JP3156128U - 業務用乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒータスクリーンの清掃を容易にした業務用乾燥装置を提供する。【解決手段】外部空気を加熱してメッシュ円筒状の内胴454の内部に流入し、加熱空気により内胴454に収納した洗濯物457を乾燥させる業務用乾燥装置であって、空気を流通させる空気流通経路が延びる方向に間隔をおいて配置された一対の差圧計461及び462と、長尺状のフィルタを巻成した一方の回転ローラと、空気流通経路中にフィルタが配置され、且つ一方の回転ローラから延びるフィルタを巻き取る他方の回転ローラとを備える。一対の差圧計461及び462により検出した圧力差が所定値を越えたときに回転ローラの巻き取りによりヒータスクリーンを巻き取り可能である。【選択図】図1
Description
本考案は、クリーニング工場等にて洗濯物を乾燥するための業務用乾燥装置に係り、特にクリーニング工場等の建家内部に飛散するリント(綿ぼこり等)を捕捉するヒータスクリーンを具備した業務用乾燥装置に関する。
一般にクリーニング工場等にて洗濯物を乾燥するための業務用乾燥装置は、回転するドラム内に収納した洗濯物に熱風を吹き当てることにより、洗濯物の乾燥を行うものであるが、クリーニング工場の建家内においては多量のリントが空気中に浮遊すると共に、乾燥時に洗濯物から微細なリントが大量に飛散するため、当該リントを回収するためのヒータスクリーン(フィルター)を空気循環経路中に配置し、このヒータスクリーンによりリントを捕捉する様に構成されている。
尚、前記ヒータスクリーン付きの業務用乾燥装置に関する技術が記載された文献としては下記特許文献1が挙げられる。
前述の特許文献1には、ヒータスクリーンにて捕捉したリントに空気を噴射することによってスクリーンの自動清掃を行うための技術が記載されているものの、空気噴霧によりリントがクリーニング工場内に飛散し、工場内の環境に対して好ましくないものであって、この飛散したリントを吸引する機構を別途用意する必要があると言う不具合があった。また、乾燥装置上部に配置されるヒータスクリーンは、高所のために清掃や保守作業が困難であると言う不具合もあった。
本考案の目的は、保守作業が容易なヒートスクリーン機構を備えた業務用乾燥装置を提供することである。
前記目的を達成するために本考案は、外部空気を加熱してメッシュ円筒状の内胴の内部に流入させ、該加熱空気により内胴に収納した洗濯物を乾燥させる業務用乾燥装置であって、前記空気を流通させる空気流通経路が延びる方向に間隔をおいて配置された一対の差圧計と、長尺状のフィルタ(スクリーン)を巻成した一方の回転ローラと、前記空気流通経路の空気が前記フィルタを通過するように配置され、且つ前記一方の回転ローラから延びるフィルタを巻き取る他方の回転ローラとを備えたことを特徴とする。
本考案による業務用乾燥装置は、フィルタの目詰まりを一対の差圧計により検出したとき、前記回転ローラを回転させてフィルタを巻き取ることによって、フィルタの清掃作業を容易に行うことができる。
本考案の一実施形態による巻き取り式ヒータスクリーン機構付きの業務用乾燥装置は、図1に示す如く、洗濯物457を収納して回転するメッシュ円筒状の内胴454と、該内胴454の外周を覆って後述する熱風の流通経路を形成する外胴455と、該外胴455の一方の上部開放部に配置され、外部空気を加熱するためのヒータ453と、前記該外胴455の他方の上部開放部に配置され、内部空気を外部に排出するようにファンモータ450に回転されるファン451と、前記ヒータ453の上部に設けられ、本考案の特徴である巻き取り式のヒータスクリーン466を具備するヒータスクリーン機構部460と、前記内胴454から空気を排出する経路内に配置されるリントスクリーン458と、一対の差圧計461及び462とを備え、前述のファン451の回転によって、装置上部のヒータスクリーン機構部460のヒータスクリーン466を介して外部空気をヒータ453により加熱しながら吸入し、洗濯物を熱風により乾燥した内部空気をヒータスクリーン458を介して外部に排出する様に構成されている。
尚、本実施形態においては、ヒータスクリーン466を通過後の位置の風速圧を一対の差圧計461及び462により検出する例を示したが、ヒータスクリーン466を通過する前の位置(スクリーンの上位置)に差圧計461を配置し、ヒータスクリーン466を通過した後の位置(スクリーンの下位置)に差圧計462を配置するように構成しても良く、更には1つの風速計をヒータスクリーン466を通過した後の位置(スクリーンの下位置)に配置し、風速の変化によりスクリーン目詰まりを検出する様に構成しても良い。
前記ヒータスクリーン機構部460は、図2に示す如く、開口した角筒状の枠部463と、該枠部463の空気流入側に配置され、一方の巻取ローラ467の回転によりヒータスクリーン466を他方の巻取ローラ467から巻き取る様に構成されている。前記ヒータスクリーン466は、例えば、芳香族ポリアミド製で摂氏100度〜240度に耐えうる耐熱フィルタが好ましい。また前記差圧計461及び462は、差圧計461により検出した空気流通時の空気圧と差圧計462により検出した空気流通時の空気圧との差異を検出することによって、ヒータスクリーン466のリントによる目詰まりの程度を空気圧差によって検出するためのものである。
