JP3151208U - 容器取り出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数積層された容器を自動的に1つずつ取り出すと共に容器の補充が容易であり、かつ部品点数が少なくコンパクトで小型の装置で実現できる容器取り出し装置を提供する。【解決手段】Mは開口部を下向きに配置して多数積み重ねられた容器を一つずつ摩擦力を用いて取り出す装置であり、100は開口部を下に向けて多数積み重ねられた容器を収納する容器収納部であり、C1+n(n=ゼロから始まる自然数)は容器収納部100内に積み重ねられた容器であり、200は容器C1+nの最下部に位置する容器C1を一つずつ容器収納部100内から容器収納部100外に取り出す手段を備えた駆動部であり、300は容器取り出し装置Mの筺体であり、筺体300の上部には容器収納部100が着脱可能に装着され、筺体300の内部には駆動部200が固定される。【選択図】図1

Description

本考案は、開口部を下向きに配置して多数積み重ねられた容器を一つずつ摩擦力を用いて取り出すことを特徴とする、容器取り出し装置に関する。
従来、加工食品を扱う工場または作業場において、例えば、魚肉,魚肉加工品,水産物,加工水産物,食肉,食肉加工品,鳥肉,鳥肉加工品,生野菜,野菜加工品,果実,果実加工品,卵,加工卵,惣菜,穀物の加工品,その他加工食品等の所定量ずつを、容器の中に入れる作業がある場合に、作業者は、調理台上または作業台上に山積みまたは積み重ねられた容器から一つまたは複数の容器を取り出して、前記加工食品を計量分または適量入れていた。
ところが、山積みまたは積み重ねられた不安定な容器群から一つまたは複数取り出す際には、両手による取り出しが必要となる場合が多く、作業者に面倒な思いをさせたり、また作業者の手へ前記食品等が付着している場合には、容器に転着しやすいので、その配慮から容器のスムーズな取り出しが行なえない、と言う問題点を前記食品工場の担当者は本考案者に指摘していた。
そこで、本考案者は前記食品工場の担当者の指摘する問題点の解決と装置開発への要望を満たすべく、小型で安価なカップ取出し装置の開発を始めたが、事前に先願調査を試みて、カップや容器の取り出すための手段として下記の技術を参照することにした。
例えば、1台の容器自動供給装置で数種類のカップ容器の供給を可能にし、これにより設備費用のコストダウンを図ると共に、カップ容器内にホコリ等が入って付着するのを完全に防止することができる衛生的な容器自動供給装置の提供を課題とし、その解決手段として、食品充填装置の容器自動供給装置が、開口部を下向きに配置して多数積み重ねられたカップ容器を種類を問わず拡縮自在に収納する第1機構と、多数積み重ねられたカップ容器の最下部に位置するカップ容器を拡縮自在に支持あるいは解放する第2機構と、最下部に位置するカップ容器の開口部を吸着してカップ容器を取り出しさらにこのカップ容器を反転させて所定の装置に供給する第3機構とを有する構成とする容器自動供給装置の開発案件が知られている。(特開平10−194241号公報を参照する)
また、例えば、ポリエチレン等の薄膜材料により略立方体状に形成された、液状の食品や薬品等を収納する容器が、三角形状に折り畳まれ複数積層された状態から、その容器を1つずつ取り出して簡単で確実に所定の位置に移送することを目的とし、その構成が、収納ボックスからシャッタ機構によって保持された1つの折り畳み容器を、容器取り出し機構で取り出すとともに約45度その姿勢を変換させてから、移送機構により、自動的に次工程へ移送することを特徴とする折り畳み容器の移送装置の開発案件が知られている。(特開平5−124624号公報を参照する)
また、例えば、異物による汚染がなく、内部に収容される物品容器の外形寸法に異なりを生じても、各部材の調整により、容器収容に対応することができる物品容器用収容・取出装置の提供を目的とし、その構成が、両側板と背板とが移動調整自在に収容框内に設けられ、その前側の枠体と両側板と背板とにより、下部に容器の挿入,取り出しの開口を有する角筒状の収容室が形成されることを特徴とする物品容器用収容・取出装置の開発案件が知られている。(特開平5−162778号公報を参照する)
