JP3147502U - エアーハンマー - Google Patents
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Abstract
【要 約】
【課 題】性能の向上と、長期間の性能維持とを図ることができるエアーハンマーを提供する。
【解決手段】エアーハンマー7は、上下方向に延在する筒状のケーシング11と、このケーシングの中心軸に沿って上下方向に延在して設けられている気体流路用管体14と、ケーシングの内周面に案内されて上下動するピストン12とを備えている。ピストンは、その中心軸に沿って上下に貫通する貫通孔28が形成されて、断面円形の外周面と断面円形の内周面とを有し、気体流路用管体は、ピストンが上下動できるようにピストンの貫通孔に配設され、ピストンの外周面には、ケーシングの内周面と摺動するピストンリング37が取り付けられている。そして、ピストン上部室26に供給された高圧気体によりピストンが降下した際に、ケーシングの下端部に上下動可能に取り付けられた被打撃部材6を打撃するように構成されている。
【選択図】図3
【課 題】性能の向上と、長期間の性能維持とを図ることができるエアーハンマーを提供する。
【解決手段】エアーハンマー7は、上下方向に延在する筒状のケーシング11と、このケーシングの中心軸に沿って上下方向に延在して設けられている気体流路用管体14と、ケーシングの内周面に案内されて上下動するピストン12とを備えている。ピストンは、その中心軸に沿って上下に貫通する貫通孔28が形成されて、断面円形の外周面と断面円形の内周面とを有し、気体流路用管体は、ピストンが上下動できるようにピストンの貫通孔に配設され、ピストンの外周面には、ケーシングの内周面と摺動するピストンリング37が取り付けられている。そして、ピストン上部室26に供給された高圧気体によりピストンが降下した際に、ケーシングの下端部に上下動可能に取り付けられた被打撃部材6を打撃するように構成されている。
【選択図】図3
Description
本考案は、エアーハンマーに関し、特に、土木用で、掘削ビットや杭などに衝撃力を加えるエアーハンマーに関する。
下記特許文献1などに記載のエアーハンマーは、ピストンがケーシング内を上下動可能に設けられている。このピストンの押圧面の外側に気体流路が形成されており、ピストンの外周面およびケーシングの内周面は真円とすることができない。そのため、ピストンとケーシングとの間に、0.1mm〜0.2mmのクリアランスが形成されている。その結果、新品の時からエアー漏れがある。このクリアランスが磨耗により、0.5mm以上になると打撃力が低下して、掘削効率が低下する。運転条件に左右されるが、約数100時間の運転で実用に適さない程に低下する。
特開平8−35384号公報
ところで、ピストンやケーシングは、エアーハンマーの主要部品で高価である。そのため、性能を維持するために、頻繁にピストンやケーシングを交換すると、経済的負担が大きくなる。また、性能を維持するために、圧搾空気の量や圧力を増大させて運転すると、消費エネルギーが増大し、エネルギー効率が低下する。
本考案は、以上のような課題を解決するためのもので、性能の向上と、長期間の性能維持とを図ることができるエアーハンマーを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案のエアーハンマー(7)は、上下方向に延在する筒状のケーシング(11)と、このケーシングの中心軸に沿って上下方向に延在して設けられている気体流路用管体(14)と、ケーシングの内周面に案内されて上下動するピストン(12)とを備え、
ケーシングには、ピストンの上方に、ピストンを下方に押圧するためのピストン上部室(26)が形成され、
ピストンは、その中心軸に沿って上下に貫通する貫通孔(28)が形成されて、断面円形の外周面と断面円形の内周面とを有し、
気体流路用管体は、ピストンが上下動できるようにピストンの貫通孔に配設され、
ピストンの外周面には、ケーシングの内周面と摺動するピストンリング(37)が取り付けられ、
ピストン上部室に供給された高圧気体によりピストンが降下した際に、ケーシングの下端部に取り付けられた被打撃部材(6)を打撃するように構成されている。
ケーシングには、ピストンの上方に、ピストンを下方に押圧するためのピストン上部室(26)が形成され、
ピストンは、その中心軸に沿って上下に貫通する貫通孔(28)が形成されて、断面円形の外周面と断面円形の内周面とを有し、
気体流路用管体は、ピストンが上下動できるようにピストンの貫通孔に配設され、
