JP3150542B2 - バタフライ弁駆動用ロータリアクチュエータ - Google Patents

バタフライ弁駆動用ロータリアクチュエータ

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JP3150542B2
JP3150542B2 JP20769294A JP20769294A JP3150542B2 JP 3150542 B2 JP3150542 B2 JP 3150542B2 JP 20769294 A JP20769294 A JP 20769294A JP 20769294 A JP20769294 A JP 20769294A JP 3150542 B2 JP3150542 B2 JP 3150542B2
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義則 万木
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    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/02Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
    • F15B15/06Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
    • F15B15/066Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement the motor being of the scotch yoke type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バタフライ弁を空油圧
力にて開閉させるアクチュエータに関し、特に、ピスト
ンロッドを省略し高出力トルク、小型、軽量化、耐強度
を計ったロータリアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンダ内面に摺接して往復運動
するピストンの直線運動を、ヨーク及び該ヨークを取り
付けた駆動軸の回転運動に変換するピストンロッド不要
のロータリアクチュエータとして、図9に示すものが本
出願人らによって考案されている。(実公昭63−32
961号公報参照)このものは、膨出部のない直筒状の
シリンダ1の内面1aに摺接して往復動するピストン2
を、2個の摺動部2a,2bと、これらを一体的に連結
する中間リブ2cとによって構成し、中間リブ2cの中
央部に中心方向に突出するクレビス3を形成し、これに
トラニオンピン4を取付け、該トラニオンピン4とバタ
フライ弁に連結した駆動軸5とを、それぞれシリンダ1
の軸芯Jの反対側へ偏心させると共に、該駆動軸5をピ
ストン2の中空部内を貫通させてシリンダ1に取付け、
駆動軸5に固着したヨーク6のピン溝(ヨーク溝)6a
にトラニオンピン4を係合させて、ピストン2の往復運
動により駆動軸5を回転させるようになっている。上記
ピン溝6aはヨーク6の中心線kに対して角度α傾いて
いるが、この傾きは、バタフライ弁の全閉位置で最大ト
ルクが得られる方向に傾けられている。
【0003】弁体開閉時、ピストン2は、左右の側蓋7
に設けられた流体導入孔8a,8bより、両側のシリン
ダ室9a,9bに供給、排出される圧縮空気等の流体圧
力によって往復運動され、この際、ピストン2の受圧面
積に作用する流体圧力による推進力に、偏心量(L1
2 )を掛けた理論トルク出力によって駆動軸5が駆動
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した本出願人らの
考案に係るものは、トラニオンピン4と駆動軸5とを、
それぞれシリンダの軸芯Jの反対側に偏心させて設けて
いるので、両者間の偏心距離L1 +L2 が長くなり、ト
ラニオンピン4を介して駆動軸5に作用するトルク出力
が大きくなる利点を有し、そのため、この種従来の単シ
リンダ型ロータリアクチュエータのシリンダ壁中央部に
外方向へ突出するように設けられる断面円弧状の膨出部
をなくし、円筒状シリンダとすることができた。
【0005】ところが、このものは、左右2個のピスト
ン2a,2bの片面にしか流体圧力が導入されず、他の
