JP3148291U - 被着部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】体の一部に着けて体を局部的に冷却する被着部材において、簡単に着けることができ、保冷効果が長時間持続するようにする。【解決手段】保冷バンドBの本体部11の袋部12に保冷具Cを装着した後、裏面側が人体側となるように保冷バンドBを人体の手首に巻き付ける。そして、面ファスナ13bを面ファスナ13aに押圧して両者を係着させて保冷バンドBを手首に固定する。これによって静脈が体表面近くを通っている手首が局部的に冷やされ体温の上昇が抑えられる。【選択図】図2

Description

本考案は被着部材に関し、より詳細には体の一部に着けて体を局部的に冷却する被着部材に関するものである。
近年、夏場に、最高気温が30℃以上の真夏日が何日間も続いたり、さらには都市部のヒートアイランド現象などで最高気温が35℃以上の猛暑日となることも珍しくなくなってきている。このような高温環境下では、屋外のみならず屋内においても、長時間の作業によって熱中症になりやすく、熱中症による死亡事故も頻出している。
そこで、熱中症対策等を目的として、体を冷やすための技術がこれまでから種々提案されている。例えば、特許文献1では、板状の冷却剤をベルト状の本体に収納し、これを足首に巻き付けて体を冷やす技術が提案されている。また、特許文献2では、二枚の防水フィルム間に形成された複数の蓄冷室にゲル状の蓄冷剤を封入したアイシング・サポータが提案されている。
特開2006-255347 特開2006-122545
しかしながら、上記提案の技術では、使用する冷却剤や蓄冷剤は通常のものであり、このような冷熱源の容積を大きくせずに保冷時間を長くするためには、融点の低い冷熱源を用いる必要がある。ところが、体が心地よいと感じる温度は約20℃程度と言われており、例えば0℃以下の融点の低い冷熱源を用いると、過冷によって体に不快感を与えるおそれがある。
本考案はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、体の一部に簡単に着けることができ、しかも保冷効果が長時間持続する被着部材を提供することにある。
また、本考案の目的は、体に接したときに適度な冷たさを感じさせる被着部材を提供することにある。
本考案によれば、保冷具を出入自在に収納し、体の一部に着けて体を局部的に冷却する被着部材であって、前記保冷具は、融点の異なる2種類以上の保冷材を備え、中心部に、最も融点の低い保冷材が位置し、中心部から外方に向かって、融点の低い順に保冷材が位置するものであることを特徴とする被着部材が提供される。
ここで、被着部材の体への取付けを容易にする観点からは、被着部材を帯形状にし、体の一部に巻き付けるようにしてもよい。あるいは、筒形状で伸縮性を持たせ、体の一部に嵌め入れるようにしてもよい。
また、保冷効果の持続性の向上や日焼け防止効果を奏させるためには、被着部材の表面を赤外線及び/又は紫外線を遮断する素材で構成するのが好ましい。
前記保冷具としては、融点の異なる2種類の保冷材を備え、中心部に融点の低い保冷材が位置し、その周りに融点の高い保冷材が位置するものが好ましい。外容器内の略中心に内容器が保持され、前記外容器に融点の高い保冷材が充填され、前記内容器に融点の低い保冷材が充填されていてもよい。
最も融点の高い保冷材は、カプセルに封入された状態であってもよい。最も融点の高い保冷材の融点は6〜30℃の範囲が好ましく、最も融点の低い保冷材の融点は−30〜5℃の範囲が好ましい。
本考案の被着部材を、手首や足首、襟首などの静脈が体表近くを通る部分に取り付けることによって、心地よい涼感が得られる。また、保冷具による冷却効果を従来よりも長く持続させることができるようになる。
以下、本考案に係る被着部材について図に基づいて説明するが、本考案はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1(a)に、本考案に係る被着部材の一実施形態である保冷バンドの正面図を、同図(b)に裏面図をそれぞれ示す。保冷バンドBは、帯形状の本体部11と、本体部11に出入自在にされる保冷具Cとを備える。本体部11の裏面には、保冷具Cを収納するための袋部12と、面ファスナ13bが設けられている。本体部11の表面には面ファスナ13aが設けられている。面ファスナ13aと面ファスナ13bとは一対をなし係着する。
