JP3148991U - 加飾層を有した車両用部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品として既にできあがっている品物(既製品)の意匠性を向上させることができる加飾層を有した車両用部品を提供すること。【解決手段】車両用部品1は、部品本体2の表面に、加飾本体層4と加飾本体層の表面を覆うクリア層7と、からなる加飾層3が設けられて構成される。加飾本体層4は、カーボンプリプレグ6を焼き固めたドライカーボン5から形成されている。部品本体2は、既製品として構成されるとともに、カーボンプリプレグ6を接着させかつ焼き固めてドライカーボン5を形成可能な耐熱性を有した素材から、構成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、二輪や四輪等の車両に使用されるホイール、フレーム、クランクケース、マフラー、ガソリンタンク、外装品等の車両用部品であって、加飾層を有した車両用部品に関する。
従来、カーボンプリプレグからなる製品は、ゴルフクラブや釣り具等にあった(例えば、特許文献1参照)。そして、カーボンプリプレグを使用する目的は、専ら、それらの製品の性能を向上させるように、反発力や強度を向上させるために使用されていた。
特開2008−200272号公報
しかし、カーボンプリプレグを使用した製品は、その強度等を向上させていることを看者にイメージさせ、その結果、綾織り等の炭素繊維(布)の織り模様自体が、使用する製品の性能を向上させたイメージを、製品使用者に与える場合がある。
特に、速度アップに伴って強度を要求されるような車両用部品において、既に購入した既製品であっても、性能を向上させるようなイメージを、使用者に生じさせることが要望される場合があった。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、商品として既にできあがっている品物(既製品)の意匠性を向上させることができる加飾層を有した車両用部品を提供することを目的とする。
本考案に係る車両用部品は、加飾層を有した車両用部品であって、
部品本体の表面に、加飾本体層と加飾本体層の表面を覆うクリア層と、からなる加飾層が設けられ、
加飾本体層が、カーボンプリプレグを焼き固めたドライカーボンから形成され、
部品本体が、既製品として構成されるとともに、カーボンプリプレグを接着させかつ焼き固めてドライカーボンを形成可能な耐熱性を有した素材から、構成されていることを特徴とする。
本考案に係る車両用部品では、表面に設けられた加飾層の加飾本体層が、カーボンプリプレグを焼成したドライカーボンからなり、その炭素繊維(布)の模様が、その車両用部品に強度を向上させたようなイメージを看者に与えて、意匠性を向上させる。
また、ドライカーボンからなる加飾本体層の表面には、クリア層が設けられて、加飾本体層が、クリア層に保護されて傷付けられることを防止されるため、ドライカーボンの意匠の耐久性が向上し、本考案の車両用部品は、良好な意匠を長期間にわたって維持できる。
さらに、本考案の車両用部品の部品本体は、ドライカーボンを焼成する温度に耐える耐熱性を備えていることから、破損することなく、その部品本体の本来の機能を維持することができるとともに、既製品であっても、容易にドライカーボンからなる加飾層を設けることができる。
したがって、本考案に係る加飾層を有した車両用部品は、容易に意匠性を向上させることができ、かつ、その意匠性も長期間にわたって維持することが可能となる。
そして、本考案に係る車両用部品では、加飾本体層のカーボンプリプレグを、複数枚積層させて構成すれば、曲げ等の対する剛性を向上させることができて、強度も向上させることができる。勿論、本考案に係る車両用部品は、カーボンプリプレグを一層としていても、強度を向上させることができる。
また、クリア層は、無色としていてもよいが、赤色や青色等を混ぜた有色透明として、車両用部品として、所望の色の意匠性を得るようにしてもよい。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1と図2のAとに示す実施形態の車両用部品は、自動二輪車のホイール1であり、ホイール1の部品本体2の表面に、加飾本体層4と加飾本体層4の表面を覆うクリア層7と、からなる加飾層3が設けられて構成されている。加飾本体層4は、カーボンプリプレグ6を焼き固めたドライカーボン5から形成されている。そして、部品本体2は、既製品として構成されるとともに、カーボンプリプレグ6を接着させかつ焼き固めてドライカーボン5を形成可能な耐熱性を有した素材、実施形態の場合、アルミニウム、から構成されている。
このホイール1の製造は、まず、既製品として入手済みの部品本体2の表面を、サンドブラスト等を利用して奇麗にする。ついで、炭素繊維(布)6aにエポキシ樹脂等の熱硬化性接着剤6bを含浸させたカーボンプリプレグ6を、部品本体2の表面に貼り、さらに、カーボンプリプレグ6の加熱時に流出する接着剤6b等の不要な溶剤を吸着可能な布材を巻き付けて、真空引きを可能にする袋内に、部品本体2を収納する。
その後、クレーブ釜に袋ごと入れて、加圧、真空引きしつつ、120〜150℃の加熱温度で、1〜3時間程度、加圧すれば、部品本体2の表面にドライカーボン5が焼成される。
そして、クレーブ釜から取り出すとともに、袋から、ドライカーボン5を設けた部品本体2を取り出して、バリ処理や下処理を行った後、アクリルやポリカーボネイト等の透明な塗料を塗布して、ドライカーボン5の表面に、クリア層7を設ければ、ホイール1を得ることができる。
この実施形態のホイール1では、表面に設けられた加飾層3の加飾本体層4が、カーボンプリプレグ6を焼成したドライカーボン5からなり、その炭素繊維(布)6aの模様が、そのホイール1に強度を向上させたようなイメージを看者に与えて、意匠性を向上させる。
また、ドライカーボン5からなる加飾本体層4の表面には、クリア層7が設けられて、加飾本体層4が、クリア層7に保護されて傷付けられることを防止されるため、ドライカーボン5の意匠の耐久性が向上し、ホイール1は、良好な意匠を長期間にわたって維持できる。
さらに、実施形態のホイール1の部品本体2は、ドライカーボン5を焼成する温度に耐える耐熱性を備えていることから、破損することなく、その部品本体2の本来の機能を維持することができるとともに、既製品であっても、容易にドライカーボン5からなる加飾層3を設けることができる。
したがって、実施形態の加飾層3を有したホイール1では、容易に意匠性を向上させることができ、かつ、その意匠性も長期間にわたって維持することが可能となる。
そして、図2のBに示すように、ホイール1Aとして、加飾本体層4のカーボンプリプレグ6を、複数枚(図例では二枚)積層させて構成すれば、曲げ等の対する剛性を向上させることができて、強度も向上させることができる。勿論、実施形態のホイール1は、カーボンプリプレグ6を一層としていても、部品本体2の単独使用に比べれば、強度を向上させることができる。
また、クリア層7は、無色としていてもよいが、赤色や青色等を混ぜた有色透明として、ホイール1,1Aとして、所望の色の意匠性を得るようにしてもよい。
なお、加飾層3を設ける部品本体2の材質は、カーボンプリプレグ6を接着させかつ焼き固めてドライカーボン5を形成可能な耐熱性を有していればよく、アルミニウムの他、鉄、マグネシウム等を例示できる。
また、加飾層3を設けて構成する車両用部品(部品本体2)は、二輪自動車のホイール1,1Aの他、図3に示す四輪自動車のホイール1B、図4に示す二輪自動車のフレーム1C、クランクケース等の種々の車両用部品を例示することができる。
本考案の一実施形態を示すホイールの斜視図である。 実施形態の部分端面図であり、変形例を併せて示す。 他の実施形態の斜視図である。 さらに他の実施形態の斜視図である。
符号の説明
1…(車両用部品)ホイール、
2…部品本体、
3…加飾層、
4…加飾本体層、
5…ドライカーボン、
6…カーボンプリプレグ、
6a…炭素繊維(布)、
6b…熱硬化性接着剤、
7…クリア層。

Claims (3)

  1. 加飾層を有した車両用部品であって、
    部品本体の表面に、加飾本体層と該加飾本体層の表面を覆うクリア層と、からなる加飾層が設けられ、
    前記加飾本体層が、カーボンプリプレグを焼き固めたドライカーボンから形成され、
    前記部品本体が、既製品として構成されるとともに、前記カーボンプリプレグを接着させかつ焼き固めて前記ドライカーボンを形成可能な耐熱性を有した素材から、構成されていることを特徴とする加飾層を有した車両用部品。
  2. 前記加飾本体層のカーボンプリプレグが、複数枚積層されていることを特徴とする請求項1に記載の加飾層を有した車両用部品。
  3. 前記クリア層が、有色としていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の加飾層を有した車両用部品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079358A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Washi Kosan Co Ltd 内リム表面に補強部を有する軽合金製のホイール
JP2011140277A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Shu-Wei Lin 自転車ハブの製造方法及びその製品
JP2017214012A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 株式会社シマノ 自転車用リム

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