JP3154195B2 - リモートコントロール装置 - Google Patents

リモートコントロール装置

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JP3154195B2
JP3154195B2 JP17098292A JP17098292A JP3154195B2 JP 3154195 B2 JP3154195 B2 JP 3154195B2 JP 17098292 A JP17098292 A JP 17098292A JP 17098292 A JP17098292 A JP 17098292A JP 3154195 B2 JP3154195 B2 JP 3154195B2
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喜三雄 角頼
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  • Details Of Television Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラ装
置やステレオ装置等に用いて好適なリモートコントロー
ル装置に関し、特に、送信手段から送信される送信信号
に複数に分割した識別コード(IDコード)を付加する
ことにより、同一機種の機器間における誤動作を防止す
るようなリモートコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、持ち運びが簡単であり、
手軽に被写体の撮像を行うことができることから、固体
撮像素子(CCDイメージセンサ)で撮像を行う携帯用
のビデオカメラ装置が普及してきている。
【0003】上記ビデオカメラ装置は、撮像レンズを介
して照射される撮像光を上記CCDイメージセンサが受
光する。上記CCDイメージセンサは、上記受光した撮
像光を電気信号に変換する、いわゆる光電変換を行うこ
とにより撮像信号を形成し、これを撮像信号処理回路に
供給する。上記撮像信号処理回路は、上記撮像信号に同
期信号を付加する等の所定の信号処理を施し、これを電
子ビューファインダ及び記録ヘッドに供給する。
【0004】上記記録ヘッドは、いわゆる回転ヘッドと
なっており、上記撮像信号をビデオテープに斜め記録す
る。また、上記電子ビューファインダには小型のCRT
(陰極線管)が設けられており、このCRTが上記撮像
信号に応じて駆動される。これにより、上記CRTに上
記撮像信号に応じた画像が表示されるため、ユーザは、
上記CRTにより現在撮像中の被写体を認識することが
でき、所望の被写体の撮像を行うことができる。
【0005】ここで、このようなビデオカメラ装置に
は、遠隔操作が可能なようにリモートコントロール装置
が設けられている。このリモートコントロール装置は、
上記ビデオカメラ装置とは別に設けられたリモコン本体
と、上記ビデオカメラ装置側に設けられた上記リモコン
本体からの送信信号を受信する受信部とからなってい
る。
【0006】上記リモコン本体には、上記ビデオカメラ
装置の記録,再生,早早送り,巻き戻し等を指定するた
めの各キー等が設けられており、この各キーがオン操作
される毎に、機器の種類を識別するためのカテゴリーコ
ード、及び、該機器における動作を指示するためのコマ
ンドコードからなる1フレームの送信信号を送信する。
【0007】上記受信部は、上記機器の種類を識別する
ためのカテゴリーコード及び該機器における動作を指示
するための複数のコマンドコードが予め記憶されてお
り、上記送信信号を受信すると、その送信されてきたカ
テゴリーコードを上記予め記憶されているカテゴリーコ
ードと比較し、これらが一致すると、送信されてきたコ
マンドコードにより指示される動作を該ビデオカメラ装
置側に設けられているシステムコントローラに伝達す
る。
【0008】これにより、上記システムコントローラが
上記コマンドコードにより指示される動作を行うように
記録系,再生系等を制御するため、ビデオカメラ装置を
遠隔操作することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリモー
トコントロール装置は、同じ機種の機器に設けられるも
のであれば、同じフォーマットに従って作動するため、
同じ場所に同じフォーマットに従って作動するリモート
コントロール装置が設けられた機器が存在すると、例え
ば一方の機器を作動させるつもりが、他方の機器まで同
時に作動させてしまう等の不都合を生じていた。
【0010】本発明は、上述のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、送信側と受信側を1対1に対応付け
て、自分のリモートコントロール装置で他人の機器を操
作してしまうような不都合を防止することができるよう
