JP3148314U - 錘付き履物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 歩き易くて疲れ難く、履いて歩行したり運動することによって、使用者が快適な状態で効果的にエネルギを消費することができて、例えばメタボリック症候群等の生活習慣病の予防や改善を図ることができる錘付き履物を提供すること。【解決手段】 履物底16を有し、この履物底16の上部に甲被17が形成され、この甲被17の外表面に錘13を出し入れ自在に保持することができる外側及び内側保持部14が設けられている履物12と、外側及び内側保持部14に出し入れ自在に保持される錘13とを備え、保持部14は、内部に錘13を収容可能な袋状に形成され、上部に錘13を出し入れするための開口部22が形成されている。【選択図】 図1
Description
本考案は、歩き易くて疲れ難く、履いて歩行したり運動することによって、快適な状態で効果的に使用者がエネルギを消費することができる錘付き履物に関する。
従来の錘付き履物の一例として、中底と本底との間に平板状の錘を装着したものがある(例えば、特許文献1参照。)。この錘付き履物を履いて歩行や運動を行なうと、足首やふくらはぎの筋肉、及び太腿の筋肉を鍛錬して強化することができる。
このように、足首やふくらはぎの筋肉、及び太腿の筋肉を鍛錬して強化することができるのは、錘を中底と本底との間に設けてあり、履物を履いたときに、錘が使用者の足首の関節から離れた位置に配置された状態となるからである。
つまり、錘を足首の関節から離れた位置に設けると、使用者が歩行等の際に、前足部及び中足部を、足首の関節を中心にして伸ばす方向及び曲げる方向に揺動するように動かすときに、その錘の大きな慣性モーメントによって、大きな負荷トルクが足首やふくらはぎの筋肉、及び太腿の筋肉に掛かり、これによってそれらの筋肉を鍛錬して強化することができる。
特開2002−95720号公報
しかし、上記従来の錘付き履物では、足首やふくらはぎの筋肉等を鍛錬して強化するのには適しているかも知れないが、例えば体脂肪を燃焼させて、メタボリック症候群等の生活習慣病の予防や改善を目的として使用する場合は、効果的に体脂肪を燃焼させることができないことがある。
なぜなら、錘を足首の関節から離れた位置に設けると、歩行の際に、前足部及び中足部を、足首の関節を中心にして伸ばす方向及び曲げる方向に揺動するように動かすときに、錘の大きな慣性モーメントによって、大きな負荷トルクが特に足首やふくらはぎの筋肉に掛かるので、歩き難いし疲れ易く、従って、使用者は、この従来の錘付き履物を継続して履いて歩行したり運動することが困難となる。よって、使用者が効果的に体脂肪を燃焼させて、生活習慣病の予防や改善を図ることができないことがある。
また、上記従来の錘付き履物では、錘を中底と本底との間に装着してあるので、例えば錘を取り外した状態で、この履物を履いて歩行等するときや、重量の重い又は軽い錘に付け替えて、この履物を履いて歩行等するときは、中底と本底とを互いに切り離したり結合させる必要があり、手間が掛かる。
本考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、歩き易くて疲れ難く、履いて歩行したり運動することによって、使用者が快適な状態で効果的にエネルギを消費することができて、例えばメタボリック症候群等の生活習慣病の予防や改善を図ることができる錘付き履物を提供することを目的としている。
本考案に係る錘付き履物は、履物底を有し、この履物底の上部に甲被が形成され、この甲被の外表面に錘を出し入れ自在に保持することができる保持部が設けられている履物と、前記保持部に出し入れ自在に保持される錘とを備えることを特徴とするものである。
本考案に係る錘付き履物を履いて歩行や運動を行なうと、錘が取り付けられていない履物と比較して、この錘の重量分だけ使用者のエネルギを余分に消費して、体脂肪を燃焼させることができる。そして、錘を履物の甲被の外表面に取り付けることができる構成としたので、使用者がこの錘付き履物を履いたときに、錘が使用者の足首の関節に接近又は一致する状態となり、この錘付き履物を履いて歩行や運動を行なうときに、足首やふくらはぎの筋肉に大きな負担が掛かることを抑制することができる。
