JP3154792B2 - ガラス用合紙及びその製造方法 - Google Patents
ガラス用合紙及びその製造方法Info
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- JP3154792B2 JP3154792B2 JP06638492A JP6638492A JP3154792B2 JP 3154792 B2 JP3154792 B2 JP 3154792B2 JP 06638492 A JP06638492 A JP 06638492A JP 6638492 A JP6638492 A JP 6638492A JP 3154792 B2 JP3154792 B2 JP 3154792B2
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- Japan
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- paper
- glass
- interleaf
- producing
- slip sheet
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- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層用ガラス板等のガ
ラスを輸送・保管する際、隣接するガラス間に配置され
るガラス用合紙及びその製造方法に関するものである。
ラスを輸送・保管する際、隣接するガラス間に配置され
るガラス用合紙及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、積層用ガラス板等を輸送・保管
する際、ガラスの傷付き防止及び結露防止等を図るた
め、隣接するガラス同士の間には、紙を原料とした一枚
製のガラス用合紙が配置される。このような場合、例え
ば古紙を製紙材料を用い、かつその配合量を増加させる
ことにより、原料コスト及び製造コストの低減を図るこ
とが従来より提案されている。
する際、ガラスの傷付き防止及び結露防止等を図るた
め、隣接するガラス同士の間には、紙を原料とした一枚
製のガラス用合紙が配置される。このような場合、例え
ば古紙を製紙材料を用い、かつその配合量を増加させる
ことにより、原料コスト及び製造コストの低減を図るこ
とが従来より提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、古紙の配合
量を多くした場合、古紙中に含まれる樹脂分(インク
等)の増加によって、合紙の吸湿性が損なわれる。その
結果、ガラス表面の水分が結露し易くなり、その水分結
露に起因してガラスに焼け(虹焼け、曇り)等が発生す
る結果となる。また、含有樹脂分が揮発、溶出すること
によって、ガラスの透明性が損なわれたり、ガラス表面
に合紙が付着し易くなる等の不都合が生じる。
量を多くした場合、古紙中に含まれる樹脂分(インク
等)の増加によって、合紙の吸湿性が損なわれる。その
結果、ガラス表面の水分が結露し易くなり、その水分結
露に起因してガラスに焼け(虹焼け、曇り)等が発生す
る結果となる。また、含有樹脂分が揮発、溶出すること
によって、ガラスの透明性が損なわれたり、ガラス表面
に合紙が付着し易くなる等の不都合が生じる。
【0004】コスト低減を達成する別の方法としては、
合紙自体を薄肉化して、製紙原料の総使用量を低減する
ことも考えられる。しかし、合紙に一定の強度を付与す
るためには、製紙原料中の樹脂分をある程度多くしてお
かなければならないという欠点がある。また、単に合紙
を薄肉化するだけでは、所望の吸湿性を確保することは
できない。
合紙自体を薄肉化して、製紙原料の総使用量を低減する
ことも考えられる。しかし、合紙に一定の強度を付与す
るためには、製紙原料中の樹脂分をある程度多くしてお
かなければならないという欠点がある。また、単に合紙
を薄肉化するだけでは、所望の吸湿性を確保することは
できない。
【0005】更に、従来の一枚製の合紙では、皺になっ
たり破れたりした後は再使用不能になるという欠点があ
る。このことは、従来の合紙を使用した場合にコスト増
をもたらす一つの原因となっている。
たり破れたりした後は再使用不能になるという欠点があ
る。このことは、従来の合紙を使用した場合にコスト増
をもたらす一つの原因となっている。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みて成されたもの
であり、その目的は、好適な吸湿性を損なうことなく、
コストの低減を確実に達成し得るガラス用合紙及びその
製造方法を提供することにある。
であり、その目的は、好適な吸湿性を損なうことなく、
コストの低減を確実に達成し得るガラス用合紙及びその
製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、隣接するガラス間に配置されるガラ
ス用合紙において、細断された紙の小片から構成してい
る。
めに、本発明では、隣接するガラス間に配置されるガラ
ス用合紙において、細断された紙の小片から構成してい
る。
【0008】また、製造方法に関する本発明では、隣接
するガラス間に配置されるガラス用合紙を製造する方法
において、紙を原料として用い、その紙を小片に細断し
ている。
するガラス間に配置されるガラス用合紙を製造する方法
において、紙を原料として用い、その紙を小片に細断し
ている。
【0009】
【作用】本発明のように合紙を小片状にすると、嵩密度
が大きくなると共に、単位重量あたりの表面積が大きく
なる。合紙の吸湿性も向上する。従って、合紙の総使用
量を従来の数分の1程度に低減したとしても、確実にガ
ラス表面の結露を防止でき、かつコストの低減を図るこ
とも可能である。
