JP3149240U - 傘 - Google Patents
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Abstract
【課題】雨から身体の一部が濡れることを防止するのにより効果的な傘の構造を提供する。【解決手段】傘10は、伸縮性を有する柄軸20、柄軸20の下端部に設けられた握柄30、柄軸20上をスライド可能に取り付けられたろくろ22、柄軸20に枢設された複数の第1の複段式骨組40、ろくろ22に枢設された複数の第1の複段式骨組40より長さが短い複数の第2の複段式骨組60、第1の複段式骨組40、第2の複段式骨組60に張設された生地80を備えている。【選択図】図1
Description
本考案は、傘に関する。特に、楕円形の傘の構造に関する。
すでに何年もの間、折り畳み傘は使用されている。一般的に今日生産販売されている傘は伸縮機能付の柄軸、柄軸上端部に枢設された複数の多段階構造からなる骨組、柄軸上で上下にスライド可能に取り付けられたろくろ、ろくろから前記骨組へと外側に伸びる複数の支持骨、骨組に張られた円い形の生地によって構成されている。
一般的な折り畳み傘の主な問題は歩行者特に歩幅の広い人が雨によって濡れることを充分に防げないことである。一般的な折り畳み傘を使用する人の足は前後に効果的な防護がないために濡れてしまう。
雨によって濡れることを効果的に防ぐため、傘全体の構造が大きくなった。しかし、そのような傘の問題は大きくて持ち運びが不便な点である。また、大きい傘が両脇に拡がるため、混雑した中で移動することが困難である。
本考案に関係があると思われる発明、考案は下記のものである。
米国特許第5263505号(Yeom)、米国特許第4474200号(Kida)、米国特許第341192号(Weber)、米国特許第4474201号(Kida)、米国特許第5505221号(Gao)、米国特許第3837352(Weber)、米国特許第6412506号(Reese)、米国特許第3042055号(Todorovic)、米国特許第5355902号(Schlangen)、米国特許第2948289号(Owczarek)、米国特許第5201332号(Wu)、米国特許第5725004号(Moulder)、米国特許第5642747号(Rizzotti)、米国特許第2002−0023672号(Reese)
これらの発明はその目的にはふさわしいが、雨によって濡れてしまうことを防ぐことと使用しやすさの面では適していない。
米国特許第5263505号(Yeom)、米国特許第4474200号(Kida)、米国特許第341192号(Weber)、米国特許第4474201号(Kida)、米国特許第5505221号(Gao)、米国特許第3837352(Weber)、米国特許第6412506号(Reese)、米国特許第3042055号(Todorovic)、米国特許第5355902号(Schlangen)、米国特許第2948289号(Owczarek)、米国特許第5201332号(Wu)、米国特許第5725004号(Moulder)、米国特許第5642747号(Rizzotti)、米国特許第2002−0023672号(Reese)
これらの発明はその目的にはふさわしいが、雨によって濡れてしまうことを防ぐことと使用しやすさの面では適していない。
傘を拡げたときに楕円形の形状になるものは様々なものが提案されている。
例えば、下記特許文献1、特許文献2では、主骨格のついたスライド部と主軸の中部から下部をスライドする中枢からなる傘を提案している。このスライド部を持つ主骨格の構造は生産を複雑にするだけでなく、傘の重量が増えることにもつながる。さらに、特許文献1、2で提案されている傘を完全に閉じたものを拡げる方法は、使用者がハンドル側から柄軸上端部へ向けて引っ張らなければならず、それは扱いにくく非直感的である。特許文献1、2で提案されている傘を閉じるとき、外側へ畳まれる生地が余ってしまい、とても見た目が悪く扱いにくい。