なぜなら、錘が足首の関節と接近又は一致する状態となると、使用者が歩行等の際に、前足部及び中足部を、足首の関節を中心にして伸ばす方向及び曲げる方向に揺動するように動かすときに、その錘の慣性モーメントが小さいので、小さい負荷トルクしか足首やふくらはぎの筋肉に掛からず、これによってそれらの筋肉に大きな負担が掛からないようにすることができるからである。
ただし、歩行や運動を行なうときに、錘によって生じる負担は、太腿や腹筋等の身体全体の筋肉に掛かるので、歩き易くて疲れ難く、快適な状態で効果的に使用者の体脂肪を燃焼させることができる。
そして、使用者は、例えば自分の生活のスケジュール、体調、体力に応じて、いつでも錘を履物の保持部に対して、取り付けたり取り外すことができるので、無理をせずに継続してこの錘付き履物を使用することができる。
この考案に係る錘付き履物において、前記保持部は、内部に前記錘を収容可能な袋状に形成され、上部に前記錘を出し入れするための開口部が形成されているものとすることができる。
このように、保持部を、上部に開口部を有する袋状とすることによって、この開口部から錘を簡単に出し入れすることができて便利である。そして、保持部を袋状とすることによって、歩行や運動中に、錘が保持部から脱落し難くすることができる。また、保持部を遮光性とすることによって、錘が外部から見えないようにすることができ、履物の見栄えを良くすることができる。
この考案に係る錘付き履物において、前記甲被は、甲被前足部、甲被中足部、及び甲被踵部を有し、前記保持部が、前記甲被中足部を形成する内側壁部、外側壁部、又はそれら両方の各側壁部の外表面に設けられているものとすることができる。
このように、甲被中足部の内側壁部、又は外側壁部に保持部を設けると、使用者がこの錘付き履物を履いたときに、錘が使用者の足首の関節に極めて接近する状態となり、この錘付き履物を履いて歩行や運動を行なうときに、足首やふくらはぎの筋肉に大きな負担が掛かることを効果的に抑制することができる。よって、歩き易くて疲れ難いという体感が得られる。そして、保持部を、甲被中足部の内側壁部、又は外側壁部に設けることによって、錘の重量を側壁部で支持することができ、錘の重量が使用者の足の甲の上に掛からないようにすることができる。よって、錘の重量による不快感が生じない。また、錘の合計重量を小さくする場合は、保持部を、甲被中足部の内側壁部、又は外側壁部のうちのいずれかに設けるとよいし、錘の合計重量を大きくする場合は、保持部を、甲被中足部の内側壁部、及び外側壁部の両方に設けるとよい。
この考案に係る錘付き履物において、前記甲被は、甲被前足部、甲被中足部、及び甲被踵部を有し、前記保持部が、前記甲被踵部を形成する側壁部の外表面に設けられているものとすることができる。
このように、保持部を、甲被踵部を形成する側壁部の外表面に設けることによっても、甲被中足部を形成する内側壁部、又は外側壁部に設けた場合と略同様に作用するので、その説明を省略する。
この考案に係る錘付き履物において、前記甲被は、甲被前足部、甲被中足部、甲被踵部、及び履き口部を有し、前記保持部が、前記履き口部を形成する側壁部の外表面に設けられているものとすることができる。
このように、保持部が設けられている履き口部は、使用者がこの錘付き履物を履いたときに、錘が使用者の足首の関節に極めて接近、又は一致する状態となり、この錘付き履物を履いて歩行や運動を行なうときに、歩き易くて疲れ難いという体感が得られる。
この考案に係る錘付き履物において、前記保持部の開口部は、ファスナー、当該履物に設けられている紐、マグネット、又はボタンによって開閉可能に閉じられているものとすることができる。
このように、保持部の開口部を、ファスナー、履物に設けられている紐、マグネット、又はボタンによって開閉可能に閉じることができるようにすると、歩行中や運動中に、錘が保持部から脱落することを防止できるし、開口部を簡単に開閉して錘を保持部に対して出し入れすることができる。
この考案に係る錘付き履物において、前記保持部の開口部が、蓋部によって開閉自在に閉じられているものとすることができる。
