JP3152612U - 汚濁透水濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で設置コストが低廉な汚濁透水濾過装置を提供する。【解決手段】引き込んだ水流を緩衝させる汚濁タンクと前記汚濁タンクに外壁よりも高さの低い内壁を隔てて併設され汚濁タンクから流入する汚水を濾過する濾過タンクからなる第1タンクと、前記濾過タンクに壁を隔てて連設され、前記壁に貫通して設けた接続管を介して前記濾過タンクに連結されて、前記濾過タンクで濾過された浄水を貯水する第2タンクからなることを特徴とする。前記濾過タンクに、内部が第1層から第4層の4つの層からなり第3層と第4層の間に周面を吸水シートで覆った暗渠管を複数本配置させて、一端を前記接続管に接続し、第1層の上面内壁側に傾斜を持たせた状態で緩衝砕石を設置する。【選択図】図1
Description
本考案は、湖沼などの汚れた水を濾過し、浄化した後に綺麗な水を湖沼に戻して湖沼を綺麗にするための汚濁透水濾過装置に関する。
従来、生活排水等は下水処理場を通して湖沼、川、海に排出されており、自然環境を汚さないシステムが整備されていた。
しかしながら、工業廃水や前記の下水処理場を通すことなく排出されることがあり、湖沼等が汚染される結果となっていた。
また、アオコや藻、プランクトンの異常発生等によっても湖沼等が汚れ、周辺住民による浄化運動では手に負えない状況となっていた。
以上のような状況から、電気分解浄化装置が開発され、汚水浄化の効果が認められているが、構造が複雑なため設置費用が膨大であることや、広大な湖沼では相当数の浄化装置を設置して短期間に浄化をしなければ汚染速度に勝ることができず、結果として小規模な範囲での汚水浄化としてのみ有効であった。
そこで、本考案は、簡易な構造で設置コストが低廉な汚濁透水濾過装置を提供することを目的とするものである。
本考案は、上記の課題を解決するために、引き込んだ水流を緩衝させる汚濁タンク2aと前記汚濁タンク2aに外壁よりも高さの低い内壁2dを隔てて併設され汚濁タンク2aから流入する汚水を濾過する濾過タンク2bからなる第1タンク2と、前記濾過タンク2bに壁2eを隔てて連設され、前記壁2eに貫通して設けた接続管4cを介して前記濾過タンク2bに連結されて、前記濾過タンク2bで濾過された浄水を貯水する第2タンク2cからなることを特徴とする汚濁透水濾過装置と、
前記濾過タンク2bを、内部が第1層から第4層の4つの層からなり第3層と第4層の間に周面を吸水シートで覆った暗渠管を複数本配置させて一端を前記接続管4cに接続し、第1層の上面内壁側に傾斜を持たせた状態で緩衝砕石3を設置した濾過タンク2bとした汚濁透水濾過装置と、
前記濾過タンク2bの、第1層3a、第3層3c及び第4層3dを粒の細かい洗砂とし、第2層3bを粒の粗い砕石とした汚濁透水濾過装と、
前記第1タンク2に引込み管7を配して汚水を引き込み、前記第2タンク2cにポンプに接続された吸上げ管6aを配して浄水を吸い上げて放水管6bを通して排水する汚濁透水濾過装置の構成とした。
前記濾過タンク2bを、内部が第1層から第4層の4つの層からなり第3層と第4層の間に周面を吸水シートで覆った暗渠管を複数本配置させて一端を前記接続管4cに接続し、第1層の上面内壁側に傾斜を持たせた状態で緩衝砕石3を設置した濾過タンク2bとした汚濁透水濾過装置と、
前記濾過タンク2bの、第1層3a、第3層3c及び第4層3dを粒の細かい洗砂とし、第2層3bを粒の粗い砕石とした汚濁透水濾過装と、
前記第1タンク2に引込み管7を配して汚水を引き込み、前記第2タンク2cにポンプに接続された吸上げ管6aを配して浄水を吸い上げて放水管6bを通して排水する汚濁透水濾過装置の構成とした。
本考案である汚濁透水濾過装置は、簡易な構造であるため設置コストが低廉に抑えることができ、広大な湖沼であっても浄化するに十分な数の装置を設置することが可能である。
また、タンク内の清掃が容易であり、面倒な機械操作もなく、装置の専門家でなくてもメンテナンスが容易ある。
以下に、添付図面に基づいて、本考案である汚濁透水濾過装置について詳細に説明する。
図1は本考案である汚濁透水濾過装置の全体図、図2は汚濁透水濾過装置の濾過タンクの一部拡大図、図3は汚濁透水濾過装置の暗渠管の配設図、図4汚濁透水濾過装置の暗渠管の拡大図、図5は汚濁透水濾過装置を設置した状態を示した関係図である。