ところが、特開平10−194241号公報の容器自動供給装置の開発案件では、食品充填装置の容器自動供給装置が、開口部を下向きに配置して多数積み重ねられたカップ容器を種類を問わず拡縮自在に収納する第1機構と、多数積み重ねられたカップ容器の最下部に位置するカップ容器を拡縮自在に支持あるいは解放する第2機構と、最下部に位置するカップ容器の開口部を吸着してカップ容器を取り出すことを特徴とするが、この開発案件を用いてコンパクトな装置の開発は難しく、特にカップ容器の取り出し手段に吸着手段を用いるのは制御手段の開発も含めて不利であると判断した。
また、特開平5−124624号公報の折り畳み容器の移送装置の開発案件では、その構成が、収納ボックスからシャッタ機構によって保持された1つの折り畳み容器を、容器取り出し機構で取り出すとともに約45度その姿勢を変換させてから、移送機構により、自動的に次工程へ移送することを特徴とするが、この開発案件の折り畳み容器の取り出し手段は参考になったが、部品点数が多くなることでコンパクトな装置の開発は難しいと判断した。
また、特開平5−162778号公報の物品容器用収容・取出装置の開発案件では、その構成が、両側板と背板とが移動調整自在に収容框内に設けられ、その前側の枠体と両側板と背板とにより、下部に容器の挿入,取り出しの開口を有する角筒状の収容室が形成されることを特徴とするが、この開発案件の容器の挿入,取り出し手段は参考になったが、容器の取り出しが手動であり、また容器の補充を作業者が現場で行なうので、容器の取出し作業と補充作業によって時間がとられるために食品工場または作業場の稼動率が低下するという問題があった。
本考案は、上記の課題を解決するために成されたものであり、多数積層された容器を自動的に1つずつ取り出すと共に容器の補充が容易であり、かつ従来には無かった容器の取り出し手段を用いるにも関わらず、その手段を部品点数が少なくコンパクトで小型の装置で実現できる容器取り出し装置の提供を目的とする。
課題を解決するための第一の手段(請求項1)は、開口部を下向きに配置して多数積み重ねられた容器を一つずつ摩擦力を用いて取り出す装置であり、前記容器を収納する容器収納部と、前記容器収納部内に積み重ねられた容器の最下部に位置する容器の内面の少なくとも一部に接触するように形成させた第一摩擦力と、前記第一摩擦力をその先端部に設けたアーム部と、前記アーム部を前記最下部容器の開口部方向に往復運動をさせる駆動部とで構成されることで、前記最下部容器の内面の縁部を第一摩擦力を用いて前記装置本体の下部方向に移動させ、前記最下部容器を前記容器収納部から解放させることを特徴とする、容器取り出し装置を提供することである。
課題を解決するための第一の手段に示した摩擦力に関しては、二物体が接触して相対運動をしようとするとき、または運動しているとき、その接触面で運動を阻止しようとする力が接線方向にはたらくことであり、摩擦力には相対速度の有無により静止摩擦と運動摩擦が知られており、一般的には静止摩擦は運動摩擦よりも摩擦係数は大きいが、本考案では摩擦係数の大小に関係なく利用できるものとする。また、摩擦力には相対運動の種類により滑り摩擦と転がり摩擦が知られており、一般的には滑り摩擦は転がり摩擦よりも摩擦係数は大きいが、本考案では摩擦係数の大小に関係なく利用できるものとする。
また、前記摩擦力を生じさせる手段に関しては、直線運動、回転運動、材料、形状、等の中から選択して用いればよく、単独で用いても組合わせて用いてもよい。また、静止摩擦と運動摩擦に関しては単独で用いても組合わせて用いてもよい。また、滑り摩擦と転がり摩擦に関しては単独で用いても組合わせて用いてもよい。
また、前記摩擦力を生じさせる材料に関しては、二物体間のどちらか一方の表面または両面の少なくとも一部に摩擦力を生じさせるものであれば何の材料を用いても構わない。
また、前記摩擦力を生じさせる形状に関しては、二物体間のどちらか一方の表面または両面の少なくとも一部に摩擦力を生じさせるものであれば何の材料を用いても構わない。