このように、保持部の開口部を蓋部で閉じるようにすると、開口部を極めて簡単に開閉することができる。
この考案に係る錘付き履物において、前記保持部が、前記錘を2つ以上収容できるものとすることができる。
このように、保持部が錘を2つ以上収容できるようにすると、使用者の生活のスケジュール、体調、体力に応じて、保持部に取り付ける錘の数を変更したり、錘を全て取り外すことができる。よって、無理をせずに継続してこの錘付き履物を使用することができる。
この考案に係る錘付き履物において、前記錘が、合成樹脂製のもの、又は金属を合成樹脂で被覆したものとすることができる。
このように、錘を合成樹脂製のもの、又は金属を合成樹脂で被覆したものとすることによって、使用者が金属アレルギーを起こすことを防止又は抑制することができる。
この考案に係る錘付き履物において、前記履物が靴であるものとすることができる。
履物として靴を採用すると、靴は、歩行や運動するのに適しており、使用者が快適な状態で効果的にエネルギを消費することができ、例えばメタボリック症候群等の生活習慣病の予防や改善を図ることができる。
この考案に係る錘付き履物によると、錘を履物の甲被の外表面に取り付けることができる構成としたので、歩き易くて疲れ難く、履いて歩行したり運動することによって、使用者が効果的にエネルギを消費することができ、例えばメタボリック症候群等の生活習慣病の予防や改善を図ることができる。
以下、本考案に係る錘付き履物の第1実施形態を、図1及び図2を参照して説明する。この図1の正面図及び図2の平面図に示す錘付き履物11は、紳士用短靴に適用したものである。
この錘付き履物11は、図1及び図2に示す履物12と錘13とを備えている。これら図1及び図2には、例えば左足用の錘付き履物11を示している。これら左右それぞれの錘付き履物11には、外側保持部14と内側保持部15とが設けられ、各保持部14、15には、例えば錘13が1つずつ出し入れ自在に装着されるようになっている。
ただし、図1及び図2に示す左足用の錘付き履物11は、図示しない右足用の錘付き履物と同等の構成であり同様に作用するので、左足用の錘付き履物11を説明し、右足用の錘付き履物の説明を省略する。
この履物12は、図1及び図2に示すように、履物底16を有し、この履物底16の上部に甲被17が形成されている。甲被17は、甲被前足部18、甲被中足部19、及び甲被踵部20を有している。そして、甲被中足部19の外側壁部19aの外表面には、外側保持部14が設けられ、甲被中足部19の内側壁部19bの外表面には、内側保持部15が設けられている。
この外側保持部14は、図1に示すように、略矩形のシート状の保持部材21を有し、この保持部材21が甲被中足部19の外側壁部19aの外表面に例えば縫付け等によって結合している。この外側保持部14は、保持部材21の底部21a、及びこの底部21aと隣合う2つの側部21b、21bを外側壁部19aの外表面に結合させることによって、内部に略矩形の平板状の錘13を収容可能な袋状に形成されている。そして、上部に錘13を出し入れするための開口部22が形成されている。
内側保持部15は、図2に示すように、外側保持部14と同様に形成されているので、同等部分を同一の図面符号で示し、その説明を省略する。
錘13は、図1に示すように、略矩形の平板状に形成され、例えば合成ゴム等の合成樹脂製である。このように形成された錘13は、図2に示すそれぞれの外側保持部14及び内側保持部15に対して、上側開口部22から出し入れ自在に1つずつ装着されている。
上記のように構成された錘付き履物11によると、図1及び図2に示す外側及び内側の各保持部14、15に錘13を装着して、この錘付き履物11を履いて歩行や運動を行なうと、錘13が取り付けられていない履物と比較して、この錘13の重量分だけ使用者のエネルギを余分に消費して、体脂肪を燃焼させることができる。そして、錘13を履物12の甲被17の外表面に取り付けることができる構成としたので、使用者がこの錘付き履物11を履いたときに、錘13が使用者の足首の関節に接近する状態となり、この錘付き履物11を履いて歩行や運動を行なうときに、足首やふくらはぎの筋肉に大きな負担が掛かることを抑制することができる。