が大きくなると共に、単位重量あたりの表面積が大きく
なる。合紙の吸湿性も向上する。従って、合紙の総使用
量を従来の数分の1程度に低減したとしても、確実にガ
ラス表面の結露を防止でき、かつコストの低減を図るこ
とも可能である。
【0010】また、本発明の合紙は細断された状態で使
用されるため、従来とは異なり合紙の強度維持のため
に、製紙原料中の樹脂分を多くしておく必要はない。よ
って、含有樹脂分の揮発、溶出に起因するガラスの透明
性の悪化や、ガラス表面への合紙の付着といった不都合
が確実に解消される。
用されるため、従来とは異なり合紙の強度維持のため
に、製紙原料中の樹脂分を多くしておく必要はない。よ
って、含有樹脂分の揮発、溶出に起因するガラスの透明
性の悪化や、ガラス表面への合紙の付着といった不都合
が確実に解消される。
【0011】更に、このような合紙によれば、ガラス面
の表面形状に制約を受けることはなく、曲面または凹凸
面形状のガラスに対しても使用することができる。合紙
の材料となる紙としては、含有樹脂分が少なくかつ新品
の紙、雑誌や新聞等の古紙の何れも用いることができ
る。尚、使用済の一枚製の合紙を細断して、本発明の合
紙として再利用することも勿論可能である。この方法に
よれば、より一層コストの低減を図ることが可能にな
る。
の表面形状に制約を受けることはなく、曲面または凹凸
面形状のガラスに対しても使用することができる。合紙
の材料となる紙としては、含有樹脂分が少なくかつ新品
の紙、雑誌や新聞等の古紙の何れも用いることができ
る。尚、使用済の一枚製の合紙を細断して、本発明の合
紙として再利用することも勿論可能である。この方法に
よれば、より一層コストの低減を図ることが可能にな
る。
【0012】また、合紙を細断する場合には、シュレッ
ダ、ロータリーカッター、打ち抜き機等の従来公知の細
断手段を用いることが好適である。このような細断手段
が使用できる利点としては、製造コストを抑えることが
できる点である。その際、細断される小片は、円形状、
多角形状、紐状、繊維状等の任意の形状であって良い。
この場合、小片の大きさは数十mm以下であることが、単
位体積あたりの吸湿率を高くするうえで好適である。
尚、小片の大きさや形状は特に揃っていなくても良い。
ダ、ロータリーカッター、打ち抜き機等の従来公知の細
断手段を用いることが好適である。このような細断手段
が使用できる利点としては、製造コストを抑えることが
できる点である。その際、細断される小片は、円形状、
多角形状、紐状、繊維状等の任意の形状であって良い。
この場合、小片の大きさは数十mm以下であることが、単
位体積あたりの吸湿率を高くするうえで好適である。
尚、小片の大きさや形状は特に揃っていなくても良い。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例のガラス用
合紙、及びその合紙を用いた促進試験について詳細に説
明する。
合紙、及びその合紙を用いた促進試験について詳細に説
明する。
【0014】先ず本実施例では古紙を製紙材料として用
い、常法に従って従来公知の一枚製のガラス用合紙を製
造した。そして、その合紙をシュレッダによって約1mm
〜10mm程度の小片に細断して、実施例の合紙を得た。
前記小片の形状は、主として長方形である。
い、常法に従って従来公知の一枚製のガラス用合紙を製
造した。そして、その合紙をシュレッダによって約1mm
〜10mm程度の小片に細断して、実施例の合紙を得た。
前記小片の形状は、主として長方形である。
【0015】次いで、予め用意しておいた積層用のガラ
ス板上にこの合紙を均一にかつ万遍なく散布した後、更
にその上に同種のガラス板を載置した。これらのガラス
板を60℃,RH95%に設定された促進試験機内に配
置して、42日間の間、促進試験を行った。そして、7
日毎に肉眼観察を行い、ガラス板の焼け度合い(虹焼
け、曇りの度合い)を調査した。また、7日毎に一部の
ガラス板を試験機から取り出し、合紙を除去して水洗し
た後に、ヘーズメータを用いてガラス板の透明度の測定
を行った。尚、前記ヘーズメータは、ガラス板の透明度
が高い程、測定値が小さくなるという性質を有する。こ
れらの結果を表1に示す。
ス板上にこの合紙を均一にかつ万遍なく散布した後、更
にその上に同種のガラス板を載置した。これらのガラス
板を60℃,RH95%に設定された促進試験機内に配
置して、42日間の間、促進試験を行った。そして、7
日毎に肉眼観察を行い、ガラス板の焼け度合い(虹焼
け、曇りの度合い)を調査した。また、7日毎に一部の
ガラス板を試験機から取り出し、合紙を除去して水洗し
た後に、ヘーズメータを用いてガラス板の透明度の測定
を行った。尚、前記ヘーズメータは、ガラス板の透明度
が高い程、測定値が小さくなるという性質を有する。こ
れらの結果を表1に示す。
【0016】また、実施例に対する比較例として、従来
タイプの一枚製の合紙、即ち前記実施例にて細断される
前の合紙を用いた。そして、この比較例の合紙をガラス
板間に挟持した状態で促進試験機内に配置し、実施例と
同様の促進試験を行った。その結果を表1に共に示す。
タイプの一枚製の合紙、即ち前記実施例にて細断される
前の合紙を用いた。そして、この比較例の合紙をガラス
板間に挟持した状態で促進試験機内に配置し、実施例と
同様の促進試験を行った。その結果を表1に共に示す。
【0017】尚、上記比較試験において、実施例におけ
る1組のガラス板間に散布される合紙の総重量は、比較
例の合紙の重量の1/3程度になるようにした。
る1組のガラス板間に散布される合紙の総重量は、比較
例の合紙の重量の1/3程度になるようにした。
【0018】
【表1】
【0019】表1から明らかなように、実施例の合紙を
用いた場合、42日経過後であっても、ガラス板に結露
が生じることもなく、焼けも全く認められなかった。ま
