JP3151403U - 避難装置の固定器具及びその下降緩衝装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】美観が良く場所を取らず、操作が便利で安全性を具える避難装置の固定器具及びその下降緩衝装置を提供する。【解決手段】支持固定フレーム10と吊り掛け腕20の間には一方向転換定位機構30を設置し、吊り掛け腕20を吊り下げて使用する時の方向を固定するのに用いる。他に支持固定フレーム10に相対する上方には一收納体40を設置し、吊り掛け腕、下降緩衝装置50及び安全ベルト60を收納体内に納置する。また下降緩衝装置50は、主に一機体内部に一減速車輪ユニットを設置し、機体両側の内壁には複数の第一押圧歯を固定し、減速車輪ユニットは一車輪軸で一綱車を機体内部に軸設し、それを車輪軸と共に相対して軸方向に回転及び軸方向位置移動し、綱車はその綱溝両側の盤面に複数の第二押圧歯を環設して第一押圧歯と噛み合わせ、機械干渉を構成する。更にその綱溝二個が相対する溝壁には相互に交錯配置する突丘を設置する。【選択図】図3
Description
本考案は、吊り懸け避難器具の構造に関するもので、美観が良く場所を取らず、操作が便利で安全性を具える避難装置の固定器具及びその下降緩衝装置に係わる。
図1に示すのは、一種の良く見られる下降緩衝避難装置で、類似の公知の下降緩衝避難装置は主に建築物の主体上に一固定部材81を固定してそこに下降緩衝機9を設置する。該下降緩衝機9に巻きつけて設置したワイヤーロープ82は人が地面に向かって降りるための用具となる。該ワイヤーロープ82の一端は人を縛って使用するベルト83を設置し、ワイヤーロープ82本体は下降緩衝機9内部機構のブレーキ作用の下、減緩ワイヤーロープ82が下降緩衝機9を通過する速度を緩め、吊り下げた人が安全に地面に降りられるようにする。
しかしながら、公知の下降緩衝装置の固定部材81は、通常建築物の地面に固定されて簡単に移動できない。その先端の吊り掛け腕設計は折畳構造であるが、全体を折り畳んだ後の固定部材81は人が出入りする動線で更に人が活動する高さにあるため、人の出入りを妨害して場所を取るだけでなく、一般に人はそれと一緒に使用する下降緩衝機9はその他の別の位置に収納するため、使用が不便なだけでなく、初期時間に下降緩衝機を取り外せずに非難する機会を逃してしまいやすい。更に上述公知の固定部材81は、その末端の吊り掛け腕を建築物の壁垣から伸ばして使用する時、吊り掛け腕の末端より遠くにある下降緩衝機9のワイヤーロープ82を引き伸ばして壁垣内側の人がベルトを締められるようにした後、利用者はベルトをした後壁垣を乗り越えて地面まで下げていかなければならず、操作が煩雑なだけでなく、操作の難度も高い。
また、一般公知の下降緩衝機9は、遠心ブレーキ原理を用いるか、もしくは図2に示すとおり一ブレーキドラム91及び一組のワイヤーロープ82を巻きつける一滑車92を設置し、滑車92の車輪軸はバネ93の作用によってブレーキベルト94とブレーキドラムで摩擦接触を構成し、ブレーキベルト94の摩擦減衰作用によって滑車を減速させる。しかしながら、ブレーキベルト94は、使用後磨耗が発生し、加えてブレーキベルト94に作用するバネ93の弾性疲労現象が発生し、ブレーキが失速し人が地面に墜落してしまうこともある。更に公知の下降緩衝機9のワイヤーロープ82は表面摩擦作用と滑車92構成傳動接觸を利用しているだけなので、ワイヤーロープ82が重力を受けてロープ直径が小さくなった時、ワイヤーロープ82と滑車92の間の摩擦接触作用が不足して滑ってしまい、利用者が失速して地面に墜落してしまうこともある。
解決しようとする問題点は、美観が劣り、空間を占領し、更に操作が複雑で安全性に影響を及ぼす点である。
本考案は、一支持固定フレームの主体上で支持固定フレームと相対して滑動及び回転する吊り掛け腕を設置し、吊り掛け腕は下降緩衝装置に吊り掛ける。更に支持固定フレームと吊り掛け腕の間には一方向転換定位機構を設置し、吊り掛け腕を吊り下げて使用する時の方向を固定するのに用いる。他に支持固定フレームに相対する上方には一收納体を設置し、吊り掛け腕、下降緩衝装置及び安全ベルトを收納体内に納置する。また該下降緩衝装置は、主に一機体内部に一減速車輪ユニットを設置し、機体両側の内壁には複数の第一押圧歯を固定し、減速車輪ユニットは一車輪軸で一綱車を機体内部に軸設し、それを車輪軸と共に相対して軸方向に回転及び軸方向位置移動し、綱車はその綱溝両側の盤面に複数の第二押圧歯を環設して第一押圧歯と噛み合わせ、機械干渉を構成する。更にその綱溝二個が相対する溝壁には相互に交錯配置する突丘を設置することを最も主要な特徴とする。
