JP3151784B2 - 耐熱作動油組成物 - Google Patents
耐熱作動油組成物Info
- Publication number
- JP3151784B2 JP3151784B2 JP11279892A JP11279892A JP3151784B2 JP 3151784 B2 JP3151784 B2 JP 3151784B2 JP 11279892 A JP11279892 A JP 11279892A JP 11279892 A JP11279892 A JP 11279892A JP 3151784 B2 JP3151784 B2 JP 3151784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic oil
- weight
- composition
- oil composition
- zinc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱作動油組成物に関
し、さらに詳しくは、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温
雰囲気下で使用してもスラッジを発生せず、かつ水分離
性も良好な作動油組成物に関するものである。
し、さらに詳しくは、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温
雰囲気下で使用してもスラッジを発生せず、かつ水分離
性も良好な作動油組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、作動油としては、防錆剤(Rust i
nhibitors)と酸化防止剤(Oxidationinhibitors) とを
配合した、いわゆるR&O型、及びジチオリン酸亜鉛な
どの耐摩耗添加剤(Anti-wear agents) を配合した、い
わゆる Anti-wear型が知られている。しかしながら、近
年油圧装置が小型化,高出力化されるに伴い、前者のR
&O型作動油は耐摩耗性及び耐熱性がともに不十分とな
ってきており、一方、後者のAnti-wear 型作動油は耐摩
耗性は高いものの、耐熱性に劣るため使用できないとい
う問題が生じている。そこで、耐熱性を考慮して、清浄
分散剤を比較的多量に含むエンジン油を転用することも
考えられるが、このものは水分離型及び防錆性などが不
十分であるという実用上の問題を有している。
nhibitors)と酸化防止剤(Oxidationinhibitors) とを
配合した、いわゆるR&O型、及びジチオリン酸亜鉛な
どの耐摩耗添加剤(Anti-wear agents) を配合した、い
わゆる Anti-wear型が知られている。しかしながら、近
年油圧装置が小型化,高出力化されるに伴い、前者のR
&O型作動油は耐摩耗性及び耐熱性がともに不十分とな
ってきており、一方、後者のAnti-wear 型作動油は耐摩
耗性は高いものの、耐熱性に劣るため使用できないとい
う問題が生じている。そこで、耐熱性を考慮して、清浄
分散剤を比較的多量に含むエンジン油を転用することも
考えられるが、このものは水分離型及び防錆性などが不
十分であるという実用上の問題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気
下で使用してもスラッジを発生せず、かつ水分離性も良
好で、高出力の油圧装置などに好適に用いられる耐熱作
動油組成物を提供することを目的になされたものであ
る。
事情のもとで、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気
下で使用してもスラッジを発生せず、かつ水分離性も良
好で、高出力の油圧装置などに好適に用いられる耐熱作
動油組成物を提供することを目的になされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する耐熱作動油組成物を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、硫黄分の少ない基油に、ジチオリン
酸亜鉛とサリチル酸のアルカリ土類金属塩と水分離剤と
を、それぞれ所定の割合で配合した組成物により、その
目的を達成しうることを見出した。本発明はこのような
知見に基づいて完成したものである。すなわち、本発明
は、(A)硫黄分100ppm以下の基油と、組成物全
重量に基づき、(B)ジチオリン酸亜鉛0.2〜1重量
%、(C)サリチル酸のアルカリ土類金属塩0.2〜1重
量%及び(D)水分離剤0.01〜0.5重量%とを含有す
ることを特徴とする耐熱作動油組成物を提供するもので
ある。
ましい性質を有する耐熱作動油組成物を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、硫黄分の少ない基油に、ジチオリン
酸亜鉛とサリチル酸のアルカリ土類金属塩と水分離剤と
を、それぞれ所定の割合で配合した組成物により、その
目的を達成しうることを見出した。本発明はこのような
知見に基づいて完成したものである。すなわち、本発明
は、(A)硫黄分100ppm以下の基油と、組成物全
重量に基づき、(B)ジチオリン酸亜鉛0.2〜1重量
%、(C)サリチル酸のアルカリ土類金属塩0.2〜1重
