JP3152129U - 膝用簡易保護矯正具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手軽な手段で膝関節障害の一因となる「脛骨の過度な外旋・内旋」、「膝関節や腓骨への過重」、「足底筋膜の疲労」の抑制・軽減・緩和といった膝痛軽減・防止等を担える簡便な装具を提供する。【解決手段】伸縮性のあるベルト1の両端をリング状にし、その一端を足に架け、脚にベルトを螺旋状に巻き上げながら股間を経由してもう一端を肩に架け使用するもので、肩側のリングはその大きさを変える事でベルトの長さを調整できるバックル2,3を結束部に配し、ベルトの牽引力を調整可能として膝用簡易保護矯正具を構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、下肢の筋力不足やその疲労を補い、膝関節への負荷緩和とその稼動域の矯正によって、膝関節痛の予防・回復を図る膝用簡易保護矯正具に関するものである。
メタボリック症候群、いわゆる「メタボ」と称される方々が、その改善を目して歩行やジョギングを始める場合、筋力不足と過負荷によって筋肉疲労から膝関節を痛めてしまうケースが多い。
そうした事態を回避・予防する装具としては、伸縮素材を用い筒状あるいは包状に患部に着けるいわゆるサポーターや、伸縮性の異なる生地を組み合わせて下肢筋の補助と稼動域を補正するスパッツやスイムウェアータイプの着衣がある。
しかし、健康回復を図る方々にとっては、サポーターの類では靭帯や腱の簡単補強程度で、スパッツやスイムウェアータイプの着衣は各構造態に応じた下肢の稼動制限や補強といった効果が期待できるが、競技者を対象に開発されているだけに、手軽さ等の面で本考案が対象とする「メタボ」な方々の利用目的に叶わない。
五味雅吉著 「腰痛我慢すれば悪くなる」 青春出版社
鹿倉二郎著 「ひとりで巻けるテーピング・マスターBOOK」 永岡書店
本考案が解決しようとする課題は、筋力不足・過体重及びそれに伴う疲労等によって耐力を越え、その過負荷が膝関節痛へとつながる問題点(「脛骨の過度な外旋・内旋」、「膝関節や腓骨への過重」、「足底筋膜の疲労」)の抑制・軽減・緩和といった膝痛軽減・防止等を担える簡便な装具を提供することにある。
本考案は、伸縮性のあるベルト(ゴム製の平ロープ等)を下肢に螺旋状(図1参照)に巻き、その両端をリング状にして一方を足に架け、他方を股間から引き上げ肩に架ける構造によって課題の解決を図る。
巻き方には「内巻き」と「外巻き」(図1参照)があり、「内巻き」に巻き上げれば伸展時の過外旋を抑制し、「外巻き」に巻き上げれば伸展時の過内旋を抑制して、関節痛の一因となる脛骨の旋回する癖(左右どちらかの脚にいずれかの癖を持つ方が多い)を抑制する。
下肢に巻きつける回数(大腿筋の疲労軽減を主とすれば、補強脛骨部位に一巻き、大腿骨部位に二巻きし、腓骨の補強等下腿部の疲労軽減を主とすれば、脛骨部位に一巻き・大腿骨部位に一巻きする等して利用)や締付け具合はベルト長を調節して利用する。
ベルト長調節は、ベルトの肩側に取り付けてある結束用のプラスチック製バックル(図1の符号2)の位置をずらし(バックルのメス側はベルトの先端に固定、オス側はベルトの途中にくぐらせて位置変動可)、バックル結束でできたリングの大きさを可変する事で、足から肩までのバンド長を調節し下肢の締め付け具合(ベルトの巻く位置や回数、締め具合)を調整、足から肩まで螺旋状に巻き上げたベルトが膝関節を牽引して、膝関節への負荷軽減や膠着緩和を図る。
又、足に架けるリングも、その結束部ベルトにいくつかの孔を設け、組ねじによる留め位置を替えることでリングのサイズを調整し、適度なサイズで足の中ほどに架けた足部ベルトは、本体ベルトを引き留めると同時に足底筋膜を引上げ、足底の縦アーチを補佐して膝への負荷を緩和する。
又、本考案の使用時の利便性に配慮して、足部リングと本体側ベルトを結束・取外しできるようバックル(図1の符号3)を取付け(足部リング側はバックルのオス側、本体ベルト側にはバックルのメス側を使用し、取り付け方法も足部リング同様の手法を採用)、肩側ベルトだけでなく足元側ベルトでも本考案ベルト長の調整を幾分可能にした。
本考案を螺旋状に巻く事で腓骨の負荷を軽減するとともに、脛骨の内旋緩和・X脚改善(図1参考、外巻)・外旋緩和・O脚改善(図1参照、内巻)で、膝関節の自然な稼動保持が期待できる。
又、膝の伸展・屈曲に応じた下肢の血行促進・筋肉疲労軽減、膝関節を牽引する効果もあって膝の痛みや膠着緩和が期待できる。