なリモートコントロール装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリモートコ
ントロール装置は、機器における動作を指示するための
コマンドコードと、該機器の種類を識別するためのカテ
ゴリーコードと、複数に分割したうちの1つの識別コー
ドで1フレームの送信信号を形成し、上記複数に分割し
た識別コードが1つずつ割り当てられた複数フレームの
送信信号を1回の操作で連続して送信する送信手段と、
上記複数に分割される前の識別コードが予め記憶されて
おり、上記送信手段から連続して送信される上記複数フ
レームの送信信号を受信して、上記分割された識別コー
ドから上記分割される前の識別コードを再生し、この再
生した識別コードと上記予め記憶されている識別コード
とを比較して合致した場合のみ、上記コマンドコードで
指示される動作を容認する受信手段とを有することを特
徴とする構成として上述の課題を解決する。
【0012】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、上記送信手段が、上記識別コードを3つに分割
することを特徴とする構成として上述の課題を解決す
る。
【0013】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、上記送信手段が、上記識別コードを3つに分割
するとともに、この3つに分割した識別コードを3つの
フレームに割り当て、1回の操作で上記3つのフレーム
の送信信号を連続して送信することを特徴とする構成と
して上述の課題を解決する。
【0014】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、上記識別コードを3つに分割するとともに、こ
の3つに分割した識別コードを3つのフレームに割り当
て、1回の操作で上記3つのフレームの送信信号を連続
して送信する送信手段と、上記送信手段から順次送信さ
れてくる3つのフレームの送信信号をそれぞれ受信し、
この3つのフレームの送信信号の3つのコマンドコード
が同一であり、且つ、上記3つの識別コードから分割さ
れる前の識別コードを再生し、この再生した識別コード
と上記予め記憶されている識別コードとを比較して合致
した場合のみ、上記カテゴリーコードで指示される動作
を容認する受信手段とを有することを特徴とする構成と
して上述の課題を解決する。
【0015】
【作用】本発明に係るリモートコントロール装置は、送
信手段が、機器における動作を指示するためのコマンド
コードと、該機器の種類を識別するためのカテゴリーコ
ードと、複数に分割したうちの1つの識別コードで1フ
レームの送信信号を形成し、上記複数に分割した識別コ
ードが1つずつ割り当てられた複数フレームの送信信号
を1回の操作で連続して送信する。この送信手段から送
信される上記複数のフレームの送信信号は、上記複数に
分割される前の識別コードが予め記憶されている受信手
段により受信される。上記受信手段は、上記送信手段か
ら連続して送信される複数フレームの送信信号を受信し
て、上記分割された識別コードから上記分割される前の
識別コードを再生し、この再生した識別コードと上記予
め記憶されている識別コードとを比較して合致した場合
のみ、上記コマンドコードで指示される動作を容認す
る。
【0016】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、上記送信手段が、上記識別コードを3つに分割
し、この3つに分割したIDコードを3つのフレームに
割り当てて送信する。
【0017】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、上記送信手段が、上記識別コードを3つに分割
するとともに、この3つの分割した識別コードを3つの
フレームに割り当て、1回の操作で上記3つのフレーム
の送信信号を連続して送信する。
【0018】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、送信手段が、上記識別コードを3つに分割する
とともに、この3つに分割した識別コードを3つのフレ
ームに割り当て、1回の操作で上記3つのフレームの送
信信号を連続して送信する。この送信信号は、受信手段
により受信される。上記受信手段は、上記送信手段から
順次送信されてくる3つのフレームの送信信号をそれぞ
れ受信し、この3つのフレームの送信信号の3つのコマ
ンドコードが同一であり、且つ、上記3つの識別コード
から分割される前の識別コードを再生し、この再生した
識別コードと上記予め記憶されている識別コードとを比
較して合致した場合のみ、上記カテゴリーコードで指示
される動作を容認する。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係るリモートコントロール装
