JP3154779U - 卓上表示具 - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠性、視認性を高めるとともに、目的に応じた種々の表示に利用することのできる卓上表示具を提供する。【解決手段】盤状のベース部2の中央部に円錐形状のコーン部3が直立して形成される支持体4と、この支持体4に支持される表示カード保持体6とより構成される。表示カード保持体6は、表示カード9を挟んで保持するばねクリップ部7と、このばねクリップ部7の一端部に取り付けられる支持ロッド部8とを有し、支持ロッド部8が支持体4の頂部に形成された孔5に挿入されて支持される。【選択図】図1
Description
本考案は、卓上に載置して利用者の注意を引くための各種の表示を行う卓上表示具に関するものである。
従来、会議席、受付席等の卓上に載置される席札類や、商品等の宣伝・広告に用いられる表示板等の卓上表示具として、中空もしくは中実三角柱を横倒しにした形状のものや、シートを折曲して中空三角柱状に組み立てたものが多く用いられている。このほかに、人形などの装飾体に表示札を付けるようにした表示具(特許文献1)や、下縁が弧状に形成された脚体の中央部に設けた差込口に表示板の下部の差込片を差し込むことにより、揺動可能に構成した厚紙製の表示具(特許文献2)、更には円盤状の基台の中心部に設けられた支持部材の先端にカードホルダ部材を設け、このカードホルダ部材にカード、メモ帳、名刺等を挟むようにした表示具(特許文献3)などが提案されている。
しかしながら、上記従来の三角柱状の表示具や特許文献1,2に記載の表示具では、表示板(表示カード)に表示する情報が特定情報に限られており、表示板を付け替えて種々の用途に汎用的に用いることができないという問題点がある。一方、特許文献3に記載の表示具では、カードホルダ部材に挟むカード等を交換することができるという特徴を有しているものの、意匠性、視認性を高めた表示具という点ではやや難点がある。
本考案は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、一般道路などで使用されるコーンをミニチュア化して使用することにより、意匠性、視認性を高めるとともに、そのミニチュア型のコーンに表示機能を持たせて、目的に応じた種々の表示に利用することのできる卓上表示具を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案による卓上表示具は、
盤状の基台の中央部に円錐形状のコーン部が直立して形成される支持体と、この支持体に支持される表示カード保持体とより構成され、前記表示カード保持体は、表示カードを挟んで保持するばねクリップ部と、このばねクリップ部の一端部に取り付けられる支持ロッド部とを有し、この支持ロッド部が前記支持体の頂部に形成された孔部に挿入されて支持されることを特徴とするものである(第1考案)。
盤状の基台の中央部に円錐形状のコーン部が直立して形成される支持体と、この支持体に支持される表示カード保持体とより構成され、前記表示カード保持体は、表示カードを挟んで保持するばねクリップ部と、このばねクリップ部の一端部に取り付けられる支持ロッド部とを有し、この支持ロッド部が前記支持体の頂部に形成された孔部に挿入されて支持されることを特徴とするものである(第1考案)。
本考案においては、前記支持体のコーン部に沿わせて外嵌されるシート材よりなる表示体を備え、前記表示体は前記コーン部に被嵌される保持部と、この保持部に対し前記コーン部の外方へ突設される表示部とで構成されているのが好ましい(第2考案)。
また、前記支持体が発光ダイオードを内蔵する照明台上に載置され、前記照明台に、前記発光ダイオードを点灯または点滅させる電源回路が内蔵されるのが好ましい(第3考案)。
第1考案によれば、卓上に載置した際に安定性のある形状とされるミニチュアサイズのトラフィックコーン型の支持体が用いられ、この支持体に支持される表示カード保持体に表示カードが保持されるように構成されているので、意匠効果および視認効果を高めることができ、表示カードの記載事項を利用者に印象付けることができる。しかも、表示カードは、ばねクリップ部に挟んで保持されているので、必要に応じて容易に交換することができ、目的に応じた種々の用途の表示に汎用的に利用することができる。
また、第2考案の構成を採用すれば、支持体に対し、外側へ広がりを持つ表示体を、支持体のコーン部に外被させて保持させることができるので、視認効果をより高めることができるとともに、支持体に外被する表示体の表示部によって表示情報量を拡大することができて表示機能を高めることができる。
さらに、第3考案の構成を採用すれば、支持体を内面から発光ダイオードによって輝かせることができ、暗い場所でのムード演出などの視認効果を高めることができる。
次に、本考案による卓上表示具の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本考案の第1の実施形態に係る卓上表示具の全体斜視図が示されている。
本実施形態の卓上表示具1は、外形が段付きの円盤状に形成されたベース部(基台)2と、このベース部2の中央にそのベース部2と一体に形成される円錐形のコーン部3とよりなる合成樹脂製の支持体4と、この支持体4のコーン部3の頂部に形成された孔5に挿入されて支持される表示カード保持体6とで構成されている。
前記支持体4は、軽量化のために、内部が中空にされるとともに、合成樹脂(本実施形態では、半透明ポリプロピレン)にて全体が薄肉に成形され、その外形寸法が、例えば地上に設置して使用されるトラフィックコーンの1/7から1/5の寸法(17〜18cm)に形成され、視認者が注目する色彩(ピンク、ブルー、レッド、イエロー、グリーン等)に着色されている。
一方、前記表示カード保持体6は、表示カード9を挟んで保持するばねクリップ部7と、このばねクリップ部7の基端部に取り付けられる支持ロッド部8とにより構成され、支持ロッド部8を支持体4頂部の孔5に挿入することで、支持体4に支持される。ここで、ばねクリップ部7は、それ自体周知の構造を有するもので、クリップ部を構成する一対の半割体がC型板ばね7aにて連結されてなる構成とされ、このばねクリップ部7の一方の半割体の基端部に支持ロッド部8が一体成形されて表示カード保持体6が形成されている。こうして、ばねクリップ部7先端の一対の挟持部7bの内側面にて表示カード9が挟み付けられる。