また、前記摩擦係数に関しては、二つの物体の接触面に平行にはたらく摩擦力と、その面に直角にはたらく垂直抗力(圧力)との比であり、摩擦の種類、接する物質の違い・表面の状態などによって大きさが異なるが、一般的には、静止摩擦>滑り摩擦>転がり摩擦であることが知られているが、本考案では摩擦係数の大小に関係なく利用できるものとする。
課題を解決するための第一の手段に示した容器に関しては、開口部を下向きに配置して多数積み重ねられようになっていれば、前記容器の形状や寸法や材質に関しては任意である。
課題を解決するための第一の手段に示した容器収納部に関しては、前記容器の開口部を下向きに配置して多数積み重ねられた状態で収納できるようになっていれば形状は何でも構わないが、一般的には前記容器の形状や寸法や材質が決定された後にそれに合わせて設計されるのが好ましい。
課題を解決するための第一の手段に示した第一摩擦力に関しては、前記摩擦力で示した内容から選択して用いればよいし、その選択した内容を単独で用いてもよいし組合わせて用いてもよい。
課題を解決するための第二の手段(請求項2)は、前記容器収納部の一端部に前記容器の入口部を設け、前記容器収納部の前記一端部に対向する他端部又はその周辺には前記容器の出口部と前記装置本体と着脱可能になる着脱可能手段を設け、前記装置本体の上部の所定位置に前記容器収納部他端部の通過孔部を設け、前記通過孔部又はその周辺に前記容器収納部他端部に設けた着脱可能手段と一対になる着脱可能手段を設けたことを特徴とする、課題を解決するための第一の手段に記載の容器取り出し装置を提供することである。
課題を解決するための第二の手段に示した前記容器収納部他端部に設けた着脱可能手段と前記通過孔部又はその周辺に設ける着脱可能手段とは一対になることが好ましく、例えば、嵌着手段、関着手段、吸着手段、挟着手段、掛着手段、係着手段、持着手段、軸着手段、枢着手段、挿着手段、蝶着手段、締着手段、螺着手段、などの中から選択して、単独で用いてもよいし組み合わせて用いることもできる。
また、前記嵌着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが嵌め合うような関係になっていれば良い。また、前記関着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とがかんぬき状になっている関係になっていれば良い。また、前記吸着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが減圧力や磁力や静電気力などの吸引力を用いるような関係になっていれば良い。また、前記挟着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが挟んでいるような関係になっていれば良い。また、前記掛着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが互いに掛け合うような関係になっていれば良い。また、前記係着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが何らかの力を利用したり何らかの構造を利用して着脱自在な関係になっていれば良い。また、前記持着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが何らかの力を利用したり何らかの構造を利用して保持されているような関係になっていれば良い。また、前記軸着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが軸にて回転自在な関係になっていれば良い。また、前記枢着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが凹部分と凸部分を利用するような関係になっていれば良い。また、前記挿着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とがある部分をある部分に挿し込むような関係になっていれば良い。また、前記蝶着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが蝶番のように回動自在な関係になっていれば良い。また、前記締着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とが締め付け合うような関係になっていれば良い。また、前記螺着手段に関しては、前記通過孔部又はその周辺部と前記容器収納部他端部又はその周辺部とがねじ込まれるような関係になっていれば良い。