片面は外気に通じているので、出力トルクが小さいとい
う問題点があった。また、出力軸5がシリンダ本体1の
軸芯Jから偏心して設けられているので、バタフライ弁
に接続した場合に前後、左右対称でなく、不安定で、現
場で配管設備する際、作業が不便である等の問題点があ
った。
【0006】上記の問題点に対処するために、円筒状の
シリンダ本体の中央部に、該シリンダの軸心に直交する
方向に突出して出力軸を軸受支持して設け、該出力軸を
中心として対称に、該出力軸を挟むようにシリンダ内面
に沿って延長するピストンテールを有する2個のピスト
ンを、これら両ピストンの内側及び外側に形成されたシ
リンダ室に交互に圧力空気を導入することにより、それ
ぞれ外側又は内側へ移動するように設け、これらの両ピ
ストンの移動に連動して、両ピストンの間に位置し且つ
両ピストンのピストンテールの断面U字形の溝の底面に
接するようにして出力軸に固定されたスコッチヨーク
を、ピストンテールに固定されたピンと該スコッチヨー
クのピン溝との係合を介して回転し、弁体を開閉させる
ようにしたものも、既に公知である。(特開昭63−2
66287号公報参照)しかしながら、このものは、出
力軸に固定され且つピストン側のピンとピン溝を介しピ
ストンの移動に伴って回転するスコッチヨークの外周面
が、両ピストンの内側に上下に対向してそれぞれ一体に
設けられたピストンテールの断面U字形の溝の底面に接
するようにして形成されているので、該スコッチヨーク
のピン溝と係合するピストンテールに取付けられるピン
と、シリンダ軸線上に直交して位置する出力軸との距
離、つまり出力軸を回転するアームの長さが制限され、
従って小径のシリンダでは、大きなトルクが得られない
という問題点があった。
【0007】上記の問題点に対処するために、出力軸の
中央に固着されたヨークの外周面を、両ピストンのそれ
ぞれのピストン脚のピストン溝を貫通してシリンダ本体
内面に接するように構成したものは既に公知(特公昭4
6−22771号公報参照)であるが、このものには、
ピストン作動時、相対する両ピストンの回転を簡単な構
成によって防止する手段が施こされていないという問題
点があった。一方、両ピストンの相対する内側に、出力
軸を挟んでそれぞれシリンダ本体の内面に沿って延びる
ピストン脚を一体に形成すると共に、一方のピストン脚
の端部を他方のピストンの内側に当接させて弁の全開位
置規制をするようにしたものも既に公知(特公昭46−
22771号公報参照)であるが、このものには、バタ
フライ弁の全閉位置を所定位置に対して±3°調整可能
になっていないという問題点があった。なお、この全閉
位置の調整機構は、特に両側にフランジを有しないウエ
ハー形弁本体の内面に、断面山形のシートリングを張設
した周知の中心形バタフライ弁の全閉位置を調整する場
合に有利なのである。本発明は、上記した従来技術の有
する問題点を解決せんとするもので、同一シリンダ径に
対して高出力で、しかも出力軸がアクチュエータの中央
部にあってバタフライ弁に接続した場合に、前後、左右
対称で安定した形状を呈し、且つピストン作動中にピス
トンの回転を阻止して作動を円滑にし、また弁の全閉位
置を所定位置に対して±3°調整可能にしたバタフライ
弁駆動用ロータリーアクチュエータを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、円筒状のシリンダ本体と、該シリンダ
本体の軸心中央部に直交するようにして該シリンダに支
持された出力軸と、該出力軸を中心にして左右対称に上
記シリンダ本体の内面に摺動する2個のピストンを有
し、これら2個のピストンの外側及び内側に、それぞれ
流体導入孔に連通された圧力室を形成し、これら外側及
び内側の圧力室の何れかに圧力流体を供給することによ
って両ピストンを対称に往復運動させ、両ピストンの往
復運動を、ピストンに固着されたピンに係合するピン溝
を有し且つ出力軸に固定されたヨークを介して、出力軸
の回転運動に変換するようにし、両ピストンの相対する
内側に、出力軸を挟んでそれぞれシリンダ本体の内面に
沿って延びるピストン脚を一体に形成すると共に、一方
のピストンのピストン脚の端部を他方のピストンの内面
に当接させて弁の全開位置を規制するようにし、出力軸
の中央に固着されたヨークの外周面を、上記両ピストン