本考案の避難装置の固定器具及びその下降緩衝装置は、綱車と機体両側内壁が互いに機械干渉することによって減速、下降緩衝効果を達成するという利点がある。
美観と空間を占領せずに収納効果を具え、特に操作が便利で安全性の高い避難装置の固定器具及びその下降緩衝装置を提供することを本考案の主な目的とする。
上述の目的のため、本考案の避難支持固定器具は、一支持固定フレームの主体上に支持固定フレームと相対して滑動及び回転する吊り掛け腕を設置し、吊り掛け腕で下降緩衝装置を吊り掛ける。更に支持固定フレームと吊り掛け腕の間には一方向転換定位機構を設置して吊り掛け腕を吊り掛けて使用する時に方向固定する。他に、支持固定フレームに相対する上方には一收納体を設置して吊り掛け腕、下降緩衝装置及び安全ベルトを收納体内に収納する。
他に本考案の下降緩衝装置は、一機体内部に一減速車輪ユニットを設置し、及び複数の案内車輪を設置する。そのうち、機体両側の内壁には複数の第一押圧歯を固定し、該減速車輪ユニットは一車輪軸で一綱車を機体内部に軸設し,綱車を車輪軸と相対して軸方向回転、及び軸方向移動する。各案内車輪は相対軸設在機体に相対して軸設しロープが入る開口箇所となりロープの位置を限定し、ロープが確実に綱車の綱溝内に巻きつくようにする。
該綱車は、その綱溝両側の盤面に複数の第二押圧歯を環設して第一押圧歯と噛み合わせて機械干渉を構成し、及びその綱溝二個の対応する溝壁に相互に交錯配置する突丘を設置する。下降緩衝装置全体は案内車輪の作用によってロープを確実に綱車の輪溝に巻きつけ、突丘の作用によってロープが滑らないようにする。更にロープに力がかかっていない時、綱車は先ず機体内部のうちの一側の内壁と機械干渉を構成し、ロープに力がかかると、綱車は受力方向に向かって回転し、第一、第二押圧歯が相互に押さえることによって、綱車と車輪軸を相対して軸方向に移動させて回転し、機体内部別一側内壁と機械干渉を構成し、綱車と機体両側内壁に交互に発生する機械干渉によって、減速、下降緩衝に効果をもたらす。
本考案の特徴を本考案の図式及び実施例挙げて詳細に説明する。
図3から図6に示すとおり、本考案の避難支持固定器具は、一支持固定フレーム10、一吊り掛け腕20、一方向転換定位機構30,及び一收納体40を含む。そのうち、
図3から図6に示すとおり、本考案の避難支持固定器具は、一支持固定フレーム10、一吊り掛け腕20、一方向転換定位機構30,及び一收納体40を含む。そのうち、
支持固定フレーム10は、建築物の主体上に固定し、建築物の避難通路上下に伸びる一主体11を具え、図に示すとおり支持固定フレーム10を建築物壁垣5に設置する使用方式を例とする。該支持固定フレーム10の主体11は壁垣5及び壁垣5上方の天井6の間に伸びる。実施時、該支持固定フレーム10の主体11は円柱桿形状構造体がよい。
該吊り掛け腕20は、該支持固定フレーム10の主体11上に設置し、更に該支持固定フレーム10と相対して滑動及び回転し、該吊り掛け腕20によって下降緩衝装置50が懸けられる。該方向転換定位機構30は該支持固定フレーム10の主体11と吊り掛け腕20の間に設置し、固定吊り掛け腕20の方向転換に用いられる。実施時、該方向転換定位機構30は、該支持固定フレーム10の主体11に高度及び転換方向を調整する一定位カバー31を設置し、他に該定位カバー31最上端及び該吊り掛け腕20底端に相互に噛み合う斜面32を設置する。これにより、該吊り掛け腕20が支持固定フレーム10の主体11上で回転すると、人が壁垣5内側まで引っ張った時安全ベルト60を装備しやすく、吊り掛け腕20が定位カバー31と接触するところまで下がった時、斜面32の噛み合わせ作用により、吊り掛け腕20を正確な角度まで回転させ、更に重力によって吊り掛け腕20の回転を固定する。
該收納体40は該支持固定フレーム10の主体11上方に相対して設置し、吊り掛け腕20及び下降緩衝装置50を納置する。特に下降緩衝装置50と相互に吊り掛けて使用する安全ベルト60もまた該收納体40内に共に納置する。実施時、該收納体40は、図に示す箱体でも良いし、また箱体の底部に開閉する一底蓋41を設置して美観及び包蔵性を高めてもよい。勿論、該收納体は一袋体(図省略)でもよく、袋体の開口箇所に一ファスナーを設置する。