なぜなら、錘13が足首の関節と接近する状態となると、使用者が歩行等の際に、前足部及び中足部を、足首の関節を中心にして伸ばす方向及び曲げる方向に揺動するように動かすときに、その錘13の慣性モーメントが小さいので、小さい負荷トルクしか足首やふくらはぎの筋肉に掛からず、これによってそれらの筋肉に大きな負担が掛からないようにすることができるからである。
ただし、歩行や運動を行なうときに、錘13によって生じる負担は、太腿や腹筋等の身体全体の筋肉に掛かることとなるので、歩き易くて疲れ難く、使用者が快適な状態で効果的にエネルギを消費することができて、体脂肪を燃焼させることができる。これによって、例えばメタボリック症候群等の生活習慣病の予防や改善を図ることができる。
そして、使用者は、例えば自分の生活のスケジュール、体調、体力に応じて、いつでも錘13を履物12の保持部14、15の両方又は一方に装着したり、錘13を保持部14、15から取り外すことができるので、無理をせずに継続してこの錘付き履物11を使用することができる。
また、重量が相違する複数の錘13を用意しておくことによって、使用者の意思によって所望の重量の錘13を、外側及び内側保持部14、15に装着できるようにすることができる。これによって、自己の体力に応じて、この錘付き履物11を使用することができる。
また、図1及び図2に示すように、外側及び内側の各保持部14、15を、上部に開口部22を有する袋状とすることによって、それぞれの開口部22から錘13を簡単に出し入れすることができて便利である。そして、保持部14、15を袋状とすることによって、歩行や運動中に、錘13が保持部14、15から脱落し難くすることができる。また、保持部14、15を遮光性とすることによって、錘13が外部から見えないようにすることができ、履物12の見栄えを良くすることができる。
更に、図1及び図2に示すように、甲被中足部19の外側壁部19a、及び内側壁部19bに保持部14、15を設けると、使用者がこの錘付き履物11を履いたときに、各保持部14、15に装着されている錘13が使用者の足首の関節に極めて接近する状態となり、この錘付き履物11を履いて歩行や運動を行なうときに、足首やふくらはぎの筋肉に大きな負担が掛かることを効果的に抑制することができる。よって、歩き易くて疲れ難いという体感が十分に得られる。
また、保持部14、15を、甲被中足部19の外側壁部19a、及び内側壁部19bに設けることによって、錘13の重量をこれらの各側壁部19a、19bで支持することができ、錘13の重量が使用者の足の甲の上に掛からないようにすることができる。よって、錘13の重量による不快感が生じない。
更に、図1に示す錘13は、合成ゴム等の合成樹脂製のものであるので、使用者が金属アレルギーを起こすことを防止又は抑制することができる。
そして、図1に示すように、履物12として靴を採用すると、靴は、歩行や運動するのに適しており、使用者が快適な状態で効果的にエネルギを消費することができる。
次に、本考案に係る錘付き履物の第2実施形態を、図3及び図4を参照して説明する。この図3及び図4に示す第2実施形態と、図1及び図2に示す第1実施形態とが相違するところは、図1及び図2に示す第1実施形態では、錘付き履物11を、紳士用短靴に適用したのに対して、図3及び図4に示す第2実施形態では、錘付き履物24を、運動靴に適用したところと、図1及び図2に示す第1実施形態では、外側保持部14及び内側保持部15の2つの保持部を備えているのに対して、図3及び図4に示す第2実施形態では、1つの外側保持部25を備え、内側保持部を備えていないところである。
そして、図1及び図2に示す第1実施形態では、外側保持部14及び内側保持部15のそれぞれの開口部22が開放している形状であるのに対して、図3及び図4に示す第2実施形態では、外側保持部14の開口部22は、ファスナー26によって開閉可能に閉じられているところと、図1及び図2に示す第1実施形態では、錘13が小さく、外側及び内側保持部14、15の収容量が小さいのに対して、図3及び図4に示す第2実施形態では、錘27が大きく、外側保持部25の収容量が、第1実施形態のものよりも大きいところも相違している。
