JP3151611U - 魚捌き補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】魚を捌くとき、鱗が飛散せず、安全確実に、綺麗に魚を捌けるようにする魚捌き補助具を提供する。【解決手段】平面が略長方形の底面が開放している硬質透明なカバー10の口縁には、滑り止め凹凸12が鋸歯状に設けて有り、前記カバーの端辺側外側面は口縁が外側に張り出し傾斜させた包丁ガイド面14が設けてあり、また起立壁16aの一部には横断方向に複数の板材からなる突条群22が設けてある鱗取りブロック20が設けてある。前記突条群22の下縁23は前記カバー10の開放面を含む面よりより外方に突出して設けてある。【選択図】図1
Description
この考案は魚に鱗を除去したり、魚を2枚又は三枚におろしたり、頭を切除するときの補助具に関する。
従来は魚の鱗を取る道具はあるが、頭を除去するときに用いる道具は無く、また魚体を2枚又は3枚におろすときは、通常包丁のみを用いておこなっている。
ところが鱗除去するときに用いる市販鱗除去具は通常下記の特許文献4に示すように、多数の不連続な刃を横向きに設け、これらを魚体表面に押し付けて、これを魚の長さ方向に往復させて使用するが、除去された鱗が飛び散り、調理場が汚れる。
また魚体に腹裂き、2枚おろし、3枚おろしの作業は熟練を要し,且つ技術が未熟だと包丁で怪我する虞があり危険であった。また他の特許文献のものは鱗は飛散しないが,構造が複雑であるし、鱗取り以外の作業には使用できない。
また包丁ガイドとしては刊行物に記載されたものとしては下記の特許文献5に示すように玉葱スライス用のものが知られているが,魚切断乃至三枚乃至二枚おろし用の包丁ガイドは見当たらなかった。
ところが鱗除去するときに用いる市販鱗除去具は通常下記の特許文献4に示すように、多数の不連続な刃を横向きに設け、これらを魚体表面に押し付けて、これを魚の長さ方向に往復させて使用するが、除去された鱗が飛び散り、調理場が汚れる。
また魚体に腹裂き、2枚おろし、3枚おろしの作業は熟練を要し,且つ技術が未熟だと包丁で怪我する虞があり危険であった。また他の特許文献のものは鱗は飛散しないが,構造が複雑であるし、鱗取り以外の作業には使用できない。
また包丁ガイドとしては刊行物に記載されたものとしては下記の特許文献5に示すように玉葱スライス用のものが知られているが,魚切断乃至三枚乃至二枚おろし用の包丁ガイドは見当たらなかった。
この考案は一般家庭で使用する台所道具の一種であって、鱗除去作業時においては、除去された鱗が妄りに飛び散らず、また頭の切除および内臓除去、2枚おろし、3枚おろし作業時にはシッカリと魚体を確保できると共に、包丁で指を切るおそれが殆ど無く,素人でも安全かつ綺麗に魚が捌けるようにするための魚捌き補助具を市場に提供するためである。
この考案の特定考案の効果は、まな板の上の捌こうとする魚体Fの上にこの考案のものを、その長手方向を魚体Fの長手方向に合わせて、カバー10の開放面11が魚体F面に添わせて置く。
このようにすると。前記鱗取りブロック20の突条群22の全部乃至一部は魚体F側面に当接する。
而して、魚体Fの一部である頭又は尾を一方の片手で押さえ、他方の手で、前記カバー10を持ち、或いはハンドル25をカバー10に設けてあるハンドル支持孔15に挿入固定し(図2及び図3参照)、このハンドル25を持って、鱗取りブロック20の突条体群22を魚体F面に押し付けるようにしながら、その尾の方から頭H方向に摺動させると、剥ぎ取られた鱗群Aは魚体F面から弾き飛ばされるが、前記カバー10内であるから、それ以外の場所には殆ど飛散しない。カバー10の移動摺動距離は透明なカバー10であるから、鱗取り突条群22の魚体Fに対する位置をカバー10の外部から透視確認しながらカバー10を前後左右に移動させて、魚体Fの全域の鱗Aを除去出来る。
このようにすると。前記鱗取りブロック20の突条群22の全部乃至一部は魚体F側面に当接する。
而して、魚体Fの一部である頭又は尾を一方の片手で押さえ、他方の手で、前記カバー10を持ち、或いはハンドル25をカバー10に設けてあるハンドル支持孔15に挿入固定し(図2及び図3参照)、このハンドル25を持って、鱗取りブロック20の突条体群22を魚体F面に押し付けるようにしながら、その尾の方から頭H方向に摺動させると、剥ぎ取られた鱗群Aは魚体F面から弾き飛ばされるが、前記カバー10内であるから、それ以外の場所には殆ど飛散しない。カバー10の移動摺動距離は透明なカバー10であるから、鱗取り突条群22の魚体Fに対する位置をカバー10の外部から透視確認しながらカバー10を前後左右に移動させて、魚体Fの全域の鱗Aを除去出来る。
