JP3150890U - 食品用発泡スチロール箱及び食品用発泡スチロール箱セット - Google Patents
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Abstract
【課題】水産物や冷凍食品等を収納する際に、シール等の紙状物を防水状態で保護することができる食品用発泡スチロール箱を提供する。【解決手段】食品用発泡スチロール箱の蓋の裏側面にそって紙状物を収容可能なポケットを備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、水産物等を収納する食品用発泡スチロール箱及び食品用発泡スチロール箱セットに関する。
食品用発泡スチロール箱を用いて水産物や冷凍食品等の配送が行われる場合、スーパー等で用いられる販売促進用シールや原産地表示シール等も一緒に収められていることが多い。これらのシールは、消費者の購買意欲を高め、商品の安全性を表示する上で重要なものである。そのため、水産物や冷凍食品等と共に収納する際にシールが水に濡れないようにビニール袋に封入した状態にすることが多い。
しかしながら、シールをその都度ビニール袋に封入するのは手間がかかり、またビニール袋に封入したとしても水産物や冷凍食品等と間接的に接する場合はシールがふやけてしまうこともあった。
以上の課題を解決するために、本考案においては、蓋の裏側面にそって紙状物を収容可能なポケットを備えた食品用発泡スチロール箱を提案する。
本考案の食品用発泡スチロール箱によれば、余計な手間をかけることなくシール等の紙状物を防水状態で保護することが可能になる。
0100 食品用発泡スチロール箱
0101 蓋の裏側面
0102 ポケット
0303 脱落防止の折り返し
0101 蓋の裏側面
0102 ポケット
0303 脱落防止の折り返し
以下に、各考案の実施の形態を説明する。なお、本考案はこれらの実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
なお、実施例1は主に請求項1、7等に関し、実施例2は主に請求項2、7等に関し、実施例3は主に請求項3、7等に関し、実施例4は主に請求項4、7等に関し、実施例5は主に請求項5、7等に関し、実施例6は主に請求項6、7等に関する。
<概要>
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、蓋の裏側面にそって紙状物を収容可能なポケットを有する。これにより、販売促進用のシール等を防水状態で保護することが可能になる。
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、蓋の裏側面にそって紙状物を収容可能なポケットを有する。これにより、販売促進用のシール等を防水状態で保護することが可能になる。
<構成>
図1は、本実施例の食品用発泡スチロール箱の形状・構造の一例を示す斜視図である。本例の食品用発泡スチロール箱0100は、蓋の裏側面0101にそって紙状物を収容可能なポケット0102を備えている。
図1は、本実施例の食品用発泡スチロール箱の形状・構造の一例を示す斜視図である。本例の食品用発泡スチロール箱0100は、蓋の裏側面0101にそって紙状物を収容可能なポケット0102を備えている。
ポケットは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジェン等のポリオレフィン系繊維やポリアクリルニトルやポリエステル等の繊維などの素材を用いることが考えられる。また、防水効果のあるその他の素材を用いることも同様に可能である。なお、ポケットの素材は必ずしも単一である必要はなく、ポケットの各部で素材を使い分ける構成も可能である。
また、ポケットの形状は、三角形のものを用いることも可能であるが、四角形のものや、円形のものなど種々の構成が可能であり、ポケットのサイズも用途に合わせて様々な構成が考えられる。また、ポケットの配置は蓋の裏側面の中央付近に設けることも可能であるし、端部付近に設けることも可能である。
なお、ポケットは必ずしも両面を設ける必要はなく、一のシートを蓋の裏側に接着して蓋とシートの間に紙状物を収容する構成も可能である。また、ポケットは複数箇所に設ける構成も可能であるし、一のポケットが多層状態の収納領域を有する構成も考えられる。これらの構成により、収容領域ごとに収容物の種類を変えることが可能になる。
また、ポケットは、蓋の裏側から自由に取り外し可能な構成とすることも可能である。例えば、収容物をポケットから取り出してすぐに利用する予定がない場合などは、ポケットに紙状物を収容した状態で食品用発泡スチロール箱から取り外し、そのまま保存することが可能になる。
また、蓋の裏面にポケットを接着させる方法としては、接着物質を用いる方法や、テープ等の粘着物質で接着する方法、面ファスナー等によって結合する方法、熱処理を行って接着する方法等、種々の方法が考えられる。また、ポケットを多層状態にする場合も、種々の方法を用いることが可能である。