ピストンの外周面には、ケーシングの内周面と摺動するピストンリング(37)が取り付けられ、
ピストン上部室に供給された高圧気体によりピストンが降下した際に、ケーシングの下端部に取り付けられた被打撃部材(6)を打撃するように構成されている。
さらに、ピストンの内周面に、気体流路用管体の外周面と摺動するピストンリングが取り付けられていることがある。
また、ケーシングには、ピストンの上方に、ピストンを下方に押圧するためのピストン上部室が形成され、気体流路用管体は、供給された高圧気体を下方に導く給気流路(54)と、ピストン上部室と連通するピストン上部室連通流路(48)と、排気流路(52)とを有しており、ピストンが上昇位置にある際には、給気流路の下端とピストン上部室連通流路の下端とが連通し、供給された高圧気体は、給気流路およびピストン上部室連通流路を介して、ピストン上部室に供給され、ピストンが降下位置にある際には、ピストン上部室連通流路の下端と排気流路の上端とが連通し、ピストン上部室の高圧気体は、ピストン上部室連通流路および排気流路を介して、外部に排気されることがある。
さらに、ピストンの上面の上側押圧面とピストンの下部との間のピストンの外周面に、ピストンを上方に押圧するためのピストン下部室(27)が形成されていることがある。
そして、ピストンには、内周面とピストン下部室とを連通させる下部室給気連通流路(34)が形成され、ピストンが降下位置にある際には、気体流路用管体の給気流路の下端と下部室給気連通流路とが連通し、供給された高圧気体が、給気流路および下部室給気連通流路を介して、ピストン下部室に供給されることがある。
また、ピストン下部室とピストン下端とを連通する上下方向に延在する下部連通流路(36)が設けられ、この下部連通流路はピストンの外周面に上下方向に溝状に形成されていることがある。
本考案のエアーハンマーは、気体流路用管体が、ピストンが上下動できるようにピストンの貫通孔に配設されており、ピストンの外周面の断面を略真円にすることができるため、ピストンの外周面にピストンリングを取り付けることができる。ピストンリングは気密性および耐久性が高いので、エアーハンマーの性能の向上と、長期間の性能維持とを図ることができる。
さらに、ピストンの内周面に、気体流路用管体の外周面と摺動するピストンリングが取り付けられている場合には、ピストンの内周面と気体流路用管体の外周面との間をピストンリングにより気密にすることができる。
性能の向上と、長期間の性能維持とを図ることができるエアーハンマーを提供するという目的を、気体流路用管体を、ピストンが上下動できるようにピストンの貫通孔に配設し、ピストンの外周面に、ケーシングの内周面と摺動するピストンリングを取り付けることで実現した。
次に、本考案におけるエアーハンマーの一実施例を図1ないし図3を用いて説明する。図1は本考案における一実施例のエアーハンマーを装着した掘削装置の側面図である。図2はピストンが降下位置にある際のエアーハンマーの断面図である。図3はピストンが上昇位置にある際のエアーハンマーの断面図である。
まず始めに、掘削装置の全体構成を図1で説明する。
スクリューオーガ掘削装置は、走行車体1と、この走行車体1に立設しているリーダ2と、このリーダ2に上下動可能に取り付けられている電動モータなどの回転駆動装置としての原動機3と、この原動機3に回転駆動されるオーガ4と、このオーガ4の下端に上下動可能に設けられている被打撃部材である掘削ヘッド6と、掘削ヘッド6に打撃力を与えるエアーハンマー7とを備えている。エアーハンマー7はオーガ4の下端部に固定して配置されている。
スクリューオーガ掘削装置は、走行車体1と、この走行車体1に立設しているリーダ2と、このリーダ2に上下動可能に取り付けられている電動モータなどの回転駆動装置としての原動機3と、この原動機3に回転駆動されるオーガ4と、このオーガ4の下端に上下動可能に設けられている被打撃部材である掘削ヘッド6と、掘削ヘッド6に打撃力を与えるエアーハンマー7とを備えている。エアーハンマー7はオーガ4の下端部に固定して配置されている。
図2および図3において、エアーハンマー7は、断面円形の筒状のケーシング11、ケーシング11の内部に上下動可能に設けられているピストン12、ピストン12の上方に配置されケーシング11に固定されている天井部13、天井部13の中心部材から下方に垂下している断面円形の気体流路用管体14を有している。
ケーシング11は、円筒状の本体21の内周面に円筒状のスリーブ22が取り付けられている。このケーシング11のスリーブ22は、ピストン12の上部の移動範囲に配置されている。
