JP3154205U - 立体パズル - Google Patents

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喜代志 井上
喜代志 井上
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株式会社スタジオ三十三
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【課題】実際に近いやり方で出土品の接合復元作業を繰り返し疑似体験することができる立体パズルを提供する。【解決手段】隣り合うパズル片22の隣接する各端部に、磁石23を互いに引き合う向きに配置する。これにより、各パズル片22を互いの端部で連結させて立体パズルを組み立てることができる。このとき、パズル片22を保持するための芯材が必要ない。芯材がなければ、使用者はパズルの開始当初に立体パズルの完成形が分からず、パズル片を連結させるにつれて次第に完成形が分かるため、実際に近いやり方で出土品の接合復元作業を疑似体験することができる。【選択図】図5

Description

本考案は、土器等の出土品の接合復元作業を疑似体験することができる立体パズルに関する。
従来より、破損した状態で出土される土器等の出土品を接合復元する作業を専門家ではない一般の人が疑似体験して楽しむための立体パズルが提案されている。特許文献1には、出土品を模した陶製の焼き物を袋に入れてハンマーで叩き割り、その破片を接着剤でつなぎ合わせて組み立てる立体パズルが記載されている。
特許文献2には一般的な立体パズルとして、磁石から成る芯材に鉄製のパズル片を取り付けるものが記載されている。
特開2001-321559号公報 特開平7-155460号公報
特許文献1に記載の立体パズルでは、陶製の焼き物の破片を接着剤で接合するため、接合復元作業を一度しか楽しむことができない。
特許文献2に記載の立体パズルでは、芯材の形状からパズルの完成形を容易に推測することができてしまい、面白味に欠ける。特に土器等の出土品の接合復元作業を疑似体験することを想定すると、実際の接合復元作業では出土された破片を少しずつ接合させることにより土器等の形状が次第に分かってくるのに対し、芯材にパズル片を取り付ける作業では芯材の形状によって初めから土器等の形状が分かってしまい、接合復元作業の面白さと完成したときの達成感を味わうことができない。
本考案は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、実際に近いやり方で出土品の接合復元作業を繰り返し疑似体験することができる立体パズルを提供することにある。
上記課題を解決するために成された本考案に係る立体パズルは、
中空の立体造形物の分割片である複数のパズル片から成り、
隣り合うパズル片の隣接する各端部における、該各端部の境界面を挟んで対応する位置に、磁石が互いに引き合う向きに配置されていることを特徴とする。
本考案に係る立体パズルによれば、磁石を用いてパズル片同士を連結させるため、パズル片の着脱を繰り返し行うことができ、出土品の接合復元作業を何度も楽しむことができる。
また、隣り合うパズル片の隣接する各端部に磁石を配置するため、各パズル片を互いの端部で連結させて立体パズルを組み立てることができる。このとき、パズル片を保持するための芯材が必要ない。芯材がなければ、使用者はパズルの開始当初に立体パズルの完成形が分からず、パズル片を連結させるにつれて次第に完成形が分かるため、実際に近いやり方で出土品の接合復元作業を疑似体験することができる。
また、中空の立体造形物として直方体や球体のような単純な形状のものではないものを選び、更に、その分割方法をます目状等の単純なものとしなければ、全パズル片の組み立て方法はほぼ一通りに定まってしまい、各パズル片は形状的に所定の隣接パズル片のみとしか適合しなくなる。本考案ではそれに加えて、隣接パズル片の境界面を挟んで両側の対応する位置に互いに引き合う磁石を配置しているため、正しい隣接パズル片同士を突き合わせたときのみ磁力により両者は引き合い、それらが正しい隣接パズル片同士であることを利用者に感じさせ、「正解」を通知することができ、そうでないパズル片同士を突き合わせたときにはそのような力を感じさせないため、逆に「不正解」を通知することができる。
本考案の一実施例に係る立体パズルの原型である土器及び雌型の断面図。 内面にエポキシ層が形成された雌型の断面図。 一体化したエポキシ層から雌型を取り外した状態を示す断面図。 本実施例に係る立体パズルの側面図。 パズル片の平面図(a)及び斜視図(b)。
以下、図面に基づき、本考案に係る立体パズルの一実施例を説明する。