置の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0020】本発明に係る実施例のリモートコントロー
ル装置は、例えば図1に示すようにビデオカメラ装置に
設けることができる。上記図1において、上記リモート
コントロール装置は、機器における動作を指示するため
のコマンドコードと、該機器の種類を識別するためのカ
テゴリーコードと、3つに分割したうちの1つの識別コ
ード(IDコード)で1フレームの送信信号を形成し、
上記3つに分割したIDコードが1つずつ割り当てられ
た3つのフレームの送信信号を1回の操作で連続して送
信する送信手段であるリモコン1と、上記3つに分割さ
れる前のIDコードが予め記憶されており、上記リモコ
ン1から連続して送信される3つのフレームの送信信号
を受信して、上記3つに分割されたIDコードから分割
される前のIDコードを再生し、この再生したIDコー
ドと上記予め記憶されているIDコードとを比較して合
致した場合のみ、上記コマンドコードで指示される動作
を容認する、ビデオカメラ本体2側に設けられた受信手
段である受信部3とからなっている。
【0021】上記リモコン1は、上記ビデオカメラ本体
2側における映像信号等の記録を指定するための記録指
定キー5,上記記録された映像信号等の再生を指定する
ための再生指定キー6,上記ビデオカメラ本体2側に設
けられた上記映像信号等を記録するビデオテープの早送
りを指定するための早送り指定キー7,上記ビデオテー
プの巻き戻しを指定するための巻き戻し指定キー8等と
からなるキー群9と、上記キー群9に設けられている各
キーがオン操作されるとこれを検出し、該各キーにより
指定された動作に応じた送信信号をエンコーダ10によ
り符号化して出力するCPU(中央演算回路)11と、
上記CPU11からの送信信号に応じて発光し、該送信
信号を例えば赤外線コードとして出射する発光ダイオー
12とからなっている。
【0022】上記受信部3は、上記発光ダイオード12
からの赤外線コードを受光し、この受光した赤外線コー
ドに応じた上記送信信号を形成して出力する受光ダイオ
ード20と、上記受光ダイオード20からの送信信号を
一旦記憶するメモリ21と、上記メモリ21から読み出
された送信信号をデコーダ22により復号化し、この復
号化した送信信号に応じた制御信号(上記各キーにより
指定された動作を指示する信号)を形成して出力するC
PU23とからなっている。
【0023】上記ビデオカメラ本体2は、上述の受信部
3と、上記受信部3のCPU23からの制御信号に応じ
て、例えば記録動作,再生動作等を行うように駆動され
る記録再生系24とからなっている。
【0024】次に、このような構成を有する本実施例に
係るリモートコントロール装置の動作を上記ビデオカメ
ラ装置の動作も含めて説明する。
【0025】まず、ユーザは、例えば上記ビデオカメラ
装置に映像信号の記録を行わせる場合、上記リモコン1
のキー群9内に設けられている上記記録指定キー5をオ
ン操作する。上記記録指定キー5がオン操作されると、
上記CPU11は、これを検出し、上記エンコーダ10
により、操作を指定する機器がビデオカメラ装置である
ことを示すカテゴリーコード、指定された操作が映像信
号等の記録であることを示すコマンドコードを形成す
る。また、例えば15ビットの1つのIDコードを5ビ
ット毎に3分割することにより、それぞれ5ビットの第
1〜第3のIDコードを形成する。そして、上記コマン
ドコード,カテゴリーコードに第1のIDコードを付加
して第11フレーム目の送信信号を形成し、上記コマン
ドコード,カテゴリーコードに第2のIDコードを付加
して第2フレーム目の送信信号を形成し、上記コマンド
コード,カテゴリーコードに第3のIDコードを付加し
て第3フレーム目の送信信号を形成し、これらを上記発
光ダイオード12に供給する。
【0026】1つのフレームの送信信号は、具体的に
は、例えば図2に示すように7ビットのコマンドコー
ド,8ビットのカテゴリーコード及び5ビットのIDコ
ード(15ビットを3分割したうちの1つのIDコー
ド)の計20ビットからなっており、送信される際に
は、当該1フレームの送信信号の始まりであることを示
すガイドパルスが頭に付加されて送信される。
【0027】上記ガイドパルス及び各コードにはパルス
幅変調が施されており、例えば上記ガイドパルスの送信
時間は2.4msec,“0”を示す信号の送信時間は
0.6msec,“1”を示す信号の送信時間は1.2
msecとなっている。また、上記ガイドパルスを含め
て1つのフレームの送信信号は45.0msecとなっ
ている。
【0028】なお、上記カテゴリーコードには、そのフ
レームに付されている5ビットのIDコードが第1のI
Dコードであるか、第2のIDコードであるか、又は、
第3のIDコードであるかを示す情報が含まれている。
【0029】また、上記CPU11は、上記1つのID
コードを3分割して形成した第1〜第3のIDコード
を、それぞれ上記コマンドコード,カテゴリーコードか
らなる信号に付加して1つのフレームの送信信号を形成
するため、上記キー群の各キーが1回オン操作される毎
に3フレーム分の送信信号が上記発光ダイオード12に
順に供給されることとなる。
【0030】上記発光ダイオード12は、上記送信信号
により発光駆動される。このため、上記発光ダイオード
12からは、上記送信信号が赤外線光である赤外線コー
ドとして出射されることとなる。この赤外線コードは、
上記ビデオカメラ本体2側に設けられた受信部3の受光
ダイオード20により受光される。
【0031】上記受光ダイオード20は、上記赤外線コ
ードを受光すると、これを送信信号として上記CPU2
3に供給する。上記CPU23は、上記受光ダイオード
20から送信信号が供給されると、図3のフローチャー
トに示すようなルーチンを実行する。
【0032】すなわち、上記図3に示すフローチャート
は上記CPU23に、上記受光ダイオード20から送信
信号が供給されることによりスタートとなりステップS
1に進む。
【0033】上記ステップS1では、上記CPU23が
1フレーム毎に供給される送信信号のパルス幅をビット
カウンタによりカウントし、上記コマンドコード,カテ
ゴリーコード及びIDコードの検出(再生)を行うよう
なパルス処理を行いステップS2に進む。
【0034】上記ステップS2では、上記CPU23
が、1つのフレームの送信信号がそれぞれ20ビットで
構成されているか否かを判別、すなわち、上記カテゴリ
ーコードを検出することにより、そのリモコンが上記ビ
デオカメラ装置のものであるか否かを判別し、YESの
場合はステップS3に進み、NOの場合はステップS7
に進む。
【0035】上記ステップS7では、1つのフレームの
送信信号が20ビットで構成されていないため、指示さ
れた操作を許可せず上記ステップS1に戻る。なお、1
つのフレームの送信信号が12ビット又は15ビットで
構成されている場合、上記ステップS1ではNOと判断
され、このステップS7のルーチンを実行するようにな
るが、上記CPU23を上記12ビット及び15ビット
の送信信号でも作動可能として、該12ビット及び15
ビットの送信信号での操作を許可するようにしてもよ
い。
【0036】上記ステップS3では、上記CPU23
が、上記3つのフレームの送信信号の第1〜第3のID
コード及び該3フレーム分のコマンドコードを上記メモ
リ21に書き込むように該メモリ21を制御してステッ
プS4に進む。
【0037】上記ステップS4では、上記CPU23
が、上記メモリ21に一旦記憶した上記第1〜第3のI
Dコードを読み出すとともに、該第1〜第3のIDコー
ドをつなぎ合わせることにより上記分割される前の15
ビットのIDコードを再生する。上述のように、上記C
PU23には、15ビットのIDコードが予め記憶され
ており、該CPU23は、この予め記憶されているID
コードと、上記メモリ21から読み出して再生したID
コードとを比較する。そして、上記予め記憶されている
IDコードと上記メモリ21から読み出して再生したI
Dコードとが一致した場合にはステップS5に進み、上
記予め記憶されているIDコードと上記メモリ21から
読み出して再生したIDコードとが一致しない場合に
は、指定された機器の操作を許可せず上記ステップS1
に戻り上述のルーチンを繰り返す。
【0038】上記ステップS5では、上記CPU23
が、上記メモリ21からコマンドコードを読み出し、上
記3回連続して送信されてきたコマンドコードのうち、
最後の2つのコマンドコード(2番目に送信されてきた
コマンドコードと3番目に送信されてきたコマンドコー
ド)が一致するか否かを判別し、YESの場合はステッ
プS6に進み、NOの場合は上記ステップS1に戻って
上述のルーチンを繰り返す。
【0039】上記ステップS6では、上記2番目に送信
されてきたコマンドコードと3番目に送信されてきたコ
マンドコードとが一致したため、上記CPU23が、上
記コマンドコードにより指示される操作を許可し、この
コマンドコードに応じた制御信号を記録再生系24に供
給して上記ステップS1に戻り上述のルーチンを繰り返
す。この場合のコマンドコードは、記録を指定するもの
であるため、上記記録再生系24は、例えばいわゆる回
転ヘッドにより図示しないビデオテープに映像信号等を
ヘリカルスキャン方式で斜め記録する。
【0040】ここで、上記CPU23は、上記コマンド
コードに応じた制御信号を上記記録再生系24に供給す
る際に、フレームドライタイム,キャンセルドライタイ
ム、IDドライタイムと呼ばれる3つの特別な処理を行
っている。
【0041】上記フレームドライタイムは、フレームの
送信信号の確認である。上記CPU23は、上記ステッ
プS2におけるカテゴリー検出のルーチンとの間で上記
メモリ21を介してコマンドコードの受け渡しを行って
いる。上記ステップS2の判別に要する時間は、16.