また魚体Fの頭Hを切除する場合は、カバー10の一端である包丁ガイド面14を魚体Fの顎に当て、これを少し捲り上げるように、位置合わせした後、カバー10の上より魚体Fを片手でしっかり抑え、他方の手に包丁Cを持ち、前記が包丁ガイド面14に沿い魚体Fの中骨部まで切り込み、次に魚体Fを裏返し、同様に切り込み、頭Hを切除する(図2参照)。この様にすれば魚体Fはまな板の上で、妄りに移動せず、支持する手は魚体Fからも包丁Cからも離れた位置となり、安全である。
更に包丁ガイド面14の傾斜に包丁Cは案内され、魚肉の無駄も少なく切除できる。
また、魚の腹を割き、内臓を摘出するには、このカバー10によって、腹部側が少しカバー10よりはみ出すように押さえ、カバー10の長辺壁16a又は16bをガイドとして、包丁Cで魚の腹部を縦方向に切り裂き、内臓を摘出する。
更に包丁ガイド面14の傾斜に包丁Cは案内され、魚肉の無駄も少なく切除できる。
また、魚の腹を割き、内臓を摘出するには、このカバー10によって、腹部側が少しカバー10よりはみ出すように押さえ、カバー10の長辺壁16a又は16bをガイドとして、包丁Cで魚の腹部を縦方向に切り裂き、内臓を摘出する。
また魚体Fを2枚又は3枚に開く時も同様に魚体Fをカバー10のハンドル25の無い方の長辺壁16b側を魚体Fの腹側にして抑え、固定しながら(図3参照)、中骨に添って包丁Cを切り込めば、安全に魚体Fを開き乃至2枚又は3枚おろしに出来る。
刺身などにするには、鱗Aを除去し、内臓摘出した後、カバー10で魚体Fを抑えて、魚体Fの尾の部分に少し切れ目を入れて、皮を剥き、カバー10で魚体Fを抑えたまま前記皮をカバー10の上方方向に引っ張り、カバー10を後退させながら、順次前記皮をひきあげると、魚体Fが浮き上がらず,確実かつ容易に皮が剥け、皮無しの魚身が得られる。
皮剥き作業は一般に行われている様に、皮つき魚身を湯に瞬間的に通すと、皮に柔軟性ができ、前記の皮剥ぎ作業が容易となるし、またこの考案の道具を鱗取り作業同様に使用すると魚体Fの皮は容易に剥げる。
前記カバー10とハンドル25が着脱固定自在としてあるときは、使用後は分解し容易に洗浄,洗滌でき、また商品としての流通時、などコンパクトになる。
刺身などにするには、鱗Aを除去し、内臓摘出した後、カバー10で魚体Fを抑えて、魚体Fの尾の部分に少し切れ目を入れて、皮を剥き、カバー10で魚体Fを抑えたまま前記皮をカバー10の上方方向に引っ張り、カバー10を後退させながら、順次前記皮をひきあげると、魚体Fが浮き上がらず,確実かつ容易に皮が剥け、皮無しの魚身が得られる。
皮剥き作業は一般に行われている様に、皮つき魚身を湯に瞬間的に通すと、皮に柔軟性ができ、前記の皮剥ぎ作業が容易となるし、またこの考案の道具を鱗取り作業同様に使用すると魚体Fの皮は容易に剥げる。
前記カバー10とハンドル25が着脱固定自在としてあるときは、使用後は分解し容易に洗浄,洗滌でき、また商品としての流通時、などコンパクトになる。
請求項2記載の考案においては、その他カバー10と鱗取りブロック20と組立て分解自在であるから、使用後分解すれば、容易に細かいところまで洗浄、洗滌でき、保管流通時にコンパクトにできる。
図1乃至図3に示すものであり、10は透明な硬質成形品であるカバーであり、実施例では透明な硬質アクリル樹脂成形品製であり、平面長方形状であり、幅約7cm乃至10cm、長さ15乃至20cm深さ4乃至6cmの箱状であり、底面が開放面11となっており、その開放縁には鋸歯状の滑り止め凹凸12が連続乃至不連続の一例として、鋸歯が2〜3歯ずつを一組として不連続に設けてある。これら滑り止め凹凸12の高さは3mm乃至5mmとし、三角形状としたが、要は魚体Fをカバー10で抑えたとき、魚体Fがカバー10に対して妄りに移動しないものであれば、その大きさ数、形状に限定はない。
前記のカバー10の外面は梨地上の滑り止め加工が施してあることが好ましい。またカバー10は完全に透明であるものに限定されず、内部が透視できれば、半透明であってもこの考案としては同一である。材質もガラス成形品であっても同じである。
前記カバー10の端辺側の起立壁14は開放面側がカバー10の外側に張り出し傾斜角α=65度乃至80度傾斜した包丁ガイド面14としてある。
前記のカバー10の外面は梨地上の滑り止め加工が施してあることが好ましい。またカバー10は完全に透明であるものに限定されず、内部が透視できれば、半透明であってもこの考案としては同一である。材質もガラス成形品であっても同じである。
前記カバー10の端辺側の起立壁14は開放面側がカバー10の外側に張り出し傾斜角α=65度乃至80度傾斜した包丁ガイド面14としてある。
また前記カバー10の開放面11の一端寄りの内側には一対の長辺壁16a、16bには鱗取りブロック20の両端部21が固着してある。即ち鱗取りブロック20がカバー10の横断方向に設けてあり、この鱗取りブロック20はカバー20の横断方向に約1cm間隔をおいて、並列に設けた数枚の板材よりなる突条群22よりなる(図1の符号22参照)。