本実施例に係る立体パズルは、実際に発掘された出土土器10を原型として次のようにして作製されたものである。まず、出土土器10の表面を錫箔で覆い、その上にシリコーン樹脂を塗布し硬化させてシリコーン樹脂層12を形成する(図1)。このとき、出土土器10の細部の形状がシリコーン樹脂層12に転写される。次に、シリコーン樹脂層12を保持・強化するため、その上を石膏、FRPなどで覆い、固化して外型13を形成する。シリコーン樹脂層12と外型13をまとめて2つに分割し、錫箔で覆われた出土土器10から取り外す。取り外された外型13とシリコーン樹脂層12は雌型11を構成する。
次に、図2に示すように各雌型11の内面にエポキシ樹脂を盛り付けて、パズル部分となるエポキシ層21を形成する。エポキシ層21の厚さは出土土器10と同程度とすることが望ましい。エポキシ層21を硬化させた後、2つのエポキシ層21の接合面となる各端面に更にエポキシ樹脂を盛り付け、それらのエポキシ樹脂を互いに押し付けながら雌型11を合わせ、クランプで締め付ける。この状態で端面に盛り付けたエポキシ樹脂を硬化させ、2つのエポキシ層21を一体化する。
次に、一体化したエポキシ層21から雌型11を取り外す(図3)。このとき、エポキシ層21の表面には出土土器10の細部の形状が忠実に転写されている。
次に、エポキシ層21を糸鋸で切断し、複数のパズル片22に分割する(図4)。このように立体パズルの完成形を分割してパズル片22を作製することにより、隣り合うパズル片22の各隣接部の形状は、実際の出土品の破片のように、互いの隣接部に対応する形状になる。各パズル片22の切断線は、出土土器10の割れ目が忠実に再現されるように設定してもよいが、独自に設定してもよい。例えば児童向けの立体パズルでは、パズルの難易度やパズル片22の扱いやすさ、パズル片22の紛失防止等を考慮して、各パズル片22が実際よりも大きく(長さや幅が数cm程度に)なるように切断線を設定することが望ましい。エポキシ層21の最下部については分割せず、その部分を立体パズル20の土台として利用してもよい。
次に、パズル片22の切断面にドリルで穿孔し、そこに磁石23を挿入する(図5)。このとき、隣り合うパズル片22の隣接する各端部における、該各端部の境界面を挟んで対応する位置に、一対の磁石23を互いに引き合う向きに配置する。磁石23の個数は各端部の形状や大きさ、使用する磁石23の磁力等に応じて決めればよい。弥生式土器や須恵器のように器厚が比較的薄い土器を模した立体パズルの場合、磁石23が薄いパズル片22の中に収まるように、磁石23には小型であっても強い磁力が得られるもの(例えばネオジム磁石)を用いることが望ましい。
磁石23はパズル片22の端部の内部に埋め込み、外部から見えなくすることが望ましい。これにより、パズル片22が実物の土器の破片のように自然に見え、使用者(特に児童)にとってはパズル片22が何故結合するのかが分かりにくく、接合復元作業の面白味が増す。磁石23をパズル片22の内部に埋め込むためには、例えば磁石23が挿入された穴をエポキシ樹脂で埋めたり、穴に蓋を被せて磁石23を覆い隠したりする。更に、各パズル片22の端面にエポキシ樹脂を付着させて出土土器10の破断面を表現してもよい。
最後に、パズル片22の表面をウレタン塗料などで彩色する。彩色の前には各パズル片22の表面をシンナーで洗浄し、付着している油分等を除去する。更に下地処理として、塗料の密着性を向上させるためのバインダを表面に塗布する。彩色し塗料を乾燥させた後には、つや消しスプレーで表面の調子を整える。
このようにして作製した立体パズル20は、磁石23を用いて各パズル片22を連結させるため、パズル片22の着脱を繰り返し行うことができ、出土品の接合復元作業を何度も楽しむことができる。また、パズル片22を保持するための芯材が必要ないため、使用者はパズルの開始当初に出土土器10の完成形が分からず、パズル片22を連結させるにつれて次第に完成形が分かる。そのため、実際に近いやり方で出土土器10の接合復元作業を疑似体験することができる。
本実施例では出土土器10を原型としたが、土偶等の他の出土品や陶芸品等の美術品などを原型としてもよい。
10…土器
11…雌型
12…シリコーン樹脂層
13…外型
20…立体パズル
21…エポキシ層
22…パズル片
23…磁石

Claims (3)

  1. 中空の立体造形物の分割片である複数のパズル片から成り、
    隣り合うパズル片の隣接する各端部における、該各端部の境界面を挟んで対応する位置に、磁石が互いに引き合う向きに配置されていることを特徴とする立体パズル。
  2. 前記磁石が前記端部の内部に埋め込まれたものであることを特徴とする請求項1に記載の立体パズル。
  3. 前記立体造形物が出土土器であり、各パズル片が該出土土器の各破片を模したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の立体パズル。
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