量%及び(D)水分離剤0.01〜0.5重量%とを含有す
ることを特徴とする耐熱作動油組成物を提供するもので
ある。
【0005】本発明の作動油組成物における(A)成分
の基油としては、潤滑粘度を有する鉱油又は合成油で、
硫黄分が100ppm以下のもの、具体的には温度40
℃における動粘度が10〜500cStの範囲にあり、
かつ硫黄分が100ppm以下、好ましくは50ppm
以下の鉱油又は合成油が好適に用いられる。さらに好ま
しいものとしては、%CA (n−d−M法)3以下、窒
素分10ppm以下及び色相(ASTM法)0.5以下の
性状を有するものが挙げられる。このようなものとして
は、例えば水添精製鉱油やポリ−α−オレフィンなどが
ある。本発明の組成物において、(B)成分として用い
られるジチオリン酸亜鉛としては、一般式
の基油としては、潤滑粘度を有する鉱油又は合成油で、
硫黄分が100ppm以下のもの、具体的には温度40
℃における動粘度が10〜500cStの範囲にあり、
かつ硫黄分が100ppm以下、好ましくは50ppm
以下の鉱油又は合成油が好適に用いられる。さらに好ま
しいものとしては、%CA (n−d−M法)3以下、窒
素分10ppm以下及び色相(ASTM法)0.5以下の
性状を有するものが挙げられる。このようなものとして
は、例えば水添精製鉱油やポリ−α−オレフィンなどが
ある。本発明の組成物において、(B)成分として用い
られるジチオリン酸亜鉛としては、一般式
【0006】
【化1】
【0007】〔式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 はそれ
ぞれ一級もしくは二級アルキル基,アリール基又はアラ
ルキル基であり、それらはたがいに同一でも異なってい
てもよいが、総炭素数は4〜80である。〕で表わされ
る化合物を挙げることができる。このようなものの具体
例としては、ジヘキシルジチオリン酸亜鉛,ジオクチル
ジチオリン酸亜鉛,ジノニルジチオリン酸亜鉛,ジデシ
ルジチオリン酸亜鉛,ジドデシルジチオリン酸亜鉛,ジ
ノニルフェニルジチオリン酸亜鉛,ジドデシルフェニル
ジチオリン酸亜鉛,ジトリルジチオリン酸亜鉛などが挙
げられる。これらのジチオリン酸亜鉛は一種用いてもよ
いし、二種以上を組合わせて用いてもよく、また、その
含有量は該組成物全重量に基づき0.2〜1重量%の範囲
で選ばれる。この含有量が0.2重量%未満では耐摩耗
性,耐熱性,水分離性の向上効果が十分に発揮されない
し、1重量%を超えると水分離性が低下する傾向がみら
れる。本発明の組成物において、(C)成分として用い
られるサリチル酸のアルカリ土類金属塩としては、一般
式
ぞれ一級もしくは二級アルキル基,アリール基又はアラ
ルキル基であり、それらはたがいに同一でも異なってい
てもよいが、総炭素数は4〜80である。〕で表わされ
る化合物を挙げることができる。このようなものの具体
例としては、ジヘキシルジチオリン酸亜鉛,ジオクチル
ジチオリン酸亜鉛,ジノニルジチオリン酸亜鉛,ジデシ
ルジチオリン酸亜鉛,ジドデシルジチオリン酸亜鉛,ジ
ノニルフェニルジチオリン酸亜鉛,ジドデシルフェニル
ジチオリン酸亜鉛,ジトリルジチオリン酸亜鉛などが挙
げられる。これらのジチオリン酸亜鉛は一種用いてもよ
いし、二種以上を組合わせて用いてもよく、また、その
含有量は該組成物全重量に基づき0.2〜1重量%の範囲
で選ばれる。この含有量が0.2重量%未満では耐摩耗
性,耐熱性,水分離性の向上効果が十分に発揮されない
し、1重量%を超えると水分離性が低下する傾向がみら
れる。本発明の組成物において、(C)成分として用い
られるサリチル酸のアルカリ土類金属塩としては、一般
式
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R5 及びR6 は少なくとも一方が
炭素数6〜50のアルキル基で、残りが水素原子又は炭
素数6〜50のアルキル基であり、Mはカルシウム,マ
グネシウム,バリウムなどのアルカリ土類金属であ
る。〕で表わされる化合物を挙げることができるが、特
に、塩基価が50〜400mgKOH/gのものが好適
である。前記サリチル酸のアルカリ土類金属塩の具体例
としてはオクチルサリチル酸カルシウム塩,ノニルサリ
チル酸カルシウム塩,ドデシルサリチル酸カルシウム
塩,ジ(ヘキシル)サリチル酸カルシウム塩,ペンタデ
シルサリチル酸カルシウム塩,オクタデシルサリチル酸
カルシウム塩などのモノ又はジアルキルサリチル酸のカ
ルシウム塩が好ましく挙げられる。これらのサリチル酸
のアルカリ土類金属塩は、一種用いてもよいし、二種以
上を組合わせて用いてもよく、また、その含有量は該組
成物全重量に基づき0.2〜1重量%の範囲で選ばれる。
この含有量が0.2重量%未満では耐熱性が著しく劣る
し、1重量%を超えると水分離性の低下が大きくなる傾
向がみられる。また、本発明の組成物においては、前記
(B)成分と(C)成分との合計含有量は1.8重量%以
下であることが好ましい。この含有量が1.8重量%を超
えると水分離性が低下する場合がある。
炭素数6〜50のアルキル基で、残りが水素原子又は炭
素数6〜50のアルキル基であり、Mはカルシウム,マ
グネシウム,バリウムなどのアルカリ土類金属であ
る。〕で表わされる化合物を挙げることができるが、特
に、塩基価が50〜400mgKOH/gのものが好適
である。前記サリチル酸のアルカリ土類金属塩の具体例
としてはオクチルサリチル酸カルシウム塩,ノニルサリ
チル酸カルシウム塩,ドデシルサリチル酸カルシウム
塩,ジ(ヘキシル)サリチル酸カルシウム塩,ペンタデ
シルサリチル酸カルシウム塩,オクタデシルサリチル酸
カルシウム塩などのモノ又はジアルキルサリチル酸のカ
ルシウム塩が好ましく挙げられる。これらのサリチル酸
のアルカリ土類金属塩は、一種用いてもよいし、二種以
上を組合わせて用いてもよく、また、その含有量は該組
成物全重量に基づき0.2〜1重量%の範囲で選ばれる。
この含有量が0.2重量%未満では耐熱性が著しく劣る
し、1重量%を超えると水分離性の低下が大きくなる傾
向がみられる。また、本発明の組成物においては、前記
(B)成分と(C)成分との合計含有量は1.8重量%以
下であることが好ましい。この含有量が1.8重量%を超
えると水分離性が低下する場合がある。
【0010】本発明の組成物においては、(D)成分と
して水分離剤が用いられる。この水分離剤については特
に制限はなく、従来作動油に慣用されている水分離剤を
用いることができるが、非イオン性化合物が好ましく、
特に一般式
して水分離剤が用いられる。この水分離剤については特
に制限はなく、従来作動油に慣用されている水分離剤を
用いることができるが、非イオン性化合物が好ましく、
特に一般式
【0011】
【化3】
【0012】〔式中、R7 は炭素数4〜18のアルキル
基、アリール基又はアラルキル基、nは1〜8の整数で
ある。〕で表わされる化合物が好適である。このような
化合物の具体例としては、ポリオキシエチレンオクチル
エーテル,ポリオキシエチレンノニルエーテル,ポリオ
キシエチレンデシルエーテル,ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル,ポリオキシエチレンパルミチルエーテ
ル,ポリオキシエチレンステアリルエーテル,ポリオキ
シエチレンフェニルエーテル,ポリオキシエチレンオク
チルエーテル,ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テルなどが挙げられる。これらの水分離剤は一種用いて
もよいし、二種以上を組合わせて用いてもよく、また、
その含有量は組成物の全重量に基づき0.01〜0.5重量
%の範囲で選ばれる。この量が0.01重量%未満では水
分離剤としての効果が十分に発揮されないし、0.5重量
%を超えると作動油に濁りが生じる。
基、アリール基又はアラルキル基、nは1〜8の整数で
ある。〕で表わされる化合物が好適である。このような
化合物の具体例としては、ポリオキシエチレンオクチル
エーテル,ポリオキシエチレンノニルエーテル,ポリオ
キシエチレンデシルエーテル,ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル,ポリオキシエチレンパルミチルエーテ
ル,ポリオキシエチレンステアリルエーテル,ポリオキ
シエチレンフェニルエーテル,ポリオキシエチレンオク
チルエーテル,ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テルなどが挙げられる。これらの水分離剤は一種用いて
もよいし、二種以上を組合わせて用いてもよく、また、
その含有量は組成物の全重量に基づき0.01〜0.5重量
%の範囲で選ばれる。この量が0.01重量%未満では水
分離剤としての効果が十分に発揮されないし、0.5重量
%を超えると作動油に濁りが生じる。
【0013】本発明の作動油組成物には、所望に応じ、
本発明の目的が損なわれない範囲で、(E)成分として
従来作動油に慣用されている他の添加剤、例えば防錆
剤,酸化防止剤,消泡剤などを添加することができる。
該防錆剤としては、例えば石油スルホン酸,ジノニルナ
フタレンスルホン酸,重質アルキルベンゼンスルホン酸
などのスルホン酸のアルカリ金属塩やアルカリ土類金属
塩のようなスルホネートや、アルキル又はアルケニルコ
ハク酸の部分エステルなどが好ましく用いられる。ま
た、酸化防止剤としては、例えばフェノール系やアミン
系のものが挙げられる。消泡剤としては、シリコーンオ
イル,金属石ケン,エステル類,シリケートなどが挙げ
られる。
本発明の目的が損なわれない範囲で、(E)成分として
従来作動油に慣用されている他の添加剤、例えば防錆
剤,酸化防止剤,消泡剤などを添加することができる。
該防錆剤としては、例えば石油スルホン酸,ジノニルナ
フタレンスルホン酸,重質アルキルベンゼンスルホン酸
などのスルホン酸のアルカリ金属塩やアルカリ土類金属
塩のようなスルホネートや、アルキル又はアルケニルコ
ハク酸の部分エステルなどが好ましく用いられる。ま
た、酸化防止剤としては、例えばフェノール系やアミン
系のものが挙げられる。消泡剤としては、シリコーンオ
イル,金属石ケン,エステル類,シリケートなどが挙げ
られる。
【0014】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、作動油組成物の外観及び性能は次
のようにして求めた。 (1)色相(ASTM) JIS K−2580に準じて求めた。 (2)水分離性 JIS K−2520に準じて、乳化相が3ミリリット
ル以下になる時間(分)を求めた。 (3)耐摩耗性 ASTM D−2783に準じて、1200rpm,3