前記ヒータスクリーン機構部460の回転ローラ463の回転は、手動であっても自動であっても良く、自動の場合は、前述の差圧計461及び462により検出した圧力差が既定値を超えた場合に、ヒートスクリーン466を枠部463の長さ分だけモータ回転により巻き取る様に構成するのが好ましい。また、前記リントスクリーン458は、ヒータスクリーン機構部460同様にスクリーンを回転により巻き取る機構を設けても良い、
この様に構成した業務用乾燥装置は、外部空気をヒータスクリーン466を介して外部空気を内部に流入する際に外部空気中に浮遊するリントをヒータスクリーン466が捕捉し、目詰まりが生じた場合、前述の差圧計461及び462が空気圧差により目詰まりを検出し、手動又は自動によりヒータスクリーン466を所定値巻き取ることによっても、容易に目詰まりを解消することができ、作業効率も向上することができる。
この様に構成した業務用乾燥装置は、外部空気をヒータスクリーン466を介して外部空気を内部に流入する際に外部空気中に浮遊するリントをヒータスクリーン466が捕捉し、目詰まりが生じた場合、前述の差圧計461及び462が空気圧差により目詰まりを検出し、手動又は自動によりヒータスクリーン466を所定値巻き取ることによっても、容易に目詰まりを解消することができ、作業効率も向上することができる。
450:ファンモータ、451:ファン、453:ヒータ、454:内胴、455:外胴、457:洗濯物、466:ヒータスクリーン、458:リントスクリーン、460:ヒータスクリーン機構部、461及び462:差圧計、467:巻取回転ローラ、463:枠部。
Claims (1)
- 外部空気を加熱してメッシュ円筒状の内胴の内部に流入させ、該加熱空気により内胴に収納した洗濯物を乾燥させる業務用乾燥装置であって、
前記空気を流通させる空気流通経路が延びる方向に間隔をおいて配置された一対の差圧計と、長尺状のフィルタを巻成した一方の回転ローラと、前記空気流通経路の空気が前記フィルタを通過するように配置され、且つ前記一方の回転ローラから延びるフィルタを巻き取る他方の回転ローラとを備えた業務用乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009007017U JP3156128U (ja) | 2009-10-02 | 2009-10-02 | 業務用乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009007017U JP3156128U (ja) | 2009-10-02 | 2009-10-02 | 業務用乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3156128U true JP3156128U (ja) | 2009-12-17 |
Family
ID=54860116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009007017U Expired - Fee Related JP3156128U (ja) | 2009-10-02 | 2009-10-02 | 業務用乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3156128U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016002497A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 株式会社稲本製作所 | 洗濯工場の床面清掃装置 |
CN106283568A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-01-04 | 吴江市晓昱喷气织造有限公司 | 一种大容量可调干衣装置 |
CN106400431A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-02-15 | 吴江市晓昱喷气织造有限公司 | 一种线屑收集装置 |
CN106436230A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-02-22 | 吴江市晓昱喷气织造有限公司 | 一种冷凝式烘干机 |
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2009
- 2009-10-02 JP JP2009007017U patent/JP3156128U/ja not_active Expired - Fee Related
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