JP3153535U - ロック付きスナップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 スナップやスナップ付きサルカンを利用する釣りでスナップのフック体に強烈な過剰引きでの外れや不具合の起きないロック付きスナップを提供する。【解決手段】 弾線1の両端部を湾曲折り返し其の中間部に設けた止め板2に一体化し、該弾線1の上端折曲部1aは止板2の上辺2aより突き出して固着し、下辺2bに突き出して折り返しでなるフック体1bは先端に折曲鉤部3を形成し,止板2の一側2cに設けた曲爪4に弾発Aを受け緩く差し込まれ、当該曲爪4の側面端子4aに掛け外し自在でなる釣り用スナップにおいて、当該曲爪4の側面端子4aに突部5を設けた構成にする。【選択図】図1
Description
この考案は、魚釣り仕掛け用具を接続する、スナップの改良に関し、詳しくは、閉じたスナップのフックに強烈な繰り返し引っ張り力が付加しても、フックの先端の鉤部が止め板から外れたり、スナップ破損等の無い強靭なスナップに関する。
此の種の従来の技術として、古くから定着して使われる釣り用スナップが実用新案文献1に記載され開示されている。即ち、図3の全体を示しての斜視図で示すが、一本でなるバネ性金属材、弾線1の両端部を小さい湾曲と大きい湾曲での折り返しを設け、其の2つの湾曲の中間部に設けた止板2に固定し、該弾線1の小さな上端折曲部1aは止板2の上辺2aより突き出してリング状に固定し、下辺2bに突き出して折り返した大きな湾曲でなるフック体2の弾線1の先端に折曲鉤部3を形成し、止板2の一側2cに折り曲げた曲爪4の開口部に弾発Aを受けながら、曲爪4の側面端子4aに掛け外し自在に差し込まれ、これらのフック体2に用具を吊るす事の出来る、釣り用スナップを構成している。
実用新案出願広告 昭30−5874
しかしながら、文献1での釣り用スナップ(釣糸用ナスカン)は釣り場で仕掛けを図4での故障モードでの斜視図で示す様に、例えば、道糸Bを釣り用スナップの弾線1の止板2の上辺2aに設けた上端折曲部1aに固く絡ませ結び、止板2の下辺2bに設けたフック体1bの先端を開口して折り曲げられた曲爪4から外し、開放されたフック体1bの先端から疑似餌を差し込みフック体1bに吊るし閉じ、疑似餌を水中に投げ込み魚釣りが行なわれるが、疑似餌に食い付いた魚の過激な引っ張り合いが釣り人との間で激化し、フック体1bの先端部の折曲鉤部3が曲爪4の側面端子4aに引っ掛けられた状態でホールドされ、フック体1bにかかる変則的で強烈な引きで、フック体1bが湾曲変形と共に側面端子4aに引っ掛けられてホールドされた折曲鉤部3が側面端子4aを滑り移動し、曲爪4の開口部から抜け出し、脱落する事で、疑似餌ごと魚を取り逃がす等の課題がある。
また、弾線1の線径を太くしフック体1bを強靭にし変形を防ごうとすれば、止板2の開口部に差し込み、折曲鉤部3を曲爪4の側面端子4aに引っ掛ける操作の指先に強力な力が必要になりフック体1bの開閉操作に難がある等の課題が残る。
また、サルカンのリングに接続してセット構成の、スナップ付きサルカンにおいては、サルカンのリング抜け等の破壊強度とスナップのフック体1b外れ強度との間に大きい強度差があり、古くから、強靭なスナップで且つ、弱い操作力でサルカン破壊強度同等の優れたスナップが出来る事で強靭なスナップ付きサルカンの具現化が望まれていた。
この考案は、かかる課題を解決する為に、請求項1での考案は図1での全体を示しての斜視図で述べるに、弾線1の両端部を湾曲折り返し其の中間部に設けた止板2には、該弾線1の上端折曲部1aは止板の上辺2aより突き出してリング状に固定し、下辺2bに突き出して湾曲折り返しでなるフック体1b先端に折曲鉤部3を形成し、止板2の一側2cに設けた曲爪4に弾発Aを受け緩く差し込まれ、当該曲爪4の側面端子4aに掛け外し自在でなる釣り用スナップにおいて、該曲爪4の側面端子4aに突部5を設けた構成とする。
本考案は上述通り構成作用するので、次の優れた効果を奏する。即ち、スナップのフック体に吊るされた用具、たとえば疑似餌が水中で魚の食いつきで強烈な引きや、衝撃的な引っ張り負荷を受けても、フック体の折曲鉤部が僅かのズレで曲爪の側面端子に設けた突部に止められ曲爪から脱落することの無いロック付きスナップを提供出来る。
そしてまた、細い弾線で作られるスナップは小形、軽量に出来且つ、弱い指先の操作力で強靭なフック体からなる、ロック付きスナップを提供出来る。
そしてまた、細い弾線で作られるスナップは小形、軽量に出来且つ、弱い指先の操作力で強靭なフック体からなる、ロック付きスナップを提供出来る。
以下に図示の実施例に基づいて本考案を更に詳細に説明する。即ち、図1は本考案での全体を示しての斜視図で、バネ性で金属線材を使い、両端部を湾曲に折り返しその中間部に設けた薄い金属板の止板2に固定するが、片方の小さい湾曲でなる上端折曲部1aは止板2の上辺2aより突き出して固定され、他方の一端にはやや大き細長い湾曲折り返しで止板2の下辺2bに突き出してなるバネ性のある弾発Aを持つフック体1bにし、そのバネ性のあるフック体1bの先端は折り曲げた折曲鉤部3にしたフック体1b構成としている。そして、止板2の一側2cに折り返して設けた曲爪4の曲げ底に折曲鉤部3は弾発Aを受け差し込んで側面端子4aに引っ掛けてフック体1bを開閉自在にし、釣り用具をフック体1bに吊るすスナップにおいて、これらのフック体1bの折曲鉤部3の引っ掛けて固定する曲爪4の折返しの側面端子4aに突部5を設けた構成にする事で、側面端子4aに引っ掛けた折曲鉤部3の脱落が突部5に遮られ、用具脱落の防止可能な構成にする。