また、図1及び図2に示す第1実施形態では、錘13を合成ゴム等の合成樹脂製としたのに対して、図3及び図4に示す第2実施形態では、錘27を、鉛、鉄等の金属を合成ゴム等の合成樹脂で被覆したものとしているところも相違している。
これ以外は、第1実施形態と同等の構成であり、同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの説明を省略する。
この図3及び図4に示す第2実施形態の錘付き履物24によると、運動靴は、歩行や運動を目的として作られたものであるので、歩行や運動がし易く、使用者が極めて快適な状態で効果的にエネルギを消費することができて、体脂肪を燃焼させることができる。
そして、図3及び図4に示すように、この実施形態の錘付き履物24では、1つの外側保持部25しか設けられていないが、この外側保持部25の収容量を大きくしてあり、重量や嵩の大きい錘27を装着することができる。これによって、使用者が消費するエネルギ量を大きくすることができる。
更に、図4に示すように、錘27は、金属を合成ゴム等の合成樹脂で被覆しているものであるので、嵩を比較的小さくして重量を大きくすることができる。これによって、外側保持部25に装着された錘27による出っ張りを小さくすることができ、錘27が運動等の邪魔にならないようにすることができるし、この履物28の見栄えを良くすることができる。
そして、図3に示すように、外側保持部25の開口部22を、ファスナー26によって開閉可能に閉じることができるようにしてあるので、歩行中や運動中に、錘27が外側保持部25から抜け出ることを防止できるし、開口部22を簡単に開放して錘27を保持部25に対して出し入れすることができる。
次に、本考案に係る錘付き履物の第3実施形態を、図5及び図6を参照して説明する。この図5及び図6に示す第3実施形態と、図3及び図4に示す第2実施形態とが相違するところは、図3及び図4に示す第2実施形態の錘付き履物24(履物28)では、1つの外側保持部25しか備えていないのに対して、図5及び図6に示す第3実施形態の錘付き履物32(履物34)では、外側保持部25、及び内側保持部30を備えているところと、図3及び図4に示す第2実施形態では、錘27が、鉛、鉄等の金属を合成ゴム等の合成樹脂で被覆して形成したのに対して、図5及び図6に示す第3実施形態では、錘31が、鉛、鉄等の金属の粉粒状体を合成ゴム等の合成樹脂に混ぜ込んで形成したところである。
そして、図3及び図4に示す第2実施形態では、外側保持部25の開口部22は、ファスナー26によって開閉可能に閉じることができるようにしたのに対して、図5及び図6に示す第3実施形態では、外側及び内側保持部25、30のそれぞれの開口部22、22は、この錘付き履物32に取り付けられている靴紐33によって、開閉可能に閉じることができるようにしたところと、図3及び図4に示す第2実施形態では、外側保持部25に1つの錘27を装着するようにしたのに対して、図5及び図6に示す第3実施形態では、外側及び内側保持部25、30のそれぞれに錘31を2つずつ装着するようにしたところも相違している。
これ以外は、第2実施形態と同等の構成であり、同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの説明を省略する。
この図5及び図6に示す第3実施形態の錘付き履物32によると、外側保持部25、及び内側保持部30を設けてあり、そして各保持部25、30には、錘31を2つずつ装着できるようになっている。これによって、この錘付き履物32に装着できる錘31の合計重量を大きくすることができる。従って、使用者が消費するエネルギ量を、第2実施形態のものよりも大きくすることができる。
そして、外側及び内側保持部25、30が錘31を2つ以上収容できるようにすると、使用者の生活のスケジュール、体調、体力に応じて、各保持部25、30に装着する錘31の数を変更したり、錘31を全て取り外すことができる。よって、無理をせずに継続してこの錘付き履物32を使用することができる。
また、外側及び内側のそれぞれの保持部25、30に装着する錘31の数を変更することによって、使用者が消費するエネルギ量を自由に調節することができる。
