JP3151260U - 折りたたみ式動物捕獲装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】折りたたむことができ分解・組み立てが容易で、捕獲した大型動物が暴れても金網や構造部材があまり歪まず分解・組み立てが困難にならない捕獲装置を提供する。【解決手段】直方体の金属籠を胴部と前面と背面に分割し、胴部は側面と上面と底面を螺旋で連結し、さらに上面と底面を中央部で2分割して螺旋で連結して折りたたみ可能な構造とし、前面と背面はスライド扉を差し込むことができる枠からなり、金属籠胴部を広げた状態で、前面枠と背面枠を嵌めこんでお互いをワイヤーで引っ張りターンバックルを使用して締め込む構造とした。【選択図】図1
Description
本考案は、動物捕獲装置に関するもので、折りたたみと分解・組み立てが簡単で、持ち運びが容易な装置を提供する。
田畑を荒らし人体に危害を加える猪や鹿等の大型動物の捕獲籠は大きな籠で嵩張り一人では持ち運びできない。持ち運びを容易にするために、分解する方法もとられる。この場合、直方体の捕獲籠の6面をボルトナットやクランプを使用して組み立てるとか、嵌め込み式でピンを使って固定する方法がとられている。
従来の捕獲籠を分解してボルトナットやクランプを使用して分解・組み立てを行う方法は分解・組み立てが面倒であるばかりか、猪や鹿等の大型動物は捕獲後、籠の中で暴れて、金網籠や構成部材を歪めてしまい、ボルト穴やピン穴が合わず分解・組み立てが困難となる問題がある。
そこで、本考案者は、折りたたむことができ分解・組み立てが容易で、捕獲した大型動物が暴れても金網や構成部材があまり歪まず分解・組み立てが困難にならない捕獲装置を考案した。本考案の構造を図で説明する。図1は本考案の折りたたみ式動物捕獲装置の斜視図である。また、図3は組み立て前のパーツ図である。本考案の折りたたみ式動物捕獲装置のパーツは、金属籠胴部2、前面スライド枠3、前面金網(スライド扉)4、背面スライド枠5、背面金網(スライド扉)6、短ワイヤー7a〜d、ターンバックル8a、8bからなる。図5は金属籠胴部2を完全に広げた状態の斜視図である。金属籠胴部2は側面金網9a、9bと上面金網10a、底面金網10bからなる。これらはお互いに螺旋11a〜dで連結され連結部で折れ曲がるようになっている。また、上面金網10aと底面金網10bは長手方向に中央部で2分割されて螺旋12a、12bでそれぞれ連結され連結部で折れ曲がるようになっている。前面スライド枠3と背面スライド枠5はそれぞれアングル等で製作されており、金属籠胴部2の端部がアングルの溝に丁度入るようになっている。また、前面スライド枠3と背面スライド枠5は、それぞれ前面金網(スライド扉)4と背面金網(スライド扉)6が、差し込まれ上下にスライドできるようになっている。また、前面スライド枠3と背面スライド枠5の左右の側部には、それぞれ、穴開きリブ等が付けられ、シャックル等を使って短ワイヤー7a〜dが取り付けられている。
次に、本考案の折りたたみ式動物捕獲装置の組み立て方を図で説明する。最初に、金属籠胴部2を図4のように側面金網9a、9bをお互いに離して広げると、上面金網10aは羅線11a、11bおよび螺旋12aを支点に広がり、底面金網10bも螺旋11c、11dと螺旋12bを支点に広がる。完全に広がった状態が図5である。このとき、上面金網10aが自重で再度折り曲がらないように上面金網10aの中央部を棒か何かで仮り支えをしておく。次に、前面スライド枠3を立てて金属籠胴部2の前面端部に嵌め込む。また、背面スライド枠5を金属籠胴部2の背面端部に嵌め込む。前面スライド枠3の短ワイヤー7bと背面スライド枠5の短ワイヤー7dをお互いに引き付けターンバックル8bを使用して繋ぐ、同様に、前面スライド枠3の短ワイヤー7aと背面スライド枠5の短ワイヤー7cをお互いに引き付けターンバックル8aを使用して繋ぐ。ターンバックル8a、8bを徐々に締め込み、前面スライド枠3と背面スライド枠5を金属籠胴部2にしっかりと固定する。上面金網10aと底面金網10bは、端部が前面スライド枠3の溝と背面スライド枠5の溝に入るため、仮り支えを取っても内側に折れ曲がることはない。最後に、前面金網(スライド扉)4と背面金網(スライド扉)6を前面スライド枠3と背面スライド枠5にそれぞれ差し込んで完成する。
前面金網(スライド扉)4と背面金網(スライド扉)6は、動物捕獲前は上方へ持ち上げた状態で設置固定され、動物が捕獲装置内の餌を引っ張った時、固定が外れて落下して閉じる構造であるが、今回の実用新案では前面金網(スライド扉)4と背面金網(スライド扉)6の設置固定方法は何であっても良くこの部分は特に触れない。
次に、本考案の金属籠の折りたたみ方を図で説明する。図8は、本考案の折りたたみ式動物捕獲装置の金属籠胴部2の折りたたみ手順を示した正面説明図で、完成品から、前面金網(スライド扉)4と背面金網(スライド扉)6を抜き取り、ターンバックル8a、8bを緩めて、前面スライド枠3と背面スライド枠5を金属籠胴部2から取り外した後の図である。側面金網9aと9bをお互いに近付けると、上面金網10aは螺旋11aと11bおよび螺旋12aを支点に内側へ折れ曲がり、また、底面金網10bは螺旋11cと11dおよび螺旋12bを支点に内側へ折れ曲がる。この時、底面金網10bが内側へ折れ曲がるように底面金網10bの中央部を多少持ち上げる。側面金網9aと9bをさらに接近させると、図8の一番下の図のように完全に折りたたむことができる。
本明細書中で、猪や鹿等の大型動物用の金属籠を挙げているが、動物の大きさや種類は特に限定しない。
本明細書中で、前面スライド枠3または背面スライド枠5に短ワイヤーの両端2箇所を取り付け、短ワイヤーの中央部を引っ張りターンバックル8a、8bで繋ぐ構造であるが、図9に示すように短ワイヤー7a〜dの一端1箇所をスライド枠に取り付け、他端を引っ張りターンバックルで繋ぐ構造であっても良い。