7msecなのに対してフレームの送信時間が45.0
msecであるため、一度コマンドコードを受信してか
ら次のコマンドコードを受信するまで2回ほど間が空い
てしまう。その間、上記CPU23は、上記メモリ21
から情報は読み出さない。しかし、これは送信信号が送
信されてきていないことをも意味してしまうため、この
ままだと上記CPU23は、上記ステップS2におい
て、現在、送信信号待ちで有るか否かを判別することが
できない。このため、上記CPU23は、一定時間は上
記メモリ21に記憶されているコマンドコードの書換え
を行わない(フレームドライタイム)。こうして、上記
CPU23は、上記送信信号が送信されてこないときで
もフレームのカウントを行うようにしている。
【0042】なお、3フレーム連続してフレームなし
(NULL)が続いた場合、上記メモリ21に記憶され
たIDコードはクリアされるようになっている。
【0043】上記キャンセルタイムは、上記CPU23
が、上記ステップS6において、コマンドを確定した
後、1フレームの送信信号が何らかの障害により欠けて
しまったり(受信できなかったり)、異なったコマンド
コードを受信した場合に、該確定したコマンドを変更す
ることなく処理しつづける時間である。
【0044】すなわち、上記CPU23は、コマンド確
定後に、該確定したコマンドと、次に送られてきたコマ
ンドコードとが一致しなかった場合に、上記メモリ21
に記憶されている確定したコマンドコードを、所定時間
(キャンセルタイム)書き換えずに待つ。そして、次に
送られてきたコマンドコードが、現在確定しているコマ
ンドと同じだった場合には、そのまま前に確定されたコ
マンドコードに応じて上記記録再生系24を制御する。
また、次に送られてきたコマンドコードが、現在確定し
ているコマンドと異なり続ける場合には、上記メモリ2
1に記憶されているコマンドコードの書き換えを行う。
そして、この書き換えたコマンドコードに応じて上記記
録再生系24を制御する。
【0045】これにより、送信信号が何らかの障害によ
り欠けてしまったり(受信できなかったり)、異なった
コマンドコードを受信した場合でも、上記記録再生系2
4を的確に制御することができる。
【0046】上記IDキャンセルタイムは、上記3つ連
続して送信されてくる送信信号のうちの一つの送信信号
が何らかの障害により欠けてしまい受信できなかった場
合に、上記CPU23が、その受信できなかったIDコ
ードを受信するまで待つ時間である。
【0047】すなわち、上述のように1つのIDコード
は、第1〜第3のIDコードに3分割され、それぞれ1
フレームの送信信号に組み込まれて送信されため、上記
第1〜第3のIDコードをすべて受信しないと、上記ス
テップS3及びステップS4におけるIDコードの再
生、及び、該再生したIDコードと予め記憶されている
IDコードとの比較が行えないこととなる。
【0048】このため、上記CPU23は、例えば上記
第2のIDコードが受信できなかったときは、受信する
ことができた上記第1のIDコード及び第3のIDコー
ドを保持するとともに、該受信できなかった第2のID
コードを有する第2の送信信号から新たな第2の送信信
号を受信して第2のIDコードを得るまでの間である計
4フレーム分の時間待ちを行い、上記第2の送信信号を
受信した場合に第2のIDコードを取り込み、上記保持
していた第1,第3のIDコードとともに上記ステップ
S3で説明したようなIDコードの再生を行う。
【0049】これにより、上記何らかの障害によりID
コードが欠けてしまい受信できなかった場合でも、上記
3つのIDコードを受信して再生し、上記コマンドコー
ドにより指定された操作の許可を行うことができる。な
お、このIDキャンセルタイムは、上記キャンセルタイ
ムとは独立したルーチンで実行される。
【0050】以上の説明から明らかなように、本実施例
に係るリモートコントロール装置は、リモコン1側で3
分割したIDコードをそれぞれ送信信号に付加し、この
3つの送信信号を連続して上記ビデオカメラ本体2側に
送信する。そして、上記ビデオカメラ本体2側で上記3
分割されたIDコードを1つのIDコードに再生し、こ