突条群22はU型材を並列に2本乃至3本間隔を置いて並べて、カバー10の一対の相対峙する長辺壁16a、16bの内面に固定したものでもこの考案としては同じである(図2参照)。
突条群22はU型材を並列に2本乃至3本間隔を置いて並べて、カバー10の一対の相対峙する長辺壁16a、16bの内面に固定したものでもこの考案としては同じである(図2参照)。
鱗取りブロック20はカバー10とは別に、予め一塊にに製造しておき、使用時にこれらを組み立てるようする組立て分解型であってもこの考案としては同じである。
記突条群22の列は1cm程度間隔を設けた空間23が形成してあり、剥離した鱗が詰まらないようにしてある。
前記多数の突条群22の下縁23は前記カバー10の開放口縁を含む開放面11より外方に突出して設けてある(図3参照)。前記下端縁23には不連続な切欠を設け鋸歯様に形成する場合もある。
記突条群22の列は1cm程度間隔を設けた空間23が形成してあり、剥離した鱗が詰まらないようにしてある。
前記多数の突条群22の下縁23は前記カバー10の開放口縁を含む開放面11より外方に突出して設けてある(図3参照)。前記下端縁23には不連続な切欠を設け鋸歯様に形成する場合もある。
前記のハンドル25は、カバー10から取り外したとき、カバー10の内側に収納可能な大きさとし、商品として流通させるとき、若しくは不使用時に嵩張らないようにしてある。
また全体として、透明な硬質の合成樹脂成形品で形成することが好ましい。
また全体として、透明な硬質の合成樹脂成形品で形成することが好ましい。
前記カバー10と鱗取りブロック20は前記の使用形態に限定無く、相互に組立て分解可能として、それぞれ,独立した物品として使用する場合もある。
10・・・カバー
11・・・開放面
12・・・滑り止め凹凸
13・・・起立壁
14・・・包丁ガイド面
15・・・ハンドル挿入孔
16a、16b・・・長辺壁
20・・・鱗取りブロック
22・・・突条群
23・・・下端縁
25・・・ハンドル
11・・・開放面
12・・・滑り止め凹凸
13・・・起立壁
14・・・包丁ガイド面
15・・・ハンドル挿入孔
16a、16b・・・長辺壁
20・・・鱗取りブロック
22・・・突条群
23・・・下端縁
25・・・ハンドル
Claims (2)
- 平面が略長方形の底面が開放している硬質透明なカバーの口縁には、滑り止め凹凸が鋸歯状に設けて有り、前記カバーの端辺側外側面は口縁が外側に張り出し傾斜させた包丁ガイド面が設けてあり、また一対の起立壁16a、16bの一部には横断方向に3乃至5枚の板材よりなる突条群22が設けてある鱗取りブロック20が設けてあり、
前記突条群22の下縁は前記カバーの開放口縁を含む開放面11より外方に突出して設けてあることを特徴とする魚捌き補助具。 - 前記カバー10と鱗取りブロック20は組立て固定、分解離反可能に設けてあることを特徴とする請求項1項記載の魚捌き補助具。
に外側に凸に湾曲して形成してあることを特徴とする請求項1記載の魚捌き補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009001523U JP3151611U (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 魚捌き補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009001523U JP3151611U (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 魚捌き補助具 |
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JP3151611U true JP3151611U (ja) | 2009-07-02 |
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JP (1) | JP3151611U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102177950A (zh) * | 2011-05-17 | 2011-09-14 | 毛坚儿 | 一种鱼鳞清除器 |
WO2017088673A1 (zh) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 王井舟 | 一种家用切生鱼片刀 |
-
2009
- 2009-03-16 JP JP2009001523U patent/JP3151611U/ja not_active Expired - Fee Related
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