JP3153182U - 着脱可能なスポンジ系鼻当てパッド - Google Patents
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Abstract
【課題】メガネのフロント部を鼻の両脇に当てて支持することが出来、化粧落ちを防止すると共に鼻パッドの跡が残らない鼻当てパッドを提供する。
【解決手段】鼻当てパッドはリング状のパッド受け4と鼻パッド5で構成し、パッド受け4の背面側には内側へ抜け止め6を形成し、鼻パッド5はパッド受け4より僅かに大きな外形としてその材質をスポンジとし、そして鼻パッド5をパッド受け4に嵌めて取付ける。
【選択図】図2
【解決手段】鼻当てパッドはリング状のパッド受け4と鼻パッド5で構成し、パッド受け4の背面側には内側へ抜け止め6を形成し、鼻パッド5はパッド受け4より僅かに大きな外形としてその材質をスポンジとし、そして鼻パッド5をパッド受け4に嵌めて取付ける。
【選択図】図2
Description
本考案は化粧が着きにくく、鼻パッドを着脱可能なように取付けたメガネフレームの鼻当てパットに関するものである。
メガネを着用する目的は自分の視力を矯正する為であり、近眼の人、老眼の人、乱視の人など、その目的に応じて色々なメガネを掛けている。しかし、メガネは顔に掛けることからファッション性が高く、メガネ本来の目的とは離れてファッションの1つとして着用する場合も多い。しかし、女性の場合には一般に顔に化粧をすることから、メガネを掛けるとフロント部を支える鼻当てパットが鼻の両脇に当って化粧が落ちたり、メガネを外した状態では鼻当てパット部分の跡が残る。
メガネを顔に掛ける場合、両ツルの先端は耳に係止するが、比較的重いフロント部は顔の鼻に当てて支持しなくてはならない。勿論、鼻当てパットを備えていないメガネもあるが、掛けた際の安定性がなく、フロント部が位置ズレし易い。例えば、顔の頬骨に当ててフロント部を支えるために、ツルにパッドを取付けたメガネも知られている。
実用新案登録第3136076号に係る「メガネの鼻当てに取付けられるパット」は、パッドの痕跡に起因する肌のシミ、シワをなくし、眼鏡のずり落ちを防止するものである。そこで、メガネの鼻当てに取付けられるパットを、軟質部材で化粧肌に優しくフィットする吸着性及び/又は通気性を備えた柔軟構造体とし、鼻当てに簡易に着脱でき、化粧肌に痕跡を与えず、かつ痕跡に起因する肌のシミ、化粧崩れの防止を図っている。
実用新案登録第3136881号に係る「鼻パッド用吸汗クッションシール」は、暑い時期のメガネ使用において、汗によるメガネの滑り落ちや、汗と鼻パッド材にかき混ぜられた状態での化粧くずれが避けられ、メガネ痕も残らない鼻パッド用吸汗クッションシールである。
すなわち、鼻パッドに汗を吸い取るため、吸湿性があって尚且つ弾性と適度な厚みを持ったクッション部分と、粘着層の部分からなる吸汗クッションシールを構成している。
すなわち、鼻パッドに汗を吸い取るため、吸湿性があって尚且つ弾性と適度な厚みを持ったクッション部分と、粘着層の部分からなる吸汗クッションシールを構成している。
これら鼻当てパッドには化粧落ちを防止する多少の効果はあるであろうが、まだ十分とはいえない。
実用新案登録第3136076号に係る「メガネの鼻当てに取付けられるパット」
実用新案登録第3136881号に係る「鼻パッド用吸汗クッションシール」
このように、化粧崩れ防止や化粧落ち防止を図った鼻当てパットは色々知られているが、まだ十分な効果を得ることは出来ない。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり。メガネを掛けても鼻当てパッドの跡が殆ど残らず、化粧落ちが生じない鼻当てパッドを提供する。
本考案の鼻当てパッドを構成する鼻パッドの材質をスポンジ系としている。スポンジとは内部に細かな孔が無数に開いた多孔質の柔らかい物質であり、外部からの力で容易に変形する特性を有している。無数に形成している細かい孔の為に、その表面は細かい凹凸面となり、鼻の両脇に当る際にはフロント部を支えるために変形するが無数の点接触となる。
非常に柔らかいために外周を拘束することが出来るリング状のパッド受けに嵌り、ただし表面から作用する圧力によって該パッド受けから抜けないように抜け止め手段を設けている。ここで、パッド受けの形状は特に限定しないが、一般的には従来の鼻当てパッドに近い形をしている。そして、該パッド受けには取付け具が取付けられて、フロント部から延びるアーム先端に連結して取付けられる。
本考案に係る鼻当てパッドはスポンジ系のパッドをリング状バッド受けに嵌めて構成し、メガネを掛ける場合には鼻の両脇に当たることで鼻の形状に馴染んで変形することが出来る。しかし、スポンジ系の鼻パッドはリング状のパッド受けに嵌ることで全体形状は保たれ、表面は細かい凹凸面と成っていることから鼻両脇には多数の点接触状態と成って当る。
その為に、僅かな隙間から空気が侵入して汗をかくことはなく、又点接触することで化粧落ちが防止される。そして、リング状のパッド受けに嵌ったスポンジ系の鼻パッドは背面側から押すことで簡単に外すことが出来、汚れた際には新たな鼻パッドと交換出来る。しかし抜け止め手段が設けられている為に、表面からの圧力にてパッド受けから離脱することはない。
図1は本考案の鼻当てパッドを備えたメガネを顔に掛けている状態を示している。メガネのフロント部1の中央には鼻当てパッド2,2が対を成して取付けられ、該鼻当てパッド2,2が鼻3の両脇に当ってフロント部1が支えられている。ここで、フロント部1の形態に関しては本考案の対象外であることから限定するものではない。例えば、ハーフリムと水糸を用いてレンズを取付けたフロント部であったり、リムを用いない縁なしメガネとして構成したフロント部とする場合がある。