の再生したIDコードと、予め記憶されているIDコー
ドとを比較して一致した場合のみ指定された操作を許可
することにより、リモコン1側とビデオカメラ本体2側
を1対1で対応づけることができ、同じ場所に同じ会社
で製造されたビデオカメラ装置が複数存在しても、自分
のビデオカメラ装置のみを作動させることができる。
【0051】また、上述のように上記IDコードを15
ビットで形成すると、32768通りのIDコードを形
成することができ、他人の機器を操作してしまう不都合
を略々確実に防止することができる。
【0052】なお、上述の実施例の説明では、上記ID
コードは、リモコン側で3分割して順に送信することと
したが、これは、上記分割したIDコードを順に送信す
るのではなく、送信する順序を入れ換えて送信し、受信
側(上述の実施例ではビデオカメラ本体2側)で組み直
して予め記憶されているIDコードと比較するようにし
てもよい。
【0053】また、当該リモートコントロール装置を上
記ビデオカメラ装置に設けた場合について説明したが、
これは、例えばテレビジョン受像機,ステレオ装置やい
わゆるCDプレーヤ等のように、遠隔操作を可能とした
い機器であれば何にでも設けることができることは勿論
である。
【0054】
【発明の効果】本発明に係るリモートコントロール装置
は、送信手段が、機器における動作を指示するためのコ
マンドコードと、該機器の種類を識別するためのカテゴ
リーコードと、複数に分割したうちの1つの識別コード
で1フレームの送信信号を形成し、上記複数に分割した
識別コードが1つずつ割り当てられた複数フレームの送
信信号を1回の操作で連続して送信する。この送信手段
から送信される上記複数のフレームの送信信号は、上記
複数に分割される前の識別コードが予め記憶されている
受信手段により受信される。上記受信手段は、上記送信
手段から連続して送信される複数フレームの送信信号を
受信して、上記分割された識別コードから上記分割され
る前の識別コードを再生し、この再生した識別コードと
上記予め記憶されている識別コードとを比較して合致し
た場合のみ、上記コマンドコードで指示される動作を容
認する。
【0055】このため、送信手段と受信手段を1対1に
対応させることができ、その送信手段でなければ受信手
段側を作動させることができないようにすることがで
き、同一機種の機器間における誤動作を防止することが
できる。従って、例えばいくつもの同一機種の機器が同
じ場所に存在するようなことがあっても、他の機器を作
動させてしまうような不都合を防止することができる。
【0056】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、上記送信手段が、上記識別コードを3つに分割
し、この3つに分割した識別コードを3つのフレームに
割り当てて送信する。
【0057】このため、例えば上記3つに分割された識
別コードのうち1つの識別コードを5ビットで送信した
とすると、計15ビットで1つの識別コードを形成する
こととなり、32768個の機器を識別化することがで
き、同一機種の機器間における誤動作をより防止するこ
とができる。
【0058】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、上記送信手段が、上記識別コードを3つに分割
するとともに、この3つの分割した識別コードを3つの
フレームに割り当て、1回の操作で上記3つのフレーム
の送信信号を連続して送信する。
【0059】このため、上記識別コードを分割したにも
かかわらず、上記受信手段側で該識別コードを再生する
際に、順番を誤って再生することがなく、略々確実に上
記3分割された識別コードを再生することができ、上記
誤動作防止に貢献することができる。
【0060】また、本発明に係るリモートコントロール
装置は、送信手段が、上記識別コードを3つに分割する
とともに、この3つに分割した識別コードを3つのフレ
ームに割り当て、1回の操作で上記3つのフレームの送
信信号を連続して送信する。この送信信号は、受信手段
により受信される。上記受信手段は、上記送信手段から
順次送信されてくる3つのフレームの送信信号をそれぞ
