JP3151188U - 防錆効果を有するボルト - Google Patents

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Abstract

【課題】防錆効果を有し、長期間で防錆作用を持続させることを可能にするボルトを提供する。【解決手段】ボルト10の内部に油収容空間30を配置し、シャンク25の周面に油収容空間30へ連通する複数の誘導孔40を配置し、油収容空間30に防錆液体を吸収可能な吸着部材を配置することによって構成される。油収容空間30内の防錆液体を誘導孔40からシャンク25の外周面に浸透させることによってボルト10に防錆作用を与えることが可能である。かつ防錆液体を徐々に滲出させることによって長時間の防錆効果を提供することが可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、ボルトに関し、詳しくは防錆効果を有するボルトに関するものである。
現今、ほとんどのボルトは金属製である。金属の活性が大きいため、ボルトを大気環境に露出させる場合、酸化反応し、錆が発生したことが原因でボルトと接合対象物とが錆付いてしまうか、ボルトと接合対象物とが腐食されてしまうという現象が発生する。強引に錆付いたボルトをはずす場合、ボルトまたは接合対象物を破壊しなければならないだけでなく、時間と力がかなりかかるため、非常に不便である。
従来のボルトの錆発生を抑制する方法は、ボルトの表面に油を塗布することである。しかし、暫くの時間が経ったら、塗布した油が環境または温度要素によって乾いて防錆効果を失ってしまうため、改善の余地がある。
本考案の主な目的は、防錆効果を有するボルトを提供することである。
本考案のもう一つの目的は、長期間で防錆作用を持続させることを可能にするボルトを提供することである。
上述の目的を達成するために、本考案によるボルトは、ボルトの内部に油収容空間を配置し、シャンクの周面に油収容空間へ連通する複数の誘導孔を配置し、油収容空間に防錆液体を吸収可能な吸着部材を配置することによって構成される。
油収容空間内の防錆液体を誘導孔からシャンクの外周面に浸透させることによってボルトに防錆作用を与えることが可能である。かつ防錆液体を徐々に滲出させることによって長時間の防錆効果を提供することが可能である。
本考案の第1実施形態の立体図である。 図1の縦方向に沿った断面図である。 本考案の第2実施形態の縦方向に沿った断面図である。 本考案の第3実施形態の縦方向に沿った断面図である。 本考案の第4実施形態の立体図である。 図4の縦方向に沿った断面図である。
本考案の目的、特徴および効果を説明するため、以下の複数の実施形態および図面に基づいて説明を進める。
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、本考案の第1実施形態によるボルト10は、ヘッド20およびヘッド20の一端に連結されるシャンク25から構成される。ヘッド20の外周面は多角形、例えば六角形を呈する。シャンク25はヘッド20の底部に形成され、外周面にねじ山26を有する。
本考案はさらに油収容空間30、複数の誘導孔40、吸着部材50およびキャップ55を備える。
油収容空間30は、ボルト10の内部に配置され、ボルト10の表面を貫通する少なくとも一つの開口部を有する。詳しく言えば、油収容空間30は、連続する第一空間32および第二空間34を有する。第二空間34はヘッド20の中に位置付けられ、ボルト10の頂部を貫通するため、開口部が形成される。第一空間32はシャンク25内に位置付けられ、第二空間34と連続する。また第二空間34の幅は第一空間32の幅より大きければ好ましい。説明すべきなのは、油収容空間30の形は本実施形態により掲示された形に限らず、単一の内径空間にすることも可能である。
複数の誘導孔40は、適切な間隔をおいてボルト10のシャンク25の周面に配置され、かつ油収容空間30の第一空間32に連通するように奥へ延伸する。本実施形態において、誘導孔40は複数の列(少なくとも二列)でシャンク25に配列される。一列ごとに一定の間隔をおいて配列される複数の誘導孔40を有する。
吸着部材50は、潤滑油などの防錆液体を吸収するため、細孔を有する高分子材料または繊維材料、例えばスポンジまたは布製品などを採用することが可能である。吸着部材50は、油収容空間30内に装着される。実際に、潤滑油を吸着部材50に含浸させ、そののち吸着部材50を油収容空間30内に装着するか、または吸着部材50を油収容空間30内に装着し、そののち油収容空間30内に潤滑油を注入し、潤滑油を吸着部材50に浸透させることも可能である。吸着部材50は、第一空間32および第二空間34に完全に充満するか、または第一空間32のみに充満することが可能であるため、油収容空間30に防錆液体を充填することが可能となる。
キャップ55は、油収容空間30の開口部に装着され、潤滑油が開口部から流出すること及び吸着部材が開口部から逸脱することを避けることが可能である。またキャップ55を開口部に固定するか、または取り外し可能な方法(締め付け方法)で開口部に設けることが可能である。
使用の際、レンチ(図中未表示)をボルト10のヘッド20に嵌めればボルト10を回すことが可能である。
ボルト10によって接合対象物を締め付ける際、油収容空間30中の潤滑油は毛管現象によって誘導孔40に沿ってシャンク25の外周面に滲出し、保護膜を形成し、シャンク25の表面を覆う。このときシャンク25と接合対象物とのねじ孔間は潤滑油によって保護されるため、酸化反応および錆を引き起こすという現象が発生しない。従って、ボルト10と接合対象物とが錆付いてしまうことを抑制することが可能である。
潤滑油は吸着部材から吸収され、迅速に流出することなく徐々に滲出するため、長時間の潤滑および防錆効果をボルトの表面に与えることが可能である。従って、長時間をわたっても、ボルトが錆びないように抑制することだけでなく、接合対象物またはボルトを破壊する必要なく、接合対象物からボルトを簡単に緩めることが可能となる。
(第2実施形態)
図3に示すように、本考案の第2実施形態によるボルト10’は第1実施形態とほぼ同じであり、同じ部品は同じ符号で表示される。本実施形態において、油収容空間30の両端はボルト10’の頂部および底部を別々に貫通し、その開口部はキャップ55及びキャップ55’によって別々に密封される。
(第3実施形態)
図4に示すように、本考案の第3実施形態によるボルト60は、連続するヘッド72およびシャンク74、油収容空間75、若干の誘導孔76および吸着部材78を備える。シャンク74は外周面にねじ山を有する。油収容空間75はボルト60中に配置され、誘導孔76は油収容空間75に連通するようにシャンク74の周面に配置され、吸着部材78は防錆液体を吸収するため、油収容空間75中に装着される。
本実施形態において、油収容空間75の開口部はシャンク75の底部に形成され、キャップ79は油収容空間75の開口部に装着される。
同様に防錆液体は誘導孔76からシャンク74の表面に滲出し、防錆作用を果たすことが可能である。
ヘッド72は頂部に駆動部721、例えば六角孔を有するため、レンチをヘッド72の外周面に嵌めるか、または工具(例えば六角レンチ)と駆動部721とを連結すれば、ボルト60を回すことが可能である。
(第4実施形態)
図5および図6に示すように、本考案の第4実施形態によるボルト80は、同様にヘッド92、シャンク94、油収容空間95、若干の誘導孔96および吸着部材98を備える。油収容空間95はボルト80中に配置され、誘導孔96は油収容空間95に連通するようにシャンク94の周面に配置され、吸着部材98は防錆液体を吸収するため、油収容空間95中に装着される。
ヘッド92は頂部に駆動部921が凹設されている。駆動部921は多角孔である。油収容空間95の開口部は、駆動部921と連続するようにヘッド92に位置付けられる。
キャップ99は、油収容空間95を密封するため、油収容空間95の開口部および駆動部921の間に装着される。
本実施形態の使用効果は、上述の実施形態と同じであるため、説明を省略する。かつ、本実施形態は、油収容空間95の開口部をシャンク94の底部を配置することも可能である。
10:ボルト、20:ヘット、25:シャンク、26:ねじ山、30:油収容空間、32:第一空間、34:第二空間、40:誘導孔、50:吸着部材、55:キャップ、55': キャップ、60:ボルト、72:ヘット、74:シャンク、75:油収容空間、76:誘導孔、78:吸着部材、79:キャップ、80:ボルト、92:ヘット、94:シャンク、95:油収容空間、96:誘導孔、98:吸着部材、99:キャップ、721:駆動部、921:駆動部