そして、錘31は、鉛、鉄等の金属の粉粒状体を合成ゴム等の合成樹脂に混ぜ込んだものとしたので、歩行や運動しているときに錘31に働く力を、錘31が履物32の甲被17に接している表面全体に略均等に分散させることができる。これによって、使用者の足に局部的に力が加わることを防止できる。
そして、図5及び図6に示すように、外側及び内側保持部25、30のそれぞれの開口部22、22を、靴紐33によって開閉可能に閉じることができるようにしてあるので、運動靴の屈曲性を阻害しないようにすることができる。
次に、本考案に係る錘付き履物の第4実施形態を、図7及び図8を参照して説明する。この図7及び図8に示す第4実施形態の錘付き履物38(履物36)と、図3及び図4に示す第2実施形態の錘付き履物24(履物28)とが相違するところは、外側保持部25の開口部22は、図3及び図4に示す第2実施形態では、ファスナー26によって開閉可能に閉じることができるようにしたのに対して、図7及び図8に示す第4実施形態では、マグネット37、37によって開閉可能に閉じることができるようにしたところである。
これ以外は、第2実施形態と同等の構成であり、同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの説明を省略する。
この図7及び図8に示す第4実施形態の錘付き履物38に設けられている外側保持部25は、その開口部22が蓋部39によって覆われており、この蓋部39によって、開口部22を開閉自在に閉じることができる。そして、この蓋部39の内面には、例えばN極のマグネット37が取り付けられ、この外側保持部25を形成する保持部材21の上縁部外面にS極のマグネット37が取り付けられている。この一対のマグネット37、37によって、蓋部39を閉じた状態に留めておくことができる。
このように、マグネット37、37によって蓋部39を留めることができる構成とすることによって、蓋部39の開閉を、手間を掛けずに簡単で速やかに行うことができる。
ただし、例えば図3及び図4に示す第2実施形態では、外側保持部25の開口部22をファスナー26によって開閉可能に閉じるようにしたが、これに代えて、外側保持部25の開口部22を、ボタン、ホック、面ファスナー等の他の係合手段によって開閉可能に閉じるようにすることができる。
そして、図7及び図8に示す第4実施形態では、蓋部39等にマグネット37、37を取付け、このマグネット37、37によって蓋部39を閉じた状態に留めることができるようにしたが、このマグネット37、37を省略してもよい。このように、外側保持部25の開口部22を蓋部39で閉じるようにすると、開口部22を極めて簡単に開閉することができる。
また、上記各実施形態では、例えば図1に示すように、外側及び内側保持部14、15を、甲被中足部19の外側壁部19a及び内側壁部19bの各外表面に設けたが、これに代えて、保持部14を、例えば図2に示す甲被踵部20を形成する外側壁部20a、内側壁部20b、又は後側壁部20cの外表面に設けてもよい。更に、保持部14を、甲被前足部18を形成する外側壁部18a又は内側壁部18bに設けてもよい。
更に、上記各実施形態では、本考案を例えば図1に示すように、足首の関節を覆うことができる履き口部を有していない履物12に適用したが、これに代えて、そのような履き口部を有する履物に、本考案を適用することができる。その場合は、その履き口部を形成する側壁部の外表面に保持部を設けることができる。この保持部は、上記各実施形態のものと同等のものである。
このように、保持部が設けられている履き口部は、使用者がこの錘付き履物を履いたときに、保持部に取り付けられている錘が使用者の足首の関節に極めて接近、又は一致する状態となり、この錘付き履物を履いて歩行や運動を行なうときに、歩き易くて疲れ難いという体感が得られる。
そして、上記各実施形態では、本考案に係る錘付き履物等を紳士靴、運動靴に適用した例を示したが、これ以外の例えば婦人靴、ブーツ、サンダル等の履物に適用することができる。
以上のように、本考案に係る錘付き履物は、歩き易くて疲れ難く、履いて歩行したり運動することによって、使用者が快適な状態で効果的にエネルギを消費することができて、例えばメタボリック症候群等の生活習慣病の予防や改善を図ることができる優れた効果を有し、このような錘付き履物に適用するのに適している。
11、24、32、38 錘付き履物
12、28、34,36 履物
13、27、31 錘
14、25 外側保持部
15、30 内側保持部
16 履物底
17 甲被
18 甲被前足部
18a 外壁部
18b 内壁部
19 甲被中足部
19a 外壁部
19b 内壁部
20 甲被踵部
20a 外壁部
20b 内壁部
20c 後壁部
21 保持部材
21a 底部
21b 側部
22 開口部
26 ファスナー
33 靴紐
37 マグネット
39 蓋部
12、28、34,36 履物
13、27、31 錘
14、25 外側保持部
15、30 内側保持部
16 履物底
17 甲被
18 甲被前足部
18a 外壁部
18b 内壁部
19 甲被中足部
19a 外壁部
19b 内壁部
20 甲被踵部
20a 外壁部
20b 内壁部
20c 後壁部
21 保持部材
21a 底部
21b 側部
22 開口部
26 ファスナー
33 靴紐
37 マグネット
39 蓋部
Claims (10)
- 履物底を有し、この履物底の上部に甲被が形成され、この甲被の外表面に錘を出し入れ自在に保持することができる保持部が設けられている履物と、
前記保持部に出し入れ自在に保持される錘とを備えることを特徴とする錘付き履物。 - 前記保持部は、内部に前記錘を収容可能な袋状に形成され、上部に前記錘を出し入れするための開口部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の錘付き履物。
- 前記甲被は、甲被前足部、甲被中足部、及び甲被踵部を有し、
前記保持部が、前記甲被中足部を形成する内側壁部、外側壁部、又はそれら両方の各側壁部の外表面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の錘付き履物。 - 前記甲被は、甲被前足部、甲被中足部、及び甲被踵部を有し、
前記保持部が、前記甲被踵部を形成する側壁部の外表面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の錘付き履物。 - 前記甲被は、甲被前足部、甲被中足部、甲被踵部、及び履き口部を有し、
前記保持部が、前記履き口部を形成する側壁部の外表面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の錘付き履物。 - 前記保持部の開口部は、ファスナー、当該履物に設けられている紐、マグネット、又はボタンによって開閉可能に閉じられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の錘付き履物。
- 前記保持部の開口部は、蓋部によって開閉自在に閉じられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の錘付き履物。
- 前記保持部は、前記錘を2つ以上収容できるものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の錘付き履物。
- 前記錘は、合成樹脂製のもの、又は金属を合成樹脂で被覆したものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の錘付き履物。
- 前記履物は、靴であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の錘付き履物。
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KR20220096045A (ko) | 2020-12-30 | 2022-07-07 | 한국건설기술연구원 | 영상분석을 활용한 수환경 모니터링 및 수질개선 제어 시스템 |
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2008
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