更に上述の吊り掛け腕20は一收納槽21を設置して下降緩衝機50及び下降緩衝装置50と共に吊り掛ける安全ベルト60を収納し、下降緩衝装置50及び安全ベルト60を吊り掛け腕20と共に收納体40内に収納し、更に使用時には吊り掛け腕20と共に取り出す。図7、図8に示すとおり、更に支持固定フレーム10の主体11一側に一折畳ハシゴ12を設置し、使用時には折畳ハシゴ12を引き出し、支持固定フレームを人の持ち手として壁垣5に上がりやすくする。使用しない時には図9に示すとおり、折畳ハシゴ12を支持固定フレーム10の主体11一側に折りたたんで収納することで、場所を取らない。更に図10に示すとおり、主体11は折畳ハシゴ12の上方に対応して一平台13を設置し、人が立てる面積を広げる。
本考案の下降緩衝装置50は、一機体51、一減速車輪ユニット52、複数の案内車輪53,及び一ロープ70を含み、図11から図14に示し、そのうち、
該機体51は、その両側内壁に複数の第一押圧歯511を設置する。実施時,該機体51の両側壁面は複数の穿孔512を設置し、各第一押圧歯511を機体51外部から穿孔512へ嵌合し、次に機体51の両側壁面の外部に停止板513を固定して各第一押圧歯511を固定し、各第一押圧歯511を機体51両側内壁に相対して突出させる。
該減速車輪ユニット52は、一車輪軸521で一綱車522を機体51内部に軸設し、綱車522は車輪軸521と相対して軸方向に回転及び軸方向移動する。該綱車522の綱溝523両側の盤面環には複数の第二押圧歯524を設置して第一押圧歯511と噛み合わせ機械干渉を構成する。更にその綱溝523二個が対応する溝壁には相互に交錯して配置する突丘525を設置する。各案内車輪53は、機体51に相対して軸設してロープ70が入る開口箇所に用い、図15に示すとおり、各案内車輪53によってロープ70に対する位置限定作用を構成し、ロープ70を綱車522の綱溝523内に確実に巻きつける。該ロープ70は裸線ワイヤーロープもしくは綿糸縄で覆ったワイヤーロープを使用する。
図14に示すとおり、本考案ではロープ70に力がかかってない時、綱車522は先ず機体51内部のうち一側の内壁と機械干渉を構成する。ロープ70に力がかかった時、図17に示すとおり、綱車522は受力方向に向かって回転し、且つ第一、第二押圧歯511、524は互いに押し合う作用により、綱車522と車輪軸521を相対して軸方向に移動させ、且つ回転して機体51内部別一側内壁と機械干渉を構成し、綱車522と機体51両側内壁で交互に機械干渉を起こし、良好な減速効果を達成するだけでなく、良好な信頼度を具える。
特に、本考案の下降緩衝装置50は、更に綱溝523両側に複数の突丘525を交錯して配置し、各該突丘525は図16の凸条形状、もしくは図17の凸点形状であり、更に該綱車522の綱溝523は図に示すとおりのV字型溝槽が良好である。下降緩衝装置全体は、綱溝523両側が交錯配置した突丘525の作用の下、ロープ70を曲方式で綱車522の綱溝523に巻きつけ、綱車522と緊密な挟持作用を構成し、滑り現象を防止し、且つロープを傷つけず、更に下降緩衝装置全体の信頼度を大幅に高める。
図18に示すとおり、下降緩衝機全体50の機体51箇所には一ハンドル環55を吊り掛けて使用者が握り、安全性を高める。更に下降緩衝機と合わせて使用する安全ベルト60はそれぞれ下降緩衝機50のロープ70両端に固定し、各一組の安全ベルト60は人が座るための一臀部支持ベルト61及び人の胸部を締める一胸部支持ベルト62を含み、使用者の固定効果を高め、及び安全ベルトの使用長さは相対して短くする。又,各一組の安全ベルト60は別に一金属掛合部品63を設置して同時に別一組の安全ベルト60使用の際に吊り掛けて利用可能数を増やすか、もしくは救護者が幼児もしくは年長を介助して降ろす時に使用する。
上述のとおり、本考案は避難装置の固定器具及びその下降緩衝装置を提供して実用新案登録を申請する。本考案の技術内容及び技術特徴は既に上述したとおりであるが、本領域に習熟したものが本考案の提示に基づき、各種の本考案の精神から乖離しない入替及び修飾を行うことがあるかもしれない。そのため、本考案の保護範囲は、実施例に挙げたものに制限されず、各種の本考案から乖離しない入替及び修飾は、すべて本考案の請求項に含まれるものとする。