例えば、下記特許文献1、特許文献2では、主骨格のついたスライド部と主軸の中部から下部をスライドする中枢からなる傘を提案している。このスライド部を持つ主骨格の構造は生産を複雑にするだけでなく、傘の重量が増えることにもつながる。さらに、特許文献1、2で提案されている傘を完全に閉じたものを拡げる方法は、使用者がハンドル側から柄軸上端部へ向けて引っ張らなければならず、それは扱いにくく非直感的である。特許文献1、2で提案されている傘を閉じるとき、外側へ畳まれる生地が余ってしまい、とても見た目が悪く扱いにくい。
下記特許文献3で提案されている傘は、はめ込み式の半球状の骨組と特許文献1、2で提案されている傘に似た複数のろくろから構成されている。その結果、特許文献3は前述した特許文献1、2と同じような問題を抱えている。それは複雑な製造工程と重量増加、外側へ畳まれる生地が余るということ、そして見た目が悪く扱いにくいということである。
米国特許第4474200号 米国特許第4474201号 米国特許第3837352号
先行文献で提案されている傘には前述の不便性が備わっている。本考案の課題は上記した点に鑑み、従来の傘の尚不便な点を改善し、それによって使用者が雨から濡れるのを防ぐことと使用しやすさを特徴とした傘を提供することである。
請求項1に記載の考案によれば、
柄軸と、
柄軸上を上下にスライド可能なろくろと、
前記柄軸及び前記ろくろから第1の方向又は第2の方向の方面に延びる複数の第1の複段式骨組と、
前記柄軸及び前記ろくろから第3の方向又は第4の方向の方面に延びる複数の第2の複段式骨組と、
前記第1の複段式骨組と前記第2の複段式骨組とに張られた生地と、を備え、
傘を拡げた際に、前記第1の複段式骨組は前記第2の複段式骨組よりも長さが長く、
前記第1の複段式骨組のそれぞれは、前記柄軸と前記ろくろに枢設された第1の内骨組の部分と、前記第1の内骨組の部分に枢設された第1の中骨組の部分と、前記第1の中骨組の部分に枢設された第1の外骨の部分と、第1の半球状外骨とを備え、当該第1の半球状外骨は第1の半球状外骨の末端で前記生地に取り付けられ、
前記第2の複段式骨組のそれぞれは、前記柄軸、前記ろくろに枢設された第2の内骨組の部分と、第2の外骨の部分と、第2の半球状外骨とを備え、当該第2の半球状外骨は第2の半球状外骨の末端で前記生地に取り付けられ、前記第1の半球状外骨及び第2の半球状外骨は略同一の長さであり、
前記第1の内骨組の部分は、前記柄軸に枢設された第1の節骨と、前記ろくろ及び前記第1の節骨の中間に枢設された第1の支骨と、を含み、
前記第2の内骨組の部分は、前記柄軸に枢設された第2の節骨と、前記ろくろ及び前記第2の節骨の中間に枢設された第2の支骨と、を含み、
傘を拡げた際と畳んだ際に、前記第1の複段式骨組の先端と前記第2の複段式骨組の先端とが同一平面上にある傘が提供される。
柄軸と、
柄軸上を上下にスライド可能なろくろと、
前記柄軸及び前記ろくろから第1の方向又は第2の方向の方面に延びる複数の第1の複段式骨組と、
前記柄軸及び前記ろくろから第3の方向又は第4の方向の方面に延びる複数の第2の複段式骨組と、
前記第1の複段式骨組と前記第2の複段式骨組とに張られた生地と、を備え、
傘を拡げた際に、前記第1の複段式骨組は前記第2の複段式骨組よりも長さが長く、
前記第1の複段式骨組のそれぞれは、前記柄軸と前記ろくろに枢設された第1の内骨組の部分と、前記第1の内骨組の部分に枢設された第1の中骨組の部分と、前記第1の中骨組の部分に枢設された第1の外骨の部分と、第1の半球状外骨とを備え、当該第1の半球状外骨は第1の半球状外骨の末端で前記生地に取り付けられ、
前記第2の複段式骨組のそれぞれは、前記柄軸、前記ろくろに枢設された第2の内骨組の部分と、第2の外骨の部分と、第2の半球状外骨とを備え、当該第2の半球状外骨は第2の半球状外骨の末端で前記生地に取り付けられ、前記第1の半球状外骨及び第2の半球状外骨は略同一の長さであり、
前記第1の内骨組の部分は、前記柄軸に枢設された第1の節骨と、前記ろくろ及び前記第1の節骨の中間に枢設された第1の支骨と、を含み、
前記第2の内骨組の部分は、前記柄軸に枢設された第2の節骨と、前記ろくろ及び前記第2の節骨の中間に枢設された第2の支骨と、を含み、
傘を拡げた際と畳んだ際に、前記第1の複段式骨組の先端と前記第2の複段式骨組の先端とが同一平面上にある傘が提供される。
請求項2に記載の考案によれば、