れ受信し、この3つのフレームの送信信号の3つのコマ
ンドコードが同一であり、且つ、上記3つの識別コード
から分割される前の識別コードを再生し、この再生した
識別コードと上記予め記憶されている識別コードとを比
較して合致した場合のみ、上記カテゴリーコードで指示
される動作を容認する。
【0061】このため、送信手段側と受信手段側をより
対応付けることができ、同一機種の機器間における誤動
作をより防止することができる。従って、例えばいくつ
もの同一機種の機器が同じ場所に存在するようなことが
あっても、他の機器を作動させてしまうような不都合を
より防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリモートコントロール装置をビデ
オカメラ装置に設けた場合における実施例のブロック図
である。
【図2】上記実施例のリモートコントロール装置の送信
信号のフォーマットを説明するための波形図である。
【図3】上記リモートコントロール装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・リモコン 2・・・・・・・・・・ビデオカメラ本体 3・・・・・・・・・・受信部 5・・・・・・・・・・記録指定キー 6・・・・・・・・・・再生指定キー 7・・・・・・・・・・早送り指定キー 8・・・・・・・・・・巻き戻し指定キー 9・・・・・・・・・・キー群 10・・・・・・・・・エンコーダ 11・・・・・・・・・CPU(中央演算処理回路) 12・・・・・・・・・発光ダイオード 20・・・・・・・・・受光ダイオード 21・・・・・・・・・メモリ 22・・・・・・・・・デコーダ 23・・・・・・・・・CPU(中央演算処理回路) 24・・・・・・・・・記録再生系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器における動作を指示するためのコマ
    ンドコードと、該機器の種類を識別するためのカテゴリ
    ーコードと、複数に分割したうちの1つの識別コードで
    1フレームの送信信号を形成し、上記複数に分割した識
    別コードが1つずつ割り当てられた複数フレームの送信
    信号を1回の操作で連続して送信する送信手段と、 上記複数に分割される前の識別コードが予め記憶されて
    おり、上記送信手段から連続して送信される上記複数フ
    レームの送信信号を受信して、上記分割された識別コー
    ドから上記分割される前の識別コードを再生し、この再
    生した識別コードと上記予め記憶されている識別コード
    とを比較して合致した場合のみ、上記コマンドコードで
    指示される動作を容認する受信手段とを有することを特
    徴とするリモートコントロール装置。
  2. 【請求項2】 上記送信手段は、上記識別コードを3つ
    に分割することを特徴とする請求項1記載のリモートコ
    ントロール装置。
  3. 【請求項3】 上記送信手段は、上記識別コードを3つ
    に分割するとともに、この3つに分割した識別コードを
    3つのフレームに割り当て、1回の操作で上記3つのフ
    レームの送信信号を連続して送信することを特徴とする
    請求項1記載のリモートコントロール装置。
  4. 【請求項4】 上記識別コードを3つに分割するととも
    に、この3つに分割した識別コードを3つのフレームに
    割り当て、1回の操作で上記3つのフレームの送信信号
    を連続して送信する送信手段と、 上記送信手段から順次送信されてくる3つのフレームの
    送信信号をそれぞれ受信し、この3つのフレームの送信
    信号の3つのコマンドコードが同一であり、且つ、上記
    3つの識別コードから分割される前の識別コードを再生
    し、この再生した識別コードと上記予め記憶されている
    識別コードとを比較して合致した場合のみ、上記カテゴ
    リーコードで指示される動作を容認する受信手段とを有
    することを特徴とする請求項1記載のリモートコントロ
    ール装置。
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