JP3152606U - 汚濁防止フェンス - Google Patents

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波多野 倫
倫 波多野
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日本ソリッド株式会社
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Abstract

【課題】カーテン下及びフロート部上または両端から汚濁物質を流出させず、フロート部両端の係留金具が水位の変化に応じた上下移動を好適に行うことのできる汚濁防止フェンスを提供することを目的とする。【解決手段】カーテン下部を河床、海底に着定させたままで、フェンス上部のフロート部を常に水面上に浮かせ、係留部を常に護岸から離さずに汚濁物質の流出を防止することを特徴とする汚濁防止フェンス。【選択図】図1

Description

本考案は、下水道の排水口および雨水吐口から河川、湖沼、ダム湖、港湾、海洋等に濁質、浮遊ゴミ、油等の汚濁物質の流出を防ぐための、汚濁防止を目的としたフェンスに関する。
従来、下水道の排水口および雨水吐口に設ける汚濁物質の流出を防止するフェンスは、フェンスの上部フロート部を水面に浮かべ、フェンスの下部カーテン部を水中に垂下させており、フロート部の両端に係留部を設け、係留部にロープを結束し、ロープの反対端を河川護岸、港湾護岸等に係留していた。また他の方法で護岸等に設けられたガイドレールとしての中空管を用い、該中空管に垂直にスリット状の切り欠き部を設け、該中空管内を摺動可能なフロート状金具をフロート部の左右両端の係留部に設けた汚濁防止フェンスが知られている。更にカーテンを水中に垂れ下げるために、ウエイトを設けていた。また他の方法としてカーテンを河床、海底に着定させる為にウエイトとしてH型鋼を設け、フロート部を水中に浮上させて、カーテン部を水底面から自立させた汚濁防止フェンスが知られている。
しかしながら、これらのフェンスでは、係留部にロープを結束し、ロープの反対端を河川護岸或いは港湾護岸等に係留していた場合、雨水吐口からの速い流速によってフェンスが護岸から離れ、その離れた個所から汚濁物質等が流出していた。また護岸とフェンス係留部を離さない構造として、護岸等に設けられたガイドレールとしての中空管を用い、該中空管内を摺動可能なフロート状金具をフェンスの上部フロート部の両端の係留部に設けた場合、スリット状の切り欠き部から浮遊ゴミが該中空管内に入り、中空管と摺動可能なフロート状金具の間に挟まり、フロート状金具が固定されたままで、水位の変動に追随しなくなり、常に中空管内のゴミを取り除かなければならず管理上好ましくなかった。更にカーテンを水深下に垂れ下げるために、ウエイトチェーンを設けた場合、速い流速によってカーテンが捲れ、カーテンの下から汚濁物質等が流出していた。カーテンの下から汚濁物質等を流出させない構造として、ウエイトをH型鋼に変えカーテン下部を河床、海底に着定させた場合、フロート部が係留されておらず、雨水吐口からの速い流速によってフェンスが護岸から離れ、その離れた個所から汚濁物質等が流出するという欠点があった。
このような欠点を解消する構造として、護岸からフロート部を離さずカーテンの下から汚濁物質等を流出させない構造として、係留部を護岸等に設けられた中空管をガイドレールとして用い、該中空管内を摺動可能なフロート状金具をフェンスの上部フロート部の両端の係留部に設け、ウエイトをH型鋼に変えカーテン下部を河床、海底に着定させた場合、速い流速によってフェンスに抗力が生じ、その抗力を上部フロート部の両端の2箇所の係留部に全て受けて中空管とフロート状金具に摩擦抵抗が生じ、フロート状金具が水位の変動に追随しなく、目的とする効果が得られずにフロート部の両端の係留部が固定されたまま水没するという欠点があった。
そこで、本考案者は、これらの問題点をふまえ、設置後の管理が容易で長期間の使用に耐えることのできる汚濁防止フェンスについて種々検討を重ねた結果本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、カーテン下部を河床、海底に着定させたままで、フェンス上部のフロート部を常に水面上に浮かせたボトムアンカー方式と、係留部を常に護岸から離さずに水位の変動に追随させるサイドアンカー方式を採用し、汚濁物質の流出を防止することを特徴とする汚濁防止フェンスである。
次に本考案を図面を参照しながら説明するが本考案は以下の説明のみに限定されるものではない。
図1は本考案における汚濁防止フェンスの正面図である。下水道の排水口1は港湾に出ている。排水口1の出口に汚濁防止フェンス6が海底3に着定したボトムアンカーで、水面4上にフロート部7が浮上した状態で着定自立している。護岸壁面5にサイドアンカーのガイドワイヤーとしての壁面係留金具8を設け、該壁面係留金具8に該フロート部7の左右水平方向の両端に係留金具9を設けることにより、汚濁拡散防止の役割を果たすことになる。
汚濁防止フェンス6の構造は、汚濁防止フェンス6の上部にフロート部7を有し、該フロート部7はテンションベルト10とフロート11で構成されている。フロート部7の左右水平方向の両端には係留金具9を有し、壁面係留金具8に係留される。汚濁防止フェンス6の下部にカーテン部12を有し、カーテン部12の下端にウエイト13を有する。ウエイト13は、カーテン部12の下端の全辺に設けられ、海底3に着定し、汚濁防止フェンス6全体を自立させて、排水口1の出口全面の汚濁拡散防止の役割を果たすことになる。
図2は本考案における汚濁防止フェンスの側面図である。下水道の排水口1の出口の港湾2側に汚濁防止フェンス6が海底3に着定し、水面4上にフロート部7が浮上した状態で自立している。護岸壁面5に壁面係留金具8を設け、該壁面係留金具8に該フロート部7の片端の係留金具9を設け護岸壁面5に係留している。カーテン部12の下端にウエイト13を有する。ウエイト13は、カーテン部12の下端の全辺に設けられ、常に海底3に着定している。
本考案における汚濁防止フェンス6は港湾2の水位が満潮時に於いても水面4からフロート部7が浮上するだけのカーテン部12の丈長を有しており、水深が変動しても常にフロート部7が浮上する着定自立型の汚濁防止フェンス6であり、排水口1から流出する汚濁物質の流出を防止することができる。
図3は本考案における汚濁防止フェンス6の左端部を拡大した正面図である。汚濁防止フェンス6を係留する壁面係留金具8は、護岸壁面5の上と下の2ヵ所に固定金具14をアンカー具等で固定し、上下の固定金具14の間に係留金具9のガイドレールとしてワイヤーロープ15を張る、固定金具14とワイヤーロープ15はシャックル16及びターンバックル(図示せず)によって連結される。ターンバックルはワイヤーロープ15を弛ませずに張ることが出来る。壁面係留金具8は、汚濁防止フェンス3の左右両脇に2ヵ所設ける。
本考案における汚濁防止フェンス6のフロート部7の両端の係留金具9は、フロート部7の左右水平方向の両端2か所に設け、フロート部7の端を上下2点で連結し、係留金具9のフロート部7とは反対側の壁面係留金具8側の端は、ワイヤーロープ15を通せるように円形又は楕円形のリング17から成っている。係留金具9と壁面係留金具8の連結接点はリング17とワイヤーロープ15であり、接触面が小さく摩擦抵抗が少ないため、水位の変動に於いて、係留金具9はフロート部7の上下動作に合わせて簡単に追随可能な構造であり、且浮遊ゴミがリング17に入るか、或いはリング17とワイヤーロープ15の間に挟まっても、フロート部7の上下動作に影響を及ぶすことが少ない構造である。
更に、リング状フロート(図示せず)をワイヤーロープ15に通し、該リング状フロートの上にワイヤーロープ15に通した係留金具9のリング17を設けると更に好適である。
本考案の汚濁防止フェンス6は、カーテン部12の下端の全辺にウエイト13を設けており、汚濁防止フェンス3が流れによる流力或いは波による波力等の抗力を受けても、抗力をカーテン部12の下端の全辺に分散し、係留金具9に係る力を抑え、係留金具9と壁面係留金具8に係る摩擦力を抑え、フロート部7の上下動作に簡単に追随可能となる。
更に、係留金具9は三方を連結する方法で係留金具に係る力を吸収・分散しやすい構造である。また壁面係留金具8とリング17の接点部は、ワイヤーロープ15であり、リング17に引張り力を受けても、ワイヤーロープ15の伸縮柔軟構造体が力を吸収する構造であり、各係留金具の随所に係る力を緩衝し、水位の上下変動に係留金具の移動が追随する。従来用いられている係留部を護岸等に設けられた中空管は剛体構造であり、引張り力を吸収しないため、ワイヤーロープは部材強度を抑えることが可能であり、コスト削減が可能で経済性に優れる。
本考案の汚濁防止フェンスを用いることによって、水面の浮遊ゴミや水中の汚濁物資質を流出させることなく、部材強度を小さく抑え、経済性に優れ、実質の環境保全効果が高い汚濁防止フェンスを提供する。
本考案の汚濁防止フェンスの正面図 本考案の汚濁防止フェンスの側面図 本考案の汚濁防止フェンスの左端部を拡大した正面図
1・・・・排水口
2・・・・港湾
3・・・・海底
4・・・・水面
5・・・・護岸壁面
6・・・・汚濁防止フェンス
7・・・・フロート部
8・・・・壁面係留金具
9・・・・係留金具
10・・・・テンションベルト
11・・・・フロート
12・・・・カーテン部
13・・・・ウエイト
14・・・・固定金具
15・・・・ワイヤーロープ
16・・・・シャックル
17・・・・リング

Claims (1)

  1. 下水道の排水口および雨水吐口から河川、港湾、海洋に設けられるフロート部とカーテン部からなる汚濁防止フェンスにおいて、カーテン部の下端が水底面に着定するようにウエイトが常に河床、海底に着定したボトムアンカーとし、フロート部の左右水平方向の両端部の係留金具が水位の変位に追随可能であり、サイドアンカーのガイドワイヤーと連結したことを特徴とする汚濁防止フェンス。
JP2009003457U 2009-05-26 2009-05-26 汚濁防止フェンス Expired - Lifetime JP3152606U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101383796B1 (ko) * 2012-06-08 2014-04-10 한국해양과학기술원 가동식 커튼부재가 장착된 잔교식 안벽

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