前記第1の複段式骨組は縦長構造を形成し、前記傘は楕円形状を有する請求項1に記載の傘が提供される。
前記第1の複段式骨組は縦長構造を形成し、前記傘は楕円形状を有する請求項1に記載の傘が提供される。
請求項3に記載の考案によれば、
前記柄軸に設けられた握柄を備え、当該握柄は前記第1の複段式骨組の縦長構造に対応する縦長形状を有する請求項2に記載の傘が提供される。
前記柄軸に設けられた握柄を備え、当該握柄は前記第1の複段式骨組の縦長構造に対応する縦長形状を有する請求項2に記載の傘が提供される。
請求項4に記載の考案によれば、
前記第1の方向は前方であり、前記第2の方向は後方である請求項2に記載の傘が提供される。
前記第1の方向は前方であり、前記第2の方向は後方である請求項2に記載の傘が提供される。
請求項5に記載の考案によれば、
前記柄軸は伸縮構造を有する請求項1に記載の傘が提供される。
前記柄軸は伸縮構造を有する請求項1に記載の傘が提供される。
請求項6に記載の考案によれば、
前記第1の複段式骨組のそれぞれは少なくとも3つの骨組部分を備え、前記第2の複段式骨組のそれぞれは少なくとも2つの骨組部分を備える請求項1に記載の傘が提供される。
前記第1の複段式骨組のそれぞれは少なくとも3つの骨組部分を備え、前記第2の複段式骨組のそれぞれは少なくとも2つの骨組部分を備える請求項1に記載の傘が提供される。
本考案によれば、使いやすく、持ち運びしやすく、小さな形状の傘を提供することが可能である。さらに、傘の形状を、使用者の身体の前後を雨、みぞれ、または雪で濡れることを防ぐ形状とすることができる。また、使用者の足下前後が雨から濡れることを防ぐ傘を提供できる。先行技術と比べると本考案に係る傘は操作をしやすく製造も簡易である。また、傘を拡げた状態でも畳んだ状態でも骨組の先端が自動的に同じ平面上に位置するためまとまっていて見た目もよい。本考案の傘が畳まれたときに傘生地が余分に余ることもない。
以下、図面に基づいて本考案の好ましい実施形態を詳述する。
他の目的と本考案の利便性は読者に明白でこれらの目的と利便性は本考案の範囲内である。
本考案の目的及び関連する目的を実現するため、添付図面と照らし合わせて次の説明を読むと、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の範囲を限定するものではなく、この技術に詳しい人物による実施例に対するいかなる修飾や変更も本考案の精神と要旨に逸脱しない。
他の目的と本考案の利便性は読者に明白でこれらの目的と利便性は本考案の範囲内である。
本考案の目的及び関連する目的を実現するため、添付図面と照らし合わせて次の説明を読むと、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の範囲を限定するものではなく、この技術に詳しい人物による実施例に対するいかなる修飾や変更も本考案の精神と要旨に逸脱しない。
図1から図13Bは、柄軸20、柄軸20の下端部に設けられた握柄30、柄軸20上に上下にスライド移動可能に設けられたろくろ20、柄軸20から伸びる複数の第1の複段式骨組40、柄軸から伸びる複数の第2の複段式骨組60、複数の第1の複段式骨組40及び複数の第2の複段式骨組60に張られた生地80を示している。傘10を拡げたとき、第1の複段式骨組40は第2の複段式骨組60よりも長さが長い。
図1から図3は伸縮構造の柄軸20を示している。柄軸20は第1の複段式骨組40、第2の複段式骨組60、そして生地80を支持できる伸縮構造によって構成される。柄軸20は傘の構造として知られる固定式、伸縮式等によって構成されている。
図1から図3に示されるように、握柄30は柄軸20の下端部に設けられている。
図6に示すように、握柄30は縦長形状である。握柄30は楕円形、長円形、三角形、四角形、多角形等の様々な形状であることが考えられるが、これらの形状に限定されるものではない。長く伸びた生地80を効果的に使えるようにするため、握柄30と生地80の長く伸びる方向は平行であることが好ましい。握柄30はゴム樹脂、プラスチック、木等の素材でできたものが考えられるが、これらの素材に限定されるものではない。
図6に示すように、握柄30は縦長形状である。握柄30は楕円形、長円形、三角形、四角形、多角形等の様々な形状であることが考えられるが、これらの形状に限定されるものではない。長く伸びた生地80を効果的に使えるようにするため、握柄30と生地80の長く伸びる方向は平行であることが好ましい。握柄30はゴム樹脂、プラスチック、木等の素材でできたものが考えられるが、これらの素材に限定されるものではない。
図1と図2が示すように、複数の第1の複段式骨組40と複数の第2の複段式骨組60は柄軸20の上端とろくろ22に枢設されている。ろくろ22は傘10を拡げるときに、握柄30から離れるように柄軸20上を上端部の方向へスライド移動し、傘10を畳むときには握柄30の方へ近づくように柄軸20上を下端部の方向へスライド移動する。
図1、図4(a)、図5(a)、図7に最も良く示されているように、傘10を拡げたとき、第1の複段式骨組40は第2の複段式骨組60よりも長さが長い。図2に示すように、第1の複段式骨組40、第2の複段式骨組50が畳まれたとき、第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60の端部は同一平面上に位置する。
第1の複段式骨組40は、3つの骨組部分、すなわち第1の内骨組42の部分、第1の中骨組44の部分、第1の外骨46の部分によって構成されている。第1の内骨組42の部分は、柄軸20の上端部に枢設された第1の節骨50、第1の支骨51、第1の支骨51と第1の調整骨53の端部に枢設された第1の連桿52を備えている。第1の支骨51はろくろ22に枢設されているとともに、第1の節骨50の中間に枢設されている。関連技術に詳しい人物であれば、第1の内骨組42の部分、第1の中骨組44の部分、第1の外骨46の部分は互いに枢設されているとともに柄軸20に枢設され、第1の複段式骨組40がそれぞれの枢設点で回転し、折れ曲がることは理解できるはずである。
第1の中骨組44の部分は、第1の内骨組42の部分に枢設された第1の調整骨53、同じく第1の内骨組42の部分に枢設された第1の引張骨54を備え、第1の引張骨54は第1の複段式骨組40を伸ばし、傘10を拡げた状態を維持する。よりコンパクトな構造にするため、第1の調整骨53は第1の引張骨54を収容するためにU字型形状であることが好ましい。第1の外骨46の部分は第1の半球状外骨55を備えている。第1の半球状外骨55は第1の調整骨53、第1の引張骨54、生地80の外周又は外縁部に枢設され、使用者が傘10を拡げたとき、生地80をぴんと張る。
第2の複段式骨組60は2つの骨組部分、すなわち第2の内骨組62の部分と第2の外骨64の部分から構成されている。第2の内骨組62は、ろくろ22と第2の半球状外骨73に枢設された第2の節骨70、第2の支骨71、第2の支骨71と第2の半球状外骨73の端部に枢設された第2の連桿72から構成されている。第2の支骨71は柄軸20の上端部に枢設されているとともに、第2の節骨70の中間に枢設されている。関連技術に詳しい人物であれば、第2の内骨組62の部分、第2の外骨64の部分は互いに枢設されているとともに柄軸20に枢設され、第2の複段式骨組60がそれぞれの枢設点で回転し、折れ曲がることは理解できるはずである。
第2の外骨64の部分は第2の半球状外骨73を備えている。第2の半球状外骨73は、第2の節骨70、第2の連桿72、生地80の外周又は外縁部に枢設されている。
生地80はナイロン、ポリエステル、綿、キャンバス地、プラスチック等の素材でできたものが考えられるが、これらの素材に限定されるものではない。生地80は第1の枢支ピン56、第2の枢支ピン74、第1の節骨50、第1の調整骨53、第2の節骨70、第2の支骨71に縫着されることによって第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60に張設され、傘10が開閉されるときに第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60に生地80が付着するようにする。生地80が第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60に張設されることによって畳みやすくなり、外側へ畳まれる生地が余ることを防ぐことができる。
図7から図10に示すように、柄軸20を中心として対向する側に伸びる複数の第1の複段式骨組40と、柄軸20を中心として対向する側に伸びる複数の第2の複段式骨組60を備えることが好ましい。この構造は使用者の身体の前後を雨から濡れることを防ぐのに役立つ。生地80は第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60の様式に合うように形成される。第1の半球状外骨55と第2の半球状外骨73は長さが略同一であるため、傘10を畳んだときに第1の半球状外骨55と第2の半球状外骨73の端部は自動的に同一平面上に位置する。
本考案の使用方法は従来の折り畳み傘と同様である。ろくろ22が柄軸20上を上端部方向へスライド移動すると、第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60は外側へ伸びる。第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60が外側へ伸びることによって生地80は平面図上楕円形に拡がる。すなわち、傘10を拡げたとき、第1の複段式骨組40は第1の方向又は第2の方向の方面に長く伸びて、傘10が第1の方向及び第2の方向に長い縦長構造を形成する。その結果、傘10の平面図上の形状は楕円形となる。傘10を畳むためには、反対にろくろ22を握柄30の方向へスライド移動する。それによって第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60は柄軸20側へ畳まれ、生地80も第1の複段式骨組40と第2の複段式骨組60に沿って畳まれる。
図11は第1の複段式骨組40が柄軸20を中心に第1の方向、第2の方向、そして第4の方向の方面に向かって伸び、第2の複段式骨組60が第4の方向の反対方向である第3の方向の方面に向かって伸びた他の実施形態を示している。第1の方向は使用者の前方、第2の方向は使用者の後方、第3の方向は使用者の左側方向、第4の方向は使用者の右側方向である。この構造は使用者が片方の手で柄軸20を持ったとき、肩の一部が濡れることを防ぐことができる。この傘の機能は前述したものと同様である。
関連技術に詳しい人物であれば、本考案に係る傘は、第1の複段式骨組40に含まれる骨組部分の数が3以上、第2の複段式骨組60に含まれる骨組部分の数が2以上となる複段式骨組を有してもよいことは理解できるはずである。図12Aと図12Bは、第1の複段式骨組40が4つの骨組部分を含み、第2の複段式骨組60が2つの骨組部分を含む他の実施形態を示したものである。第2の複段式骨組60において骨組部分の数が3つの折り畳み傘も本考案の応用範囲内である。前述の図12Aと図12Bと同様に、図13Aと図13Bは第1の複段式骨組40が4つの骨組部分を含み、第2の複段式骨組60が3つの骨組部分を含む他の実施形態を示したものである。これらの傘の機能は前述したものと同様である。
以上のように、本実施形態に係る傘10によれば、従来の傘の尚不便な点を改善するのは読者に明白であろう。傘10は使いやすく、持ち運びしやすく、小さな形状にすることが可能である。さらに、傘10の形状を、使用者の身体の前後を雨、みぞれ、または雪で濡れることを防ぐ形状とすることができる。従来と比べると、傘10は操作しやすく製造も簡易である。また、傘10を拡げた状態でも畳んだ状態でも骨組の先端が自動的に同じ平面上に位置するため、まとまっていて見た目もよい。傘10が畳まれたときに生地が余分に余ることもない。コンパクトに折り畳める傘10を提供できる。使用者の足下前後が雨から濡れることを防ぐ傘10を提供できる。手動、または自動で開閉することが出来る傘10を提供できる。
なお、本考案は上述した実地形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更してもよい。即ち、前述の実施形態は本考案の原理とその効果を明らかにする意図のものにおいてなされたものであり、本考案はこの実施形態に限定して狭義に解釈されるものではない。この技術に詳しい人物による前述の実施形態に対するいかなる修飾や変更も本考案の精神と要旨に逸脱しない範囲で、適宜変更して実施できる。例えば、異なった形状の第1の複段式骨組40、第2の複段式骨組60を用いることによって、様々な構成の生地80とすることができる。
10 傘
20 柄軸
22 ろくろ
30 握柄
40 第1の複段式骨組
42 第1の内骨組
44 第1の中骨組
46 第1の外骨
50 第1の節骨
51 第1の支骨
52 第1の連桿
53 第1の調整骨
54 第1の引張骨
55 第1の半球状外骨
56 第1の枢支ピン
60 第2の複段式骨組
62 第2の内骨組
64 第2の外骨
70 第2の節骨
71 第2の支骨
72 第2の連桿
73 第2の半球状外骨
74 第2の枢支ピン
80 生地
20 柄軸
22 ろくろ
30 握柄
40 第1の複段式骨組
42 第1の内骨組
44 第1の中骨組
46 第1の外骨
50 第1の節骨
51 第1の支骨
52 第1の連桿
53 第1の調整骨
54 第1の引張骨
55 第1の半球状外骨
56 第1の枢支ピン
60 第2の複段式骨組
62 第2の内骨組
64 第2の外骨
70 第2の節骨
71 第2の支骨
72 第2の連桿
73 第2の半球状外骨
74 第2の枢支ピン
80 生地
Claims (6)
- 柄軸と、
柄軸上を上下にスライド可能なろくろと、
前記柄軸及び前記ろくろから第1の方向又は第2の方向の方面に延びる複数の第1の複段式骨組と、
前記柄軸及び前記ろくろから第3の方向又は第4の方向の方面に延びる複数の第2の複段式骨組と、
前記第1の複段式骨組と前記第2の複段式骨組とに張られた生地と、を備え、
傘を拡げた際に、前記第1の複段式骨組は前記第2の複段式骨組よりも長さが長く、
前記第1の複段式骨組のそれぞれは、前記柄軸と前記ろくろに枢設された第1の内骨組の部分と、前記第1の内骨組の部分に枢設された第1の中骨組の部分と、前記第1の中骨組の部分に枢設された第1の外骨の部分と、第1の半球状外骨とを備え、当該第1の半球状外骨は第1の半球状外骨の末端で前記生地に取り付けられ、
前記第2の複段式骨組のそれぞれは、前記柄軸、前記ろくろに枢設された第2の内骨組の部分と、第2の外骨の部分と、第2の半球状外骨とを備え、当該第2の半球状外骨は第2の半球状外骨の末端で前記生地に取り付けられ、前記第1の半球状外骨及び第2の半球状外骨は略同一の長さであり、
前記第1の内骨組の部分は、前記柄軸に枢設された第1の節骨と、前記ろくろ及び前記第1の節骨の中間に枢設された第1の支骨と、を含み、
前記第2の内骨組の部分は、前記柄軸に枢設された第2の節骨と、前記ろくろ及び前記第2の節骨の中間に枢設された第2の支骨と、を含み、
傘を拡げた際と畳んだ際に、前記第1の複段式骨組の先端と前記第2の複段式骨組の先端とが同一平面上にある傘。 - 前記第1の複段式骨組は縦長構造を形成し、前記傘は楕円形状を有する請求項1に記載の傘。
- 前記柄軸に設けられた握柄を備え、当該握柄は前記第1の複段式骨組の縦長構造に対応する縦長形状を有する請求項2に記載の傘。
- 前記第1の方向は前方であり、前記第2の方向は後方である請求項2に記載の傘。
- 前記柄軸は伸縮構造を有する請求項1に記載の傘。
- 前記第1の複段式骨組のそれぞれは少なくとも3つの骨組部分を備え、前記第2の複段式骨組のそれぞれは少なくとも2つの骨組部分を備える請求項1に記載の傘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008009316U JP3149240U (ja) | 2008-12-16 | 2008-12-16 | 傘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008009316U JP3149240U (ja) | 2008-12-16 | 2008-12-16 | 傘 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3149240U true JP3149240U (ja) | 2009-03-19 |
Family
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2008
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