なお、食品用発泡スチロール箱のポケットに、販売促進用シールや原産地表示シール等を紙状物として収容した食品用発泡スチロール箱セットとする構成も可能である(以下の実施例でも同様である)。
<効果>
以上の構成を有する本実施例の食品用発泡スチロール箱は、蓋の裏側面にそって紙状物を収容可能なポケットを有するため、手間をかけることなく、販売促進用のシール等を防水状態で保護することが可能になる。
以上の構成を有する本実施例の食品用発泡スチロール箱は、蓋の裏側面にそって紙状物を収容可能なポケットを有するため、手間をかけることなく、販売促進用のシール等を防水状態で保護することが可能になる。
<概要>
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と共通するが、ポケットがプラスティック製シートであり、当該シートの一辺をシール等の収容物の出入口としていることを特徴とする。つまり、防水性の高いプラスティック製シートを素材とすることで、さらに防水性の高い状態でシール等の収容物を保護することが可能になる。
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と共通するが、ポケットがプラスティック製シートであり、当該シートの一辺をシール等の収容物の出入口としていることを特徴とする。つまり、防水性の高いプラスティック製シートを素材とすることで、さらに防水性の高い状態でシール等の収容物を保護することが可能になる。
<構成>
図2は、本実施例の食品用発泡スチロール箱の蓋の裏側面の形状の一例を示す斜視図である。本実施例の食品用発泡スチロール箱の構成は、図1で説明した実施例1の構成と基本的に同じであるが、本実施例の食品用発泡スチロール箱のポケットは、プラスティック製シートの一辺を収容物出入口とし、これを除いた他の辺を蓋の裏面に接着することで構成される。
図2は、本実施例の食品用発泡スチロール箱の蓋の裏側面の形状の一例を示す斜視図である。本実施例の食品用発泡スチロール箱の構成は、図1で説明した実施例1の構成と基本的に同じであるが、本実施例の食品用発泡スチロール箱のポケットは、プラスティック製シートの一辺を収容物出入口とし、これを除いた他の辺を蓋の裏面に接着することで構成される。
プラスティック製シートとしては、実施例1でも説明したように、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジェン等のポリオレフィン系繊維やポリアクリルニトルやポリエステル等の繊維などから構成されるものが考えられる。
これらのプラスティック製シートは、防水性があるため、ポケットに水滴が付着したとしても、収容物出入口から入り込まない限り紙状物を水滴から保護することが可能になる。
また、プラスティック製シートの一辺を収容物出入口とするとは、シートが多角形の場合にその一辺を収容物出入口とすることの他に、シートが円形や楕円等の場合はその円周のうち所定長を収容物出入口とすることも含まれる。
なお、収容物出入口は常に開いている必要はなく、テープ等の粘着物質を用いて封止することも可能であるし、面ファスナーやチャックファスナー、ジッバー、ボタン等の封止部材を用いて封止することも可能である。
<効果>
以上の構成を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、防水性の高いプラスティック製シートをポケットとして使用するため、さらに防水性の高い状態でシール等の収容物を保護することが可能になる。
以上の構成を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、防水性の高いプラスティック製シートをポケットとして使用するため、さらに防水性の高い状態でシール等の収容物を保護することが可能になる。
<概要>
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と共通するが、ポケットの収容物出入口に収容物の脱落防止用の折り返しを備えていることを特徴としている。当該構成とすることにより、紙製のシール等がポケットから脱落して濡れてしまうことを防止できる。
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と共通するが、ポケットの収容物出入口に収容物の脱落防止用の折り返しを備えていることを特徴としている。当該構成とすることにより、紙製のシール等がポケットから脱落して濡れてしまうことを防止できる。
<構成>
図3は、本実施例の食品用発泡スチロール箱の蓋の裏側面の形状の一例を示す斜視図である。本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1の食品用発泡スチロール箱の形状と共通する。ただし、図に示すように、本実施例の食品用発泡スチロール箱の前記ポケットの収容物出入口は、収容されている紙状物がポケットから脱落しないように、「脱落防止の折り返し」0303を備えている。
図3は、本実施例の食品用発泡スチロール箱の蓋の裏側面の形状の一例を示す斜視図である。本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1の食品用発泡スチロール箱の形状と共通する。ただし、図に示すように、本実施例の食品用発泡スチロール箱の前記ポケットの収容物出入口は、収容されている紙状物がポケットから脱落しないように、「脱落防止の折り返し」0303を備えている。
脱落防止の折り返しとしては、例えば図4(A)のようにポケットの上面を折り返す構成や、図4(B)のようにポケットの下面を折り返す構成、また図4(C)のように両面を折り返す構成も考えられる。
また、折り返しとポケットの他の部分を結合する面ファスナーやチャックファスナー、ジッパー、ボタン等を設ける構成も可能である。当該構成とすることにより脱落防止の効果がさらに高くなり、防水性の効果も高くなる。また、脱落防止の折り返しは、収容物出入口のほぼ全部に設ける構成が好ましいが、所定箇所に部分的に設ける構成も可能である。
また、折り返しの部分は、防水性を高めるために一定の形状記憶性を有することが好ましい。また、折り返しは隙間が生じないように他方の面と接していることが好ましい。
<効果>
以上の効果を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、ポケットが備えた折り返しにより収容物がポケットから脱落することを防止できる。
以上の効果を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、ポケットが備えた折り返しにより収容物がポケットから脱落することを防止できる。
<概要>
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と共通するが、ポケットが収容物の出入口を自在に開閉するための面ファスナーを備えていることを特徴としている。これにより、収容物がポケットから脱落することを防止できると同時に、防水性をさらに高めることが可能になる。
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と共通するが、ポケットが収容物の出入口を自在に開閉するための面ファスナーを備えていることを特徴としている。これにより、収容物がポケットから脱落することを防止できると同時に、防水性をさらに高めることが可能になる。
<構成>
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1の食品用発泡スチロール箱の形状と共通する。ただし、本実施例の食品用発泡スチロール箱のポケットは収容物の出入口を自在に開閉できる面ファスナーを備えている。
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1の食品用発泡スチロール箱の形状と共通する。ただし、本実施例の食品用発泡スチロール箱のポケットは収容物の出入口を自在に開閉できる面ファスナーを備えている。
面ファスナーとしては、例えば繊維がフック状に起毛された面と繊維がループ状に起毛された面とを押しつけることによって張り付く構成のものが考えられる。なお、繊維の形状は特に限定されるものではなく、繊維同士が絡み合って結合する種々の構成が可能である。
また、面ファスナーは収容物出入口の全部に設ける構成も可能であるが、所定の箇所に部分的に設ける構成も同様に可能である。また、面ファスナーの他にポケットを開閉自在にする方法としては、面にジッパーやボタン等を設ける方法や、チャックファスナーを用いる方法、マグネットを用いる方法等、種々のものが考えられる。
<効果>
以上の構成を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、ポケットが備えた面ファスナーにより収容物の出入口を自在に開閉でき、収容物がポケットから脱落することを防止できると同時に、防水性の効果を高めることが可能になる。
以上の構成を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、ポケットが備えた面ファスナーにより収容物の出入口を自在に開閉でき、収容物がポケットから脱落することを防止できると同時に、防水性の効果を高めることが可能になる。
<概要>
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と同様であるが、収容物の出入口が、蓋の裏側面の中央の辺りに配置されていることを特徴としている。これにより、蓋の縁から滴る水滴の影響を少なくすることが可能になり、さらに防水性を高めることが可能になる。
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と同様であるが、収容物の出入口が、蓋の裏側面の中央の辺りに配置されていることを特徴としている。これにより、蓋の縁から滴る水滴の影響を少なくすることが可能になり、さらに防水性を高めることが可能になる。
<構成>
図5は、本実施例の食品用発泡スチロール箱の形状の一例を示す斜視図である。本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1の食品用発泡スチロール箱の形状と共通する。ただし、図に示すように、本実施例の食品用発泡スチロール箱の収容物出入口は、蓋の裏側面の略中央に配置されていることを特徴とする。
図5は、本実施例の食品用発泡スチロール箱の形状の一例を示す斜視図である。本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1の食品用発泡スチロール箱の形状と共通する。ただし、図に示すように、本実施例の食品用発泡スチロール箱の収容物出入口は、蓋の裏側面の略中央に配置されていることを特徴とする。
ここで、略中央に配置されているとは、中央付近に配置されていることをいい、正確に中央に配置されている場合に限定されるものではない。なお、収容物出入口以外の部分は必ずしも中央付近に配置される必要はない。
<効果>
以上の構成を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、蓋の裏側面の中央付近に収容物出入口を配置しているため、蓋の端から滴る水滴の影響を少なくすることが可能になり、さらに防水性を高めることが可能になる。
以上の構成を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、蓋の裏側面の中央付近に収容物出入口を配置しているため、蓋の端から滴る水滴の影響を少なくすることが可能になり、さらに防水性を高めることが可能になる。
<概要>
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と同様であるが、ポケットが不透明素材からなることを特徴とする。これにより、食品用発泡スチロール箱の他の内容物と明確に区別することが可能になり、誤飲・誤食等の事故を防止することができる。
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1と同様であるが、ポケットが不透明素材からなることを特徴とする。これにより、食品用発泡スチロール箱の他の内容物と明確に区別することが可能になり、誤飲・誤食等の事故を防止することができる。
<構成>
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1の食品用発泡スチロール箱の形状と共通する。ただし、本実施例の食品用発泡スチロール箱のポケットは、不透明素材からなることを特徴とする。ここで、不透明の程度は、種々のものが考えられるが、他の物と区別が可能な程度に不透明であればよく完全に光を透さないものに限定されるものではない。
本実施例の食品用発泡スチロール箱は、基本的に実施例1の食品用発泡スチロール箱の形状と共通する。ただし、本実施例の食品用発泡スチロール箱のポケットは、不透明素材からなることを特徴とする。ここで、不透明の程度は、種々のものが考えられるが、他の物と区別が可能な程度に不透明であればよく完全に光を透さないものに限定されるものではない。
また、ポケットの一部を不透明にして他の部分を透明にする構成も可能である。これにより、収容物の内容が明確に分かると同時に、ポケットを他の物と明確に区別することが可能になる。
<効果>
以上の構成を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、ポケットが不透明素材からなるため、食品用発泡スチロール箱に内包される他の物と明確に区別することが可能になる。
以上の構成を有する本考案の食品用発泡スチロール箱により、実施例1の効果に加えて、ポケットが不透明素材からなるため、食品用発泡スチロール箱に内包される他の物と明確に区別することが可能になる。
Claims (7)
- 蓋の裏側面にそって紙状物を収容可能なポケットを備えた食品用発泡スチロール箱。
- 前記ポケットは、プラスティック製シートの一辺を収容物出入口とし、これを除いた他の辺を蓋の裏面に接着することで構成される請求項1に記載の食品用発泡スチロール箱。
- 前記ポケットの収容物出入口は、収容されている紙状物がポケットから脱落しないように、脱落防止の折り返しを備えた請求項1または2に記載の食品用発泡スチロール箱。
- ポケットは収容物出入口を開閉自在とする面ファスナーを備えた請求項1から3のいずれか一に記載の食品用発泡スチロール箱。
- 収容物出入口は、蓋の裏側面の略中央に配置される請求項1から4のいずれか一に記載の食品用発泡スチロール箱。
- 前記ポケットは、不透明色素材からなる請求項1から5のいずれか一に記載の食品用発泡スチロール箱。
- 請求項1から6のいずれか一に記載の食品用発泡スチロール箱の前記ポケットに、販売促進用シールや原産地表示シール等を紙状物として収容した食品用発泡スチロール箱セット。
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JP2009001588U JP3150890U (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 食品用発泡スチロール箱及び食品用発泡スチロール箱セット |
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