天井部13とピストン12との間には、空間がピストン上部室26として形成されている。また、ピストン12の外周面には、窪みがリング状に形成され、ピストン12の外周面とケーシング11の内周面との間にピストン下部室27が形成されている。そして、ピストン12の中心軸線に沿って断面円形の貫通孔28が形成され、この貫通孔28に気体流路用管体14が嵌まる。ピストン12の内周面には、リング状の上側窪みと下側窪みが形成されて、気体流路用管体14の外周面との間に各々上側連通用空間31,下側連通用空間32が形成されている。この上側連通用空間31とピストン下部室27とを連通する下部室給気連通流路34がピストン12に形成されている。また、ピストン12の外周面には、ピストン下部室27とピストン12の下面との間に、下部連通流路としての連通溝36が形成されている。
ピストン12の外周面(ピストン12の上部で、ピストン12の上面とピストン下部室27との間)および内周面(ピストン12の上面と上側連通用空間31との間、上側連通用空間31と下側連通用空間32との間および、下側連通用空間32の下側の計3か所)には、ピストンリング37が取り付けられている。そして、このピストンリング37により、ピストン上部室26とピストン下部室27との間、ピストン上部室26と上側連通用空間31との間、上側連通用空間31と下側連通用空間32との間、および、下側連通用空間32とピストン12の貫通孔28の下部との間を、ピストン12の外周面や内周面に沿って空気が流通することを阻止し、気密となっている。この気密な状態を保ちながら、ピストン12の外周面に取り付けられたピストンリング37がケーシング11のスリーブ22の内周面と摺動して、ピストン12は上下動する。このスリーブ22は少なくともピストン12の外周面に取り付けられたピストンリング37の移動範囲に設けられている。また、ピストン12の上下動の際には、ピストン12の内周面に取り付けられたピストンリング37は、気体流路用管体14の外周面と摺動する。
天井部13は、上部材13aおよび下部材13bで構成され、気体流路用管体14に高圧気体である圧搾空気を供給する給気流路41および、ピストン上部室26と連通するピストン上部室連通流路42が形成されている。
気体流路用管体14の上部は、インナーチューブ46とアウターチューブ47との二重構造となっている。インナーチューブ46の貫通した内部空間はピストン上部室連通流路48で、天井部13のピストン上部室連通流路42を介して、ピストン上部室26と連通している。アウターチューブ47はインナーチューブ46よりも長く、インナーチューブ46よりも下方に閉塞部49が設けられ、この閉塞部49よりも上方が、天井部13のピストン上部室連通流路42およびインナーチューブ46のピストン上部室連通流路48を介してピストン上部室26と連通するピストン上部室連通流路51となり、閉塞部49よりも下方が排気流路52となっている。インナーチューブ46とアウターチューブ47との間の空間が給気流路54で、天井部13の給気流路41と連通している。インナーチューブ46の下端はアウターチューブ47の内周面に気密に密着している。そして、アウターチューブ47には、給気流路54の下端のポートとして給気ポート56が、ピストン上部室連通流路51のポートとして上部室連通ポート57が、排気流路52の上側のポートとして排気ポート58が上から順に開口している。
ケーシング11の下端部には、掘削ヘッド6の上部が上下にスライド可能に嵌まり込んでいる。この掘削ヘッド6とピストン12との間の空間が、底部室61となる。掘削ヘッド6は、中心軸線に沿って貫通孔62が形成されている。貫通孔62の上端部には円筒状のフートバルブ63が設けられている。このフートバルブ63は、掘削ヘッド6の上端から突出しており、ピストン12が降下位置にある際には、図2に図示するように、ピストン12の貫通孔28の下端部が嵌まり込む。そして、この降下位置のピストン12が、底部室61と掘削ヘッド6の貫通孔62との連通を遮断する。一方、ピストン12が上昇位置にある際には、図3に図示するように、ピストン12の貫通孔28の下端部は、フートバルブ63の上端から離れ、底部室61と掘削ヘッド6の貫通孔62とが連通する。この様にして、フートバルブ63は、ピストン12の上下動により、底部室61と掘削ヘッド6の貫通孔62との連通を開閉する。
この様に構成されている掘削装置のエアーハンマー7で、掘削ヘッド6に打撃力を与える際には、オーガ4の上端から圧搾空気を供給する。圧搾空気を供給する前は、ピストン12は自重により、図2に図示する降下位置ある。
そして、オーガ4の上端から圧搾空気が供給されると、供給された圧搾空気は、図2の実線の矢印で示すように、天井部13の給気流路41から、気体流路用管体14の給気流路54、給気ポート56および、ピストン12の下部室給気連通流路34を介してピストン下部室27に供給され、ピストン下部室27の気圧が上昇する。また、このピストン下部室27の高圧の気体は、ピストン12の連通溝36を介して底部室61に流入し、底部室61の気圧を上昇させる。そして、この高圧のピストン下部室27および底部室61の圧力で、ピストン12が上昇する。この図2に図示するピストン12が降下した状態では、フートバルブ63は閉じており、底部室61と掘削ヘッド6の貫通孔62との間の連通を遮断しており、空気の移動は不能となっている。
一方、ピストン上部室26の空気は、図2の破線の矢印で示すように、天井部13のピストン上部室連通流路42、気体流路用管体14のピストン上部室連通流路48,51、上部室連通ポート57、下側連通用空間32、排気ポート58、気体流路用管体14の排気流路52、ピストン12の貫通孔28、フートバルブ63および、掘削ヘッド6の貫通孔62を介して、掘削ヘッド6の下端から外部に排気される。したがって、ピストン12はピストン上部室26の空気を外部に排気しながら上昇する。
ピストン12の上昇にともなって、給気ポート56および排気ポート58が略同時に閉じて、給気流路41からピストン下部室27や底部室61への圧搾空気の供給が停止するとともに、ピストン上部室26からの排気も停止するが、ピストン12は慣性で上昇し、ピストン上部室26の空気を圧縮して、図3に図示する上昇位置の状態となる。
この図3に図示する状態では、フートバルブ63は開き、底部室61と掘削ヘッド6の貫通孔62とを連通させる。したがって、高圧のピストン下部室27や底部室61の気体は、図3の破線の矢印で図示するように、ピストン12の連通溝36、フートバルブ63および、掘削ヘッド6の貫通孔62を介して、掘削ヘッド6の下端から外部に排気される。その結果、ピストン下部室27および底部室61は減圧される。
一方、天井部13の給気流路41からの圧搾空気は、図3の実線の矢印で図示するように、気体流路用管体14の給気流路54、給気ポート56、下側連通用空間32、上部室連通ポート57、気体流路用管体14のピストン上部室連通流路48および、天井部13のピストン上部室連通流路42を介してピストン上部室26に供給され、ピストン上部室26の気圧が上昇する。そして、この高圧のピストン上部室26の圧力およびピストン12の自重で、ピストン12が図2に図示する降下位置まで、急降下し、掘削ヘッド6を打撃する。すると、流路が初期の状態に切り換わり、圧搾空気がピストン下部室27および底部室61に供給されて、再度、ピストン12が上昇する。この様にして、ピストン12が上下動を繰り返し、ピストン12が急降下した際に、掘削ヘッド6を打撃する。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本考案の変更例を下記に例示する。
(1)被打撃部材は必ずしも、掘削ヘッドに限定されない。たとえば、ピストンの打撃力を杭などに加えることも可能である。ただし、実施例の掘削ヘッド6と同様な、ケーシング11の内周面に摺動する外周面と、中心軸線に沿って設けられた貫通孔とを備えた被打撃部材としての取付部材が必要で、この取付部材の上端部をケーシングの下端の空洞に上下動可能に嵌め込み、この取付部材に杭などの上端部を取り付ける。
(2)ピストン12の外周面には、ピストンリング37が3個設けられているが、その個数は適宜変更可能である。
(1)被打撃部材は必ずしも、掘削ヘッドに限定されない。たとえば、ピストンの打撃力を杭などに加えることも可能である。ただし、実施例の掘削ヘッド6と同様な、ケーシング11の内周面に摺動する外周面と、中心軸線に沿って設けられた貫通孔とを備えた被打撃部材としての取付部材が必要で、この取付部材の上端部をケーシングの下端の空洞に上下動可能に嵌め込み、この取付部材に杭などの上端部を取り付ける。
(2)ピストン12の外周面には、ピストンリング37が3個設けられているが、その個数は適宜変更可能である。
(3)ケーシング11の本体21の内周面にスリーブ22が設けられているが、必ずしもスリーブ22は必要ではない。ただし、ケーシング11の内周面の断面を極力真円とするためには、スリーブを設けることが好ましい。
(4)被打撃部材は、ケーシングに上下動可能に取り付けられることも可能であるし、ケーシングに上下動不能(すなわち固定して)取り付けられていることも可能である。
(4)被打撃部材は、ケーシングに上下動可能に取り付けられることも可能であるし、ケーシングに上下動不能(すなわち固定して)取り付けられていることも可能である。
ピストンの性能の向上と、長期間の性能維持とを図ることができるため、掘削ヘッドなどの被打撃部材に打撃を効率よくあたえるエアーハンマーに適用することが最適である。
6 掘削ヘッド(被打撃部材)
7 エアーハンマー
11 ケーシング
12 ピストン
14 気体流路用管体
26 ピストン上部室
27 ピストン下部室
28 ピストンの貫通孔
34 下部室給気連通流路
36 連通溝(下部連通流路)
37 ピストンリング
48 気体流路用管体のピストン上部室連通流路
52 気体流路用管体の排気流路
54 気体流路用管体の給気流路
7 エアーハンマー
11 ケーシング
12 ピストン
14 気体流路用管体
26 ピストン上部室
27 ピストン下部室
28 ピストンの貫通孔
34 下部室給気連通流路
36 連通溝(下部連通流路)
37 ピストンリング
48 気体流路用管体のピストン上部室連通流路
52 気体流路用管体の排気流路
54 気体流路用管体の給気流路
Claims (6)
- 上下方向に延在する筒状のケーシングと、
このケーシングの中心軸に沿って上下方向に延在して設けられている気体流路用管体と、
前記ケーシングの内周面に案内されて上下動するピストンとを備え、
前記ケーシングには、前記ピストンの上方に、ピストンを下方に押圧するためのピストン上部室が形成され、
前記ピストンは、その中心軸に沿って上下に貫通する貫通孔が形成されて、断面円形の外周面と断面円形の内周面とを有し、
前記気体流路用管体は、前記ピストンが上下動できるように前記ピストンの貫通孔に配設され、
前記ピストンの外周面には、前記ケーシングの内周面と摺動するピストンリングが取り付けられ、
前記ピストン上部室に供給された高圧気体によりピストンが降下した際に、前記ケーシングの下端部に取り付けられた被打撃部材を、降下したピストンが打撃するように構成されていることを特徴とするエアーハンマー。 - 前記ピストンの内周面に、前記気体流路用管体の外周面と摺動するピストンリングが取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のエアーハンマー。
- 前記気体流路用管体は、供給された高圧気体を下方に導く供給流路と、前記ピストン上部室と連通するピストン上部室連通流路と、排気流路とを有しており、
ピストンが上昇位置にある際には、供給流路の下端とピストン上部室連通流路の下端とが連通し、供給された高圧気体は、供給流路およびピストン上部室連通流路を介して、ピストン上部室に供給され、
ピストンが降下位置にある際には、ピストン上部室連通流路の下端と排気流路の上端とが連通し、ピストン上部室の高圧気体は、ピストン上部室連通流路および排気流路を介して、外部に排気されることを特徴とする請求項1または2記載のエアーハンマー。 - 前記ピストンの上面の上側押圧面とピストンの下部との間のピストンの外周面に、ピストンを上方に押圧するためのピストン下部室が形成されていることを特徴とする請求項1,2または3記載のエアーハンマー。
- 前記ピストンには、内周面とピストン下部室とを連通させる下部室給気連通流路が形成され、
ピストンが降下位置にある際には、気体流路用管体の供給流路の下端と下部室給気連通流路とが連通し、供給された高圧気体が、供給流路および下部室給気連通流路を介して、ピストン下部室に供給されることを特徴とする請求項4記載のエアーハンマー。 - 前記ピストン下部室とピストン下端とを連通する上下方向に延在する下部連通流路が設けられ、
この下部連通流路はピストンの外周面に上下方向に溝状に形成されていることを特徴とする請求項4または5記載のエアーハンマー。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3147502U true JP3147502U (ja) | 2009-01-08 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109441395A (zh) * | 2019-01-08 | 2019-03-08 | 成都百胜野牛科技有限公司 | 一种防喷器及油气井 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109441395A (zh) * | 2019-01-08 | 2019-03-08 | 成都百胜野牛科技有限公司 | 一种防喷器及油气井 |
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