図2に保冷バンドBの取り付け状態図を示す。保冷バンドBの本体部11の袋部12に保冷具Cを装着した後、裏面側が人体側となるように保冷バンドBを人体の手首に巻き付ける。そして、面ファスナ13bを面ファスナ13aに押圧して両者を係着させ、保冷バンドBを手首に固定する。これによって静脈が体表面近くを通っている手首を局部的に冷やすことができ、体温の上昇を効果的に抑えることができるようになる。保冷具Cの冷却効果が奏されなくなったら、次の新たな保冷具Cと交換することにより、継続して人体を局部的に冷却できる。
本体部11を構成する素材としては、人体と接触する裏面側はタオル生地やパイル生地など肌触りのよい素材が好ましい。一方、表面側は赤外線や紫外線を遮る素材が好ましい。これにより、保冷具Cの保冷持続時間を延ばすことができ、また日焼けの防止もできる。このような素材としては金属を蒸着させたフィルムなど挙げられる。
保冷バンドBを体に取り付け固定する手段としては、面ファスナの他、磁石やフック、紐部材など従来公知の手段を用いることができる。
図3に、保冷バンドB’の他の使用形態を示す。図3は、保冷バンドB’を首に巻き付けた使用形態である。この場合、使用する保冷バンドB’の本体部11は、手首に巻き付ける場合よりも長手方向が一層長いものを使用するのが望ましい。また、保冷具Cは本体部11の長手方向に所定間隔で複数個収納させるようにするのが望ましい。
なお、以上説明した保冷バンドは人体の手首や首に取り付けていたが、保冷バンドの取り付ける人体部位に限定はなく、足首であってももちろん構わない。ただし、体を効率的に冷やす観点からは、静脈や動脈などの血流の多い血管が表皮の近くに通っている部位に保冷バンドを取り付けるのが好ましい。
図4に、本考案に係る被着部材の他の実施形態である保冷手袋Gを示す。同図(a)は保冷手袋Gの正面図、同図(b)は裏面図である。保冷手袋Gは、略筒状の本体部21と、本体部21の手首相当部分に一方端部が取り付けられた帯状のバンド部22とを備える。バンド部22には、保冷具Cを収納するための袋部221と、一対の面ファスナ222a,222bとが設けられている。筒状の本体部21の一方開口212は他方の開口211よりも大きく形成されている。また本体部21の他方開口211の近傍には長穴213が形成されている。
図5に保冷手袋Gを装着した状態図を示す。保冷手袋Gを手にはめると、一方開口212は腕に位置し、他方開口211からは親指を除く指が突出する。長穴213からは親指が突出する。そして、袋部221に保冷具Cが差し入れられ、バンド部22は本体部21に巻き付けられ固定される。これによって、前記実施形態と同様に人体の手首が局部的に冷やされる。なお、この実施形態の保冷手袋Gでは、本体部21が肘あたりまで腕を覆い、人体の冷却のみならず日焼け防止の効果をも奏する。
保冷手袋Gの本体部21の素材としては伸縮性のあるものが望ましい。このような素材としては、例えば、天然ゴム、合成ゴム、エラストマー、伸縮性形状記憶ポリマー等の単品やこれらと非伸縮性素材との混合品、混抄品やこれらの組み合わせ品から構成される織物、フィルム、スパンデックス糸、糸、紐、平板、リボン、スリットフィルム、発泡体、不織布、またはこれら同士またはこれらと非伸縮性のものとの積層等による複合化伸縮材等が挙げられる。ここで、非伸縮性の長繊維や連続フィラメントをランダムに交絡させ、ランダムに接着や融着させて全体として伸縮性を有する等の加工法によるものも上記伸縮材に含まれる。また、ウレタン糸にナイロン糸等を巻いて、保護性伸縮性糸としてもよい。
保冷手袋Gとしては、本体部21が手首あたりの短いものであってもよく、また上腕までの長いものであってもよい。さらに保冷手袋Gは手の指を覆うものであってもよい。
図6は本考案で使用する保冷具Cの一実施形態を示す平面図であり、図7は、その断面斜視図である。図6及び図7に示す保冷具Cは、外縁にシール部Sが形成された外袋(外容器)3の略中央部に内袋(内容器)4が位置し、外袋3内には保冷材31が充填され、内袋4内には保冷材41が充填されている。そして保冷材31として、保冷材41よりも融点の高いものが使用されている。
図6及び図7から明らかなように、本考案に係る保冷具Cの大きな特徴の一つは、保冷材31を充填した外袋3の中心部に、保冷材41を充填した内袋4が位置していることにある。すなわち、保冷具Cの中心部に融点の低い保冷材41が位置し、その周りに融点の高い保冷材31が位置するように構成されている。これにより、人体に過度の冷たさを与えない程度の表面温度が長時間保持できるようになる。
外袋3の中心部に内袋4を位置させる方法としては特に限定はなく、例えば、図8に示すような、外袋3の外縁に形成されたシール部Sに、部分的に内方向に突出させた突出部32を形成し、この突出部32によって、保冷材41が充填された内袋4の位置決めを行うようにしてもよい。
また、図9に示すように外袋3内に内袋4を固定してもよい。すなわち、四角形状で、向かい合う2辺から外方に突出した突出部42a及び突出部42bを有する内袋4を、外袋3となる1対のシート30a,30bの間に挟み込み(図9(a),(b))、その3辺を熱溶着する(同図(c))。これにより、外袋3となった1対のシート間の底辺に内袋4の突出部42bが溶着固定される。そして、外袋3及び内袋4の上辺開口部から保冷材31及び保冷材41をそれぞれ充填した後(同図(c))、外袋3となった1対のシート間の上辺開口部を、内袋4の突出部42aの上辺開口部と共に熱溶着して封止する(同図(d))。これにより、内袋4の突出部42a,42bが、外袋3の上辺と底辺とにそれぞれ溶着固定され、内袋4は外袋3内の中心部に確実に位置するようになる。
本考案で使用する外袋3及び内袋4の材質としては、保冷材31,41を充填できるものであれば特に限定はないが、前述のように、外袋3及び内袋4を必要により熱溶着する場合には、各種プラスチックフィルムが望ましい。プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)、ポリスチレン、ナイロン、ポリカーボネート、エチレン−ビニルアルコール共重合体およびエチレン−酢酸ビニル共重合体などのフィルム、アルミニウム蒸着フィルム、酸化アルミ蒸着積層フィルム、セラミックス蒸着積層フィルムなどが挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いてもよい。また、単層体および積層体のいずれで実現してもよいが、ポリエチレンフィルムの単層体またはポリエチレンフィルムとナイロンフィルムとの積層体が好ましい。
本考案で使用する保冷具のもう一つの大きな特徴は、保冷材31の融点が保冷材41の融点よりも高いことにある。これにより、例えば、本考案の保冷具を人体の冷却に用いた場合に、過度の冷たさを感じさせることなく、冷却効果を従来に比べて長時間奏することができるようになる。保冷材31の融点としては6〜30℃の範囲が好ましく、より好ましくは10〜25℃の範囲である。一方、保冷材41の融点としては、保冷材31の融点よりも低ければ特に限定はなく、例えば、−30〜5℃の範囲が好ましい。
外袋3に充填する保冷材31としては従来公知のものが使用できるが、人体を局部的に冷却する場合には、融点がプラス域であるものが望ましく、そのような保冷材31としてはパラフィンがある。パラフィンとしては、炭素数が10〜30の直鎖状又は分岐状のものが好ましく、より好ましくは直鎖状のパラフィンである。具体的には、n−テトラデカン(融点:5.9℃)、n−ペンタデカン(融点:9.9℃)、n−ヘキサデカン(融点:18.2℃)、n−ヘプタデカン(融点:22.0℃)、n−オクタデカン(融点:28.2℃)、n−ノナデカン(融点:32.1℃)、n−エイコサン(融点:36.8℃)等が挙げられる。これらのパラフィンの1種又は2種以上を所望の融点となるよう組み合わせて用いてもよい。
また図10に示すように、保冷材31として使用するパラフィンをマイクロカプセル化してもよい。マイクロカプセル化したパラフィンを使用することにより、パラフィンを凝固させた後も外袋の変形が容易となり、人体の形状に沿って保冷具を接触させることができるようになる。またパラフィンが融解する際に外袋の下部に液溜まりが生じるのが防止できる。さらには、外袋が破損してもパラフィンの飛散が抑制される。