本明細書中で、前面スライド枠3と背面スライド枠5の短ワイヤー7a〜dを引っ張りターンバックルで繋ぐ構造であるが、図10に示すように、金属籠の側面金網9a、9bに穴付きのリブ13a、13b等を取り付け、そのリブと短ワイヤーをターンバックルで繋ぐ構造であっても良い。
請求項2の考案はスライド扉を直方体の金属籠の前面と背面の両方に取り付けるのではなく、前面または背面の一方に取り付けた場合の考案で、スライド扉は2箇所設ける必要がなく1箇所でも良い
前面スライド枠3と背面スライド枠5を固定している短ワイヤー7a〜dは多少伸縮性があり、強力な力がかかった時に少し伸びて力を吸収することができる。これが、捕獲動物が暴れた(体当たりした)時の金網籠および構成部材の変形(歪み)を防止できる。また、前面スライド枠3と背面スライド枠5を金網籠胴部2の前面端部または背面端部に嵌め込んだ状態には嵌め込み部に隙間があるため、強力な力がかかった時に力を吸収することができる他、金網籠および構成部材が多少歪んでも分解・組み立てには問題がない。
本考案は折りたたみ式なので場所を取らず持ち運びが簡単で一人で持ち運びができ組み立てができる。また、捕獲動物が暴れても前面と背面のスライド枠を固定している短ワイヤーの伸縮性により、金網や構成部材が大きく歪み分解再組み立てが困難になることはない。
田畑を荒らし人体に危害を加える猪や鹿の大型小動物の捕獲に利用することができる。
1 折りたたみ式動物捕獲装置
2 金属籠胴部
3 前面スライド枠
4 前面金網(スライド扉)
5 背面スライド枠
6 背面金網(スライド扉)
7a〜d 短ワイヤー
8a、8b ターンバックル
9a、9b 側面金網
10a、10b 上面金網と底面金網
11a〜d 羅線
12a、12b 金網中央部羅線
13a、13b 穴付きのリブ
2 金属籠胴部
3 前面スライド枠
4 前面金網(スライド扉)
5 背面スライド枠
6 背面金網(スライド扉)
7a〜d 短ワイヤー
8a、8b ターンバックル
9a、9b 側面金網
10a、10b 上面金網と底面金網
11a〜d 羅線
12a、12b 金網中央部羅線
13a、13b 穴付きのリブ
Claims (2)
- 猪や鹿等の動物を捕獲する直方体の金網籠において、金網籠胴部の上面金網と底面金網および側面金網を長手方向に羅線でお互いに連結し、また、該上面金網の中央部および該底面金網の中央部を長手方向に2分割してお互いを螺旋で連結し、さらに、該金網籠の前面および/または背面は上下動するスライド扉と該スライド扉をガイドするスライド枠からなり、該スライド枠の側部に短ワイヤーを取り付け、前面の該スライド枠および背面の該スライド枠を該金網籠胴部の前面端部および背面端部に嵌め込んだ状態で、前面と背面の該スライド枠の該短ワイヤーをお互いに引き付けてターンバックルで接続して締め込み該スライド枠を該金網籠胴部に固定した折りたたみ式動物捕獲装置。
- 請求項1において、上記金網籠の前面または背面のどちらか一方が、金網と金網の周囲を固定する枠から成り、該枠の側部に短ワイヤーを取り付け、前面または背面の上記スライド枠と、背面または前面の該枠を上記金網籠胴部の前面端部および背面端部に嵌め込んだ状態で、該スライド枠と該枠の該短ワイヤーをお互いに引き付けて上記ターンバックルで接続して締め込み該スライド枠と該枠を該金網籠胴部に固定した折りたたみ式動物捕獲装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002210U JP3151260U (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 折りたたみ式動物捕獲装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009002210U JP3151260U (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 折りたたみ式動物捕獲装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3151260U true JP3151260U (ja) | 2009-06-18 |
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Family Applications (1)
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JP2009002210U Expired - Fee Related JP3151260U (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 折りたたみ式動物捕獲装置 |
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JP (1) | JP3151260U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200055569A (ko) * | 2018-11-13 | 2020-05-21 | 제일레스텍 주식회사 | 동물 포획 장치 |
KR102422012B1 (ko) * | 2021-07-30 | 2022-07-15 | 국립생태원 | 소형 포유류 트랩 운용 시스템 및 그 방법 |
-
2009
- 2009-03-17 JP JP2009002210U patent/JP3151260U/ja not_active Expired - Fee Related
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