のそれぞれのピストン脚のピストン溝を貫通してシリン
ダ本体内面に接するように構成すると共に、該ヨークの
外周部に、上記両ピストン脚のピストン溝近傍に出力軸
に平行に取付けられた両ピンとそれぞれ係合する二つの
ピン溝を、出力軸に対して対称の位置に設けたバタフラ
イ弁駆動用ロータリアクチュエータにおいて、上記両ピ
ストンの相対する内側に出力軸を挟んでそれぞれシリン
ダ本体の内面に沿って一体に延びるピストン脚に、ヨー
クの外周部を摺動案内する半径方向に開放された軸方向
のピストン溝と、該ピストン溝部と出力軸を挿んで反対
側に配置されたピストンガイド部とを設け、これらの両
ピストン脚のピストンガイド部を、それぞれ2本の断面
ほぼ三角形状に形成し且つ相対するピストン脚のピスト
ン溝部の上下面を案内するように構成し、シリンダ本体
の左右の両側蓋に、それぞれ、弁の閉時を外部より調整
可能なストッパボルトを取付け、バタフライ弁の全閉位
置を所定位置に対して±3°調整可能にしたことを特徴
としている。
【0009】
【作用】本発明は、上記のように構成されているので、
次の作用を生ずる。即ち、両ピストンの外側の圧力室に
流体導入孔を介して圧力流体が導入されたとき、両ピス
トンは内方に移動し、両ピストンの内側に一体に形成さ
れたピストン脚の端部が相対する他方のピストンの内面
に当接する位置で停止する。この間、上記ピストン脚に
設けられたピストン溝を貫通して、出力軸に固着された
ヨークの外周面がシリンダ本体内面に接しながら、上記
ピストン溝近傍に取付けられたピンと該ヨークの外周部
に設けられたピン溝との係合を介して回転し、出力軸を
駆動し、弁体を回動して全開する。このとき、上記ピス
トン側のピンは、ピン溝を介してヨークの最外周部に位
置させることができ、且つ該ヨークの外周面はシリンダ
本体の内面に接しているので、該ピンの位置を出力軸か
ら遠ざけることができ、該ピンを介して出力軸に加えら
れる出力トルクを同一シリンダ径に対して大きくするこ
とができる。
【0010】次いで、両ピストンの内側の圧力室に流体
導入孔を介して圧力流体が導入されると、外側の圧力室
の流体は他の流体導入孔を経て排出され、両ピストンは
外方へ向って移動する。このときも、前記と逆の作用に
よってヨークの外周面がピストン溝を貫通してシリンダ
本体内面に接しながら、ピストン溝近傍に取付けられた
ピンとピン溝との係合を介して前記と逆方向に回転して
大きな出力トルクで出力軸を逆方向に駆動し、弁体を逆
方向に回動して全閉する。
【0011】上記のように両ピストンが往復運動する
際、両ピストンは、出力軸を挟むようにしてシリンダ本
体の内側に沿って延びるピストン脚に設けられたピスト
ン溝部と、出力軸を挿んで反対側に配置されたピストン
ガイド部とによって、流体圧の導入により揺動すること
なく、円滑に作動することができる。
【0012】また、これらの両ピストン脚のピストンガ
イド部を、それぞれ、2本の断面ほぼ三角形状に形成し
且つ相対するピストン脚のピストン溝部の上下面を案内
するように構成したことにより、両ピストンは往復運動
時、回転することなく、円滑に作動する。
【0013】また、シリンダ本体の左右の両側蓋に、そ
れぞれ弁の閉時を外方より調整可能なストッパボルトを
取付けたことにより、バタフライ弁の全閉位置を所定位
置に対して±3°調整可能とし、通常のバタフライ弁の
全閉位置は長期間の開閉動作により弁座部の摩滅も含め
て、バルブ個々に調整可能に構成されることが必要であ
るという要求を満たすことができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示すバタフライ弁駆動
用ロータリアクチュエータのシリンダ軸心方向断面図
で、図示していないが開弁時の状態を示す。
【0015】図において、膨出部のない円筒状のシリン
ダ本体11内に、内周面に摺接して往復動する左右対称
の2個のピストン12A,12Bが収納され、両端を側
蓋13A,13Bによって閉塞されている。上記2個の
ピストン12A,12Bの外側に圧力室14A,14B
が、また内側に圧力室15がそれぞれ形成され、これら
の各圧力室は、シリンダ本体と両側蓋を通して設けられ
た空気(流体)導入孔16及び17を経て、それぞれ外
部の圧力源又は外気に、図示しない4方口切換電磁弁又
は手動切換弁等を介して連通されている。また、上記両
側蓋13A,13Bには、ストッパボルト18が、シー
ル座金19を介しロックナット20によって調節可能に
取付けられており、弁体の全閉位置を、所定位置に対し
て±3°調整可能に構成されている。
【0016】上記した両ピストン12A,12Bの相対
する内側にシリンダ本体11の軸心の中央位置に直交す
るようにして支持された出力軸21を挟むようにして、
シリンダ本体11の内面に沿って延びるピストン脚22
A,22Bが一体に形成され、該ピストン脚22A,2
2Bには、図6(一方のピストン脚22Bの軸心方向の
外形図)に示すように、半径方向に開放されたピストン
溝23A,23Bと、該ピストン溝と出力軸21を挿ん
で反対側に、2本の断面ほぼ三角形状のピストンガイド
部24A,24Bが設けられており、これらのピストン
ガイド部24A,24Bは、図5に示すように、相対す
るピストン脚22B,22Aのピストン溝23B,23
Aを有する部分の上下面を、それぞれ案内するように構
成されている。
【0017】上記シリンダ本体11の軸心中央部に直交
するように支持された出力軸21の中央に、ヨーク25
がキー21aを介して固着されており、該ヨーク25の
外周面は、上記したピストン脚22A,22bの半径方
向に開放されたピストン溝23A,23Bを貫通して、
シリンダ本体11の内面に接するように構成されてお
り、また、該ヨーク25の外周部には、上記した両ピス
トン脚22A,22Bのピストン溝23A,23B近傍
に出力軸21に平行に取付けられたピン26A,26B
に係合する二つのピン溝27A,27Bが、出力軸21
の対称位置に設けられている。
【0018】なお、図1,2において、12aはピスト
ン12A,12Bの周面に取付けられたOリングであ
り、また図3において、30は出力軸21に取付けられ
た指示針、31はグランド、32はグランド31をシリ
ンダ本体11に取付ける六角ボルト、33はシールパッ
キン、34は出力軸21の抜け出し防止用止め輪、35
は軸受、36は図示しないバタフライ弁本体との接続用
ボルト孔であり、図4において、37は六角ボルトであ
る。
【0019】次に、作用について説明する。運転時(弁
開時)、両ピストン12A,12Bの外側の圧力室14
A,14Bに圧力流体の一つである圧縮空気を空気導入
孔16を経て導入すると、図1に示すように、両ピスト
ン12A,12Bは内方に移動し、両ピストンの内側に
それぞれ一体に形成されたピストン脚22A,22Bの
端部が相対する他方のピストンの内面に当接して停止す
る。図1はこの状態を示す。
【0020】この間、上記ピストン脚22A,22Bに
設けられたピストン溝23A,23Bを半径方向に貫通
して、出力軸21に固着されたヨーク25の外周面がシ
リンダ本体11の内周面に接しながら、上記ピストン溝
近傍に取付けられたピン26A,26Bとピン溝27
A,27Bとの係合を介して回転して、出力軸21を駆
動し、図示しない弁体を回転して全開する。このとき、
上記ピン26A,26Bは、ピン溝27A,27B内で
出力軸21から遠ざけられて位置され、且つ該ヨーク2
5の外周面はシリンダ本体11の内周面に接するように
大径に形成されているので、該ピンと出力軸21との距
離を大きくすることができ、該ピン26A,26Bとピ
ン溝27A,27Bを介して出力軸に加えられる出力ト
ルクを、同一シリンダ径に対して大きくすることができ
る。
【0021】次に、弁閉時、両ピストン12A,12B
の内側の圧力室15に空気(流体)導入孔17を介して
圧縮空気を導入すると、上記した外側の圧力室14A,
14Bの空気は空気導入孔16を経て排出され、両ピス
トン12A,12Bは外方へ向って移動し、両側蓋13
A,13Bに取付けられたストッパボルト18に当接し
て停止する。図2はこの時の状態を示す。このときも、
前記と逆の作用によって、ヨーク25の外周面がピスト
ン溝23A,23Bを貫通してシリンダ本体11の内周
面に接しながら、ピン26A,26Bとピン溝27A,
27Bとの係合を介して前記と逆方向に回転し、出力軸
21を介して図示しない弁体を全閉する。
【0022】上記のように、両ピストンが往復運動する
際、両ピストンの相対する内側に出力軸21を挟んで一
体に形成された両ピストン脚22A,22Bの断面ほぼ
三角形状のピストンガイド24A,24B部により、相
対するピストン脚22B,22Aのピストン溝23B,
23Aを有する部分の上下面をそれぞれ案内するように
構成されているので、両ピストン12A,12Bは空気
圧の導入により、往復運動時、回転することなく円滑に
作動することができる。また、バタフライ弁の全閉位置
は、両側蓋13A,13Bに取付けられたストッパボル
ト18を調節することにより、所定位置に対して±3°
の調整が可能になる。
【0023】上記したこの実施例によれば、シリンダ本
体11内に2個のピストン12A,12Bを対称位置に
設け、各ピストンの両側にそれぞれ流体圧力を導いて複
動型に形成しているので、単動型の汎用シリンダに比べ
て2倍の出力トルクとなり、しかも、ピストンによる推
力をヨークを介して出力軸に伝えるに当り、ピン溝を有
するヨーク25の外周面がシリンダ内面に接するように
構成したことにより、トルク発生に必要なアームの長さ
を大きくすることができる。
【0024】また、バタフライ弁の全閉位置を、両側蓋
13A,13Bに取付けられたストッパボルト18の調
節により、長期間の開閉動作による弁座部の摩滅を考慮
して所定位置に対して±3°調整が可能であり、長期間
の開閉動作による弁座部の摩滅等に対しても、充分対応
させることができる。
【0025】また、相対する両ピストンの内側に一体に
設けられたピストン脚22A,22Bのピストンガイド
部24A,24Bを、それぞれ2本の断面ほぼ三角形状
に形成し、且つ相対するピストン脚のピストン溝部の上
下面を案内するように構成されているので、両ピストン
12A,12Bは空気圧の導入により往復運動時、揺動
したり回転することなく円滑に作動することができる。
【0026】図7は、本発明の他の実施例を示す出口軸
部の断面図であって、図中、図5に記載した符号と同一
の符号は同一ないし同類部分を示すものとする。この実
施例では、ヨーク45(図5の25)の先端部を二股に
して、それぞれにピン溝47A,47Bを形成し、ピス
トン脚42A,42Bの両側面に形成された半径方向に
開放されたピストン溝相当部に位置させて該ピストン脚
の上下面を挟持すると共に、該二股部の上下面を、相対
するピストン脚の2本の断面ほぼ三角形状に形成したピ
ストンガイド部24A,24Bで挟持するようになって
いる。したがって、この実施例では、ヨーク45の外周
部は、ピストン脚2A,42Bの上下面と、相対するピ
ストン脚の2本のピストンガイド24B,24Aの内側
面との間から半径方向に貫通してシリンダ本体11の内
面に接するようになっている。そしてピストン脚42
A,42Bにピン26A,26Bが固着されている。
【0027】この実施例によれば、ピストン12A,1
2Bの往復動により、ピストン脚42A,42Bも同様
に往復動し、これに伴ってヨーク45の二股のピン溝4
7A,47Bに沿ってピン26A,26Bが往復動し、
出力軸21が回動する。
【0028】また、上記した実施例において、ピストン
12に一体に形成されたピストン脚は、図8(a)に示
すように、ヨークの外周部が半径方向に貫通され軸方向
に開放されたピストン溝23を有する部分と、出力軸を
挿んで反対側に設けられた2本の断面ほぼ三角形状をし
たピストンガイド24,24によって構成された構造に
ついて説明したが、同図(b)に示すように、ピストン
溝23aの端部を閉鎖するように構成することも可能で
ある。このように構成することにより、若干シリンダの
軸方向の長さが伸びるが、ピストン溝部を軸方向に閉鎖
することにより、該ピストン脚部の強度を向上すること
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力軸を中心にして左右対称にシリンダ本体の内面を摺
動する両ピストンの相対する内側に、出力軸を挟んでそ
れぞれシリンダ本体の内面に沿って一体に延びるピスト
ン脚に、ヨークの外周部を摺動案内する半径方向に開放
された軸方向のピストン溝と、該ピストン溝部と出力軸
を挿んで反対側に配置されたピストンガイド部とを設
け、これらの両ピストン脚のピストンガイド部を、それ
ぞれ2本の断面ほぼ三角形状に形成し且つ相対するピス
トン脚のピストン溝部の上下面を案内するように構成し
たことにより、両ピストンの空気圧による往復運動時、
相対する両ピストンの回転を防止して両ピストンを円滑
に作動させることができる。また、シリンダ本体の左右