パラフィンをマイクロカプセル化する方法としては、従来公知の方法を用いることができ、例えば、複合エマルジョン法によるカプセル化法、蓄熱材粒子の表面に熱可塑性樹脂を噴霧する方法、蓄熱材粒子の表面に液中で熱可塑性樹脂を形成する方法、蓄熱材粒子の表面でモノマーを重合させ被覆する方法、界面重縮合反応によるポリアミド皮膜マイクロカプセルの製法等が挙げられる。また、カプセル壁材としては、界面重合法やin−Situ法等の手法で得られるポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリアクリルアミド、エチルセルロース、ポリウレタンの他、尿素ホルマリン樹脂やメラミンホルマリン樹脂等のアミノプラスト樹脂等の有機高分子が用いられる。
マイクロカプセル6(図10に図示)の大きさは、平均粒子径が1〜50μmの範囲が好ましく、より好ましくは5〜25μmの範囲であり、特に粒径分布の90%以上が5〜25μmの範囲に入るものが好適である。また、マイクロカプセルの厚みは、その材質にもよるが、通常、0.1〜30μmのものが好ましく、0.5〜6μmの範囲がより好ましい。
一方、内袋4に充填する保冷材41としては、外袋3に充填する保冷材31よりも融点が低いものであれば特に限定はなく、例えば、水(融点:0℃)、塩素酸リチウム三水和物(融点:8.1℃)、硫酸一水和物(融点:9.0℃)、塩化亜鉛三水和物(融点:10.0℃)、リン酸二ナトリウム十二水和物(融点:−1.5℃)、炭酸ナトリウム(融点:−2.1℃)、硝酸カリウム(融点:−2.8℃)、リン酸三ナトリウム十二水和物(融点:−3.0℃)、フッ化ナトリウム(融点:−3.5℃)、炭酸水素アンモニウム(融点:−3.9℃)、硫酸マグネシウム(融点:−3.9℃)、リン酸二水素アンモニウム(融点:−4.0℃)、炭酸水素カリウム(融点:−5.4℃)、硫酸亜鉛(融点:−6.5℃)、グリシン(融点:−7.0℃)、フッ化水素カリウム(融点:−7.6℃)、塩化バリウム(−8.0℃)、リン酸水素二ナトリウム(融点:−9.9)などの各共晶水溶液などが挙げられる。これらの中でも、融解熱量が大きくまた容易に入手でき、安全性も高いこと等から水が好ましい。
また、保冷材41として水を使用する場合、凝固点降下剤を水に溶解させて、所望の融点となるようにしてもよい。凝固点降下剤としては、水溶性の無機物系材料や有機物系材料が挙げられる。無機物系材料としては解離により1価のイオンを生じる塩が挙げられ、例えば、塩化ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸三ナトリウム、炭酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、ギ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム等のナトリウム塩;硝酸カリウム、炭酸水素カリウム、フッ化水素カリウム、塩化カリウム、フッ化カリウム、亜硝酸カリウム、ヨウ化カリウム、リン酸三カリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム等のカリウム塩;炭酸水素アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、フッ化アンモニウム等のアンモニウム塩などが挙げられる。また有機物系材料としては、例えば、グリシン、尿素、メタノール、エタノールなどが挙げられる。これらの凝固点降下剤の1種又は2種以上を組み合わせて使用すればよい。
内袋4に充填する保冷材41は、取り扱い性などの点からゲル化剤を添加してゲル化してもよい。あるいは、保冷材と同様にして、マイクロカプセル化してもよい。ゲル化剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、カラギナン、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、ポリアクリル酸塩系・デンプン−アクリル酸グラフト系・ポリビニルアルコール系・酢酸ビニル−アクリル酸塩系・イソブチレン−マレイン酸系・ポリNビニルアセトアミド系などの吸水性ポリマー等が挙げられる。
図11に、本考案に係る保冷具の他の実施形態を示す。図11の保冷具は、融点の異なる3種類の保冷材を備えたものである。この保冷具は、同一形状の4枚のシートを完全に一致するように重ね合わせその3辺を熱溶着して、3つの袋部93,94,95を形成し、中央の袋部94に最も融点の低い保冷材41を充填し、袋部95に2番目に融点の低い保冷材5を充填し、袋部93に最も融点の高い保冷材31を充填したものである。この保冷具を人体の冷却に用いる場合には、最も融点の高い保冷材31(例えば融点:16℃)が充填された袋部93が身体側となるように用いる。これにより、人体に過度の冷たさを感じさせることなく、冷却効果を長時間持続させることができるようになる。
図12に、本考案に係る保冷部材の一実施形態を示す平面図を示す。図12の保冷部材7は、図9に示した保冷具Cの3個を連続して接続したものである。このような保冷部材7を作製するには、例えば、外袋となる1対の帯状のシートの間に、四角形状で、向かい合う2辺から外方に突出した突出部42a,42bを有する3枚の内袋4を所定間隔で配置し、その3辺及び内袋4間を熱溶着することにより、外袋3の中心部に内袋4が取り付けられた3個の保冷具Cが連接した状態の保冷部材用の袋が形成される。そして、この保冷部材用の袋にそれぞれ保冷材31及び保冷材41を充填した後、上辺開口部を熱溶着して封止することによって図7の保冷部材7となる。なお、図4に示す保冷具Cを個別に作製した後、それらを接続してもよいが、生産効率等の観点からは前述の方法が推奨される。
このような構成の保冷部材7によれば、接続部分において折り曲げ可能となるので、例えば、人体の冷却に用いる場合、人体の体型に合わせて保冷部材を折り曲げて人体との密着度を上げることができ、冷却効果を向上させることができるようになる。
本考案に係る保冷バンドの概説図である。 図1の保冷バンドの手首への取り付け状態図である。 保冷バンドの首への取り付け状態図である 本考案に係る保冷手袋の概説図である。 図5の保冷手袋の取り付け状態図である。 本考案で使用する保冷具の一実施形態を示す平面図である。 図1の保冷具の断面斜視図である。 内袋を外袋の中心部に位置させる方法の説明図である。 内袋を外袋の中心部に位置させる他の方法の説明図である。 本考案で使用する保冷具の他の実施形態を示す断面図である。 本考案で使用する保冷具のさらに他の実施形態を示す断面図である。 本考案で使用する保冷部材の一実施形態を示す平面図である。
符号の説明
3 外袋(外容器)
4 内袋(内容器)
5 保冷材
7 保冷部材
B 保冷バンド
B’ 保冷バンド
C 保冷具
G 保冷手袋
11 本体部
12 袋部
13a,13b 面ファスナ
21 本体部
22 バンド部
31 保冷材
41 保冷材
221 袋部
222a,222b 面ファスナ

Claims (9)

  1. 保冷具を出入自在に収納し、体の一部に着けて体を局部的に冷却する被着部材であって、
    前記保冷具は、融点の異なる2種類以上の保冷材を備え、中心部に、最も融点の低い保冷材が位置し、中心部から外方に向かって、融点の低い順に保冷材が位置するものであることを特徴とする被着部材。
  2. 帯形状を有し、体の一部に巻き付ける請求項1記載の被着部材。
  3. 筒形状で伸縮性を有し、体の一部に嵌め入れる請求項1記載の被着部材。
  4. 表面が赤外線及び/又は紫外線を遮断する素材で構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の被着部材。
  5. 前記保冷具が、融点の異なる2種類の保冷材を備え、中心部に融点の低い保冷材が位置し、その周りに融点の高い保冷材が位置するものである請求項1〜4のいずれかに記載の被着部材。
  6. 前記保冷具が、外容器内の略中心に内容器が保持され、前記外容器に融点の高い保冷材が充填され、前記内容器に融点の低い保冷材が充填されてなる請求項5記載の被着部材。
  7. 最も融点の高い保冷材は、カプセルに封入された状態である請求項1〜6のいずれかに記載の被着部材。
  8. 最も融点の高い保冷材の融点が6〜30℃の範囲である請求項1〜7のいずれかに記載の被着部材。
  9. 最も融点の低い保冷材の融点が−30〜5℃の範囲である請求項1〜8のいずれかに記載の被着部材。
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JP2013090893A (ja) * 2011-10-05 2013-05-16 Ichina:Kk 保冷腕袋

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