課題を解決するための第三の手段(請求項3)は、前記装置上部に設けた着脱部の周辺であり、前記第一摩擦力と接触する可能性のある領域内であり、前記最下部容器の外面の縁部に接触または近接する周辺に、第二摩擦力を形成させ、前記最下部容器の外面の縁部を第二摩擦力を介して前記装置本体の下部方向に移動させ、前記最下部容器を前記容器収納部から解放させることを特徴とする、課題を解決するための第一の手段または課題を解決するための第二の手段に記載の容器取り出し装置を提供することである。
課題を解決するための第三の手段に示した第二摩擦力に関しては、前記摩擦力で示した内容から選択して用いればよいし、その選択した内容を単独で用いてもよいし組合わせて用いてもよい。
課題を解決するための第四の手段(請求項4)は、前記第一摩擦力として、前記アーム部の先端部にゴムローラーを回動可能に設けかつゴムローラーの回転を制御できるように形成して、また、前記第二摩擦力には前記最下部容器を前記装置本体の下部方向に所定距離移動させた後に速やかに、前記容器収納部内に積み重ねられた容器の最下部から二番目に位置する容器の外面の少なくとも一部に接触するような機能を形成させることを特徴とする、課題を解決するための第一の手段から課題を解決するための第三の手段のいずれかに記載の容器取り出し装置を提供することである。
課題を解決するための第四の手段に示したゴムローラーに関しては、一般的に入手できるタイプのものを用いることができる。また構造に関しては、前記アーム部の先端部に回動可能に設けることができれば何でもよいが、この場合、前記アーム部の先端部とゴムローラーの接続部をワンウエイベアリングで接続しゴムローラーの回転を一方向のみで行うようにするのが好ましい。また、メンテナンス性を考慮すれば着脱可能な構造になっていることが好ましい。また、ゴムローラー全体を前記第一摩擦力で形成しても良いし、前記容器部内面と接触する部位を前記第一摩擦力で形成しても良い。
また、ゴムローラー全体の材質に関しては、主材料として、天然ゴム製、合成ゴム製、シリコンゴム製、シリコン樹脂製、軟質プラスチック製の中から選択して用いても良いし組合せて用いても良いし、添加材料として天然ゴム製、合成ゴム製、シリコンゴム製、シリコン樹脂製、軟質プラスチック製の中から選択して用いても良いし組合せて用いても良い。また、ゴムローラーの前記容器部内面と接触する部位の材質に関しては、主材料として、天然ゴム製、合成ゴム製、シリコンゴム製、シリコン樹脂製、軟質プラスチック製の中から選択して用いても良いし組合せて用いても良いし、添加材料として天然ゴム製、合成ゴム製、シリコンゴム製、シリコン樹脂製、軟質プラスチック製の中から選択して用いても良いし組合せて用いても良い。
また、上述したゴムローラーの材質には、抗菌性を備えた材料を所定量混合させても構わない。前記抗菌性材料に関しては一般的に入手しやすいタイプを使用するのが好ましい。
課題を解決するための第四の手段に示したゴムローラーの回転を制御できるように形成することに関しては、前記アーム部の先端部とゴムローラーの接続部をワンウエイベアリングで接続することで、前記ゴムローラーが前記最下部容器の内面方向に向って前記最下部容器の内面に接触しながら上昇する場合は回転し、前記ゴムローラーが前記最下部容器の内面に接触しながら前記装置本体の下部方向に下降する場合は回転を停止させるようにすることが好ましい。
また、前記アーム部の先端部とゴムローラーの接続部をワンウエイベアリングで接続しない場合は、ゴムローラーの回転を一方向のみで行うようにする手段を用いるのであれば何の手段を用いても構わない。
本考案の明細書と図面に記載した容器収納部によって、多数の前記容器を開口部を下向きに配置して積み重ねることになるので、たとえ長時間放置した状態であっても、前記容器の内部にごみやホコリ等が入って付着するのをほぼ完全に防止することができ、また、本考案の装置が稼動中でも前記容器の補充が容易になることを特徴とする、容器取り出し装置を提供できる。
