウキビの立っている茎を挟むような一対の脱葉刃を有する二股状ブレードの基端側が柄の下端側に取付け支持可能で、しかも一対の脱葉刃の刃先が使用時に下向きになっている脱葉鎌において、
前記の二股状ブレードの基端側を前記柄に対し支軸を中心に回動可能に支持することによって、二股状ブレードを180反転させて刃先を上向きにし、又は二股状ブレードを90度回動させて柄と同じ向きに揃えることが可能であり、かつそれぞれの位置で、二股状ブレードが回動しないようにロックする固定手段を有していることを特徴とする脱葉鎌。 - サトウキビの立っている茎を挟むような一対の脱葉刃を有する二股状ブレードの基端側が柄の下端側に取付け支持可能で、しかも一対の脱葉刃の刃先が使用時に下向きになっている脱葉鎌において、
前記の脱葉刃の基端側を前記柄に対し着脱することによって、二股状ブレードを180反転させて刃先を上向きにし、又は二股状ブレードを90度回動させて柄と同じ向きに揃えることが可能であり、かつそれぞれの位置で、二股状ブレードが安定するようにロックする固定手段を有していることを特徴とする脱葉鎌。 - 前記の固定手段は、柄の下端側と二股状ブレードの取付け鈑部に留め具の挿入孔を開けて、それぞれの位置で、留め具を挿入することによって、二股状ブレードを安定よく固定する構造であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の脱葉鎌。
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JP2009008592U JP3157466U (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | サトウキビの脱葉鎌 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
- 2009-12-02 JP JP2009008592U patent/JP3157466U/ja not_active Expired - Lifetime
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