ところで、本考案の鼻当てパッド2はパッド受けと鼻パッドにて構成され、パッド受けはリング状をなし、鼻パッドはパッド受けより僅かに大きくてその材質はスポンジが用いられている。スポンジは無数の小さい孔を有し、軽くて変形自在であり、パッド受けに簡単に嵌めることが出来、又逆に取外すことが出来る。
図2はパッド受け4と鼻パッド5が互いに分離している状態であり、鼻パッド5はリング状のパッド受け4に嵌って取付けられる。鼻パッド5の外形はパッド受け4より僅かに大きく成っているが、外形を収縮することで簡単に嵌り、パッド受け4の内周側に突出した小さい抜け止め6,6・・・に当ってストッパーとなり、背面側へ抜け出すことはない。
そして、取付け具7が設けられ、この取付け具7はフロント部1から延びるアーム先端に設けているボックスに嵌ってネジ止めされる。取付け具7に設けている穴8には止めネジが挿通してボックスに多少のアガキを持って取付けられる。図3はパッド受け4に鼻パッド5が嵌った場合であり、該鼻パッド5はパッド受け4から多少突出した状態で取付けられ、鼻の両脇にパッド受け4が当らないようにしている。
スポンジから成る鼻パッド5は鼻に当ることで自由に変形し、ほぼ全面が均等な面圧となる。しかし、無数の小さい孔を有していることで、表面9は小さい凹凸面となっており、無数の小さい凸部が鼻と接することで実質接触面積は小さくなる。そして、小さい無数の凹部には空気が流れて鼻パッド5の表面9が汗ばむことはなく、化粧が剥がれたり、鼻パッド5が当る部分が赤く変色することもない。
しかし、鼻パッド5の表面9には僅かではあるが化粧品が付着して汚れることは事実であり、ある期間経過したところで新たな鼻パッド5と交換する場合には、後方から押圧することでパッド受け4から外すことが出来る。ところで、該パッド受け4は金属製のバンドを丸めて両先端をロウ付けし、取付け具7もロウ付けされる。又は取付け具7も含めて樹脂を材質とした射出成形してもよい。
図4は鼻パッド5を示す他の実施例である。表面側を一回り大きくしたツバ10を外周に形成し、鼻パッド5をパッド受け4に嵌めることでツバ10が当って抜け止めとなる。従って、前記図2のパッド受け4に設けている抜け止め6,6・・・は不要となる。又、パッド受け4に設ける別の抜け止め形態として、図2のような小さい突片ではなく、全周にわたってツバを形成することも可能である。
1 フロント部
2 鼻当てパッド
3 鼻
4 パッド受け
5 鼻パッド
6 抜け止め
7 取付け具
8 穴
9 表面
10 ツバ
2 鼻当てパッド
3 鼻
4 パッド受け
5 鼻パッド
6 抜け止め
7 取付け具
8 穴
9 表面
10 ツバ
Claims (2)
- メガネのフロント部を鼻の両脇に当てて支持する為の鼻当てパッドにおいて、該鼻当てパッドはリング状のパッド受けと鼻パッドで構成し、パッド受けの背面側には内側へ抜け止めを形成し、鼻パッドはパッド受けより僅かに大きな外形であってその材質をスポンジとし、そして鼻パッドをパッド受けに嵌めて取付けたことを特徴とする着脱可能なスポンジ系鼻当てパッド。
- メガネのフロント部を鼻の両脇に当てて支持する為の鼻当てパッドにおいて、該鼻当てパッドはリング状のパッド受けと鼻パッドで構成し、鼻パッドはパッド受けより僅かに大きな外形とし、また表面側には一回り大きなツバを形成してその材質をスポンジとし、そして鼻パッドをパッド受けに嵌めて取付けたことを特徴とする着脱可能なスポンジ系鼻当てパッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004039U JP3153182U (ja) | 2009-06-13 | 2009-06-13 | 着脱可能なスポンジ系鼻当てパッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009004039U JP3153182U (ja) | 2009-06-13 | 2009-06-13 | 着脱可能なスポンジ系鼻当てパッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3153182U true JP3153182U (ja) | 2009-08-27 |
Family
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3153182U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5462931B1 (ja) * | 2012-12-29 | 2014-04-02 | 一成 大浦 | 眼鏡レンズ組立体の止着構造及び眼鏡 |
CN110456524A (zh) * | 2019-07-24 | 2019-11-15 | 厦门市鹭达眼镜有限公司 | 一种防掉妆的眼镜鼻托 |
-
2009
- 2009-06-13 JP JP2009004039U patent/JP3153182U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2014103548A1 (ja) * | 2012-12-29 | 2014-07-03 | OHURA Issei | 眼鏡レンズ組立体の止着構造及び眼鏡 |
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