の両側蓋に、それぞれ弁の閉時を外部より調整可能なス
トッパボルトを取付けたことにより、長期間の開閉動作
による弁座部の摩滅を考慮して所定位置に対して±3°
調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すロータリアクチュエー
タのシリンダ軸心方向断面図である。
【図2】図1と同様の断面図で、異った作動位置を示
す。
【図3】出力軸部の要部を示し、中央のピストン部は側
面図で表わし、上下の出力軸支持部は断面図で表わして
いる。
【図4】図1のシリンダ端部及び空気導入孔を示す側面
図である。
【図5】ピストン中間開度における出力軸部の断面図で
ある。
【図6】ピストン単体の軸心方向の外形図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すピストン中間開度に
おける出力軸部の断面図である。
【図8】(a)(b)は別なる実施例を示すピストンの
正面図である。
【図9】従来例を示すロータリアクチュエータの側断面
図である。
【符号の説明】
11 シリンダ本体 12,12A,12B ピストン 13A,13B 側蓋 14A,14B,15 圧力室 16,17 空気導入孔 18 ストッパボルト 19 シール座金 20 ロックナット 21 出力軸 22A,22B ピストン脚 23,23A,23B,23a ピストン溝 24,24A,24B ピストンガイド 25 ヨーク 26A,26B ピン 27A,27B ピン溝 30 指示針 31 グランド 34 止め輪 36 接続用ボルト孔 42A,42B ピストン脚 45 ヨーク 47A,47B ピン溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/06 F15B 15/24 F16K 31/163

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のシリンダ本体と、該シリンダ本
    体の軸心中央部に直交するようにして該シリンダに支持
    された出力軸と、該出力軸を中心にして左右対称に上記
    シリンダ本体の内面に摺動する2個のピストンを有し、
    これら2個のピストンの外側及び内側に、それぞれ流体
    導入孔に連通された圧力室を形成し、これら外側及び内
    側の圧力室の何れかに圧力流体を供給することによって
    両ピストンを対称に往復運動させ、両ピストンの往復運
    動を、ピストンに固着されたピンに係合するピン溝を有
    し且つ出力軸に固定されたヨークを介して、出力軸の回
    転運動に変換するようにし、両ピストンの相対する内側
    に、出力軸を挟んでそれぞれシリンダ本体の内面に沿っ
    て延びるピストン脚を一体に形成すると共に、一方のピ
    ストンのピストン脚の端部を他方のピストンの内面に当
    接させて弁の全開位置を規制するようにし、出力軸の中
    央に固着されたヨークの外周面を、上記両ピストンのそ
    れぞれのピストン脚のピストン溝を貫通してシリンダ本
    体内面に接するように構成すると共に、該ヨークの外周
    部に、上記両ピストン脚のピストン溝近傍に出力軸に平
    行に取付けられた両ピンとそれぞれ係合する二つのピン
    溝を、出力軸に対して対称の位置に設けたバタフライ弁
    駆動用ロータリアクチュエータにおいて、上記両ピスト
    ンの相対する内側に出力軸を挟んでそれぞれシリンダ本
    体の内面に沿って一体に延びるピストン脚に、ヨークの
    外周部を摺動案内する半径方向に開放された軸方向のピ
    ストン溝と、該ピストン溝部と出力軸を挿んで反対側に
    配置されたピストンガイド部とを設け、これらの両ピス
    トン脚のピストンガイド部を、それぞれ2本の断面ほぼ
    三角形状に形成し且つ相対するピストン脚のピストン溝
    部の上下面を案内するように構成し、シリンダ本体の左
    右の両側蓋に、それぞれ、弁の閉時を外部より調整可能
    なストッパボルトを取付け、バタフライ弁の全閉位置を
    所定位置に対して±3°調整可能にしたことを特徴とす
    るバタフライ弁駆動用ロータリーアクチュエータ。
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