10 支持固定フレーム
11 主体
12 折畳ハシゴ
13 平台
20 吊り掛け腕
21 收納槽
30 方向転換定位機構
31 定位カバー
32 斜面
40 收納体
41 底蓋
5 壁垣
50 下降緩衝装置
51 機体
511 第一押圧歯
512 穿孔
513 停止板
52 減速車輪ユニット
521 車輪軸
522 綱車
523 綱溝
524 第二押圧歯
525 突丘
53 案内車輪
55 ハンドル環
6 天井
60 安全ベルト
61 臀部支持ベルト
62 胸部支持ベルト
63 金属掛合部品
70 ロープ
81 固定部材
82 ワイヤーロープ
83 ベルト
9 下降緩衝機
91 ブレーキドラム
92 滑車
93 バネ
94 ブレーキベルト
11 主体
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82 ワイヤーロープ
83 ベルト
9 下降緩衝機
91 ブレーキドラム
92 滑車
93 バネ
94 ブレーキベルト
Claims (8)
- 避難装置の固定器具において、
建築物の主体上に固定し、建築物の避難通路上下方に伸びる一主体を具える一支持固定フレームと、
該支持固定フレームの主体上に嵌合し、該支持固定フレームと相対して滑動及び回転し、該吊り掛け腕で下降緩衝装置に吊り掛ける一吊り掛け腕と、
該支持固定フレームの主体と該吊り掛け腕の間に設置し、支持及び固定吊り掛け腕の方向回転を支持及び固定する一方向転換定位機構を含むことを特徴とする避難装置の固定器具。 - 前記避難支持固定器具は、該支持固定フレームの主体の上方に一收納体を設置し、吊り掛け腕、下降緩衝装置及び安全ベルトを納置することを特徴とする請求項1記載の避難装置の固定器具。
- 前記方向転換定位機構は、該支持固定フレームの主体に調整及び方向転換する一定位カバーを嵌合し、他に該定位カバー最上端及び該吊り掛け腕底端に相互に合わさる斜面を設置することを特徴とする請求項1記載の避難装置の固定器具。
- 前記吊り掛け腕は、複数の收納槽を設置して下降緩衝機及び下降緩衝機に合わせる吊掛の安全ベルトを収納することを特徴とする請求項1記載の避難装置の固定器具。
- 両側内壁に複数の第一押圧歯を設置する一機体と、
一車輪軸で一綱車を機体内部に軸設し,更に該車輪軸と相対して軸方向に回転及び軸方向位置移動し、該綱車はその綱溝両側の盤面環に複数の第二押圧歯を設置して第一押圧歯と噛み合い、機械干渉を構成し、一ロープを該綱車の綱溝内に巻きつける一減速車輪ユニットを含むことを特徴とする避難装置の固定器具及びその下降緩衝装置。 - 前記綱溝はその二個の相対する溝壁に相互に交錯配置する突丘を設置することを特徴とする請求項5記載の下降緩衝装置。
- 前記機体の両側壁面は、複数の穿孔を設置し、各該第一押圧歯は機体外部から穿孔に嵌合し、次に機体の両側壁面の外部に停止板を固定して各該第一押圧歯を固定することを特徴とする請求項5記載の下降緩衝装置。
- 前記ロープは、両端に一安全ベルトを設置し、各一組の安全ベルトは一臀部支持ベルト及び一胸部支持ベルトを含むことを特徴とする請求項5記載の避難装置の固定器具。
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CN110433407A (zh) * | 2019-07-22 | 2019-11-12 | 于珍 | 一种建筑用高空缓冲逃生以及增压喷洒装置 |
CN114476260A (zh) * | 2022-02-18 | 2022-05-13 | 江苏国范智能科技有限公司 | 一种基于视觉的服装标识判别与剔除装置 |
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- 2008-10-10 JP JP2008007138U patent/JP3151403U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101212443B1 (ko) | 비상 예비용 완강 보조기 |
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