また、本考案の明細書と図面に記載した前記容器収納部と、前記第一摩擦力または前記第二摩擦力、または前記第一摩擦力と前記第二摩擦力、を用いて前記容器を自動的に一つずつ取り出す装置が実現できることで、部品点数が少なくコンパクトで小型の装置になることにより、コストダウンを図ることができる容器取り出し装置の提供が可能になる。
また、本考案によってコンパクトで小型の容器取り出し装置を提供できることで、前記食品工場や前記作業場の作業台の上に載置することができ、また前記食品工場や前記作業場の作業者の直近に設置することができるので、作業者の生産性が向上する。
また、本考案のように容器取り出しが自動にできる装置を提供できることで、前記食品工場や前記作業場の作業台の上に載置することができ、また前記食品工場や前記作業場の作業者の直近に設置できるにもかかわらず、前記容器取り出し時に、前記食品や前記加工食品の一部が付着しないので、食品衛生上良好である。
また、本考案の明細書と図面に記載した容器収納部の着脱可能手段と、前記装置本体の着脱可能手段とによって、前記容器収納部が前記装置本体と着脱可能な関係になるので、作業開始前に前記容器を充填した容器収納部を必要と思われる数量分を準備しておくことができるので、作業開始時に装着した前記容器充填済み容器収納部が作業中に空になっても容易に脱着でき、さらに短時間で次の前記容器充填済み容器収納部を装着できるようになるので、前記食品工場や前記作業場の作業者の生産性が向上する。
また、本考案に記載したゴムローラーはメンテナンス性に優れているのと、従来製品よりも稼動部分が少ないので、従来製品よりも耐久性が向上した容器取り出し装置の提供が可能になる。
また、本考案の明細書と図面に記載した第一摩擦力と第二摩擦力を利用することによって、前記容器の取り出し速度を大幅に向上させることができるので、上述した考案の効果と合わせて本考案の容器取り出し装置の一台当りの作業性を大幅に向上させることが出来ることになり、結果的にコストパフォーマンスに優れた容器取り出し装置を提供できる。
以下、本考案に係る容器取り出し装置を実施例に基づいて図1〜図5を用いて説明する。
図1は本考案の容器取り出し装置の動作状態を示す概略説明図であり、第一摩擦手段が最下部容器の内面に接触している状態を示している。図2は本考案の容器取り出し装置の動作状態を示す概略説明図であり、第一摩擦手段が最下部容器の内面に接触している状態を拡大して示している。図3は本考案の容器取り出し装置の動作状態を示す概略説明図であり、第一摩擦手段と第二摩擦手段を用いて最下部容器を移動させている状態を示している。図4は本考案の容器取り出し装置の動作状態を示す概略説明図であり、最下部容器を容器収納部から解放させている状態を示している。図5は本考案により前記容器収納部と前記装置本体とが着脱可能な関係になっていることを示す説明図である。
図1から図5より、Mは開口部を下向きに配置して多数積み重ねられた容器を一つずつ摩擦力を用いて取り出す装置であり、100は開口部を下に向けて多数積み重ねられた容器を収納する容器収納部であり、C1+n(n=ゼロから始まる自然数)は容器収納部100内に積み重ねられた容器であり、200は容器C1+nの最下部に位置する容器C1を一つずつ容器収納部100内から容器収納部100外に取り出す手段を備えた駆動部であり、300は容器取り出し装置Mの筺体であり、筺体300の上部には容器収納部100が着脱可能に装着され、筺体300の内部には駆動部200が固定される。容器取り出し装置Mが以上のように構成されることで、容器収納部100が装着され駆動部200が作動することによって容器C1+nが一つずつ筺体300の底部に落下し使用可能な状態になる。
図1から図4より、容器収納部100について詳述する。