前記表示カード9には表示部9aが設けられ、この表示部9aに、利用者(購買者など)に伝達すべき事項が記載、印刷もしくは貼付される。なお、表示カード9の形状としては、図示されたような長方形状のものに限らず、表示しようとする目的に応じて利用者(観者)の注目度を高める形状にすることができる。また、表示部9aの大きさについても種々のものを採用することができる。
本実施形態の卓上表示具1によれば、卓上に載置した際に安定性のある形状とされるミニチュアサイズのトラフィックコーン型の支持体4が用いられており、またその支持体4が視認者の注目する色彩に着色されているので、利用者の注意を引き、意匠効果および視認効果を高めることができ、表示カード9の記載事項等を利用者に印象付けることができる。また、表示カード9は、ばねクリップ部7に挟んで保持されているので、必要に応じて容易に交換することができ、目的に応じた種々の用途の表示に汎用的に利用することができるという優れた効果がある。
図2には、本考案の第2の実施形態に係る卓上表示具の全体斜視図が示されている。
本実施形態の卓上表示具10においては、第1の実施形態の卓上表示具1における支持体4のコーン部3に沿わせてシート材よりなる表示体11を外嵌させるようにしたものである。表示体11は、展開したときにほぼ扇形に形成される主体部(保持部)12と、この主体部12の巻き付け幅方向の両端部に折目線13,13を介して連設される接合縁部14,15とを有する形状に形成されている。そして、一方の接合縁部14が他方の接合縁部15よりも拡大・延設されて拡大表示部16とされ、この拡大表示部16に利用者に伝達すべき事項が記載、印刷もしくは貼付される。ここで、接合縁部14,15同士は、糊付け接合されるか、あるいは所定のピッチで形成された複数の締結用孔に締結用のファスナーを嵌め込んで相互に閉じ合わせ固定される。
本実施形態の卓上表示具10によれば、支持体4に対し、外側へ広がりを持つ拡大表示部16を、支持体4のコーン部3に外被させて保持されているので、視認効果をより高めることができるとともに、表示カード9Aの表示部に加えて拡大表示部16の表示面に各種の表示を行うことができ、表示機能を高めることができる。
図3には、本考案の第3の実施形態に係る卓上表示具に用いられる照明台の斜視図(a)および卓上表示具の全体斜視図(b)が示されている。
本実施形態の卓上表示具20においては、第1の実施形態の卓上表示具1における支持体4のベース部2を、円盤状の照明台21上に載置するようにしたものである。照明台21には、上面中央部に開口部22が形成され、この開口部22の下方に発光ダイオード23が内蔵されるとともに、発光ダイオード23を点灯または点滅させる電源回路および電源(電池)が内蔵されている。こうして、図3(b)に示されるように、照明台21上に支持体4のベース部2を載置し、発光ダイオード23を点灯または点滅させることで、支持体4を内面から発光ダイオード23の発する光によって輝かせることができ、暗い場所でのムード演出などの視認効果を高めることができる。
本発明の卓上表示具は、卓上に載置して使用することで、インテリア効果もあり、また種々の表示カードによって利用者への情報伝達を行うことができるので、事務机、会議テーブル、各種宴会用テーブル、商品陳列台等、いろいろな用途に利用して好適な表示具として幅広く利用することができる。
1,10,20 卓上表示具
2 ベース部(基台)
3 コーン部
4 支持体
5 孔
6 表示カード保持体
7 ばねクリップ部
8 支持ロッド部
9,9A 表示カード
11 表示体
12 主体部(保持部)
14,15 接合縁部
16 拡大表示部
2 ベース部(基台)
3 コーン部
4 支持体
5 孔
6 表示カード保持体
7 ばねクリップ部
8 支持ロッド部
9,9A 表示カード
11 表示体
12 主体部(保持部)
14,15 接合縁部
16 拡大表示部
Claims (3)
- 盤状の基台の中央部に円錐形状のコーン部が直立して形成される支持体と、この支持体に支持される表示カード保持体とより構成され、前記表示カード保持体は、表示カードを挟んで保持するばねクリップ部と、このばねクリップ部の一端部に取り付けられる支持ロッド部とを有し、この支持ロッド部が前記支持体の頂部に形成された孔部に挿入されて支持されることを特徴とする卓上表示具。
- 前記支持体のコーン部に沿わせて外嵌されるシート材よりなる表示体を備え、前記表示体は前記コーン部に被嵌される保持部と、この保持部に対し前記コーン部の外方へ突設される表示部とで構成されている請求項1に記載の卓上表示具。
- 前記支持体が発光ダイオードを内蔵する照明台上に載置され、前記照明台に、前記発光ダイオードを点灯または点滅させる電源回路が内蔵される請求項1または2に記載の卓上表示具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009005759U JP3154779U (ja) | 2009-08-13 | 2009-08-13 | 卓上表示具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009005759U JP3154779U (ja) | 2009-08-13 | 2009-08-13 | 卓上表示具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3154779U true JP3154779U (ja) | 2009-10-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009005759U Expired - Fee Related JP3154779U (ja) | 2009-08-13 | 2009-08-13 | 卓上表示具 |
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JP (1) | JP3154779U (ja) |
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2009
- 2009-08-13 JP JP2009005759U patent/JP3154779U/ja not_active Expired - Fee Related
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