次に、図2は本考案での使用例で過激な力がフック体1bに負荷した状態での全体を示しての斜視図で、上端折曲部1aには道糸Bが接続され、バネ性のある先端に折曲鉤部3を持つフック体1bにはルアーフィッシング釣りでの疑似餌(ルアー)Cが吊るされ、この最も人気のあるルアー釣りでは1メートルもあるスズキを釣り上げるに一般的に使われるが、海中でルアーに食い付いた魚は、釣り人と強豪な獲物との引き合いが始まるが、フック体1bにかかる矢印方向えの引きが、限界に達するとフック体1bの湾曲が伸び始まり止板2の側面端子4aに引っ掛かかっていた折曲鉤部3が徐々にズレ動き、出っ張りの突部5で動きが止まり、フック体1aが止板2から外れ、ルアーの脱落を防ぐ事の出来る効果を奏している。即ち、限りなく引っ張りが強行することで、折曲鉤部3は側面端子4aと突部5に亀裂や破損が無い限り強靭な今までないロック付きスナップを具現化出来る。
そして、前記するオーバー荷重でのフック体1bの従来の欠点は側面端子4aに一体化する突部5に依って解決することで、数々の形態で加工される大小、強弱、様々なスナップは弾線1の引っ張りでの破断強度は限りなく大きい事からして従来のサイズでのフック体1での強さに相当する強さを得るのに、かなり細い弾線1を使い取り外しに弱い操作力のロック付きスナップが出来る事で、今までない小形で軽量で取り扱いが便利で、破損する危険性の激減する低コストのロック付きスナップを提供するもので、本実施例では釣りの仕掛けで使うロック付きスナップを道糸Aに吊るす疑似餌Cの接続に利用したが、比較的多く使われるサルカンにペアーでロック付きスナップを設定しても良く、或いは、フック体1には投げ込み釣りや胴づき釣りでの重り或いは、船でのビシ釣りのビシ等ルアー以外での用具を吊るすことが出来るのは従来から知られる用途に準ずるものであるが、他の日用品や工業用品等に利用出来、この考案は、釣り具の用途に特定するもので無く、ここに最適な事例を述べたに過ぎない。
A 弾発
B 道糸
C 弾線
1 弾線
1a 上端折曲部
1b フック体
2 止板
2a 上辺
2b 下辺
2c 一側
3 折曲鉤部
4 曲爪
4a 側面端子
5 突部
B 道糸
C 弾線
1 弾線
1a 上端折曲部
1b フック体
2 止板
2a 上辺
2b 下辺
2c 一側
3 折曲鉤部
4 曲爪
4a 側面端子
5 突部
Claims (1)
- 弾線1の両端部を湾曲折り返し其の中間部に設けた止め板2には、該弾線1の上端折曲部1aは止板2の上辺2aより突き出してリング状に固定し、下辺2bに突き出して彎曲折り返しでなるフック体1bは先端に折曲鉤部3を形成し,止板2の一側2cに設けた曲爪4に弾発Aを受け緩く差し込まれ、当該曲爪4の側面端子4aに掛け外し自在でなる釣り用スナップにおいて、該曲爪4の側面端子4aに突部5を設けたことを特徴とするロック付きスナップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004826U JP3153535U (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | ロック付きスナップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004826U JP3153535U (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | ロック付きスナップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3153535U true JP3153535U (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=54857761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009004826U Expired - Fee Related JP3153535U (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | ロック付きスナップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153535U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200120850A (ko) * | 2019-04-14 | 2020-10-22 | 김종욱 | 안걸리는 원터치스냅 |
JP2022039322A (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-10 | グローブライド株式会社 | スイベル |
-
2009
- 2009-06-19 JP JP2009004826U patent/JP3153535U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20200120850A (ko) * | 2019-04-14 | 2020-10-22 | 김종욱 | 안걸리는 원터치스냅 |
JP2022039322A (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-10 | グローブライド株式会社 | スイベル |
JP7351815B2 (ja) | 2020-08-28 | 2023-09-27 | グローブライド株式会社 | スイベル |
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