0kgf,30分の条件で摩耗試験を行い、摩耗痕径を
測定した。 (4)耐熱性 JIS K−2540の潤滑油熱安定試験法に準じて、
170℃で48時間熱劣化試験を行ったのちの性能を求
めた。 (5)錆止め性 JIS K−2510 2.5.1法に準じて求めた。
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、作動油組成物の外観及び性能は次
のようにして求めた。 (1)色相(ASTM) JIS K−2580に準じて求めた。 (2)水分離性 JIS K−2520に準じて、乳化相が3ミリリット
ル以下になる時間(分)を求めた。 (3)耐摩耗性 ASTM D−2783に準じて、1200rpm,3
0kgf,30分の条件で摩耗試験を行い、摩耗痕径を
測定した。 (4)耐熱性 JIS K−2540の潤滑油熱安定試験法に準じて、
170℃で48時間熱劣化試験を行ったのちの性能を求
めた。 (5)錆止め性 JIS K−2510 2.5.1法に準じて求めた。
【0015】実施例1,2及び比較例1〜6 第1表に示す組成の作動油組成物を調製し、その性能を
評価した。その結果を第1表に示す。
評価した。その結果を第1表に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】注1)水添精製鉱油(40℃の動粘度46
cSt,S分3ppm以下,%CA 1以下,N分5pp
m,色(ASTM)L0.5) 2)溶剤精製鉱油(40℃の動粘度46cSt,S分1
500ppm以下,%CA 5以下,N分30ppm,色
(ASTM)L0.5) 3)Zn−ジオクチル−ジチオホスフェート 4)塩基価180mgKOH/g 5)塩基価300mgKOH/g 6)ポリオキシエチレン(4モル付加)オクチルエーテ
ル 7)Ca−スルホネート(塩基価20mgKOH/g)
cSt,S分3ppm以下,%CA 1以下,N分5pp
m,色(ASTM)L0.5) 2)溶剤精製鉱油(40℃の動粘度46cSt,S分1
500ppm以下,%CA 5以下,N分30ppm,色
(ASTM)L0.5) 3)Zn−ジオクチル−ジチオホスフェート 4)塩基価180mgKOH/g 5)塩基価300mgKOH/g 6)ポリオキシエチレン(4モル付加)オクチルエーテ
ル 7)Ca−スルホネート(塩基価20mgKOH/g)
【0020】
【発明の効果】本発明の耐熱性作動油組成物は、耐熱性
及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気下で使用してもスラッ
ジを発生せず、かつ水分離性が良好であって、高出力の
油圧装置の作動油、例えば建設機械,射出成形機,ダイ
キャストマシンなどの油圧駆動機械用潤滑油などとして
好適に用いられる。
及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気下で使用してもスラッ
ジを発生せず、かつ水分離性が良好であって、高出力の
油圧装置の作動油、例えば建設機械,射出成形機,ダイ
キャストマシンなどの油圧駆動機械用潤滑油などとして
好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C10M 129:16 105:04) C10N 10:04 20:00 30:00 30:06 30:08 40:08 (72)発明者 山田 寿夫 千葉県市原市姉崎海岸24番地4 出光興 産株式会社内 (72)発明者 弟子丸 順一 千葉県市原市姉崎海岸24番地4 出光興 産株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−86795(JP,A) 特開 昭55−165996(JP,A) 特開 平2−155987(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10M 137/10 C10M 129/54 C10M 129/16 C10M 159/20 - 159/22 C10N 40:08 WPI/L(QUESTEL)
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)硫黄分100ppm以下の基油
と、組成物全重量に基づき、(B)ジチオリン酸亜鉛0.
2〜1重量%,(C)サリチル酸のアルカリ土類金属塩
0.2〜1重量%及び(D)水分離剤0.01〜0.5重量%
とを含有することを特徴とする耐熱作動油組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11279892A JP3151784B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 耐熱作動油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11279892A JP3151784B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 耐熱作動油組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05311187A JPH05311187A (ja) | 1993-11-22 |
