JP3147339B2 - ファインダ装置 - Google Patents

ファインダ装置

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JP3147339B2 JP33961291A JP33961291A JP3147339B2 JP 3147339 B2 JP3147339 B2 JP 3147339B2 JP 33961291 A JP33961291 A JP 33961291A JP 33961291 A JP33961291 A JP 33961291A JP 3147339 B2 JP3147339 B2 JP 3147339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等に備え
られるファインダ装置(のぞき窓)に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラのファインダ装置として、
鏡筒の一端に配置された接眼レンズを介して、撮映像を
映し出すブラウン管(CRT)、液晶表示パネル(LC
D)等の映像表示装置の画面を見るものが知られてい
る。
【0003】図4は従来例のファインダ装置を示す。
【0004】ここでは、撮映像が映像表示装置としての
ブラウン管1の画面2に映し出されるようになってお
り、このブラウン管1の画面2を鏡筒3の一端に配置さ
れた接眼レンズ4を介して見る。
【0005】ところで、この方式のファインダ装置にお
いては、映像表示装置(ブラウン管1)の画面2から拡
散した光Lが鏡筒3の内面で反射して、反射光の映り込
みが生じてしまう問題がある。
【0006】そこで、従来、この問題を解決するための
対策として、反射光の映り込みが生じない程度に、光路
5回りに十分な空間Aを設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来対策の場合、映像表示装置(ブラウン管1)の画面2
の大きさに較べて、鏡筒3の径が無用な大きさになって
しまい、ファインダ装置の大型化につながる欠点があっ
た。
【0008】特に、液晶表示パネルを映像表示装置とし
て用いた場合には、ブラウン管1を映像表示装置として
用いた場合よりも鏡筒3の径を大きくせねばならない。
このために、信号処理用およびバックライト用の回路基
板を鏡筒3回りに配置することが困難となり、回路基板
は液晶表示パネルの画面を照明するためのバックライト
の背面側に配置せねばならなかった。
【0009】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、鏡筒を小径とした装置の小型化が可能
となり、信号処理用およびバックライト用の回路基板等
の鏡筒回りへの配置も可能となるファインダ装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、鏡筒の一端に
配置された接眼レンズを介して、撮映像を映し出す映像
表示装置の画面を見る方式のファインダ装置に係る。
【0011】そして、本発明のファインダ装置は、上記
目的を達成するため、前記鏡筒内面に、前記映像表示装
置の画面から拡散した光が反射するのを防止するための
光反射防止手段としての不織布を有することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】上記構成のファインダ装置においては、映像表
示装置の画面から拡散した光は、鏡筒内面の不織布によ
り、鏡筒内面での反射が防止される。
【0013】従って、光路回りに空間を設けなくても反
射光の映り込みは生じなく、鏡筒径を映像表示装置の画
面の大きさに近づけることができる。
【0014】これにより、鏡筒を小径とした装置の小型
化が図れる。また、液晶表示パネルを映像表示装置とし
て用いた場合にも、信号処理用およびバックライト用の
回路基板等を鏡筒回りに配置することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】<実施例1>図1は本発明の実施例1に係
るファインダ装置の構成を示す。
【0017】なお、本ファインダ装置において、上記従
来例のファインダ装置と同一の部材には同一符号を付す
とともに、構成的、機能的に変わらないものについては
その説明を省略する。
【0018】本ファインダ装置においては、液晶表示パ
ネル6を映像表示装置として用いている。この液晶表示
パネル6の画面8は背面に配置されたバックライト7に
より照明される。
【0019】このようなファインダ装置の鏡筒3の内周
面には、液晶表示パネル6の画面8から拡散した光Lを
鏡筒3の内周面で反射させないための不織布(光反射防
止手段)11が不図示の接着剤により貼着されている。
【0020】そして、このように、内周面に不織布11
を有する鏡筒3の径は、液晶表示パネル6の画面8に近
似する大きさとなるように設定されている。
【0021】また、このように、液晶表示パネル6の画
面8に合わせて小径化された鏡筒3の外周面上には、信
号処理用およびバックライト用の回路基板12等が配置
されている。
【0022】<実施例2>図2は本発明の実施例2に係
るファインダ装置の構成を示す。
【0023】本実施例のファインダ装置においては、上
記実施例1のファインダ装置が鏡筒3の内周面に不織布
11を貼着したのに対し、鏡筒3の内周面に、鋸歯状の
連続突起(光反射防止手段)13を形成している。
【0024】<実施例3>図3は本発明の実施例3に係
るファインダ装置の構成を示す。
【0025】本実施例は、ブラウン管1を映像表示装置
として用いた場合を示す。
【0026】なお、鏡筒3の内周面に設ける光反射防止
手段としては、上記不織布11、連続突起13のほか、
例えば反射防止塗膜等があり、不織布11、連続突起1
3をこの反射防止塗膜等変更することが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファイン
ダ装置によれば、鏡筒の内面に光反射防止手段を有する
ので、映像表示装置の画面に合わせて鏡筒径を小さくし
た装置の小型化が図れる。また、これにより、液晶表示
パネルを映像表示装置として用いた場合でも、信号処理
用およびバックライト用の回路基板等を鏡筒回りに配置
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るファインダ装置の構成
を示す縦断側面図
【図2】本発明の実施例2に係るファインダ装置の構成
を示す縦断側面図
【図3】本発明の実施例3に係るファインダ装置の構成
を示す縦断側面図
【図4】従来例のファインダ装置の構成を示す縦断側面
【符号の説明】
1 ブラウン管(映像表示装置) 2 ブラウン管の画面 3 鏡筒 4 接眼レンズ 6 液晶表示パネル(映像表示装置) 8 液晶表示パネルの画面 11 不織布(光反射防止手段) 13 連続突起(光反射防止手段) L 液晶表示パネル画面、ブラウン管画面からの拡散光

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒の一端に配置された接眼レンズを介
    して、撮映像を映し出す映像表示装置の画面を見る方式
    のファインダ装置において、 前記鏡筒内面に、前記映像表示装置の画面から拡散した
    光が反射するのを防止するための光反射防止手段を有す
    ることを特徴とするファインダ装置。
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