図1から図3に示すように、本考案である汚濁透水濾過装置1は、引き込んだ水流を緩衝させる汚濁タンク2aと前記汚濁タンク2aに外壁よりも高さの低い内壁2dを隔てて併設され汚濁タンク2aから流入する汚水を濾過する濾過タンク2bからなる第1タンク2と、前記濾過タンク2bに壁2eを隔てて連設され、前記壁2eに貫通して設けた接続管4cを介して前記濾過タンク2bに連結されて、前記濾過タンク2bで濾過された浄水を貯水する第2タンク2cからなる。
前記第1タンク2は、汚濁タンク2aと濾過タンク2bからなり、前記汚濁タンク2aと濾過タンク2bは内壁2dにより隔てられている。
前記内壁2dは第1タンク2の外壁よりも低く、そのため汚濁タンク2aに流入した湖水5a(汚水)の水位が内壁2dよりも高くなった部分については濾過タンク2bへ流れ込むようになっている。
前記濾過タンク2bは、内部が第1層から第4層の4つの層3a、3b、3c、3dからなり第3層3cと第4層3dの間に周面を吸水シート4bで覆った暗渠管4を複数本配置させて一端を前記接続管4cに接続し、第1層3aの上面内壁2d側に傾斜を持たせた状態で緩衝砕石3を設置している。
前記濾過タンク2bの第1層3a、第3層3c及び第4層3dは、粒の細かい洗砂が使用され、第2層3bには粒の粗い砕石が使用されている。但しこれらは限定したものではなく、汚水の濾過に適した素材であればよい。
前記第1層3aの上面の内壁2d側に傾斜を持たせた状態で設置された緩衝砕石3は、汚濁タンク2aから流入する湖水5(汚水)により粒の細かい第1層3aの洗砂が水中で巻き上げられるのを防ぐために設けられている。この緩衝砕石3により、第1層3aが掘り下げられずに平らな状態を維持することができる。
図1から図4に示すように、濾過タンク2bの第3層3cと第4層3dの間には複数本の暗渠管4、4、4・・・が平行かつ等間隔に設置されている。この暗渠管4は一端が接続管4cに接続されており、周面は給水シート4bで覆われている。
暗渠管4は周面に無数の小さい孔4aが穿設されており、各層で濾過された浄水が最終的に給水シート4bでも濾過されて暗渠管4内に流れ込み、接続管4cを通って第2タンク2cに流れてゆく。
前記暗渠管4の周面を覆う給水シート4bは複数箇所で紐4d等の結束材料を使用して固定されている。
図1及び図5に示すように、前記第1タンク2には湖沼などの汚水を引き込むための引込み管7が設置されており、この引込み管7の他端を湖沼や川などに直接配置して汚水を引き込んでも良く、また、水量が足りない場合や悪地形により引き込みが上手くいかない場所ではポンプ7aを使用して引き込んでもよい。
一方、前記第2タンク2cには吸上げ管6aが取り付けられており、吸上げ管6aの他端を直接湖沼や川に接続して自然に放流しても良く、また水量が足りずに上手く放流出来ない場合は、ポンプ6を使用して吸い上げ、放水管6bを通して湖沼等へ放流しても良い。
以上のように、湖沼(汚水)の引き込みや浄水の放流は基本的に自然の流れで行うことができれば設置コストを格段に低く抑えることが出来るが、悪地形や湖沼等から離れた場所に設置した場合は、ポンプ6、7a等を介して引き込み及び放流をすることとなる。但し、ポンプ6、7aを使用しても従来の大掛かりな浄水装置よりも低廉な設置コストで設置できることに変わりはない。
本考案である汚濁透水濾過装置は、簡易な構造で設置コストが低廉であるため、湖沼の大きさにあわせて複数設置することが容易であり、従来よりこ効果的に汚水を浄化することができ環境汚染が進む全国の湖沼地域において有効である。
1 汚濁透水濾過装置
2 第1タンク
2a 汚濁タンク
2b 濾過タンク
2c 第2タンク
2d 内壁
2e 壁
3 緩衝砕石
3a 第1層
3b 第2層
3c 第3層
3d 第4層
4 暗渠管
4a 孔
4b 吸水シート
4c 接続管
4d 紐
5 湖水
5a 湖水
5b 浄水
6 ポンプ
6a 吸上げ管
6b 放水管
7 引込み管
7a ポンプ
7b 引込み管
8 湖沼
2 第1タンク
2a 汚濁タンク
2b 濾過タンク
2c 第2タンク
2d 内壁
2e 壁
3 緩衝砕石
3a 第1層
3b 第2層
3c 第3層
3d 第4層
4 暗渠管
4a 孔
4b 吸水シート
4c 接続管
4d 紐
5 湖水
5a 湖水
5b 浄水
6 ポンプ
6a 吸上げ管
6b 放水管
7 引込み管
7a ポンプ
7b 引込み管
8 湖沼
Claims (4)
- 引き込んだ水流を緩衝させる汚濁タンクと前記汚濁タンクに外壁よりも高さの低い内壁を隔てて併設され汚濁タンクから流入する汚水を濾過する濾過タンクからなる第1タンクと、前記濾過タンクに壁を隔てて連設され、前記壁に貫通して設けた接続管を介して前記濾過タンクに連結されて、前記濾過タンクで濾過された浄水を貯水する第2タンクからなることを特徴とする汚濁透水濾過装置。
- 前記濾過タンクを内部が第1層から第4層の4つの層からなり、第3層と第4層の間に周面を吸水シートで覆った暗渠管を複数本配置させて一端を前記接続管に接続し、第1層の上面内壁側に傾斜を持たせた状態で緩衝砕石を設置した濾過タンクとしたことを特徴とする請求項1に記載の汚濁透水濾過装置。
- 前記濾過タンクの第1層、第3層及び第4層を粒の細かい洗砂とし、第2層を粒の粗い砕石としたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の汚濁透水濾過装置。
- 前記第1タンクに引込み管を配して汚水を引き込み、前記第2タンクにポンプに接続された吸上げ管を配して浄水を吸い上げて放水管を通して排水することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の汚濁透水濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003463U JP3152612U (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 汚濁透水濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009003463U JP3152612U (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 汚濁透水濾過装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3152612U true JP3152612U (ja) | 2009-08-06 |
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Family Applications (1)
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JP2009003463U Expired - Fee Related JP3152612U (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 汚濁透水濾過装置 |
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JP (1) | JP3152612U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115006897A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-09-06 | 广州城建职业学院 | 一种装配式污水潜水泵支承湖水过滤装置 |
KR102448839B1 (ko) * | 2021-12-07 | 2022-09-28 | 김갑두 | 미생물을 이용한 음식물쓰레기의 액상 발효 처리장치 |
-
2009
- 2009-05-26 JP JP2009003463U patent/JP3152612U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN115006897A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-09-06 | 广州城建职业学院 | 一种装配式污水潜水泵支承湖水过滤装置 |
CN115006897B (zh) * | 2021-12-30 | 2023-09-12 | 广州城建职业学院 | 一种装配式污水潜水泵支承湖水过滤装置 |
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