た、そのときのヘーズメータの測定値は1.5と極めて
小さく、ガラス板の透明度も長期にわたって維持される
ことが判った。
用いた場合、42日経過後であっても、ガラス板に結露
が生じることもなく、焼けも全く認められなかった。ま
た、そのときのヘーズメータの測定値は1.5と極めて
小さく、ガラス板の透明度も長期にわたって維持される
ことが判った。
【0020】比較例においても7日目までは透明度が高
く、焼けも認められなかった。しかし、7日目以降に
は、ガラス板に結露が生じると共に、透明度の悪化及び
焼けの発生が認められ、28日目以降ではそれらが一層
顕著であった。また、この場合、ガラス板に合紙が付着
し易くなり、合紙を完全に除去することが難しくなる等
の不都合を生じた。
く、焼けも認められなかった。しかし、7日目以降に
は、ガラス板に結露が生じると共に、透明度の悪化及び
焼けの発生が認められ、28日目以降ではそれらが一層
顕著であった。また、この場合、ガラス板に合紙が付着
し易くなり、合紙を完全に除去することが難しくなる等
の不都合を生じた。
【0021】上記の結果を勘案すると、実施例の合紙は
比較例の合紙に比して優れるものであるという結論に達
する。また、実施例の合紙の散布量を、上記散布量の1
/5〜1/10程度に減らして同様の試験を行った結
果、前記実施例と同様に好適な結果を得ることができ
た。従って、従来より合紙の総使用量を抑えることがで
き、コストの低減を確実に達成することができる。加え
て、本発明の合紙によれば、従来の合紙とは異なり破れ
や皺の発生によって再使用不可になることはない。よっ
て、合紙を回収して何度も繰り返して使用することがで
き、コストの低減を図るうえで好都合である。
比較例の合紙に比して優れるものであるという結論に達
する。また、実施例の合紙の散布量を、上記散布量の1
/5〜1/10程度に減らして同様の試験を行った結
果、前記実施例と同様に好適な結果を得ることができ
た。従って、従来より合紙の総使用量を抑えることがで
き、コストの低減を確実に達成することができる。加え
て、本発明の合紙によれば、従来の合紙とは異なり破れ
や皺の発生によって再使用不可になることはない。よっ
て、合紙を回収して何度も繰り返して使用することがで
き、コストの低減を図るうえで好都合である。
【0022】尚、本発明は上記の実施例のみに限定され
ることはなく、例えば、合紙の材料として古紙を用る代
わりに、合紙として使用されていない新品の紙を用いて
も勿論良い。この方法であっても、上述のような優れた
作用・効果が得られることは言うまでもない。
ることはなく、例えば、合紙の材料として古紙を用る代
わりに、合紙として使用されていない新品の紙を用いて
も勿論良い。この方法であっても、上述のような優れた
作用・効果が得られることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のガラス用
合紙及びその製造方法によれば、好適な吸湿性を損なう
ことなく、コストの低減を確実に達成することができる
という優れた効果を奏する。
合紙及びその製造方法によれば、好適な吸湿性を損なう
ことなく、コストの低減を確実に達成することができる
という優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−166245(JP,A) 特開 昭60−181399(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 40/033
Claims (2)
- 【請求項1】隣接するガラス間に配置されるガラス用合
紙において、細断された紙の小片からなるガラス用合
紙。 - 【請求項2】隣接するガラス間に配置されるガラス用合
紙を製造する方法において、 紙を原料として用い、その紙を小片に細断することを特
徴とするガラス用合紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06638492A JP3154792B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ガラス用合紙及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06638492A JP3154792B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ガラス用合紙及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05270852A JPH05270852A (ja) | 1993-10-19 |
| JP3154792B2 true JP3154792B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=13314279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06638492A Expired - Fee Related JP3154792B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ガラス用合紙及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3154792B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP06638492A patent/JP3154792B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05270852A (ja) | 1993-10-19 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |