JP3152327U - 自動変速を制限した配達用バイク - Google Patents

自動変速を制限した配達用バイク Download PDF

Info

Publication number
JP3152327U
JP3152327U JP2009002742U JP2009002742U JP3152327U JP 3152327 U JP3152327 U JP 3152327U JP 2009002742 U JP2009002742 U JP 2009002742U JP 2009002742 U JP2009002742 U JP 2009002742U JP 3152327 U JP3152327 U JP 3152327U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
delivery
pulley
sheep
motorcycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009002742U
Other languages
English (en)
Inventor
竜一 千原
竜一 千原
Original Assignee
株式会社シーアールガレージ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シーアールガレージ filed Critical 株式会社シーアールガレージ
Priority to JP2009002742U priority Critical patent/JP3152327U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3152327U publication Critical patent/JP3152327U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

【課題】配達用バイクの最高速度を機械的に抑制し、配達中の交通事故や単独転倒事故を防止するバイクを提供する。【解決手段】ベルト式自動変速装置の前後のプーリー比が最大にならないように、ミッション側の可変プーリーの可動部分にカラーを追加し、可動範囲を少なくした。無断変速機を制限したため、これに見合ってトランスミッションに入力される回転数が制御され、最高速度も制御されるため、スピードの出し過ぎによる事故を防ぐことができ、同時に、自ずと制動距離も短縮されるから、急ブレーキによる事故も回避することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、ピザや寿司の宅配等に利用する配達用バイクに関するものである。
従来から、ピザや寿司、弁当などを注文先までバイクで配達する宅配サービスが行われているが、速度超過による単独転倒事故や交通事故が頻繁に起きている。
この種の配達用バイクを開示したものとして、特許文献1が存在するが、この開示技術はVベルト式無段変速に関するものでなく、スロットルの開度を抑制しエンジンの回転を制御するものであるため、本考案とは直接関係がない。
特開2007−3133917号公報
宅配サービスでは、受注からできるだけ早く配達を終えることが望ましいとされており、配達を急ぐあまり、運転が乱暴になり、非常に危険である。例えば、急発進や急加速、さらにスピードの出しすぎ、及びこれに起因する急ブレーキは、交通事故に直結する問題であるが、現状は、宅配業者の交通モラルに任せており、バイクそのものには、何らの安全対策も講じられていなかった。
本考案は、こうした課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、安全性の高い配達用バイクを提供することである。
上述した目的を達成するために本考案では、変速開始点と最大変速比を変更するという手段を用いた。この手段によれば、エンジン回転率を制御していないので、加速力や登坂力の減少がない。
通常、Vベルト式無段変速バイクの変速は、エンジンのクランク軸に取り付けられている出力側の可変プーリー内のウエイトローラーが、そのプーリーの遠心力によって外側に移動することで、そのプーリーのVベルトの溝を狭くしてVベルトを外側に押し上げていく。これと同時にトランスミッション入力側の可変プーリーのVベルトは押し下げられる。よって、ベルトの長さは一定のため入力側と出力側のプーリー比が変化する。バイクメーカー出荷時のウエイトローラーの重量は、エンジンのトルクが最大になる回転数付近で変速するように設定されているため、本考案では、出力側のプーリー内のウエイトローラーの重量を変更し、Vベルトを押し上げるタイミングをエンジンのトルクが最大でない回転数になるように変更した。
他の制限方法として、トランスミッション入力側の可変プーリーの可動部分を制限した。トランスミッション入力側の可変プーリーは、エンジンのクランク軸に取り付けられている出力側の可変プーリー内のウエイトローラーが、そのプーリーの遠心力によって外側に移動することで、そのプーリーのVベルトの溝を狭くしてVベルトを外側に押し上げていく。これと同時にトランスミッション入力側の可変プーリーのVベルトは押し下げられる。よって、ベルトの長さは一定のため入力側と出力側のプーリー比が変化する。
トランスミッション入力側の可変プーリーの構造は、プーリー本体が二分割になっており、オス側であるセカンダリーフィクストシープの中心のシャフト外側部分に、メス側のセカンダリーフィクストシープが差し込まれているが、セカンダリーフィクストシープの中心部の筒の長さが、セカンダリースライディングシープの中心部の長さより長いのでセカンダリーフィクストシープのシャフト上をセカンダリースライドシープがセカンダリーフィクストシープと垂直方向に移動できるようになっている。
本考案では、セカンダリーフィクストシープ中心部のシャフトにカラーを追加することで、セカンダリースライドシープの移動範囲を狭くし、プーリーの両側壁の間隔が最大まで広がらないようにした。こうすることで、エンジン出力側の可変プーリーからの加圧によってVベルトが両側壁の中心部に移動していくが、限りなく中心まで移動していくことが出来なくなり、二つのプーリー比が高速型にならず、スピードが抑制される。
上述の様に、本考案は、無断変速機を制限したため、これに見合ってトランスミッションに入力される回転数が制御され、最高速度も制御されるため、スピードの出し過ぎによる事故が防がれ、同時に、自ずと制動距離も短縮されるから、急ブレーキによる事故も回避することができる。
Vベルト式自動変速機構を示した全体外観図 加速制限に係る第一実施例を示した説明図 最高速度制限に係る第二実施例を示した説明図
以下、本考案の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は概観である。外観は工場出荷時と異なる部分はない。各図に従って、本考案の特徴を説明する。
まず、本考案の第一の特徴は、無段変速機を制限したことであって、図2はその第一実施例を示している。同図中、1はプライマリースライディングシープーリーであり、ベルトのあたり面を表とした裏側内部に図中2の重量を変更した6個のウエイトローラーが取り付けられている。重量の変更によって、プライマリースライディングシープがVベルトを加圧していく力が弱くなっている。
図3は、トランスミッション入力側の可変プーリーである。図3中のcがセカンダリーフィクストシープ、bがセカンダリースライディングシープ、このbc間にVベルトが掛かっており、ベルトの加圧によってbc間の幅が広げられるが、本考案によって取り付けられたストッパーカラーaがあるために、可動範囲の幅が、従来はeであるが、dの幅しか移動できず、Vベルトの動き4が制限される。
なお、上記説明では、三輪バイクを例示したが、二輪バイクがベースであっても本考案を適用できることはもちろんである。
1 プライマリーフィクストシープ
2 ウェイローラー
a ストッパーカラー
b セカンダリースライディングシープ
c セカンダリーフィクストシープ
d 変更後のセカンダリースライディングシープの可動範囲
e 従来のセカンダリースライディングシープの可動範囲

Claims (3)

  1. 自動変速の変速を制限したことを特徴とする配達用バイク。
  2. 自動変速装置の構成部品であるセカンダリーフィクストシープにカラーを追加することにより、セカンダリースライディングシープのスライド量を制限し、最大変速比を変更した請求項1記載の配達用バイク
  3. 自動変速装置の構成部品であるウェイトローラーの重量を変更し、ドライブベルトの変速開始点を変更した請求項1記載の配達用バイク
JP2009002742U 2009-04-07 2009-04-07 自動変速を制限した配達用バイク Expired - Fee Related JP3152327U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002742U JP3152327U (ja) 2009-04-07 2009-04-07 自動変速を制限した配達用バイク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002742U JP3152327U (ja) 2009-04-07 2009-04-07 自動変速を制限した配達用バイク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3152327U true JP3152327U (ja) 2009-07-30

Family

ID=54856649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009002742U Expired - Fee Related JP3152327U (ja) 2009-04-07 2009-04-07 自動変速を制限した配達用バイク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3152327U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108603585B (zh) 具有用于改变换挡曲线的装置的无级变速装置
US20080312013A1 (en) Belt Continuously Variable Transmission for Straddle Type Vehicle, and Straddle Type Vehicle
EP1956269B1 (en) Power unit and straddle-type vehicle
WO2012104993A1 (ja) 車両制御装置
CN205618614U (zh) 一种无缝隙换挡的汽车自动变速箱
US20120312110A1 (en) Method of controlling double clutch transmission of vehicle
EP1972836A2 (en) Vehicle transmission
US20180223982A1 (en) Resin pulley
JP3152327U (ja) 自動変速を制限した配達用バイク
EP3636505B1 (en) Vehicle
JP2008196416A (ja) 不整地用走行車
EP3516266B1 (en) Continuously variable transmission device with device for varying the transmission curve
WO2013168249A1 (ja) 車両の制御装置
EP2795162A1 (en) Clutch system for continuously variable transmission, vehicle and method securing the coupling of a cvt to a shaft
WO2015071954A1 (ja) 車両用変速機の制御装置
ITUB20152811A1 (it) Cambio sincrono a quattro velocita
SE539358C2 (en) A latch cone ring for a synchronizing arrangement, a synchronizing arrangement, a gearbox and a vehicle
JP6001913B2 (ja) 車両用制御装置及び車両
CN203819461U (zh) 摩托车传动轮
KR20180137491A (ko) 트랜스미션의 동기화 장치용 슬라이딩 슬리브 및 슬라이딩 슬리브를 갖는 동기화 장치
TWI772570B (zh) 具有調整裝置的連續變化傳動裝置
JP7103024B2 (ja) 自動変速機の制御装置
ITMI940705A1 (it) Gruppo puleggia motrice in veicoli a pedali con cambio continuo di velocita' con dispositivo automatico per facilitare l'avviamento
JP2015081618A (ja) ドグクラッチ式変速装置
KR101742640B1 (ko) 2륜 차량용 수동변속장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090602

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees