JP3147537U - センサ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーとケースを組付ける際に生じる応力と被取付部に取り付ける際に生じる応力が検出部に伝達されにくいとともに強度の低下がないセンサ装置を提供する。
【解決手段】第一嵌合部である突起部131と第二嵌合部である孔部421とが嵌合した際に生じる応力を逃がす第一応力回避部と、取付部材11にねじ締めした際に生じる応力を逃がす第二応力回避部とを、ケース本体10に設けられた内壁部12と、この内壁部12の外側で対向配置され突起部131が設けられた外壁部13と、取付部材11との間に形成された空隙Sから構成した。これらの嵌合に際して応力が生じても、この応力は空隙Sで吸収されることになり、しかも、取付部材11を被取付部にねじで取り付けるに伴って、応力が生じても、この応力は空隙Sで吸収されるので、これらの応力は検出部が設けられた基板に伝達されることがない。
【選択図】 図1
【解決手段】第一嵌合部である突起部131と第二嵌合部である孔部421とが嵌合した際に生じる応力を逃がす第一応力回避部と、取付部材11にねじ締めした際に生じる応力を逃がす第二応力回避部とを、ケース本体10に設けられた内壁部12と、この内壁部12の外側で対向配置され突起部131が設けられた外壁部13と、取付部材11との間に形成された空隙Sから構成した。これらの嵌合に際して応力が生じても、この応力は空隙Sで吸収されることになり、しかも、取付部材11を被取付部にねじで取り付けるに伴って、応力が生じても、この応力は空隙Sで吸収されるので、これらの応力は検出部が設けられた基板に伝達されることがない。
【選択図】 図1
Description
本考案は、ケースに検出部が搭載された基板が収められ、この基板をカバーで覆ったセンサ装置に関する。
圧力センサ装置、その他のセンサ装置には、検出部が搭載された基板をケースに設け、このケースの基板をカバーで覆い、被取付部にねじで取り付ける構造のものがある。
この構造の圧力センサ装置として、圧力センサチップが固定された電子回路基板をケース部材に取り付け、このケース部材をカバー部材と嵌合するとともに電子回路基板をカバー部材で覆い、このカバー部材をねじで被固定面に固定するものがある。
この圧力センサ装置では、ケース部材とカバー部材とを嵌合するために、カバー部材がケース部材を抱え込む構成とされており、かつ、カバー部材の壁部につめ部を設け、このつめ部に嵌合する係止孔がケース部材の側壁部に形成されている。
この構造の圧力センサ装置として、圧力センサチップが固定された電子回路基板をケース部材に取り付け、このケース部材をカバー部材と嵌合するとともに電子回路基板をカバー部材で覆い、このカバー部材をねじで被固定面に固定するものがある。
この圧力センサ装置では、ケース部材とカバー部材とを嵌合するために、カバー部材がケース部材を抱え込む構成とされており、かつ、カバー部材の壁部につめ部を設け、このつめ部に嵌合する係止孔がケース部材の側壁部に形成されている。
以上の圧力センサ装置では、カバー部材を被固定面にねじ締め固定すると、カバー部材でケース部材を抱え込みにより生じる応力がケース部材とカバー部材との嵌合部分で強くなり、さらに、ケース部材及びケース部材に固定された電子回路基板に伝わることになって、電子回路基板にも歪み等が生じるおそれがある。電子回路基板に歪み等が生じると、電子回路基板に固定された圧力センサチップが変形し、センサの抵抗が伸縮による抵抗値変化が生じて測定誤差を生じる問題がある。
そこで、ねじ締めした際に応力を逃がす従来例として、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1の従来例は、回路基板を搭載したベース部材をねじ締めして被固定部に固定した構成である。この特許文献1の従来例では、ベース部材をねじ締めした際に基板割れを防止するために、ねじ止め部と回路基板を搭載したベース部材との間にねじ締め付け応力逃げ部としての長孔が形成されている。
そこで、ねじ締めした際に応力を逃がす従来例として、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1の従来例は、回路基板を搭載したベース部材をねじ締めして被固定部に固定した構成である。この特許文献1の従来例では、ベース部材をねじ締めした際に基板割れを防止するために、ねじ止め部と回路基板を搭載したベース部材との間にねじ締め付け応力逃げ部としての長孔が形成されている。
特許文献1の従来例では、長孔をベース部材に形成することで、ベース部材自体の強度が低下するという問題がある。
そのため、特許文献1の従来例をそのまま前述の構成の圧力センサ装置に用いることができない。
そのため、特許文献1の従来例をそのまま前述の構成の圧力センサ装置に用いることができない。
本考案の目的は、カバーとケースを組付ける際に生じる応力と被取付部に取り付ける際に生じる応力が検出部に伝達されにくいとともに強度の低下がないセンサ装置を提供することにある。
本考案のセンサ装置は、第一嵌合部と被取付部にねじで取り付けるための取付部材とがケース本体の周縁部に設けられたケースと、このケースに収められた基板と、この基板に搭載された検出部と、前記基板を覆うとともに前記第一嵌合部に嵌合する第二嵌合部が設けられたカバーと、前記ケースと前記基板との間に設けられた第一ガスケットと、前記基板と前記カバーとの間に設けられた第二ガスケットとを備え、前記ケース本体には前記第一嵌合部と前記第二嵌合部とが嵌合した際に生じる応力を逃がす第一応力回避部と、前記取付部材にねじ締めした際に生じる応力を逃がす第二応力回避部とが設けられ、前記ケースは、前記ケース本体に設けられた内壁部と、この内壁部の外側で対向配置され前記第一嵌合部が設けられた外壁部とを備えた二重壁構造であり、前記外壁部の端部は前記取付部材と接続され、前記第一応力回避部及び前記第二応力回避部は、前記ケースの前記内壁部と前記外壁部と前記取付部材との間に形成された空隙であることを特徴とする。
このような構成の考案によれば、ケース本体と基板との間に第一ガスケットを設け、基板とカバーとの間に第二ガスケットを設ける。そして、ケース側の第一嵌合部とカバー側の第二嵌合部とを互いに嵌合することで、ケースにカバーを取り付ける。ケースに設けられた取付部材をねじで被取付部に取り付ける。
本発明では、ケース側の第一嵌合部とカバー側の第二嵌合部との嵌合で応力が生じても、この応力は第一嵌合部が設けられた外壁部と内壁部と取付部材との間に形成された空隙で吸収される。そして、取付部材を被取付部にねじで取り付けるに伴って、応力、特に、ねじの軸と交差する方向に生じる応力が生じても、外壁部と内壁部と取付部材との間に形成された空隙で吸収される。
その上、ケース本体と基板との間に第一ガスケットが設けられ、基板とカバーとの間に第二ガスケットが設けられているので、基板にケース本体やカバーからの力が伝達されにくくなっている。そのため、カバーとケースとの嵌合やケースの被取付部への取り付けに際して生じる応力が基板に伝達されない。
従って、本考案では、センサ装置の組み立て、センサ装置の被取付部への取り付けに際して応力が生じても、検出部が設けられた基板に伝達されることがなく、検出精度の低下を防止できる。しかも、取付部材を被取付部にねじで取り付けるに伴って生じる応力を回避するために長孔を形成することがないので、強度が低下することがない。
本発明では、ケース側の第一嵌合部とカバー側の第二嵌合部との嵌合で応力が生じても、この応力は第一嵌合部が設けられた外壁部と内壁部と取付部材との間に形成された空隙で吸収される。そして、取付部材を被取付部にねじで取り付けるに伴って、応力、特に、ねじの軸と交差する方向に生じる応力が生じても、外壁部と内壁部と取付部材との間に形成された空隙で吸収される。
その上、ケース本体と基板との間に第一ガスケットが設けられ、基板とカバーとの間に第二ガスケットが設けられているので、基板にケース本体やカバーからの力が伝達されにくくなっている。そのため、カバーとケースとの嵌合やケースの被取付部への取り付けに際して生じる応力が基板に伝達されない。
従って、本考案では、センサ装置の組み立て、センサ装置の被取付部への取り付けに際して応力が生じても、検出部が設けられた基板に伝達されることがなく、検出精度の低下を防止できる。しかも、取付部材を被取付部にねじで取り付けるに伴って生じる応力を回避するために長孔を形成することがないので、強度が低下することがない。
本考案では、前記カバーは前記第一嵌合部と前記第二嵌合部とを嵌合させる際に位置あわせをするガイド部を備えた構成が好ましい。
この構成の考案では、ガイド部によって、第一嵌合部と第二嵌合部との嵌合を円滑に行えるので、センサ装置の組立を容易に行える。
この構成の考案では、ガイド部によって、第一嵌合部と第二嵌合部との嵌合を円滑に行えるので、センサ装置の組立を容易に行える。
前記ガイド部は前記第一嵌合部と前記第二嵌合部とを嵌合させる際に前記外壁部の内側への倒れ込みを規制するとともに前記第一嵌合部と前記第二嵌合部との離脱を阻止する構成が好ましい。
この構成の考案では、ケースとカバーとを嵌合させる際に、ガイド部が外壁部の内側への倒れ込みを規制し、かつ、嵌合された第一嵌合部と第二嵌合部との離脱をガイド部により阻止できるから、センサ装置の強度をより大きなものにできる。
この構成の考案では、ケースとカバーとを嵌合させる際に、ガイド部が外壁部の内側への倒れ込みを規制し、かつ、嵌合された第一嵌合部と第二嵌合部との離脱をガイド部により阻止できるから、センサ装置の強度をより大きなものにできる。
前記検出部は圧力検出部である構成が好ましい。
本発明では、検出する圧力値に誤差を生じさせることが少ないセンサ装置を提供することができる。
本発明では、検出する圧力値に誤差を生じさせることが少ないセンサ装置を提供することができる。
前記第一嵌合部は前記外壁部の外側に向けて形成された突起部であり、前記第二嵌合部は前記カバーに設けられた孔部である構成が好ましい。
この構成の考案では、外側に配置されるカバーに第二嵌合部として孔部を形成したから、この孔部と内側に配置される第一嵌合部としての突起との嵌合状態が確実に視認することができる。そのため、センサ装置の組立を容易に行える。
この構成の考案では、外側に配置されるカバーに第二嵌合部として孔部を形成したから、この孔部と内側に配置される第一嵌合部としての突起との嵌合状態が確実に視認することができる。そのため、センサ装置の組立を容易に行える。
以下、本考案の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態にかかるセンサ装置の全体構成を示す斜視図である。図2はケースの斜視図、図3はセンサ装置の底面図である。
図1から図3において、センサ装置は、ケース1と、このケース1に収められた基板2と、この基板2に搭載された検出部3と、基板2を覆うカバー4とを備えた構造である。
図1は、本実施形態にかかるセンサ装置の全体構成を示す斜視図である。図2はケースの斜視図、図3はセンサ装置の底面図である。
図1から図3において、センサ装置は、ケース1と、このケース1に収められた基板2と、この基板2に搭載された検出部3と、基板2を覆うカバー4とを備えた構造である。
ケース1は、平面長方形状のケース本体10と、このケース本体10の四隅に設けられた取付部材11と、ケース本体10の長辺部に設けられた内壁部12と、これらの内壁部12の外側に対向配置された外壁部13と、ケース本体10の短辺部に設けられた起立壁14とを備えている。
ケース本体10には圧力検出測定用ポート部10A,10Bが形成されている。本センサ装置は両圧力検出測定用ポート部10A,10Bに導入される圧力の差を検出する差圧センサ装置であり、圧力検出測定用ポート部10Aは低圧測定ポート、圧力検出測定用ポート部10Bは高圧測定ポートである。
取付部材11は、円筒状の部材であり、その内部には図示しないねじを挿通するためのねじ挿通孔11Aが形成され、このねじによりケース1を図示しない被取付部に取り付ける。
ケース本体10には圧力検出測定用ポート部10A,10Bが形成されている。本センサ装置は両圧力検出測定用ポート部10A,10Bに導入される圧力の差を検出する差圧センサ装置であり、圧力検出測定用ポート部10Aは低圧測定ポート、圧力検出測定用ポート部10Bは高圧測定ポートである。
取付部材11は、円筒状の部材であり、その内部には図示しないねじを挿通するためのねじ挿通孔11Aが形成され、このねじによりケース1を図示しない被取付部に取り付ける。
内壁部12は、ケース本体10から起立して形成されている。内壁部12と外壁部13とは内外2重構造であり、これらの内壁部12と外壁部13とは同じ高さ寸法であり、内壁部12のカバー4側の端部は平坦に形成され、外壁部13のカバー4側の端部はテーパ状に形成されている。
これらの内壁部12の外面と外壁部13の内面とは4カ所において連結部15A,15B,15C,15Dで連結されている。これらの連結部15A,15B,15C,15Dは、それぞれケース1とカバー4とが近接離隔する方向に伸びて形成されている。
ケース1の内壁部12と外壁部13と取付部材11との間に空隙Sが形成される。この空隙Sは後述するように、ケース1とカバー4とが嵌合した際に生じる応力を逃がす第一応力回避部と、取付部材11にねじ締めした際に生じる応力を逃がす第二応力回避部とを兼ねるものであり、本実施形態では、空隙Sは連結部15A,15B,15C,15Dで5つの空間に分割される。
これらの内壁部12の外面と外壁部13の内面とは4カ所において連結部15A,15B,15C,15Dで連結されている。これらの連結部15A,15B,15C,15Dは、それぞれケース1とカバー4とが近接離隔する方向に伸びて形成されている。
ケース1の内壁部12と外壁部13と取付部材11との間に空隙Sが形成される。この空隙Sは後述するように、ケース1とカバー4とが嵌合した際に生じる応力を逃がす第一応力回避部と、取付部材11にねじ締めした際に生じる応力を逃がす第二応力回避部とを兼ねるものであり、本実施形態では、空隙Sは連結部15A,15B,15C,15Dで5つの空間に分割される。
外壁部13の連結部15A,15B,15C,15Dの外側に延長した外面には外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dがケース1とカバー4とが近接離隔する方向に伸びて形成されている。これらの外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dは外壁部13のカバー4側の端部に突出して形成されている。
外壁部13の両端は取付部材11と接合されている。
外壁部13の両端は取付部材11と接合されている。
外壁部13の外側用ガイド突起13Aと外側用ガイド突起13Bとの間、並びに、外側用ガイド突起13Cと外側用ガイド突起13Dとの間には、それぞれ第一嵌合部としての突起部131が外壁部13の外側に向けて形成されている。これらの突起部131は外壁部13のテーパ状端部と連続するガイド面が一端部に形成されこのガイド面とは反対側の他端部は直角に形成されている。この突起部131の幅寸法はLである。
起立壁14は隣り合う取付部材11にそれぞれ一端部が接合された板部14Aと、これらの板部14Aの間に配置されカバー4の短辺部を係止する爪部14Bとを備えている。この爪部14Bと板部14Aとの間にはスリット14Cが形成されており、爪部14Bでカバー4を係止する際に、爪部14Bが弾性変形するようになっている。
起立壁14は外壁部を構成するものであり、この起立壁14に対向して内壁部140がケース本体10に起立して形成されている。この内壁部140と起立壁14と取付部材11との間に形成された空隙Sから第一応力回避部及び第二応力回避部が構成されている。
起立壁14は隣り合う取付部材11にそれぞれ一端部が接合された板部14Aと、これらの板部14Aの間に配置されカバー4の短辺部を係止する爪部14Bとを備えている。この爪部14Bと板部14Aとの間にはスリット14Cが形成されており、爪部14Bでカバー4を係止する際に、爪部14Bが弾性変形するようになっている。
起立壁14は外壁部を構成するものであり、この起立壁14に対向して内壁部140がケース本体10に起立して形成されている。この内壁部140と起立壁14と取付部材11との間に形成された空隙Sから第一応力回避部及び第二応力回避部が構成されている。
図4は図3の断面図であり、(A)は図3のA−A線に沿った矢視断面図、(B)は図3のB−B線に沿った矢視断面図である。図5はセンサ装置の分解斜視図である。
これらの図において、基板2は、平面が長方形とされたプリント基板であり、そのカバー4と対応する上面の略中央部に検出部3が取り付けられ、その短辺側部にコネクタ部21が取り付けられている。
検出部3は、基板2に並んで配置された圧力検出回路部31と圧力検出部32とを備え、圧力検出測定用ポート部10Aから導入された圧力を検出する。検出部3で検出された信号はコネクタ部21に送られ、このコネクタ部21から外部に出力される。
これらの図において、基板2は、平面が長方形とされたプリント基板であり、そのカバー4と対応する上面の略中央部に検出部3が取り付けられ、その短辺側部にコネクタ部21が取り付けられている。
検出部3は、基板2に並んで配置された圧力検出回路部31と圧力検出部32とを備え、圧力検出測定用ポート部10Aから導入された圧力を検出する。検出部3で検出された信号はコネクタ部21に送られ、このコネクタ部21から外部に出力される。
ケース本体10と基板2との間には第一ガスケット51が設けられ、基板2とカバー4との間には第二ガスケット52が設けられている。
第一ガスケット51は矩形状部511と、この矩形状部511を低圧測定領域と高圧測定領域との2つに区分けする分割用線部512とから構成される。分割用線部512で区画された低圧測定領域は、一方の圧力検出測定用ポート部10Aから導入される低い圧力の流体の漏出を防止する領域であり、高圧測定領域は他方の圧力検出測定用ポート部10Aから導入される高い圧力の流体の漏出を防止する高圧領域である。
第一ガスケット51はケース本体10に形成されたガスケット用ガイド凹部10Cに案内される。
第二ガスケット52は矩形状部521と、この矩形状部521を低圧測定領域と圧力検出回路部領域との2つに区分けする分割用線部522とから構成される。
第一ガスケット51は矩形状部511と、この矩形状部511を低圧測定領域と高圧測定領域との2つに区分けする分割用線部512とから構成される。分割用線部512で区画された低圧測定領域は、一方の圧力検出測定用ポート部10Aから導入される低い圧力の流体の漏出を防止する領域であり、高圧測定領域は他方の圧力検出測定用ポート部10Aから導入される高い圧力の流体の漏出を防止する高圧領域である。
第一ガスケット51はケース本体10に形成されたガスケット用ガイド凹部10Cに案内される。
第二ガスケット52は矩形状部521と、この矩形状部521を低圧測定領域と圧力検出回路部領域との2つに区分けする分割用線部522とから構成される。
カバー4は、平面長方形の平面部41と、この平面部41の長辺両側にそれぞれ設けられた壁部42と、平面部41に設けられ第二ガスケット52を基板2に押しつける押圧部43とを備えた構造である。
平面部41の短辺にはケース1の爪部14Bを案内する凹部41Aが形成されている。
壁部42には第一嵌合部である突起部131と嵌合する第二嵌合部としての孔部421が形成されている。この孔部421は突起部131の幅寸法Lと同じか少し長い幅寸法と突起部131が係止するに十分な高さ寸法を有する。
壁部42には外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dにそれぞれ案内される外側用ガイドスリット42A,42B,42C,42Dが形成されている。外側用ガイドスリット42Aと外側用ガイドスリット42Bとの間、並びに、外側用ガイドスリット42Cと外側用ガイドスリット42Dとの間に孔部421がそれぞれ形成されている。
平面部41の短辺にはケース1の爪部14Bを案内する凹部41Aが形成されている。
壁部42には第一嵌合部である突起部131と嵌合する第二嵌合部としての孔部421が形成されている。この孔部421は突起部131の幅寸法Lと同じか少し長い幅寸法と突起部131が係止するに十分な高さ寸法を有する。
壁部42には外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dにそれぞれ案内される外側用ガイドスリット42A,42B,42C,42Dが形成されている。外側用ガイドスリット42Aと外側用ガイドスリット42Bとの間、並びに、外側用ガイドスリット42Cと外側用ガイドスリット42Dとの間に孔部421がそれぞれ形成されている。
平面部41の押圧部43から外側に位置した部分には突起部131と孔部421とを嵌合させる際に位置あわせをするガイド部44が設けられている。
このガイド部44は、突起部131と孔部421とを嵌合させる際にケース1の外壁部13の内側への倒れ込みを規制するとともに突起部131と孔部421との離脱を阻止するものである。つまり、ガイド部44は、平面部41の長辺中央部において壁部42と略平行になるように設けられており、ケース1の内壁部12と外壁部13との間の寸法と略同じあるいはやや小さい厚さ寸法とされる。そして、ガイド部44の幅寸法は、中央部分に位置する連結部15Bと連結部15Cとの間の寸法よりやや小さい。
ガイド部44の先端部は内壁部12と外壁部13との間に挿入しやすくするためにテーパ状に形成されている。
このガイド部44は、突起部131と孔部421とを嵌合させる際にケース1の外壁部13の内側への倒れ込みを規制するとともに突起部131と孔部421との離脱を阻止するものである。つまり、ガイド部44は、平面部41の長辺中央部において壁部42と略平行になるように設けられており、ケース1の内壁部12と外壁部13との間の寸法と略同じあるいはやや小さい厚さ寸法とされる。そして、ガイド部44の幅寸法は、中央部分に位置する連結部15Bと連結部15Cとの間の寸法よりやや小さい。
ガイド部44の先端部は内壁部12と外壁部13との間に挿入しやすくするためにテーパ状に形成されている。
本実施形態では、ケース1のケース本体10に第一ガスケット51を配置し、この第一ガスケット51の上に検出部3が予め設けられた基板2を配置し、この基板2の上に第二ガスケット52を配置し、この第二ガスケット52の上からカバー4をケース1に向けて押しつける。
すると、カバー4は、そのガイド部44がケース1の連結部15Bと連結部15Cとの間の空間に円滑に挿入されるとともに外側用ガイドスリット42A,42B,42C,42Dにケース1の外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dが案内される。カバー4をケース1に押し続けると、カバー4に形成された孔部421にケース1の突起部131が嵌合し、さらに、カバー4の短辺部をケース1の爪部14Bが係止する。
すると、カバー4は、そのガイド部44がケース1の連結部15Bと連結部15Cとの間の空間に円滑に挿入されるとともに外側用ガイドスリット42A,42B,42C,42Dにケース1の外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dが案内される。カバー4をケース1に押し続けると、カバー4に形成された孔部421にケース1の突起部131が嵌合し、さらに、カバー4の短辺部をケース1の爪部14Bが係止する。
カバー4がケース1に嵌合された状態では、ケース1の外壁部13に応力が生じるが、本実施形態では、外壁部13、内壁部12及び取付部材11で区画された空隙Sによって、この応力が吸収される。そして、カバー4のガイド部44がケース1の外壁部13の内側への変位を規制しているので、外壁部13が内側に倒れ込むことがなく、かつ、孔部421がケース1の突起部131から離脱することもない。
カバー4がケース1に取り付けられたら、ケース1の取付部材11を被取付部にねじで取り付ける。この際、取付部材11を被取付部にねじで取り付けるに伴って、応力が生じても、この応力が空隙Sで吸収される。
カバー4がケース1に取り付けられたら、ケース1の取付部材11を被取付部にねじで取り付ける。この際、取付部材11を被取付部にねじで取り付けるに伴って、応力が生じても、この応力が空隙Sで吸収される。
従って、本実施形態では、次の作用効果を奏することができる、
(1)第一嵌合部である突起部131と第二嵌合部である孔部421とが嵌合した際に生じる応力を逃がす第一応力回避部と、取付部材11にねじ締めした際に生じる応力を逃がす第二応力回避部とを、ケース本体10に設けられた内壁部12と、この内壁部12の外側で対向配置され突起部131が設けられた外壁部13と、取付部材11との間に形成された空隙Sから構成したから、これらの嵌合に際して応力が生じても、この応力は空隙Sで吸収されることになり、しかも、取付部材11を被取付部にねじで取り付けるに伴って、応力が生じても、この応力も空隙Sで吸収されるので、これらの応力は検出部3が設けられた基板2に伝達されることがない。そのため、装置の検出精度の低下を防止でき、しかも、長孔を形成することがないので、装置自体の強度の低下を防止できる。
(2)ケース本体10と基板2との間に第一ガスケット51を設け、基板2とカバー4との間に第二ガスケット52を設けるから、カバー4とケース1との嵌合やケース1の被取付部への取り付けに際して生じる応力が基板2に伝達されない。従って、この点からも、装置の検出精度の低下を防止でき、しかも、長孔を形成することがないので、装置自体の強度の低下を防止できる。
(1)第一嵌合部である突起部131と第二嵌合部である孔部421とが嵌合した際に生じる応力を逃がす第一応力回避部と、取付部材11にねじ締めした際に生じる応力を逃がす第二応力回避部とを、ケース本体10に設けられた内壁部12と、この内壁部12の外側で対向配置され突起部131が設けられた外壁部13と、取付部材11との間に形成された空隙Sから構成したから、これらの嵌合に際して応力が生じても、この応力は空隙Sで吸収されることになり、しかも、取付部材11を被取付部にねじで取り付けるに伴って、応力が生じても、この応力も空隙Sで吸収されるので、これらの応力は検出部3が設けられた基板2に伝達されることがない。そのため、装置の検出精度の低下を防止でき、しかも、長孔を形成することがないので、装置自体の強度の低下を防止できる。
(2)ケース本体10と基板2との間に第一ガスケット51を設け、基板2とカバー4との間に第二ガスケット52を設けるから、カバー4とケース1との嵌合やケース1の被取付部への取り付けに際して生じる応力が基板2に伝達されない。従って、この点からも、装置の検出精度の低下を防止でき、しかも、長孔を形成することがないので、装置自体の強度の低下を防止できる。
(3)カバー4は、その壁部42に形成された孔部421とケース1の突起部131とを嵌合させる際に位置あわせをするガイド部44を有する構造としたから、ガイド部44によって、孔部421と突起部131との嵌合を円滑に行えるので、センサ装置の組立を容易に行える。
(4)ガイド部44は孔部421と突起部131とを嵌合させる際に外壁部13の内側への倒れ込みを規制するとともに孔部421と突起部131との離脱を阻止する構成としたから、この点からも、センサ装置の強度をより大きなものにできる。
(5)第一嵌合部と第二嵌合部とをケース1の突起部131とカバー4の孔部421との組み合わせとしたので、嵌合部の構造を簡易なものにできる。その上、ケース1の外壁部13に突起部131を形成し、カバー4の壁部42に孔部421を形成した。壁部42は外壁部13より外側に位置するので、突起部131が孔部421に嵌合されている状態が確実に視認することができるので、センサ装置の組立を容易に行える。
(6)ケース1の外壁部13に外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dを形成し、これらの外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dに案内される外側用ガイドスリット42A,42B,42C,42Dをカバー4の壁部42に形成したから、カバー4をケース1に円滑に取り付けることができる。
なお、本考案は前述の実施形態に限定されるものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本考案に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、第一嵌合部をケース1に設けられた突起部131とし、第二嵌合部をカバー4に形成された孔部421としたが、本考案では、この逆、つまり、ケース1に孔部を形成し、カバー4に突起部を形成するものでもよい。そして、孔部は貫通した孔に限定されるものではなく貫通されていない凹部であってもよい。
そして、カバー4にガイド部44を設けたが、本考案では、ガイド部44を省略してもよい。
例えば、前記実施形態では、第一嵌合部をケース1に設けられた突起部131とし、第二嵌合部をカバー4に形成された孔部421としたが、本考案では、この逆、つまり、ケース1に孔部を形成し、カバー4に突起部を形成するものでもよい。そして、孔部は貫通した孔に限定されるものではなく貫通されていない凹部であってもよい。
そして、カバー4にガイド部44を設けたが、本考案では、ガイド部44を省略してもよい。
さらに、本考案では、ケース1の外壁部13に外側用ガイド突起13A,13B,13C,13Dを形成することなく、平滑な表面とし、カバー4に外側用ガイドスリット42A,42B,42C,42Dを設けることを要しない。
そして、本考案は連結部15A〜15Dを外壁部13と内壁部12との間に設けることを要せず、そのため、取付部材11、内壁部12及び外壁部13から形成される空隙Sも分割されることなく1つから構成されてもよい。
また、本考案では、検出部は圧力検出用に限定されるものではなく、温度測定等の測定装置にも本考案を利用することができる。
そして、本考案は連結部15A〜15Dを外壁部13と内壁部12との間に設けることを要せず、そのため、取付部材11、内壁部12及び外壁部13から形成される空隙Sも分割されることなく1つから構成されてもよい。
また、本考案では、検出部は圧力検出用に限定されるものではなく、温度測定等の測定装置にも本考案を利用することができる。
本考案は、圧力測定、その他の物理量測定のためのセンサ装置に利用することができる。
1…ケース、2…基板、3…検出部、4…カバー、10…ケース本体、11…取付部材、12…内壁部、13…外壁部、42…壁部、44…ガイド部、51…第一ガスケット、52…第二ガスケット、131…突起部(第一嵌合部)、421…孔部(第二嵌合部)、S…空隙
Claims (5)
- 第一嵌合部と被取付部にねじで取り付けるための取付部材とがケース本体の周縁部に設けられたケースと、このケースに収められた基板と、この基板に搭載された検出部と、前記基板を覆うとともに前記第一嵌合部に嵌合する第二嵌合部が設けられたカバーと、前記ケースと前記基板との間に設けられた第一ガスケットと、前記基板と前記カバーとの間に設けられた第二ガスケットとを備え、
前記ケース本体には前記第一嵌合部と前記第二嵌合部とが嵌合した際に生じる応力を逃がす第一応力回避部と、前記取付部材にねじ締めした際に生じる応力を逃がす第二応力回避部とが設けられ、
前記ケースは、前記ケース本体に設けられた内壁部と、この内壁部の外側で対向配置され前記第一嵌合部が設けられた外壁部とを備えた二重壁構造であり、前記外壁部の端部は前記取付部材と接続され、
前記第一応力回避部及び前記第二応力回避部は、前記ケースの前記内壁部と前記外壁部と前記取付部材との間に形成された空隙であることを特徴とするセンサ装置。 - 請求項1に記載されたセンサ装置において、
前記カバーは前記第一嵌合部と前記第二嵌合部とを嵌合させる際に位置あわせをするガイド部を備えたことを特徴とするセンサ装置。 - 請求項2に記載されたセンサ装置において、
前記ガイド部は前記第一嵌合部と前記第二嵌合部とを嵌合させる際に前記外壁部の内側への倒れ込みを規制するとともに前記第一嵌合部と前記第二嵌合部との離脱を阻止することを特徴とするセンサ装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたセンサ装置において、
前記検出部は圧力検出部であることを特徴とするセンサ装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載されたセンサ装置において、
前記第一嵌合部は前記外壁部の外側に向けて形成された突起部であり、前記第二嵌合部は前記カバーに設けられた孔部であることを特徴とするセンサ装置。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3147537U true JP3147537U (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210498A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両用圧力センサ |
JP2016121897A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 長野計器株式会社 | 物理量測定装置 |
JP2016161345A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | パナソニック デバイスSunx株式会社 | 圧力センサ |
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---|---|---|---|---|
JP2010210498A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両用圧力センサ |
JP2016121897A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 長野計器株式会社 | 物理量測定装置 |
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