この実施例で用いる容器C1+nの開口部が円形になっているので、容器収納部100は円筒形になるよう形成される。容器収納部100の上部の開口部110には容器C1+nの開口部を下に向けて投入できるように形成され、容器収納部100の下部の開口部120は容器C1+nの開口部を下に向けて積み重ねられ、所定の条件で容器C1+nの最下部に位置する容器C1を一つずつ容器収納部100内から容器収納部100外に取り出せるように形成される。容器収納部100の寸法に関しては容器C1+nの寸法や収納数によって設計される。容器収納部100の下部開口部120の周縁には、筺体300の上部310に設けられた開口部311と着脱可能になる手段130が形成されている。また、容器収納部上部開口部110に容器C1+nの開口部を下に向けて投入する手段に関しては、機械的手段を用いても、電磁気的手段を用いても、空気力手段を用いても、人手による供給でも構わない。
図1から図4より、駆動部200について詳述する。
駆動部200は、容器収納部100内に積み重ねられた容器C1+nの最下部に位置する容器C1の内面の少なくとも一部に接触するように形成させてある第一摩擦力として機能するゴムローラー210と、ゴムローラー210を回動可能に設け及びゴムローラー210の回転を制御する制御手段211を設けたアーム部220と、ゴムローラー210を設けたアーム部220の先端部221に対向する後部の所定部位にアーム部先端部221を容器C1または容器C1+nの開口部周辺から筺体300の内部の所定位置との間の直線距離を往復移動させるように形成させたクランク部230と回動可能に接続する接続部222が設けられ、クランク部接続部222はクランク部230の一端部231に回動可能に接続され、クランク部230の他端部232にはクランク部230に回転駆動を与えるクランク駆動モーター240が設けられ、クランク駆動モーター240のクランク部230への回転駆動力は回転シャフト241を介して行なわれることで、クランク部230はアーム部220の往復移動を生じさせるように制御することによってゴムローラー210は容器C1の内面の少なくとも一部を摺動し容器C1を容器C1+nから離脱させ筺体300の底部320に落下させ容器C1を使用可能な状態にするものである。
尚、クランク駆動モーター240に関しては、電磁気的手段を用いた動力発生機や空気式手段を用いた動力発生機や超音波式手段を用いた動力発生機やゼンマイ式手段を用いた動力発生機や手動式手段を用いた動力発生機の中から選択して用いることができる。
また、クランク部230に回転駆動力を与える手段の一つとして、手動も選択肢の一つである。また、アーム部220を往復移動させるような手段の一つとして、リニアモーターも選択肢の一つである。さらに、アーム部220を往復移動させるような手段の一つとして、手動も選択肢の一つである。
また、クランク部230の形状に関しては、クランク駆動モーター240の回転シャフト241の回転運動を往復運動に変え、その往復運動をアーム部220の往復移動が可能になるように形成するものとする。
図1と図5より、筺体300について詳述する。
筺体300の構造としては、筺体上部310と、筺体底部320と、駆動部200を筺体300の内部に保持する手段としての駆動部保持体330と、駆動部保持体330を筺体300の内部に固定するための部材である駆動部固定アングル340とで構成されており、筺体上部310の所定位置には容器C1+nの出し入れを可能にするためと容器収納部着脱可能手段130を着脱可能にするためとアーム部先端部221及びゴムローラー210の出し入れを可能にするために筺体上部開口部311を設け、筺体底部320の所定位置には駆動部固定アングル340の下部341を固定し、駆動部固定アングル340の上部342には駆動部保持体330の上部331が調整可能及び移動可能に接続され、駆動部保持体330の所定位置にクランク駆動モーター240が装着されるようになっている。
尚、駆動部保持体330の構造としては、アーム部先端部221及びゴムローラー210が容器C1または容器C1+nの開口部周辺から駆動部保持体上部331までの直線距離を往復移動できるようになっており、またクランク駆動モーター240の回転シャフト241の回転運動を往復運動に変えるためのクランク部230の動作とアーム部220の往復移動が可能なように形成するものとする。
また、筺体300の所定部位には、容器収納部下部開口部120から筺体上部開口部311を介して筺体底部320の所定範囲に一つずつ落下する容器C1+nを使用可能にするために、容器取り出し装置Mの使用者の片手の指または両手の指を用いて少なくとも一つ以上の容器C1+nを摘みながら出し入れ可能なような開口部を形成するものとする。
図1から図5より、第一摩擦力としてのゴムローラー210の作用を補助または強化させる第二摩擦力に関して説明する。
400は、本考案の第二摩擦力としてのゴム体であり、ゴムローラー210が容器C1の内部に接触しアーム部先端部221が駆動部固定アングル上部342の方向に直線移動したときにゴムローラー210が容器C1を伴って移動することで容器C1を介して当接するように形成され取り付けられる。ゴム体400は、ゴム体保持部材410に保持され、ゴム体保持部材410はゴム体400とゴムローラー210との接触圧を調節する機能を備えたゴム体調節手段420に移動可能な状態で接続され、ゴム体調節手段420はゴム体調節手段保持部材430を介して移動可能な状態で駆動部保持体上部331に接続される。また、ゴム体調節手段420にはゴム体400とゴムローラー210との接触圧を調節する機能であるゴム体接触圧調節機能421が設けられている。
また、ゴム体400の機能としては、容器C1及び容器C1に続く容器C2が容器C1+nから開放された後に速やかに容器収納部下部開口部120の周辺で保持されていて容器C1+nの最下部である容器C2及び容器C2に続く容器C3の外面でかつ周縁部の少なくとも一部に接触することで容器収納部下部開口部120の周辺で保持するようにゴム体調節手段420やゴム体調節手段保持部材430を調節するものとする。また、ゴム体接触圧調節機能421を用いてゴム体400の位置や角度を細かく調節することで、ゴムローラー210との接触圧を細かく調節することが可能になり、また、容器C1+nの外面でかつ周縁部の少なくとも一部に接触する位置や接触圧を細かく調節することが可能になる。
図1から図5より、ゴムローラー210の作用を補助または強化させる手段に関して説明する。
ゴムローラー210の回転を制御するゴムローラー制御手段211をこの実施例ではワンウエイベアリングを用いることで、容器C1+nの最下部にセットされる容器の内面方向に向って接触しながら上昇する場合は回転し、ゴムローラー210が容器C1+nの最下部にセットされる容器の内面に接触しながら筺体底部320の方向に下降する場合はゴムローラー210の回転を停止するような機能になっているタイプを導入するものとする。
また、ゴムローラー210の作用を補助する手段の一つとして、ゴムローラー210が容器C1または容器C1+nの開口部周辺から筺体300の内部の所定位置との間の直線距離を往復移動させる場合の調節手段として、この実施例ではゴムローラー往復移動調節手段500を設けてもよい。ゴムローラー往復移動調節手段500は、ゴムローラー210を所定位置で停止させるストッパー510と、ストッパー510と本体であるゴムローラー往復移動調節手段500とを移動可能な状態で保持させるストッパー保持部材520と、ストッパー510の移動距離や角度を調節するストッパー調節手段530とで構成されている。このゴムローラー往復移動調節手段500が機能することで、ゴムローラー210の往復移動の調節が可能になる。すなわち、ストッパー510の位置や角度をストッパー調節手段530を用いて調節することで、ゴムローラー210の筺体300内での停止位置を細かく調節することが可能になる。
図1から図5より、ゴムローラー210の機能を補助または強化させる手段に関して説明する。
212はゴムローラー210とアーム部先端部221を回動可能な状態で保持するように形成させたゴムローラー保持部材であり、ゴムローラー保持部材212によってゴムローラー210の細かい制御が可能になる。
上記実施の形態の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮するものではない。また、本考案の各部構成は上記実施の形態に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本考案の容器取り出し装置は、食品工場や食品加工所や食品を扱う作業場で用いるために開発されたが、本考案は前記容器の条件はそのままにして、前記食品以外の装置に用いることもでき、例えば、電子部品関連を扱う分野にも応用できるため、産業上の利用可能性は大きいと判断できる。
本考案の容器取り出し装置の動作状態を示す概略説明図である。 本考案の容器取り出し装置の動作状態を示す概略説明図である。 本考案の容器取り出し装置の動作状態を示す概略説明図である。 本考案の容器取り出し装置の動作状態を示す概略説明図である。 本考案の容器収納部と本考案の装置本体とが着脱可能な関係になっていることを示す説明図である。
符号の説明
M:容器取り出し装置,C1+n,C1,C2,C3:容器
100:容器収納部,110:容器収納部上部開口部,120:容器収納部下部開口部,130:容器収納部着脱可能手段
200:駆動部,210:ゴムローラー,211:ゴムローラー制御手段,
212:ゴムローラー保持部材,220:アーム部,221:アーム部先端部,
222:クランク部接続部,230:クランク部,231:クランク部一端部,
232:クランク部他端部,240:クランク駆動モーター,241:回転シャフト
300:筺体,310:筺体上部,311:筺体上部開口部,320:筺体底部,
330:駆動部保持体,331:駆動部保持体上部,340:駆動部固定アングル,
341:駆動部固定アングル下部,342:駆動部固定アングル上部
400:ゴム体,410:ゴム体保持部材,420:ゴム体調節手段,
421:ゴム体接触圧調節機能,430:ゴム体調節手段保持部材
500:ゴムローラー往復移動調節手段,510:ストッパー,
520:ストッパー保持部材,530:ストッパー調節手段

Claims (4)

  1. 開口部を下向きに配置して多数積み重ねられた容器を一つずつ摩擦力を用いて取り出す装置であり、前記容器を収納する容器収納部と、前記容器収納部内に積み重ねられた容器の最下部に位置する容器の内面の少なくとも一部に接触するように形成させた第一摩擦力と、前記第一摩擦力をその先端部に設けたアーム部と、前記アーム部を前記最下部容器の開口部方向に往復運動をさせる駆動部とで構成されることで、前記最下部容器の内面の縁部を第一摩擦力を用いて前記装置本体の下部方向に移動させ、前記最下部容器を前記容器収納部から解放させることを特徴とする、容器取り出し装置。
  2. 前記容器収納部の一端部に前記容器の入口部を設け、前記容器収納部の前記一端部に対向する他端部には前記容器の出口部と前記装置本体と着脱可能になる着脱可能手段を設け、前記装置本体の上部の所定位置に前記容器収納部他端部の通過孔部を設け、前記通過孔部又はその周辺に前記容器収納部他端部に設けた着脱可能手段と一対になる着脱可能手段を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の容器取り出し装置。
  3. 前記容器収納部の一端部に前記容器の入口部を設け、前記容器収納部の前記一端部に対向する他端部には前記容器の出口部と前記装置本体と着脱可能になる着脱可能手段を設け、前記装置本体の上部の所定位置に前記容器の通過孔部を設け、前記通過孔部に前記容器収納部他端部に設けた着脱可能手段と一対になる着脱可能手段を設けたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の容器取り出し装置。
  4. 前記第一摩擦力として、前記アーム部の先端部にゴムローラーを回動可能に設けかつゴムローラーの回転を制御できるように形成して、また、前記第二摩擦力には前記最下部容器を前記装置本体の下部方向に所定距離移動させた後に速やかに、前記容器収納部内に積み重ねられた容器の最下部から二番目に位置する容器の外面の少なくとも一部に接触するような機能を形成させることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の容器取り出し装置。
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