Claims (9)

  1. ヘッドと、
    前記ヘッドの底部に連結され、外周面にねじ山を有するシャンクと、を備える防錆効果を有するボルトであって、
    ボルトの内部に配置される油収容空間と、
    前記油収容空間に連通可能に前記シャンクの周面に配置される複数の誘導孔と、
    防錆液体を吸収するために前記油収容空間に装着され、かつ防錆液体を前記誘導孔から前記シャンクの外周面に流出させる吸着部材と、
    を有することを特徴とする防錆効果を有するボルト。
  2. 前記油収容空間は、少なくとも一つの開口部および少なくとも一つのキャップを有し、前記開口部はボルトの一端に位置付けられ、前記キャップは前記油収容空間の前記開口部を密封することを特徴とする請求項1に記載の防錆効果を有するボルト。
  3. 前記油収容空間の前記開口部は、前記ボルトの前記ヘッドに位置付けられることを特徴とする請求項2に記載の防錆効果を有するボルト。
  4. 前記油収容空間の前記開口部は、前記ボルトの前記シャンクに位置付けられることを特徴とする請求項2に記載の防錆効果を有するボルト。
  5. 前記油収容空間は、連続する第一空間および第二空間を有し、前期第一空間は前記シャンクに位置付けられ、前記第二空間は前記ヘッドに位置付けられ、前記誘導孔は前期第一空間に連通することを特徴とする請求項1に記載の防錆効果を有するボルト。
  6. 前記ヘッドは、頂部に駆動部が凹設されていることを特徴とする請求項1に記載の防錆効果を有するボルト。
  7. 前記誘導孔は、少なくとも二列で前記シャンクに配列されることを特徴とする請求項1に記載の防錆効果を有するボルト。
  8. 前記吸着部材は、繊維材料であることを特徴とする請求項1に記載の防錆効果を有するボルト。
  9. 前記吸着部材は、細孔を有する高分子材料であることを特徴とする請求項1に記載の防錆効果を有するボルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108843671A (zh) * 2018-08-10 2018-11-20 平湖巨龙紧固件有限公司 一种防锈螺母
CN109083910A (zh) * 2018-11-02 2018-12-25 浙江亦宸五金有限公司 一种防锈自攻螺钉
JP2021025663A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 デザインパーツ株式会社 ボルト及び棒状部材
CN113530947A (zh) * 2021-05-27 2021-10-22 赵磊 一种紧固螺钉

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