又、足に架けたリング部は着地時の衝撃を吸収する足裏のアーチ(足底筋膜等の機能)の補佐機能を兼ね、膝への負荷軽減が期待できる。
図1正面図及び右側面図の右脚部(外巻き)は脛骨の過内旋傾向を緩和するベルトの巻き方で、足に架けたベルトが外側くるぶしを経由して脛骨の外側を螺旋状に巻き上がり、正面から膝蓋骨の下方を経由、大腿骨部を二回り(ベルトを巻く回数はベルト長により一回りでもよく、利用者の調整による)して、股間を前方に抜け、そのまま右肩へベルトを架ける。
ジョギングなどの際には、適当な紐等でベルトと反対側の脇と肩に架けたベルトを図1の符号6のように固定する。左右2本のベルトを使用する場合は図1の符号7のように固定する。
図1正面の左脚部(内巻き)は脛骨の外旋傾向を抑制するベルトの巻き方で、足に架けたベルトが内側くるぶしを経由して脛骨の内側を螺旋状に巻き上がり、正面から膝蓋骨の下方を経由、大腿骨部を二回り(ベルトを巻く回数はベルト長により一回りでもよく、利用者の調整による)して、股間を後方に抜け、そのまま左肩へベルトを架ける
図1正面図のように一方は内巻、もう一方は外巻にする状況はほとんどなく、実際には痛みや違和感のある片膝にベルトを使用するだけでよい。
症状が改善されジョギングなどの運動を続ける際には、本考案を左右対称に使用し各ベルトの長さ調整で伸張圧を調整し整体バランスを整える事が好ましい。
「メタボ」「アンチエイジ」という言葉も耳慣れした昨今、ウォーキングやジョギングと、運動に縁遠かった方がいきなり過度な運動を始めると、ダイエットと引き換えに腰や膝の不調を引き起こしやすい。本考案はそうした頼りない下肢筋を支え、膝関節を保護・矯正しバランスのいい歩行からランニング、体幹バランスのいい健康な体作りに寄与する装具として利用可能性を持っている。
1 本考案ベルト(破線は体の裏側を経由している事をしめす)
2 結束バックル(雌側は組みねじで固定、雄側はベルトに通し位置の可変可能)
3 結束バックル(雌側・雌側共に組みねじの留位置を替える事で固定位置可変可能)
4 組ねじ(バックルの位置固定や足部のリング固定に使用)
5 膝蓋骨
6 肩側ベルト固定用紐(本考案ベルトを1本使用する場合)
7 肩側ベルト固定用紐(本考案ベルトを2本使用する場合)
2 結束バックル(雌側は組みねじで固定、雄側はベルトに通し位置の可変可能)
3 結束バックル(雌側・雌側共に組みねじの留位置を替える事で固定位置可変可能)
4 組ねじ(バックルの位置固定や足部のリング固定に使用)
5 膝蓋骨
6 肩側ベルト固定用紐(本考案ベルトを1本使用する場合)
7 肩側ベルト固定用紐(本考案ベルトを2本使用する場合)
Claims (1)
- 伸縮性のあるベルトの両端をリング状にし、その一端を足に架け、脚にベルトを螺旋状に巻上げながら股間を経由してもう一端を肩に架け使用するもので、肩側のリングはその大きさを変える事で本考案ベルトの長さを調整できるバックルを結束部に配し、ベルトの牽引力を調整可能とする形状の膝用簡易保護矯正具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002041U JP3152129U (ja) | 2009-04-02 | 2009-04-02 | 膝用簡易保護矯正具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002041U JP3152129U (ja) | 2009-04-02 | 2009-04-02 | 膝用簡易保護矯正具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3152129U true JP3152129U (ja) | 2009-07-23 |
Family
ID=54856468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009002041U Expired - Fee Related JP3152129U (ja) | 2009-04-02 | 2009-04-02 | 膝用簡易保護矯正具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3152129U (ja) |
-
2009
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