JP3151784B2 true JP3151784B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=14595790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11279892A Expired - Fee Related JP3151784B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 耐熱作動油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3151784B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3453062B2 (ja) * | 1998-05-22 | 2003-10-06 | 株式会社クボタ | 植物を枯死させない作動油 |
JP5378632B2 (ja) * | 1999-04-14 | 2013-12-25 | シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ | 作動液 |
EP1561799A4 (en) | 2002-08-05 | 2006-07-05 | Nippon Oil Corp | LUBRICATING OIL COMPOSITION |
US20100029525A1 (en) | 2008-07-31 | 2010-02-04 | Chevron Oronite Company Llc | Antiwear hydraulic fluid composition with useful emulsifying and rust prevention properties |
JP5947745B2 (ja) * | 2013-05-10 | 2016-07-06 | コスモ石油ルブリカンツ株式会社 | 建設機械用油圧作動油組成物 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP11279892A patent/JP3151784B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05311187A (ja) | 1993-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3935982B2 (ja) | 油圧作動油組成物 | |
JPH06336592A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JPH07316577A (ja) | 潤滑油組成物 | |
KR20170032466A (ko) | 폴리알킬렌 글리콜 기본 산업용 윤활유 조성물 | |
US11242893B2 (en) | Composition of high performance bearing oil for steel plants | |
JP3151784B2 (ja) | 耐熱作動油組成物 | |
NO312680B1 (no) | Smöreoljeblanding | |
JP2011529994A (ja) | 有用な乳化および錆止め性能がある耐摩耗作動液組成物 | |
JPH06200274A (ja) | 終減速機用潤滑油組成物 | |
JPH11302679A (ja) | 潤滑油組成物 | |
WO2020184436A1 (ja) | 錆止め油組成物及びその製造方法 | |
JPH11302680A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP2795911B2 (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP3352123B2 (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP3315002B2 (ja) | 建設機械用ディーゼルエンジン油組成物 | |
JPH09235579A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP7090085B2 (ja) | エーテルベースの潤滑剤組成物、製法および使用 | |
JPH07252489A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JPH07150170A (ja) | 潤滑油組成物 | |
US20200115651A1 (en) | Ether-Based Lubricant Compositions, Methods and Uses | |
JPH05331478A (ja) | 油圧作動油組成物 | |
JP2000219888A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP3914600B2 (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP3914599B2 (ja) | パワーステアリングフルイド組成物 | |
JP2805207B2 (ja) | 油圧油組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |