JP3148580B2 - 洗濯機 - Google Patents
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Landscapes
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は洗濯機に関し、さ
らに詳しくは、パルセータにより拡散された水流を内槽
内側に循環させて衣類を洗濯する水流形成用の環状体を
洗濯槽の底部に備えた洗濯機に関する。
らに詳しくは、パルセータにより拡散された水流を内槽
内側に循環させて衣類を洗濯する水流形成用の環状体を
洗濯槽の底部に備えた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、節水、節洗剤の観点からパルセー
タで拡散された水流を内槽内側に循環させることにより
衣類の洗濯の効率化が図られている。このような循環流
を形成する手段として、例えば、洗濯槽の底部に配置さ
れた下部羽根を有するパルセータの外周に隣接して水流
形成用の環状体を固定し、下部羽根により拡散された水
流を下部に導き上部に開口する吐出口から内槽内側に吐
出する構成のものがある。吐出口の開口部は洗濯槽の側
面上部まで延びた循環用水路(管路)の先端に形成され
ている。
タで拡散された水流を内槽内側に循環させることにより
衣類の洗濯の効率化が図られている。このような循環流
を形成する手段として、例えば、洗濯槽の底部に配置さ
れた下部羽根を有するパルセータの外周に隣接して水流
形成用の環状体を固定し、下部羽根により拡散された水
流を下部に導き上部に開口する吐出口から内槽内側に吐
出する構成のものがある。吐出口の開口部は洗濯槽の側
面上部まで延びた循環用水路(管路)の先端に形成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の洗濯機
では、循環用水路により洗濯槽内の周方向における攪拌
流域が減少するとともに衣類の布地がこの水路に接触し
て傷み易い。また、パルセータの下部羽根により拡散さ
れた水流が外周に隣接する水流形成用の環状体との間隙
から流出し、吐出口からの吐出圧(量)が弱められると
いう問題がある。さらに、吐出口は、硬貨等の固形異物
が侵入したり、内部で係止する糸屑等により閉塞しやす
い等の問題がある。
では、循環用水路により洗濯槽内の周方向における攪拌
流域が減少するとともに衣類の布地がこの水路に接触し
て傷み易い。また、パルセータの下部羽根により拡散さ
れた水流が外周に隣接する水流形成用の環状体との間隙
から流出し、吐出口からの吐出圧(量)が弱められると
いう問題がある。さらに、吐出口は、硬貨等の固形異物
が侵入したり、内部で係止する糸屑等により閉塞しやす
い等の問題がある。
【0004】この発明の課題は、上記した問題点を鑑
み、衣類の洗濯の効率化が図られた有効な循環流の形成
手段を備えた洗濯機を提供することにある。
み、衣類の洗濯の効率化が図られた有効な循環流の形成
手段を備えた洗濯機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機によれ
ば、外槽及び内槽と、前記内槽の底面に回転可能に配設
され下面に内槽の洗濯水を攪拌し外周方向へ拡散する下
部羽根を有するパルセータと、このパルセータの外周に
隣接して固定され前記下部羽根により拡散された水流を
下部に導き上部に開口する吐出口から内槽内側に吐出す
る水流形成用の環状体とを備え、前記環状体とパルセー
タが、パルセータの下部羽根による拡散水流が環状体と
パルセータとの間隙から内槽内に流出するのを抑制する
ラビリンス構造封止部を介して隔てられ、前記吐出口
は、内槽底部において遠心方向成分を有する水流が形成
されるよう内槽の内周壁面から内側に離れた位置に開口
し、前記吐出口には、少なくとも一端が吐出口の開口縁
部との間に間隙を有する整流用リブを内設したことを特
徴とする洗濯機が提供される。
ば、外槽及び内槽と、前記内槽の底面に回転可能に配設
され下面に内槽の洗濯水を攪拌し外周方向へ拡散する下
部羽根を有するパルセータと、このパルセータの外周に
隣接して固定され前記下部羽根により拡散された水流を
下部に導き上部に開口する吐出口から内槽内側に吐出す
る水流形成用の環状体とを備え、前記環状体とパルセー
タが、パルセータの下部羽根による拡散水流が環状体と
パルセータとの間隙から内槽内に流出するのを抑制する
ラビリンス構造封止部を介して隔てられ、前記吐出口
は、内槽底部において遠心方向成分を有する水流が形成
されるよう内槽の内周壁面から内側に離れた位置に開口
し、前記吐出口には、少なくとも一端が吐出口の開口縁
部との間に間隙を有する整流用リブを内設したことを特
徴とする洗濯機が提供される。
【0006】この発明における洗濯槽とは、内槽に収納
された衣類等の布地を外槽内に注入された洗濯水(洗
剤、仕上げ剤等を含む)により内槽の底面に配設された
パルセータで攪拌して洗い及び濯ぎをおこない、さらに
内槽及びパルセータを一体に回転させ脱水を行うことが
できる内外の2槽からなる洗濯槽をいう。この発明にお
けるラビリンス構造の封止部とは、半径方向または軸方
向に間隙を保ちながら水流に対する抵抗を与えることに
より、流体の漏れを抑えるシール機構をさす。
された衣類等の布地を外槽内に注入された洗濯水(洗
剤、仕上げ剤等を含む)により内槽の底面に配設された
パルセータで攪拌して洗い及び濯ぎをおこない、さらに
内槽及びパルセータを一体に回転させ脱水を行うことが
できる内外の2槽からなる洗濯槽をいう。この発明にお
けるラビリンス構造の封止部とは、半径方向または軸方
向に間隙を保ちながら水流に対する抵抗を与えることに
より、流体の漏れを抑えるシール機構をさす。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一つの実施の
形態による全自動型の洗濯機を示す。この全自動洗濯機
1は、本体ケース2と、本体ケース2の内部に図示しな
い吊り棒を介して弾性的に支持された洗濯槽外槽3と、
外槽3の内部に回転可能に支持された洗濯槽内槽4と、
洗濯槽3、4の下部に配置された攪拌機構部5とから主
に構成されている。
形態による全自動型の洗濯機を示す。この全自動洗濯機
1は、本体ケース2と、本体ケース2の内部に図示しな
い吊り棒を介して弾性的に支持された洗濯槽外槽3と、
外槽3の内部に回転可能に支持された洗濯槽内槽4と、
洗濯槽3、4の下部に配置された攪拌機構部5とから主
に構成されている。
【0021】本体ケース2は、上面が開口した箱体であ
り、上部には本体ケース2上面を開閉可能に覆う上蓋6
が配置されている。本体ケース2の上部には、洗濯槽
3、4の内部に注水するための電磁弁17及び注水管路
18が配設されている。本体ケース2内の下部には、外
槽3内の洗濯水を本体ケース2の外部へ排出するための
電磁弁7及び可撓性排水管路8が接続されている。
り、上部には本体ケース2上面を開閉可能に覆う上蓋6
が配置されている。本体ケース2の上部には、洗濯槽
3、4の内部に注水するための電磁弁17及び注水管路
18が配設されている。本体ケース2内の下部には、外
槽3内の洗濯水を本体ケース2の外部へ排出するための
電磁弁7及び可撓性排水管路8が接続されている。
【0022】外槽3の下部には、エアトラップ9から圧
力ホース10が接続され、圧力ホース10の上端部は制
御部11に配置された水位センサ12に接続されてい
る。内槽4は上部が開口したステンレスを材料とする円
筒形部材であり、支持軸部13により外槽3に支持され
ている。内槽4の側面には多数の脱水孔が形成され、底
部には攪拌機構部5が配置されている。
力ホース10が接続され、圧力ホース10の上端部は制
御部11に配置された水位センサ12に接続されてい
る。内槽4は上部が開口したステンレスを材料とする円
筒形部材であり、支持軸部13により外槽3に支持され
ている。内槽4の側面には多数の脱水孔が形成され、底
部には攪拌機構部5が配置されている。
【0023】攪拌機構部5は、パルセータ14、軸受け
ケース15及びベルト機構を介して連結されたモータ1
6から構成されている。パルセータ14は、攪拌機構部
5を介して内槽4の底面に回転可能に配設されている。
パルセータ14の下面には、内槽4底部の洗濯水を攪拌
し外周方向へ拡散する下部羽根21が配設されている。
パルセータ14の外周の内槽4底部には、図2及び図3
に示すように、パルセータ14に隣接して配置された環
状体22が固定されている。
ケース15及びベルト機構を介して連結されたモータ1
6から構成されている。パルセータ14は、攪拌機構部
5を介して内槽4の底面に回転可能に配設されている。
パルセータ14の下面には、内槽4底部の洗濯水を攪拌
し外周方向へ拡散する下部羽根21が配設されている。
パルセータ14の外周の内槽4底部には、図2及び図3
に示すように、パルセータ14に隣接して配置された環
状体22が固定されている。
【0024】環状体22は、パルセータ14の下部羽根
21により拡散された水流を下部に形成され半径方向内
方に向かって開口する取水口部としての各ガイドベーン
24から導き、上部主面25で上方に開口する複数の吐
出口26から内槽4内側に吐出する循環水流形成用の部
材である。環状体22の上部主面25には、さらに、2
つの吐出口26の間から上方に延び内槽4上部で内方に
開口する循環水路27が形成されている。循環水路27
は、ガイドベーン24と同様、パルセータ14の下部羽
根21により拡散された水流を下部に形成され半径方向
内方に向かって開口する取水口部としてのガイドベーン
28から導き上部主面25で上方に開口する開口部29
に接続されている。開口部29には、図示しないリント
フィルターが設置されている。
21により拡散された水流を下部に形成され半径方向内
方に向かって開口する取水口部としての各ガイドベーン
24から導き、上部主面25で上方に開口する複数の吐
出口26から内槽4内側に吐出する循環水流形成用の部
材である。環状体22の上部主面25には、さらに、2
つの吐出口26の間から上方に延び内槽4上部で内方に
開口する循環水路27が形成されている。循環水路27
は、ガイドベーン24と同様、パルセータ14の下部羽
根21により拡散された水流を下部に形成され半径方向
内方に向かって開口する取水口部としてのガイドベーン
28から導き上部主面25で上方に開口する開口部29
に接続されている。開口部29には、図示しないリント
フィルターが設置されている。
【0025】吐出口26は環状体22の上面に5つ形成
され、各ガイドベーン24の相互の隣接配置角度は約5
5°であり、循環水路27のガイドベーン28と隣接す
る吐出口26のガイドベーン24との隣接配置角度は約
70°である。吐出口26は、環状体22の上部主面2
5から約3mm上方へ突出して開口している。上部主面
25は、これら吐出口26の開口部が上部主面25より
上方へ突出する以外略平坦に構成されている。環状体2
2の下部において、隣接する開口部29及び各吐出口2
6の間には、ガイドベーン28及び24と内槽4とによ
り比較的密閉された閉鎖空間30が形成されている。
され、各ガイドベーン24の相互の隣接配置角度は約5
5°であり、循環水路27のガイドベーン28と隣接す
る吐出口26のガイドベーン24との隣接配置角度は約
70°である。吐出口26は、環状体22の上部主面2
5から約3mm上方へ突出して開口している。上部主面
25は、これら吐出口26の開口部が上部主面25より
上方へ突出する以外略平坦に構成されている。環状体2
2の下部において、隣接する開口部29及び各吐出口2
6の間には、ガイドベーン28及び24と内槽4とによ
り比較的密閉された閉鎖空間30が形成されている。
【0026】各吐出口26は、開口縁部の外縁端から内
槽4の内周面4aまで約25mmの水平距離を隔てて形
成されている。また、環状体22の上部主面25から半
径方向外方に延び内槽4の隅部4bから内周面4aにい
たるコーナー部分は、なだらかな曲面で形成されてい
る。各吐出口26の径方向における開口長さは約10m
mであり周方向における開口幅は約50mmである。
槽4の内周面4aまで約25mmの水平距離を隔てて形
成されている。また、環状体22の上部主面25から半
径方向外方に延び内槽4の隅部4bから内周面4aにい
たるコーナー部分は、なだらかな曲面で形成されてい
る。各吐出口26の径方向における開口長さは約10m
mであり周方向における開口幅は約50mmである。
【0027】各吐出口26の下部には、吐出口26の開
口縁部の内縁端に至る環状体22の外周壁22aから遠
心方向に延出する複数の整流用リブ31が内設されてい
る。整流用リブ31は略垂直に立設され互いに平行に配
設されており、吐出口26に向かう水流中の糸くずの係
止を抑えるため、その下部が内側に傾斜して形成されて
いる(図3)。周方向に隣接するリブ31の間隙は、約
6mmである。リブ31の先端部31a、すなわち、外
周側端部は、吐出口26の開口縁部の外周端との間に約
1mmの間隙を有している(図4のA)。
口縁部の内縁端に至る環状体22の外周壁22aから遠
心方向に延出する複数の整流用リブ31が内設されてい
る。整流用リブ31は略垂直に立設され互いに平行に配
設されており、吐出口26に向かう水流中の糸くずの係
止を抑えるため、その下部が内側に傾斜して形成されて
いる(図3)。周方向に隣接するリブ31の間隙は、約
6mmである。リブ31の先端部31a、すなわち、外
周側端部は、吐出口26の開口縁部の外周端との間に約
1mmの間隙を有している(図4のA)。
【0028】環状体22の内周縁部とパルセータ14の
外周縁部との間は、全周にわたり環状に形成されたラビ
リンス構造の封止部32を介して隔てられている。この
封止部32は環状体22の外周壁22a及び内周壁22
bで形成される上方に開口する凹部33と、パルセータ
14の外周縁部に同心上に形成された内外の壁体14
a、14bで形成される下方に開口する凹部34との重
なりにより形成されている。
外周縁部との間は、全周にわたり環状に形成されたラビ
リンス構造の封止部32を介して隔てられている。この
封止部32は環状体22の外周壁22a及び内周壁22
bで形成される上方に開口する凹部33と、パルセータ
14の外周縁部に同心上に形成された内外の壁体14
a、14bで形成される下方に開口する凹部34との重
なりにより形成されている。
【0029】環状体22の前記閉鎖空間30の下部に
は、内槽4の底面との締結部23が形成されている。締
結部23は、図5に示すように、凹部33の下面から略
垂直に下方へ突出して形成され、下端に半径方向に膨張
した係止部35を有するロックピン及びねじ止め用ボス
(図示せず)で構成されている。締結部としてのロック
ピン23は、下部の中央から径方向に貫通しさらに軸方
向に延びて係止部35の先端まで貫通する水抜き溝とし
ての割り孔36を有している。割り孔36は、内槽4の
底面に形成された孔部37に圧入された後、抜け止めと
して作用し、内槽4底部の洗濯水を外槽3に抜き出すよ
う内槽4と外槽3を連通している。ロックピン23によ
り環状体22と内槽4を仮止めした後、ねじ止め用ボス
に対し内槽4の底面側からねじで締結することができ
る。
は、内槽4の底面との締結部23が形成されている。締
結部23は、図5に示すように、凹部33の下面から略
垂直に下方へ突出して形成され、下端に半径方向に膨張
した係止部35を有するロックピン及びねじ止め用ボス
(図示せず)で構成されている。締結部としてのロック
ピン23は、下部の中央から径方向に貫通しさらに軸方
向に延びて係止部35の先端まで貫通する水抜き溝とし
ての割り孔36を有している。割り孔36は、内槽4の
底面に形成された孔部37に圧入された後、抜け止めと
して作用し、内槽4底部の洗濯水を外槽3に抜き出すよ
う内槽4と外槽3を連通している。ロックピン23によ
り環状体22と内槽4を仮止めした後、ねじ止め用ボス
に対し内槽4の底面側からねじで締結することができ
る。
【0030】上記構成において動作を説明すると、洗濯
時にパルセータ14の下部に吸い込まれた洗濯槽3、4
内の洗濯液が、下部羽根21により拡散されガイドベー
ン24に導かれて吐出口26から吐出される。また、洗
濯液の一部は、ガイドベーン28に導かれて循環水路2
7に圧送されリントフィルターを介して内槽4内の洗濯
衣類上に注がれる。
時にパルセータ14の下部に吸い込まれた洗濯槽3、4
内の洗濯液が、下部羽根21により拡散されガイドベー
ン24に導かれて吐出口26から吐出される。また、洗
濯液の一部は、ガイドベーン28に導かれて循環水路2
7に圧送されリントフィルターを介して内槽4内の洗濯
衣類上に注がれる。
【0031】循環水路27のガイドベーン28と隣接す
る吐出口26のガイドベーン24との隣接配置角度(約
70°)は、吐出口26の各ガイドベーン24の相互の
隣接配置角度(約55°)より大きいので、循環水路2
7に取り込まれる水流の相対比率が高まり内槽4におけ
る循環水流の形成が促進される。また隣接する各ガイド
ベーン24及び28の間には、閉鎖空間30が形成さ
れ、この空間30は水流から隔絶されているので吐出口
26及び循環水路27に対する水流が集中し易い。
る吐出口26のガイドベーン24との隣接配置角度(約
70°)は、吐出口26の各ガイドベーン24の相互の
隣接配置角度(約55°)より大きいので、循環水路2
7に取り込まれる水流の相対比率が高まり内槽4におけ
る循環水流の形成が促進される。また隣接する各ガイド
ベーン24及び28の間には、閉鎖空間30が形成さ
れ、この空間30は水流から隔絶されているので吐出口
26及び循環水路27に対する水流が集中し易い。
【0032】上部主面25は吐出口26が水流を妨げな
い程度に上部主面25よりわずかに上方へ突出して開口
させる以外略平坦に構成されているので、内槽4に形成
された水流が吐出口26の開口部による抵抗で弱められ
るのが抑えられる。さらに吐出口26は環状体22の上
部主面25からわずかに上方へ突出して開口しているの
で、固形異物が吐出口26に入り難い。
い程度に上部主面25よりわずかに上方へ突出して開口
させる以外略平坦に構成されているので、内槽4に形成
された水流が吐出口26の開口部による抵抗で弱められ
るのが抑えられる。さらに吐出口26は環状体22の上
部主面25からわずかに上方へ突出して開口しているの
で、固形異物が吐出口26に入り難い。
【0033】吐出口26は開口縁部の外縁端と内槽4の
内周面4aまでの水平方向において距離を隔てて形成さ
れ、さらに吐出口26の上部主面25から外方に延び内
槽4の隅部4bから内周面4aにいたるコーナー部分が
なだらかな曲面で形成されているので、環状体22から
吐出された水流は内槽4底部から半径方向外方に向かっ
て吐出され内槽4の側面を上昇し、さらに内槽4上部で
半径方向内方に向かう循環水流を形成して洗濯衣類の攪
拌が促進され洗濯の効率が高められる。
内周面4aまでの水平方向において距離を隔てて形成さ
れ、さらに吐出口26の上部主面25から外方に延び内
槽4の隅部4bから内周面4aにいたるコーナー部分が
なだらかな曲面で形成されているので、環状体22から
吐出された水流は内槽4底部から半径方向外方に向かっ
て吐出され内槽4の側面を上昇し、さらに内槽4上部で
半径方向内方に向かう循環水流を形成して洗濯衣類の攪
拌が促進され洗濯の効率が高められる。
【0034】吐出口26に内設された整流用リブ31
は、吐出口26の内縁から遠心方向に延出し、さらに、
その下部が内側に傾斜して形成されているので、リブ3
1に対する糸くずの係止を抑えることができる。リブ3
1は、径方向の長さが約10mm、互いの間隙が約6m
mであり、先端部31aと吐出口26の開口縁部の外縁
端との間に形成された間隙が約1mmであるので、少な
くとも硬貨大の固形異物の侵入を阻み糸くずを排出する
ことができる。31aと吐出口26の開口縁部の外縁端
との間に形成された間隙が、吐出口26から遠心方向に
吐出された水流の抵抗を抑えることができる。
は、吐出口26の内縁から遠心方向に延出し、さらに、
その下部が内側に傾斜して形成されているので、リブ3
1に対する糸くずの係止を抑えることができる。リブ3
1は、径方向の長さが約10mm、互いの間隙が約6m
mであり、先端部31aと吐出口26の開口縁部の外縁
端との間に形成された間隙が約1mmであるので、少な
くとも硬貨大の固形異物の侵入を阻み糸くずを排出する
ことができる。31aと吐出口26の開口縁部の外縁端
との間に形成された間隙が、吐出口26から遠心方向に
吐出された水流の抵抗を抑えることができる。
【0035】環状体22の内周縁部とパルセータ14の
外周縁部との間はラビリンス構造の封止部31を介して
隔てられているので、パルセータ14の下部羽根21に
より拡散された水流がパルセータ14と環状体22との
間隙から内槽4に流出するのが抑えられる。したがっ
て、吐出口26及び循環水路27から吐出される水流が
弱められることはない。
外周縁部との間はラビリンス構造の封止部31を介して
隔てられているので、パルセータ14の下部羽根21に
より拡散された水流がパルセータ14と環状体22との
間隙から内槽4に流出するのが抑えられる。したがっ
て、吐出口26及び循環水路27から吐出される水流が
弱められることはない。
【0036】環状体22の下部のロックピン23は、下
部の中央から径方向に貫通しさらに軸方向に延びて係止
部35の先端まで貫通する水抜き溝としての割り孔36
を有しているので、係止部35が内槽4の底面に形成さ
れた孔部37に圧入された後、抜け止めとして作用し、
割り孔36が内槽4底部の洗濯水を外槽3に抜き出すこ
とができる。さらに、ロックピン23で仮止め後、ねじ
止めすることができるので、位置ずれがなく確実に環状
体22を内槽4底部に締結することができる。このた
め、閉鎖空間30の密閉性が高まり吐出口26に水流を
集中できるとともに、閉鎖空間30への糸屑の侵入を抑
えることが出来る。
部の中央から径方向に貫通しさらに軸方向に延びて係止
部35の先端まで貫通する水抜き溝としての割り孔36
を有しているので、係止部35が内槽4の底面に形成さ
れた孔部37に圧入された後、抜け止めとして作用し、
割り孔36が内槽4底部の洗濯水を外槽3に抜き出すこ
とができる。さらに、ロックピン23で仮止め後、ねじ
止めすることができるので、位置ずれがなく確実に環状
体22を内槽4底部に締結することができる。このた
め、閉鎖空間30の密閉性が高まり吐出口26に水流を
集中できるとともに、閉鎖空間30への糸屑の侵入を抑
えることが出来る。
【0037】
【発明の効果】第1の発明の洗濯機では、環状体とパル
セータが、ラビリンス構造の封止部を介して隔てられて
いるので、パルセータの下部羽根により拡散された水流
がパルセータと環状体との間隙から内槽に流出するのが
抑えられ、吐出口から吐出される水流が弱められること
はない。
セータが、ラビリンス構造の封止部を介して隔てられて
いるので、パルセータの下部羽根により拡散された水流
がパルセータと環状体との間隙から内槽に流出するのが
抑えられ、吐出口から吐出される水流が弱められること
はない。
【0038】第2の発明の洗濯機では、環状体は吐出口
を有する上部主面が、吐出口を水流を妨げない程度に上
部主面よりわずかに上方へ突出開口させる以外略平坦に
構成されているので、内槽内に形成された水流が吐出口
の開口部による抵抗で弱められるのが抑えられる。ま
た、吐出口は、環状体の上部主面よりわずかに上方へ突
出して開口しているので、固形異物が入り難い。
を有する上部主面が、吐出口を水流を妨げない程度に上
部主面よりわずかに上方へ突出開口させる以外略平坦に
構成されているので、内槽内に形成された水流が吐出口
の開口部による抵抗で弱められるのが抑えられる。ま
た、吐出口は、環状体の上部主面よりわずかに上方へ突
出して開口しているので、固形異物が入り難い。
【0039】第3の発明の洗濯機では、吐出口が、内槽
底部において遠心方向成分を有する水流が形成されるよ
う内槽の内周壁面から内側に離れた位置に開口している
ので、パルセータの下部羽根により拡散され環状体から
吐出された水流は内槽底部から半径方向外方に向かって
吐出され内槽の側面を上昇し、さらに内槽上部で半径方
向内方に向かう循環水流を形成する。このため、内槽に
おける衣類の攪拌が促進され洗濯の効率が高められる。
底部において遠心方向成分を有する水流が形成されるよ
う内槽の内周壁面から内側に離れた位置に開口している
ので、パルセータの下部羽根により拡散され環状体から
吐出された水流は内槽底部から半径方向外方に向かって
吐出され内槽の側面を上昇し、さらに内槽上部で半径方
向内方に向かう循環水流を形成する。このため、内槽に
おける衣類の攪拌が促進され洗濯の効率が高められる。
【0040】第4の発明の洗濯機では、環状体が水流の
一部を内槽の上部まで導く循環水路の取水口部を下部に
有し、さらにこの取水口部はこれと吐出口との間の隣接
配置角度が前記各吐出口の隣接配置角度より大きい角度
を有して配置されているので、取水口部を経て循環水路
に取り込まれる水流の比率が高められる。このため、内
槽における循環水流の形成が促進される。
一部を内槽の上部まで導く循環水路の取水口部を下部に
有し、さらにこの取水口部はこれと吐出口との間の隣接
配置角度が前記各吐出口の隣接配置角度より大きい角度
を有して配置されているので、取水口部を経て循環水路
に取り込まれる水流の比率が高められる。このため、内
槽における循環水流の形成が促進される。
【0041】第5の発明の洗濯機では、環状体が下方に
突出して形成され内槽の底面と締結可能なロックピンを
有し、このロックピンは環状体が内槽の底面と締結され
た後、内槽底部の洗濯水を外槽に抜き出す軸方向に形成
された水抜き溝を有しているので、内槽の底面に対する
環状体の抜け止め用のピンとして利用でき、かつ内槽底
部の洗濯水を外槽に抜き出すことができる。
突出して形成され内槽の底面と締結可能なロックピンを
有し、このロックピンは環状体が内槽の底面と締結され
た後、内槽底部の洗濯水を外槽に抜き出す軸方向に形成
された水抜き溝を有しているので、内槽の底面に対する
環状体の抜け止め用のピンとして利用でき、かつ内槽底
部の洗濯水を外槽に抜き出すことができる。
【0042】第6の発明の洗濯機では、吐出口に、少な
くとも一端が吐出口の開口縁部との間に間隙を有する整
流用のリブを内設しているので、内槽底部の洗濯水中の
糸屑がリブに係止することなく内槽上部に導かれるの
で、吐出口の閉塞が防止される。リブを、その下部が内
側に傾斜して形成することにより水流中の糸くずの係止
を抑制するよう構成されておれば、リブに係止する糸く
ずで吐出口が閉塞されるのを抑えることができるので、
循環水流の形成が促進される。
くとも一端が吐出口の開口縁部との間に間隙を有する整
流用のリブを内設しているので、内槽底部の洗濯水中の
糸屑がリブに係止することなく内槽上部に導かれるの
で、吐出口の閉塞が防止される。リブを、その下部が内
側に傾斜して形成することにより水流中の糸くずの係止
を抑制するよう構成されておれば、リブに係止する糸く
ずで吐出口が閉塞されるのを抑えることができるので、
循環水流の形成が促進される。
【0043】これらの発明により、衣類の洗濯の効率化
が図られた有効な循環流の形成手段を備えた洗濯機が提
供される。
が図られた有効な循環流の形成手段を備えた洗濯機が提
供される。
【図1】この発明の一実施形態による洗濯機の断面図。
【図2】図1の洗濯機の環状体の平面図。
【図3】図2のIII─III線断面図。
【図4】図2の環状体の吐出口部分の拡大面。
【図5】図2のV─V線断面図。
1 全自動洗濯機 2 本体ケース 3 洗濯槽外槽 4 洗濯槽内槽 4a 脱水孔 5 攪拌機構部 14 パルセータ 21 下部羽根 22 環状体 23 ロックピン 24 ガイドベーン(取水口部) 26 吐出口 27 循環水路 28 ガイドベーン(取水口部) 31 リブ 32 封止部 36 割り孔(水抜き溝)
フロントページの続き (72)発明者 村尾 剛 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 鈴木 肇 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 川口 智也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−41690(JP,A) 特開 昭61−5881(JP,A) 特開 昭57−136490(JP,A) 特開 昭63−117797(JP,A) 実開 昭63−22881(JP,U) 実開 昭50−143371(JP,U) 実開 昭64−25083(JP,U) 実開 平1−138388(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/12 D06F 17/10
Claims (1)
- 【請求項1】 外槽及び内槽と、前記内槽の底面に回転
可能に配設され下面に内槽の洗濯水を攪拌し外周方向へ
拡散する下部羽根を有するパルセータと、このパルセー
タの外周に隣接して固定され前記下部羽根により拡散さ
れた水流を下部に導き上部に開口する吐出口から内槽内
側に吐出する水流形成用の環状体とを備え、前記環状体とパルセータが、パルセータの下部羽根によ
る拡散水流が環状体とパルセータとの間隙から内槽内に
流出するのを抑制するラビリンス構造封止部を介して隔
てられ、 前記吐出口は、内槽底部において遠心方向成分を有する
水流が形成されるよう内槽の内周壁面から内側に離れた
位置に開口し、 前記吐出口には、少なくとも一端が吐出口の開口縁部と
の間に間隙を有する整流用リブを内設した ことを特徴と
する洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17920795A JP3148580B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17920795A JP3148580B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0928979A JPH0928979A (ja) | 1997-02-04 |
JP3148580B2 true JP3148580B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=16061807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17920795A Expired - Fee Related JP3148580B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148580B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111850921A (zh) * | 2019-04-30 | 2020-10-30 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP17920795A patent/JP3148580B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0928979A (ja) | 1997-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |